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『Waht's Up Smap!』 稲垣吾郎著「馬耳東風」を語る 出典:01年6月3日放送分 作成:kim 更新日:09年11月24日NEW



『Waht's Up Smap!』 稲垣吾郎著「馬耳東風」を語る 出典:01年6月3日放送分  更新日:09年11月24日

なんと木村拓哉が30分かけて販促のために「馬耳東風」を宣伝してくれるという夢のような企画です。読みやすさを考えて少し編集しているところがあります。《 ←》は私の突っ込みです。あとでコメントするまでもないところは(注)として解説しています。


【BGMはジャズ】
(エコーがかかってムーディな感じ)
拝啓 稲垣吾郎様 あなたはなぜ、いつもそんなに落ち着いていられるのですか。僕は覚えてます。十年前、ある番組でみんなでジェットコースターに乗った時の事。あなただけ断固反対して、楽屋でフェリックスザキャットの手鏡を壁にほん投げて、その鏡が割れ、破片がメンバーの所まで飛び散った時のこと。僕と中居に横っ面をひっぱ叩かれた君のこと。あんな吾郎、久しぶりにみたいな。フフッ《←思い出し笑いみたいな、、、思い出の独り占めはずるいよ、木村君》
いや〜、この間ついに!平井堅さんとあの堅井堅をやってる吾郎がついにスマスマで共演しちゃいましたね〜!ノリノリでしたよ。そんな吾郎にちなんで、ちょっとこれいきましょう。

【今日の一曲目♪平井堅「kiss of life」】

ん〜〜!ちょっとマッキーに似てるぞぉ!ハイってことで今日のオープニングは平井堅さんで「kiss of life」をお届けしていますがっ!(ハイテンション)
改めまして木村拓哉のWhat’s Up Smap!、出ましたね〜!ついに!「馬耳東風」、馬の耳東の風と書いて「馬耳東風」。ねえ、吾郎ちゃんの本なんですけども。なんかアイツ、先週やたらとTV出てたね〜(注1)。ねえ!フジTVあのニュース番組のあれでこうインタビューとか受けてたでしょう?全日空ホテルかなんかで、、あれすぐ分かったね〜全日空、、、「あっ、これ全日空ホテルの部屋だ」とか思って、、、楽屋でやりゃ〜いいじゃん、あれ。フジTVのお台場の。

(注1)
初エッセイ集「馬耳東風」の番宣として、5月24日「わらっていいとも」「スーパーニュース」、5月25日「めざましテレビ、とくだね!ワイドスクランブル」、6月2日「王様のブランチ」、他にラジオなど多くの番組、雑誌に出ています。これらのインタビューでもスマップのこと、メンバーのこと、木村君の結婚のことなどを語っていて、どれも素晴らしい内容とビジュアルなんですが(なんとこれもレポ部屋になかったのか、、、宿題は増えるばかりだわ)、このホテルというのがジャニーズと関係の深いANAホテルで、インタの部屋は高級スイートルームでした。確かにたかがインタビューにまあ、、、とは木村君じゃなくて思ったよ(笑)。


ここで当時、木村君のマネージャーであった福島君(現チーフマネ)とトーク
木「なんで(ホテル)とったの?」
福「(吾郎ちゃんは)ホテルが似合う、、、」
木「だって、俺だったら絶対楽屋じゃん。あんなの」
福「(笑)そうそう」
木「な〜んで俺、楽屋なのに、なんでアイツそんな部屋取るわけよ?わざわざ」
福「イメージの問題で、、、」
木「イメージ!?」
福「はい」
木「ま、じゃ、俺だとなんかそこら辺のファミレスとかラブホテルみたいなカンジ?」
福「そうですね」
木「これなんか、結構売れてるらしいですね」(注2:この時点で12万部)
福「売れてます」
木「馬耳東風、、でも、俺、ちょっと疑問に思うんですけど〜。なんでメンバーにくれないんですかね?吾郎ちゃん」
福「あ?もらってないんですか?」
木「いや。オマエ貰った?」
福「僕は貰いましたよ。」
木「ウソ!?俺、貰ってないよ、だってこれ。だから、俺悔しいからぁ、今日買って来たんだけど、新宿で、紀伊国屋書店で。」
木「高いね、これ」
福「いやいやいやいや(笑)」
木「1400円プラス税。税!税だよ、税。」
福「いやいや、お買得な」
木「冗談じゃないよ」

ま、そんな、ね?本をくれない吾郎ちゃんでも、ま、一応ね、同じメンバーなんで、この本、「馬耳東風」、ここにありますよ!ほら。ほら音、聞こえるでしょ?(本をめくる音)これね。それがもっともっと売れて、大ベストセラーになるように、今日はなんと、この木村拓哉がこの「馬耳東風」を30分間かけて、ななめ読みします。

まあ、僕、木村拓哉なりの解説を加えて、買ってない人がもっともっと「俺も読んでみたいな」、「私も読んでみたいな」って思ってもらえるように、ええもう、はっきり言って30分間かけて宣伝したいと思います。
さっそく、いきましょうか。え〜〜ねっ、このすごいっすよ〜これ。ねぇ、今手元にもあるんですけど、これ1ページがすごいんですよ。いや表紙じゃなくて、1ページ目。だから、こう表紙があるでしょう?表紙があって、このね〜なんかコンクリートっぽい紙があるんですよ(福:笑)。それをパッてめくった時、これスゴイ、まず。(曲がストップ)いきなりね、「これアピール?」っていうぐらい白髪のアップなのね、これ(福:「え〜、、、うそ、うそ、、、、えっ?」(笑))。

も、こんなカンジで、俺、も、ガンガン宣伝していきますから、今日は。ま、今、大ベストセラー「チーズはどこへ消えた?」って本が100万部以上売れてるらしいですけども。ま〜ね?負けてられませんからね〜、同じSMAPのメンバーとして。この「馬耳東風」が大ヒットして、第2弾の本が、ね、吾郎ちゃんからすぐ出せるように、今日は俺、頑張りますから。その本のタイトルは何にして貰おうかな〜?「吾郎はどこへ消えた?」とかね。うん。ちょっと消えそうだからコワイよね(福:笑)。消えちゃダメか。うん。ごめんごめん。《←もう苦笑いしか出てこない》


(坂上みきさんっぽい喋り方で)今日はですね〜、稲垣吾郎さんのエッセイ本、フォトエッセイです。ちょっと、あの、FMのね、坂上みきさんっぽく、ちょっと今言ってみたんですけど(福:笑)。「(坂上さんの声マネ)吾郎ちゃんのねっ」っていう。なんであの人は「吾郎ちゃん」とか言うんだろうね?坂上みきさんね。あの人TV出ない方がイイよね?ま、いいや。そんな話はさておいて。

(注3)
坂上さんは「win」「EZTV」といったテレビ番組やラジオインタなどで吾郎と共演の多いパーソナリティで、舞台には必ず来てくださる吾郎ファンでもあります。最近では佐々木&薔薇のDVDイベントでも司会、レポ部屋にもラジオ番組のレポもあり。

え〜こちら、「馬耳東風」の魅力をですね、僕なりに30分でななめ読みしてお伝えしますっと。え〜、も、これ本番前に、今日のこのラジオ前に、俺チョー読んどいたからね、これ。ほら、栞はさんであるから。ほら(福:「ほーっ」)。(本をぽんぽんと叩いて)完璧。

まず、この「馬耳東風」、読んでいって最初に心に響いた文章が、こちらなんですよ。これ、SMAPというものについて書いてある部分があるんですけども。

【BGMは「close to you」by long vacationサントラより】《←この曲は木村君が演奏しているピアノ曲で思い入れの深い曲ですよね。ワッツはいつも以上に選曲が素晴らしいです》

「(エコーかかり木村の朗読)この辺で、僕とSMAPの関係について語ってみようか。十代の多感な頃から一緒にいる仲間の事を表現するのは難しいけれど。僕は、メンバーはそれぞれに才能があると思うし、尊敬している。彼等から得るものはかなり大きい。いつもみんなに『追い付かなきゃ、追い付かなきゃ』と思ってここまで来たし、みんなには才能という言葉では片付けられない、すごい強いものがある。と、同時に感じるのは、メンバーと僕との人間性の相違だな。価値観があまりにも違いすぎるし、それぞれがいいと思うものがことごとく違ってるんだ。だから、プライベートでは、間違いなく遊べないと思う」

(♪ヒヒーン←馬のいななき)この馬の声鳴ったら俺、解説入れるから。「馬耳東風」にひっかけて、馬の声を入れてみたんですけど。ボタンを押してね。(♪ヒヒーン)
「プライベートでは間違い無く遊べないと思う」って。言い切られちゃってるみたいな(福:笑)カンジがあるんですけど。
最近はでも、確かに遊、、、ばないよね。昔、だって俺んちよく泊まりに来てたもん。高校生の頃とか。ウチ、、、が、俺が住んでた所が、吾郎が通ってる高校に近かったんですよ。「泊めてよ」って言って、結構泊まったりとかしてましたね。

(注4)
木村君の部屋に泊まりに行ってそこから学校に行ってたというのは、当時、ラジオや雑誌で何度も話しています。例をあげると93年明星11月号には「吾郎にベッドを貸して、俺はソファで寝た」と紹介したwベッドまで写っている木村君のお部屋紹介とか。ただし04年3月11日「うたばん:吾郎がピンで出演の回」では、中居君から「夜、しょっちゅう合宿所を抜け出しておねーちゃん(年上の女性のニュアンス)の所に行ってた」と言われ、「(上の人に吾郎はどこだと追求されると、その件についてはごまかして)俺がいつも吾郎をかばってた」と保護者ぶりを披露していますが、やはり木村君は当時は社長から「youが吾郎を洗脳する!」と怒られていた(@ワッツ)ので、やはり木村君の所に泊まりに行ってたとはTVでは言えなかったのでしょうか。(この頃のことはレポ部屋94〜95年頃の「magazine」でも出てきます。お勧めは96年ポポロ1月号)

­­­何にも、ほら、ね?ビデオ借りて来てさ、映画を二人で観るっていうのもちょっと気持ち悪いじゃん?だからといって、ねえ?そんな渋谷とか二人で連れ回すのも、、、吾郎を連れ回すのも、ちょっと俺、恐いから、なんかあった時にさ〜恐いからさ、だから「う〜ん。どうしようかな?」と思って。「ま、いいや、飲めば」って言って飲ましてた。
福「えっ?高校生?」
木「何が?」
福「いや、、、」
木「そこは突っ込む所じゃないよ」
福「ハ、、ハ、、ハ〜」
木「そこ突っ込むんだったら『量は?』とかそういう事聞いてよ」
福「え、、学校近かった、、、」
木「そう。学校近かったんだよ。吾郎の学校は」
福「あ〜、学生の頃、、、」
木「そうそうそうそう。学生の頃」
福「はい」
木「うん。そん時に、こう『じゃ、まあやる事もねぇし、飲めば』って言って」
福「それマズイ」
木「だって、コイツ、階段から落っこってたもん」
福「笑」
拓哉「(笑)ガタガタガタガターンっとかっていって」

【BGMはアベ・マリア】
「(エコー)こんなにバラバラな人間の集まりなのに、何故かSMAPの仕事における価値観は一緒だったりするんだ。『これをやる・やらない』、『これを良しとする・しない』が一緒だから、僕自身、どういうふうに動けば良いのか、仕事上のポジションが明確に分るわけだ。後、みんなと笑いのツボが一緒なのは大きいよね」

(♪ヒヒーン)あの〜「笑いのツボが一緒なのは大きいよね」ってこれも、もう言い切られちゃってるよね。

福「一緒です」(←断言)
木「え?」
福「一緒です」
木「笑いのツボ?、、、笑いのツボ、一緒かな〜?ウチらって」
福「(笑)言い切ってますから」
木「いや、言い切るのは言い切れると思うんだけど〜、果たして一緒なのかな〜?っていう、、、、、思わない?」
福「う〜〜ん。まあ、確かに、、、どうですかね?」
木「時々、スマスマの、あの〜お局・・なんだっけ?お局OLのなんとかとかあるじゃないですか。あの〜〜横山さんとかが出て下さってるやつ」(注5「OL会話の法則」吾郎が眼鏡をかけたお局様OLになるコント08〜:よく見ると美女ですよ)。
福「はい」
木「あれ観てて、、ま、俺もね、実際、他のメンバーにスマ×スマとか観られてて『このコーナーどこが面白ぇ〜の』って思われてるコントとか、スゲー俺もあると思うんだけど〜。吾郎ちゃんが出て来て『(吾郎の物真似で)アナタ達〜』とか。『(物真似で)オトコ、オトコ、オトコ。そんな事ばっかり言ってないで仕事しなさい!』とか言ってるやつあるでしょ?あれ、すごくキャラが成立してなくて、何が面白いんだろ、、、って思ちゃうんだけど、、、」
木「やっぱ価値観は一緒なのかな〜?あの、こう笑いのツボとか、、」
福「(キッパリ)一緒です(笑)」
木「俺はね〜、あんまり笑いのツボが一緒だな〜と思った事はあんまないんだけど〜」

この「馬耳東風」の中に書かれていた表現の中で、「最近はTokyo NO1 Soul Set が僕の記憶を占めるアーティスト」っていうふうにね、載ってたんで、ちょっとね〜、今日は「馬耳東風」の話をず〜っとしてるんで、していこうと思うんで、ちょっと吾郎ちゃんの記憶を占めるナンバーで、ええ、お届けしたいと思います。「夜明け」。

【今日の2曲目 ♪Tokyo No1 Soul Set「夜明け」】

木「これ、何処で聴いたんだろうね。こういうナンバーを。なんか車ん中で聴いたら時速20kmぐらいしか出なさそうだよね」(スタッフ:笑)。
木「吾郎、安全運転だと思うでしょ?」
福「はい」
木「アイツの助手席乗った事ある?」
福「いや、ないです」
木「俺ね〜、2回だけ乗った事あるんだよ、吾郎の助手席」
福「どうでした?」
木「ある意味ね〜、そこら辺のアミューズメントパークの怖い乗り物より怖いよ」
福「ウソ(笑)」
木「ホントに。スピードじゃないんだよね。速度はゆっくりなんだけど、すごくぶつかるんだよ。ガッ!コンッ!ガン!つって(福:笑)。ある意味ちょっと、ね?アドベンチャーなドライビングをみしてくれる吾郎ちゃんなんですが。」

ま、これでベストセラー間違いなしっていうね。ま、これでね、第2弾「吾郎はどこへ消えた?」っていうねっ、絶対出せますね、これ。うん。さあ、じゃあちょっと続いていきましょうか?これ読んでって心に響いた文章がですね〜、、、これいきましょうか?これ面白いっすよ。

【BGMは「close to you」by long vacationサントラ】
「(エコー木村朗読)ずっと昔、ガールフレンドがマニキュア塗ってるのを見ていた僕は、彼女がエメラルドグリーンの猫に見えた事があった」

(♪ヒヒーン)
木「これ、危なくない?これ」
福「いやいや(笑)」
木「ね、どう思う?何が言いたいんだろ?」
福「う〜ん、、、、いや〜、、、」
木「ま、その続きにこれが書いてあるんですけど。」

「(木村朗読)多分、光の加減でそう見えたに決まってるのに、その引き締まった筋肉としなやかな長い爪が、異常にリアルで、僕はこっそり彼女に“エメラルダ”(福:笑)という名前を付けてしまう程だった」

(♪ヒヒーン)
木「これ、失礼だよね?」
福「(笑)いやいや、、、」
木「彼女に(笑)、、、、彼女にさ、ね?彼女、ま、もちろん名前ありますわね?」
福「はい」
木「そんな彼女を見て『(吾郎っぽく)君はエメラルダ』ってね?ちょっと女海賊エメラルダスとちょっと被ってるんじゃないかな?っていう部分もあるんですが。これは、ちょっと読んでて?な部分ですよね(フク笑い)。

木「文章、、、日本語を使って、アートをこう表現する人ってあんまいないもんね〜」
福「はい〜」
木「これはかなり、アートですよね〜?“エメラルダ”って人の事言えます〜?」
福「いや、なんか普通にはない。やっぱり、、、」
木「ないっすよね?感覚的に」
福「ええ」
木「あと、昔、すんごい高い絵とか買ってたもんな。吾郎ちゃん」
福「あ〜〜」
木「で、その絵見して貰ったのよ、吾郎んち行って」
福「はい」
木「『どれ?』って言って。そしたら『ああそこ』って言って、壁をぱっとみたら〜、なんかわら半紙みたいな紙に〜、鉛筆で走り書きした様なハトが書いてあるわけ」

(注6)
94年に画商である慎吾のお父さんの紹介で買ったコクトーの絵のことではないかと思うのだけど、ハトではなく鷲の胸に矢がささっている、三島の小説に出てきそうな、いかにも吾郎好みの絵です。他にもシャガールとかいろいろ持ってるので断定できませんが。

福「はい」
木「で、『これ、誰の絵なの〜?』って言ったら、『いや、だれそれの絵』って、、、ま、その人の名前は聞いた事あったんだけど〜『だれそれの絵なんだ〜』って言って、『うわ〜、これそうなんだ。これでいくらすんの?』って聞いたら、結構しましたからね。」
福「あ〜〜」
木「片手ぐらい、、、する」
福「おお〜」
木「絵を買ったりとか。あとロサンゼルスにスマ×スマで行った時とかさ〜」
福「はい」
木「走れない自転車とか買ってなかった?」
福「あ〜自転車買ってましたね」
木「買ってたよね〜?LAでね〜?」《←98年スマスマのEdトークでも話してますね》
福「はいはい。」
木「『これはドイツ軍が昔〜』とかって言って。(笑)ほんで『オマエ、コレ、乗れんの?』って言って〜、『東京帰って乗んの?』って言ったら『いや、これ走れないから』って言って。いや走れないチャリンコ買うヤツもスゴイな〜っていう、、。時速70kmしか出ないシトロエンとか持ってっからね〜、アイツ」
福「そうです。年に何回かしか、、、」
木「年に2回しか乗らないんだよ」
福「(笑)」

【BGMは「close to you」by long vacationサントラ】
「(エコー木村朗読)お酒と人のイメージというものをうちのメンバーで考えてみる事にする。香取慎吾はまだ未成年なのでおいといて、、、(木「ま、これは、まあ、結構前に書いた文章なんですね」)、中居正広、この人はいつビールのCMが来てもおかしくないと思う。飲み干した後の「あーー!!」というワンショットに爽やかさと少しばかりのオヤジくささが出せると思う。草なぎ剛。あまりお酒とは結びつきにくいが、タキシードを着て髪をオールバックにキメ、カクテルを作る所なんてちょっと見てみたい。そして、(木「ちゃ〜んと書いてありますよ。森君」)森且行。チャキチャキの江戸っ子の彼には、将来、小料理屋でも出してもらって(笑)、昔話を肴に日本酒でも一緒に飲みたい。(木「そして、ワタクシ」)木村拓哉。イメージとしては琥珀色のバーボンだが、ウォッカやジンを冷蔵庫に冷やしてそうな気もする。そんなイメージはさておき・・」
おいおい、さておきかいっ!?っていう事だよね、これ(福:笑)。

【BGM♪“新世界”ドボルザーク)
木「いいっすね〜。この森君のとこね」
福「(笑)。」
木「良くない?『将来、小料理屋でも出してもらって、昔話を肴に日本酒でも一緒に飲みたい』って事は、もうこれはSMAP、もういねぇだろうなって事を想像してるもんね、コイツ。」
スタッフ「予感してんのかな?」
木「予感してんのかな?こん時から」
福「(笑)、そんな訳じゃないと思いますけど、、、」
木「なんでよ、だって・・・。」

喋りすぎて収まらなかったのかここで終了


KIM'S COMMENT:
01年5月25日に集英社から出版されたこの本は、95年から00年までの「週刊プレイボーイ」「コスモポリンタン」誌に連載したエッセイを集め、さらにヨーロッパロケの美麗写真や今まで語らなかった恋愛感、結婚観、スマップやメンバーの話などの書き下ろしを盛り込んだフォトエッセイです。
エッセイとしても書評は高評価で、たとえば藤田香織氏などは「文章に独特のリズムと感性があり、本人の美意識や仕事に対する意気込みや意欲を感じさせつつ、決して押し付けがましくなく、一本のエッセイが読み物としてきちんと完結している。良質の短編小説、、、、稲垣には文才がある、、、」とまあ絶賛@「作家稲垣吾郎を予感させる近年まれにみるアタリ本!」星星峡N042)もちろん吾郎ファンには必読書です。

この本の購買層は吾郎ファンばかりでなく、スマップファンの方も多かったのではないかと思います。というのは、この前年の末に木村君の結婚があり、この発刊の月には第一子の誕生もあったのにメンバーが誰もそういうこと(=吾郎「スマップ内の大きな事」)に触れなかったなかで、初めて吾郎がこの本の書き下ろし部分やテレビインタビューでそういう話をしたことも一因かなと思います。当時の木村ファンの友達が吾郎が「結婚しても家庭を持っても木村君は変わらない、、、云々」ということを書いてくれて嬉しかったと言ってました。この本の発刊の後、メンバーが少しずつ、ラジオなどでその件について話すようになりました。

これについて私も書評などしたいのですが、今回は木村君のワッツへのコメントなので、それはまた次の機会にして、気のついたところへの感想コメントです。

>?俺、貰ってないよ、だってこれ。だから、俺悔しいからぁ、今日買って来たんだけど、

マネージャーにはあげて、木村君にはあげない吾郎(←照れくさいんでしょ)。そして高級ホテルのスイートという丁寧な扱いをされる吾郎、そのあたりに文句タラタラのようですが(笑)、そのわりには、いそいそと自分の車で紀伊国屋に買いに行く木村君がまた健気でかわいいです。 栞をはさむほどの熱意は、01年6月頃のスマスマEDトークで木村君が一部を暗唱するほど読み込んでいたことにも現れています。

>これ1ページがすごいんですよ。これスゴイ、まず。(曲が停止)いきなりね、「これアピール?」っていうぐらい白髪のアップなのね、これ

うん、これは私もびっくりした。他の写真にも白髪が出てきますが、これはこの時期だけだったんだろうか、それとも若白髪なのかなと考えましたもの。この何年か後のインタで「髪は年に2〜3回しか染めない」と言ってたので一時的なものかもしれませんが。木村君も気にしてくれたのかな。

>「プライベートでは間違い無く遊べないと思う」って。言い切られちゃってるみたいな(福:笑)カンジがあるんですけど。
>「笑いのツボが一緒なのは大きいよね」ってこれも、もう言い切られちゃってるよね。

吾郎が断言することになにやら反論したい木村君ですが、まあ去年からは間違いなく遊んでる場合ではなかったかもしれませんし。「笑いのツボ」に関してはマネにも断言されていますが、すぐに思い浮かぶのは「02年うたばんカラオケ大会」で、後で座っているんですが、歌っている剛を指差しながら、二人でくっついて倒れこまんばかりに笑っている姿や、つい最近も、「スマスマ:一生クイズ10/26/09 」で同じく剛の回答に二人で体を折り曲げて笑っている姿などいくらでも出てきますから、マネじゃなくてもそう思います。

>これはかなり、アートですよね〜?“エメラルダ”って人の事言えます〜?」

ああ、もうこれは絶対につっこみが来ると思いました(笑)。でもこの一文だけ本のなかで見開き2ページ使って取りあげていたので、編集部が「これぞ稲垣ワールド!」と一押ししたのでしょうね。木村君だってポエマーぶりは他のメンバーの追随を許さないからなあ(笑)。実際木村君は昔から詩を書いていて、歌詞を作ったこともありますし。中居君も見事な作詞をするし、剛の川柳や慎吾の絵を見ても、スマップメンバーはみんなロマンチストですよね。
この吾郎ワールド全開の文章については、吾郎曰く「幻想的な部分を入れたい、ちょっと気取った紗のかかったような表現方法をとっています。生活感をかんじさせる文章は好きじゃない。文章に色気がなくなるし、読む人の想像力も書き立てられないから」とコスモ誌でも語っていますから、稲垣先生のねらいどんぴしゃりなんでしょう。

>(木「そして、ワタクシ」)木村拓哉。イメージとしては琥珀色のバーボンだが、ウォッカやジンを冷蔵庫に冷やしてそうな気もする。そんなイメージはさておき・・」

いよいよオレ〜と思ったら、「さておき、、、」じゃあ、ガクッときますよね。もっと語ってほしかったのかなあ。木村君が=バーボンというのは、昔は二人でよくおしゃれなバーなどに繰り出していたようですが、その頃木村君が飲んでいたのがバーボンという記憶が吾郎のなかにあるのかもしれません。木村君はウイスキーのCMもしてましたし、そういえば02年のドリスマの頃、慎吾も木村君を飲み物にたとえるとバーボンと言ってました。
あと木村君が森君に反応してくれたのも嬉しいポイント。吾郎も昔、森君の親戚のお店に行ったり、森君が脱退する前に森君宅に遊びに行って、食事をごちそうになったりしているので、「小料理屋」というイメージになったのかしら。いつか6人で飲みに行けるような日が来てほしいですね。

突っ込みどころが多すぎて書いているとキリがないです。最後に言いたいことは、木村君も本当はもっと他に話したいことはあるんじゃないかなと思ったこと。個人的には「唇の記憶」なんかエロく突っ込んで欲しかったですね(笑)。喋りすぎてカットされてたかしら。
この「馬耳東風」でも木村君の「解放区」でもそうなんですが、お互いのことを書いている回のものはなぜか単行本化されるときは入ってないんですよ。特に「解放区」はことごとく吾郎関連はカットでした。剛の「お気楽大好き」のときはかろうじて3編くらいは入っていたけど、それでも剛は吾郎のことたくさん書いてくれていたので、少ないなと思いました。どうしてメンバー同士のエピって入れてくれないのかしら。最近はなんでもすぐに記事にされてしまうので、ワッツでもまったくといっていいほどスマップメンバーのことは、ほとんど喋ってくれなくなったから、この当時のワッツは本当に貴重です。

ちょっと横道にそれますが、この本の写真のなかで吾郎が自分で持ち込んだ写真があり、とくに吾郎が自宅で猫を抱いて写っている、いかにもなプラベートスナップは「昔からお互いにたくさんの写真を撮りあいしてるが、ぜってー見せてやらない」とおっしゃる方がカメラマンかもなんて思っているのは内緒です(じつは疑わしいのがもう一枚ある)。


KAZUYO'S COMMENT:
確かに、この木村くんの吾郎エッセイ本の宣伝には突っ込みどころ満載ですなぁ(笑) 木村くんが吾郎につっこむポイントも非常によくわかるのですが、それに対してさらにファンは突っ込みができるというおいしいことになっております(笑) kimさんじゃないけど、それにいちいち突っ込んでいたらキリがないので、kimさんがあげてくれたところにさらに私も便乗させて頂きます。

ふくちゃんにはあげてメンバーである木村くんには渡さない吾郎(笑) 私も、これは照れが入るからだと思います。でも、スマップのメンバーってそういうところありません? 昔、木村くんが宮崎駿監督の映画「ハウルの動く城」でハウルの声を担当しましたが、このとき、吾郎も慎吾も自分でDVDを買って観たと言って、「お前ら、言えよ(笑)」って言ってた記憶があるのですが(爆) 自分で買ってまで見てくれるというのは嬉しいですよね。

「笑いのツボ」に関しては、確かにそれぞれメンバー違うところはありますが、なんでしょうねぇ・・・10代のころから一緒にいると嗜好が似てくるんでしょうか? 今、流れているSoftBankのCMバス編でのたわいないスマップさんたちの笑いを見ていると、確かに笑いのツボが同じ気がするんですが。傍で見ているマネさんが断言するんだから当たっているんでしょう。

そして・・・「エメラルダ」(爆) これは、木村くんだけじゃなくて、当時吾郎ファン全員で話題になりましたからね。雑誌に掲載された段階で突っ込みまくりだったから。猫の目がエメラルドグリーンじゃなくて、「猫そのもの」ですから(笑) このアート感覚はイナガキゴロウしか使えないわ。でも、kimさんが言っておられるように、木村くん語録もファンの間では有名だから(笑) こっちのほうが、実はものすごく個性的と言いますか・・・下手したら何が言いたいのかわからないぐらい木村ワールドかましてくれると思ってます。私、辛いことがあったとき、彼の語録読んで泣き笑いして復活したことがあるんで(笑) タイプは違うけど、木村くんも吾郎も自分のカラーを持っていますよね。

あと、kimさんが指摘しなかったところでツボったのは、吾郎のエッセイ文の中に何気に女性のことを匂わすことや、ちょっとはっきり言えないけど女性が関係してくることには、ものすごく敏感に反応されているなぁと(笑) 坂上さんへのプチ嫌味も笑ってしまったよ(苦笑)
それと、木村くんチに吾郎が泊ったときに、えらい二人でお酒を飲んだようですが、階段から転げ落ちるほどって結構飲んでますよね(汗) 昔は、吾郎は木村くんよりお酒が弱かったのでしょうか? それとも・・・自分はあまり飲まずに、吾郎に飲ませた(笑)? 今なんて、夏場赤ワインに氷を入れて吾郎に諭される木村くんという絵が見れるほど、吾郎のほうがお酒絶対に強いよね。バーボン木村のイメージは、今でも吾郎の中にあるのでしょうか? 一番語りたい人を最後に持ってきて寸止めかます吾郎に、木村くんはちゃんと気づいているのかな? 今、この二人がゆっくりお酒を飲むときは、どんな感じなのか知りたいですね。

ご自分のラジオで、吾郎のエッセイ本を堂々と30分まるごと話してくれた木村くん。今、それがしたくてもできないのなら、残念で仕方ありませんが・・・二人でいるときは、それぞれのお仕事のことも色々話しているといいなぁと願って止みません。


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