第76回 11.06.25 23:00〜23:54 | (11.07.03up) |
今回はきちんとした“月イチ”ではあったけど、選ばれた5作品がどうにも抵抗があるものばかり。邦画で、しかもコアなファンがいるような作品は気を遣うのよね…。
そんな今回の5作品は以下;
■ X-MEN ファースト・ジェネレーション
■ 星守る犬
■ さや侍
■ もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
■ テンペスト
そうして、ただでさえ気を遣うようなラインナップなのだけど、なのに大下さんはお休みで、前田有紀アナがお相手。大下さんはリフレッシュ休暇なんだそうです。
吾郎 「あれ、今日は大下さんは?」
前田 「はい、そうなんです。大下さんがリフレッシュ休暇のために、
はい。今日は私、前田が担当させて頂きます」
吾郎 「リフレッシュして頂きたいですね」
白ワインで乾杯。
前田 「今日はよろしくお願いします」
吾郎 「よろしくお願いします」
吾郎 「ん〜ん〜ん〜ん〜ん〜」
前田 「ん〜ん〜♪美味しいですねぇ〜」
吾郎 「『ん〜』と『美味しい』しか言うのやめましょう。これ、凄い
ですね、今日は何か」
前田 「はい。今日は学芸大学にある『よね津』さんのこちらのメニュ
ーなんですが」
和食よね津 (学芸大学駅)
ゴリの唐揚げ
かつおのたたき
かますの棒寿司
前田 「仕事とは思えないぐらい、充実した、こう、何か…時間ですね。
こう、食事が出来て、ワインも飲めて」
吾郎 「リフレッシュして下さい」
前田 「はい、リフレッシュしま〜す」
吾郎 「ゴリ(の唐揚げ)」
前田 「はい」
吾郎 「(一口食べて)『ん〜♪ん〜〜ん♪ん〜♪』」
前田 「『ん〜♪』」
吾郎 「かます(の棒寿司)・・・これは、・・・んん・・・ん〜ん、
ん〜ん、ん〜んん〜ん。」
2人顔を見合わせて;
2人 「ん〜♪」
本当にそれしか言わない2人。何て楽なコーナーなんだ(笑)
吾郎 「第5位は『テンペスト』です」
[第5位]テンペスト
吾郎 「有名なシェークスピアのね、戯曲なんですけれども。本当にシ
ェークスピアというものを理解している人間ではないと、きっ
と難しいんじゃないのかな、という。本当、舞台をそのまま映
像化したような感じで、映画的と言えるかどうかは、わからな
いというか…。あの・・・分かります、僕、喋ることなくて、
汗かいてきてるんですよ」
前田 「ちょっと口数が少ないな、とは…はい」
吾郎 「そうなんですね…。やっぱりね、難しいですね。あの…、もち
ろん僕も、14歳からこの業界にいさせて頂いてるんですけど、
やっぱりね、本当にね、あんまり喋ることない映画の内容でね、
第五位で何か喋んなきゃ、って言ってもね、言葉・・・出るの
は言葉じゃなくて汗だけっていう」
ナレ 『あんまり喋ることが無かったみたいです』
っていうか、前田アナのフォローが何も無いというか。その辺は大下さんの方がやっぱり安心できる感じです。
吾郎 「第4位は『もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネ
ジメント」を読んだら』です」
[第4位]もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
吾郎 「まぁ、あの…、正直、ぶっちゃけな感想を…、こう…、原作の
良さがあまり生かせてなかった感じがする。もう少しドラッカ
ーの理論みたいなものを丁寧に映画の中でも表現してもらいた
い。やっぱりこう…、よくある感動ものの青春映画になってし
まってるっていう感じがしましたね。僕、前田敦子さんの演技
って初めて見たんですけど、何かすごく自然でナチュラルで…。
う〜ん、まぁ、でも、ず〜っとフラットな感じがして、ぐっと
上がるところはぐっと上がんないと。少しごめんなさい、偉そ
うな言い方ですけど」
前田 「まだまだ成長する・・・」
吾郎 「そうですね、偉そうなって言いましたけど、僕のが先輩ですか
らね」
前田 「あははは(笑)」
吾郎 「まぁ、その・・・やっぱり一番彼女がマネージャーになって、
この野球部を何とか甲子園に連れて行きたいと思うきっかけと
なったのは、やっぱり友情じゃないですか、まず、根本的にあ
るのは。自分の親友が闘病生活をしてて、代わりにっていう。
そこの決意みたいなものもやっぱり演技として少し伝わらなか
った。もう少しちゃんと演出してあげないと前田さんが可哀相
だよね。演出の問題だよ、多分・・・・偉そう?」
前田 「いえいえいえ・・・」
ナレ 『話題のもしドラが4位』
さすがに慎吾君が「吾郎ちゃん、フォローするわけじゃないけど、一所懸命見てるんですよ!」とフォローしてましたが
吾郎 「第三位は『X−MEN ファースト・ジェネレーション』です」
[第3位]X−MEN ファースト・ジェネレーション
吾郎 「僕があの…、申し訳ないんですけど、X-MENをあまり知らなく
て。まぁ、これは観る側にも問題があったと思うんですけれど
も。うん、もう少しちゃんと、イチからシリーズを観てみれば
よかったと思うんですけども。観れないよ、忙しいんだから!!」
前田 「あははは(笑)」
吾郎 「でも、これを観てから1〜4まで観ようという気にさせてない
のは、ちょっとこの映画としてはどうかな、とは思いますね。
慎吾すごい好きなんですね。木村君とかもすごい好きで。でも、
どうですか?何かX-MEN、大ファンなんですよね?」
前田 「はい!観てた人からすると、『そうだったんだぁ〜』っていう
ものが色んなところに散りばめられていて。どうしてプロフェ
ッサーXが車椅子に乗っているのかとか、そういうのも明らか
になるので、これは絶対にファンの人には観ておいた方がいい
作品だと思いましたね!」
吾郎 「以上です!」
前田 「あははは(笑)」
ナレ 『X-MENファンには堪らない映画』
前田 「それでは第2位をお願いします」
吾郎 「第2位は『さや侍』です」
[第2位]さや侍
吾郎 「何かあの…、まぁ僕らこういう芸能界でね、まぁ、色んな芸事
みたいなこと、歌ったり踊ったり、お芝居やったり、コントを
やったり、まぁ、色んなことをやらせてもらってるんですけど、
まぁ、全て色んな芸事の根本的にあるものは、何かこういった
ものが始まりだったんじゃないかなぁ、とか。だからこそ本当
に命を賭けてやるものは本当に人を感動をさせたりとか、笑い
とかもそうなのかなぁ、と思って。何か松本さんももしかした
らそういうことをお考えになったのかなぁ、と思ったりとか。
う〜ん。僕はその笑いとかコントの中にも、もう少し真実味と
か、ちゃんとしっかり根本が描かれてる人間のドラマというも
のを表現してもらいたいという感じがしますね。笑いは本当に
笑えるものだと思うし。ねぇ、笑いの神様ですからね、松本さ
んは・・・って思いました」
何だか吾郎君にしては珍しく、ものすごく気を遣ったコメントのように聞こえたのだけど、気のせいかしらん?
ナレ 『松本人志作品が第二位』
[第1位]星守る犬
吾郎 「他の作品を考えていくと、一位はこれしかないなじゃいかと。
今回の5作品の中で、一番誠実な感じが伝わって、映画作りの
中で」
というか、今回の映画のチョイスが…(ぼそっ)
吾郎 「命の大切さとか、うん、家族の絆とか、すごく辛い寂しい思い
をするんですけど、何かやっぱ暖かい気持ちにもなって、うん。
そして自分の中に今ある暖かい気持ちを、今ある気持ちをちゃ
んと引き継いで大切にしていこうと思える映画。でもそのやっ
ぱり、キーポイントとしてはやっぱり、その名もないおじさん
を演じた西田さんというのが素晴しい役者さんとしての存在感
だと思うし、これ、西田さんじゃないとちゃんと演じられなか
ったと思うし。僕、本当、素晴しい俳優さんだなって思いまし
たね。このタイトルにもなってる、ね、手が届かないけど、そ
こを追いかけ続け、見守り続け、願い続けるっていう・・・。
人の何か生きていく哲学みたいな感じもして・・・・いい映画
じゃないですか!」
前田 「はい!(拍手)」
ナレ 『西田敏行の演技を大絶賛』
全体的に前田アナの発言が少なかったなぁ…。俄かには難しいというのは分かるけど…。
慎吾君は、『星守る犬』を既に観たということで、入れ替えて『さや侍』を1位にしてました。