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ラジオレポ

『What's Up Smap!』 出典:03年7月4日放送分 作成:Kim 更新日:10年4月22日




『What's Up Smap!』 出典:03年7月4日放送分  更新日:10年4月22日

≪MIJライブ直前スタッフと打ち合わせなのに、キムゴロテレフォントークになっちゃったの巻≫

MIJライブを明日にひかえ、ギリギリで頑張っているスタッフと電話による生打ち合わせをする木村君。一人目がライブ監督の池田さん、二人目が音楽Dの菊地さん(ビクター)3人目が稲垣吾郎でした。
では二人目の菊地さんの会話を一部お送りします。このままでは4時間に及ぶかもというライブの尺を縮めなければならないのに、さらに延したあるメンバーがいるという話から、、、


菊池「あとダンスコーナーのovertureってゆうところをあと1分延しました」
木村「1分!?」
菊「着替えが間に合わないん、、、だって(笑)」
木「だってって、誰が?ゴローちゃんが?」
菊「ゴローちゃん!(笑)」
木「間に合うって!」
菊「間に合わないんだって!(笑い転げてる)」
木「だってよ、ちょっと待ってよ〜そこで1分また足されたら、どんどんどんどんライブ長くなってくじゃんよぉ」

【中略】
(♪ A Song For Your Loveのイントロが流れるなか)

さあ、え〜っとまあ明日に向けて音をずっと作り続けてる菊池さんとの打ち合わせは何とかできたんですが、(急にテンションが上がって)ねえ、こんな話を聞いちゃったからには、最後にこの男に電話しないといけないでしょう。(←今までの二人のスタッフとの会話は、吾郎への電話の前フリだったんでしょうか)
ただでさえ3時間半以上の予想されるタイムラグがあるにもかかわらず、1分延した男がいます。この男にかけます。(声を張って)イナガキィ〜・フランソワァ・ゴロオオオー!(電話の呼出し音が聞こえる)さあ、つかまるか、、、、、、ってゆうか、つ・か・ま・れ。
(♪ 吾郎の「心からぁ〜」のエンジェルボイスが流れたと思ったらブチっと切れて)

木村「もしもし」
吾郎「もしもし」
木「木村ですけど」(ちょっと笑いを含んだ声音)
吾「・・・あら、どうしたの?」
木「もう明日からライブですよ」
吾「そうだね」
木「何やってんすか?今」
吾「今ねえ」
木「荷造り?荷造り?」(うきうき)
吾「違う違う違う、今ねえ、、、(木「うん」) 移動中、、」(タクシーか移動車の中?)
木「ね、あのさあ、あ、ごめんね、今ラジオやってんのよ、オレ今。言い忘れたけどぉ」
吾「今やってんの?(笑)」
木「そう。えっとぉ、それで〜(吾「はいはい」)そのラジオにもかかわらず〜、ちょっと明日からライブということで(吾「うん」)、ライブの打ち合わせをさせてもらってるのね」
吾「まじ?ラジオで打ち合わせしてんの?(木「うん」)打ち合わせ、公開打ち合わせ?うふっ(笑)」
木「じゃなかったらだってお前、明日からライブなのにだってやばいじゃん。今、現状として」
吾「結構いっぱいいっぱいだよね」
木「で、問題になってるのが(吾「うん」)おっそろしく尺が長いって事も問題になってるじゃない?」
吾「なってるねえ」
木「今リハーサル、、、まあちょろっとタイムラグだけ出して、3時間半強、まあ4時間弱のタイムスケジュールになってんだけど」
吾「4時間弱あんの?今」
木「だってMCが20分で終わるわけないじゃん、うちらが」
吾「・・・そうだよねえ」
木「それを20分できってんだもん、だって一応予定表では、進行表としては」
吾「それで今4時間近くあるんだ。それ問題だねえ」
木「問題でしょう?すごい問題でしょう?」
吾「問題だしさあ〜、いくらうれしくっ楽しくても、やっぱりあまり長いとねえ、、、」
木「そうなのよ、そいでさ〜」(いたずらっぽく)
吾「トイレとかもあるし、うん」
木「そいでさ、そん中でさ〜、ただでさえ長いライブなのにさ〜時間を延した男がいんのよ」
吾「えへ?(笑)それさ、段階によるじゃん、初期の頃だったらわかんなくて延しててもいいけどぉ」(←木村の言いたいことを察してわざとしらばっくれてる感じ)
木「うん」
吾「今この現状で4時間弱という現状なのに(木「っふっ」)延してたら問題だと思うよ」
木「問題だよね」
吾「うん、それは問題だと思うよ」
木「それがねえ(吾「うん」)、あのねえ、何て曲歌ってんだっけなあ? あ、これだ『Thousand Nights』って曲を歌ってる奴なんだけどぉ、誰だか知ってる?」(←もう二人で遊んでいる)
吾「え?、、、いや、僕でしょう」
木「え?」
吾「(笑)、いやだから僕、僕、僕」
木「名前は?」
吾「イナガキくん」
木「イナガキ?」
吾「ゴロー」
木「ああ、フルネームでありがとう」
吾「恥ずかしいんだけど、今、オレ車ん中だから、アハッ」
木「いや、おまえなんだよねえ」
吾「、、、、、え?延してたの?」
木「おまえ菊っちゃんに言ったろう?ダンスメドレーのovereture、頭1分長くしてくれって」
吾「アハハハハハハ」
木「着替が間に合わねえから1分長くしろって言ったろ?さっき電話で菊っちゃんが言ってたもん、『なんか〜ダンスメドレーのoverture1分長くしないと吾郎くんが着替えられないって言われたんで、今作ってるんですよ』って今言ってた。」
吾「アハッ!あんまり延すことは良くないって思ったんだけどぉ」
木「だよね」
吾「間に合わないのよ、間に合わないんです」
木「だってさ〜そう考えたら『Easy Go Lucky!』 終わった後の、(吾「うん」)あれだってオレ何時着替えんのよって話じゃない」
吾「どうするの?着替えは」
木「そこも全然できてないのよ」
吾「あぁ・・・でも難しいよね、衣装の問題とかあるしね」
木「そうそうそう」
吾「しかも僕が一人でダンスメドレーの衣装をちょっと先走り披露したら嫌でしょう?」
木「まあそれはねえ、なんかいつもの恒例な流れから言ったら、そうなるよねえ」
吾「でしょう?うん、だからやっぱ着替えたいな〜とか言うと〜(木「うん」)どうしてもオレ急いでもやっぱり2分近くはかかっちゃうんですよね」
木「おまえ何時も衣装替えだけじゃないもん、だっていっつも。髪の毛セットすんだもーん、ドライヤーでぇ」(←お兄ちゃんモードでの説教ごっこに飽きたのか、急にくだけたかんじに)
吾「し・な・いって」
木「してるじゃーん」(←たっくんモード)
吾「しないって」
木「おまえだけだぜ〜あの電源引張ってんの、着替える場所に」
吾「ってゆうかね、みんながそうゆう事言うから(木「うん」)最近ワンコーナーごと終わってから出てくると」
木「うん」
吾「前の方のお客さんとかオレの髪の毛、見てんだけど」
木「何が?」
吾「え?ってゆうか、セットされて出てきたって感じで(笑)」
木「だってセットしてんじゃん、じっ事実上」
吾「さりげなくやりたいじゃん、それは。さりげなくぅ」
木「だから吾郎は、通常どおり着替だけでいけば、多分メンバーの中で一番早く着替えてる男だと思うのよ」
吾「ああ、僕けっこう早いよ」
木「早いよね、着替は(吾「うん」)、なのにステージに出てくるのは一番遅いよね、ってことはヘアーセットだよね、これ」
吾「うふっ」
木「ひょっとしてヘアーセットの時間を1分間欲しいから、おまえovertureを延せっつってんだろう?」
吾「いや、違う違う。それは少し考えたけど〜」
木「うん、え、考えてんじゃねえかよぉ」
吾「(笑)だったらホントは、3分か4分欲しいよね」
木「(笑)おまえさ、女優か!!」(←声のトーン高すぎ)
吾「アハハハッ」
木「アハハじゃないよ。明日から本番なんだよ、ちょっとぉ」
吾「いや、マジで、あの〜気合いだけだよね、もう」
木「ホントに?」
吾「(笑)だって、オレそれは〜、そこで悠々とねえ、ヘアーセットに、、、、」
木「じゃあオレ結構、あれよ、あの〜(吾「見てる?」)あそこの前髪の立上がりとかチェックするよ、ダンスメドレー出てきたら」
吾「アッハッハッハッハ、木村くんはねぇ、髪の毛崩れないから、わからないんだよ、僕の気持ちが。」
木「オレだって崩れないも何も、だって別になんにもしねえもん、まとめてねえもん」
吾「だけど、違う違う。持ってうまれた生え方がいいじゃん」
木「(笑) だからそれはさ、おまえさ、毛穴の話すんなよ、ラジオでよォ(笑)」
吾「要するに、くせ毛というのは毛穴の中でくせがついてる」
木「だからおまえのくせ毛の話はわかってんだよ、長いから。もうず〜っと長いんだもん、もぉ(惚気たような声)」(←はいはい、もういつもいつも長年聞かされてるのよね、これって吾郎ファンへの自慢でしょうかね?)
吾「わかる?毛穴の中がこうやってカーブになってるから、クセ毛になって出てくる」
木「だからそれは毛穴の話だろう?」
吾「ちょっといい毛穴持ってるからって、いいなァ」
木「いや〜それはおまえには自慢してやるよ。オレはいい毛穴だよぉ。(吾「笑」)じゃ、その1分ってゆうのは、どうしても今んところは必要な1分なんだ」
吾「本当にあそこは着替えだけですから」
木「え?」
吾「着替えだけですから、まじで!今回に限っては」
木「ヘアーセットすんなよ。で、明日は、行きの飛行機の中で(吾「はい」)あの『Touch Me Kiss Me』の振り確認しながら、あの〜札幌まで飛んでくからね」
吾「うん、わかった」
木「うん、だからえっと一応、窓際には、あのう、おまえを座らせてあげるから」
吾「本当?」
木「うん」
吾「乱気流に襲われたら振付けできないからね」
木「でもそん時、声出すのやめろよ、おまえ、いい加減に。もういい歳なんだからさ〜。今年もう、だってあれだろう?」
吾「30だからね」
木「だろう?」
吾「声出してた?」
木「おまえ離陸着陸、全部声出してんだよ(吾「アッハッハ」)。 横で“ひー!”っつって。」
吾「言わないでよぉ」(←殺人的にカワイイ)
木「だ、言わないでよって、だから出すなよ、だったら(笑)」
吾「ずごい恥ずかしいです、今」
木「ッハッハッハッハ!だっせ〜、だっせ〜(吾「笑」)じゃあ明日ねえ」
吾「はーい、頑張ってねぇ!」(←あまあま)
木「はーい!」(←カワイイ)


≪タイトルコール≫
♪世界に一つだけの花のオルガンバージョンのイントロが流れる。歌いだしの吾郎の「♪花屋の店先にな〜らんだ〜」を聞かせてからトークし始める木村君。

((謝りながらのわりには笑い声交じりで楽しそう)
あ、すいません。え〜もう終わりの時間なんですね、ごめんなさい。え〜っと、やばいっすね、これ。打ち合わせの、これさ、リストに上げてた電話番号5人ぐらいあがってたんだけど、3本しかしてませんよね、電話ね。なので、すいません、ラジオ終わったあともですね、僕はまだまだ打ち会わせの電話しなきゃいけないので、今日のラジオは終わりで〜す!ってゆう凄い終わりかたなんですけども、終わりです!電話電話、(呼出し音)あ、サヨナラ!キャプテンTでした、あ、ごめんなさい木村拓哉でした。


KIM'S COMMENT:
「MIJ」は前年の「Drink Smap」のアルバムやライブの満足度が高く、その上をいかねばならいというハードルもあって、スタッフやメンバーもとても力が入っていました。当時のラジオや雑誌を見てもどのメンバーもライブについての発言がとても多いですし、アルバムもファンの間では1、2位を争うほど人気がありました(スマスマの歌コーナーで取り上げたアルバム曲は、このMIJが最多だと思います)。
そんななかで、より進化したライブにしようと各人が張り切った結果、長すぎるという問題が勃発。スタッフと共に「ライブづくり」の作業をしていたなかで木村君が見つけたものは、「吾郎の身支度ために1分伸ばした」という美味しいネタだったわけですね。そして早速飛びついて電話をかけてしまう木村君(笑)。

最初はお兄ちゃんぽく、「1分延ばすなんてふざけんな」と吾郎に諭してやろう、いやあるいは電話で吾郎と公開SMショー(笑)とばかりに説教してやろうとしているのですが、移動車の中で平静を装いつつ、恥ずかしそうに話す吾郎にだんだん相好が崩れていく木村君がまたかわいいんですよ。スタッフもBGMやかける曲の選曲や使い方が実に秀逸。吾郎のangel voiceばっかりなんですもの。
木村君もなが〜い付き合いの中で、吾郎の癖毛の悩みや文句は耳にたこができるくらい聞かされているでしょうし、一番その大変さをわかっているのだと思います。前年の吾郎復帰ライブの時も「(吾郎がドライヤーを使うから)ライブの楽屋の照明がふっと暗くなる、、、ああ、吾郎が戻ってきたんだなあと嬉しくなった」なんて言ってたんですから。それでも身内にこそ厳しい態度を取ろうとする木村君も、いつのまにか吾郎のペースに乗せられ、結局、1分間延長を受け入れ、最後には「だから窓際には、おまえを座らせてあげるから」と天下の木村拓哉が下手に出るはめに(爆)。この流れがおかしくてたまりません。日本一の男とあがめられるべき人なのに、本当は単純でお人よしで面倒見がいい愛すべき人なんですよね。

普段の木村と吾郎の会話って、この電話のとおりなのかもしれません。吾郎は移動車かタクシーの中なので、完全に素を出していないとは思いますが、木村君の意外な甘えモードはかなり素に近いのでは?
それにしても吾郎が恥ずかしいという「離着陸での声出し」とやら、ファンにはまったく想像がつきません。2000年末のスマスマベスト30というSP番組の中でも木村君は「飛行機で吾郎の隣に座るのは、、、云々」の話を自慢げにしていました。他のメンバーからは具体的に聞かないところをみると、やはり木村君の前だけでしか見せないものなんでしょうか(←ちょっと妬ける)。確かに飛行機の移動などでは必ずといっていいくらい二人は隣同士で座ってますから、他のメンバーはわからないのかも。

飛行機の中でもフリの練習するくらい二人とも気にいってる「Touch Me Kiss Me」ですが、確かに吾郎に関してはこの03年だけでも7回くらいかけています(おはスマなどは未確認)。
自分のソロより多いのでは?これは木村と吾郎のデュエット曲「Part Time Kiss」(92年と2000年の両バージョン)のパート2だそうで、元々は女性デュオの曲です。これについてのそれぞれの紹介の仕方が面白いので最後に木村と吾郎のストスマの一部をアップしておきますね。

8月28日ストスマ(木村)「え〜あの〜ライブの中で吾郎ちゃんと微妙な、あの〜踊ってる…曲で、踊ってる時のチラッと見える…女性なんかと踊ってる時の吾郎ちゃんが結構好きなんで…え〜〜〜じゃこの曲いかしてください。MIJから『Touch Me Kiss Me』

10月8日ストスマ(吾郎)「そんなカンジでメンバー同士あいかわらず仲むつまじくやってますので。ね、まぁその証拠に、その証拠かどうかは分からないですけどね。木村くんと2人で歌ってる曲ですね。一曲聞いてください。SMAPで『Touth Me Kiss Me』


KAZUYO'S COMMENT:
昔も今も、本当に変わらない二人の様子がとてもよくわかりますね(笑) ライブ前、公開リハーサルだと公言してしまうほどのタイトなスケジュールの前日に、この二人はこんな会話ができてしまうんですよ。羨ましいほど良い関係を続けているんでしょうね。

確かに、ラジオの企画としてはいろいろ電話で確認したい人のリストを作って全員に聞きたいことを公開打ち合わせをするという設定だったと思うのですが、吾郎の名前が出てしまったらかけないわけにはいかなくなってしまう辺りが、なんともまぁ・・・(笑) そして、いきなり予告なしでかかってきた電話に出た吾郎の第一声が「あら、どうしたの?」です。女の子かよ!とつっこみたくなりますなぁ(爆)
途中までは、自分が忠告をうけるとは思わずにボケているわけではなくて天然で「時間ないよねぇ」なんて話している吾郎ですが、途中から「おや?これは(笑)?」となって木村くんと電話で楽しそうに話す始末。・・・それ、ラジオの収録終わってからプラベで二人で話せばいいんじゃないの?!と思いましたねぇ(笑)

木村くんとしては、菊池さんから聞いたエピで吾郎に物申す必要がある!と感じて電話をしたのは本当だと思うのですが・・・なんだか、途中からただの甘々な二人の会話を聞いているだけの意味のないダメ出しになっております(笑) 
この「MIJ」のライブでは、確かに木村くんはソロのあと5人で歌う「たてながの自由」に一人で遅れて(頭の慎吾のソロで後ろから入ってきます)加わる驚異的なスピードを見せてくれます。なので、汗びっしょりのままの顔を木村くんのソロでセット完璧の吾郎の顔にくっつけてマイクひとつでハモるさまは、真夏のライブでは濃くて、濃くて(爆)
おいしい画にはありがたかったですが、実際はかなり大変だと思うので、木村くんが吾郎に1分延ばすことに物申したいのはわかるのですが・・・「ヘアーセットすんなよ」で結局は許してしまいます(笑) リスナーとしては「はぁ?!」だったんですが、その後の飛行機の中での様子を楽しく話す木村くんに、ライブ前の癒しも必要だよねと納得した私でした(笑)

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