Sma Station!! 6月分


04年04月から新しくできた吾郎君の月イチ企画『月イチゴロー』。
毎月公開される映画の中から、慎吾君の興味ある映画5本について、
吾郎君が順位付けをするという内容で、吾郎君はVTRでの登場です。

Sma Station!!は一体何処に行こうとしてるんでしょうか。
そして月イチゴローもどうなっちゃうんでしょうね。
このコーナーをかなり愛せなくなってきるのが自分でもどうしようもなくて…(;o;)。

第39回:07/06/30

 

第39回 07.06.30 23:00〜23:54(07.07.01up)

今回は、テレビ朝日のいつもの社員食堂テラスからの放送。今回のセットは、『金魚』。バックには『金魚』や『錦鯉』なんかが水槽に入って並べられてまして、吾郎君と大下さんの目の前にあるテーブルも、その土台部分は金魚の水槽になってます。すっごーい。

しかも、もちろん、そのテーブルの上には、白ワイン。

  吾郎 「おいしい・・・白ワイン、いいですね」
  大下 「いいですか(?)、白?」
  吾郎 「昼間はそうですね。何かこう・・・赤っていうよりも、すっき
      りしたこういう白ワイン」
  吾郎 「(キョロキョロ回りを見て)今日は何か、金魚に囲まれて」
  大下 「ねぇ…。涼しいですね」
  吾郎 「ねぇ」
  大下 「金魚と鯉と」
  吾郎 「こっちは鯉ですね」
  大下 「欲しいって(^^;)」
  吾郎 「そう…錦鯉欲しいんですよね」

いや、でも、そういう大人にはなって欲しくないかも…(悩)


さてさて、今回の5本は;

  ■ ゾディアック
  ■ 監督・ばんざい!
  ■ 大日本人
  ■ シュレック3
  ■ 女帝 エンペラー

この5本って・・・うーん。6月って、こういう映画しかなかったんでしたっけ??他にもっと興味がそそられる映画があったように思ったのだけど…

ちなみに今回の放送分では、スマステスタッフ様は『監督・ばんざい!』(北野たけしさん監督)VS『大日本人』(松本人志さん監督)で煽ってきてます。何でそういうことをするかな、毎回、毎回。別に吾郎君個人の意見なのだけど、VSだとか、そういう話じゃないでしょうに。それに、番組冒頭でもそうやって煽った直後に;

  吾郎 「恐ろしいよ。怪物ですよ」
  大下 「あははは(笑)」


なんて吾郎君のコメントを流すと、てっきり吾郎君が『大日本人』に関してそうコメントしたのかと思うじゃないですか!(実際には、以下のレポを見て頂ければ分かるように、違う映画に対するコメントでした)。こういう相変わらずの煽り方をしたりするから、今回も好きになれないスマステです。



  吾郎 「第5位は『シュレック3』」

[第5位]シュレック3


  吾郎 「もう、3本目は要らない?」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「もういいじゃないですか、2本観れば」
  大下 「私、初めて観たので、この風貌で・・・」
  吾郎 「・・・初めて?!?!」
  大下 「(笑)ちょっと、今ちょっと間がありました(^^;)」
  吾郎 「初めてでシュレックの良さはわかんないじゃないですか」
  大下 「いや、ちょっと」
  吾郎 「悲しいんですよね、パート1とかパート2とかの方が。うん、
      結構、迫害されたりするんですよ、あの風貌によって。うん。
      で、それでこう…二人で、ねぇ・・・愛を育んで」
  大下 「フィオナ姫とね」
  吾郎 「うん。というところが結構、ぐっとくるところあったんですよ
      ねぇ」
  大下 「ああ」
  吾郎 「ただ、パート3になっちゃったら、シュレックというキャラク
      ター自体が、もう、市民権得てるし、うん、応援してあげたく
      なったりとか無いんだよね」
  大下 「ああ・・・」
  吾郎 「何かもう、人気あるんだから、いいじゃん」
  大下 「(笑)」

「吾郎君はCGアニメが嫌いだから」とか慎吾君は言ってるけど、やっぱり内容によると思うんですけどね…。



  吾郎 「第4位は『大日本人』です」
  大下 「ああ、きました!」
  吾郎 「おぉぉぉぉ」

[第4位]大日本人


  吾郎 「まぁ、非常に難しいですよね、この映画を語るっていうのはね」
  大下 「難しいですね」
  吾郎 「うん、やっぱり笑いっていうのは人それぞれ、色んなツボがあ
      って、何が正しいとか無いから…。テレビでのイメージの松本
      さんであったり、テレビでやってるコントであったり、テレビ
      で彼が作り上げてるものと、僕はそう変わりが無かった気がし
      ましたね」

むしろ、松本さんのテレビを吾郎君が見ているということがちょっと意外な気がしたり(汗)。

  大下 「あの…、ちょっとこう…、ドキュメンタリーのようなカメラワ
      ークっていうんですか?」
  吾郎 「うん・・・そこは僕は面白いと思いました。うん。あとやっぱ
      り前半ですね、すごいのは」
  大下 「はい」
  吾郎 「バイクで坂を上っていくシーンがあるんですけど、あそこのカ
      ットとかは必要以上に長いんですけど、何か起きる・・・何か
      起きるっていうのはやっぱりすごく起きそうなのって大切じゃ
      ないですか」
  大下 「ええ」
  吾郎 「本当は最初の5分間で何か起きなきゃいけないみたいなんだけ
      ど、映画って」
  大下 「あ、そうなんですか」
  吾郎 「そういう方程式とかあるみたいなんですけど」
  大下 「へぇ」
  吾郎 「たぶん、まぁ、そういったものを全く覆した、今回の映画だと
      思うんでね。だからあの最後の、あれ何分ですかね、15分ぐら
      いなのかなぁ」
  大下 「はい」
  吾郎 「ラスト・・・が、好き嫌い出るだろうね。うーん。僕わかんな
      い、正直言ってね」
  大下 「うーん」
  吾郎 「でも、そこにメッセージがあると思うんですけど」

”自分は分からない”と言えてしまう潔さは好きです。あくまでも吾郎君個人の感想だから、それでいいと思うし。だけど、そうじゃない部分で、これにしても「4位」という部分だけが一人歩きしていくわけでしょ?そういうところがあるから、本気で月イチゴローの映画の選択は、よくよく考えて欲しいと思います。



  吾郎 「第3位は、『ゾディアック』」

[第3位]ゾディアック


『ゾディアック』については、an・anの映画評でも取り上げてましたね。今回は大体、同じようなコメントを残していたような気がします。

  吾郎 「もうやっぱり一般っていうか、多数決でこの5位を全国的に決
      めたら、あと、映画評論家の人とかに言わせればたぶんナンバ
      ー1じゃないですかね」
  大下 「うん…」
  吾郎 「映画としては素晴らしいですよ。よく出来てると思いました」
  大下 「緻密ですね」
  吾郎 「緻密。あと、今回のデビッド・フィンチャーは、あんまりカメ
      ラワークとかで凝ったことしてないんですね。やっぱり『セブ
      ン』のときとか、ドキドキするような、見たことないカット割
      とかカメラワークとか、すごいと思ったんですけど。今回はす
      ごくシンプルに、もう…、ドキュメンタリータッチでね、この
      (殺人犯の)ゾディアックを、もう、追い続けるっていう、も
      う…執念。このデビッド・フィンチャー自身が」
  大下 「はい」
  吾郎 「彼も入ってるよ、この事件の中に。監督対ゾディアックですよ
      ね」
  大下 「ああ」
  吾郎 「で、追っても追いきれないもの。彼が惚れてるものかもしれな
      い、ゾディアックというのは」
  大下 「ある種そんな感じ」
  吾郎 「うん、そんな気がした。ただ、僕はやっぱりこういう
      ・・・、怪事件みたいな、愉快犯・・・こういう
      殺人事件、こういう事件っていうのは、やっぱり
      本当に許せないと思うし
  大下 「はい」
  吾郎 「で、ゾディアックを主人公にしてそれをヒーロー
      にしてる気がして、僕は。うーん。何か、すごく
      不謹慎に感じて…。ゾディアックを余計、何か、
      喜ばしちゃってない、この映画は?
  大下 「まだ居るとしたらね」
  吾郎 「それがよくない!

吾郎君の意見が辛口だの毒舌だのと言うのをクローズアップする前に、こういう人として優しさを持った意見にもっと焦点を当てて欲しいと思います、本当に・・・。



  吾郎 「第2位は『監督・ばんざい!』」

[第2位]監督・ばんざい!


  吾郎 「面白かったです。特に前半が(^^;)」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「前半のテンポが非常によくて、いくつかの映画をパロってって
      いうか」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「自問自答していくっていうのが、僕はすごい好きなんですね」
  大下 「ああ…」
  吾郎 「自問自答していくところに、何か、すごく孤独さを感じるし、
      彼の。優しい感じとか、照れ屋さんの感じとか。すごくそうい
      うのがね、愛すべきっていうかね。すごく失礼だけど、可愛ら
      しくも見えて」
  大下 「うん…」
  吾郎 「たけしさん、好きになりますね、この映画は」
  大下 「ああ、そうですか…」

ってことは、大下さんは違うのね。どういう映画なんだろう…??

  吾郎 「何かすごく悲しいよね、たけしさんの映画って。その悲しさが
      いとおしく見えちゃうんですよ、僕は。特に今回、僕は物悲し
      いな、悲しいな、と思わせたアイテムとして、タケシ人形
  大下 「はい」
  吾郎 「あれはすごいですね」
  大下 「すごいですか?」
  吾郎 「うん。何か、人間って、ちょっと自分が不利になったりさ、嫌
      なこととかやな出来事とか直面すると、自分を隠して、ちょっ
      と代わりに誰かを、人を盾にしたりとか、誰もが持ってる本質
      ってあるじゃないですか?僕も見てて、ああ、ゴロー人形があ
      ったらいいなぁ、とか思ったりね」
  大下 「ああ…」
  吾郎 「うん。それがすごく人形っていうのは表情が無いから、余計、
      何かね、生々しいんですよ」
  大下 「ああ…」
  吾郎 「何かね、僕はタケシ人形、好きだった」

ちょっとお茶目な意見が聞けて嬉しく思ってみたり。こういうのを楽しそうに語る吾郎君っていいよね(*^^*)



第一位は『女帝 エンペラー』

[第1位]女帝 エンペラー


  吾郎 「僕、チャン・ツィイーさんが最近やってる映画って、みんなダ
      メなんですよ。『SAYURI』よくなかったでしょ?」

・・・。まぁ、確かにSAYURIは5位にしてたけどさ(05年12月24日放送分参照)。

  大下 「ああそう?」
  吾郎 「『HIRO』とか『LOEVERS』とか、あんまり良くないでしょ?」

ほへ?『LOVERS』って、04年08月28日放送分では1位にしてたよね…?。色んなしがらみがあったのね、というのが今更ながらに分かるかも(汗)

  大下 「ああ…」
  吾郎 「『グリーン・ディスティニー』も、そんなによくないでしょ?
      ねぇ?」
  大下 「きましたねぇ、バッサバッサと。はい」
  吾郎 「チャン・ツィイーですね、この映画は。素晴らしかったと思い
      ます」
  大下 「もう、役柄によって変えられますね(?)」
  吾郎 「27とかですよ」
  大下 「ねぇ?恐ろしい」
  吾郎 「恐ろしい」

      ↑この辺、モニタ側の画面の声の方が大きくて、よく聞き取れなかったよ(--;)。

  吾郎 「怪物ですよ」
  大下 「あはははは(笑)」
  吾郎 「怪演だね」
  大下 「ある意味、そうですね。怪演でした」
  吾郎 「でも、監督もスゴイ綺麗に撮ってる!」
  大下 「ああ」
  吾郎 「全てがもう、1カット1カット、絵のようだよね。映画は
      綺麗が一番です!

(笑)。確かに基本だよね・・(苦笑)。でも、えーと、吾郎ファンも同じように思ってるんで、吾郎君には是非とも『綺麗が一番』と言えるような映画に出て欲しいです!!!!(もう、本当に待ってるんだから!!)

  大下 「あはははは(笑)」
  吾郎 「最初はね、これ、すごい、期待してなかったんですよ。やっぱ
      りまた・・・そう、それが言いたかったんです、さっき。HIRO,
      LOVERSがあって、女帝なのかな、って思ったんです。ちょっと
      ああいう、ワイヤーアクションを使った、アクションラブスト
      ーリーかと思ったんですよ。全然違いますね。復讐劇、大好き!!」
  大下 「あはははは(笑)」
  吾郎 「これはでも、最後のラストの15分ぐらい?」
  大下 「はい」
  吾郎 「…に、全て描かれてるじゃないですか?中国版のシェークスピ
      アなんで、誰もが知ってるね、人間ドラマの何か、もう、源み
      たいなね。縮図じゃないですか?そこの縮図にこの中国のこの
      …当時の舞台を持っていってもはまったっていう、そこの大発
      見!」
  大下 「確かに」
  吾郎 「うん。ただ、1つだけ問題なのは、これ、(上映が)終わっち
      ゃってんですよ、この映画(笑)」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「ちっちゃい映画館はやってますよ、もちろん」


と、ここでVTR終了。確かに、月イチ、毎回、月末にやる傾向があるので、折角見ようと思っても終わっちゃってる映画が結構、ありますよね。だけど、個人的にはこのまま月末の放送でお願いしたいところです。だって、公開前や公開直後ぐらいに月イチやられたら、また吾郎君のせいで映画が打ち切りになったとか、ゴシップ紙から変な責任押し付けられかねないし(あはははは)。私は吾郎君の映画語りが聞けたらそれでいいので、続けるなら、ある程度世間の意見が揃ってからの方が、心穏やかに聞けます。



スタジオの慎吾君のランキングは;

 1位:シュレック3
 2位:女帝 エンペラー
 3位:ゾディアック
 4位:監督・ばんざい!
 5位:大日本人

でした。何だかんだでさ、今回、煽ってた『監督・ばんざい!』が4位で、『大日本人』が5位。ゲストにも来てもらってたのにね。
何気にこの番組では、きちんと見て真摯にコメントしてる吾郎君のランキングの方が悪者みたいに扱われるのが、やっぱり納得がいかないんだな。

 


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