第66回 10.05.01 23:00〜23:54 | (10.05.02up) |
2004年04月に始まった月イチゴローも7年目に突入です。この日からオープニングが変わりました。土曜ワイド劇場っぽい映像と音楽(笑)。たかが映画紹介のコーナーですが、オープニングはかなり大げさです(苦笑)。
本日の5本は以下の5本;
■ 座頭市 THE LAST
■ アリス・イン・ワンダーランド
■ 第9地区
■ ウルフマン
■ プレシャス
今回は4月と5月の抱き合わせの月イチゴローになってます(怒)。吾郎君が忙しい時期ならいざ知らず、かつスマステの放送が飛びまくるわけでもないのに、こうやって4月&5月が抱き合わせにされる理由が分かりません。月イチというからには、ちゃんと月イチにして欲しい。たまにならいいけど、最近、こういうのが多すぎるのが、あまりにコーナーを蔑ろにされてるような気がして、不満だわ。
今日はスタジオセットでの収録。もちろん、冒頭のご馳走を食べる部分は用意されてまして…;
大下 「今日のお料理」
吾郎 「はい」
大下 「六本木なぶらさんのお料理です」
今日もテーブルの上には素敵な料理が並べられてます;
六本木なぶら
カツオの銀皮造り
アワビの磯焼き
大下 「『カツオの銀皮造り』」
吾郎 「銀皮造り?皮がついてんですか?」
大下 「そうなんです。本当に。で、こちらが『アワビの磯焼き』です。
うわぁ〜!」
吾郎 「いいですねぇ、贅沢尽くしで」
大下 「はい」
食べてます。
大下 「美味しい!!」
吾郎 「うーん!うん」
あれ、今日は食事シーンが短いよ・・・(T_T) 本編も短いし(今回は1位以外のコメント時間が短すぎだし)、どこまでやる気があるのか、全く見えないのよ、このコーナー…。
大下 「では、第5位は?」
吾郎 「第5位は『ウルフマン』」
[第5位]ウフルマン
吾郎 「まぁ、新しい部分は全く…無い。今っぽさも無いという感じで
すね。『ダーン!』っていう」
大下 「びっくりした(汗)」
吾郎 「ねぇ?効果音で不意に驚かせたりとか、もう、古典ですよね?」
大下 「そうですね」
吾郎 「うん。ストーリーがね、その昔のまんまの狼男のストーリーで、
何を見せたいのかなぁ〜、っていうね、観客に対して。すごく
繊細な演技をしているベニチオ・デル・トロとアンソニー・ホ
プキンスがこの映画に出てるっていうのもよくわからない。う
ん」
大下 「いいところ?」
吾郎 「いいところは、エミリー・ブラントですよね?」
大下 「ああ」
吾郎 「エミリー・ブラントは、すごく味方していきたい!」
大下 「あははは(笑)」
ナレ 『ちょっと古典的すぎ』
大下 「では第4位は?」
吾郎 「第4位は『第9地区』です」
[第4位]第9地区
吾郎 「僕もすごく…興味あったんですけどね」
大下 「ええ」
吾郎 「何かちょっと気持ち悪くて。エイリアンってあんまり好きじゃ
ないんですよね。監督がもう全部作為的で、すごく確信犯的な
こう…緻密に計算されたとても頭のいい監督と作り手が作った、
低予算ながら。すごく評価するべきだとは思うんですけど…。
好きか嫌いかって言ったら、僕は嫌い。好き嫌いで物を言って
いいんじゃないかな、そろそろ」
ナレ 『気持ち悪くて嫌い!』
大下 「では、第3位は?」
吾郎 「第3位は『プレシャス』です」
[第3位]プレシャス
吾郎 「ねぇ、もう、本当に胸が苦しくなるような、とても痛々しい、
まぁ、重い映画でしたね」
大下 「知らなかった…」
吾郎 「知らなかった。本当、ドキュメンタリーですね。この映画も、
本当に」
大下 「そうですね」
吾郎 「うん。80年代のアメリカのハーレムが舞台なんですね。うん、
やっぱアメリカで生まれて、アメリカで評価されるような映画
だな、と僕は思いましたね。『ハートロッカー』なんかもそう
なんですけど、やっぱり、我々じゃぁ、想像を絶する世界観で
あって、でもやっぱり、娯楽作品も大切ですけど、こういった
作品も大切だと思うし、社会風刺だから、映画っていうのは、
1つのね。いやぁ〜、深い映画ですよねぇ〜」
ナレ 『考えさせられる深い映画』
大下 「さぁ、あと2作品です。ジョニー・デップ対香取慎吾」
吾郎 「これはもう、僕の基準でいいんですよね?」
大下 「もちろん!」
吾郎 「結構ね、本当に、本当に自分の基準でいきたいな、って今回は
思って…。それがやっぱり1つの愛情なのかな、っていうか」
大下 「そうです!」
吾郎 「映画に対するね!」
大下 「そうです。では、大丈夫ですか?」
吾郎 「はい」
大下 「行きます。第2位は?」
吾郎 「第2位は・・・・・・・・・・・・『アリス・イン・ワンダー
ランド』です」
大下 「ええ!!!」
吾郎 「あははは(笑)」
[第2位]アリス・イン・ワンダーランド
吾郎 「そうだなぁ、ティム・バートンが好きで観にいくと、ちょっと
物足りない感じはあるのかもしれない。ティム・バートンはさ、
良さっていうのは、やっぱり、ちょっと…、人に嫌われる良さ
でもあるからね。でも、やっぱり誰しも受けつける作品に今回
はしなきゃいけないと思うんですよ。そういった部分でティム
・バートンのちょっとした、うん、毒みたいなものは薄まって
るんですよね」
大下 「ああ」
吾郎 「うん。でも、今回はそれでいいんだと思います。でも、もっと
分かりやすくてもよくない?あと、もっと人間ドラマというか
勇気や感動みたいな部分がもう少し分かりやすくあってもよか
ったのかもしれない」
大下 「キャラクターは色々出てきましたよねぇ」
吾郎 「本当によかったですよ!何よりも本当に、もう、ため息をつく
ぐらい美しい映像と世界観。もう、映画という美術鑑賞をして
いるみたいで」
大下 「ジョニー・デップはいかがでしたか?」
吾郎 「メイク好きですね、この人!」
大下 「本当!好きですね(笑)」
吾郎 「大好きだねぇ〜。素っ裸なジョニー・デップが観たい」
大下 「(笑)」
ナレ 『アート性豊かな美術鑑賞ムービー』
残る1位は『座頭市』でした。
[第1位]座頭市
吾郎 「いやぁ〜、まぁ、何よりもよくやったな、と。すごいなぁ、と。
本当に格好いい、男らしい、セクシーな香取慎吾。やっぱり映
画自体がすごくこう…どっちかっていうと笑えるシーンがあっ
たりするわけでもないし、重い、まぁ、暗い部分が多いじゃな
いですか。何か唯一、その…慎吾が演じるということで、明る
くなったというか。彼は別に面白いことをやるわけでもないし、
おちゃらけるわけでもないし、あの満面のスマイルをするわけ
でもないのに、やっぱり慎吾が元々持っている太陽みたいなエ
ネルギーっていうのかな。そういうのが何か、光を与えてる、
この映画に。っていう感じがしましたね。褒めすぎですか?」
大下 「いえいえ」
吾郎 「うん、監督や主演の熱意に逆に回りの俳優さんが引っ張られた
というか。まぁ、周りの俳優さんのおかげっていうのももちろ
んあるんですけど。仲代達也さんもすごいですね、本当にもう、
もう、俳優国宝みたいな。反町隆史さんも素晴らしかったです」
大下 「はい」
吾郎 「こういう情けない人間味あふれる反町さんっていうのは僕、初
めて見たので、これまた新境地だったなと思いますし。ねぇ、
出番は少ないですけど、石原さとみさんは、ねぇ、もう、本当
にこう…日本的な美しさが抜群に光ってましたねぇ。日本の古
きよき美しさっていうものを本当にこう…存在だけで表現でき
る女優さんですよねぇ。褒めすぎですか?」
大下 「いえいえ」
吾郎 「何かちょうどいい時代が来たのかもしれないね、座頭市ってい
うね」
大下 「今、新鮮ですよね」
吾郎 「新鮮です、もちろん(北野)武さんもやられてましたけど。や
っぱりねぇ、”慎吾の座頭市”って見えてきたんだよね、最後
は。いや、本当に新しい香取慎吾なんじゃないかなぁ、って思
いましたね」
ナレ 『香取慎吾の新境地と大絶賛』