第37回 07.04.28 23:00〜23:54 | (07.05.20up) |
前回はメルボルンで演出面では派手に行なわれましたが、今回はノーマルに…(笑)。お相手はもちろん、大下アナ。
ノーマルはノーマルなのですが、ずっと引っかかっていた挿入されるナレーションを少し今回は書き出していきたいと思います。せっかく吾郎君のコメントを気持ちよく聞いていても、このナレーションが吾郎君のコメントの一面だけを煽っているところって、よくあるような気がするんですよね。たまにそれが非常に感じ悪い(汗)。
ナレ『2007年4月、日本で公開されるおよそ70作品の中から、チラシだ
けを見て今月香取が選んだ5本とは』
と、まず冒頭に流れるナレーション。今まで『チラシだけを見て』なんていう言葉は無く、恐らく今回が初登場ですね。あれこれクレームでも入ってるんでしょうか?・・・とか言ってみる。
■ ブラッド・ダイヤモンド
■ バベル
■ QUEEN
■ 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章
■ 恋愛睡眠のすすめ
ナレ『はたして稲垣はこの5作品を見てどのようなランキングをつける
のか?月イチゴローイナガキベスト5』
大下 「ご無沙汰しております」
吾郎 「ご無沙汰してます(^^;)」
大下 「先月の月イチゴローはメルボルンからということで」
吾郎 「すっごい楽しかったです」
大下 「いや〜〜〜〜〜〜〜〜、あんな笑顔は、私、見たことがありま
せん」
吾郎 「え、今も笑顔じゃないですか(^-^)」
吾郎君、おもいっきりアイドル笑顔見せてます(^^;)。
大下 「あははは(笑) 違う!!」
吾郎 「本当に良かったなぁ〜。楽しかったなぁ〜」
大下 「ふーん、良かったですねぇ」
吾郎 「うん」
大下 「じゃぁ、行きましょうか」
吾郎 「ふふふふ(笑)」
大下 「あはははは(笑)」
あれっ、大下さん、怒ってる???(^^;)
大下 「では、4月の月イチゴロー、第5位は?」
吾郎 「はい。第5位は『恋愛睡眠のすすめ』」
[第5位]恋愛睡眠のすすめ
吾郎 「結構、ぶっ飛んだ世界ですよね?」
大下 「ですねぇ」
吾郎 「うん…。そのぶっ飛んだ世界が、ぴったりはまるとすごく気持
ちいいと思うし、全くこの…世界を理解できないし、興味がな
い人にとっては、苦痛な映画かもしれないですね」
大下 「うん」
吾郎 「映画としては、深く追求してはいけないのかなぁ、という映画
ですね。うん、ストーリーもそうですけど。慎吾はすごく好き
ですよね、うん。まぁ、延々とミュージッククリップが流れて
る、感じでもあるし。お店で流してればいいんじゃないですか?」
大下 「(笑)」
吾郎 「美容室とかで」
大下 「(笑)」
ナレ 『このぶっ飛んだ世界観ははまる人と気持ちいいけど、そうでな
ければ苦痛かも。映画として追求してはいけない。どこからで
も見れる楽しさは、正にお店のBGVにぴったり、と稲垣』
大下 「では、第4位は?」
吾郎 「4位は、『北斗の拳 ラオウ伝激闘の章』です」
[第4位]北斗の拳 ラオウ伝激闘の章
吾郎 「僕はちょっと期待外れでしたね」
とはいえ、この映画に何を期待していたのかはちょっと気になる。声優さんもストーリーも何もかも変わっちゃってる映画ですよね、これ?しかも、続きものの映画の完結編だけ見ても、ダメなんじゃないかと…(汗)。
吾郎 「バカバカしくなきゃだめなんです、北斗の拳って」
大下 「ああ。今回わりとシリアスですよね?」
吾郎 「ちょっと真面目に書きすぎちゃってて」
大下 「確かに」
吾郎 「ラオウの弱いところなんて見たくないんですよ、別に」
大下 「ああ…」
吾郎 「今回、やっぱり一番、良かったのは冒頭で、こう…悪党がケン
シロウにやられたときに、『オレじゃ…なか…メグロ!』」
大下 「あははは(笑)」
吾郎 「って、爆発するんですよ。『オレじゃなかメグロ』。そこが一
番、良かったです」
大下 「あはははははは(笑)」
吾郎 「僕はどっちかっていうと、あの・・・南斗が好きなんで」
大下 「ナント???」
吾郎 「南斗!北斗じゃないんですよ、僕は。僕はやっぱり南斗の星に
生まれたんじゃないかな、って結構、思ってたぐらいなんで」
画面には、南斗六聖拳として、「サウザー」「シュウ」「シン」「ユダ」「レイ」「最後の将?」のところになぜか吾郎君の写真が(笑)。吾郎君はユリアさんですか?
大下 「(笑)」
吾郎 「南斗水鳥拳(←レイの必殺技)とか、南斗紅鶴拳(←ユダの必
殺技)とか、色々あるんですけど」
大下 「わからない…」
吾郎 「(十字のポーズをして)サウザーとかね!」
大下 「(笑)」
吾郎 「サウザー、こうなんですよ」
完全に大下さん相手に語ってます(^^;)
吾郎 「だから、『北斗の拳』を知らない人は何とも思わないです、こ
の映画は」
その辺は、いつぞやの吾郎君一押しの”Zガンダム”も一緒だと思います(汗)。
大下 「今回の作品は如何でしたか?」
吾郎 「今回は南斗があまり描かれてないんで…」
大下 「あはははははは(笑)。確かに…(笑)」
とはいえ、描かれているのを見た方が落胆するんじゃないかと思ってみたり…
ナレ 『ファンとしては正直、期待はずれ。ラオウの弱い部分なんか見
たくない!ユーモラスな部分が面白いのに、真面目に描きすぎ
たのかなぁ、と稲垣』
このナレーション、『ユーモラス』というのとはかなり違うと思うんですが…。バカバカしい=下らないというか、そういう感覚。上手く表現できないけど、勝手に意訳されちゃってるような気がしないでもないんだな。
吾郎 「第3位は『ブラッド・ダイヤモンド』」
[第3位]ブラッド・ダイヤモンド
吾郎 「僕の中では、ディカプリオ作品の中で、最高峰なんじゃないか
な、と。はい」
大下 「おお!」
吾郎 「言い切ってしまうぐらい」
大下 「話もすごい・・・」
吾郎 「話はねぇ、やっぱり、これが事実なのかな、真実なのかな、と
思うと、本当に暗い気持ちになりますよね。で、世界でも有名
なダイヤモンドメーカーの名前とかを、ちょっとこう…もじっ
て…」
大下 「はい」
吾郎 「…やってたりするんでね。すごい挑戦ですよね、映画としては。
変に綺麗ごとを言ってないのがいい、映画として。結論出てな
いんですよ、やっぱり。でも、それは世の中が結論を出してな
いことだから、映画としても結論を出せないし。だから、まっ
すぐいいんじゃないかなぁ、この映画は。愛があれば全部解決
できるんだよ、って終わらせてないでしょ?だからすごく、デ
ィカプリオとしては、すごくいい作品を選び、すごくいい作品
に出会えて、いい30代役者として迎えてるんじゃないかな、っ
ていう気がして…」
3位以降、吾郎君の役者的視点のコメントが多かったですね。吾郎君にも、いい30代を送って欲しいとファンは切に願います。
ナレ 『映画としては挑戦的だが、これが真実なのか、と思うと暗い気
持ちになる。それでも変に綺麗ごとを言ってないところがいい。
ディカプリオの演技は彼のキャリアの中で最高の出来なのでは?
と稲垣』
大下 「では、第2位は?」
吾郎 「第2位は、『バベル』です」
[第2位]バベル
吾郎 「菊池凛子さんが、素晴らしかったと思います。何かすごいリア
ルだった」
大下 「そうなんですよねぇ」
吾郎 「何か、妙にリアルだったんですよね。ブラット・ピット、ケイ
ト・ブランシェット、みなさん素晴らしいんですけど、菊池凛
子さんの印象・・・すごく残る映画なんじゃないでしょうか、
全世界の人に。やっぱり何か降りてきてますね、きっと神がが
ったものが」
大下 「ねぇ・・・」
吾郎 「魔法にかかった感じがしますよ。うーん」
大下 「ストーリーはいかがですか?」
吾郎 「ストーリーは、すごく重いテーマであって、すごく悲しいです
ね。すごく見ている人も孤独な気持ちになるし、世の中が抱え
ている問題・・・と照らし合わせて見る映画だし、すごく感慨
深いですね」
大下 「そうですよね」
吾郎 「うん・・・まぁ、一応、救いはあるんですけどね」
大下 「はい」
吾郎 「救いがあるように見せかけておいて、本当は救われてないよ、
っていう問題提起している作品だと思うんです、これは。うん。
寂しい映画だよね、語れば語るほどね」
大下 「本当に」
吾郎 「でも、見捨てることのできない映画だと思うし」
大下 「はい」
吾郎 「やっぱりこの映画を観てみんなショックを受けるべきだと思う
んですよね。うん」
ナレ 『役者人、特に菊池凛子の台詞のない世界は素晴らしかった。現
代社会が抱える問題をものすごく悲しく、孤独に描いているが、
実は何も解決してないんだという現実をつきつける形。正に、
今見てショックを受けて欲しい、と稲垣』
そうして、一位は『クィーン』。
[第1位]クィーン
吾郎 「すごいシンプルですよね、映画としては。何かこう…ドキュメ
ンタリー映画なのかな、ぐらいな。何か、ここまで引き寄せら
れて、ここまでドラマとして感動するものだとは僕は思ってな
かったんで。不意を突かれたかなぁ〜(^^)」
大下 「(^^;)・・うん」
吾郎 「ふふふ(笑)。クィーンが抱える苦悩であったり、使命であった
り、国民に対する愛であったり。そういったものがすごくこう…、
きめ細かく描かれてて。そこをこのヘレン・ミレンがすごく繊
細に演じてるんで」
大下 「あぁ」
吾郎 「それが素晴らしかったと思います、映画として。一言で言うな
らば。うん。でも・・・、役者ってすごいよね」
大下 「これを観てますますそう思いました」
吾郎 「思った・・・。やっぱり自分もすごい幸せな職業、やってるん
だなって、思わせてくれた・・・。国民に嫌われてるんだ、と
思ってバッシングを浴びせられてて、ねぇ、で、あの・・・花
束を子供が渡してきて、『これは私のものじゃないんだな、ダ
イアナに贈る花なんだな』って言ったら、あなたにって言われ
たときの女王の表情とかは、素晴らしかったですね。あそこで
僕、泣いちゃいました」
大下 「あ」
吾郎 「泣く準備して泣く映画じゃないんですよ。映画ってさ、ハンカ
チ持って行く映画もあるじゃないですか」
大下 「あります」
吾郎 「これは違いますよ。興味本位でさ、やっぱり週刊誌見るような
感じで観ちゃうんですよ。最初は。王室のこと知らないから。
気がつくと、一筋の涙・・・。これ涙しますよ、みなさん」
大下 「そうですね」
吾郎 「間違いなく」
大下 「あ、でも今これ、聞いちゃったら」
吾郎 「あ、そっか、そっか」
大下 「準備しちゃうかもしれないですよ」
吾郎 「準備・・・そっか。準備しない方がいいかもしれないですね」
大下 「そうですね」
吾郎 「でも、もう、僕が喋ったことで、準備して下さい」
大下 「あははははは(笑)」
吾郎 「(笑)」
大下 「そんな勝手な!」
ナレ 『不意を突かれた。正直、ここまでひきつけられるとは思わなか
った。気がつくと一筋の涙が頬を伝っていた。女王が抱える苦
悩、愛、人間性が実にきめ細かく描かれていた。役者ってすご
い、と絶賛』
VTRが終わってスタジオの慎吾君のランキングは;
1位:QUEEN
2位:バベル
3位:ブラッド・ダイヤモンド
4位:恋愛睡眠のすすめ
5位:北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章