第33回池田市長杯争奪少年軟式野球大会
 2011年8月28日  vs 池田レッドアーミー戦   〜猪名川運動公園〜
Aチーム 準決勝戦
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8  TOTAL
池田レッドアーミー    
郡山フレンズA    
【投】ケイト(6回完投) 【捕】ダイヤ
三塁打:ダイキ  猛打賞:ケイト

90チームが参戦して熱戦が繰り広げられてきた今大会も、遂に頂上まで後二つ。
その栄光を手にする権利を持つのは、残すところ4チームのみ。

本日の相手は強豪池田レッドアーミーさん。相手投手は右の本格派で、これまで
対戦したきた中で1,2位を争う速球派投手。果たしてフレンズ打線は攻略の糸口
を掴むことができるのか?

午前中の試合の疲労が回復する暇もなく、ダブルヘッダー2試合目が始まった。
先発は1試合目に続き左腕ケイト。

立ち上がり、いきなり制球が定まらず走者を溜めて先制タイムリーを奪われる。
更にと内野ゴロの間に1点と、サード牽制でボークを取られ手痛い3点目を献上。

一方フレンズ打線も、序盤速球に苦しみゼロ行進が続く。
3回表には先頭打者にエラーで出塁を許すと、そこから四球と適時打で重い重い
3点を加点され、あと1点でコールド負けも有りうる展開に・・・。

しかし応援しているこちらの心が折れそうな展開にも、選手達の顔に諦めの表情
はなく、そこから意地の反撃を見せてくれた。

4回以降開き直ったケイトが、ラスト3イニングをリズムよくピシャリと締めると、
打撃陣もそれに応え、相手投手の速球に真っ向勝負でヒットを量産。

ダイキの3塁打に、ケイト3安打、コウダイ2安打、シュウヘイ・ダイヤのヒットと、
相手チームの3安打を上回る、計8安打を浴びせ塁上をにぎわす。
ただ走者を溜めてここという場面での良い当たりが、野手の正面を突くツキの
無さもあり、得点は2点止まり。

敵失絡みのラッキーな得点は全くは貰えそうにない、非常に鍛えられた相手の堅い
守備はさすがといった感もあり。敵ながらガッツ溢れるプレーには思わず拍手して
しまう場面もしばしば(笑)

敗れたとはいえ、意地を見せてくれたラスト3イニング。本当に逞しくなった選手達
の姿に、胸一杯の感動とたくさんの喜びを貰いました。

大会前には予想もしていなかった、参加90チーム中 第3位という立派な好成績。
本当によく頑張った選手達に、心から拍手を贈りたいと思います。

試合後の表彰式で、いつもの素の表情に戻った両チーム選手達の最高の笑顔と
どこか誇らしげに胸を張った子供達の姿を見て、何かに夢中になり全てを出し尽く
した、達成感のような清々しさを感じました。

来年もまたこの夏空の下、大森監督と後輩達がこのステージで大暴れしてくれる事
を今から期待しています。