テレビ番組レポ
『笑っていいとも：テレフォンショッキング』 出典：99年6月4日放送分 作成：fumi 更新日：08年8月30日
『うたばん』 出典：99年6月3日放送分 作成：fumi 更新日：09年1月17日NEW
『SMAPXSMAP』シンゴロオホーツク罰ゲーム 出典：99年4月5日放送分 作成：そよ 更新日：08年7月19日
『笑っていいとも：テレフォンショッキング』 出典：99年6月4日放送分 更新日：08年8月30日
タ「行きましょうか。昨日の、JAYWAKLのお２人からのご紹介で、２年振りになりますか。ほぅ、稲垣吾郎ちゃんです。どうぞ」
吾郎登場
吾「今日あの〜タモリさんと一緒にワインを飲もうと思って」
タ「あっ、まぁ」
吾「今、開けますんで」
タ「あっ、えっ、いやいや、もったいない開けるなんて」
吾「いや、飲みましょうよ。せっかくですから」
タ「いや、俺は１人で飲む。ヘヘヘ」
吾「後、すいませんね、いっぱい荷物が・・・これが、あの、お芝居と、こっちがお芝居なんですけど」
客席「かっこいい〜〜」
タ「ポスターだけだろ。月晶島綺譚」
吾「はい、銀座セゾン劇場で」
タ「いつからですか？これ」
吾「はい、あの」
タ「6月11日、もうすぐ、来週だよね」
吾「はい、結構面白いと思う」
タ「こちらは何？」
吾「これは明日からなんですけど」
タ「おぅ、催眠」
吾「はい、公開になります」
タ「菅野美穂ちゃん出てます。監督落合さん・・・これ貼っといて」
吾「後、これが、なんかあの〜、普通茶封筒で持ってこないですよね、東宝」
タ「東宝、なんなの」
吾「あの、チケットとかチラシとか、皆さんに」
客席大騒ぎ
タ「うるさい。（花束）フジテレビのスマスマから来てます」
吾「はい、飲みましょうよ」
タ「飲みますよ」
吾「せっかく持ってきたんだから」
タ「（花束）麻布十番ラ・スウィットとか菅野美穂ちゃんとかいっぱい来てますよ」
吾「ありがとうございます」
タ「えっ」
吾「せっかくですから」
タ「大変な物を」
吾「１人で飲みたいんじゃないですか？ホントは」
タ「そう。おっ、持ってきてるね（ソムリエナイフのこと）」
吾「そうです。ドラマで使ってたやつなんですけど」
タ「ソムリエ」
吾「はい、去年なんですけどね」
タ「１年前。えっ、これ高いもんじゃないの？」
吾「いや、でも、あのー結構ね、僕とタモリさんのね、記念のワインなんですね。93年なんですよ。僕が初めてこのテレフォンに出させてもらった時に、93年だったんですけど」
タ「ほぅ」
吾「そんときに」
客席「あ〜〜〜」
タ「あ〜〜〜って」
客席「かっこいい」
タ「かっこいい・・・こうやってるだけじゃん。（ワインを開ける振り）こうやってるだけでなんでかっこいい。俺だって同じだろ・・・違うって・・・そこの３人出て行け！毎日開けてやる、俺ワイン」
吾「タモリさんお好きなんですよね」
タ「おぅ、ワイン好きですよ」
吾「白ダメですか？」
タ「白いいね〜〜、白いいですよ」
吾「え〜僕赤持って来ちゃった。なんでかって言うと」
タ「白ダメですかって聞いたから」
吾「いや、僕白持って来たかったんですけど、昨日草��くんにリサーチしたところ『タモさん赤だよ。赤しか飲まないよ』って」
タ「いやいや、夏はキンキンに冷えた白もいいよ」
吾「そうですよね。はい、じゃあ（とタモリさんのグラスに注ぐ）」
タ「すいませんね」
吾「僕ももらいます。（自分で注ぐ）」
タ「じゃあ」
吾「では（乾杯）」
吾「どうですか？（タモリさんの顔を窺うように）」
タ「あっ、美味しいね」
吾「まだちょっと93年ですから若いんですけど」
タ「美味しい、美味しい」
吾「今日は飲みながらね」
タ「美味しい」
吾「美味しいですか」
タ「ありがとうございます」
吾「はい」
タ「えぇ、JAYWALKからのメッセージで『催眠は絶対観にいきます。ベースも忘れないでください。吾郎さんはジャズが似合う気がします。頑張ってください』」
吾「あぁ、ありがとうございます」
タ「催眠」
吾「催眠ね」
タ「あれ何？催眠？催眠術をかける人の話？」
吾「あの〜、まっ、そうなんですけど、ただ、僕の役は、あの〜、催眠術と言うよりも、要するに催眠療法で」
タ「ほぅ、ほぅ」
吾「カウンセラーの役なんです。心理学者の心理学の」
タ「へぇ」
吾「それであの〜、そういう事件に巻き込まれていっちゃうんですけど、催眠によるそういう事件に自分も巻き込まれていくって」
タ「そういうもの」
吾「そうです」
タ「サスペンスものだ」
吾「そうですね、結構」
タ「へぇ」
吾「あの〜怖いと思うんですけど、僕も怖かったです観てて」
タ「あっそう、出来上がり観てて」
吾「知ってるんだけど怖いんですよね」
タ「あっそうなの」
吾「う〜ん」
タ「催眠どうなの？やってたよね？かかった？あっ、最初からダメだったんだ」
吾「そう、僕はあのスマスマでやった時はダメだったんですけど。あの〜メンバーかかりましたね」
タ「う〜ん。あれやった？少し習った？催眠術」
吾「自分もですか？」
タ「うん」
吾「えぇ、少しやりましたけど。ただやっぱり結構時間かかるんですよ」
タ「うんうんうん」
吾「あれは予備催眠って言う物が必要で」
タ「うん。あっ、前もってやるんだ何か」
吾「えぇ。かけといてそれであーいうＴＶとかこーゆう所でやったりとか」
タ「俺はどうもかかんないみたいなんだ」
吾「いや、かかると思いますよ、タモリさん」
タ「かかんないらしいんだよ。あのね、常に人を疑ってるらしいんだ、俺は」
吾「う〜ん」
タ「猜疑心の強いヤツはダメ。人が悪いヤツはかかんないらしいよ」
吾「基本的にそうなんですよ。基本的には、その〜なんか、映画の中のセリフでもあるんですけど、そういう信頼関係がお互いにないとかからないし。自分がもちろんかかってみたいなと思わないと、かかんないんですよ」
タ「ほ〜〜」
吾「人によっては、抵抗すればするほどかけられるっていう」
タ「人もいるわけ？」
吾「えぇ。催眠かける人も」
タ「ほぅ。どうかな。一度やってもらいたい気もするんだけど」
吾「あっ、いいですよ」
タ「あれ？かけたことある？」
吾「えぇ」
タ「へ〜〜。どういう風に」
吾「あの〜なんですかね。結構どういう風にっていうか」
タ「昔ほら、あの山口みえさんが『あなたは催眠が覚めた後になっても、大根を見ると無性に食べたくなります』って、エレベーターの前にあった大根をボリボリ食ったことがある」
吾「そう。あるんですよ、ホントに」
タ「あのままどっか行っちゃったけども」
吾「そういうことあるんですね」
タ「ある。そういうのある？」
吾「えぇ。それに行くにはもう何時間もずっとかけてて、何か催眠って段階があるらしくて」
タ「うん」
吾「始めは運動支配って言って、例えば手が上がったりとか体が揺れますとか。それから感覚的なものになって、感覚支配って、熱くなったりとか、それこそワインを飲んでも水に感じちゃうとか。そういう感覚的なもので」
タ「うんうん」
吾「最後には記憶支配って言って、自分が誰だか分かんなくて、犬になっちゃったりとかあるじゃないですか」
タ「どの辺までいった」
吾「僕は運動支配までで辞めてもらった。あんまり僕もいやなんですよ。実は怖いんですよ」
タ「怖いよね、あれ。どこまでいったら自分の知らないとこまで出ちゃったら、イヤだもんね」
吾「喋っちゃったらイヤですもんね」
タ「喋っちゃったらイヤだな。恥ずかしい事いっぱいあるからね」
吾「結構だからいい風に使えればっていうか」
タ「でも悪用するとヤバイよね」
吾「そうですね。悪用できますね。そういうもので悪用されていろんな事件が起こるっていう映画の内容なんですけど」
タ「ほぅ」
吾「有り得ますね、それは全然」
タ「15日公開」
吾「えっ、5日です」
タ「5日か、明日じゃん。急いで乾杯しないと（またワインで乾杯）」
タ「一旦コマーシャルいきます」
タ「それじゃあ、お友達を紹介してください」
吾「じゃあ、あの〜」
客席「え〜〜〜〜〜」
タ「うるさいよ〜」
吾「ＴＶと一緒ですね、やっぱり」
タ「ＴＶだもん、これ」
吾「あっそうか。あの〜今回じゃあ、映画で共演した」
タ「誰？」
吾「菅野美穂ちゃん」
タ「菅野美穂ちゃん」
吾「面白いですよ」
タ「面白い」
吾「面白いです小さな巨人。凄い今回映画で多重人格の役をやってて」
タ「あっそう」
吾「凄いですよ。四重人格ぐらいの役で」
タ「へ〜〜」
山中「もしもし、フジテレビ笑っていいともの山中ですが」
中居「はい、もしもし、はい」
山中「もしもし、菅野さんはいらっしゃいませんか？」
中居「あっ、わたくしですが」
吾「あ〜〜、いいですよ。（電話を受け取り）もしもし、菅ちゃん？」
中居「菅野美穂ですが」
吾「菅野美穂ちゃん？」
中居「あなた誰ですか？」
吾「菅野美穂ちゃん、いつから男の声になっちゃったの？」
中居「いや、稲垣吾郎さんですか」
吾「何か聞き覚えのある声なんだけど」
中居「今日も一段とかーっこつけてますね」
吾「今の『かーっこつけてますね』のイントネーションで分かりました、もう」
中居「何かいやらしいですね。また・・・また映画の宣伝ですか。昨日に引き続いてまた、あなたもーいいでしょ」
吾「あの〜いいですか」
中居「毎日毎日宣伝して、この宣伝坊や。お前、ホントいい加減にしろよ。何が、また睡眠か」
吾「っていうかねー」
中居「なんですか」
吾「こんなとこまで出しゃばってくんなよ」
中居「お友達を紹介します。え〜〜って」
吾「あなたＴＶいっぱい出てんだからいいでしょ、もう。替わんなさい」
中居「・・・ハナクソ」
吾「しょうがない、皆ね」
タ「中居？」
吾「中居です。別に替わりますから今、菅野さんに」
菅「もしもし」
吾「もしもし」
菅「もしもし、こんにちは」
吾「こんにちは」
菅「菅野ですけれども」
吾「フラメンコどうでした？」
菅「フラメンコ素晴らしかったです」
吾「（タモリさんに）フラメンコ行ったそうなんです」
タ「フラメンコいいでしょ」
吾「今度僕とオペラでも行きましょう」
菅「オペラ・・・ホホホ」
吾「替わります」
菅「はい」
タ「もしもし」
菅「もしもし、こんにちは」
タ「娘か」
菅「はい」
タ「中居と今何やってるの？」
菅「え〜っとですね、今、サタスマのロケをしていまして」
タ「ほんと。来週の月曜日大丈夫ですか？」
菅「あっ、はい、大丈夫です」
タ「じゃあ、来週の月曜日、来てくれるかな？」
菅「はい、いいともー！！」
タ「お待ちしています。吾郎ちゃんでした〜どうも」
FUMI'S COMMENT:
テレショ３回目。前２回と違って「催眠」話のみ。時間も短い。ま、ワインを開ける吾郎はかっこよかったです。でもちゃんと剛にリサーチして・・・役に立ってないけど（爆）で、今では考えられない菅ちゃんへの電話。しかも中居くん付き（笑）この前の日6／3はあの物議を醸し出した、吾郎が１人でゲスト出演した「うたばん」で・・・
ANGEL'S COMMENT:
真昼間から、タモリさんとワインをテレビで飲む吾郎(笑) 結局、これはワインを開ける姿を見せるのがサービスだったんでしょうね。しかし、もったいない・・・とワイン好きの私は思ったりするわけですが、収録が終わったあとタモリさんはちゃんと飲めたのでしょうか。
映画「催眠」の公開の宣伝で催眠話をするのが、なかなか興味深いですよね。番組でスマップ全員が催眠にかけられるのは見ましたが、確か慎吾がカエルになってピョンピョン跳ねたり、木村くんがじゃがいもをリンゴだと言われて食べていたと思います。吾郎は、頭からかからなかったように記憶しているのですが、やはり嫌なんですね。何か喋ってしまいそうで・・・というのを聞いて、うん、テレビでは遠慮してもらいなさいと思いましたよ（苦笑） 私も、催眠は信じていないというか、かかりたくないと思っているとかからないと思いますね。だから、比較的素直な人のほうがいいのかな。あと、リラックスしないとダメですよね。
菅野さんに電話すると中居くんが出てくるという不思議(笑) まぁ、中居くんはこの頃は吾郎になんやかやと言うときで、吾郎に言いたい放題な様子はまるで悪ガキのようですね(笑) 何気に、吾郎が大人でたしなめているのが笑えます。しかし、テレビで「ハナクソ」はダメですよねぇ（苦笑） 皆、大人になったなぁ（爆）
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『うたばん』 出典：99年6月3日放送分 更新日：09年1月17日
―今日は３組目のゲストにあの人が・・・―
中「今日３組目のゲストがいらっしゃるということなんですけど、どなたでしょうか。あっ、この方ですね。ご紹介しましょう。稲垣吾郎さんです。どうぞ〜」
吾郎待合室から戸を開けて入ってきます。
中「はい、稲垣吾郎さんです。よろしくお願いします」
吾「こんばんは」
―今日はどうしたの？―
石「吾郎ちゃん、何？ソロで歌出したの？」
中「今日は」
吾「あの〜」
中「どのような、うたばん。うたばんって言う番組なんですけど」
吾「うたばんですよね」
中「はいはい」
吾「うたばんなんですけど、あの〜〜この前映画を撮りまして」
中「そんな、冗談はいいんですよ。冗談は」
吾「えぇ。映画を撮りましてですね。あの、６月に公開なんですね。それを貴さんとか中居くんにも観てもらいたくて、今日遊びに来たんです」
―ここは「うたばん」ですよ―
石「あれ？うたばんじゃないの？」
中「これ、ひらがなとか弱かったでしたっけ？稲垣さん」
吾「一応ゲストを気持ちよくさせて欲しいよね」
中「そういう、ごめんなさい。それは歌に関するシングルコレクションだとか、衣装コレクションとかギターコレクションとか、アーティストにちなんでやってるんですけど、じゃあ、何コレクションからいきます？」
吾「いや、催眠の映画が・・・」
中「（台本を上げて）これ、『えいがばん』て見えますか？」
吾「いや、僕出たことあるからいいって言われたんです」
石「ハハハ」
―吾郎ちゃんはＶＩＰ扱い？―
中「出たことあるんだったら、織田裕二さん、例えば『今度、踊る大捜査線やりますんで』ってエンディングに映画でっては出ないですよ」
吾「俺は特別だから、出たことあるから、映画の話でも出ていいよって。僕は特別」
石「特別なんだ、吾郎ちゃん」
中「え〜、これVIPな感じ」
吾「これ出たことある人は、なんかこう」
中「じゃあ、織田裕二もいいんですか？」
吾「なんかイベントがあったらいいんですよ。イベントがあったら」
中「織田裕二がいいってのは、なんで稲垣くんが決めるんですか。それ」
吾「基本的に感じ悪いんだけど」
石「ハハハ」
吾「それ置いといて」
中「なんですか、なんですか」
―吾郎ちゃんいつもと違うぞ―
吾「正直言ってね。僕は入って来てですね、『なんですか』って言われるよりも、『遊びに来たんだ』って言われると思ったの。『なんで来たの』って言われたら、僕は、『映画の為に来た』って言ったら、宣伝丸出しじゃない」
中「そうですよ。宣伝丸出しですよ」
吾「凄い恥ずかしいじゃん、俺」
中「ちょっとこっち任せにしないでくださいよ、もう」
吾「映画の話をチラッとしたら」
中「なんのコネで来たんですか、じゃあ今日は」
吾「中居くんだよ」
中「ハハハ」
石「観てみようよ」
中「気分悪いですよ、映画の為だなんて」
吾「感じ悪い、この人」
中「なんで感じ悪いんですか。僕はこの番組で」
吾「確かに偉い」
中「グッドニュースの宣伝とかしたことありません。『え〜今度始まりますからダイジェストご覧ください』って『どうぞ』って言うのは、僕のプライドとしてね、ごめんなさい、プライドの話ですいませんけども、僕はプライドとして、うたばんの中で貴さんと僕とで司会をやってるんですよ。それをなんか、この真ん中に来てね、『グッドニュースのドラマをやりますんでご覧ください、どうぞ。貴さんいかがですか』」
石「それ今、グッドニュースの宣伝してない？凄く」
吾「あっ、そう。あのね、この人は、僕なんか結構不器用なんで、こういう形になっちゃうんですけども、こういう形で宣伝してんですよ」
石「じゃあ、俺もやるよ。この後９時からみなさんのおかげです」
中「ちょっと待って。それはないよ、局違う」
中「映画だってうたばんと何が関係あるんですか、これ」
吾「関係ある。観てよ」
石「もめずに観てみようよ」
―吾郎ちゃんの映画コレクション―
中「吾郎くんのまず映画コレクションから作っていただいてもらいますんで」
吾「ないない」
中「あります。『プライベートレッスン』と『さらば愛しのやくざ』『シュート』。まず、それを観てもらってから、観てもらいましょうか。どうですか。それだったらいいよ。映画コレクション」
吾「なんでそう俺のイヤなとこ、つくの」
―モメっ放し―
中「なんですか、これから映画やるにもかかわらず、今までの映画は」
吾「今までのはどうでもいいの」
中「胸を張って言えないんですか。僕は『プライベートレッスン』を・・・」
石「観てみようよ。だから、もめない。もめずに観てみようよ」
中「違う、あんま好きじゃねえんだよ」
石「どうしてここでＳＭＡＰの問題を」
―うちの司会は吾郎ちゃんに敵意むきだしです―
中「違う。だって、映画の宣伝で来るって、おかしいぞ、お前」
吾「バカじゃないの」
中「ハハハ」
吾「あなた」
中「何がバカなんだよ」
吾「なんかいろんな事があっても、一緒にやっていくって言ったじゃん、いつも」
中「ハハハ。いや、これは俺が一人でやってる番組だったらいいよ。貴さんがいんのよ」
石「スーッといこうよ」
中「スーッといきたいのよ。俺はいいよ」
―吾郎ちゃん混乱―
吾「（貴さんに）ヤなんですか、もしかして」
石「いや、何」
吾「中居派ですか」
石「いやいや」
中「派とかじゃないよ」
石「派はないから」
吾「なんか丸め込まれてる、俺」
石「いやいや。これから俺、滝沢くんとも仲良くしていかなきゃいけないんだなぁとか、いろいろ思ってるから」
中「そう、いろんな事あるの。そんなにもかかわらず、貴さんのトークの場でもあるここで映画とか。まぁ、いいですけど。（なげやりに）じゃあ、どうぞ」
（催眠ＶＴＲ中）
石「怖そうだな、これ」
中「長くない、ねぇ」
吾「しーっ」
中「Ｖ長いよ、Ｖが」
吾「もっと長いのいっぱいある」
中「長い、やらしいなぁ、おい」
中「はい、睡眠」
吾「・・・はいはい、睡眠です。貴さん、どうでした？」
石「怖そうだね」
吾「怖いですよ」
石「やっ、俺は怖くてヤだな」
中「俺もヤだな。あっ、ごめん。観たい観たいって言った方がいいんだっけ」
吾「アハッ」
中「（わざとらしく）これは観たいな〜」
吾「その顔。ホントにあなたおかしいよ。おかしい」
中「吾郎ちゃんがかける方？かかる方？」
吾「僕はね、あの〜催眠の心理カウンセラーの役なんです」
石「うん、双子なのに一人が関西人になっちゃうとか」
中「それ、先週だよ」
吾「違いますよ。なんか、あっ、お久しぶりです」
石「ねっ、吾郎ちゃん。板橋区だから、同じ」
―映画の話終わっちゃったよ・・・―
中「ちょっと待って。もう、おしまいですか。言ったら」
吾「いや、映画の話はこれくらいでいいかな〜」
中「他に何を話すんですか」
吾「いや、ほら、膨らまして膨らまして」
石「ハハハ」
中「映画の番宣だけだもんな〜」
吾「いや、そんなことない。いろいろ、ほら、僕の」
石「吾郎ちゃん歌唄ってよ。歌」
―せっかくだから歌でもどうぞ―
中「ほら、『If You Give Your Heart』唄え。一人でＣＤ出してんですよ。シングル出してんだよ」
吾「昔一人でシングル出したんです」
中「だから映画の」
石「SMAPの前に？」
中「SMAP中に」
石「中に？」
中「超エロエロ映画やったんですよ」
吾「えっ」
中「エロ映画やって、そのエロ映画の主題歌やったんですよ。その主題歌の時に、俺、事務所の人に『俺も唄わしてくれ』って言ったのに『ダメ』って」
吾「いや、でもね、凄い喜んでくれたんですよ。『吾郎がんばれよ。お前この映画でホントがんばれよ』って。こんなことウソなんですよ」
石「エヘヘヘ」
―急に愛情表現―
吾「僕は結構好きだよ」
中「なんだよ」
吾「僕はホント結構好き」
中「俺のどこが好き」
吾「えっ」
中「俺のどこが好きなの」
吾「気遣いさん」
中「アハハ。なんだよ」
石「変なグループだな、もう」
中「アカペラでいいから唄ってくれよ。うたばんなんだから」
吾「歌は、うたばんだけど、今日は」
中「えいがばん」
吾「スペシャルバージョンなんです」
中「なんだかな〜」
石「唄って欲しかったね」
中「唄って欲しかったな。唄えよ、ほら」
吾「なんか聞きたい話とかない？」
中「特に無いから。知ってるもん、だって」
吾「私生活の、何最近やってんのとか」
―じゃあ最近何やってんの？―
石「最近何やってんの、じゃあ」
吾「まあ、最近は結構時間があるんで、朝とかもちゃんとマラソンしたりとか」
石「走ってんの？」
吾「えぇ」
中「あ〜、俺今、グッドニュースやってる矢田亜希子っていんじゃん。あいつが発見したって、チャリンコで」
吾「あ〜、いやだな。あんまり見られたくないんだよね。俺いいのよ、テレビでマラソンやるとか言っても」
中「何？」
吾「チャリンコ乗ってるとか、マラソンこの前やっちゃったとか、自分から言うのはいいんだけど、見られたくないよね」
中「シーン」
吾「それは俺の話を聞いてるから、シーン」
中「ハハハ」
吾「しらけてるシーンじゃありません。いや〜感じ悪い。なんかいやだ」
中「な、来なきゃよかっただろ」
吾「いや、でも、結構嬉しいよ」
中「ハハハ」
石「じゅうたんパブは行ってるの？」
吾「何？じゅうたんパブって」
石「なんか座敷で靴脱いで上がって」
中「あの〜ローソクパブ」
―吾郎ちゃんに連れていかれたバーは・・・―
吾「あっ、なんか前バーに連れて行ってあげたら、『占いの館だ』みたいな事言われたんです」
中「そうだよ、最悪だよ。僕なんかの地元の友達が居て、『飲みに行こう』って言うから、『いいよ』ってその時初めて個人的に行こうって言って。最初僕のいつも行ってる居酒屋さんに行ったんです。そこでひとしきり、１時間、２〜３時間飲んでたかな。で、友達は友達で飲んでて、俺と吾郎は、こう、なんかいろいろ喋って、さぁ帰ろうかな〜って雰囲気になった時に、『もう１軒行こうよ』とかなって、『あ〜いいよ』って。『今中居くん紹介してくれたから、次は僕が紹介するよ』って、僕なんかジャージの短パンとか、夏だったから、『俺なんかが行けるとこだったらいいけど』『いや、全然大丈夫。気軽な店だから』って」
石「が、じゅうたんパブ」
中「そしたら、真っ暗闇のなんか細〜い階段登れるのかって、ギーッって開くようなとこで。そしたら外人がいっぱい居て、『ハイGOROホウ！』とかなって。俺らなんか『なんだよ〜おい』とかなって。『どうすんだよ、これ』って。そしたら、真っ暗闇の中でローソク１本立った所に座らされて。『何飲むんだよ』って、生とか言っても『生とか無い。ビールにもいろいろ種類がある』って。『じゃあ焼酎でいいや』『焼酎は置いてない』って言うの。『なんだよそれ』って、皆何にも喋らない。さっきすげー盛り上がったのに、何にも喋んなくなっちゃって。『気軽にどんどん喋っていいから』とか言って。で、ちょっと『ハイGORO』って変な外人が来て、『ハ〜イ』とか言ってその外人のとこ行っちゃって、ローソクのとこずっと俺ら・・・頭こんな（リーゼント）やつなんて『ふざけんなよな。こんなとこびびちゃって喋れれーよ』。ほんで、15分ぐらいで皆立って『先に失礼します』って」
中「お前、時間取りすぎだよ」
吾「知らない。だから、なんか考えてよ」
石「もういい、もういい」
中「もういいよ。一人でよ、一人だからってよお前。でしゃばるヤツいないからと思って、満々と喋りやがってよ」
石「満々と」
吾「僕、そんなに居るの？」
中「あんた一人で30分喋ってるの」
吾「楽しいでしょ、でも」
中「お前貯金幾らあんだよ」
石「またその話」
吾「よく聞いてるよね。うたばんとかで」
―中居が聞きたい吾郎ちゃんの「貯金」―
中「貯金が幾らだって聞いてるの。普通に」
吾「貯金？僕はね〜結構遊んでるからね」
中「遊んでるからって、遊ぶのにお前、１日何十万も使うわけないだろ」
吾「使わないけど」
中「５、６千で済むだろ。幾らあんの貯金。それだけ言って帰れ。早く幾らだよ」
吾「貯金なんて無い」
石「ハハハ」
中「か〜。ここまで、俺なんか話して、最後の、俺なんか聞いた貯金の、何？俺今、睡眠の話凄いしたぞ」
吾「催眠だよ。ごめんなさい。すいませんでした」
中「大丈夫。盛り上がってるから」
吾「楽しかった」
中「うるせぇ。さ〜来週はですね〜目玉に、ＭＡＸの皆さん。ゲストにＳＨＡＺＮＡの皆さんが来るんですけど、吾郎ちゃんいかがですかねぇ」
吾「えっ、急に振られても」
中「お前、喋るって言うから振ったんじゃねぇかよ」
吾「どうですかって言われても」
中「どうですか。MAXとSHAZNAはどうですかって聞いてる」
吾「あっ、じゃあ、楽しみにOA見る見る」
中「楽しみにOA見る見るって」
吾「おっかしい、この人。はい、どうぞ、はい。いいですか、それで」
中「感じ悪い。いいですか、それでって。またお前ホント」
吾「今度ゆっくり話そうよ」
―とうとう最後までモメっ放し―
中「ゆっくりじゃなくて。貯金ぽっと言えばいいだろ。知ってんべ、貯金」
吾「なんでテレビで言わなきゃいけないの。おかしいよだって。テレビだよ」
中「あっ、何。テレビとプライベート分けて」
吾「テレビとプライベートは違うのかって。テレビ用で作ってるのかって」
中「そうそう」
吾「僕は全然作って無い」
中「じゃあ、貯金幾らある」
吾「ここで言う事ではない」
中「はぁ〜」
吾「そういうの習わなかった。ちゃんと子供の頃から育ってくる過程でさ。それが常識ってもんだよ」
中「うわ〜。なんで俺が常識知らずみたいじゃねえかよ」
吾「アハハハッ」
中「笑ったよ、また。今笑ったの見た？」
吾「でもこれはどう見ても、僕がいじめらてる様にしか見えません」
中「うわ〜」
吾「OAでは」
中「ほんで映画さんざんこいつ。絶対観ない風に、皆に催眠かけるからな。観ないように観ないようにって」
吾「催眠かけてどうすんの」
中「絶対観ない。俺絶対観ないからな」
吾「いっぱい言っていいよ。そうすると観たくなるから」
中「いや、絶対観ない」
吾「観ない観ないって言うと、観たくなる」
中「あれ観ると、ヘドが出る」
吾「教養ないな、ホントに、はい」
中「はぁ」
吾「ありがとう、どうぞ」
中「３、２、１。じゃあ、（スタッフに確認する振り）さっきのＶだけで。さあ、催眠の方ね、観たいと思いますね。皆さんもぜひとも時間があったら、えっ、いつ公開ですか？」
吾「６月５日です」
中「６月５日、公開するかもしれません。途中で中止になるかもしれませんけども、ぜひとも公開したならば、観ていただきたいと思います。映画館の方に足を運んでいただきましょう。稲垣吾郎さんでした。ありがとうございました」
吾「ありがとうございました」
中「はい、それじゃあ、また来週です。ごきげんよう。さようなり〜〜〜」
（中居くんにカメラが寄ると吾郎が近づく）
中「なんで２ショットなんだよ」
FUMI'S COMMENT:
コメント付けるの難しいような・・・当時は今ほどネットやってないので、ゴロファンの皆様がどう思っていたかなどあんまり知らないのです。ただ私は結構楽しく見れたかな。あの当時はシンゴローの仲の方が不安だったので（もちろん今は不安なんてありません！！）、ナカゴロに関しては問題外だと思ってたし。で、こうしてレポ挙げると聞き流していた事もあって、「大丈夫。盛り上がってるから」って言うのは何回聞いても中居くんの声なんですね。ホントに２人に確執とかあったらこんな事言えませんよね。中居くんは凄いと改めて気づかされたレポでした。
KAZUYO'S COMMENT:
このときの「うたばん」の吾郎が一人で映画「催眠」の宣伝をしにゲストで来た回ですが、正直私はものすごく不愉快でした(爆) 吾郎のヴィジュは良かったのに、少しの間リピできなかったんですよ。確かに、中居くんの言うように「うたばん」は歌のゲストを呼ぶ番組であって映画の番宣だけで来るなんて何考えているんじゃい！ってことなんですが、それは吾郎が決めたわけではないし、楽しいナカゴロの会話を期待していたので残念だったんですね。
ところが・・・吾郎オンリーではなくてスマップが好きになってから見返すと、これほどナカゴロだなぁと思う映像もないんですよね。中居くんが逆に「GORO'S BAR」で映画「貝になりたい」の宣伝を兼ねて来てくれたときは、今のナカゴロ大放出で最大限に萌えれたのですが、この99年のナカゴロもそのときの二人をとても象徴しているんですよね。文章だけ拾うと、どこまで揉めるんだ・・・と感じるのですが、ところどころ素で笑ってしまって意地悪になりきれない中居くんが垣間見れます。本気じゃないんですよね。ただ、ここまで言われると、本気じゃないとわかっていてもだんだん腹立ってくるのが人間というもので、おそらく他のメンバーが相手だったらものすごく気まずくなっていたのではないでしょうか(笑) 吾郎だと、ちゃんと成立するのがナカゴロだと嬉しくなるのです。
今のナカゴロさんたちを見ると、中居くんはそこまで吾郎を追い立てないですよね。昔の吾郎は、喧嘩は弱いくせに口だけはものすごく達者だったので、結構メンバー泣かせだったことを考えると、この「うたばん」も仕方ないのかなぁと(笑) そして、中居くんだけでなく、きっと吾郎も大人になったので今のナカゴロが癒されるんだと思う。この「うたばん」の二人もいいけど、やっぱり私は今の二人の関係のほうが好きだな。
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『SMAPXSMAP』シンゴロオホーツク罰ゲーム 出典：99年4月5日放送分 更新日：08年7月19日
「SMAP×SMAP'99春の２時間SP」オホーツク罰ゲーム
中「さあ、２時間スペシャル、後残すところワンコーナーとなりました。最後はエブリリトルシングの皆さんの歌でお別れしたいと思います。」
吾「おーい」（笑）
吾「おーい、忘れてねえか？」
中「どうしました」
木「なんだよ、負け犬コンビ」（笑）
慎「なんて言ったの」
木「負け犬コンビって呼んだんだよ」
慎「ははー負け犬でーすって」
吾・慎「おい、おいおいおい！」（笑）
中「何だよ、お前、嫌いじゃないじゃん、全然・・楽しそう」
木「ね〜それさっきから練習してたんだ」
慎「打合せなんかしてませーんって」
吾・慎「おい、おいおいおい」
慎「オホーツク行って来たんですよ」
吾「行って来ましたよ」
ナレーション
敗者の稲垣吾郎と香取慎吾の２人に課せられた罰ゲームは「ビストロ用にオホーツク海の氷を持ってくる！！」今回この流氷を取るために北海道はサロマ湖近辺からスタートし、最終的に流氷が接岸する紋別へと向かう。そこからガリンコ号という船に乗り、ほんものの流氷をゲットせねばならないのだ。ちなみにコースの途中に草なぎ・中居・木村の３人が２人のためを思い、今回の罰ゲームがより思い出深くなるようにあくまでもご好意としてあるしかけを用意したらしい。前回の富士山登山ではSMAP結成１０年目にして中居・草なぎの間の友情がかなり深まったが、今回のこの罰ゲームは稲垣・香取の間に一体何をもたらすのか？
まず稲垣・香取はJASで女満別空港へと向かった。サロマ湖が目の前に広がる極寒の地でまず罰ゲームの第１歩を踏み出すのだ。
３月３日 サロマ湖畔
慎「なんだ、ここは〜」２人共メッツのスタジャン着用。
ナレーション
ここで早速草なぎ剛からこの旅を思い出深くするために２人のことを気遣い、励ましの手紙と衣装が届けられた。２人に似合う衣装とのことだが、どんなものなのか
稲垣用・・・エスキモーセット
香取用・・・アロハセット〜慎吾は怒ってケースのふたをすぐに閉める。
吾「ロシア帽、暖かいよ。」
慎吾、試着
慎「ね〜ほんとうにハワイに来れたらこんだけいい格好しないとね。アロハもちゃんと着て、短パンでさーっとって、これ北海道だろう」帽子を投げつける。
慎「やっべー寒い」（−１０度）
吾「遠いんだよ、ここ。じゃあ、記念撮影しよ！」
慎「あったかい？」
吾「半端なくあったかいよ。歩いていかないとね」
慎「俺、今日ずっとこれ？」
吾「だって剛が選んだんだもん」 慎吾、吾郎の衣装があったかいのをいいことに後ろから吾郎を抱きかかえたり、ぴったりくっついたりしています。
ナレーション
２人には似合っていたが、北海道には似合っていなかったこの服を着て取り敢えず進むと・・・
吾「中居正広プレゼンツ ２つのコースをご用意いたしました。これ、なにこれ選択すんの？」
ナレーション
何よりもメンバー思いの中居からは、思い出深くなるようなコースをプレゼント
吾「とにかくサロマ湖なのよ、ここが。向こう側が海なのね。それまで何十kmもあるよね」
慎「吾郎ちゃん信じる」
吾「じゃあ近道で行こう」
慎「あー早いね、いいね」
せーので近道を選ぶ２人。近道はサロマ湖の上を横切って行くコース。遠い道はサロマ湖の周りの国道を走るコースで、近道の方が直線なので近いようだが・・・
ナレーション
サロマ湖を横切るコースに決定した２人、早速スタートするが香取に似合っていたあの衣装、これ以上は限界のため着替えることに（２人ともスキーウエアにお着替え。慎吾は黄色、吾郎は青の上下に。ちなみに吾郎の帽子はそのまま）
雪にささっているスキーの板を見て
慎「あれはどういうこと？」
スタッフ「クロスカントリーです」
慎「クロスカントリー、クロスカントリーだって」（笑いながら）
慎「ちょっとあれ見て、あれ」
走り去る車を見て
スタッフ「遠回り号です」
吾「遠回り号だよね？」
スタッフ「あれ、車でこう道沿いに走っていくんですよ。こっちの方が直線なんで」
慎「直線だし、クロスカントリーだと速いもんね」慎吾、スタッフに跳び蹴りをする。
ナレーション
中居の考えたこのコース、距離的には確かに近道だが、クロスカントリーで移動するにはかなり厳しい。
２人とも、スキー板をはく。
慎「準備完了。スキーやったことある？」
吾「ないでしょう」 稲垣スキー経験ゼロ
吾「慎吾はありますか」
慎「１回もないです」
吾・慎「よし、行こう」
１１時３５分、２人仲良くスタートだが・・・凍った湖の上を移動するのはかなり大変なようす
慎「地味に辛いよ」
スタートして５分、２人共ひたすら転びまくるため、お互い助け合います。一面の銀世界、音もない真っ白い世界に２人の吐く息のみが聞こえます。
ナレーション
そんな状況の中、２人の間に言葉数が増えていってます。
慎「今まであんまり必要じゃないと思った吾郎ちゃんのこと。ごめん、吾郎ちゃん大切なんだ」
ナレーション
香取、今頃気づく。クロスカントリーをはじめてすでに２時間、ようやく３分の２を歩き終えた。
２人共雪の上に大の字になって休憩タイム。ペットボトルの水を飲む吾郎。
吾「行こうか」
慎「そんな馬鹿な・・ちょっと・・・ちょうだい」
ナレーション
飲み物を用意していなかった香取、これはどこかで見た光景だ。（富士登山の映像が流れる）
吾「あ〜でもなあ」
慎「やべ〜、いつものかんんじに腹立ってきた」
ナレーション
今までならこの状況を力で制してきた香取（スマスマで吾郎が叩かれる映像が流れる）
吾「ぶってもいいよ、別に。ダーンとかやってもいいよ」
慎「そんなのやらないよ、そんなことやったら最後まで２人でやっていけないもん。」
吾「うん」と言ってペットボトルを差し出す。
ナレーション
２人の間の溝が埋まったところで再出発。ようやくサロマ湖の半分のところまできた。疲れた２人だったがここから特別な乗り物が用意されていた。それは・・・犬ぞり。犬たちは２人を歓迎しているよう
吾「俺、犬アレルギーなんだよね。駄目なんだけど、犬」
慎吾がそりに座ったのを見て
吾「これ、僕乗るところないじゃないですか」
慎「えーやった。これいいじゃん、これ」
慎吾、吾郎を見ながら「ドライバー」
吾「えっ立つの、後ろに？運転ってハンドルはないんですか」
犬ぞり指導の和泉さん「あっここです。後、体重移動で曲がりますから」
慎「しかしさっきから練習とかないよね」
和泉さん「犬が歩いたらこいであげて下さいね」
慎「マスターだ、俺達は」
和泉さん「犬が止まりそうだったら降りて走ってください」
慎「えーちょっとちょっと」
和泉さん「そうじゃないと到着しないんで」
吾「犬って疲れるんですか」
ナレーション
午後２時、練習する間もなく犬ぞりスタート。なにもかもが初体験のこのコース、さすが思い出作りコースである。最初に慎吾がそりに座り、吾郎が後ろに立って雪原をひたすら走り続ける。気温はー１５度。
慎「犬たち、疲れてきたんじゃない？」
慎吾が椅子から立ち、犬と一緒に走る。吾郎はそりの後ろに立ち、ひっぱってもらう。慎吾、１人取り残される。
慎「ブレーキ、ブレーキ」
ひたすら走る慎吾、疲れてきたようです。
吾「罰ゲームだ」
今度は吾郎が前に座り、慎吾が後ろに。しばらくしたら吾郎も走り出した。「稲垣が走る貴重な映像」とテロップが流れる。ちょっとちょっとと言いながら走ります。
ナレーション
サロマ湖までもう少し。ここにきて稲垣と香取だけでなく、犬たちとの絆も強くなってき
た。そして共にへばる犬と２人・・・が体力の続く限り２人はつき進む。それはまるであ
の映画のように（ここで南極物語の音楽が流れる）そして寒さも限界に達した頃・・・
吾・慎「近道終点、がんばれ〜」
ナレーション
かなり大変な近道コースだったが２人の絆は確かに深まった。ここで木村拓哉からの手紙
を渡される。木村は２人のことを思ってここからは車を用意してくれた。
慎「かっこいい車とふつうの車があります。どっちを選ぶんでしょう。ただし、１度選ん
だら替えるなと。ここがちょっとひっかけてあるんだけど、木村君はそんなことはしません。」
吾「全然こっちでしょう」とかっこいい車を選ぶ吾郎。
吾・慎「せーの！かっこいい車」
出てきたのは確かにかっこいいが、オープンカーでシートに雪が積もってる・・・
ナレーション
かっこいい車を拝見することに。ちなみにこっちはふつうの車。
慎「わー、中あったかそう」窓ガラスの雪を手ではらって中を覗く慎吾。
午後４時
慎「雪降ってるけど車に乗りました」
ナレーション
北海道一似合わないこの車で移動する２人
慎「車に乗ってるのに雪が降っているというのがわからない」
吾「確かに罰だよね」
慎「吾郎ちゃん、今度一緒にドライブに行こうか」
慎「スポーツ何やるの、吾郎ちゃん」
吾「スポーツやらないね〜水泳、プールで泳ぐくらいだね」
ナレーション
普通の会話をする２人
慎「吾郎ちゃん、友だちどんな人？」
吾「おれの友だちはね〜」
慎「スポーツしないの、みんな」
吾「しないね、やっぱりね。そういう意味では俺みたいな人が多いかもしれない」
ナレーション
ここで稲垣、カメラのフィルムがなくなったので香取に頼んでお店に寄ってもらうことに
なった。
吾「見て！安い！えーなんで６２０円、６２００円じゃないの？」毛ガニを見て興奮する
吾郎。
お店の子ども「ねーアイスもあるんだよ」
慎「アイス！寒いんだよ、このやろー」
慎「メロンパン、メロンパン」
吾「メロンパンはどこでも食べられるよ」
慎「流氷魂（ちなみにハッカ糖のこと）買ってこうよ」
再び車に乗る２人。運転している慎吾が食べられないため、袋を開けて慎吾の口にメロンパンを持っていってあげる吾郎。
吾「あっカメラ忘れちゃった。やばい、忘れた」
慎「なんでカメラ買わなかったんだよ」
ナレーション
そんな稲垣をなぜか許せてしまう香取であった。北海道に到着しておよそ９時間、いよい
よガリンコ号が出る港に到着する。遠回り号は４時間前に到着・・・
吾「流氷じゃん、これでいいんだろ？」
ナレーション
ついに早々と流氷を発見する２人だが、これは港の中で凍ったもので流氷ではないと言わ
れる。
慎「ガリンコ号は？」
乗務員「１０分位前に出ちゃいましたね」最終便は出たらしい・・・
吾「お前、メロンパンなんか買うからいけないんだよ」
友情崩壊？慎吾に蹴られる吾郎。今晩中は無理とわかり、東京にいる荒井Pに電話。
慎「流氷取れなくって、船は出ちゃったし、明日じゃないと駄目らしいんで帰ります」
荒「取れてないの？」
明日はスマスマの収録、大物ゲストが来るらしい・・・
荒「ゴーでしょう、ゴーしてもらわないと。朝１で取って」
吾「スマスマ間に合いますか？」
荒「そっちはずらします。ゴーしてください」
ナレーション
ガリンコ号に乗るためにバスの中で１泊した２人。ちなみにこのバス、遠回り号である。次の日の早朝、ガリンコ号の前にはゴーゴーの荒井氏の姿が・・・
荒「流氷が沖合４０kmに言ってしまったのでガリンコ号では追いつけないって」
車に乗り、どこに行けば流氷があるのか荒井Pの判断待ちである。
ナレーション
紋別から１７０km離れた斜里に行けば流氷は接岸しているらしい。そこまでなんと５時間はかかる。ついに逆戻りである。午前６時３０分出発。不安な稲垣とはうらはらに香取は熟睡。バスは昨日横断したサロマ湖を通り、スタート地点へ一気に逆戻り。その頃香取は・・ようやく５時間後、斜里に到着。流氷は来ているのであろうか。とその時、香取が何かを発見
吾「うそ」
慎「やばい、やばい」
吾・慎「すっげえ、全部流氷じゃん。これ、紋別にはなかったよ」
ナレーション
待ちこがれた流氷とのご対面。海の端から端まで全面流氷に覆われている。
吾「絵みたいじゃない」
慎「クロスカントリー・犬ぞり・オープンカー・ガリンコ号動かない・５時間車だよ」
見つめ合って抱き合う２人、友情復活！！
吾「ほんとに流れ着いたってかんじだね」
ナレーション
流氷を取るために先に進む稲垣、ところが氷に足をとられ滑る吾郎。慎吾に助けてもらう。流氷をなめていたようだ。
吾「流氷って固いんじゃないの」
ナレーション
流氷の知識は浅かった。２人は近くにある流氷を手にしてみるが、ここまで来たのだからとよりよい形の流氷を探すことにした。ところがまたしても海に落ちそうになる２人・・
慎「流氷、ハンパじゃねえ」
吾「あっちの白いのも流氷だよね。島みたいだね」
流氷に感動する吾郎。いいみのを見つけて流氷を取りにかかる２人。吾郎が乗っている氷が浮かんでいて、吾郎もプカプカ・・・と沈む吾郎。２人で氷を取りながら遊び始める。吾郎が丁度いい氷を見つけてついに流氷採取に成功！！２人でタイトルコールを言った後、寒いのですぐに撤収の声。最後、慎吾がまた氷に落ちた・・・
慎「ほんと早いね、撤収は」
吾「噂には聞いていたけどね」
慎「今度２人でさ、ゆっくりね、見に来よう。俺の電話番号教えるよ」
吾「あっ電話番号教えてくれんの？」
ナレーション
２人は電話番号を教える仲になった。
SOYO'S COMMENT:
初シンゴローの罰ゲームです。シンゴローで思い浮かぶのは、うたばんに２人で出演した時（セロリでです）のこと。慎吾が吾郎に「あんまり好きじゃないメンバー」と言ってますが本心は？セロリだと９７年の５月頃ですよね〜９９年頃からシンゴロプッシュで「慎吾ママは吾郎ちゃんが大好き」これって慎吾のまんまの気持ちかなと思ってます。「吾郎ちゃんが好き」とは堂々と言えないのでママの方でカモフラージュかなと思います。で２００５年、say what you willの発売インタビューでの「今までいろんな所で吾郎ちゃんのこと好きじゃないって言ってきたけどごめんなさい」（これはTBSのジャストでたまたま慎吾に謝りたいメンバーとその理由があたりまして、前述のようなコメントを言ってくれました）当時は「はっ慎吾何いってんの」って感じでしたが・・・最近、スマスマ見ていてもよくくっついてますね。仲いいんだな〜って改めて思ってます。
ANGEL'S COMMENT:
「スマスマ」の歴代罰ゲームは、どれもそれぞれのコンビの絆が深まり、非常に楽しいものがいっぱいありますが、私の中ではこの99年のシンゴロオホーツク罰ゲームが未だにNO１です。二人の様子はもちろん、ナレーションの声のトーンまでも全て脳内で再現できます(笑) もともとファンから見ると、仲はいいだろうけど微妙だった二人の罰ゲームで、当時は「この二人だけで大丈夫だろうか・・・」と思ったものですが、なんのなんの二人だけにすると、ものすごく仲が良いんですよね。そして、この罰ゲーム以来、俄然シンゴロのくっつきが増えて「ベタベタ」と言っていいぐらいの仲良しさんになります。
慎吾が甘えるように吾郎にくっついたり、吾郎がメロンパンを助手席から食べさせてあげる様子なんて、運転している彼氏のために甲斐甲斐しく世話をする彼女みたいでドキリとしたもんです(笑) 最後の撤収のあとも、流氷を入れたアイスボックスを右肩にかけ、右手にはシャベル２本を持った慎吾は、左手で何も持たない女王様然とした吾郎の右手をしっかり握り締めての「今度、二人でゆっくり見に来ようね」ですよ。嬉しくて泣きそうになりました。
荒井Pの判断も、シンゴロに有無を言わさぬ「GO」も最高でしたね。このようにSMAPの番組での扱い方、使い方を熟知しているスタッフがいてくれたのが、昔の「スマスマ」の良さだったんだろうとつくづく思います。最近、また何気に群れスマの様子を見せてくれるようになったスマスマ。是非、この罰ゲームに続く伝説になるようなものを作り出していってほしいと思います。
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