第73回 11.02.26 23:00〜23:54 | (11.02.27up) |
今回の5作品は以下;
■ ウォール・ストリート
■ 英国王のスピーチ
■ 太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
■ シリアスマン
■ 悪魔を見た
今回は、SMAPメンバーが出ている映画も無かったので、比較的落ち着いて見れるかと思ってたんですが、確かに落ち着いて観ることは出来ましたが、少々物足りない。映画のチョイスなのか、編集の仕方なのか、吾郎君のテンションがあんまり上がるような作品が無かったせいなのか…。う〜ん。
吾郎 「じゃぁ、頂きます!」
大下 「はい、頂きます」
まずはいつものようにご馳走を。
ジョーズ シャンハイ ニューヨーク(銀座店)
今回は中華料理が目の前のテーブルに並んでます。
吾郎 「へぇ〜、何から食べたらいいんだろう?」
大下 「何から食べます?」
吾郎 「決めて?」
大下 「ふふふ(笑) お願いします、決めて下さい」
吾郎 「ええ〜」
大下 「もう、最近、ガツガツしすぎるって香取さんに叱られているん
で」
吾郎 「(^^;」
大下 「何か、ワインのグラスを持つのも私のが早いという」
吾郎 「(^^;) …そういうとこ見るよね、アノ人?」
大下さんに「北京ダック」促されて;
吾郎 「お作りしましょうか?」
と優しい吾郎君ですが、一方で大下さんも;
大下 「いえいえ、大丈夫です」
なんていいながら、大下さんも先に自分のお皿を出して、吾郎君に皮を載せてもらってます(笑) ああ、羨ましすぎ!!
吾郎 「どうぞ」
大下 「いいですか?催促してごめんなさい」
吾郎 「(^^;) 慎吾ぉ〜」
大下 「では、2月の月イチゴロー、第5位は?」
吾郎 「はい、第5位は、『ウォール・ストリート』です」
大下 「ええ!」
吾郎 「はい」
[第5位]ウォール・ストリート
吾郎 「まぁきっと、誰しもが前作のがよかったって言うんじゃないで
しょうかねぇ?折り込んであるストーリーが、ねぇ?そんなに
ひきつけるものでもないですし。まぁ、要するに面白くないと
いうことですね(^^;) 何かもう、80年代の映画を観てるような
感じがしますよね。それがトラディショナルなのかな…?僕は
そういう風にも思わない。何か古いだけに感じたんですけど」
大下 「そうですね」
吾郎 「何か、ウォール街は続編無くてよかったんじゃないかな、って
いう」
大下 「ああ…」
吾郎 「うん」
ナレ 『話題作が第5位』
大下 「では、第4位は?」
吾郎 「第4位は『シリアスマン』です」
大下 「はい」
[第4位]シリアスマン
吾郎 「いや、もう、本当、不思議な映画ですよねぇ。これも面白いか
面白くないかって言われたら面白くないです。よくわからない
っていう表現が一番…。まぁ難しいものを提供して、ちょっと
こちら側に考えさせようとしたという、とても不条理な難しい
映画で。うん、本質的なところで何が言いたいのかっていうの
は非常に分かりづらいですし、何かやっぱり(この監督には)
『ノーカントリー』みたいな映画を作って欲しいですね」
大下 「ああ・・・」
吾郎 「うん、すっごく演出とかは上手いと思うし、ひきつけるものは
上手いじゃないですか、独特の世界観と空気観と。つかみ所が
無い映画でしたね」
大下 「そうでしたね」
吾郎 「うん、あの…、つかみどころが無い映画は、別に、掴む必要は
ないんじゃないかなって」
ナレ 『つかみどころが無い映画』
大下 「では、第3位は?」
吾郎 「はい、第三位は『英国王のスピーチ』です」
[第3位]英国王のスピーチ
吾郎 「もう少し期待してたんですけどね、この映画は」
大下 「はい」
吾郎 「うん…。やっぱりどっちかっていうと観てて『へぇ〜、そうだ
ったんだ…』『あ、へぇ〜』っていうような映画なんだよね。
すごいストーリーがどうだとか、そこで何か本当に涙するよう
な感動巨編というわけでもないですし」
「やっぱりこの間のその…「シングルマン」のときの(主役だっ
た)コリン・ファーストが、またもやこの映画で主人公で…」
大下 「ねぇ?」
吾郎 「やっぱり相変わらず…、相変わらずというか、本当に素晴しい
俳優さんなんだな、っていう」
大下 「素晴しいですねぇ」
吾郎 「そうですね。本当、静かに熱く、演技をする人ですね。素晴し
いと思いました、今回もぴったりの役ですし。ライオネル役の
このジェフリー・ラッシュもよかったですね」
大下 「よかったですぅ〜」
吾郎 「うん、この2人がいないと全く成立してないですし。とても別
に何が刺激的だったりとか、感動的だったとかっていう映画で
はなかったのが少し残念だったですけど」
ナレ 『アカデミー賞有力作品が第3位』
大下 「では」
吾郎 「はい」
大下 「第2位は?」
吾郎 「第2位は『太平洋の奇跡』です」
[第2位]太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
吾郎 「まずやっぱり本当に竹野内君がすごい素晴しかったんじゃないかなぁ、って」
大下 「はい」
吾郎 「もうやっぱりこの作品に対する思い入れとか、うん、気持ちの
こもり方っていうのは、もうやっぱりこれはもう、ねぇ、映画…
スクリーンを通じて伝わってきますしね。本当に何か、こうい
う存在というか、ご先祖様の血が作ってきた今の日本だから、
我々もちゃんと受け継いでいかなきゃいけないし。こういう心
を忘れちゃいけないな、って本当、思いますよね。そこを真摯
に受け止めて、竹野内君が本当に全身全霊で、魂をこめて演じ
たっていうのが、僕は感動しましたし。何か、自分から何かを
アクションして、パフォーマンスをする俳優さんではなくて、
兎に角、何かを受け止めて計算では無くて出来てる、出てくる
もの・・・受け止め系な役が合いますよね(笑)」
大下 「受け止め系・・・(笑)」
吾郎 「受け止め系ですよね?(^^;) 竹野内さんって、すごく…今後、
だから高倉健さんのような、ねぇ、俳優さんになっていくのか
なぁ…。高倉健さんもそういう何か、受け止め系じゃないです
か?黙ってるのが似合うじゃないですか」
大下 「男は黙って、みたな」
吾郎 「うん。そこで色んなものを目で語るっていう」
ナレ 『竹野内豊を大絶賛』
[第1位]悪魔を見た
吾郎 「やってくれましたね、韓国映画」
大下 「やりましたねぇ」
吾郎 「やるやるとは思ってましたけどねぇ」
大下 「(^^;)」
吾郎 「もう、1位か5位か迷いました」
大下 「そうですよね」
吾郎 「そういった作品です。こんなにひきつけられる映画って、もう、
中々無いですね。ここまでのインパクト、ここまでドキドキさ
せて、ここまで後味が悪くて、そんな映画、1年に1本あるか
ないかだと思うんです」
大下 「無いでしょうねぇ」
吾郎 「圧巻ですね」
大下 「はい…」
吾郎 「これ、2時間24分あるんですけど、こうやって見てたんですよ」
と、椅子に座って右手を肘掛に置き、その手の人差し指で頭を支えるような吾郎君らしいポーズ(←分かりる?)をして見せてます。
大下 「あはは(笑)」
吾郎 「2時間24分、このポーズ変えられなかったです、最後まで」
大下 「ええ…!」
吾郎 「動かないんですよ、これがもう。まぁ何よりもこの、俳優さん
がすごいですね。特にイ・ビョンホンの目が忘れられないです
ね。恐い。誰が辛かったって、この2人が一番辛かったと思う
よ。こういう役を演じるのは。悪魔を演じるわけですから。兎
に角、描写はすごいので、多分、今、この僕の横で流れている
映像では表現しきれてないと思うので…」
大下 「R18指定ですけどね」
吾郎 「こんなもんじゃないよ!この 100倍すごいからね。疲れた、こ
の映画観て…」
大下 「あははは(笑)」
吾郎 「(笑)」
ナレ 『イビョンホン主演の韓国映画が第1位』
慎吾君は今回はそこそこテコ入れ。悪魔を見たという映画を観たと言った上で、英国王のスピーチと悪魔を見たを入れ替えてました。