THE ACTOR COLOSSEUM ラーメン屋人情編
今回のコントはこれ一本。1本しか流さないってことは、5人ってことを強調したかったんですかねぇ>フジテレビ。「THE ACTOR COLOSSEUM」なら、比較的真面目なコントだから、社会的影響もマシってことなのだろうか?(←何だか奥歯に物が挟まったような言い方…)。でもまぁ、このコーナーは5人コントの中では3本の指に入るぐらい個人的には好きなコントですので、それが見られたということは、とりあえずは単純に嬉しい。
今回のTHE ACTOR COLOSSEUMは”ラーメン屋人情編”ということで、兄・弟・兄嫁(ゲストの藤田朋子さん)の3人が経営するラーメン屋に、チンピラ風の客1・2がやってきて、ラーメンの味にケチをつけるところから、客3を巻き込んでの展開になっていく…なんていうストーリー。なお、難易度は、兄・客1・弟・客2・客3の順番だそうで、木村君は真っ先に一番難易度の低い「客3」を引き当て大喜び。そして続いての吾郎君はその配役のくじを引いた瞬間;
吾郎 「あ〜〜 (>_<)
(札を片手にくるりと1回転しながら)あ〜〜〜〜〜」
と絶叫(珍しく大声出してたよね(^^;))。見事、最大の難関「ラーメン屋・兄」を引き当てたのでした。これについては「やらせか?」なんていう意見もあるんですけどね。まぁ、いいや。だって、今回、この吾郎君の"ラーメン屋・兄"に私はやられちゃったんだもん(爆)。
その後、ラーメン屋・弟=中居君,客1=慎吾君,客2=剛君という配役に相成りまして、早速、それぞれの衣装にチェンジです・・・で、でも、折角、吾郎君のかわゆい前髪ありのお姿を堪能していたのに、あっという間にラーメン屋さんの帽子姿に変わっちゃうんだもん(ちぇっ)。
ここで、セットもラーメン屋のセットに移行しまして、本番・・・の前に、今回の脚本を監修頂いた橋田寿賀子さんが登場です。
橋田 「今日は本当にこの方たちにお目にかかるんで来たので。
こう、顔を見られて、5人揃って。揃ってなかったじゃない?
それが揃ったので、お会い出来たから、今日は満足です。
嬉しくてうちに帰って眠れないです」
って、あのですねぇ・・・(以下発言省略)。こんな風に喜ぶ橋田さんに、なぜか木村君は;
木村 「じゃぁ吾郎、いった方がいいよ…」
と。「いった方がいい」って、何をどーしろと?と思っていると、吾郎君、なぜか橋田さんの前にひざまづいて、「どうぞ」と両手を組んでそれを差し出す吾郎君…って、これは一体、何をやろうとしたんでしょう???(ごめん、分からなかったっす…)。
さてさて、いよいよ本番。ルールは「約6分間のお芝居の台本を8分間のメモリータイムで暗記し、本番スタート。台本を間違えた段階で芝居をストップさせ最初からやり直し。ただし、このとき1分間のメモリータイムが追加される」というもの。
<ACTION> TRY1
電話で注文を受けているラーメン屋・兄(吾郎君)。カウンターにはラーメン屋・弟(中居君)がラーメンを作っている。店のテーブルには客1(慎吾君)・客2(剛君)が料理が来るのを待っており、カウンターには客3(木村君)が食事をしている。
[台詞]ラーメン屋・兄『はい、喜楽です。
ラーメン2つにもやしそば2つ。
チャーハンに餃子3つ、ニラレバ1つに、
あと単品でチャーシュー1つですね。』
と、メニューの羅列だけという最初の難関(?)に、吾郎君;
吾郎 「はい、喜楽ですぅ。
はい、ラーメン2つに、もやしそば2つ。
はい、え〜、チャーハンに餃子3つ。
あとレバニラ1つ、単品でチャーシュー一つですね」
とここまで言ったところで、天の声(斉藤洋介さん)から「カット」の声が。早いなぁ…(苦笑)。でも、レバニラとニラレバの違いぐらいは『セーフ』じゃないの?店内のメニュー書きも、『レバニラ炒め』になっていた事だし(苦笑)…な〜んて。
声 「カット!」
吾郎 「?・・・えっ、ダメなの?」
(↑当然、間違えたとは思っていない)
声 「ニラレバです!」
藤田 「やっぱり言った!」
吾郎 「一緒ですよ、そんなの!」
(↑カメラに向って強く抗議)
中居 「違うって。言ってもダメなんだな」
<ACTION> TRY2
改めて;
吾郎 「はい、喜楽です。はい、ラーメン2つにもやしそば2つ。
え〜、チャーハンに餃子3つ、ニラレバ1つに…
はい、あと単品でチャーシュー1つですね。
はい、えー3丁目の高津川さんですね。
はい分りました〜。20分程でお届けに参りま〜す。どうも。
(電話を置いて)おい、大至急出前だ。3丁目の高津川さん。」
中居 「了解」
ってな感じで、それなりに台本に無い部分(斜体部)も入れつつ、無事クリア。
この後、兄嫁(藤田朋子さん)が買い物から帰ってきて、弟に新しい店を出すための空き店舗が駅前にあったことを告げる。それを快く思っていない兄(吾郎君)との間で気まずい空気が流れる。
一方、店にやってきていた客2(剛君←チンピラ風)から、ラーメンが不味いとクレームが出る。そんなハズはないと反論する弟(中居君)と兄嫁だが・・・
このシーンでは、中居君がカウンターから出てきて、剛君の相手をしなきゃいけないのに、出てきていなくてカット。
<ACTION> TRY5(←いつの間にか番号が飛んでる)
弟と客2のやり取りが続く;
中居 「まずいんなら食うな!」
吾郎 「あっ、ちょっと。(兄、2人の間に割って入る)
本当にすいませんでした。」
中居 「兄貴、謝ることねぇよ。」
吾郎 「お代は頂きませんので。すいませんでした。」
中居 「こんな客に謝ることねぇ・・・(^^;)。
(なぜか噴出して笑っちゃった…↑)」
と、そんな中居君に吾郎君は次の台詞を使って;
吾郎 「ばかやろ〜」
とか言って、中居君を突き飛ばしたりして、なかなかナイスですわ(^^;)。でも、台本どおりなら弟を”殴る”ってなってるんだけどね。単に突き飛ばしただけというのも、ある意味、吾郎君らしいような気がする…(ただし、どっちがダメージが大きいかは定かではありませぬ)
中居 「おまえ、台詞、はえーよ」
声 「中居さん、笑わないで下さい!」(きっぱり注意(^^;))
<ACTION> TRY10(←さらに番号が飛んでる)
客2のクレームに対して、「うちの味があわねえんだったら来なきゃいいんだよ」という弟と、「100人いたら100人の口に合う物を作れてこそ本当のプロなんだよ。」という兄。
とまぁ、前半の最初の盛り上がり部分なのに、「店が客を選ぶだと?」という大事な台詞を吾郎君が飛ばしてNG。
声 「カット」
橋田 「『店が客を選でどーすんだ』っていうの飛ばしませんでした?」
吾郎 「ハイ、飛ばしました」(←素直)
橋田 「あれ、大事なんですよ」
吾郎 「はい、そうですね」(←さらに素直(^^;))
と、吾郎君が反省している中、後半に長台詞の控える慎吾君は;
香取 「そろそろ何か台詞言わせてくれよ〜!
もうそろそろ忘れていくぞ、どんどん!」
・・・(^^;)。もう少し待ってあげてね…。
<ACTION> TRY13
弟(中居君)の非礼に対して、「お代はいりませんので。」と客2(剛君)に告げる兄(吾郎君)。しかしそんな兄の思いとは別に、客2にはタダになったことを喜び、客1にそう告げる。しかし、客1(慎吾君)はそんな客2を責める。
香取 「俺たちは人に怖がられる仕事をしてるかもしんねぇ。
でもな、俺はどんな時でも人の心を踏みにじるような事は
してこなかったぞ!セイジ、今のお前はクズだ!
(土下座をしている兄に向って)悪かったな…。頭上げろ、ケンジ。」
吾郎 「・・・?」
香取 「忘れちまったのか?(客1、サングラスを外す)」
吾郎 「シュンスケ…。」
香取 「同じ中学の野球部で汗流した仲だろ?」
吾郎 「…お前…。」
と、ここまでいい感じで来ていたのに、続いて「変わってねぇな、お前も…。」と言わなきゃいけないのに;
香取 「変わったなぁ、お前も…。」
と言っちゃった慎吾君。このときの吾郎君と顔を合わせたときの「違う違う」と言いたげな吾郎君の表情と、あまりに単純な間違いに思わず笑っちゃう慎吾君という、二人の顔を見合わせた表情が、妙にツボでございました。
<ACTION> TRY14
昔、中学時代に同じ野球部だったケンジ(吾郎君)とシュンスケ(慎吾君)。シュンスケは昔から頑なだったケンジの性格について話す(普通、話さないよねぇ、お店の真ん中で(^^;))。そして、シュウちゃん(中居君)にまだまだ兄に教わる事は多いはずだと諭し、お金を置いて店を出て行く。
・・・となるハズが、今度は慎吾君がお金を置き忘れてNG(^^;)。
<ACTION> TRY18(←また大幅に番号が飛んでるよ…)
今回のことで、自分の店を持つことを諦めると兄に話す弟。
中居 「俺の店は一生ここだから。」
藤田 「シュウちゃん。」
吾郎 「(土下座したときの手を払ったり、襟元を直したりという細かい演技をしながら)
おい、早く出前行かないと怒られちゃうぞ。」
中居 「えっ、なんだっけ?」
吾郎 「ラーメン2つにもやしそば2つ。
・・・。」
と、最後の最後になって、台詞が出てこない吾郎君。お約束だわ…(苦笑)。
中居 「なんだっけ?」(と、もう一回、同じ台詞を言って催促)
吾郎 「ん・・・(↓ヤケクソになって(^^;))
ラーメン2つにもやしそば2つだよ!」
と言ったってもちろんNG
声 「カット」
香取 「(店内に戻ってきて)おしい!」
草なぎ「もうちょっとなのにぃ」
香取 「頭から」
中居 「あと2行で終わりだよ、2行で…」
と、みんなから口々に言われる中、台本をスタッフに見せてもらって;
吾郎 「あっ、『餃子』か…。昔だよ、その台詞があったのは!!!」
<ACTION> TRY19
吾郎 「ラーメン2つにもやしそば2つ。
チャーハンに餃子3つ、ニラレバ1つ!」(←気のせいか声がでかい(^^;))
中居 「チャーシューの単品もね。」
吾郎 「分ってるなら聞くな、この野郎。」
(と言って、中居君を小突く吾郎君)
ってことで、3人笑ってハッピーエンド。無事、終了でございます。(いや〜、こういうドラマは見ていて恥ずかしいねぇ(苦笑))。
声 「Congratulation!
今日の試練は将来、あなた方の糧となり、大きな力を与えるでしょう」
とにかく、収録時間 1時間57分ってことで、みなさま、お疲れ様でした。
吾郎君的には、今回のラーメン屋・兄は絶対に普段の吾郎君キャラでは見られない役回りだけに、見ていて貴重でした。それに人情ドラマは吾郎君とは絶対に合わないと思っていただけに、それでもちゃんとキャラを作って、溶け込んでいたのには驚きでした(@o@)(←失礼なファン)。
やっぱり吾郎君は役者だねぇ〜(ホレボレ(*^o^*))。