第75回 11.05.07 23:00〜23:54 | (11.05.15up) |
ああ、また“月イチ”じゃないんですね。今回はゴールデンウィークスペシャルということでしたが、文字通りゴールデンウィーク中に公開される映画を特別に別途やるわけではなく、4月&5月分をあわせちゃうという意味でのSPだもんなぁ。やる気無いなら、“月イチ”というコーナー名を外せばいいのに。それに、恐らく舞台が始まる直前の一番大変であろう週に収録をやるというのも腹立たしい。他に収録しようと思えばいくらでもやれるだろうに。Mステと違って、こちらは宣伝してくれたからまだ許せるけど。
と、相変わらず文句いっぱいだなぁ。ただ、今回の吾郎君のコメントはどれもよかったと思うし、今回の放送だけを見れば楽しかったんだけど…。
今回の5作品は以下;
■ ガリバー旅行記
■ SOMEWHERE
■ ブラック・スワン
■ これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫
■ イヴ・サンローラン
大下 「今日は稽古の後で…」
吾郎 「そうですね」
大下 「ねぇ」
吾郎 「本当に疲れてるんですけど(怒)」
大下 「そんな稲垣さんも素敵です」
吾郎 「はい、じゃぁ乾杯!」
大下 「はい」
吾郎 「乾杯」
大下 「今日のお食事は、はい」
吾郎 「あ、すごーい」
和の食 いがらし(東京・恵比寿)
筍ごはん
ほうぼうの昆布〆
炊き合せ(筍しんじょう・鯛の子・菜の花)
吾郎 「筍ごはん」
大下 「はい。京都の筍だそうです」
吾郎 「すごいですねぇ」
大下 「こちらの看板メニューだそうですよ」
吾郎 「(筍を)細かく切った形が…」
大下 「ねぇ〜♪」
食べてます。今回もおいしそう♪
吾郎 「春の味が」
大下 「おいしそう。味付けも上品で。稽古に疲れた身体にはぴったり」
吾郎 「癒されます」
大下 「ぼっちゃま、がんばって♪」
吾郎 「がんばるよ…」
気だるい感じがいいよ、いいよぉ〜(笑)
吾郎 「第5位は『ガリバー旅行記』です」
[第5位]ガリバー旅行記
大下 「話題作です」
吾郎 「そうですね」
大下 「はい」
吾郎 「僕、こういう映画、あまり好きじゃない。この映画、じゃぁさ、
好きな人居たら教えてよ。何か、綺麗じゃないよね、主人公が」
大下 「・・・(^^;) えっ(絶句)」
吾郎 「主人公がメタボってダメでしょう?」
大下 「・・・」
吾郎 「このジャック・ブラック…、が演じてるわけですけども主人公、
この彼のこういう、まぁ、十八番というか、ねぇ?アメリカン
ジョーク、ユーモアが混じってる演技に対してどう思うかって
いう。日本人って笑えるんですか、ああいうジョークが?」
大下 「あ、アメリカの映画館できっと笑ってるんだろうなぁ、と思い
ながら観るっていう感じでした」
吾郎 「うん…、ですよね?」
大下 「はい」
吾郎 「で、このCG、確かに『おお!』っていうねぇ、感じはあるかも
しれないですけど、予告で結構、流れてるじゃないですか?」
大下 「・・・(^^;」
吾郎 「それで十分だよね?」
ナレ 『話題作がいきなり5位』
吾郎 「第4位は『イヴ・サンローラン』です」
[第4位]イヴ・サンローラン
吾郎 「当時のVTRの中で、ねぇ?サンローランが住んでいた家だっ
たりとか」
大下 「はい、別荘だったり」
吾郎 「別荘が出てきて、それを、まぁ、オークションにかけるという
のがストーリーの軸になってるんだけども、その美術品ってい
うのは、やっぱりすごいですね」
大下 「もう、センスの塊っていうか、ねぇ?」
吾郎 「うん。憧れるようなモンドリアンの絵だったりねぇ、ベルナー
ル・ビュッフェの絵だったりとか、貴重な映像が多かったねぇ。
アンディ・ウォーホルとか、ミック・ジャガーなんかも出てき
たりとか」
大下 「ねぇ!一緒に。交流があったんですねぇ」
吾郎 「60年代とか70年代のそういうヨーロッパとかのカルチャーとか、
興味がある人はたまらないですね」
大下 「ねぇ?高評価ですね」
吾郎 「あ、高評価ですよ」
ナレ 『割と高評価だった4位』
吾郎 「第三位は『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』です」
[第3位]これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫
吾郎 「赤塚不二夫先生は、天国でこの作品をもしごらんになったら、
褒めてくれるんじゃないかと思いました。大真面目に赤塚不二
夫物語を作るよりも、このぐらいの何か、B旧映画感を醸し出
してる、馬鹿な感じを、うーん、逆にいいんじゃないかな」
大下 「嬉しいと思っていらっしゃるのかもしれないですね」
吾郎 「この映画の中でのお馬鹿な行動に対して、笑えるかどうかと言
ったら、まぁ、笑えないんですけども」
大下 「(^^;)」
吾郎 「ちょっと、バカも一所懸命演じようとしているのが、ちょっと
伝わってきちゃったかなぁ、浅野さんとか堀北さんに…。でも、
浅野さんの、この、少しマザコンの、ねぇ、赤塚先生の、母親
との下りとか、人と人との心のやりとりのシーンというのは、
浅野さんはもうやっぱり素晴しいと思いました。だからやっぱ
り、演出の問題なんじゃない?」
大下 「あははははは(笑)」
吾郎 「やっぱり」
大下 「ちょっと、イヴ・サンローランと評価が・・・」
吾郎 「そうですね」
大下 「辛口ですね」
吾郎 「何か話してるうちに順位、逆だったかなぁ、って」
大下 「(^^;」
吾郎 「ちょっと思ってきちゃって…るんで、何かそこは上手く(編集
で)変えといて頂ければ」
ナレ 『4位でもよかったみたいですねぇ』
吾郎 「第2位は『SOMEWHERE』です」
[第2位]SOMEWHERE
吾郎 「この映画の、まずテーマになっているのは、大人の孤独感だっ
たりとか孤立感とか、それがでも、本当にすごい伝わってきた
んですよね。その主人公の気持ちとか、感情というのが。世代
的にも多分、30代だったりとか、そのぐらいの年代の人間が、
誰しも感じる孤独感とか、うん、本当に何が起きるというわけ
でもなくて、起承転結があるわけでもないんですけど、それが
逆によりリアリティがあったというか、すぅーっと水みたいに
引っ掛かりが無く入ってきて、浸透していったみたいな。(ソ
フィア・コッポラ監督は)本当にすごい監督なのかもよ、もし
かしたら」
ナレ 『大人の孤独に共感できる映画』
[第1位]ブラック・スワン
吾郎 「これはよかったですね、本当に」
大下 「よかったです」
吾郎 「堂々の1位という、僕の中では評価をしているんですけども。
僕はもう、これは本当ただのバレエの映画だと思ったんですよ。
白鳥の湖を、もう、抜擢されて、それを演じるっていうスポコ
ンものみたいな。全然…、こんなサスペンス性のある、ホラー
とも言える様な」
大下 「はい」
吾郎 「うん、バレエ映画で、サスペンスっていうところが、新しいで
すし。本当に究極のこう…、美と狂気のアンサンブルなんじゃ
ないかな、って思いました」
大下 「うわぁ…」
吾郎 「素晴しい」
大下 「美と狂気のアンサンブル」
吾郎 「うん。もちろん、本当にナタリー・ポートマンがアカデミー主
演女優賞を取ったのも全然、分かりますし」
大下 「頷けます」
吾郎 「頷けますよね?」
大下 「はい」
吾郎 「なんか、ナタリー・ポートマンって、みんな絶対名前が聞いた
ことがあるけれども、じゃぁ、代表作何だ?って言われたら、
未だにレオンの子役の子、って言ってしまったりとか」
大下 「そうですねぇ」
吾郎 「ねぇ?もちろん、スター・ウォーズとか色々出てるんですけど
ね。この番組なんかでも紹介させてもらってる映画、いっぱい
あるんですけれども、堂々の代表作になったんじゃないなぁ、
という。そしてこのバレエシーンの振り付け師をした、振り付
けをしたダンサーの方と結婚されたわけですよね?」
大下 「ねぇ?」
吾郎 「もう、忘れられない作品だねぇ?」
大下 「ねぇ。そして赤ちゃんもねぇ」
吾郎 「ねぇ。おめでとう、ナタリーポートマン!」
大下 「あははははは(笑)」
吾郎 「本当に」
大下 「本当です」
ナレ 『大絶賛の1位』
慎吾君はガリバー旅行記とイブ・サンローランの順位を入れ替えてました。