第89回 13.05.18 23:15〜24:09 | (13.**.** up) |
最近、隔月ゴローになりつつあるのだけど、今回は4月&5月公開の映画から慎吾君がチョイスした5作品のランキングです。
■ オブリビオン
■ ジャッキー・コーガン
■ ライジング・ドラゴン
■ リンカーン
■ ヒッチコック
吾郎 「久々ですね」
大下 「はい。ねぇ、その間に『がんばります』でたくさん、夜中に…召し上がって頂いて」
吾郎 「そうですね。いやぁ〜、もう色々言われました、あの後に。文句が多いよね、と」
言われたんだ・・・。あんな編集、されちゃぁね。吾郎君のことを知ってる人も知らない人も、何かは言うわなぁ。
大下 「(笑)」
吾郎 「だってさ、だってさ、何時間も、20時間ぐらい回ってるわけじゃないですか?そりゃさ、5つや6つはさ」
大下 「ありますよ」
吾郎 「あれ、文句言うじゃないですか。そこだけぎゅっと編集してさぁ」
大下 「ねぇ〜」
吾郎 「パッと放送しちゃったらさ、僕が悪もんみたいになっちゃうじゃない」
大下 「20時間、ずーっと文句言ってた…」
吾郎 「みたいにねぇ?」
大下 「…みたいにねぇ?」
大下 「では、第5位は」
吾郎 「第5位は『リンカーン』です」
[第5位]リンカーン
吾郎 「いやぁ〜。ちょっと長かったかなぁ、っていう(笑)」
大下 「(^^;」
吾郎 「まず、第一声、言わせてもらうと。基本はこの映画はまぁ、主軸になっているのはその…、議会でのシーン、奴隷解放の法案が可決されるかどうかというものが、8割ぐらいそうでしたよね」
大下 「そうでした」
吾郎 「まぁ、逆に言えばそこしか描くことがなかったのかなぁ、という気がしますし。まさにこう、アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のための映画、みたいな」
大下 「あの、演説に掛けて?」
吾郎 「ちょっと掛けたんですけどねぇ〜」
大下 「ねぇ〜」
ナレ 『長い。リンカーンをばっさり』
大下 「では、第4位は」
吾郎 「第4位は『ジャッキー・コーガン』です」
[第4位]ジャッキー・コーガン
吾郎 「うん、僕はでも、すごく会話劇としては面白かったかなぁ、っていう。はい、1シーン、1シーンも長く。技術的には普通に、淡々と撮ってるだけだし。だってさぁ、車の中のシーンでさ、助手席と運転席に乗っけて、ずーっと後部座席からのカットバックでさ、最後まで。ブラピ登場シーンなのに、ブラピの顔、ほとんど最後までわかんないですよね。日本のドラマだったらさ、絶対前から撮ったりさ」
大下 「ああ・・・」
吾郎 「前、絶対入れるでしょ?・・・入れなくていいんじゃない?」
大下 「(笑)」
吾郎 「もう何かさ、こうしなきゃいけないと思いすぎじゃない、日本のドラマのカット割りとか。面白かったですけどね。僕はこういう映画は好きですけど。この緩い感じも含めて。まぁ、だけど最終的には、ブラッド・ピットじゃないと成立してない映画だなとは思いますよね」
大下 「(^^; 同感です」
ナレ 『多少の緩さはブラッド・ピットでカバー』
大下 「第3位は」
吾郎 「第3位は『ヒッチコック』です」
[第3位]ヒッチコック
吾郎 「うん・・・まぁ、映画『サイコ』を作るまでの」
大下 「そうですね」
吾郎 「話なんですけどねぇ〜。ヒッチコックの自伝ですよね、これはね。ヒッチコックっていうのは、ドラマを作った人間であって、彼自身にそんなにドラマがあるわけじゃないじゃないですか?ヒッチコックの周りに起きたことが、そんなにサスペンスでもなければ、そんなにコミカルでもホラーでもないでしょ?ドラマは、僕に大下さんにも、みなさんにもそれぞれ人生にはドラマがある」
大下 「はい」
吾郎 「・・・と、同じくらいのドラマですよ、ヒッチコックだって。それを映画化しようっていうから、こんなぐらいになっちゃう」
大下 「あははは(笑)。3位とは思えない言い方です」
吾郎 「ヒッチコック・・・何で俺、3位なんだろう?(>_<)」
ナレ 『ドラマチックさに欠けて3位』
大下 「では第2位は」
吾郎 「第2位は『オブリビオン』です」
大下 「はい」
吾郎 「はい」
[第2位]オブリビオン
吾郎 「50歳でしょ?!」
大下 「全然かわんないですね、30年ぐらい」
吾郎 「すごいですよねぇ」
大下 「ねぇ?」
吾郎 「何だ、あの、清潔感は!?」
大下 「(笑)。ザ・さわやか!」
吾郎 「上半身裸でシャワー浴びちゃうし」
大下 「そうです!」
吾郎 「意味もなく」
大下 「あははは(笑)」
吾郎 「全く意味ないんだよ」
大下 「ストーリーは?」
吾郎 「そんなの忘れちゃうよ。そんなのはもう、どうでもいいよ。一番のポイントは、どういうエレガントなオチをつけるかです」
大下 「エレガントな・・・」
吾郎 「そう。そういった意味では、ん?!何かっぽいし、何かっぽいし、何かっぽいし、何かっぽい。元ネタは4作品あります」
大下 「あははは(笑)」
吾郎 「1個だけ言うならターミネーター。オチは斬新じゃない!」
ナレ 『そう言われるとオチが気になりますねぇ』
従って、一位は、ライジング・ドラゴン;
[第1位]ライジング・ドラゴン
いきなり拍手してます。
吾郎 「おめでとう!!ジャッキー作品、初の1位!慎吾、おめでとう!」
吾郎 「今回、最後なんですよね?」
大下 「アクション映画」
吾郎 「(ジャッキーチェンの)アクション映画としては。59歳で」
大下 「はい。」
吾郎 「でも、本当に体張って、やってましたしね。集大成というだけあって」
大下 「はい」
吾郎 「納得のできる、うん」
大下 「これは本当、よかったです」
吾郎 「ジャッキー・チェンの映画に求められてるものは全てクリアし、それ以上のものを与えてくれる。アクション、スタント、コメディ、うん。いいですね。ストーリーは全くないけどね」
大下 「あははは(笑)。いいんです!ねぇ?」
吾郎 「ジャッキー・チェンの映画は、もうそれがいいんだろううね。もう別に複雑なことは必要ないし、ストーリーに。だって僕、この映画、来年忘れてるよ」
大下 「(^^;)」
吾郎 「全然、忘れていいですよ、こういう映画は。もう、その場の限りでいいんですよ、こういうものは。その時間を楽しませてくれる」
大下 「スカッと!」
吾郎 「そして何も残らない。これが多分、いいんですよ」
大下 「あ、じゃぁ、ジャッキーはそれでいいと思ってる?」
吾郎 「わかんない、ジャッキーがどう思ってるか」
大下 「(笑)」
ナレ 『ジャッキー作品が第一位を獲得』
慎吾君は、1位&5位はそのまま、「ジャッキー・コーガン」を2位にあげ、オブリビオン3位、ヒッチコック4位としてました。