第42回 07.10.20 23:00〜23:54 | (07.10.21up) |
月イチとは関係ないですけど、「品格」って言葉や文字にした途端に安っぽくなるような気がするのは私だけですか?どういう行為に品格があるかだなんて、習慣や文化などによって見方も違うんじゃないかなぁ。「品格」というのは口に出さずにそれを意識した生き方をするのがいいんだろうな、とか思ってみたり…。
さてさて、北極のナヌーがラインナップされた今回の月イチ。他のメンバーの映画が入るよりは安心して見てられますが、今回のラインナップはこちら;
■ グッド・シェパード
■ クローズZERO
■ ヘアスプレー
■ パンズ・ラビリンス
■ 北極のナヌー
特に配慮は無く普通に5作品が選ばれたということなんでしょうか?(コラコラ)
さてさて、本日の収録はテレビ朝日 7F 食堂テラスのセットから。近づいてきているハロウィン風のセットです。大下さんは魔法使いのコスなのかしらん?
ちなみに、今回も屋外の撮影ですが、今回も風がキツイ・・・。吾郎君の長髪が風で舞うのが気になるよ(汗)。
吾郎 「乾杯」
大下 「乾杯!ハッピーハロウィン!」
吾郎 「いきますか?」
と、吾郎君は映画評に入ろうとしてますが、大下さんはテーブルの上のケーキを覗き込んでます。
大下 「…はい」
吾郎 「ああ・・・食べますか?」
大下 「(^^;)」
吾郎 「食べようよ、折角ですから」
大下 「ねぇ?」
吾郎 「戴きまーす」
大下 「私もこれがいいなと。アップルパイ?」
吾郎 「アップルパイ」
吾郎君にしては珍しく(?)、どんどん食べ進めてます。
大下 「はやーい」
吾郎 「えっ?」
パクパクとあっという間に完食。
大下 「(拍手)」
吾郎 「おいしい!」
大下 「元気出よろしい!」
吾郎 「本当?」
大下 「(^^;)」
吾郎 「ふふふふ(^^;)」
姉と弟、って感じ?(笑)
大下 「では10月の月イチゴロー、第5位は?」
吾郎 「第5位は、ええ…『クローズZERO』です」
ああ、日本映画が5位だというといつも不安になるのよね…。
[第5位]クローズZERO
吾郎 「案外、よかった。三池監督…やっぱりこの手のバイオレンスも
のというか、弾けたものをすごい得意ですからね、この監督。
(原作漫画が)三千万部ですよ!不良青春グラフティみたいな。
昔からありますからね。僕らの世代で言うと『ビーバップハイ
スクール』」
大下 「はい」
吾郎 「『城東がなんぼのもんじゃい!』ってやるんですよ」
大下 「(^^;)」
吾郎 「**のハッピーロードで撮影してたんですよね。僕、板橋区生
まれなんで。ちょっと板橋も多少そういうヤンキー・・・さん
が多くてですね(汗)」
大下 「じゃぁ、お友達にもいらっしゃるんですか?」
吾郎 「全く」
大下 「・・・(^^;)」
ちょっと別視点の話題に変えて;
大下 「リーダーが?」
吾郎 「マー坊?」
大下 「(^^;)」
吾郎 「中居君が好きみたいですね。あの…、マニアなファンはいるん
じゃないですか、こういうのは?女の子は見ないでしょ?高校
のトップを取りたいんだよね・・・」
大下 「そんなの分かります?」
吾郎 「全く分かんない!」
まぁ、逆にそういう吾郎君であり続けて欲しい…
吾郎 「第4位は『ヘアスプレー』です」
[第4位]ヘアスプレー
吾郎 「まぁ、ミュージカル…を見てもいいけどね、映画じゃなくて」
大下 「あっ・・・」
こらこら。
吾郎 「ミュージカル映画は難しいですよ、****(聞こえなかった)。
少しひいちゃうんだよね見てて、入り込めないっていうか…」
だけど、以前『オペラ座の怪人』は絶賛してたよね?(笑)
吾郎 「でも、ミュージカル映画の中ではよくできてますよね」
大下 「ねぇ」
吾郎 「ホント、割り切って作ってあるんで、ストーリーも明快で分か
りやすくて、主人公の女の子を応援したくなっちゃうようなね。
ブスカワの元祖みたいなものですからね」
大下 「うん」
吾郎 「・・・が、痛快なんだろうね、女性が見た時にね。あの…音楽
は良かったんじゃなかったないですか」
大下 「はい、どの曲も」
吾郎 「音楽、振り付け・・・サウンドトラックが欲しくなる映画です
よね」
サウンドトラックが欲しくなるというのは、よく出て来る吾郎君の褒め言葉の1つですよね(笑)
大下 「そうですよね」
吾郎 「・・・他は?」
大下 「(^^;)」
そうして・・・
吾郎 「(第3位は)『北極のナヌー』」
大下 「あっ」
吾郎 「はい」
大下 「ご自身がナレーションを務めた」
吾郎 「そうですね、みなさん、劇場まで是非足を運んでください」
そっか、3位か・・・。1位にしてもいいと思うんだけどなぁ。
いや、ランキングより、もう少し語ってる部分を流して欲しかったよ。折角吾郎君が関わった映画なのに、案の定というか。
[第3位]北極のナヌー
吾郎 「でも、何せ15年かけてこれ撮った映像が本当にすごい!びっり
りしました、僕もね。このナヌーを通じて、まぁ、地球のこ
ととか家族のこととか、命のことっていうのを、
まぁ、テーマにやってるんですけれども。何かあま
り地球温暖化とかそういったテーマを全面に出しすぎてない…」
大下 「本当そうです」
吾郎 「…のがいいなぁ、と思いまして。子供にね、特に見てもらいた
いなと思って」
大下 「そうですねぇ〜」
吾郎 「これ見たら、絶対にやっぱり、『あ、何とかしなきゃな』って
思うわけじゃないですか?」
大下 「結構、ナレーションの分量、多いですもんね?」
吾郎 「多いんですよね。15年ぐらいかかってやったものを…ね、やっ
ぱりこっちは数時間のナレーションで、収録で終わってしまう
ので、責任重大だったんですけどね」
大下 「素晴らしかったと思います」
吾郎 「いやいやいや。まぁ、何か、映画宣伝みたいになっちゃいまし
けどね」
大下 「いえいえ」
吾郎 「あはは。はい」
いや、映画の宣伝ですけどね・・・(汗)。もっと自らの映画の宣伝も、派手にやってもいいのにね、と本当に思うよ。ある意味、誠実すぎるのよ、君は・・・(;o;)
吾郎 「第2位は『グッド・シェパード』です」
[第2位]グッド・シェパード
吾郎 「たっぷりとね、もう、映画を味わいたい時に。もう、本当に朝
から何も食べないで見るみたいな」
大下 「ああ」
吾郎 「もう、片手までは観れないです、この映画は」
大下 「そうですね」
吾郎 「覚悟してみないといけない。でも、やっぱりもう1度みたいな、
っていうのはありますよね。ちょっとこの映画に挑戦したいな
っていうね。でも、やっぱり主人公を演じたマッド・デイモン
が本当に素晴らしかったと僕は思いますね。まぁ、演じ甲斐の
ある役なんじゃないですか、俳優として?」
大下 「ああ…」
吾郎 「やっぱりね、限られた人間しか演じられないもんね、こういう
役ってね。この映画は受身じゃダメですね。自分からこう…、
入っていかないと」
大下 「はい」
吾郎 「本当に書物を読むような感覚で観ていかないと、もう、本当に
門前払いされちゃうような」
大下 「そうですね」
そして1位は『パンズ・ラビリンス』
[第1位]パンズ・ラビリンス
今回、an・anでもレビューしていた映画ですね。
吾郎 「これは、素晴らしい!!!コトイチです!」
大下 「(^^;)」
吾郎 「はい!10年に1本の作品ですね、これは!もう、言葉が無い。
もう、何も言わない!」
頭を手で押さえるポーズをしてます。かなり演技入ってる仕草ですが…
大下 「あはははは(笑)」
吾郎 「もう、語ると安っぽくなっちゃうもんね。そのぐらい大切にし
たいようなね。有り得ないもん、あんなラスト!」
大下 「そうですね」
吾郎 「うん。僕はこんなに美しいラストシーンの映画は
今まで観たことないですね」
大下 「全く同感ですね!」
吾郎 「全く同感?分かる、その気持ち?!?!♪♪♪」
大下 「ああ、これ聞いてると観たくなっちゃう…」
吾郎 「いいでしょ?(^^;) 独特の毒があるんですよね、この映画には。
その毒に対する免疫が無い人間にはちょっときついかもしれな
いんですけど。映画からこう匂う、むせ返るようなフェロモン。
このフェロモンと毒を・・・こう・・・上手く、自分の感性に
ぴたっとはまった人にはたまらないと思うんですけど」
大下 「たまらない…」
吾郎 「主人公の少女がものすごくピュアでしょ?」
大下 「そう」
吾郎 「見てるとこっちが恥ずかしくなってくるんだよね?」
大下 「うん」
吾郎 「自分の醜さ…とか?もう、自分自身を見つめることができる映
画で。パンズ・ラビリンス、いろんな人に観てもらいたい、僕!」
スタジオの慎吾君のランキングは、吾郎君がナレーションをやってる映画ということで;
1位:北極のナヌー
2位:パンズ・ラビリンス
3位:グッド・シェパード
4位:ヘアスプレー
5位:クローズZERO
と北極のナヌーを1位にしてました。慎吾君、映画、もう見てくれたの・・・・かな?
今回は全体的にいい作品が揃ったのかな。毒舌無く終わったのがよかったわ(ほっ)。でも、毒舌が無いと放送時間が短くされちゃうのね、ということも発覚。なんだかな・・・