ANGEL REPORT
「chateau de l'ange」の別館(レポ倉庫)です。


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1997年の記憶
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テレビ番組レポ

『i・z』 出典:97年xx月xx日放送分 作成:fumi 更新日:08年5月23日

『笑っていいとも:テレフォンショッキング』 出典:97年4月24日放送分 作成:fumi 更新日:08年8月16日

『おしゃれカンケイ』 出典:97年6月8日放送分 作成:fumi 更新日:09年7月5日NEW

『ザッツお台場エンターテイメントドラマ38年史』 出典:97年4月2日放送分 作成:kim 更新日:09年4月13日



『i・z』 出典:97年xx月xx日放送分  更新日:08年5月23日

* 注釈 *
今回レポして頂いたこの「i・z」という番組は、日テレの深夜番組「ZZZ SPORTS MAX」の中の坂上みきさんのMCによる毎晩5分間だけのコーナーでした。吾郎が5回に渡ってゲストで出演されたときの何ともおかしな楽しい二人のやり取りをお楽しみください


〜オープニング〜
日テレ前?
坂「こんばんは。坂上みきです。今日から始まりました『i・z』です。この番組は、ゲストの方毎週1人の方をフューチャーしてお送りするんですけれども。月曜から金曜まで、ちょっとずつ小出しにしてお送りしますので。もう、あーっていう間に終わっちゃいますんで、お見逃しの無いようにして下さい。最初のゲストの方は、今日ドライブに連れて行ってくださるという、とても素敵な方をお迎えしてるんです。この方です!!」
吾郎が車の中で待ってます。
坂「やー」
吾「何やってんの」
坂「何やってんのじゃなくて」
吾「ていうか、なんか思い出します?アナウンサー時代」
坂「ハハハ。そんな感じの喋りだった今?不自然だった?」
吾「でもね、動いてる坂上みきを見るの初めてな人、多いと思う」
坂「ハハハ、失礼な。サングラスを取った私を見る?」
吾「かけた方がいい」
坂「夜でもサングラスの坂上です。じゃあ乗り込んで行こう」
吾「行きましょう」
坂「じゃあドライブです〜」

〜The 1st day〜
吾「これなんか二人っきりって変ですね。変じゃないですか?」
坂「えっ?」
吾「普段スタッフの人周りにいるじゃない」
坂「そうそうそう」
吾「いざ二人っきりになるとさ」
坂「なんかね。下しか(?)見えないし」
吾「でも凄いこれ運転し易い。これね」
坂「ほんとに。よかったです。あれ、オープンでしょ、今」
吾「オープン」
坂「カブリオレですよね」
吾「はいはい」
坂「ずっとカブリオレなんですか?」
吾「たまたま」
坂「あっ、そうなんだ。鏡越し。いい絵だよー。(ハンディカメラでバックミラーに映る吾郎を撮ってます)映ってないわ。(録画ボタンをon?)鏡越しの吾郎ちゃん」
坂「ん?なんだっけ・・・何の話。カブリオレよ」
吾「カブリオレ・・・もう大丈夫なんですか?あの子可愛いですよね(舗道を歩くカップルのこと)」
坂「え?どれ?カップル?」
吾「ハハハハ」
坂「見てるよ、男の人が。今聞こえたのよ、きっと。『なんだよ、あいつ』って言ってるわよ。ふ〜ん、いい女の子だった?そうですか」
吾「でもデート中にね。こう、他の女の子に目がいくなんてね」
坂「そう、失礼だよ。最低だよね」
吾「やっぱ、バレないように見ないと」
坂「ハハハ」
吾「車は好きなんだよ」
坂「好きなんですよね」
吾「生き物的な感じで。人間みたいですね。よく世話は焼けるんですけど」
坂「世話が焼ける人間」
吾「うん。まめになんかしてないと、すぐ壊れちゃう」
坂「それは女って感じですか」
吾「ちょっと(左手の親指と人差し指でちょっとと表現)」
坂「あ〜」
吾「ちょっとね」
坂「そうですか。手に負えない女、好きなんだよね」
吾「そういう訳じゃないんだけどね」
坂「そういう訳でしょ」
吾「・・・(カメラの方を向いておちゃめ顔)」
坂「ハハハ」

〜「食」へのこだわり The 2nd day〜
坂「お気に入りのドライブコースはあるんですか?」
吾「ドライブコース。最近はね・・・館山」
坂「館山?」
吾「うん、ちょっとね」
坂「館山・・・遠くない?」
吾「海釣りに行く事とかがあってね」
坂「あっ、釣りするんだ」
吾「いや、前まで基本的に全然好きじゃなかったし。こう、魚を好きで。お刺身とか薄作りとかいろいろあるじゃん。結構食に凝ってて。魚詳しい友達とかと結構食事とか行くと、『こんなの釣ったらもっと美味しいよ』みたいな。僕の友達で、元板前さんの人が居て、釣りも出来て、結構魚関係も詳しい人が居るんです。・・・キスって普通何で食べる?」
坂「キスは天ぷらでしょ」
吾「刺身で食べるんです」
坂「美味しい?」
吾「うん。その日釣ってきてくれる」
坂「へ〜〜」
吾「そうすると、生で食べれる。うん」
吾「246出ました〜」
坂「246出ました〜曲がります〜。運転上手いですね。安心して乗ってられますね」
吾「思い出の246ですね」
坂「えっ!ちょっと待ってください」
吾「ちなみにここじゃないですか。そのペットショップは」
坂「あっ!ここのペットショップで私達はデートをしようと・・・ハハハ」
吾「しようとしたけど」
坂「しようとしたけど、会えなかったっていう」
吾「そうそうそう」
坂「そうなんです。吾郎ちゃんは今、猫ちゃんを飼っていまして。で、何匹になったんだっけ?」
吾「えっ。2匹、2匹」
坂「あっ、2匹のままなんですね。で、すごく猫ちゃんにハマっちゃって、飼いなよって。じゃあいいとこ紹介するって。そこ一緒に行こう、何時に待ち合わせって言って、来なかったんでしょ、あんた。来てくれなかった」
吾「行ったんだけど、ちょっと〜時間が早かったんだよねー」
坂「ハハハ、あんた。1時間も早く来て、さっさと帰るっていう」
吾「・・・ここも美味しいよね」
坂「あっ?セレクション?ほんと?美味しい?」
吾「食事したことないでしょ。お茶しか」
坂「無い」
吾「意外と美味しかったよ」
坂「へ〜」
吾「サンドイッチとかなんだけどね」
坂「そうなんだ〜」
吾「そこの曲がったとこの焼き鳥屋さんとか、よく行くんですけど」
坂「あっ!知ってる〜」
吾「なんだっけ?」
坂「焼き鳥・・・あのもうドアとか無いとこでしょ。そのままあそこ入ったとこでしょ。千駄ヶ谷商店街ですね。・・・あっトンネルだ、ここ」
吾「ここは、ほら。ダイナマイトのビデオ撮影で」
坂「あっハハハ。そうそう」
吾「ダイナマイトな、ダイナマイトな、ってやってたんです」
坂「そうだよね。このコースだよね」
吾「ここビクターです。ここでレコーディングしてまーす」
坂「あービクターです」
吾「緊張してます?そもそも」
坂「緊張してますよ、私。凄い緊張する方なんだから。緊張してますでしょ?バカみたい?」
吾「僕は普通ですよ。いやいやいや」
坂「あんたはいーじゃない」
吾「どうなんでしょうかね」

〜憧れの風景 The 3rd day〜
坂「あっ!CD入れてんだ。何入ってんでしょうね」
吾「まさしく僕が持って来たみたいな言い方になってます」
坂「イヤ、ハハハ。止めなさいよ、そのばらす感じ?」
坂「いや〜カンツォーネなんか聴かれるんですか?」
吾「イヤ」
坂「なんかね、吾郎ちゃんが好きだっていうのをセレクトしてきたんですよ。何これ・・・攻殻機動隊・・・」
吾「あっ!(CDを手に取って開けてニヤニヤ)」
坂「何、その嬉しそうな」
吾「好きなんだよね〜」
坂「あーほんと。へ〜」
吾「カンツォーネっていうのは・・・う〜ん、あのね、車ん中では普段聴く事は無いけど、車ん中で聴きたいなって思ったの」
坂「カンツォーネを?」
吾「そう」
坂「それ、突然思ったの?」
吾「あのね、去年ね、ロンドン行ったんじゃん」
坂「あの、なんだろう、ビデオ撮りで?」
吾「そうそう。ダイナマイトじゃなくて・・・青いイナズマを8ミリで撮ったっていう。そん時に赤いアルファロメオスパイダーの、僕らが撮影してるとこに停まって来たんですよ。ま、花を摘みに来たのか、名所を見に来たのか分かんないですけど、とにかく来て。その姿がとにかくかっこよかったんですよ、むちゃくちゃ。何がかっこいいかというと・・・女性が運転してんだけど。あーごめん、男性が運転してて。そりゃもう如何にもイギリスのトラッドって感じの、ブルジョア風な、ツイードのジャケットを着て、男の紳士。で、女性がこうスカーフをくっとオードリヘップバーンの昔の映画にありそうな」
坂「へーうそ。なんかホント映画の中」
吾「映画のワンシーンみたいで。その車がガーッと停まって。で、行った後オープンだから、中覗いたんですよ。そしたら英字新聞があって、当たり前だけど。そこのちょうど車のBGMとしてカンツォーネがかかってて」
坂「へー『わーかっこいい』って感じの」
吾「なんかその状況がね、ちょっと映画のワンシーンのようで」
坂「へー」
吾「そうそう、いいカップル」
坂「へー」
吾「でも、日本じゃね」
坂「うん。あんまりこういうのは聴かないの?ご自分達のこういうのは」
吾「『ス』ですか」
坂「はい」
吾「聴かないですね」
坂「ハハハ、どうして」

〜俳優として・・・ The 4th day〜
坂「おー!こんな物が」
吾「ちょっと、持って来ちゃダメだよ」
坂「なーに、ハハハ、こんな物が」
吾「それ衣装合わせの資料用の写真じゃないか」
坂「これ出しちゃいけないの?」
吾「いいですよ」
坂「これは吾郎さん?」
吾「そう」
坂「役場の役ですか?」
吾「森慎一です」
坂「えっ、なんて?森慎一役なの?」
吾「森慎一です」
坂「これ、森慎一なの?」
吾「森慎一役です」 坂「っていう名前なんだ」
吾「そう。今回水曜10時で」
坂「ハハハごめん。こっち向けろと怒られちゃったよ(ずっと写真を撮ってたから、自分の方にカメラを向けろと)」
吾「水曜10時に」
坂「はい」
吾「始まります。恋の片道切符」
坂「恋の片道切符」
吾「ま、坂上さんの事ですかね」
坂「なんでや。なんでいつも ONE WAY なんですか、私は」
吾「そう、江角マキコさん主演で。ま、基本的に」
坂「はい」
吾「コメディなんですけど」
坂「うん」
吾「僕の最も好きな」
坂「このなんかメガネとかしてるのを見てもあれだね。なんか」
吾「わりかしね」
坂「うん。こう、おどおどとしたなんかちょっと。さえない男なの?今回」
吾「そうですね。わりかし」
坂「うん」
吾「さえないっていうか」
坂「何?ホントは何の役なの。森慎一は」
吾「森慎一は、だから、雑誌の編集部に居る、青森から上京してきたばっかりで。ま、訛りもそんな抜けてない、ちょっとダサメな。ま、ダサメって一括りで言っちゃうと凄くね。言葉と言うのは不思議なもんで。それだけじゃないんですけど。大きく言えば三枚目な役で。うん」
坂「で、江角さんの事を好きなのかな?」
吾「そうですね」
坂「片道系なのかな?」
吾「で、江角さんも毎回片道な恋愛をして、いつも振られるっていう」
坂「それで」
吾「結構ね、ひたむきドラマっていうかね。あのドタバタコメディもあるんだけど。常にこう一生懸命な、キャストがそれぞれ自分の恋に対して」
坂「あーそうですか。恋の片道切符」
吾「どう?メガネ」
坂「え?似合いますよ」
吾「ホントに?」
坂「凄く似合うんじゃないこれ。ホントですよ」
吾「お世辞抜きで」
坂「おざなりに言ってるんじゃなくて。だって、皆さん思いません?このお顔」
吾「ちょっと笑いじゃない、コントっぽい。・・・サンキューって感じで」
坂「そうそう、サンキューゴロー系ですよね」
吾「お腹すきません?」
坂「すきましたよー。すきましたとも」
吾「ねー」
坂「なんかどっか行きますか?どこか連れてって」
吾「出前取りましょ。出前」
坂「えー車ん中で」
吾「出前」

〜僕なりのディナー The 5th day〜
吾「ピザを取ろう(と指パッチン)決定」
坂「取りますか、じゃあ。しょうがないわ」
- 電話 -
吾「え〜っと、出前お願いしたいんですけれども、デリバリーの方。よろしいでしょうか。普通のでいいです。ジャガイモ入れてください」
坂「いやだ〜私もアンチョビ入れてくださいね」
吾「アンチョビとジャガイモも入れてください。ピーマンは、まー多少・・・抜いてください」
坂「ハハハ、あんた」
吾「『さいとうかずお』と申します。さいとうです。それじゃお待ちしてます」
吾「さあ」
坂「来るかな」
吾「来ますかね」
坂「来る?それで」
吾「うん。言えなくない?自分の名前」
坂「それは・・・稲垣吾郎・・・本名なんだっけ?」
吾「う〜ん」
坂「そりゃ」
吾「いいんだけど、堂々としてれば。ただ・・・」
坂「騙されてるとしか思わないよね」
吾「う〜ん。ま、どうも〜って普通にこのままで出るから、玄関から。それはうそだろって感じなんだけど・・・あっ!来ましたよ」
坂「来た・・・来ましたね。あら、ピザ屋さんだわ」
ピザ屋「さいとう様ですか」
吾「はい、こちらでーす。お願いしまーす」
坂「ちゃんとどこでも行かれるんですね、ホントに。こういう今までこんなケースありました?」
ピザ屋「はい、何度も」
坂「そうなんだ・・・って、もう食べてるよ、この男(坂上さんがピザ屋さんと話してるのに箱を開けて食べてます)信じらんない、まだ・・・。ありがとうございます。ご苦労様でした。信じらんないこの男。もう開けて食べてる。いや〜もう。美味しい?」
吾「う〜ん」
坂「ちょっと私も」
吾「これはね〜判定しづらいですね」
坂「何を?何、何が?」
吾「両者とも美味しいんで、甲乙付けがたい」
坂「あらーちょっと頂こうかしら・・・えっ?両方あんの?」
吾「ビストロスマップってボケをしたんですけどね。誰も気付いてくれない」
坂「ハハハ。すまんすまんすまん。そうでしたか。判定・・・この後のビストロスマップの続きある?」
吾「もう遅いですね」
坂「えー。吾郎さんチームです。キスよ。キスキス」
吾「よく分かんない」

〜エンディング〜
坂「さあ、どこへ向かっているんでしょう」
吾「せっかくさ」
坂「最終目的地はどこでしょう」
吾「ねー。やっぱり一生に一度のドライブじゃないですか。こういう」
坂「一生に一度なの」
吾「フフフ」
坂「一生に一度なんだ。ま、そうだとしよう」
吾「僕は結構出会いは大切にするタイプなんで」
坂「ハハハ」
吾「これも何かの縁で」
坂「ホント。ホントですか」
吾「うん」


ANGEL'S COMMENT:
ちょうど、吾郎がドラマ「恋の片道切符」を収録していた頃の坂上さんとのドライブデート(笑) 何度も見返したはずなのに、こんなこと言ってたか・・・と思う箇所もありました。坂上さんが吾郎がお気に入りだったのは、すでに周知の事実でしたが、この方はもともとお喋りではありますが、吾郎とのデートでさらにテンパったのかよく喋る、喋る(笑) 確かに、黙ってしまったら車の中気まずいことこの上ないですからねぇ。
坂上さんに、「いつも(恋愛は)片道」とか何気に失礼なことを言う吾郎(笑) 普通だと姉と弟という年齢になるのですが、坂上さんが吾郎の前では少しキュートな女性の恥じらいを一瞬見せるところがあって、我が事のように見ていた覚えがあります(笑) きっと、今の吾郎なら、もう少し対応も違ってくるでしょうね。間違いなく、もっと紳士で会話も洗練されたコメントを返してくれるのではないかと思うと、また坂上さんとお話しているところを見せて欲しいと思いました。きっと、坂上さんも驚くほど、吾郎の磨きかかった男ぶりに感動してくれるのではないでしょうか。
しかし・・・ペットショップで早く着いちゃったからって、女性との約束を放って先に帰る吾郎(苦笑) この辺は、今もあまり変わっていないような気がするんですがどうでしょうか。間違っても1時間以上は待たないよね(笑)

どなたか、この「i・z」の放送日をご存知の方おられませんか?


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『笑っていいとも:テレフォンショッキング』 出典:97年4月24日放送分  更新日:08年8月16日

タ「昨日の高島礼子さんからのご紹介ですね。4年振りになりますか、ほう。SMAPの吾郎ちゃんです。どうぞ」
吾郎登場

吾「え〜っとですね、これはあのー舞台を、去年もやったんですけど」
タ「つかさん」
吾「そうです。『広島に原爆を落とす日』って言う」
タ「へぇ」
吾「はい。あの、6月の14日から新宿の新紀伊国屋というところで」
タ「はぁ、新紀伊国屋」
吾「サザンシアターって言う、新しい劇場なんですけど」
タ「これ貼っといて」
吾「後ですね、あの、これ、僕とお揃いのTシャツなんですけど」
タ「ほぅ、これ」
吾「友達が作ってる」
タ「ありがとうございます」
吾「はい。あの、クルーザーに乗った時にでも」
タ「ありがとうございます」
吾「着てください」
タ「お揃いで」
吾「お揃いです。後、これはおきまりですが」
タ「SMAP WOOL。ほぅ」
吾「これ狼と羊なんですけど、ベスト盤なんですよ」
タ「あぁそうなの。こんなか入ってる」
吾「そうです」
タ「ありがとうございます」
吾「タモリさんの好きなミュージシャンも入ってると思うんで」
タ「どうも。(花束)来てます。SMAPXSMAP来てます」
客席がちょっとざわめく
タ「動いただけじゃん。いちいちいちいち。ロート製薬、ワニブックス、共同テレビ、関テレからも来てます」
吾「どうもありがとうございます」
タ「どうぞ、どうぞ」
吾「あぁ、久しぶりですね」
客席がまた・・・
タ「座っただけじゃん。いちいちいちいち。電報」
吾「電報ですか。凄いなんか和風ですね」
タ「漆塗りかなんかだよ、それ」
吾「珍しいですか、こういうの」
タ「いや、珍しくない」
吾「あっ、そうですか」
タ「高島礼子ちゃんからのメッセージ。『猫ちゃんの写真の本を作って見せてください』」
吾「う〜ん、そうなんですよ」
タ「猫いるの?」
吾「猫仲間。(タモリさんにも)猫仲間。トリプル猫仲間」
タ「猫何匹いるんですか?」
吾「2匹」
タ「ほぅ」
吾「う〜ん、あの」
タ「留守中はどうしてるの? 留守中は」
吾「いや、でも留守でも平気だから猫飼ってるんですよ」
タ「いや、旅とかなんか行く時」
吾「それは友達に預けたりとか」
タ「預けてるの?」
吾「えぇ」
タ「あぁそう」
吾「あの、始めは1匹だけだったんですけど、やっぱなんか1匹」
タ「1匹よりも2匹の方が面白いだろ」
吾「うん。なんか可哀想だな〜と思って」
タ「うん」
吾「1匹があのーアメリカンショートヘア、もう7ヶ月になるんですけど。もう1匹がロシアンブルー」
タ「上手くいってるの? 2人で」
吾「いってますね〜」
タ「アメリカとロシア」
吾「始めはもうダメでしたけどね」
タ「ほぅ」
吾「うん。もうなんか」
タ「意外と上手くいかないんだよ、最初な」
吾「いかないですね。子猫の方が気が強いじゃないですか」
タ「うん」
吾「だから逆になんかそっちのお姉さんの方が、両方ともメスなんですけど」
タ「そうなんだ。子猫って凄い怒るんだよな」
吾「そうですね。気強いですよね」
タ「気強いよ、子猫ってのは」
吾「うん。コロッと性格変わっちゃいますよね、5ヶ月ぐらいで」
タ「1匹1匹性格また全然違うだろ、子猫は」
吾「全然違いますね」
タ「もう7ヶ月になったら性格ハッキリしてるよね」
吾「そうですね、わりかし」
客席ざわめく
タ「こっち向いただけじゃん。記者会見じゃないんだから、カシャカシャカシャカシャ。全然何にも聞いてないってことだよ」
吾「なんかおばあちゃんもいらっしゃる」
タ「いらっしゃいます」
吾「タモリさんも飼ってらっしゃるんですよね」
タ「猫3」
吾「ん?」
タ「猫3匹」
吾「3匹ですか?」
タ「うん、全然うちは全部のらだから」
吾「それはもう昔から飼われてるっていうか」
タ「えーと、1匹はね、うちに貰ったアビシニアンとうちの外によくメシ食いに来た三毛猫ののらと、その間にできた子供」
吾「(笑)」
タ「ミケニアン」
吾「ちょっと血統がはっきりしてるのは」
タ「模様がこれおかしいんだ。三毛猫とアビシニアンのハーフってのはね、三毛猫ってのはこう白に模様があるでしょ」
吾「日本猫の事ですよね」
タ「三毛猫」
吾「はいはい」
タ「で、それはあるんだよ、縞みたいなの。あるんだけどもこの中がアビシニアンなんだよ」
吾「あ〜〜〜」
タ「アビシニアン」
吾「アビシニアンの野生的な斑点みたいな」
タ「そうあるんだよ。もう15年ぐらいになるかな」
吾「そうですか」
タ「後は駐車場に迷い込んできたこんなちっちゃいやつでね」
吾「それ全部飼ってらっしゃる」
タ「全部飼ってる」
吾「ほぅ、いいですよね。僕はもうよく猫飼ってるヤツの気がしれないって言うじゃないですか。僕は猫派ですから、猫飼ってるっていうと共感しますね」
タ「ほぅ。帰って猫と遊んでるの、ヒマな時は」
吾「ちょっと」
タ「あっそう。赤ちゃん言葉になってないか?」
吾「ちょっとなっちゃいますね」
タ「なるなー赤ちゃん言葉に」
吾「何ででしょうね」
タ「名前何て言うの」
吾「いやー名前がね・・・」
タ「シャッターチャンスか今これ。・・・全部切ってんだろうな、ここから(と吾郎の方へ近づく)」
吾「名前は無いですね」
タ「うそ」
吾「無いです」
タ「言えないんだろ、恥ずかしくて」
吾「(頷く)」
タ「何か可愛いの付けてる・・・ミルクとか付けてないだろうね」
吾「う〜ん、近いもんがありますね」
タ「近いものが、プリンちゃんとか付けてないだろうな」
吾「結構近いですね」
タ「ハハハ」
吾「何かさ、男が猫のしかもメスですから」
タ「両方ともメスなの?」
吾「えぇ。オスいやじゃないですか」
タ「あっそう」
吾「何か同じ男同士って感じがして」
タ「いやいやいや。猫を異性として見ないでしょ」
吾「そうですかね」
タ「犬は飼いたいと思わないの?」
吾「犬は前飼ってたんですよ」
タ「あっそう」
吾「はい。あのーうちの社長のとこに居たマルチーズなんですけど、それはもう『源太郎』っていう」
タ「あっ、死んじゃったの?」
吾「いや、まだ実家に居るんですけどね、マルチーズ。僕には懐かないんですけどね、なんか」
タ「高いとこやっぱりダメ?」
吾「ふふふ。話が・・・この辺から」
タ「この辺からすっと今思い出したんだけど」
吾「あのー内藤さん(吾郎から遠いとこにいるスタッフ?)とこぐらいまで」
タ「内藤さんぐらいまでいった。高いとこダメ?」
吾「それ、どうゆう話の流れなんでしょうか」
タ「いやいやいやいや。ダイビングとかやっぱりダメ」
吾「ハハハ」
タ「俺もダメなの」
吾「仲間じゃないですか」
タ「仲間なの。俺もダメなんだ」
吾「気がしれないですよね」
タ「分かんないんだ」
吾「嬉しいですよ、もう。凄い嬉しいですよ、それは」
タ「楽しいとか言うの、分かんない」
吾「うん、っていうか、楽しくないからやりたくないですよね」
タ「そうなんだよ。楽しくない事やりたくないだろ」
吾「でも、ちょっと怖いですよね」
タ「いや、相当怖いよ。俺だってビルの屋上行ったら手すり信用してないもん」
吾「(苦笑)」
タ「あんなのいつ壊れるか分かんないから、絶対側には寄らない」
吾「下が網になってる、よく地下鉄とかの上にある」
タ「ダメダメダメダメ」
吾「絶対ダメでしょ」
タ「あぁいうのダメだよ」
吾「安全だって言われてもダメでしょ」
タ「ダメダメ。いやだよ」
吾「あぁ一緒ですね」
タ「俺、ゴルフで打ち下ろしのホールで必ずチョロっちゃう」
吾「あぁそれは高い所、あっ」
タ「高い所」
吾「あっ、打ち下ろし」
タ「ダメだろ、高い所」
吾「あっ、ダメですね。高い所はまぁちょっと裏切っちゃうようですけど」
タ「うん」
吾「高い所はそうダメじゃないんですよ」
タ「何がダメなの」
吾「Gがダメなんですよ」
タ「・・・」
吾「体感のG」
タ「あぁGね。漢字で思い出しちゃったよ、ごめんな」
吾「うん」
タ「グーッと、グーッと」
吾「グーッと胃がなんかピュッと上がっちゃう」
タ「ほぅ」
吾「信じられないですよね」
タ「信じられない。俺高い所ダメなんだよ」
吾「ダメですか」
タ「ダメダメ。絶対ダメだ」
吾「飛行機は大丈夫ですか?」
タ「飛行機、だから俺、ほとんど乗らないもん」
吾「ダメなんですか?」
タ「うん。たまたま地方行けないからいいようなもんでね」
吾「はい」
タ「外国行く時は、ま、この何年間も行ってないけども、覚悟するけども。北海道のロケがあったのよ」
吾「うん」
タ「俺、汽車なら行くよって言って、往復汽車で行ったの」
吾「北海道まで」
タ「帰りは誰も付き合ってくれなかったよ」
吾「(苦笑)」
タ「だいたい怖いよ」
吾「怖いですけど、僕は飛行機は好きなんですよ。何でかって言うとですね、結構スチュワーデスとか飛行機会社でちょっと有名になっちゃったんですけど」
タ「うん」
吾「僕入るじゃないですか」
タ「うんうん」
吾「そうするとスチュワーデスさんが、『あっ稲垣さんですよね。今日はあのーコックピットの方には』って、コックピットいっつも行かしてくれ、行かしてくれって毎回頼むもんだから、向こうがもう分かっちゃってるんですよ」
タ「ほぅほぅほぅ」
吾「それ、国内線でも国際線でもそうなんです」
タ「ほぅ」
吾「だからなんか向こうから招待して貰っちゃって」
タ「ほぅ〜〜」
吾「だからいつもコックピット見に行っちゃうってね」
タ「あのね」
吾「ちょっと子供みたいなんですけど」
タ「いやいや、俺もね、コックピットに居ると安心するんだよ」
吾「あぁそっちですか」
タ「何か仕組みが分かってると安心するんだよ」
吾「あ〜」
タ「車でも人の運転は怖いけど、自分で運転すると怖くないでしょ」
吾「あ〜〜〜だから自分がなんかコントロール出来たりとか」
タ「出来たりすると安心するんだけど、人がやってるって言うのはね」
吾「ふ〜ん、人の事信用してないんじゃないですか」
タ「いやいやいや。そうかもしれないけどね」
吾「そういうことでしょ」
タ「それで俺もやっぱり日航とか何とか好きな事は好きなんだけど、安心する為にコックピット行ってたのよ」
吾「うん」
タ「向こうも」
吾「あっコックピットですか」
タ「おぅ」
吾「コックピット仲間じゃないですか」
タ「仲間なんだけど、それある時に、飛び立ってすぐ『どうぞ』って言って、俺ハワイに着くまで居たのよ」
吾「はい」
タ「だから向こうが、『お食事ですけど』『お食事ここでするから』」
吾「ハワイ・・・」
タ「『映画は?』『映画は観ないから』」
吾「ハワイに着くまでって、8時間とかじゃないですか」
タ「そうそうそう、ずっと居座ったの怖いから」
吾「ふふふ、それは後ろの席ですか?」
タ「後ろの席」
吾「ちょっと後ろのお子ちゃまシートみたいな」
タ「お子ちゃまシートのちょっとこの一番後ろの居座ったんだよ。あんまり怖いから」
吾「はい」
タ「ここだと安心するから。それから全部JALの中では御触れが回って、『あいつを呼ぶな』と」
吾「あっ、そっちになっちゃったんですか」
タ「『あいつを呼ぶと居座るぞ』って、全部広まっちゃった訳だよ。それ2、3回やったら、俺一切飛行機に乗ったら何の案内も無いね」
吾「あぁ、僕はまだ5年は平気」
タ「まだまだ大丈夫」
吾「あぁ」
タ「見学出来る」
吾「見学出来る」
タ「俺、一切無いから。御触れが回っちゃったんだよ。『入れるな、しつこいぞ』」
吾「しつこい。ハワイまで行ったっていうのは凄いですよね」
タ「う〜ん、7、8時間居たからね」
吾「う〜ん、高いとこキライで、猫が好きって」
タ「なんか少しは似てるね」
吾「そうですね」
タ「吾郎ちゃんワールドに近づいていってる」
吾「いやいやいやいや、今日もなんか」
タ「今日もなかなか」
吾「いやいやいや」
タ「時計も」
吾「でもなんか違うんですよ。こういう感じがあまりにも続きすぎてですね。いろんな番組でも僕とタモリさんでの間で」
タ「うん」
吾「あのー去年舞台やった時に、タモリさんにお花を頂いたんですよ」
タ「ほぅほぅ」
吾「やっと仲直りしたんですねって」
タ「ふふふ」
吾「それ、ファンの子が見て、花を」
タ「ケンカしてる訳じゃないんだよね」
吾「そうですよね」
タ「一旦ここでコマーシャルです」
吾「はい」

タ「では、お友達を紹介してください」
吾「はい。えーっとですね。番組でもご一緒させて頂いている、えーあのー尊敬する役者さんで」
タ「うん」
吾「佐野史郎さんを」
タ「おぉ、佐野さん」
吾「凄いパソコン仲間だし」
タ「パソコンやってんの?」
吾「ちょっとですけどね、僕は」
タ「時間取るだろ。あれは、ハマッちゃって」
吾「そうですね。なかなか、なんか、突き詰めないと」
タ「う〜ん」
吾「もしもし」
佐「もしもーし」
吾「どうも」
佐「どうもっす。見てました」
吾「あっ、そうですか」
佐「はいはい」
吾「あのー、昨日紹介されたかったんじゃないですか?」
佐「えっ?」
吾「本当は」
佐「あっ、えっ」
吾「高島さんに」
佐「いやいやそんなことない。それは番組の中の話でしょ」
吾「あ〜そうでした。・・・あのー、あっ、元気ですか?」
佐「な、なんとか」
タ「気まずい空気が流れてるんで」
吾「あのー、ちょっと替わります。タモリさんに」
タ「仲良くしてね」
佐「なんか、誰とでも気まずいとか言われちゃうよね」
吾「いや、そんなことない」
タ「もしもし」
佐「どうもご無沙汰しております」
タ「ご機嫌はいいですか?」
佐「いやいや、今日はなんかお休みなんでゴロゴロしてます」
タ「あっ、すいませんね、お休みのところ。あのー、明日ですけどいいとも大丈夫ですか?」
佐「えぇ、喜んで」
タ「じゃあ、明日来てくれるかな?」
佐「いいともー!!」
タ「じゃあ、お待ちしてます。よろしくお願いします」
佐「よろしくお願いします」
タ「吾郎ちゃんでした〜」


FUMI'S COMMENT:
2回目のテレフォン。絶対に猫の名前を言わない吾郎。でも少し前、あるところのブログで知ってしまった・・・ま、ホントかどうかは定かじゃないですが。って、今もこの時から飼ってる猫ちゃんなんですよね? 当時はMステに何度も出てたから、タモリさんといい関係を築けてるようで。で、高島さん→吾郎→佐野さんと、思いっきり特命だし、舞台も少し先だし、別に番宣も何もない状態で出てきたのかな??


ANGEL'S COMMENT:
これは、もう何度も見直しました。よく見ると、ゲストがタモリさん?って思うぐらい、吾郎は聞き役に徹しているのが笑えました。う〜ん、この聞き上手めぇって(笑) fumiさんがおっしゃっているように、2回目の出場でかなりタモリさんとの関係性が変わっているのが伺えます。このあたりから、「不思議ちゃん」だけだった印象から好印象が加わっている気がしますね。

吾郎が飼っている猫ちゃんの名前に関しては、この「いいとも」を見たとき、どんだけ恥ずかしいほどの名前を付けているんだと思いましたが、結構普通なんですよね。聞いてもすぐ忘れるぐらい普通ですよ。反対に木村くんの愛犬ボニータなんていまだに覚えているのに(笑) 吾郎は血統書に付いていた名前をそのまま使ったということだから、別に隠す必要ないと思うのに、なぜかここから頑なにいっさい言わなくなります(笑)
そう言えば、このころはパソ愛用者だったことが伺えるのですが、今のほうが触ってないんでしょうねぇ。反対に他のメンバーの方が今は愛用している感じを受けますが。吾郎は、とっかかりは非常に早いのですが、興味が沸くものが多いのでしょうか。結構、すぐに放り出しますよね。最近は、趣味の幅も広がった上に長く続いていることが多いような気がします。これからも、またファンが驚くようなことに嵌ったりするのかなぁ。非常に興味がありますね。


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『おしゃれカンケイ』 出典:97年6月8日放送分  更新日:09年7月5日

―吾郎の後姿から…扉が開いてスタジオの中へ―

古(古館)「いらっしゃいませ〜稲垣吾郎さんです〜どうも。いや〜どうも、いらっしゃいませ」
吾「どうも」
満(渡辺満里奈)「こんばんは。よろしくお願いします」
古「ようこそおいで下さいました。ついに登場してくれました。でも、ちょっと眠そうな感じがするけど」
吾「そうですね(左手で目を押える)」
満「眠いですか?」
吾「ちょっとまだ、ごめんなさい」
満「いつ寝るんですか?」
吾「今何時でしたっけ?」
古「今、夜の10時4分…3分かな」
満「ハハハ」
吾「早寝なんですよ、はい」
古「早寝なの?」
吾「はいはいはい」
古「何時頃寝る?」
吾「10時頃寝るんで(笑)」
満「うっそ〜」
古「仕事が遅くなければ、10時頃寝る」

―会場からの質問―
「あの〜うち弟が16歳で居るんですけど、ちょっとジャニーズ事務所に入れたいな〜と思って。で、何かオーディションに受かるコツとかってあるんですか?」
古「コツ…どうでしょうね」
吾「どうでしょうね」
満「ねぇ」
吾「僕もその彼女と同じ形で、はい。あの〜2つ上に姉が居るんですけど、ちょうどあの〜うちの先輩の、もう解散しちゃいましたけど、光GENJIの超もう全盛期で。それでなんかこう、弟を入れたいな、みたいな感じで」
古「あっ、じゃあ、お姉さんが応募したってやつ」
吾「そうです。同じですね」
古「同じパターン」
吾「はいはい」
古「じゃあ、そんなに望んでたとか、そういうんじゃなく」
吾「あっ、もう全然」
古「お姉さん主導」
吾「えぇ。あの〜基本的に帰宅部だったんですよ。帰宅部って言うの、おかしいですね(笑)」
満「帰宅部って懐かしい響きですね」
吾「ちょっと死語ですかね」
古「知らない、その帰宅部って言葉を」
満「部活動に入らないで、あの〜帰る、帰宅する」
古「あっ、部活とか熱心にやらないで、比較的暗めでまっすぐ真面目に帰っちゃうの。帰宅部」
吾「バリバリ帰宅部だった」
古「バリバリ帰宅部…ちょっとメモっといていいですか。あっそう」
吾「えぇ。それで僕入った時は、11月13日だったんですけど」
古「さすが帰宅部、ちゃんと覚えてます」
吾「ちょうどその日って言うのが、光GENJIの2枚目のシングルだったんですけど、『ガラスの十代』って言う」
古「ほう」
吾「それのちょうど振り付けがあったんですよ、その日」
古「うん」
吾「そのリハーサルみたいな」
古「うん」
吾「それがちょうどそのオーディション会場で」
古「うん」
吾「で、光GENJIが9時に来る。じゃあ待ってようかな〜と思って。7時までだったんですけど、その僕らのオーディションが」
古「うん」
吾「で、お姉ちゃんと一緒に待ってて」
古「うん」
吾「あっ、諸星さんだとか大沢さんだとか」
古「あっそう」
吾「うん」
古「だけどあれですか。お姉さんにしてみりゃ一挙両得じゃない」
吾「そうですね」
古「弟が晴れてジャニーズ事務所入り。それから大好きな光GENJIを迎えると」
吾「そう。しかもこう、そのまだ僕らみたいな入ったばかりなのをジャニーズジュニアって言う形になって。そのジャニーズジュニアの、その木村だとか香取だとかのサインを貰っちゃったっていう。どんなお姉さんだっていう」
満「ハハハ」
古「あら〜お姉さん、今」
満「先物買い」
古「ねぇ」
吾「だからそれ、木村くん、うちのその木村も本人も言ってましたけど、『俺が一番初めにサイン書いたのって、お前のお姉ちゃんなんだよ』って」
満「ハハハ」
古「いいネタ持ってますね〜。初めて書いたって印象に残ってるもんね」
吾「うん」
古「じゃあ、別に事務所に入るって、元に戻りますけど、あんまり」
吾「はいはい」
古「無いね」
吾「そうですね。とりあえずあの〜うちの事務所に履歴書を送っていただいて(笑)」
古「うん」
吾「事務的な事を言うと」
古「急にマネージャーの立場に」
満「ねぇ」
古「たまたま入手したんですけど、初の、だからSMAP初のコマーシャルかな」
吾「はい」
古「トンボ学生服」
吾「あ〜あるんですか、そんなの(笑)」
満「知らな〜い」
古「トンボ学生服ですよ。これはね、ちょっと見てもらいましょうかね」
吾「はい」

―CMが流れる―

満「え〜可愛い」
古「足上がってるよ、皆」
満「踊ってる〜」
古「あれ、撮影覚えてる?」
吾「覚えてますね〜でも、今より踊り揃ってますね、皆」
古「これね、メンバーに関する質問に吾郎君答えてくれっと言うね」
吾「あっ」
古「え〜『SMAPのメンバーをどのように思ってますか?一番仲がいいのは誰ですか?』こういうの多いんだよ。答えづらいパターンでね。で、こんなね、今誰と一番仲いいとか誰と仲悪いとかね、そういう事は言えないですよ、こういうとこで。そこでね、え〜っと、一応顔のプレートを作りましたんでね」
吾「メンバーの事聞かれるんですよね」
古「聞かれるでしょ」
吾「ちょっとジェラシー」
古「えっ」
吾「いえいえ」
古「正直だね〜。俺もいつもそういう事内心は推察してたの。やっぱりタレントさんの自意識で言うと、人の話して盛り上がって、俺がゲストなのに、俺の話とか私の話とかってあんのかな〜と思ったけど、こういう風に言った人初めてね、正直に」
満「あ〜そうだね」
吾「そうですか。あんまり考えてないんで言ったんですけど」
古「いや〜」
吾「きっとそこまで思ってないから言ったんで…止めましょうか(プレートを片付けちゃう)」
古「止めてもいいけど一応」
吾「やりましょう、冗談ですよ。恥ずかしいじゃない」
古「意外にトーク噛み合わないですよね」
吾「え〜そうですか」
古「いや、そんなことない」
吾「噛み合ってるかんじ」
古「噛み合ってますか。俺がリードされてる感じがする。じゃ、ちょっと」
吾「じゃあ、行きましょうか」
古「メンバーの中で一番酒グセが悪いのは誰?」
吾「これあの〜酒を、お酒を皆で飲む事って、あんまり無いんですよね」
古「そうでしょうね」
吾「うん」
古「酒グセが悪い、いいんじゃなくて、酒が一番強いと思われるのは誰?」
吾「…ま、一応行きましょうか。ね、生じゃないんですし(笑)」
満「ハハハ、おかしいですね」
古「どっち行きます?」
吾「やっぱ僕にします。はい、じゃ〜ん(自分のプレートを挙げる)」
古「これ、結構あれですか。この人(吾郎)酒強い」
吾「結構、う〜ん」
古「メンバーの中で一番酒が強いってウワサもある」
吾「そうですね〜結構…好きですね、お酒がね、やっぱり」
古「これ、この人(中居)は、結構ビールが好きだっていう」
満「ねぇ」
吾「以前にね、この番組出られた時に仰ったらしいですね。浅漬けがどうだとか」
古「そう、漬物の…細かいとこチェックしてるんですね。漬物の浅漬けを作りながらビールを飲むって、巨人戦見ながら」

―中居くんのVTR 浅漬けクッキング―

吾「だって、前コンビニかなんかでバッタリ会ったんですよ」
古「うん」
満「バッタリ会うんですか?」
吾「えぇ」
古「メンバーのこの人(中居)と?」
吾「今は違うんですけど、前ちょっと家が近い事があって」
古「うん」
吾「焼酎かなんか買って」
古「あっそう」
満「え〜」
吾「こんな事言っちゃいけないのかな」
古「そういう時は何?声掛け合って、会話のしようがないでしょ」
吾「『おー』『おー』」
古「『おー』って言って終わり?」
吾「『おー、明日何時だっけ?』とか」
古「やっぱそうやって月並みな会話する」
吾「月並みな会話とか、社交辞令と言うか」
古「続いて、メンバーの中で一番Hなのは誰でしょう?」
吾「ハハハ、難しいですよね」
古「まぁ男だから皆Hだよね。Hじゃない人は一人も居ないと思うけど」
吾「渡辺さんどう思われます?」
満「え〜私ですか。誰でしょうね、イメージで」
吾「どうですか、皆さん。会場の方から見ても…皆さんは誰ですか?」
古「それ変な質問だよ。皆さんは誰ですか?って」
吾「これ今メンバー見てたら何か言われるでしょうね。『なんだよお前』みたいな」
古「メンバー見てるかな、でも」
吾「特に結構バラエティとか進出してるこの辺(中居・慎吾)とか居るじゃないですか」
古「あ〜この辺見てるかな」
吾「この辺が結構気になるみたいですね。そのトークとかに関しては」
満「そうなんだ」
古「彼(木村)はほら、ルアーフィッシングとか好きだから、多分ウルルン見てると思うんですけど」
満「ハハハ」
吾「彼(剛)はGパンたたんでるとか」
古「Gパンたたみながら意外にも『演歌の花道』見てる」
吾「あ〜〜〜」
古「この2人(中居・慎吾)チェックしてるかも、と言う事は。彼は思慮深いですよ、こういう事。おとぼけで言ってますけど、この2人(中居・慎吾)がHだって事、選んだんですよ、多分」
満「言い方を変えて」
吾「凄い(笑)」
古「Hビデオ借りるのも大変だよね。こんな人気者になっちゃったらね。全国規模になっちゃったら」
吾「そうですね」
古「どうするの、この人(吾郎)なんか。Hビデオだって借りたい見たい時あるでしょ」
吾「そうですけど、ビデオ借りないですよね」
古「借りない」
吾「う〜ん。借りますか?Hビデオって」
古「借ります、たまに」
満「ハハハ」
古「僕らこそ別にもうタイプとして、そんなに恥ずかしくないですからね」
吾「う〜ん、チラシとか入ってますけどね、よく玄関に」
古「よくね。マンションなんか特に入ってますね」
吾「あれはなんなんですか?10本で3万円だとか」
古「さりげなく聞いてますね。教えてあげましょう。だからお金を送れば送ってくるんですよ」
吾「えっ、ピザ屋みたいなもんですか?」
古「そうです。ただ30分以内とかどうか分かりません」
吾「こうドア開けて、お金こうやって(手だけ出して顔は後ろ向いてる)バレないようにやってもいいんですか?」
古「大丈夫大丈夫」
吾「なんかやばい取引みたいな」
古「自然な感じにすればいい。だけど顔見られるのまずいからこれ(中居のプレート)あげますから、こういうふうに(プレートで顔を隠す)して」
古「ママチャリに吾郎ちゃんは乗ってるってのは本当なんでしょうか?気になります。ママチャリでコンビニとか行っちゃうという話も聞きました。ほんの風のウワサです」
吾「う〜ん、ママチャリじゃないですけどね。坂多いからロードタイプにしてるんですけど。結構自転車は好きですね」
古「えぇ」
吾「車よりやっぱり早いじゃないですか」
満「う〜ん」
古「今日ね、ちょっと考えたんですけど、皆ファンが多いもんでね。この会場の中でちょっと試験的に訊いてみたいと思います」
吾「はい」
古「例えば、ほんのスタジオ1周としてもね。彼と一緒に自転車2人乗りをしてもらいたい。つまり、後ろに乗っかってしがみついてみたいなんて言う願望がある人、手を挙げてみて」
会場、一斉に「はい!」
古「はい、ちょっと一旦下げてください。はい、じゃあ次の質問にいってみたいと思います」
満「え〜終わりですか、古館さん。それだけですが、聞いただけ」
古「いや、あまりにも多いんで、ちょっと止めようかなと思って」
満「いやいやいや、皆そりゃ挙げますわ」
古「挙げますわね」
満「そりゃ」
古「急におばさんになっちゃったね。これ、ちょっとお願いできませんか?」
吾「(満里奈に)たまにありますよね」
古「ね、稲垣君どうです」
吾「いや、いいですよ別に。でも自転車なんかあるんですか」
古「自転車はそりゃ用意してますよ」
吾「持ってきてないですよ」
古「自転車の日テレって言うぐらい」

―自転車2人乗り権争奪!!ジャンケン大会!!― で、1人勝ち抜きます。

満「またいじゃったりとかして」
古「またいじゃって」
満「いいな〜私もこういうことしたかった」
古「ちょっとお腹にちゃんと、危ないですから」
会場「え〜〜〜」
満「基本ですよね〜ギュッってしがみつく」
古「基本ですよ。しょうがないもんね」
吾「何気に恥ずかしいですよね。これメンバーに見られたくないですね」
古「メンバーだから他見てると思います」
吾「そこに居るマネージャーにも見られたくない」
古「じゃあ1周してください」
満「いってらっしゃ〜い」
―2人乗りでスタジオ1周―
吾「テレビジョンとか出ちゃうのかな〜」
満「面白いですね、これ」
古「なんか間抜けでいいね」
吾「到着です」
吾「僕も緊張しました」
古「猫飼ってるんですってね」
吾「はい」
古「2匹」
吾「そうですね。はい」
古「で、名前は絶対明かさない」
満「えっ、なんで?」
古「ファンも知らないらしい」
満「なんで明かさないの?」
吾「いや、付けてないですよ」
満「付けてないの?」
吾「うん」
満「ちょっと付けてないとこが、また稲垣君っぽい」
古「呼ぶとき『ネコ』って呼ぶの?」
吾「ちょっと」
古「ちょっと」
満「ちょっとって、ハハハ、分かるんですか、それで」
吾「ちょっと、君君」
古「君君…2匹、オスメスどうなの?」
吾「メスです」
古「両方ともメス」
吾「はい。アメリカとロシアの猫って言ったら変ですけど。アメリカンショートヘアーとロシアンブルー」
古「ほ〜、と言う事は、アメリカとロシアのを1匹ずつ」
吾「そうです」
古「凄いじゃないですか、これ。でもね、犬好きな方から言わすとね、猫は自分が人間だと思ってるから扱いずらいとか、犬は人間に服従するから犬好きとか、いつも意見が分かれるとこだけどね」
吾「え〜どうですか、犬と猫」
古「俺はもう圧倒的に犬好きですね」
満「私も犬派」
古「猫はね〜あの〜頭良さそうでキライなの」
満「あ〜」
吾「あ〜それがいいですね。自分が手のひらで転がされそうで」
古「あっ、それがいいんだ」
吾「うん、逆に」
古「猫好きの人は、やっぱそれが」
吾「逆に支配されてるみたいな感じが」
古「支配されたいんだ、じゃあ」
吾「そうですね、結構」
古「淋しがりやで」
吾「うん、そういう自分の中のわりかしマゾフィステックみたいな部分が出てくるというか、人間誰しもあるじゃないですか、そういうの」
古「それで名前付けてない」
吾「そうですね」
古「じゃあ、獣医さんとか連れて行く事もある」
吾「えっ、獣医さん…あ〜そうですね。くるくるくる〜みたいな」
古「どうしたんですか?今、何が起きたんですか?」
満「なんだなんだ」
吾「よくよく」
古「うん」
吾「上手いですね」
古「何が上手いの。じゃ、もう一回いきましょうか。じゃあ、獣医さんに連れて行く事は?」
吾「たまに獣医さんなんか連れて行くんですよ」
古「あ〜ホントに」
吾「薬もらうじゃないですか。人間でももらうこういうのあるじゃないですか。週1日何回食後に」
古「うん」
吾「それ名前書かれるんですね。稲垣なんとかちゃんって」
古「ペットの名前を…何て書かれるんですか?」
吾「それ名前ですね〜(笑)」
古「えっ」
満「あるんじゃないですか」
古「あるんじゃないですか」
満「名前」
吾「(満里奈に)やっと喋りましたね」
満「ハハハ」
古「ねぇ、あるって事ですよね」
満「ねぇ」
吾「それはあの〜血統書ネームで書いてくるんですね」
古「何て書いてあるんですか?血統書ネームは」
吾「いや〜(笑)この番組見てて一番僕思う事っていうのは」
古「うんうん、いいな〜」
吾「古館さんって嫌味がなく、こうね、聞いていく感じがいいですね」
古「あっ、そうですか。嫌味のない追求の仕方」
吾「う〜ん」
古「後味の悪くない、それはもうあるんです。テクニック」
吾「ちゃんと追求できてるところとか」
古「そうそう、ズバリ名前は何て言うのですか?」
吾「編集はもう…」
古「多分タマとかカメとか、そういう名前なんですよ。オーソドックスな」
満「オーソドックスな」
吾「そうです。いいじゃないですか名前は」

―会場からの質問―
「いろいろ情報仕入れたんですけど、サングラスがすごく好きらしくって、好きなんですよね?(吾・あーはいはい)それで、洋服よりもサングラスの数が多いって聞いたんですけど、あの〜見せてくれませんか?」
吾「あっ、そうですね」
古「普段結構何個か持ち歩いて」
吾「いや、そりゃ皆さんと一緒ですよ。普通にファッションで1つぐらい持ったりとかする程度です」
古「あっ、そんなもんですか」
吾「はい」
古「でも見たいでしょ、1個でも2個でもね。だからそれを叶えてあげたいというのもありまして、本人嫌がるかもしれませんけれども。今メガネ持ってないですよ、本番だから。楽屋にあると思うんですよ」
吾「あっ、楽屋に来ちゃうんですか?」
古「楽屋を覗くのってのはどうですか?」
満「いいですね〜」
古「今、まずいもんあったらマネージャーの人にちょっと片付けてもらっても結構ですけど」
吾「そうですね。元々楽屋に物を置かないんで、行ってみますか、じゃあ」
古「これね、じゃあ後で行きましょう」

―楽屋へ…―

吾「ここはいいですよね、この楽屋は」
古「さぁ、早速おじゃましましょう。レポーター的に言うなら、はい!入っていただきましょう、どうぞ」
吾「いや〜キレイに片付けてありますね〜」
古「キレイですね。こんなにキレイじゃないと思いますが」
吾「そうですね。こんなことは有り得ない」
満「これお弁当…」
吾「これは特別サービスで、今日お弁当デカかったですね」
古「これはゲスト用ですね」
吾「(フタを開けて)これ、食べちゃった」
古「食べ残し」
吾「これ、残して悪いですね」
満「これ、稲垣くんが食べた」
古「なんか一つ」
ファンの子…梅干を持って帰る
満「ちゃんとたたんでありますよ、Gパンが」
古「これは、私服のジーンズですね」
吾「はい」
古「これ、上下で来たんですね。ちょっと香りをかいでください」
ファンの子…「あっ、いいんですか」といって、いろんな匂いをかいでます。Gパンの下にある靴下まで…吾郎に頭をはたかれてます。
古「あ〜ありましたよ。これがきっかけだったんだ」
吾「そうですよ。メガネですね」
満「これかけてみてください」
吾(メガネをかける)
古「似合うね」
満「なんでこれ、ハチミツが置いてあるんですか?」
吾「それはですね。もうすごいわざとらしいセッティングなんですけど」
満「ハハハ、これ(舞台の台本を見つける)」
古「これ、わざとらしいセッティングだな、これ」
満「わざとらしいですね、もう」
古「これは何?」
吾「これは舞台を」
古「舞台か」
満「あ〜じゃこれ、のど用ですか、ハチミツは」
吾「そうですそうです。のど今あんまり分かんないと思うんですけど」
古「もうボロボロになってるって事は、結構だいぶ覚えてますね」
吾「そうですね」
古「台本直し入って、どうですか?」
吾「もう、読みがな振っちゃってますね。読めないです。頭悪いですね」
古「ハハハ、今日自分を客観視してますね。もう一人の自分が見てますね」
古「じゃあね、特別にいろいろ見してもらいましたけれども」
吾「はい」
古「だいぶキレイに片付けられてる。これ以上物色しても何もございません」
満「はい」
古「そこで…(タッパに上着やGパンの周囲の空気を入れる)」
吾「面白い事しますね、古館さん」
古「しょうがないじゃん、仕事だから」

―会場からの質問―
「今、好きな人はいますか?」
吾(ずっこける)
古「そりゃ居るでしょう」
満「ハハハ」
吾「ストレートですね」
古「この人気者で」
満「単刀直入ですね」
古「あなたも捨て身で質問したね。最後の方だからいいやいってまえ、みたいなね。やっぱり居ますよね、それは」
吾「これ、でも見ますよね、この番組で。こういう話してる時って、やっぱり」
古「何を?あっ、視聴者の時は」
吾「視聴者の時は、こんななって見てるんですけど」
古「もっともっと古館突っ込め〜」
吾「突っ込め、突っ込め〜」
古「いざ自分がそうなると、なんで突っ込んでくるかな〜みたいな」
吾「こう、なんか隠すつもりは無いんだけど、そういう話って、誰でも照れるじゃないですか」
古「照れますよね」
吾「無いですか?」
古「いや、それはあるでしょう、照れはある。その照れをほぐすのが、我々のね」
満「そうですね」
古「務めでね」
満「はい」
古「結構デートなんかも」
吾「(満里奈に)なんかありますか?」
古「ダメですよ、人に。上手いんだもん。突然スコーンと持っていくんだもん」
吾「いやいや、渡辺さんはどういう風にほぐしてくれるのかな〜と思ったり」
古「あ〜なるほど」
満「いやいやいや」
古「でもほら、ウワサになってる人とは当然続いてるわけですよね?」
吾「ハハハ、いや、ま〜、う〜ん、難しいですよね。何て答えたらいいのか難しいんですけど。結構ほら、僕らの業界って、皆さんも多分経験あると思うんですけど、なんかこんな大きくなったりだとか、逆になんか全然違う方向になったりとかして、結構紙面とか出ちゃうとね。自分だけの問題じゃないですからね」
古「そうなんだ。それは可哀想」
吾「そうそうそう」
古「だから下手にね、言った事を、今言ったように全部曲解されてね」
吾「そうですね。ま、僕は否定はしませんからね」
古「う〜ん。そういう事があるからね、気を遣って…じゃあ、上手くいってんですね?」
吾「いや、まあそういう事ですかね。だからその事実に関してね、否定はしないですけど。あまり自分から発言すると、それが結構火事になったりしますからね」
古「そりゃね、その通り、賢明です」
吾「うん、まぁでも、そうですね、いろいろ」
古「いいですね、でも」
吾「いろんな経験が必要ですね」
古「あ〜いいですね。こういう答えをしてくれた人って、無いよ」
吾「そうですか」
古「『まーまーいいじゃないですか』か、『ワーーッ』と盛り上げて言うか、だいたい」
吾「僕が視聴者だったら、古館もうちょっと突っ込め、突っ込めよ」
古「視聴者ならね」
吾「そんなあげる必要ないから、もうちょっと突っ込め」
満「ハハハ」
古「でも僕は今そういうような気にならないもん」
吾「そうですか」
古「うん…結婚するんですか?」
満「ハハハ、突っ込んでるじゃないですか」
吾「結婚はしないですね、絶対。僕、結婚願望とか無いんですよ。ま、この歳だったら当たり前か」
古「うん、そりゃそうだね」
吾「あんまり、そのなんか、執着するってのは」
満「いや、それだったらごめんなさい。彼女はどういう存在なんですか?」
古「あ〜きましたね。結構きましたね」
吾「結構きましたね。一ランクまた上の」
古「これはね〜」
満「だって、そうやって断言しちゃうんだったらね」
吾「女性の方ってやっぱりいいですよね。何聞いても」
古「満里奈ちゃんの場合、嫌味ないし。ましてや、動物奇想天外で鍛えてるし」
満「ハハハ」
古「でも、だいたい、いい雰囲気な事を今語った感じありますよ」
吾「そうですね〜〜」

―16小説のLOVE SONG―

古「坂本龍一さんから」
吾「あ〜」
古「世界の坂本からお手紙いただきました」
満「どういうご関係なんですか?」
吾「いや、あの〜以前にですね。僕のやってる、ま、僕も元々すごいファンだったんですけど昔から。僕のやってるテレビドラマを見ててくれまして。『結構僕は、こうドラマなんて言うのは基本的には見てなかったんだけど、最近ハマッちゃったんだよ』って感じで、凄い一時ハマッてたらしくて」
古「あっそう」
吾「えぇ。それで、ま、コンサートとか結構」
古「来てくれるようになって」
吾「えぇ。呼ばれて僕が行ったりだとか」
古「行ったり…あっそう。じゃあ、ちょっとね。その坂本さんからのお手紙ですね」
吾「それは嬉しいですね」

『吾郎君へ。(吾・はい)今、仕事で日本に帰ってきてます。(吾・えっ、そうですか)いつも電話をしてくれてありがとう。こないだは一人でパリに行く前の晩、電話をくれたよね。初めてのパリはどうだった?僕はパリって言う街全体が美術品に思えて、わざわざルーブル美術館なんか行かなくても、十分その美しさは味わえると思う。吾郎君がどこに行って、どこをブラブラ歩いたのか、聞きたいな。魅力的な女の子がたくさん居たでしょう?パリ行きが吾郎君にいい影響を及ぼして、今後の活動に表れるのを期待してます。吾郎君の魅力は、いつも何か迷っていて、自分の中でもやもやしていて、いつも何かを捜してるようなところ。決して目の前にある物で満足しない。本当の心の中は誰にも分からないけどね。僕にはそう見える。いつまでも満足しないで捜し続けて欲しいね。僕もそうだから言うんだけど。今度ニューヨークに来る事があったら連絡してください。僕は出不精であまり出掛けないけど、いくつか美味しいレストランを知ってます。じゃあ、また、地球のどこかで会いましょう。So Long 坂本龍一』

吾「どうもありがとうございます。いや〜」
古「坂本さん、かっこいいですね、やっぱり」
吾「かっこいいですね」


KAZUYO'S COMMENT:
吾郎のインタビューの受け答えは、昔も今も変わらない。少し照れて話題を避けようとするところがあるけれど、結局は最後にしっかり答えている。昔は、照れからその受け流し方が自分の中で完結しているような話し方をするので、聞く側が戸惑うことが多いだけで本当に変わらない。見る人によっては、そこがいい加減だと捉える人もいるかもしれないけど、これだけ素直な人もいないですよね。

おつきあいの話題になったときも、正直に話しています。当時つきあっていた女性とのことも隠しているわけではないから、自分の気持ちも聞かれたら答える。もちろん、低俗な週刊誌などには答える気はないだろうけど、ちゃんと聞かれれば嘘はつかないと。だから、私は最近まで噂のあった女性とは彼の言葉をずっと覚えていて「なし」にした経緯があります。この頃とは、スマップ自体を取り巻く状況も違うので、個人の考えだけで発言できないこともあるとは思うけど、あまりにも吾郎が何も言わないのはどう考えてもおかしいのでね。

坂本教授からのメッセージは素敵ですよね。教授は、NYでレンタルで何気に借りた日本のドラマに吾郎が出演していたのを見て気に入ったというのを雑誌で話しておられました。これが、伝説の『嘘でもいいから』です(笑) 「世界の坂本」までをも魅了したこのドラマは、是非吾郎ファンにはどうにかして見てほしいですね。このドラマを見て、事務所からスマップに曲を提供してほしいと以前言われたとき何故OKしなかったのかと悔やまれていました(笑) 今でもいいので、是非お願いしたいですね。


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『ザッツお台場エンターテイメントドラマ38年史』 出典:97年4月2日放送分  更新日:09年4月13日

前説:この番組はフジテレビがお台場に移転したことを記念して7日間にわたって組まれた特別番組です。その3日目が「ドラマ38年史」で中居クンを中心にスマップが司会、フジテレビとスマップのドラマの歴史を約2時間半、生放送で紹介しました。以下は、完全に吾郎の出演部分のダイジェストレポですので、他のメンバーのドラマに関してはほとんど記述していませんのでご了承ください。最初にスマップの小芝居からスタートします。

コントロール室でエレベーター内を映すモニターを見ている男(中居)。タバコをもち、細い指が銀色のライターをいじる。モニターには制服を着てひげを生やした警備員(木村)が映っている。
そして他に黒いスーツの吾郎とカジュアルな服装の剛。この時の吾郎がドラマ「彼(97)」のときのビジュアル、世界がひれ伏しそうなくらいフェロモン垂れ流しの美しさです。エレベーターが動き始めると、内部に設置されているモニターに「welcome」の文字があらわれ、「東京ラブストーリー」の映像が流れる。吾郎が興味を示してモニターを見ると後ろから警備員(木村)が近づく。その気配にびくっとして思わず振り返って警備員と睨みあいになるも警備員は無言で礼をして下を向いてしまう。警備員は吾郎の背後に控えたまま。吾郎の位置とは対角線の角に剛が立っている。

モニターに「北の国から」の映像がでると、
吾「懐かしいなあ、これ俺が小学校4年生くらいだ、、、」
剛「よかったよねえ、ほんとうによかった」
吾郎が振り返ってみると剛は「いいひと」の台本をもってせりふの練習を始める。
吾「ちょっとちょっと何やってんだよ」
剛「いや明日のせりふ覚えてないんだよ。」
吾「これから本番なのになにやってんの(剛に近づき、もみ合いながら剛の台本を取り上げる)、だいたい最初のゲスト覚えてる?!」
剛「・・・・・・・」
吾「陣内孝則さんと柳葉敏郎さんと浅野ゆうこさんだよ」
背後で警備員がゲストの人数分指を折って、ぷっと笑うと剛がそれを見咎めて
剛「こいつ!何笑ってんだよ!」と警備員と睨みあいになる。
吾「なに当たってんだよ」
剛「だって笑ってんだよ、こいつ」と警備員を指さす。
吾「(思い出したように)あ!慎吾は?!」
(慎吾が遅刻しそうになって必死で階段をあがっている映像)
再び元の位置(剛がひとりで角にいて反対の角に吾郎と警備員)にもどっている。
吾「だいたいおまえが最後に出てきたんだから、楽屋を確認しろよ」
剛「だって(慎吾は)気持ちよさそうに寝てんだもん」
吾「そういう問題じゃない、、、」突然がっくんとエレベーターが揺れて止まる。

吾郎が焦ってエレベーターのボタンを押したりするが機能停止状態。そして影の男(中居)が再びエレベーターを動かし、どんどん上昇していく。
壁についたモニターはいろいろな過去ドラマの映像が急速に流れている。中の人たちはふらつきながら停止させようと試みる。
吾「剛、非常ボタン押して!非常ボタン!!」
剛「(ボタンを押しながら)だめだよ、ゴロちゃん、とまんない!!」
吾郎が剛を押しやって自分でドアをたたいたり(あんな細い腕で叩いても手首のほうが折れそう)すると警備員が吾郎を抱きかかえるようにして止める。モニターはブラックアウト。突然の影の男の声が、、。
中居「もうドラマ終わっちゃった、、」3人が声の主を探し始める。
剛「なに言ってんだよ!」
中「もっとドラマ見たいでしょ、、、、。今僕がはまっている一番おもしろいドラマ見せてあげるよ、、、」
モニターにはエレベーター内の3人が映る。
吾「これ俺たちじゃん」
剛「勘弁してよぉ」ヘタヘタと座りこんでしまう。

吾郎は再びドアを足で蹴り始め(細長い脚が折れそう、、、)、警備員が吾郎の腰を押さえて制止する。吾郎は警備員の腕をつかんで「おまえがドアを蹴破れ」というような指示を与える。ファイティングポーズで警備員が蹴るが期待はずれ。再び吾郎がドアを蹴り始める(←猫が砂をかいてるレベル)。
中「そんなに蹴飛ばしちゃあ駄目だって、、。そんなに焦らなくてももうすぐ楽になれるよ」
ものすごい中居の瞳のアップからカメラ目線に、、、「もうすぐ着くよ」

エレベーターは99階に到着。3人の怯えた顔。
吾「ここどこだよ!!」
するとエレベータの四方の壁が倒れて、そこはお台場フジテレビV4スタジオの中というオチ。観覧客の大歓声。警備員(木村)が吾郎と剛を司会者席にいた中居や慎吾のところに案内する。
中居「ザッツお台場エンターテイメント!」
慎吾「ドラマ38年史はじまるよ〜〜〜!」
中「フジテレビお台場移転記念、3日目の今夜はフジテレビドラマ38年史を生放送でお送りします。司会進行はわれわれスマップで〜す!」
席順は中居が左端のシングルチェア、中央の3人掛けソファに吾郎、剛、慎吾。
吾「みなさん、こんばんは、ドラマは新しい自分が発見できるのでとても大好きです。稲垣吾郎です」
中「はい!吾郎ちゃん」観客拍手。
剛「みなさん、こんばんは、どうでもいい人にならないように頑張ります。草なぎ剛です。」
中「はい剛〜」観客拍手
慎「みなさん、こんばんわ、いろんなドラマが人生の中にもある。そんなドラマが大好きです。香取慎吾です。」
中「はい、慎吾君です。」観客拍手
中居「え〜残念なお知らせがあるんですけど、今回は木村クンが欠席という、、(泣きマネしながら)今、ちょうど「ギフト」の収録中で間に合わないという、、。しかしドラマにとても詳しいというフジテレビ勤続38年の警備員の方をお呼びしてるんです。」と右端に立っている警備員(木村)を紹介する。
木「え〜今回警備にあたらせていただく荘吾敬美です」
中「総合警備じゃないんですか?。この人は過去のフジドラマに関してはなんでも答えられます」と話してドラマに関する3問ほどの質疑応答があり、吾郎もマニアックな問題を出すが見事に答える警備員。ずっとキャラを守ってにこりともしない。

【最初のコーナー「トレンディドラマ」】でゲスト来場。
ゲスト(陣内孝則、浅野ゆうこ 柳葉敏郎)が中居と慎吾剛の間に入ってくるが、警備員が無意識?に吾郎の隣に立っていて、気がついたのかすぐにまたゲストの後にはける。そして柳葉さんの結婚のお祝いに各メンバーが花束を渡すのだが、剛が柳葉さんに近づこうとするのを木村警備員が阻止。それを見た中居が警備員を羽交い絞めにして止める。ここでかなり2トップの絡みあり。

【ゲストを囲んでの「月9」話 】
Part 1: 88年から92年までの月9ドラマのVTRが流れる。スマ関係は92年10月放映の「二十歳の約束」(吾郎)
ナレ「青春ものが脚光を浴びたのもこのころ・・・」タイトルバックに続いてドラマの名シーンが次々と(シリアルで美しいシーンばかり、特に印象的な海に向って二人で座っているシーンは秀逸)そして現在の吾郎の美しいアップとゲストの皆さんの満足そうな顔。
中「吾郎ちゃん、これって、、、92年っていうといつだあ?5年前?」
吾「二十歳っていうけど、まだ二十歳になってない、、19歳だったんですよ」
中「ご覧になっていかがですか?」
吾「いや、、恥ずかしいよね(笑)」
中「恥ずかしい?いやあ、あのドラマは吾郎ちゃんカッコよかったよ」
吾「(嬉しそう)あ、そうですか」
中「あれはかっこよかったよ」
吾「あれはって何よ」
中「あれもカッコよかったよ(笑)」

Part 2: 93年〜96年月9ドラマ
スマ関係では93年10月〜「あすなろ白書」(木村)96年4月「ロンバケ」(木村)96年10月「おいしい関係」(剛)のVTRあり。
陣内・柳葉ドラマ(89)「愛し合ってるかい」に関するクイズがでるが、スマ3人とも不正解。

【木9特集】
96年10月「ドク」(香取)のVTRあり。

ここでまたクイズ。質問はあるドラマで「湯豆腐を食べる時に主人公がかけた調味料は何?」というもの。ゲストと慎吾、吾郎、剛が答えるのだが、慎吾が「ふりかけ」と答え、ふざけたと思った中居が後に控えていた警備員(木村)に「ちょっと言ってやってください」とけしかける。しかし警備員が慎吾に向っていこうとすると中居が立ち上がって警備員を羽交い絞め(超うれしそうな笑顔)という再び2トップの絡みあり。
慎「(警備員に)すみませんでした」
中「よく言っておきますから、、、」と警備員をなだめ、慎吾に向きなおって
中「こいつ(木村)怖いから、、」と慎吾をなだめる。

クイズはゲスト全員正解、スマップでは吾郎だけ正解して警備員から金一封をもらう。さらに実際に湯豆腐にマヨネーズをかけて味わってみることに。湯豆腐を小鉢によそう剛に中居は「おいしい関係」「いい人、本も出たよ」と声をかけ、慎吾がよそうと中居は「ドク」と声をかけ、メンバーいじりを忘れない。吾郎は陣内さんや浅野さんの小鉢にマヨネーズをかけてあげている。ゲストがみんな昔なじみの人たちだけに和気あいあいとした雰囲気。

【スマップメンバーのフジテレビドラマヒストリー】(吾郎の部分だけ)
「大人はわかってくれない・1992年のバタフライ」(92年)
「二十歳の約束」(92年10月〜)
「木曜日の怪談・午前零時の血」(95年)
「彼」(97年1月7日〜)

陣内さんと吾郎の共演の歴史の話になり、「僕、陣内さんを撃ったんですよ」と銃を撃つマネをする。しかしそれは「さらば愛しのやくざ」という映画(90年、陣内・柳葉共演、「プライべートレッスン」を撮った和泉聖治監督の傑作で、中居君の大好きな映画)

陣内「それ映画でしょ、それ以前にも共演したことある」(←NHKの朝ドラ「青春家族」)
中「どうですかね、吾郎ちゃんの芝居についてどう思いますか?」
陣内「今、VTRを見ながら流れる涙を止めることができずませんでした。彼の役者としての成長に感動しましたですよ。」(中居が笑ってオオウケ)
中「なんか真実味ないですよね。陣内さん」陣内さんの隣に立っていた警備員木村が笑いながら首をふっている。
陣内「(中居に向って)失敬だな。おまえ(笑)」
中村雅俊「二十歳の約束。結構大好きで、ずっと見てましたよ」
中「好きでした?」
中村「好きでしたよ。」
中「物語が?吾郎ちゃんの芝居?」
中村「最初わかんなくて、この人(吾郎)いいなあと思って、、、」(両手で小さくガッツポーズで喜ぶ吾郎)
中「それが吾郎君だったと、、なるほどねえ」

中島朋子さんが「1992年のバタフライ」の話題を、、、。
中「いいなあ、おまえ(吾郎)いろんな人にみてもらってるじゃん」(←やさしい言い方)
中島「あれ、台本も入手したんですよ。あんまり面白くて、、すごくよかったです。」
吾「ええ〜!?あれ、15分くらいの単発のオムニバスだったんですよ。だからスタジオにいる皆さんも誰も知ってる人いないと思いますけども・・・だから嬉しいなあ。」
中「そうかあ、、浅野さんも「学校へ行こう」で吾郎ちゃんと共演してますけども。なんか変わった感じします?」
浅野ゆう子「すっごいいい役者さんになったなあと思って。この間もその話したんですよね(吾郎がうなずくように笑顔)。だって前はまっすぐ歩いていて方向転換するときにダンスのターンみたいにしかできなかった」(吾郎思わずずっこける)。

吾郎部分は以上です。参考までに吾郎のドラマをざっと解説します。ネタバレですので読みたくない人はとばしてください。

「大人はわかってくれない・1992年のバタフライ」(92年2月27日))
「世にも奇妙な物語」の系統の木曜8時のオムニバスドラマのひとつ。脚本は坂本裕二 共演:つみきみほ、山本太郎。不思議なかんじで無気力な高校生(吾郎)が古本屋の娘に恋をして、冬のプールでバタフライで泳ぐという、よく分からない話。でも学ラン姿や屋上での山本太郎君とのシーン、びしょぬれでプールサイドではハアハアしてる(笑)吾郎など、細かい萌え処があります。まさしく美少年。

「二十歳の約束」(92年10月〜)P:大多亮、脚本:坂元裕二、演出:永山耕三、中江功 音楽:小室哲哉 主題歌は佐野元春と豪華なスタッフ。共演が牧瀬理穂、筒井道隆、深津絵里、田中律子など。ドラマライターの狩野氏曰く「ロミオとジュリエットパターンのせつないストーリー、スマップ大ブレイクを支えた月九初のスマップメンバー主演作」と書かれるくらいのエポックメイキングな作品で木村クンが「俺があの役をやりたかった」と羨ましがったほどです(吾郎の着ていた皮ジャンは木村君からの借り物だったことは有名)。ストーリーは大好きだった兄を亡くした夕希(牧瀬里穂)と元野球少年だった純平(稲垣吾郎)とのラブストーリーですが、兄が死んだ原因は純平であるとわかったことから切なさが増していきます。最後は悲劇的ですが美しいですね。当時放映中の「夢がもりもり」でもこのパロをよくやってました。

「木曜日の怪談・午前零時の血」(95年10月19日)
木曜の夜8時台、95年10月から97年9月まで放送された「木曜の怪談」という枠のドラマ。連ドラもあるがこれは単発。黒魔術で死んだ人間が甦るという話で吾郎は死んだ妻(小沢真珠)を生き返らせることに成功するが生き返った妻は吸血鬼?に変貌していて、再び妻を殺して自分も死ぬ。とにかく血だらけなんですが、「black out」と同時期で、これほど青い照明が似合う人はいないだろうというくらい白い肌と黒い瞳と髪がたまらなく妖艶な美青年ぶり。ホラー苦手でも絶対に見る価値あり。あと真珠さんをお姫様様抱っこして歩くあぶない足取りは笑ってしまうかも。

「彼」(97年1月7日〜)と「学校に行こう」(92年4月〜)は別に語りたいのでここでは省略します。

KIM'S COMMENT:
過去のフジテレビにおけるスマドラマヒストリーはたぶん、96年8月8日放映の「888スペシャル スマップフジテレビヒストリー」とこの「ザッツお台場エンターテイメント・ドラマ38年史」の二つが大きいでしょう。ここでレポした後者のほうは「50周年ドラマスペシャル(09)」とは違ってスマ司会、ゲストも少なく、紹介するドラマも平等で納得のいく視聴者が本当に楽しめるものでした。スマップ全体としてはけしてグループとしてうまくいっていた時期ではありませんが、中居クンの司会も冴えていましたし、寡黙な警備員と言う形で木村君が参加していたのが面白かったです。

「888スペシャル」のほうは、この「ザッツお台場」のミニ版みたいなものなので、レポはしませんが、特筆するところだけ書いておきます。
テレ朝の「スマップがんばります(09)」のようにメンバーのドラマ映像が出て、小窓にそれに関連するメンバーが映るという趣向でしたが、、、。「二十歳に約束」で流れた映像はラブシーンが中心で「約束する、おまえを一人にさせやしない!」という一番の名せりふ、そして印象的なラストのところでした。小窓には、まず最初に中居君が笑顔で拍手してくれるのが映ります。そしてあの名せりふの時、吾郎が一人で映っているところへ、突然 隣にいた木村君が画面に飛び込んできて、吾郎の首に手を回して派手に抱きつき、吾郎がびっくりして呆然、、、、というさすが生放送の醍醐味を見せてくれました。他のメンバーのときはそのメンバーだけのことがほとんどなので、ちょっと特した気分(?)でした。


KAZUYO'S COMMENT:
このお台場エンタの映像は、今手元に持っていないので細かいところが確認できないのですが、リアルタイムで見たときにものすごく楽しめたのは覚えていますし、何度もビデオテープが擦り切れるまで見た記憶があります。

今年のドラマ史と同じように小芝居から始まるのですが、ちゃんと台本作って演技して練ってあったのが、これだけでもわかりますよね。もちろん、スマップが忙しくなって全員で凝った小芝居ができにくくなったのはあると思うのですが、これぐらいなら「スマスマ」収録がなかった分できないこともないですよね。当時、見たとき逆に「木村くん、これでいいの?!」って思ったぐらい、他のメンバーが普通の出で立ちなのに、おいしい役とは言え、警備員の衣装に髭までつけて木村くんは完走しました。今じゃ、絶対にありえない。私は、結構この設定は、本人が希望したのではないかと思ったのですが、それを受けたのも番組側なんですよね。しつこいけど、今じゃありえないでしょ(笑)?

そして、何よりちゃんと全員のドラマをこぼすことなくピックアップして、尚且つゲストのおもてなしも振りも完璧でした。今年も、中居くんがメインMCでスマップが司会という設定は同じだったはずなのに、どうしてあんなものが出てきてしまったのか・・・。『二十歳の約束』というドラマが、このときのものと比べると同じドラマとは思えないんじゃないでしょうかね。それぐらい、今年の取り上げ方は酷かった。あまりレポのコメントでネガを残しておきたくないのですが、私本当にキレましたんで(苦笑) とにかく、これが正しいスマップの使い方の見本みたいな企画番組でした。昔は、疑いようもなくフジっ子だったなぁ、私も(笑)


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