第32回 06.11.25 23:45〜24:39 | (06.11.26up) |
いろんな扱いの温度差に、打ち萎れてます・・・。
今回の月イチは、トークの相手が大下さんではなく、テレ朝の石井希和アナ。場所も東京メディアシティ 第5リハーサル室です。ということは、スマスマ収録の合間なのかな。金田一の撮影で、テレ朝に行く時間が取れなかったみたいですね、吾郎君。
吾郎 「今日は、大下さんは?」
石井 「大下さんはねぇ、ちょっと…、今、生放送中で…」
吾郎 「そうですよね」
石井 「ちょうど生放送で」
吾郎 「あ、じゃぁ、もう、大下さんと代わったわけじゃないですね、
これから?」
石井 「あ、そうですね」
吾郎 「今回だけですか?」
石井 「はい。いや、あ、どうでしょうね。映画でも好きなので」
うーん・・・このアナウンサーってば微妙な温度のトークだなぁ。
さて、今回、慎吾君が選んだ5本の映画は;
■ DEATH NOTE the Last name
■ めぐみ
■ エンロン
■ プラダを着た悪魔
■ 麦の穂をゆらす風
『麦の穂をゆらす風』は、an・an でも絶賛でしたね。
石井 「では、今月の月イチゴロー、第5位は?」
吾郎 「第5位はエンロン」
[第5位]エンロン
吾郎 「何かちょっと後味が悪く感じたと言うか。実際、その…、エン
ロンの内部にいた人が話してるような、こう…構造でできてる
じゃないですか」
石井 「はい」
吾郎 「『あなたもその会社にいたでしょう?』…みたいなね。その会
社にいたのに、何か、恥かしくも無く、そこで、何か、沈んで
いったものに対して、批判してね。ちょっとあの…、笑顔を交
えながら、ねぇ、若い社員が、何か喋ってる感じが、逆に恐く
感じたというかね。この手のドキュメンタリー映画、マイケル
・ムーアとか、色々あったですよね、話題になった作品もある
けど、やっぱりみんな、結構、誰かしら、こう…、犠牲になっ
て、何かになって立ち向かっていくというか。そう言った意味
では、何か、その…、あったことをただ並べてるだけで。結局、
誰も誰を責めきれてないし…。もちろん、ブッシュとかもね、
絡んでるっていうことを映画的には、最後、少しメッセージを
残してるんだけど、あんまりアメリカ政府から批判をされない
ように、ぼかしてますよね?そういうとこも、ちょっとズルい
というか。そういった意味では少し中途半端で、ゆるい、映画
だったのかなぁ、と思うところで第5位という」
相手のアナウンサーも映画を見てないということもあって、吾郎君の話が淡々と進んでいってしまってます。吾郎君も相手が見てないのも分かってるので、最初から同意を求めたりするようなトークはしてないのだけど、今回は本当にあっさりしたコメントが続いた気がします。
第4位は・・・
吾郎 「『めぐみ−引き裂かれた家族の30年』」
[第4位]めぐみ−引き裂かれた家族の30年
こういう映画は、正直、難しいな・・・。コメントするには、あまりに諸刃すぎる。吾郎君がそれほど阿呆なコメントをする訳ないから、心配は要らないとは思いつつ、スマステだけにどう処理されるかが本気で恐かったんですけど。こういう題材の選択はやめて欲しいよ、ホント…
吾郎 「ああ、本当、かわいそうだなぁ…、というかね。めぐみさんの
ご両親の何か、一瞬若い頃の映像が映った後に、同じ二人が現
在の映像に、こう…何かこう…、シンクロするときに、髪の毛
が、ねぇ、真っ白になってて。そうやって30年、その思いだけ
で、ねぇ…、暮らしてきたんだなぁ、とか思うとね。本当、心
が痛いと言うか、胸が詰まる思いなんですけど。まぁ、でも、
1つとして、あの…、アメリカ人の監督が、ねぇ、まぁ、これ
を、その目線で描かして、北朝鮮の拉致問題をアメリカの人に
また理解してもらう、世界の人に理解してもらう・・・という
意味では、タイミングとしてはすごく、うん…、いい方向なん
じゃないかな、という。映画が役に立ってるんじゃないかな、
っていう」
石井 「まだほとんどのアメリカ人が」
吾郎 「知らない」
石井 「知らないですもんね」
吾郎 「やっぱり国民が知ればね、うん…、アメリカも、こう…政府も
動くと思うし。まぁ、多くの人に見てもらいたいな、という感
じもしますね」
そして、第3位は?
吾郎 「『DEATH NOTE the Last name』です」
[第3位]DEATH NOTE the Last name
『デスノートがまさかの…』と煽られてましたが、結局、”前編”と同じく3位でしたね。3位という順位に意外性は無かったですが、ただ、今回はそれ以外の映画が淡々と進んでいったので、番組としては『デスノート』で煽ろうとしたんでしょうか?だけど、別に煽るようなコーナーでもないよな、なんて思ってみたり(無理に煽ろうとする感じが苦手なんだよ、この番組…)。
吾郎 「主人公の二人の、Lとキラ。二人が仲間になりつつ、でも、お
互い、こう…、化かし合いをしてるという。その何か、こう、
心理戦みたなのが、このデスノートの面白さの真骨頂ですよね。
面白いですよね。よく出来てますよね、話の作り方というかね。
漫画がこう、面白くて、こう…もっと飛び出たいのに、『俺、
面白いんだよ!』…沸々、堰を切りたいのに、何か堰止めされ
てるみたいな、そんな映画ですね」
・・・。また色々と敵に回すような発言してる?
石井 「(笑) ええ!じゃぁ、その出てない訳ですね、魅力は?」
吾郎 「出てない。でも、僕は漫画を読んでない!(笑)」
石井 「あはははは(笑)。え、じゃぁ、結局、映画としてはダメ?」
吾郎 「うん」
石井 「(@o@)。言い切った!」
吾郎 「エキストラの方とかが、の使い方が、すごく、何だろう・・・
まぁ、あまりにも安っぽいと言うか。僕が何度も言いたいのは、
もうちょっとできるんじゃないかな、っていう」
石井 「はぁ・・・」
吾郎 「何か、いっそのこと韓国とかでリメイクして欲しい」
石井 「はい」
吾郎 「ハリウッドでもできる」
石井 「おお」
吾郎 「そのぐらい価値のある脚本だと思います、僕は、原作だと思い
ます」
第2位は?
石井 「今月の第2位は?」
吾郎 「はい。『麦の穂をゆらす風』です。はい」
[第2位]麦の穂をゆらす風
1位に来るかな、と思ってたので、意外でした。確かにこういう映画は疲れるんで、個人的には2位ぐらいがありがたいんですけどね(^^;)。
吾郎 「いやぁ〜、素晴らしかったですね、うん。もう、本当に素晴ら
しいものは素晴らしいしか言えないんですけども。すごい深い
ドラマがあったし、うん…。まぁ、あと、あの俳優さんたちも
すごい…素晴らしかったですね。主役のデミアン役のキリアン
・マーフィー。うん、あと、シネード、孫娘の(を演じる)…
彼女もよかったですね。もちろん、監督(=ケン・ローチ監督)
っていうのもすごい重要だと思うんですね。演出とかいろんな
ことも含めての演技だと思うので。俳優さんのパフォーマンス
だけが僕は演技では無いと思うのでね。うん、そういった意味
では、色んなものが、の相乗効果、色んなものの力で、俳優さ
んも賞賛を、うん、得て、評価(=カンヌ映画祭パルムドール)
を得たんだと思うんですけど。もう、そのぐらい俳優さんの演
技がよかた。うん。もう、本当にその時代に居て、もう、その
ドキュメンタリーをまるで見てるような。もう、そこにちゃん
と生きてますよね。で、時代の流れとか、うん、時間の流れっ
ていうのもちゃんと感じられましたね、デミアンの中にも…。
歴史とか教科書とかだけでは、残せない、年表だけでは残せな
い、映画ならではの作品としての、こういった事実を残してい
くという意味で、すごく正しい映画なんじゃないかなぁ、とい
う感じもしましたしね。まぁ、骨太ですよね、かなりね」
・・・吾郎君が一方的に話て終わりでした(汗)。
結果、『プラダを着た悪魔』が今回の1位です。正直、かなり意外だったな。ただ、こういう映画を1位にしちゃうというのが、今の吾郎君の精神状態を反映してるのかな、なんて思ったり。
[第1位]プラダを着た悪魔
吾郎 「あれ、1位になっちゃいましたねぇ〜」
石井 「(^^;)」
吾郎 「そんなに期待してなかった」
石井 「(^^;)」
吾郎 「タイトルもそうだし、何か、どうなの?みたいな。思ったより
面白かった、っていう…。上司にいじめられ、要求されながら
も、それがかわいそうなヒロインになっていくっていうのは、
よくあるじゃないですか、日本のドラマとかでも。そこを、ケ
ラケラ笑いながら、彼氏に八つ当たりしながら、何か、跳ねの
けていく、この、アン・ハサウェイ(が演じる)役のね、主人
公の彼女っていうのは、何か、見てて気持ちよかったし。あと、
すごくファッションがよかったですね。衣装、小物、音楽も素
晴らしかったし。うん・・・そこは隙が無い、ですね」
そして、本日決め手の一言;
吾郎 「アン・ハサウェイは・・・可愛い!
アン・ハサウェイは・・・会いたいね!」
非常に分かりやすい感想だと思いました。(笑)
吾郎 「慎吾君、僕で言う、僕の中の悪魔ですね。上司からの指令があ
って、六本木ヒルズに映画観にいくわけじゃないですか、仕事
終わった後…。カップルだらけなんですよ。そういう感じです
よ、この映画は。デートムービーですね、正にね」
VTRが終わってスタジオの慎吾君のランキング;
1位:プラダを着た悪魔
2位:めぐみ−引き裂かれた家族の30年
3位:麦の穂をゆらす風
4位:DEATH NOTE the Last name
5位:エンロン
となりました。