第55回 09.02.21 23:00〜23:54 | (09.03.29up) |
最近、またテレビ朝日のテラスでの収録が続いてますね。寒そうだけど、用意されてる料理(今回はすっぽん鍋)がおいしそうだなぁ、とか思ってみたり。
吾郎 「すごい!スッポンだ!!!」
大下 「そうです、麻布十番のさくら田さん」
(さくら田:ふぐ・すっぽん料理のお店だそうです)
吾郎 「さくら田さん」
大下 「名店です」
吾郎 「ああ!!すっぽん大好きなんですよ」
大下 「大好きですか?あぁ、よかったです。もうコラーゲンの塊だそうです」
吾郎 「早速・・・」
それぞれ1口ずつ食べてますが、すぐに2人とも幸せそうな表情を浮かべてます。
大下 「おいし〜!」
吾郎 「何か本当に美味しいものって、目を瞑ってこう…味わいたくなるよね」
大下 「はい」
吾郎 「うま〜い!!【叫】」
大下 「おいしい〜!【叫】」
2人、息合ってますね(^^;)
今月の映画は次の5作品;
■ ベンジャミン・バトン 数奇な人生
■ チェンジリング
■ 7つの贈り物
■ オーストラリア
■ フェイクシティ ある男のルール
アメリカアカデミー賞のタイミングということもあり、洋画オンリーで、この時期話題の豪華ラインナップです。
吾郎 「第5位は『7つの贈り物』」
[第5位]7つの贈り物
吾郎 「まずタイトルは、温かい、こう…ヒューマン的な感じで、7つ
の贈り物。ハートフルなドラマと、思いきや結構ミステリーで」
大下 「そうなんですね」
吾郎 「だと思ったら、途中から完全にラブストーリーになっていくっ
ていう」
大下 「そうですね」
吾郎 「その辺がちょっと、こう…ブレちゃったかなぁっていう感じが。
あと、そのミステリー性,サスペンス性という意味では、多少
無理がある設定が…あった。落ちに向って話を進んでる、って
ことで惹きつけてる・・・ですけどねぇ」
大下 「はい」
吾郎 「それにはやっぱ、それなりの落ちがないと、サスペンスという
のはね。そのツメの甘さというか。う〜ん」
タイミング的に、この吾郎君のコメントは、『トライアングル』と重ねて聞いちゃうところがあったりするのだけど…。
ナレ 『波乱の展開、何とウィル・スミスが第5位』
吾郎 「第4位は『オーストラリア』です」
オーストラリア
吾郎 「キャストもみんなオーストラリアの方なんですよね、ニコール
・キッドマン、ヒュー・ジャックマン」
大下 「はい」
吾郎 「ねぇ、監督からもう脇の俳優さんまで、みんなオーストラリア
の方で。オーストラリア人がオーストラリアのために作った、
オーストラリアの映画、ってことですね」
大下 「まさにそうです」
吾郎 「うん。まぁ、映画としては…まず、色んなことを盛り込みすぎ
てたっていうのが。子供の成長の話、二人のラブストーリー、
オーストラリアの歴史的背景。色んなことが詰め込みすぎてて、
ちょっとそこが散乱しちゃったかなぁっていう」
大下 「あぁ」
吾郎 「あとまぁ、ヒュー・ジャックマンがねぇ、カッコよかったです
ね」
大下 「あ、そうですか?」
吾郎 「え、ダメですか?!」
大下 「なんかねぇ。あ、今回は」
吾郎 「えぇ〜?」
大下 「格好いい方が多かったんですよ、その他の映画」
吾郎 「ヒュー・ジャックマンがいちばん格好いいんじゃない、今回の
ラインナップで?」
大下 「えぇ!!!」
吾郎 「いやもう、ドセクシーですよ」
大下 「どんなとこがですか?」
吾郎 「もう全て。もうフェロモン。俺、何か、身体とか鍛えちゃおう
かなとか思っちゃったもん、見て」
大下 「あははは(笑)」
吾郎 「ほんとに!」
鍛えた吾郎君・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・い、イメージが(^^;)
だけど、少し鍛えれば、回ってくる役柄も今までとは違ったものになったりするのかなぁ、と思わないではなく。まぁ、吾郎君の顔つきと鍛えた身体というものとでは、全く繋がらないので、やっぱり鍛えた吾郎君は遠慮ですけど(^^;)。ただでさえ、今でもゴルフのおかげで若干、体つきがよくなってきてるんだから…(汗)
ナレ 『とにかくヒュー・ジャックマンがド・セクシー』
吾郎 「第3位は『フェイクシティ ある男のルール』」
[第3位]フェイクシティ ある男のルール
吾郎 「男臭〜〜〜〜〜〜い(>_<)」
と、いきなり生々しい感想でスタート(^^;)
大下 「(笑)」
吾郎 「もう、男臭くて」
大下 「あははは(笑)」
吾郎 「(^^;) 男臭いさ、アクション映画ってさ、やっぱもうちょっと
こう…スタイリッシュに作っていくじゃない、最近て」
大下 「そう」
吾郎 「仕掛けがあるじゃないですか。ちょっとさ、ちょっと、一昔前
のハードボイルド…」
大下 「ねぇ」
吾郎 「映画な感じがしないですか?無骨で、骨太で、飾りっ気ないね」
大下 「ねぇ」
吾郎 「この役がすごくこう…荒くれ刑事でアウトローな刑事の役じゃ
ないですか?」
大下 「はい」
吾郎 「ちょっとやりすぎたよね。あまりにもその…キレちゃってる、
イッちゃってるヒーローなんで。そこはちょっとやりすぎな感
じがしてついていけない」
大下 「ああ…」
吾郎 「きっと本当この人、私生活でもそういう人なんじゃないかなぁ、
っていう感じがしますね」
大下 「します」
吾郎 「本当にアウトロー、ハードボイルドっていうものが、もしかし
たらこの人にはすごい似合うのかもしんないし。う〜ん。まぁ、
だから、スピードやマトリックスのイメージがある方にしてみ
れば、やっぱり、本当に新しいキアヌ・リーブスだと思うし」
大下 「はい」
吾郎 「うん」
ナレ 『男臭いキアヌリーブス作品が第3位』
吾郎 「第2位は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』です」
[第2位]ベンジャミン・バトン 数奇な人生
吾郎 「80歳として生まれて、老人として生まれて若返っていくという、
その奇妙な設定、数奇な、変わったこの設定を、遊びで使って
いない」
大下 「はい」
吾郎 「…感じがあって。そこが素晴らしかったなぁ、って僕は思った
んですよね」
大下 「はい」
吾郎 「もっと可哀想な話にするとか、もっとコミカルにするとか…。
この設定自体でもっと遊ぶじゃないですか、普通は」
大下 「そうですね」
吾郎 「うん。それをすごく、敢えて淡々としてる。誰でも経験するよ
うな出会いだったり人生であったり、シチュエーション、って
ものが逆にこっちも感情移入しやすくなるし。人生っていうも
のを何か本当に考えさせられる」
大下 「確かに」
吾郎 「うん、もう映画としての偏差値は高いです、この映画は。でも
巻き戻すってこともまたすごいよね。何か動画とかを巻き戻し
で見ると、ノーマルで見るよりも細かいことに気づくときない
ですか?」
大下 「?」
吾郎 「ゴルフのスウィングとかたまに自分でビデオ撮ったりするんで
すよ」
大下 「はい」
吾郎 「で、これを巻き戻しでこう見たりすると、気づくことがあるん
ですよ」
大下 「へぇ〜!」
吾郎 「だからその人生も巻き戻すことによって気づくことが多いんで
すよ」
大下 「!あ、すごーい」
吾郎 「彼の人生を通じて。本当、そこもすごかったなぁと思って」
と一通り語って;
吾郎 「あれ、これ1位だね」
大下 「あははは(笑)」
折角、「人生も巻き戻すことによって気づくことが多い」なんていういいコメントをしたと思ったら、最後の最後で「1位」とかってあっさり意見を昼がしちゃうし(^^;)
ナレ 『ブラピの話題作大絶賛ながらも2位でした』
そうして『チェンジリング』が今回の第1位。
[第1位]チェンジリング
大下 「ベンジャミン・バトン、ブラッド・ピッドもよかったけれど、
アンジェリーナ・ジョリー」
吾郎 「アンジェリーナ・ジョリー・・・すごいですね」
吾郎 「素晴らしくこの…1人の女性を演じきったというか。やっぱり
こう私生活でも子どもを育てたり、母になったりっていうこと
が、とっても、うん、役に反映されてると思うし。何か母って
強いなぁ、女って強いなぁって思うよね」
大下 「そういう意味では、そのアンジェリーナ・ジョリーを起用した
クリント・イーストウッドも」
吾郎 「クリント・イーストウッドはすごいね!」
大下 「すごいです」
吾郎 「この1テーマで惹きつけるっていうことの、その監督の力が」
大下 「はい」
吾郎 「素晴らしい。これも入れとこうとか、あれも入れてこうとかっ
ていう欲がないよね、映画としてのね」
大下 「はい」
吾郎 「『オーストラリア』とかと違ってね」
大下 「(笑)」
吾郎 「実話っていうのが上手いよね。まぁ、これがフィクションだっ
たら、ラストは『ああ』はいかないじゃないですか?」
大下 「はい」
吾郎 「実話だから、ラストが『ああ』なんですよ。でもラストが実話
だから『ああ』なってしまうのに、『あの』ラストシーンとい
うのが素晴らしい」
・・・代名詞ばっかりのコメント(^^;) 落ちは言えないよねー。
大下 「(笑)」
吾郎 「何言ってるかわかんないけど(^^;)」
大下 「いや(^^;)」
吾郎 「これ、ブラッド・ピッドとか観てさ、『アンジェリーナよかっ
たよ』とか言うのかな?」
大下 「絶対、言いますよ」
吾郎 「『あなたのベンジャミンもすごいよかった』とかやっぱ、褒め
あって、そういう感じなのかな」
大下 「(^^;)」
な、何てミーハーなコメントをするんだ!!!(爆) (えーと、吾郎君でさえそういうコメントするんだから、ファンがあれこれ想像しながら吾郎君の番組を見るのもアリってことよね?(汗))
VTRが終わって、慎吾君は1位の『ベンジャミン』と2位の『チェンジリング』を入れ替えてました。その他、今回は辛口のコメントが多かった今回のVTRに対して、大下さんが:
大下 「いや、もう本当に、どれが普段、1位になってもおかしくない
ぐらいの全部」
大下 「オーストラリアも吾郎さん、いいコメントもいっぱい言ってま
した」
という類の発言も。やっぱりかなりカットされてるんですよね。カットされるのはいいのだけど、どうも辛口の部分とかそういうところだけがクローズアップされて編集されてるような気がして、若干、この番組に対しての不信感は拭いきれませんです。