Sma Station-6 11月分


04年04月から新しくできた吾郎君の月イチ企画『月イチゴロー』。
毎月公開される映画の中から、慎吾君の興味ある映画5本について、
吾郎君が順位付けをするという内容で、吾郎君はVTRでの登場です。

何だかんだとSma Station-6になってからも続いてます。
いまだに偏りのある編集が好きになれなかったりするスマステ。
加えて、もう少し諸般の事情ってやつを考慮して映画のチョイスをして欲しいかも。

やたら宣伝に力を入れてるような邦画とか、興味の無いホラー映画とか、メンバーが関係する映画とかはちょっと・・・。


第32回:06/11/25


 

第32回 06.11.25 23:45〜24:39(06.11.26up)

いろんな扱いの温度差に、打ち萎れてます・・・。


今回の月イチは、トークの相手が大下さんではなく、テレ朝の石井希和アナ。場所も東京メディアシティ 第5リハーサル室です。ということは、スマスマ収録の合間なのかな。金田一の撮影で、テレ朝に行く時間が取れなかったみたいですね、吾郎君。

  吾郎 「今日は、大下さんは?」
  石井 「大下さんはねぇ、ちょっと…、今、生放送中で…」
  吾郎 「そうですよね」
  石井 「ちょうど生放送で」
  吾郎 「あ、じゃぁ、もう、大下さんと代わったわけじゃないですね、
      これから?」
  石井 「あ、そうですね」
  吾郎 「今回だけですか?」
  石井 「はい。いや、あ、どうでしょうね。映画でも好きなので」

うーん・・・このアナウンサーってば微妙な温度のトークだなぁ。

さて、今回、慎吾君が選んだ5本の映画は;

  ■ DEATH NOTE the Last name
  ■ めぐみ
  ■ エンロン
  ■ プラダを着た悪魔
  ■ 麦の穂をゆらす風

『麦の穂をゆらす風』は、an・an でも絶賛でしたね。

  石井 「では、今月の月イチゴロー、第5位は?」
  吾郎 「第5位はエンロン」

[第5位]エンロン

  吾郎 「何かちょっと後味が悪く感じたと言うか。実際、その…、エン
      ロンの内部にいた人が話してるような、こう…構造でできてる
      じゃないですか」
  石井 「はい」
  吾郎 「『あなたもその会社にいたでしょう?』…みたいなね。その会
      社にいたのに、何か、恥かしくも無く、そこで、何か、沈んで
      いったものに対して、批判してね。ちょっとあの…、笑顔を交
      えながら、ねぇ、若い社員が、何か喋ってる感じが、逆に恐く
      感じたというかね。この手のドキュメンタリー映画、マイケル
      ・ムーアとか、色々あったですよね、話題になった作品もある
      けど、やっぱりみんな、結構、誰かしら、こう…、犠牲になっ
      て、何かになって立ち向かっていくというか。そう言った意味
      では、何か、その…、あったことをただ並べてるだけで。結局、
      誰も誰を責めきれてないし…。もちろん、ブッシュとかもね、
      絡んでるっていうことを映画的には、最後、少しメッセージを
      残してるんだけど、あんまりアメリカ政府から批判をされない
      ように、ぼかしてますよね?そういうとこも、ちょっとズルい
      というか。そういった意味では少し中途半端で、ゆるい、映画
      だったのかなぁ、と思うところで第5位という」

相手のアナウンサーも映画を見てないということもあって、吾郎君の話が淡々と進んでいってしまってます。吾郎君も相手が見てないのも分かってるので、最初から同意を求めたりするようなトークはしてないのだけど、今回は本当にあっさりしたコメントが続いた気がします。

第4位は・・・

  吾郎 「『めぐみ−引き裂かれた家族の30年』」

[第4位]めぐみ−引き裂かれた家族の30年

こういう映画は、正直、難しいな・・・。コメントするには、あまりに諸刃すぎる。吾郎君がそれほど阿呆なコメントをする訳ないから、心配は要らないとは思いつつ、スマステだけにどう処理されるかが本気で恐かったんですけど。こういう題材の選択はやめて欲しいよ、ホント…

  吾郎 「ああ、本当、かわいそうだなぁ…、というかね。めぐみさんの
      ご両親の何か、一瞬若い頃の映像が映った後に、同じ二人が現
      在の映像に、こう…何かこう…、シンクロするときに、髪の毛
      が、ねぇ、真っ白になってて。そうやって30年、その思いだけ
      で、ねぇ…、暮らしてきたんだなぁ、とか思うとね。本当、心
      が痛いと言うか、胸が詰まる思いなんですけど。まぁ、でも、
      1つとして、あの…、アメリカ人の監督が、ねぇ、まぁ、これ
      を、その目線で描かして、北朝鮮の拉致問題をアメリカの人に
      また理解してもらう、世界の人に理解してもらう・・・という
      意味では、タイミングとしてはすごく、うん…、いい方向なん
      じゃないかな、という。映画が役に立ってるんじゃないかな、
      っていう」
  石井 「まだほとんどのアメリカ人が」
  吾郎 「知らない」
  石井 「知らないですもんね」
  吾郎 「やっぱり国民が知ればね、うん…、アメリカも、こう…政府も
      動くと思うし。まぁ、多くの人に見てもらいたいな、という感
      じもしますね」


そして、第3位は?

  吾郎 「『DEATH NOTE the Last name』です」

[第3位]DEATH NOTE the Last name


『デスノートがまさかの…』と煽られてましたが、結局、”前編”と同じく3位でしたね。3位という順位に意外性は無かったですが、ただ、今回はそれ以外の映画が淡々と進んでいったので、番組としては『デスノート』で煽ろうとしたんでしょうか?だけど、別に煽るようなコーナーでもないよな、なんて思ってみたり(無理に煽ろうとする感じが苦手なんだよ、この番組…)。

  吾郎 「主人公の二人の、Lとキラ。二人が仲間になりつつ、でも、お
      互い、こう…、化かし合いをしてるという。その何か、こう、
      心理戦みたなのが、このデスノートの面白さの真骨頂ですよね。
      面白いですよね。よく出来てますよね、話の作り方というかね。
      漫画がこう、面白くて、こう…もっと飛び出たいのに、『俺、
      面白いんだよ!』…沸々、堰を切りたいのに、何か堰止めされ
      てるみたいな、そんな映画ですね」

・・・。また色々と敵に回すような発言してる?

  石井 「(笑) ええ!じゃぁ、その出てない訳ですね、魅力は?」
  吾郎 「出てない。でも、僕は漫画を読んでない!(笑)」
  石井 「あはははは(笑)。え、じゃぁ、結局、映画としてはダメ?」
  吾郎 「うん」
  石井 「(@o@)。言い切った!」
  吾郎 「エキストラの方とかが、の使い方が、すごく、何だろう・・・
      まぁ、あまりにも安っぽいと言うか。僕が何度も言いたいのは、
      もうちょっとできるんじゃないかな、っていう」
  石井 「はぁ・・・」
  吾郎 「何か、いっそのこと韓国とかでリメイクして欲しい」
  石井 「はい」
  吾郎 「ハリウッドでもできる」
  石井 「おお」
  吾郎 「そのぐらい価値のある脚本だと思います、僕は、原作だと思い
      ます」


第2位は?

  石井 「今月の第2位は?」
  吾郎 「はい。『麦の穂をゆらす風』です。はい」

[第2位]麦の穂をゆらす風

1位に来るかな、と思ってたので、意外でした。確かにこういう映画は疲れるんで、個人的には2位ぐらいがありがたいんですけどね(^^;)。

  吾郎 「いやぁ〜、素晴らしかったですね、うん。もう、本当に素晴ら
      しいものは素晴らしいしか言えないんですけども。すごい深い
      ドラマがあったし、うん…。まぁ、あと、あの俳優さんたちも
      すごい…素晴らしかったですね。主役のデミアン役のキリアン
      ・マーフィー。うん、あと、シネード、孫娘の(を演じる)…
      彼女もよかったですね。もちろん、監督(=ケン・ローチ監督)
      っていうのもすごい重要だと思うんですね。演出とかいろんな
      ことも含めての演技だと思うので。俳優さんのパフォーマンス
      だけが僕は演技では無いと思うのでね。うん、そういった意味
      では、色んなものが、の相乗効果、色んなものの力で、俳優さ
      んも賞賛を、うん、得て、評価(=カンヌ映画祭パルムドール)
      を得たんだと思うんですけど。もう、そのぐらい俳優さんの演
      技がよかた。うん。もう、本当にその時代に居て、もう、その
      ドキュメンタリーをまるで見てるような。もう、そこにちゃん
      と生きてますよね。で、時代の流れとか、うん、時間の流れっ
      ていうのもちゃんと感じられましたね、デミアンの中にも…。
      歴史とか教科書とかだけでは、残せない、年表だけでは残せな
      い、映画ならではの作品としての、こういった事実を残してい
      くという意味で、すごく正しい映画なんじゃないかなぁ、とい
      う感じもしましたしね。まぁ、骨太ですよね、かなりね」

・・・吾郎君が一方的に話て終わりでした(汗)。


結果、『プラダを着た悪魔』が今回の1位です。正直、かなり意外だったな。ただ、こういう映画を1位にしちゃうというのが、今の吾郎君の精神状態を反映してるのかな、なんて思ったり。

[第1位]プラダを着た悪魔

  吾郎 「あれ、1位になっちゃいましたねぇ〜」
  石井 「(^^;)」
  吾郎 「そんなに期待してなかった」
  石井 「(^^;)」
  吾郎 「タイトルもそうだし、何か、どうなの?みたいな。思ったより
      面白かった、っていう…。上司にいじめられ、要求されながら
      も、それがかわいそうなヒロインになっていくっていうのは、
      よくあるじゃないですか、日本のドラマとかでも。そこを、ケ
      ラケラ笑いながら、彼氏に八つ当たりしながら、何か、跳ねの
      けていく、この、アン・ハサウェイ(が演じる)役のね、主人
      公の彼女っていうのは、何か、見てて気持ちよかったし。あと、
      すごくファッションがよかったですね。衣装、小物、音楽も素
      晴らしかったし。うん・・・そこは隙が無い、ですね」

そして、本日決め手の一言;

  吾郎 「アン・ハサウェイは・・・可愛い!
      アン・ハサウェイは・・・会いたいね!

非常に分かりやすい感想だと思いました。(笑)

  吾郎 「慎吾君、僕で言う、僕の中の悪魔ですね。上司からの指令があ
      って、六本木ヒルズに映画観にいくわけじゃないですか、仕事
      終わった後…。カップルだらけなんですよ。そういう感じです
      よ、この映画は。デートムービーですね、正にね」



VTRが終わってスタジオの慎吾君のランキング;

 1位:プラダを着た悪魔
 2位:めぐみ−引き裂かれた家族の30年
 3位:麦の穂をゆらす風
 4位:DEATH NOTE the Last name
 5位:エンロン

となりました。

 


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