Sma Station-5 6月分


04年04月から新しくできた吾郎君の月イチ企画『月イチゴロー』。
毎月公開される映画の中から、慎吾君の興味ある映画5本について、
吾郎君が順位付けをするという内容で、吾郎君はVTRでの登場です。

何だかんだとSma Station-5になってからも続いてます。


第27回:06/06/24

 

第27回 06.06.24 23:00〜23:54(06.07.09up)

いつものようにテレ朝7Fテラスでの収録ですが、今回のセットはトマト栽培の温室内。雨でも大丈夫!ってことなのかどうかは知りませんが(笑)、あの手この手のセットを持ってくるなぁ、スタッフ。

  大下 「この間、舞台、拝見して」
  吾郎 「あ、ありがとうございました」
  大下 「素晴らしかったです」
  吾郎 「本当ですか?」
  大下 「ちょっと欲情しそうになりました」
  吾郎 「欲情ですか?」
  大下 「台詞の応酬で」
  吾郎 「欲情して、ぶつけるところありますか?」
  大下 「あははは(笑)。今日もこの後?」
  吾郎 「そうなんです。草なぎ剛君が2回観に来てくれました」
  大下 「ええ!そうですか」
  吾郎 「それなのに、他のメンバーは、まだ誰も来てません」

その後、慎吾君は来てくれたみたいですけどね。

さてさて、今回の映画5本は;

  ■ トランスポーター2
  ■ デスノート
  ■ TRICK劇場版2
  ■ インサイト・マン
  ■ アフロサッカー

の5本。何だか、今回、毒舌だったなぁ…。吾郎君自身もお疲れなのか何なのかわかんないけど、ちょっと勘弁して欲しいよ。批評と毒舌はちょっと違うと思うんだけど。調子に乗っちゃってるわけじゃないと思うけど、個人的にはちょっと恐かったかな、今回のコメントは。


  大下 「では、今月の月イチゴロー第5位は?」
  吾郎 「ええ、第5位は『TRICK劇場版2』」

これが一番、”恐い”んだって…(;o;)

[第5位]TRICK劇場版2

  吾郎 「所々、ギャグがねぇ」
  大下 「はい」
  吾郎 「こう…あって。『よっこいしょういち』とか、『よろしく・ね』
      とか」
  大下 「ああいう?」
  吾郎 「そういうの、何か、意味が分かんないと言うか」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「つまらないオヤジギャグを、一周して面白くしてるってことで
      しょ?」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「別に、『よっこいしょういち』って笑えることじゃないし」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「『よろしく・ね』って言っても、それも…恥かしいギャグじゃ
      ないですか?」
  大下 「でも、何回も出てきます…」
  吾郎 「それをやってるシュールなオモシロさを伝えたいんだと思うん
      だけど、空回りしてる。僕は別に笑えないな、と。うん・・・
      ダメだね」

・・・。そういうコメント、嫌いだ。

  大下 「(笑)」
  吾郎 「もう、はっきり言うよ」
  大下 「そうですよ。もちろん、そういうコーナーですもん。忌憚無く」
  吾郎 「これ、TRICKですよね、タイトル」
  大下 「はい」
  吾郎 「トリック無いですね」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「大してあんまり、トリックが」
  大下 「町がなくなったりしたの、びっくりしませんでした?」
  吾郎 「鏡でしょ?トリック言っちゃいけないんだけど」

って、言っちゃってるし、放送しちゃってるし。

  大下 「あはははは(笑)」
  吾郎 「正直言って、トリックで勝負してないんですよ。始めっから」
  大下 「ああ」
  吾郎 「やっぱり、正々堂々と巧みなトリックを使って、巧妙な手でね。
      うん・・・っていうことを、やっぱり普通にトリックっていう
      タイトルで観にいくお客さんは期待しちゃうんじゃないかな、
      っていう…」
  大下 「うん」

『TRICK』に”トリック”を期待して観にいく人がどれだけいるか、っていう話ですが、少なくとも『TRICK』オタは”トリック”は期待してないだろうなぁ、というのだけは容易に想像つくわけで…。まぁ、それをそのまま映画にした場合には、それじゃぁ足りないっていうのはよく分かるんだけど、もうちょっと違う言い方して欲しかったかも(個人的には画面から漂う何とも言えないチープさの方が気になったけど…(汗))。
まぁ、テレ朝の宣伝目的で今回の5本に入れられた作品だろうから、『TRICK』に同情する気も無いけどね。


  大下 「では」
  吾郎 「はい」
  大下 「第4位は」
  吾郎 「第4位は、ええ…、『トランスポーター2』。はい」

[第4位]トランスポーター2

  吾郎 「まぁ、あの…、元々、期待もそんなにしてなかった…というか」

いきなりそれですか。期待して無いのにそれでも4位ですか。(期待はずれで4位って訳でもないってことね(笑))

  大下 「あははは(笑)。本当ですか?」
  吾郎 「えっ?まぁ、この、フレンチアクション、ありますよね?何か、
      またちょっと、ハリウッドやアジアとは違うような」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「うん」
  大下 「フレンチアクション…正に」
  吾郎 「ちょっとした笑いが含まれてますよね。『タクシー』がすごく
      僕はそう、思ったんだけど」
  大下 「ああ、そうですか。『タクシー』は観て無くてごめんない」
  吾郎 「『タクシー』シリーズになってね、結構、あれはあれで、馬鹿
      馬鹿しくて結構、僕は好きなんですけど」
  大下 「ええ」
  吾郎 「今回、アウディが使われてましたけどね」
  大下 「はい」
  吾郎 「いいですよ、アウディ」
  大下 「いいですか?」
  吾郎 「アウディ、今、いいですね」
  大下 「今?」
  吾郎 「うん」
  大下 「どういう風に?」
  吾郎 「あのね、僕、ベンツとかよりも上じゃないかな、って気がする。
      BMよりも。すごくこう…、先進的で、未来っぽくてね。質実
      剛健でよく出来ててね。大人の車って感じで。あんなに車、綺
      麗に撮ってくれたら、車も嬉しいよね。ものすごく…」

吾郎君の車語り、久々に聞いたような気がする。ちょっと嬉しい。

  大下 「ストーリーはどうですか?」
  吾郎 「ストーリーは、まぁ、そんなに、別に…そんなに無いですよね」
  大下 「うん」
  吾郎 「嘘っぽい話だし」
  大下 「はい」
  吾郎 「漫画ですよね、だからね」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「割り切って見る分には楽しめるし」
  大下 「はい」
  吾郎 「あと、88分というのが短くて非常に良かったんじゃないかな」
  大下 「小気味いいですね」
  吾郎 「小気味いいしね。ありえないほどの主人公の強さ?」
  大下 「格好よさ(^^;)」
  吾郎 「うん」



  吾郎 「はい」
  大下 「第3位は」
  吾郎 「3位は、『デスノート』です」
  大下 「『デスノート』?」
  吾郎 「はい」

[第3位]デスノート

  吾郎 「ごめんなさい、僕、原作は読んでません」
  大下 「私もなんです。すごく話題になってるんですよね」
  吾郎 「話題になってるんですよねぇ。とにかく、本当に原作漫画を読
      みたくなるような映画でした」
  大下 「なりました」
  吾郎 「面白いですね」
  大下 「ですね」
  吾郎 「原作の力がすごい!うん、原作が本当、きっと面白いんだな。
      原作の力を感じた。正直、映画としてはイマイチでしたね。そ
      れはもう、演出も含めて、うん」
  大下 「もうちょっと、こういうのだったら、上位、もっと上だったと
      いうのはどういうところ?」
  吾郎 「やっぱりもっと大作感を出して欲しかった・・・よね」
  大下 「うん」
  吾郎 「ちょっとチープな感じがしたし、こういう映画って実は世の中
      がどんどん、色んな怪事件に巻き込まれていって、世界が奮い
      立つっていうときに、意外と重要なのがエキストラだったりす
      るんですよね」
  大下 「ああ」
  吾郎 「そこにリアリティがないと。何でもそうですけど、隅々ちゃん
      としてないと、すごくチープに見えちゃうことがあって、一気
      に冷めますよね」
  大下 「ああ」
  吾郎 「エキストラがダメでした。お芝居も含めて、演出も含めて。も
      っとその辺、ちゃんとやって欲しかった。何か、鬼気迫るもの
      が無かった」
  大下 「あれだけどんどんどんどん」
  吾郎 「人が死んでいったりするのに死に方も嘘っぽいし。で、FBI
      捜査官とか外人も、役者さんとかがみんな嘘っぽく見えた」
  大下 「あはは(笑)」
  吾郎 「コントに出てくる外人みたいだった」
  大下 「あはは(笑)。なるほど」

マイナス意見でも、『デスノート』の方はちょっと納得できるようなコメントだったかな。理由を理論的に説明してくれると分かりやすかったし、こっちは毒舌って感じではなかったし。



  大下 「第2位は?」
  吾郎 「『アフロサッカー』」

[第2位]アフロサッカー

  大下 「2位?」
  吾郎 「慎吾君はきっと僕、これ、5位にするだろうな、と思って選ん
      でくれたと思うんですけど。面白かったですよ」
  大下 「いや、私ね、稲垣さんが2位とは思いませんでした」
  吾郎 「ちょっと青春群像みたいな感じがさ、昔の『毎度おさわがせし
      ます』(@他局じゃなかったっけ?)とかさ、僕らが中高、小
      学生ぐらいの頃観てた、ちょっと思春期ドラマみたいなものを
      思い出したりとかして」
  大下 「何か、微笑ましい」
  吾郎 「微笑ましいし、可愛いし、頑張ってるし、嫌なところが無いよ
      ね?」
  大下 「そうでした」
  吾郎 「何か、無理してるところもないし」
  大下 「はい」
  吾郎 「すごく勢いありますしね、タイ映画。最近のね」
  大下 「ちょっと3ヶ月連続ですよ」
  吾郎 「『トカゲ女』,『心霊写真』」
  大下 「手作り感があるっていう」
  吾郎 「そうそうそう。手作り感で、籐の編み物みたいな感じがして」
  大下 「あはは(笑)」
  吾郎 「民芸品とかあるじゃないですか、アジアで買える、買ってくる」
  大下 「はい」
  吾郎 「何か、あんな感じ」
  大下 「温かみがあてね」
      ですか、タイ映画?!」
  大下 「タイ映画?」
  吾郎 「変な日本のホラー映画を真似しないで」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「まぁ、でも、あの・・・、サッカー映画はまぁ、色々今、ある
      んですけど、まぁ、サッカー映画・・・元祖サッカー映画と言
      えばですね」
  大下 「キタ!」
  吾郎 「やっぱ我々SMAPの『シュート』って言うね」
  大下 「あはは(笑)。先月も聞きました」
  吾郎 「うん。だから、この感じで突き進んでいったらいいんじゃない
  吾郎 「はい。このシュートの中で僕がやってた役っていうのが、ブラ
      ジル帰りの天才ストライカーの役で、これ…」

と言ったところで、またまたぶった切られました。ぶった切られたというのに、なぜかホッとするというこのファン心理は何?(笑)



第1位は『インサイド・マン』でした。

[第1位]インサイド・マン

  吾郎 「いやぁ〜、洒落てましたね」
  大下 「面白かったです」
  吾郎 「うん。こういう映画いいですね。新しいし、うん。何かどんど
      んどんどん、映画で人を喜ばせたり、感動させたりすることっ
      ていうのが、進化している気がする」
  大下 「ああ」
  吾郎 「それがCGとかだけじゃなくて、技法とか、演出とか色んなも
      の含めて、どんどんどんどん、こう…、研ぎ澄まされてきてき
      てるんだなっていう。映画ってすごいなぁ、ってまた改めて思
      った作品ですけど」
  大下 「銀行強盗の作品って、いっぱいあっても、これは全然また違っ
      た感じでした」
  吾郎 「銀行強盗の映画いっぱいあるね・・・で、人質に同じ格好をさ
      せるのは始めてじゃない?」
  大下 「あれは面白かったです」
  吾郎 「何か、ありがちだけどね。でも、初めてだよね」
  大下 「うん、観たこと、私は無かったです」
  吾郎 「うん」
  大下 「あれでもう、犯人と人質とが分からなくなるわけですよね」
  吾郎 「俳優さん素晴らしかった。デンゼル・ワシントン,クライブ・
      オーウェン,ジョディ・フォスターね。やっぱりねぇ、この手
      のものは犯人」
  大下 「はい」
  吾郎 「敵役っていうか、強盗犯、魅力的なほどいいですよね」
  大下 「うん」
  吾郎 「悪役が魅力が無いとね」
  大下 「うん」
  吾郎 「いやぁ〜、何か、新しい見せ方でよかったんじゃないかなぁ、
      って。結末も良かったし、うん」
  大下 「洒落てました」
  吾郎 「洒落てる。それこそトリックいっぱいあるし」

・・・(もう、心臓に悪いです。勘弁して下さい(;o;))



VTRが終わって再びスタジオ。慎吾君のランキングは;

 1位:インサイド・マン
 2位:アフロサッカー
 3位:トランスポーター2
 4位:デスノート
 5位:TRICK 劇場版2

でした。TRICK、やっぱり興味があったから入れたわけじゃなかったのね…。それでも入れる事に意義があるんでしょうか?
で、7月の月イチではSMAPメンバー出演の映画がリストアップされるわけね。メンバーの作品はさらに色んなことを考えちゃうし、個人的には勘弁して欲しいのよね。純粋な気持ちで吾郎君の映画語りを聞きたいのよ。

 


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