#3 「容疑者」 2009.01.20 PM10:00〜10:54 関西テレビ系列(フジテレビ系列)にて ON AIR |
[襲われた理由] 場面は戻って亮二の病室; 舜 「彼女はどんな様子でした?」 亮二 「・・・」 舜 「何か?」 亮二 「いや」 亮二も何も言わなかった。 西署から出てきたサチを、真知子が待っていた。そして、待っていたのは真知子だけでなく、志摩野の秘書も待っていた。 真知子「志摩野さんも心配してて、事情、聞きたいって…」 そんな風にしてサチが帰っていく様子をじっと見ている丸山。 舜は病室から出て、病院のロビーで丸山からの電話を受けたていた; 舜 「志摩野っていうヤツの秘書でしょ?彼女の才能を買ってるとか っていう志摩野コーポレーションの社長っていうのがいるんで す」 丸山 『郷田は何て?』 舜 「やはり見知らぬ男だったと」 気づくと唯衣が、じっと舜を見ていた。 舜 「また連絡します」 舜は電話を切り、ポケットに入れながら; 舜 「何?」 唯衣 「サチさんって葛城さんのことですか?」 舜 「そう。葛城サチさん・・・どうかした?」 唯衣 「いえ。着替え、取りに帰ります」 舜 「・・・・・・」 そのサチは、そのまま志摩野の会社に。社長室で志摩野、その秘書、真知子、そしてサチの4人が事件のことについて話をしている。 サチ 「電話で、手紙を持ってくるように言われて…」 志摩野「手紙?」 真知子「何で男がこの手紙を?何で警察に話せへんかったん?また一人 で抱え込もうとしたんやろ」 志摩野「殺された葛城佐智絵に関することはもう、全て消し去った方が いい」 そう言って、志摩野は手紙を燃やした。 過去は必要ない」 亮二の病室。誰も居ない病室で、静かに昔のことを思い出している。 亮二 『あいつだ・・・きっとあいつがやったんだ・・・』
[傷害事件の容疑者] 舜と丸山は亮二の入院している病院に向かう。病院の待合所で、亮二にその男の写真を見せる。 舜 「小巻寛一郎(←漢字不明)、24歳」 丸山 「傷害、恐喝、その他、せこい前科の持ち主」 舜 「内縁関係にあった女性のアパートを半年前に出たところまでは 分かってます」 舜 「間違いないですね」 亮二 「ああ」 亮二から写真を取り返す舜ちゃん。 丸山 「小巻とお前の関係を調べたら何にも出なかったよ」 亮二 「見知らぬ男だって言いましたよ」 丸山 「悪いな、お前を信用してない」 亮二 「・・・ふっ」 舜 「サチさんとの関係も調べましたが、今のところなんの接点もあ りません」 亮二 「彼女も信用されてないんだ〜」 丸山 「当たり前だよ、通り魔にあったような言い方をしやがって。実 のところ、小巻に電話で呼び出された。どうして呼び出された?」 亮二 「それは・・・小巻をさっさと捕まえれば分かることですよ」 丸山 「今、さっさと捕まえにいくところだよ!行くぞ、黒木」 亮二 「・・・」 行こうとする二人に; 亮二 「おい、黒スケ」 舜 「?」 亮二 「志摩野ってやつとの関係もな」 舜 「もう調べました。小巻とのつながりはありません」 亮二 「あ、そう」 丸山 「黒スケって何?いつの間にそんなにナカヨチに?」 舜 「ナカヨチじゃありませんよ」 [サチの知らない過去] [そしてサチは過去と向き合う] 舜 「今回に限らず、あの人は最初からそう。25年前の事件について も何か隠してますよ」 丸山 「何か隠すのがあいつの趣味なんだな」 舜 「人を信用してないんですよ」 丸山 「?」 舜 「自分以外の人間は信じられない。あの人はそういう風に生きて きた気がします」 その頃、サチは母親に画廊との打ち合わせだと言って家を出る。そのサチの後を、亮二がつける。 サチが向かったのは図書館(深町図書館とありました)。サチは25年前の事件について、昔の新聞記事を調べ始める。そのサチの様子をじっと見ている亮二に; 舜 「無茶しますねぇ〜」 と、突然現れる舜。 舜 「縫ったところが開いて、中から内臓飛び出しますよ〜」 舜 「心配して連絡してきたんですよ」 亮二 「それで俺の後、つけてきたのか」 舜 「彼女の後をつけてたから。彼女は何を調べてるんですかね?」 亮二 「25年前の事件」 舜 「何のために?」 亮二 「さぁねぇ〜」 場所を変えて、新聞記事を調べ続けるサチの様子をなおも見てます。 舜 「随分、熱心ですねぇ。これまで事件のことを知ろうとしなかっ たんでしょうか?」 亮二 「ずっと避けてきたんだろう?」 舜 「身代わりとして生きるために?」 亮二 「ああ・・・」 舜 「それでどうして今?事件に関する全ての記事に目を通している…」 亮二 「あのなぁ、黒スケ!」 舜 「何ですか、郷ちゃん?」 亮二 「・・・なんでもないよ」 舜 「何ですか、郷ちゃん?!」 亮二 「うるせい」 日が暮れてきても記事を調べ続けるサチ。 夜になって、舜は亮二の家に。リビングで二人で話し込んでますが、話の内容はもちろん、事件の男について; 舜 「この男、小巻寛一郎24歳。こいつが25年前の事件にどう関わっ ていたかを調べていたんじゃないでしょうか?」 亮二 「24歳の男が25年間の事件にどうやって関わるっていうんだ?!」 舜 「早生まれとか?」 亮二 「帰っていいよ!(呆)」 舜 「何かあるんですよね?何かあるから彼女は25年間の事件を・・・」 亮二 「・・・」 舜 「教えてくれないなら唯衣ちゃんに聞きますよ」 舜 「郷ちゃん!」 亮二 「彼女はあのとき手紙を持っていた」 舜 「えっ?」 亮二 「葛城佐智絵が書いた手紙だ。恐らくその手紙を持ってこいと脅 され、小巻に会いにいった」 舜 「どんな手紙なんですか?何が書いてあったんですか?」 亮二 「・・・」 そこに唯衣がお茶を入れてきて、話は一時中断; 唯衣 「どうぞ」 舜 「ああ、どうも」 亮二 「おお、ありがとう」 唯衣 「今日はすみませんでした」 舜 「ああ、いえ。あ、話が済んだら休ませますから。休みますよね?」 唯衣 「無理しないでよ」 亮二 「・・・」 唯衣が台所に立っていって、再び先ほどの話を再開。 亮二 「黒スケちゃん、手紙に何が書いてあったかは分からないが、手 紙が目的だったとしてなぜこいつが?」 舜 「誰かに雇われたんじゃないですか?金には困っていたみたいで すから」 亮二 「だとしても25年前の手紙をどうして今頃?」 舜 「知らなかったんじゃないでしょうか?最近になって手紙の存在 を知った」 亮二 「最近耳にした?」 舜 「同窓会がありましたよね?」 と。 [みんなが一斉に動き出したー!!] その頃、丸山は亮二の家に。 小巻については、まだ捕まっていないが、内縁の女性のところにやってくるという情報があり、今、張り込み中だと伝える丸山。その一方で、丸山は”手紙”のことを亮二に問いただす。 丸山 「普通は手紙を読むわな。(サチ)読んだとして何かを調べ始め たということは…」 そんな話をしながら亮二は、サチが何をしようとしていたか思い当たり、それを知らせるために舜に電話をする。 舜 『えっ?どういうことですか?』 亮二 「彼女は25年前の事件を調べてたというより、手紙に書かれてあ ったことを確かめようとした」 舜 『手紙に書かれてあったこと?』 亮二 「そのことが事件の捜査上に出てきたかどうか」 舜 『そのことって?』 亮二 「容疑者。葛城佐智絵はあのとき手紙に・・・事件の容疑者に繋 がることを書いてるはずなんだ!」 そんな電話をしている舜ちゃんの背後に黒陰が! 信造 『一体、何の話をしているのかな?』 舜パパが、舜の携帯電話を取り上げて、亮二に恫喝を!舜がいたのは信造がいる警視庁の一室だったんですねぇ〜。 少し時間が経って。 会話も無く、応接テーブルに座っている舜と信造。 そこに呼び出された丸山と亮二がやってくる。一応、丸山は信造に敬意を払っている感じですが、亮二はそんなこともなさそう。信造、舜が並んで座っている応接の向いに、亮二、丸山も座ります。四つ巴の図。 信造 「怪我を負ったそうだね。傷の具合はもういいのかな?」 丸山 「は、男の追い込みも間近です」 信造 「報告があった。今度の事件と25年前の事件を何か結びつけるよ うな話が出ているようだが」 舜の顔を睨む郷ちゃん。いつも積極的な舜が無言だったり(^^;) 信造 「息子を呼び、詳細を聞いていたところに君から電話があった」 亮二 「・・・失礼ですが、25年前の事件を担当なさったんですよね?」 信造 「ああ」 亮二 「『1/2の成人式』に書かれた作文、御存知ですか?殺された 葛城佐智絵は大人になったあなたへ、という作文を書いていま す」 信造 「手紙か。君も書いたんだろ?何を書いた?葛城佐智絵という少 女が書いたような将来の夢か?」 亮二 「・・・その手紙、御覧になったんですか?」 信造 「大きくなったらケーキ屋さんになりたいと可愛らしい夢が書か れてあった」 亮二 「実際にその手紙を?」 信造 「私が目を通した」 亮二 「いつです?」 信造 「当時、事件を調査中」 亮二 「押収されたんですか?」 信造 「いや、許可を得て見せてもらったものだ。捜査中、必要の無い ものと判断し、学校に戻した」 亮二 「ケーキ屋さんになりたいですか?」 信造 「ああ」 亮二 「いかにも大人が考えそうな夢ですね」 信造 「私が嘘をついていると?」 亮二 「本当だと言う証拠はありませんから」 信造 「見せてあげなさい。先ほど、お前が確認したのを」 舜が鞄から資料を取り出す。 信造 「実際の手紙をコピーしたものが残っていた。25年前のものだか ら精度はよくないが。容疑者に繋がるものが書かれてあると、 一切どこからそんなおかしな話が出るんだろうなぁ〜」 丸山 「はい、申し訳あり前sん」 このシーンでは舜ちゃんの台詞は一言もなしでした。 その頃、サチは、先ほど真知子が言ってたように、佐智絵の父・葛城均(大杉漣さん)と会ってます。サチが調べた新聞記事にあった”容疑者”について聞こうとしますが; 均 「マスコミはあることないこと書き立てるから。警察はね、捜査 状況をいちいち報告してはくれないんだよ」 サチ 「遺族でもですか?」 均 「事実は1つ。娘が殺されたということ」 均は、家を出たことをサチに詫びる。この父ちゃんも辛い25年を送ってきたのだな・・・という感じなのに、地下の駐車場で志摩野と密かに会ってたーーーーー!!!やっぱり怪しい!!! 西署の休憩室。 警視庁から戻ってきた亮二。自動販売機でコーヒーを買って一気に飲み干したりしているけど、頭の中には25年前の光景が。何もできない自分に苛立ちを感じる。 そんな様子を窓ガラス越しに見ていた丸山は、亮二を2度目の昼ごはんに誘う。 丸山 「本部をつついてやるよ。25年前の詳しい捜査資料は手に入らないかどうか」 丸山は亮二に協力することを申し出たのだ。 亮二 「!」 丸山 「時効を迎えてもう、何年も経ってるからあまり期待はできない が、当時の捜査員ぐらいは誰か分かるだろう。殺された葛城佐 智絵の手紙に書かれている容疑者らしい人物が浮かび上がって るんだ」 亮二 「手紙にはケーキ屋さんになりたいって」 丸山 「俺はお前の方を信じる。まぁ、刑事の勘だ」 亮二 「丸山さん・・・」 丸山 「丸スケでいいよ。黒木のことも黒スケって呼んでるんだろ?」 その黒スケは、今度は富岡を喫茶店に呼び出し、手紙の話を調査しようとします。 舜 「富岡さんは大手新聞社にお勤めだったのをおやめになって、今 は雑誌の編集者をやってるそうですね」 富岡 「さすがに下調べは万全ですね。じゃぁ、こっちも。黒木さんは 葛城佐智絵ちゃん殺害事件担当刑事の息子さん。大学出の準キ ャリアで、西署には1年前に配属された」 富岡 「専業主婦の母親。仕事一筋の父親」 富岡 「25年前の事件を調べたとき、ついでにちょっと」 舜 「原稿の類はなくなったんじゃ?」 富岡 「俺の頭の中には入ってるから」 舜 「他にはどんなことを調べたんです?」 富岡 「それを言っちゃ本になんないでしょ?それより何ですか、聞き たいことは?」 舜 「実は・・・」 [25年前の事件の容疑者:顔にアザのある男] 全く同時刻、舜ちゃんは郷田の家を強襲。家にいた唯衣が玄関の扉をあけます; 唯衣 「まだ帰ってきてないんです」 舜 「だから来たんだ。ちょっといいかな?」 と、言うか言わないかのタイミングで、唯衣がOKもしてないのに、もう家に上がりこんでますよ!(笑) 唯衣 「え?」 舜 「君のお兄さんの手紙を見せて欲しいんだ」 唯衣 「ああ、あの・・・」 舜 「何?どこにあるか探してくれないか?探して!!」 唯衣 「あ、あの・・・」 舜 「?」 唯衣 「ちょっと図々しいかな、って」 舜 「えっ?・・・ああ、ごめん」 書いた『大人になったあなたへ』という手紙のことを。富岡さ んが言うには、お兄さんの様子がおかしかったって」 唯衣 「分かりました。伝えておきます」 舜 「えっ?」 唯衣 「黒木さんが手紙を見せて欲しいと言った事、必ず伝えておきま すので」 舜 「・・・」 唯衣 「m(_ _)m」 舜 「ああ・・・」 そして帰ろうとしますが、急に振り返って; 舜 「あいつが見せてくれると思う?」 舜 「だろ?だからいきなり来たんだよ」 唯衣 「でも、いきなり困ります。ああいう手紙を勝手に見せるという のは…」 舜 「ああいう手紙?」 唯衣 「!」 舜 「って、どういう手紙?ってか、どういう意味?えっ、君は読ん だってこと?」 唯衣 「・・・」 一方、亮二に呼び出されたサチは、川岸のベンチに座り、二人で話を。先ほどの写真は遠足の写真だと言う亮二。 亮二 「一番どうしようもないのが俺だ」 サチ 「どうしようもない子だったんですか?」 亮二 「たぶんね」 亮二は葛城佐智絵の手紙を読んだと言う。 亮二 「そこにはこう書かれてあった。『将来はケーキ屋さんになりた い』」 サチ 「・・・・読んだんでしょ?」 亮二 「読んだよ。あははは、冗談だ。ケーキ屋さんっていうのは。当 時俺は、隣に座った彼女が呟いたのを聞いている。最近嫌な男 がいると。手紙にはその男の子とが書かれてあった」 サチ 「・・・」 サチの沈黙は、佐智絵の手紙の内容は亮二が推測したとおり、図星だったということを意味します。 亮二 「丸さんという刑事が本部にきいてくれることになった。もし何 か詳しい捜査資料が手に入ったら、君にも連絡しよう」 サチ 「どうして?」 亮二 「確かめたいんだろ?手紙に書かれてあったこと」 サチ 「・・・」 亮二 「これからも葛城佐智絵として生きていくために、葛城佐智絵の 過去を知ろうとしてるんだろ。身代わりとして生きていく人生 を選んだ君の力になるよ」 サチ 「あなたは私に自分の人生を生きろといった。どんなに必死に守 ろうとしても、私の知らない過去が今を苦しめるって」 亮二 「それでも君は」 サチ 「そう。私は選んだ。私は受け止めることにしたの。25年前の事 件を。葛城佐智絵がどんな風に殺されたか。どうして殺されな くてはならなかったのか。一体、誰が犯人なのか」 亮二 「・・」 サチ 「葛城のお母さんが私を抱きしめたあのときから。いつか事件を 向き合わなければならない日がくると思ってた。私の力になる、 捜査資料を集める。犯人をつかまえることができなかった警察 が今頃何を言ってるの。あなたの力は借りない。私一人で捜す わ」 亮二 「捜す?どうやって?」 サチ 「顔にアザのある男なんて、当時のこと知ってる人に聞けばすぐ に分かるでしょ?」 亮二 「そう書いてあったのか?!葛城佐智絵の手紙にはそう書いてあ ったんだな」 サチ 「コピーを読んだんじゃ…?!」 亮二 「コピーは嘘だ。デタラメだ」 騙されたと悟ったサチは、亮二を殴った。 舜は唯衣に亮二の手紙見せてもらっていた。 『大人になったあなたへ 何を書けばいいのか分からない。大人になった自分?大人って 何だ?僕には分からない。想像もつかない。僕が、僕たちが、 やがてどんな大人になっているのか。僕たちはいつ大人になる のか。20歳になったあなたは大人ですか?どんな大人ですか? 強いですか?弱いですか?好きな人を守れますか?助けてあげ て下さい。僕はまだ子供だから、どうすればいいか、分からな いから。でも、すごく悩んでいると思うから。葛城佐智絵さん を助けてあげて下さい。助けてあげて下さい。』 唯衣 「兄はずっと後悔してたんだと思います。葛城佐智絵さんは何か に悩んでいることを知りながら何もできなかったから。だから サチさんを助けたって聞いたとき、私、違うかもしれないって 思ったの。サチさんの姿に葛城佐智絵さんの姿を重ねただけか もしれない。兄が助けたかったのは葛城佐智絵さんなんです。 サチさんじゃない」 唯衣は兄の手紙を再びお菓子の缶の中に仕舞った。 と、同時に、舜の携帯が鳴って; 舜 「どうした?」 刑事 『小巻が現れました』 若手刑事君が張り込んでいるところまでやってきた頃には既に日も暮れて夜。 舜 「何で踏み込まないの?」 刑事 「いや、令状がまだですから」 舜 「関係ないだろ!」 刑事 「ちょちょちょ、ちょっと!また始末書モノですよ、黒木さん!」 そんなアドバイスは当然、聞きもせずに、アパートの階段をかけあがり、小巻の元カノの部屋を訪ねる舜。玄関の扉を開けた瞬間に部屋の中に小巻がいるのを確認して; 舜 「小巻!!」 だけど、元カノに押さえられてる間に、小巻は窓から飛び出しちゃいました。おいおい、逃げられたねーかよ!と思ってると、下にはちゃんと先ほどの刑事さん他1名が待っていて、小巻と追いかけっこ。舜ちゃんも合流して、一緒に小巻を追いかけます。 知らない男から頼まれただけなんだよ」 西署。小巻の取調べをしている丸さん。 丸山 「どこの誰のなんて言う人に頼まれたんだ?」 小巻 「知るか」 丸山 「しるかさん?」 小巻 「名前なんて知らないよ」 その様子を、マジックミラーの向こうから見てる舜。 刑事課に戻ってきた亮二。若手刑事君から、丸さんからの預かり物を受け取ると、その封筒の中には、25年前の捜査メモが入っていた。 そこに、舜も戻ってきて; 課長 「また令状無しに勝手なことを。確保できたからいいようなもの の」 舜 「すみません」 刑事 「どうです?」 舜 「ああ、南町の飲み屋で金で頼まれたらしい。その日会った名前 も知らない男から」 課長 「え?」 舜 「頼んできたのは顔にアザのある男だって」 それはサチの証言とも、そして、今、亮二が見ている捜査メモの書かれたこととも一致する。そのメモには; 亮二 「新藤利通…」 そして、正しくその顔にアザのある男が、葛城清子の家のインターフォンを押した。 新藤 「こんばんは」 <感想全般> ブラウザの戻るの機能で戻って下さい |