第49回 08.06.21 23:00〜23:54 | (08.08.03up) |
今月の映画は次の5作品;
■ JUNO
■ REC
■ ザ・マジックアワー
■ バグズ・ワールド
■ 告発のとき
今回もテレビ朝日のスタジオで組まれたセットでの収録です。
吾郎 「乾杯」
大下 「乾杯!」
冒頭、今回はビールで乾杯。そろそろそういう季節ですしね。
大下 「美味しい!」
吾郎 「美味しいでしょ?慎吾、ビール好きだよね」
大下 「1日7リットルぐらい飲むって、こう…仰ってた」
吾郎 「車みたいですね」
大下 「あははは(笑)」
そして、今日はビールだけじゃなくて;
吾郎 「あ、びっくりした」
男性 「ハモのフライです」
吾郎 「えぇ!すごーい!戴きます」
大下 「戴きます」
二人ともハモを一口食べて、目をくりくりさせて;
二人 「美味しぃ〜!」
って、声揃えちゃってますよ。女子高生かい!
吾郎 「だって、醤油つけなくてもいいもんね」
大下 「えぇもう。でもちょっと(醤油も)いってみよう」
吾郎 「あははははは(笑)。もう、欲張りなんだからぁ〜」
さて、今回の映画については・・・
大下 「第5位は?」
吾郎 「『バグズ・ワールド』」
[第5位]バグズ・ワールド
吾郎 「ミクロの世界を見事に映像化して、もう、すごいですね。女王
蟻の映像とかっていうのは見たことないし、『へぇ〜』的な要
素は多いよね。アリンコをここまでフィーチャーしたものはな
いし、しかもストーリーもできてるんでね。ただ、そのミクロ
の世界のアリンコを、2時間近く観たいかどうかという、
問題ですよね。パンフレットを見た時に香取慎吾からの挑戦状
かな、と思って、『受けて立ってやる!』って思って、ちょっ
と努力して観てて、ちょっと慣れてきたな、って思って。でも
やっぱり、なんかこうね、この辺が痒くなってくるようなね」
大下 「ああ」
吾郎 「洋服の柄とかシャツの柄とかに見立ててアリを見ようと努力を
したんですけど、やっぱりアリにしか見えないし。…いやぁ〜、
誰が観にいくんだろうなぁ、この映画…。だって、
デートで観に行く?」
大下 「女性は相当アリ好きじゃないと…」
吾郎 「アリ好きっている?」
大下 「(笑)・・・あんまり」
ナレ 『ミクロの世界の映像化はすごいけども、集団のアリは…、僕も
苦手です』
まぁ、ある意味、月イチ向けの映画って気もします(汗)
吾郎 「第4位は『REC』です」
[第4位]REC
吾郎 「怖いね、これ!!!」
大下 「怖かったです」
吾郎 「もう、ほんっっっっとに怖いね。もう、僕には無理」
大下 「(笑)」
吾郎 「今まで観た映画の中で一番怖いんじゃないかな?もうこの手の
パニックホラーが好きな人には…、もう…どうぞ!もう勝手に
観て下さい」
大下 「(笑)」
吾郎 「テンポもいいし、77分間ジェットコースターに乗ってるような、
心臓が飛び出るかと思ったけど。そんなに人を怖がらせて楽し
いのかな?」
大下 「はは(笑)。どう終わるんだろう?っていうのはなかったですか?」
吾郎 「いや、ストーリーは浅いよ」
大下 「(笑)」
吾郎 「ストーリーは何もないよこれは」
大下 「(笑)」
吾郎 「何度も言うようですけど、僕はこういう映画は大嫌い
です!!本当に」
ナレ 『正にジェットコースターホラーだね。怖すぎます!』
吾郎 「第3位は『JUNO』です」
[第3位]JUNO
吾郎 「すごい問題だよね、これ。やっぱり16歳が妊娠してさ」
大下 「そうです」
吾郎 「産むって決心してさ。その子どもを他人に授けるわけだから」
大下 「そうなんです」
吾郎 「日本だと、この手の未成年の妊娠モノっていうと、やっぱりち
ょっと重いストーリーになりがちだよね」
大下 「はい」
吾郎 「その重さを感じさせないところに、主人公のね、軽快なところ
もありますし。何か全体的にすごく可愛らしい映画で。『小さ
な恋のメロディ』を見た時みたいな感覚かなぁ。なんかすごく、
こう…本当に胸がキューンとなって、優しい気持ちになれて、
自分が初めて恋をしたときのこととかを、思い出すみたいなね。
まぁ、色んな人にお薦めできる映画ではあるんじゃないかなぁ、
という」
ナレ 『内容はドキッとするけど、胸がキュンとなります』
大下 「では第2位は?」
吾郎 「第2位は『ザ・マジックアワー』です」
[第2位]ザ・マジックアワー
吾郎 「すごい三谷さんテレビに出まくってますね。スザンヌより出て
るよね」
大下 「あはは(笑)…150媒体にお出になってます」
吾郎 「すっごいですね(笑)」
大下 「率直にいかがでしたか?」
吾郎 「すごく緻密に色んなことが計算されてて、とにかくこう、本が
よくできてて。とっても面白くて、いっぱい笑えて、いっぱい
泣けるしね。100 点ていうか、完璧に仕上がってる映画だなと
思いますけどね」
大下 「100点だけど第2位?」
吾郎 「そうですね、やっぱりなんか、ほら、色々好みはあると思うん
ですけど、ちょっとした隙があった方が、僕は結構好きで…。
何かもう、絶対に塩コショウしちゃいけないラーメンみたいな
感じですね、自分で、うん・・・。ちょっと、嘘でもこう…、
塩ふりたくない?」
大下 「ああ」
吾郎 「コショウとか」
大下 「(頷く)」
吾郎 「出演者は皆さんよかったですね。やっぱりあの、普段コメディ
をやられている俳優さんと違って、少しこう試行錯誤しながら、
自分でも迷って演じる?・・・らっしゃるところっていうのも
すごく伝わるんで。そういうのが逆にぼくはよかったですね。
すごくいい具合に、監督は調理できてると思いますしね。愛を
感じますよね。うん」
ナレ 『うーん、三谷作品は完璧すぎたみたいです』
そして残る第1位は『告発のとき』。
[第1位]告発のとき
吾郎 「いやぁ、良かったですね〜。好きですね、重いけどねぇ。まぁ
でもこれはかなり感慨深い作品ですよね」
大下 「はい」
吾郎 「すごくアメリカがアメリカ自身に、すごく迷ってるっていうか
ね。国民、全てがねぇ。シャーリーズ・セロンって本当にいい
役者さんですよね」
大下 「はい」
吾郎 「ナオミ・ワッツとさ、ニコール・キッドマンとシャーリーズ・
セロンは、あんな美貌であんなに芝居が上手くて、
凄い!!」
大下 「あはは(笑)」
吾郎 「トミー・リー・ジョーンズもよかったですね。味があって、黙
って演技するっていうのは凄いよね。心の内側で燃えてる、燃
焼しているものがちゃんと伝わってるんだよね。それを引き出
してるんだよね、監督もね。凄いね、この監督は。緊張感がず
っと張り詰めてて、最後まで。で、1つの1テーマ、1つの謎
で最後まで惹き付けるっていうのは、すごいやっぱり監督のテ
クニックというのもあったと思うし。ここに伏線を作っておこ
うとかさ、そういう計算できないじゃん、だって。事実なんだ
から」
大下 「はい」
吾郎 「それでここまでもっていくっていうのは、もう・・・凄いよね。
この世界レベルはね」
ナレ 『正に世界レベルです』
慎吾君は『告発のとき』と入れ替えて『ザ・マジックアワー』を1位にしてました。