第38回市長旗争奪少年軟式野球大会
 2016年8月28日  vs 東太田イーグルス戦      〜西河原北グランド〜
1 回 戦
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 TOTAL
東太田イーグルス 抽選 勝
郡山フレンズ 抽選 負
【投】ケイシ - リョウタロウ - タイキ  【捕】フウト

この大会は6年生だけで勝ち抜くぞと意気込んでスタートした
市長旗大会1回戦。対戦相手は今年3度目の対戦となる東太田
イーグルスさん。今日の先発マウンドは公式戦初先発の6年生
右腕ケイシ!今日はいつもにもまして不安と期待が。。。

東太田さん先攻で試合開始。立ち上がりケイシは1回先頭打者
への初球をストライク。2ボールの後ファウルで2−2となり
最後はアウトコース低めの際どい球で空振り三振。2番打者に
対して3ボールとなるが、落ち着いて2ストライクを取り最後は
3塁ゴロに打ち取る。3番打者はライト前ヒットの後初球盗塁を
決められ得点圏に進まれる。

4番打者に対して追い込んでからアウトコース低めの際どい球で
三振を取り上々のスタートを切る。

1回裏の攻撃では先頭・2番とともに相手エースの速球をとらえ
られず連続三振。2アウト後リョウタロウが初球をセンター前へ
クリーンヒット。積極的に盗塁を決め1回表と同様に得点圏で
4番タイキの打席となるが最後は空振り三振でチェンジ。

2回表・裏はともに三者凡退。3回もそれぞれランナーを出すも
両チームとも3者3振で0−0のまま4回へ。ケイシ上々の公式
戦デビューを果たす。

4回表はケイシから引き継いだリョウタロウが久々のマウンドへ。
初球・2球こそストライクを取ることを意識しすぎて腕が振れて
いなかったが3球目からしっかりと腕も振れ終わってみれば、
3、4、5番を3者凡退としっかりと役目を果たす。

4回裏はリョウタロウが0アウトから死球で出塁するも盗塁死。
後続も2者連続三振で試合は膠着状態が続く。

5回表からエースのタイキが登板。先頭の6番打者に2塁打を
許し1アウト3塁とのピンチを迎えるが、8、9番を打ち取り
得点を許さず。

5回裏は同じく6番からの攻撃であったが2アウト後にリョウ
が死球で出るも盗塁死となり結局は3人で攻撃を終了し試合は
終盤の6回へと進む。

6回表は1番からのいやな打順であったが、3者凡退に抑えて
6回裏への攻撃へと弾みをつける。そしてついに試合が動く。

6回裏先頭の9番ケイシは初球をミートするも1塁手に捕球
されて1アウト。1番打者のショウエイが四球で出塁、1塁
への牽制が悪送球となり2塁へ、さらに相手パスボールで
1アウト3塁と絶好の得点チャンス。1ボール後にショウエイ
がスタートしケイスケがヒッティングするも空振りとなり
3・本間に挟まれる。しかし、ここで相手エラーを誘い待望の
先取点を上げる。この後2人が打ち取られ、残り時間は微妙で
あったが7回表へ。

7回表の先頭は4番打者、2ストライクと追い込みながら
ファウルで粘られ2−2から最後は甘く入った球を打たれて
レフトオーバー。ここ前回の三島同様に中継が乱れ同点に
追いつかれる。後続打者を3人で打ち取り、いよいよ最終回の
攻撃となる。

7回裏の先頭は4番タイキ。相手エースは6回裏まで1人で
90球近く投げておりこの回明らかに球が高めに浮いてきた。
タイキと次打者フウトが3−2から四球を選び0アウト1・2
塁でヨシキの打席へ。ここで初球をバントするも
投手への小フライとなり、2塁ランナーのタイキが戻れず一瞬
にして2アウト1塁。最後は3塁ライナーで得点が入らず抽選
となる。

結果は前回同様に抽選負けとなり初戦敗退。3人の継投で勝利
は目の前にあったが勝ち切れずに非常に残念な結果となった。


ここで次戦に向けての野球脳をアップさせよう!!

[守備編]
ケイシは球威こそないが、コントロールと打者のタイミングを
微妙にずらすことで3回を投げ抜けた。基本は追い込んだら
主軸にはアウトコースへボール気味、下位へはズバッと投げ
込んで力で抑えることが有効である。

[攻撃編]
3回まで11人のうち2ストライクをとられるまでバット振ら
なかったのは6人でうち4人が空振りの三振。今回のように
球威のある投手に対して追い込まれてから合わせるのは非常に
難しい。ましてや投手はボール気味の球で勝負できるので、
圧倒的に有利である。やはり追い込まれるまでにバットを振り
少しでもタイミングを合わせることが重要。実際にこの試合
唯一のヒットのリョウタロウは初球をヒッティング。他にも
凡退したのものの初球のヒッティングはミート率が高い。
これは投手がまずはカウントを有利にするために力を抑えて
コントロールを優先するからである。

文:清田コーチ寄稿