第27回高槻杯親善野球大会
 2016年2月14日  vs 共楽少年野球クラブ戦          〜牧田運動広場〜
決 勝 戦
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9
郡山フレンズ
共楽少年野球 1
【投】シュウヤ(9回完投)  【捕】ハルト  
※8回・9回特別延長(タイブレーク方式)
[二塁打] モモハ、ダイヤ [三塁打] シュンペイ [本塁打] ハルト

 卒団を控えた35期生達にとって、泣いても笑ってもこれがラストゲーム。
まさかその最後の戦いの舞台が、高槻杯というこの大きな大会の決勝戦に
なるとは、いったい誰が予想できたでしょうか?^^;本当に幸せな奴らです。

 試合は先攻フレンズのトップバッター・ハルトが、いきなりレフトオーバーの
先頭打者ホームランで景気よく始まった。更に四死球とシュウヤのタイムリー
ヒットでで1点を追加し2−0と、まずは試合の主導権を握る。投げては先発
シュウヤが快調に飛ばし、4回まで得点を許さない。すると5回表モモハが
左中間二塁打でチャンスメイクすると、続く4年生ダイヤがライト線タイムリー
二塁打で、貴重な1点を追加し3−0とリードを広げる。

 そろそろ優勝の文字がチラつき始めた6回裏。ここは上位打線から始まる攻撃
だけに、何とか無失点で切り抜け3点差維持のまま最終回につなげげたいところ。
がしかし、そこに大きな落とし穴が・・・。先頭打者を四球で歩かすと1死後
3番打者にも四球を与え1,2塁とピンチ拡大。ここで続く4番打者に散々粘られ
最後は痛恨の同点スリーランを浴び試合は振り出しに・・・。

 しかしここから35期生達が本当に成長した姿を、まざまざと見せつけてくれた。
相手の気迫に押される事なく堂々と対峙し、同点にされても気持ちを切り替え、
しっかり後を抑えた。通常なら抽選になるところが、決勝戦の特別延長ルールで
タイブレーク(1死満塁から)方式の8回に突入。しかしここもお互い一歩も
譲らず、両者無得点とまさに死闘!更に9回も特別延長タイブレークへ突入という
大会初の事態へ・・・。その9回表フレンズ攻撃。打席には、ここまで一人で
投げ抜いてきたシュウヤ。マウンドには7回から登板のMAX130km近い直球を
投げる超大型左腕の田村君。投球と同時にスタートを切る走者!思い切り振り
ぬいたシュウヤのバットから鋭い快音を響かせ放たれたボールは!?無情にも
野手の正面を突き、あえなくWプレーでチェンジ。会心のあたりだっただけに、
ツキの無さに天を仰ぐ応援団。そしてその裏、ついにゲームが終わった。最後は
スクイズを決められ3−4でゲームセット・・・。

 試合後涙に暮れる選手達を見ながら、出来ることなら優勝で笑って引退させて
あげたかったな・・・という思いが胸に去来したが、それ以上に、この感動と
興奮をありがとう!という思いが勝った。8回の攻防が終わった時には涙腺が
決壊寸前まで追い込まれたよ冗談抜きで(笑) それだけ今日の試合は、見て
いる者達に多くの感動と、野球のもつ恐さ、楽しさ、素晴らしさ、全てを表現
できたゲームだったと思います。最後の最後で、後輩達に最高の置き土産を
してくれたね。ありがとう!

 これで公式戦は全日程終了です。28日の卒団式まで残りあとわずかですが、
学童野球最後の野球人生を、心穏やかにのんびり楽しく過ごしてください。
お疲れさまでした。

※試合動画はフレンズチャンネル配信済み

郡山フレンズHP管理人