女子プロゴルフ観戦記

 2004年11月5日の金曜日、全米女子プロゴルフ協会公式戦 ミズノクラシックが、滋賀県の瀬田ゴルフコース・北コースで行われたので、これをゴルフ仲間2人とともに観戦に行った。
 公式ホームページなどでは出来るだけ電車を利用して下さいと書いてあるのに、ギャラリー駐車場があることを聞いていたので、車で向かったが、これがなかなか分からなかった。表示はあることはあるのだが、間隔が開きすぎで分かりにくく、所々に立っていた係員に二度も聞いてやっと駐車場に着いた。ここからシャトルバスで会場の瀬田ゴルフコースへ…。
 まずは、1番のティーグランドの横から見る。当たり前だが、みんな真っ直ぐ飛ぶ。若干の飛距離の差はあっても…。宮里藍ちゃんの人気は特別で、ティーショットを打ち終わると、ギャラリーもぞろぞろ移動し、あんなにいた1番のティーグランドの周りの人がまばらになる。もっともこの日は、同じ組に優勝候補の最有力者のアニカ・ソレンスタムもいたこともあるのだろうが…。中には、「別に、藍ちゃんを見に来たきたわけじゃない」とわざわざ言っているおばちゃんもいた。我々ここで最終組まで見た。
 次は7番のグリーンサイドへ。ここもみんなうまくグリーンに乗せてくる。でもバンカーにはずした選手のバンカーショットも見れた。ここでも東尾理子とか横峯さくらとか何組か有名どころのプレーを見る。横峯さくらのキャディをしているあの有名なお父さんも見た。横峯さくらも相当の実力者だが、同年齢の宮里藍に比べると、やはりオーラがない。普通の10代の女の子という感じだ。
 その後、5番のグリーンサイドへ行く。ここではお昼になったので弁当を買って、食べながらの観戦となる。ここでは、服部道子や福島晃子といった有名どころのプレーを見る。服部道子などは、次のホールへ行くために、我々の弁当を食べている真近を横切ったので、どきどきした。服部道子は非常にスマートになっていて従来のイメージとかなり違った。でも、この二人のようなビッグネームでも、引き連れているギャラリーは宮里藍には遠く及ばない。
 それから、6番のティーグランド、9番のグリーンサイドを見て、最後は18番のフェアウエイサイドで最終組まで見ていた。
 途中から気になりだしたのは、プレイよりも人気の差。今回のゴルフツアーは、全米女子プロゴルフ協会公式戦だけあって世界中の有名どころが参加していた(日本のNo1不動裕理選手が参加していなかったのは残念だが)が、ギャラリーの数は極端に違う。大勢でよく見えない組もあれば、選手が間近くでよく見れる組もある。
 帰りがけ、練習グリーンで、天沼知恵子を指導している岡本綾子に会った。今は選手としてはもうそんなに活躍はしていないが、さすがに世界のアヤコだけあって風格があるというかオーラがでているというか、それはすごい迫力であった。
 この日の競技結果はアニカ・ソレンスタムと中島千尋がかなりの好成績で並んで首位にいたが、最終的には、やはりアニカ・ソレンスタムだろうなと思わせる雰囲気はあった。
 しかし、初日あまり成績の良くなかった宮里藍が最終的には2位タイに入って、10代で1億円プレーヤーになったというニュースを聞いた時は驚いた。