◆ 愚かな桜花 ◆

僕に与えられた さまざまな出来事を
いつも君は 楽しそうに 一緒に感じてくれた
その意味を考えずに ただ過ごす毎日は
平凡で 退屈で つまらないものだった

同じことのくり返しが 続く幸せを
気づく要素なんて 何もなかったから
戻らない君を 今さら恋しくて
涙が流れる 切なさが 滑稽すぎる

出逢った頃 満開だった桜花
今も同じように 愚かな自分に降り積もる


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