Sma Station!! 2011年09月分


第78回:11/09/24

 

第78回 11.09.24 23:00〜23:54(11.10.02 up)

前回、8月の放送が『夏休み映画スペシャル』かと思ったら、今回は『秋映画スペシャル』って…。また合併号ですかい?月イチゴローというタイトル、そろそろ変えた方がいいんじゃない?まぁ、そこまでスタッフがこのコーナーに力を入れてるかどうかなんだけど。

と毎回、疑心暗鬼な気持ちを持ちながら、今回の5作品;

  ■ ライフ いのちをつなぐ物語
  ■ 猿の惑星 創世記(ジェネシス)
  ■ スマグラー おまえの未来を運べ
  ■ スリーデイズ
  ■ はやぶさ

おお!今回はメンバー出演の映画が入ってないじゃないか!!これはもしかして今回、期待できるんじゃないのか?!!(コラ)


  大下 「今月5本、お忙しい中ごらん頂いて、注目はやはり、猿の惑星
      創世記」
  吾郎 「でも、ようやくですよね、このエピソード1的な創世記、って
      いうのは。あれからだってもう、30年以上」

      ※猿の惑星 1968年公開

  吾郎 「あ、もう、40年」
  大下 「40年」
  吾郎 「これ、大注目ですね」
  大下 「大注目です!」
  吾郎 「(笑)」
  大下 「さぁ、第何位なんでしょうか」

いつもは大下さんとの食事シーンがあったのに、今回は無し。替わりにこういう↑導入的なトークが入りました。どっちがいいのかなぁ…。今回はあってよかったと思えるけど、そう思えるのも、結局、映画のラインナップによるのかなぁ。


  大下 「では、第5位は?」
  吾郎 「はい。第5位は『スリーデイズ』です」

[第5位]スリーデイズ

  吾郎 「まぁ、これは・・・まぁ、何か今まで見たことあるような映画
      であって。すごく新しさを感じなかったというか。ラッセル・
      クロウも何か、すごく…、うーん、何か抑え気味なラッセル・
      クロウというのはもしかしたら新鮮なのかもしれないですけれ
      ども、何か本当に檻の中でちっちゃくドーベルマンが飼われて
      るみたいな感じで」
  吾郎 「ラストも・・・何か、ふーん、って感じじゃないですか?どう
      ですか、エンディング?」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「・・・」
  大下 「あ、そんな感じです」
  吾郎 「(^^;)」
  大下 「(^^;) 感じでした」
  吾郎 「終わっちゃった・・・」

  ナレ 『ちょっと物足りなかったみたいですねぇ』



  大下 「では第4位は?」
  吾郎 「第4位は『猿の惑星 ジェネシス』です」
  大下 「ええ!」
  吾郎 「もう出ちゃいました。さようなら!」

[第4位]猿の惑星・創世記

  吾郎 「そうですね、ちょっと期待値も高かったっていう。ハードルが
      高かったというのもあるんでしょうけれども。やっぱりこう…、
      昔見た『猿の惑星』…のインパクトが、感動が大きかったので、
      きっともっとすごいことが行われるんじゃないか、っていう、
      うーん。何か、分かりやすく言えば、本当に『猿の惑星』って
      いうほどのこう…、惑星規模の映画では無くて、本当にCGが
      良くできている猿の映画になってしまったっていう」
  大下 「あはは(笑)」
  吾郎 「…感じですね。もうちょっと観たいところが他にあったんじゃ
      ないかな、っていう。猿が本当に人間を…猿が人間を征服する
      前の過程の創世記っていう意味では分かるんだけれども、何か
      ちょっとこう…、ストーリーの規模が小さいというか、ヒュー
      マンに寄りすぎてて。まぁ、そういう狙いなんでしょうけれど
      も」
  大下 「でも、あの猿は俳優さんがもちろん・・・表情豊かに、ねぇ…」
  吾郎 「そう」
  大下 「演じていらっしゃいましたよねぇ」
  吾郎 「豊かすぎるよね、ちょっと」
  大下 「あははは(笑)」
  吾郎 「僕、一つ思ったのは、動物の表情って、そこまで豊かにされる
      と、逆に怖い。こっちからさ、その表情を、わずかな表情の中
      からさ、汲み取っていきたくないですか、考えてる気持ちとか
      を。こんなに人間みたいな表情で説明されちゃったら、何か逆
      に気持ち悪くて。確かにCGは素晴しかったです、本当に」
  大下 「それはやっぱり40何年、経てね」
  吾郎 「うん。それはそうですよ、うん。もうでも、本当によくできた、
      猿CG映画みたいな感じで(笑)」

  ナレ 『CGが良くできている猿の映画』



  大下 「では第3位は?」
  吾郎 「第3位は『ライフ いのちをつなぐ物語』です」

[第3位]ライフ いのちをつなぐ物語

  吾郎 「いつも思うけど、すごいですよね、こういう映画って。どうや
      って撮ったんだよっていうすごい映像がたくさん出てきてて。
      最近のこういうアニマル映画の中では、一番、見やすかったん
      じゃないかな、っていう。今回はもう本当に何十種類っていう
      動物が、ねぇ、本当に小さな昆虫から、哺乳類から、動物図鑑
      を読んでるみたいな感じで。まぁ、松本幸四郎さんと松たか子
      さんのナレーションもよかったですね。うん。親子の物語が、
      結構、動物の中である中で、親子がナレーションしてるってい
      うのが、何かすごく感情移入をしやすくて。よかったですよね」

  ナレ 『動物映画の中でもトップクラス』



  大下 「では第2位は?」
  吾郎 「第2位は『はやぶさ』です」

[第2位]はやぶさ

  吾郎 「宇宙の知識とか、科学的なことがわからなくても、本当に小さ
      い子供でも分かりやすく説明してくれてるので、うん。」
  大下 「まるで科学音痴なんですが、でも、このはやぶさに泣いてしま
      ったっていうか」
  吾郎 「僕も泣いた」
  大下 「ねぇ?」
  吾郎 「うん。感動した。何か機械だからこそ、すごく健気で愛おしく
      感じるんだよね」
  大下 「ねぇ?」
  吾郎 「表情がないから、それこそ。うん…」
     「ねぇ。本当によかったなぁ〜。何か、こんなにいいと思わなか
      ったんですけどね。何か、こういうノンフィクションものって
      さぁ、何かこう…、事実をこう…並べていって、ドキュメンタ
      リーとして。何かそれで終わっちゃうじゃないですか、淡々と。
      もちろん、これはノンフィクションで、ねぇ、実際にあった話
      なんだけど、そこにこう…いいさじ加減でフィクションが取り
      入れられているというね。逆に感情移入しやすくて。うん…、
      その辺、監督の手腕というか。よかったですねぇ〜」
  大下 「理系女子、竹内さん」
  吾郎 「メガネにはちょっとやられちゃいましたね」
  大下 「メガネには弱いですか?」
  吾郎 「メガネ、あの・・・結構メガネフェチです」

  ナレ 『監督と俳優陣が素晴しい。思わず涙』


[第1位]スマグラー おまえの未来を運べ

  吾郎 「いやぁ、これよかったですねぇ(拍手)。これは。素晴しかった
      です、はい。好きです。石井(克人監督)ワールドのエグさ、
      濃さ、ぷんぷん匂ってくるような、こういう世界観っていうの
      が、ちょっと僕は苦手だったんですけど。今回は…、今までで
      一番、僕はよかったと思います」
  大下 「エグさ満載でしたね」
  吾郎 「うん…ちょっと強烈だけどねぇ〜。こういうものはもう、本当、
      ちょっと変わった毒と毒を合わせた化学反応的作品だから、や
      っぱり消されてしまうものもあれば、すごい、すごい化学反応
      を起こして、見たことがないものが生まれる場合もあるから、
      面白いですよね」
  大下 「ねぇ」
  吾郎 「う〜ん。まぁ、でも、それを支えてたのはやっぱり俳優陣であ
      って。やっぱ永瀬(正敏)さんって、何かこういう脇で、こう
      いう渋い感じで、すごく人間味あふれる感じで、う〜ん…、何
      かを秘めた感じっていうのは、やっぱすごい合ってるなと思っ
      て。あとまぁ、安藤(政信)さんもねぇ、よかったですねぇ」
  大下 「格好よかった」
  吾郎 「格好よかったです。まぁ、でも何よりもやっぱり一番、すごか
      ったのは、高嶋正宏さん」
  大下 「きました!」
  吾郎 「兄ちゃん!」
  大下 「兄ちゃん!!」
  吾郎 「高嶋アニキ、」
  大下 「もう、切れまくってます」
  吾郎 「半端じゃない、何この人?!」
  大下 「もう、おかしいんじゃないかっていうぐらい」
  吾郎 「すーごいねぇ。アニキ。アニキやってくれましたねぇ」
  大下 「やってくれました」
  吾郎 「アニキ、だって…はやぶさにも出てるんだよ」
  大下 「はやぶさで、すごくいい科学者で」
  吾郎 「はやぶさはいい科学者で。でもはやぶさの中でも、アニキちょ
      っと結構、目立つじゃないですか?」
  大下 「目立ってました」
  吾郎 「何か、ちょこちょこちょこちょこ、演技入れて、細かいとこに」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「お兄さん、こんなキャラクターだったの?」
  大下 「新たな一面でした」
  吾郎 「いやぁ〜、大注目じゃないですか、これから」

  ナレ 『石井ワールド炸裂!高嶋アニキ要注目です』



今回のスタジオゲストは、堺雅人さんと宮崎あおいさんでしたが、堺さんのコメントがちょっと嬉しかったので、記録しておきます。

  堺  「あの…2位まではすごく評論が一環してましたね、稲垣さんね。
      つまり、下手な、下手なっていうか、こう…人間にこう…合わ
      せるんじゃなくて、こう、ナチュラルなものはナチュラルに、
      造るものは造る。で、どうせ造るんだったら、スマグラーぐら
      い、何かこう…、劇的にやらなきゃいけない、ってことなんで
      しょうね」

 


home