Sma Station-4 9月分



04年04月から新しくできた吾郎君の月イチ企画『月イチゴロー』。
毎月公開される映画の中から、慎吾君の興味ある映画5本について、
吾郎君が順位付けをするという内容で、吾郎君はVTRでの登場です。

吾郎君の映画評は、当然ながら吾郎君らしい視線で語られるわけですが、
最近、毒舌部分だけが絶賛されている傾向にちょっと閉口。



 

第18回 05.09.10 23:00〜24:09(05.09.18up)

本日のスマステは、大阪ドームでのライブ後の放送ということで、大阪のABC局からの放送。生ゲストに木村君が登場して、慎吾君とのスペシャルトークが繰り広げられました。その中で、少しだけ『月イチゴロー』のコーナーについてのトークもあり。レポはここでは割愛しますが、スマステの公式HP(#173)には、二人のトークのレポがアップされてますので、気になる方はそちらを参照して下さいな。二人のトーク、吾郎君に関して話している部分だけは、何を言いたいのか理解できると思うので(←毒)。

ただねぇ、何かねぇ、もう、いいよ、本当に、月イチのコーナー。”慎吾君が選んだ映画”を”ランク付けしなくちゃいけない”というコーナーなのに、木村君と慎吾君とのスペシャルトーク内では、ああいう言い方しかされないんでしょ? 番組としてああいう形で編集されちゃってるものに対して、番組MCからああやって否定されちゃう訳でしょ。番組上の演出とはいえ、もういいのよ、そういうのは、私は。



そんな日に放送された『月イチゴロー』のコーナー。9月の『月イチ』はまだ先の放送だと思ってたからびっくりしたわ。木村君がスタジオゲストだから、番組を立て直すためにトークを盛り上げるためにも強引にでも入れたのかなぁ、とか思ってみたり・・・(いや、まぁ、その、だってさぁ〜)

場所はテレビ朝日で定着したのかな。背景のセットは魚のいる水槽。夏らしくていいね。でも、吾郎君、また髭かよ・・・(涙)

  大下 「今日はスタジオに」
  吾郎 「はい」
  大下 「木村さんもお見えにです」
  吾郎 「そうですね。『木村くーん!』。はい」

  吾郎 「では」
  大下 「はい」
  吾郎 「月に一度の」
  大下 「はい」
  吾郎 「ね」
  大下 「お楽しみです」
  吾郎 「お楽しみです」
  大下 「はい」
  吾郎 「乾杯」
  大下 「乾杯」
  吾郎 「ん!いい感じですね!」
  大下 「おいしい!」
  吾郎 「昼間…、シャンパン、いいですね」
  大下 「いいですねぇ!最高ですね!」
  吾郎 「昼シャン…

???


今月、慎吾君がセレクトした5本は次の通り;

  ■ チャーリーとチョコレート工場
  ■ 忍 SHINOBI
  ■ 理想の女(ひと)
  ■ ルパン
  ■ シンデレラマン

となってます。

  大下 「今月の第5位は?」
  吾郎 「第5位は、SHINOBIです」
  大下 「なぜ?」
  吾郎 「なぜ?・・・5位だと思ったから」
  大下 「ふふふふ(笑)」

5位か・・・。日本の映画を5位にされると、ホント、ドキドキしちゃうのよね。世間一般の評判を見ても、そういう順位になるような感じだけど、心臓に悪いよ(あう…)。

[第5位]忍 SHINOBI

  吾郎 「これは、アクション映画とか、忍者のその…、エンターテイメ
      ントの映画というよりも、ラブストーリーですよね、本当に」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「もう少し、泣きたかったですね」
  大下 「ああ…」
  吾郎 「うん。ラブストーリーだったら、二人の何で結ばれたかという
      過程が欲しいですよね。愛し合う運命という割には、その運命
      を感じない…よね、あれだけじゃぁ。泣かせ所が少し、無かっ
      たのかもしれないし…。脚本の問題なのかな?やっぱり。原作
      ではないよね」
  大下 「5人ずつ選ばれて…、一応、伊賀と甲賀のベスト5ずつが」
  吾郎 「でしょ?」
  大下 「それぞれ対戦したんですよね」
  吾郎 「うーん。そうだねぇ、強そうに見えないね。一番のボスが強そ
      うに見えないもんねぇ」
  大下 「ふふふふふ(笑)」
  吾郎 「訓練して子供の頃から試練を味わって強くなったのではなくて、
      元々、魔法使いとか、そういう感じがしちゃうんだよね。あの、
      強さがね」
  大下 「ああ・・・」
  吾郎 「それが嘘っぽいんですよね」
  大下 「ああ。・・・もし、『SHINOBI 2』を稲垣さんでって言われた
      らどうしますか?」
  吾郎 「・・・いや、やりません(^^;)」

「やれ」と言われても、吾郎君の忍者って、無理があるよね…(苦笑)。でも、ファンは何でも見たいんだけどね。この映画はともかく、とにかく映画、またやって欲しいよ・・・。


ここから雨が降ってきちゃって、ビニール傘さしながらのトークです。

  大下 「第4位は?」
  吾郎 「ええ、チャーリーとチョコレート工場」

[第4位]チャーリーとチョコレート工場

  吾郎 「うーん、僕の中の興味がそんなに無かった・・・引っ掛かりが
      無かったですね、そんなに。御伽噺・・・ですよね?ティム・
      バートンというのは、御伽噺をちょっとこう…、ブラックユー
      モア含めてシュールな見方をする・・・そこが魅力だと思うん
      ですけど。あまりにもシュールですよね、今回のこの映画は」
  大下 「そうなんですよね」
  吾郎 「途中で・・・」
  大下 「子供が一人、また一人・・・」
  吾郎 「うん。ああいうのはちょっとね、ブラック過ぎるよね」
  大下 「あっ、こういう映画だったんだ、って思いました」
  吾郎 「うん」
  大下 「リス、本物なんですね」
  吾郎 「そうですよね、すごいですよね。チョコレートも本物でしょ?」
  大下 「あ、そっか、全部本物ですね、チョコレートも」
  吾郎 「うん。まぁ、ジョニー・デップファンはあまり好きじゃない映
      画・・・だと思いますね」
  大下 「ちょっとヘアスタイルもね」
  吾郎 「うん」
  大下 「まぁ、いつも個性的でけれども」
  吾郎 「個性的なのは分かるんですけどねぇ。ちょっとねぇ、気持ち悪
      い。ちょっと今回はいっちゃってる」

またそんなことを・・・(だから、怖いんだって。そこだけまたクローズアップして編集されちゃってるしさぁ〜)。

  大下 「(笑)」
  吾郎 「ってことですよ、答えは。やっぱり巨匠の監督と、巨匠の俳優
      さんで、二人が乗りに乗ってやってて、ちょっと手の届かない
      ところに行っちゃったかなぁって。でも、こういう監督ってい
      ないですもんね」
  大下 「そうですねぇ」
  吾郎 「オリジナル、あるのかもねぇ」
  大下 「うーん」



  大下 「第3位は」
  吾郎 「3位は、ええ・・・シンデレラマンです」

[第3位]シンデレラマン

  吾郎 「これはもう、1位です
  大下 「ははは(笑)。今、3位と?!」
  吾郎 「いやいや(笑)。あのね、これは、1位に・・・本来は1位にし
      なくてはいけない映画…、かもしれないし。オススメっていう
      意味では1位かもしれないし、うん」
  大下 「じゃぁ、1位でも」
  吾郎 「1位でもいいです。けど、もっと好きな映画が僕にはあったん
      です。それは残りの2本なんです。僕、この映画にはもっと期
      待しました。もちろん、OK、100点だと思うんですけど…、
      もう1歩
  大下 「100点 なんだけれども、ちょっと好きでなかったというのはど
      ういったところなんですか?」
  吾郎 「予想を裏切らなかった。予想を裏切らずに、ホッとした
      んです、僕は。『ああ、よかったな』・・・でも、それって、
      ある意味ひねりがないんですよ。うん・・・。アメリカ人
      が好きそうですよね」
  大下 「そうですね。もう、何か、直球、ストレートですね」
  吾郎 「強い父親であって、強い夫であって、家族が大切である・・・
      ラッセル・クロウ。本当にいいですね、ラッセル・クロウ。何
      ていうの、演技じゃない感じがしません?もう、ドキュメンタ
      リーを見てるみたいで」
  大下 「それってすごいこと…」
  吾郎 「一番すごいことだと思うんですよ」



  吾郎 「ええ、第2位はルパン」

[第2位]ルパン


  吾郎 「これはもう、1位でもいいです!」
  大下 「これも1位でもいいぐらい?」
  吾郎 「うん・・・すみません、何か」
  大下 「いえいえ」
  吾郎 「僕はですね・・・、もう、ルパンが好きなんですよ。初めてち
      ゃんと読んだ本なんですよね、小学生の頃。ポプラ社の『怪盗
      ルパン』。『813の謎』とかね『奇巌城』とか『青い目の少
      女』とかね」
  大下 「へぇ」
  吾郎 「それこそ、今回の題材にもなってる、『カリオストロ伯爵夫人』
      の話とかね。たまらないですね
  大下 「たまらない?」
  吾郎 「うん」
  大下 「私はルパン三世のアニメのイメージしかなかったので」
  吾郎 「そうですよね」
  大下 「ちょっとこういう格好いいルパンというか、シリアスルパンも
      いいな、と思いました」
  吾郎 「そうです、これが基本ですからね」
  大下 「あっ」
  吾郎 「よく、あの…、ルパン三世が『じっちゃん、じっちゃん』って
      言うじゃないですか。あれがこのアルセーヌ・ルパンのことで
      すから。この、モーリス・ルブランの原作のアルセーヌ・ルパ
      ンが本家本元ですからね」
  大下 「ああ、なるほどなるほど」

どうでもいいけど、『じっちゃん、じっちゃん』というのは金田一少年で、ルパンは「じい様」とかそんなんじゃなかったっけ?

  吾郎 「うん」
  大下 「ストーリー、本当に面白いなって」
  吾郎 「面白いですよ、やっぱり、よーくできてますよね」
  大下 「びっくりしました」
  吾郎 「本当にワクワクするしねぇ。ドキドキするしねぇ」
  大下 「ワクワク、ドキドキ。もう盗むシーンとかワクワクしますよね」
  吾郎 「そうですよね。宝石を盗んで、そして女心も盗んでいく」
  大下 「そうですよ!稲垣さんみたい!!

おお、大下さんってば、突然、何て素敵な発言を!!!

  吾郎 「・・・。はっ?!??」
  大下 「あは(笑)。宝石も盗みつつ、女心も・・・
  吾郎 「僕は盗まれる方です
  大下 「うそ〜」
  吾郎 「はい・・・」
  大下 「本当ですか?」
  吾郎 「はい・・・」
  大下 「盗んでませんか?」

大下さんにそんな言葉を言われ続けて、照れているのか言葉が返せない吾郎君。ちょっと貴重な光景かもね。

  吾郎 「いえ・・・・・ちょっと飲んだ方がいいんじゃないですか?」
  大下 「はい(笑)。飲んでます、飲んでます」

大下さん、いいぞ!でも、大下さん、若干本当に、吾郎君に盗まれてない?いいなぁ、毎月2時間強、吾郎君とトークが出来るんだもんなぁ〜。普通なら絶対に盗まれてるよ・・・


[第1位]理想の女


  吾郎 「僕は好きですね、こういう映画が」
  大下 「うーん」
  吾郎 「何か、人間のサガみたいな。『ああ、何か人間って、そんなに
      すごいもんじゃないんだ』っていうか。やっぱ男と女の描き方
      が僕は好きでしたね。この映画いいと思ったところは、綺麗事
      だけじゃないんですよ。そこがいんだ、やっぱり。でも、やっ
      ぱりやり取りのセリフに惹かれたのかな」
  大下 「ねぇ〜」
  吾郎 「もう、つくづく洒落てて。男と女の、この・・・口説きあいも
      すごいじゃないですか?」
  大下 「そうですね。どうして男の人は」
  吾郎 「うん」
  大下 「ああなのかしら、っていう」
  吾郎 「うん。ダメなんですよ、結局」
  大下 「あははは(笑)」
  吾郎 「ここの主人公たちっていうのは。みんな弱くて」
  大下 「あんなに愛する奥さんがいて」
  吾郎 「そうそう。いるのにも関わらず、他の女性に目移りしてしまっ
      たり。女性も女性ですよ、妻がいる男を誘惑したり」
  大下 「ああ、そうですね。稲垣さんは、もう、愛す人以外
      を好きになったりすることはありますか?

と、今日はやたら吾郎君をついてくる大下さん。今度の質問に吾郎君ってば;

  吾郎 「そういう目移りすることは僕は無いと思います

と、一旦は男前な発言をしてます。

  大下 「思う?」
  吾郎 「うん。だけど、100%言い切れないのが人間であって・・・その
      辺の自分の愚かなところをつかれる映画ですよね」

って、吾郎君・・・つまりは;

  大下 「・・・。あるってことですよね、だから?
  吾郎 「・・・(笑)」
  大下 「ね?」
  吾郎 「すみません」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「この映画は、僕は木村君とか慎吾には否定して欲しい!
      否定される」
  大下 「否定される?」
  吾郎 「うん。ダメですもん、やっぱりこの主人公たちは」
  大下 「SMAPとしてはダメ?」
  吾郎 「ダメ!SMAPがこの映画認めちゃダメ!
  大下 「あはははは(笑)」
  吾郎 「どう、木村君?」



そしてその後の木村君の慎吾君のランキングですが;

  【木村君】               【慎吾君】
  1位:シンデレラマン          チャーリーとチョコレート工場
  2位:ルパン              シンデレラマン
  3位:チャーリーとチョコレート工場   ルパン
  4位:理想の女             理想の女
  5位:忍 SHINOBI            忍 SHINOBI

でした。それぞれらしいと言えばらしいランキングってことなんでしょうね。とはいえなぁ、●●監督が宣伝している映画だけは1位にして欲しくなかったなぁ(←そんな基準ですみません)。

 


home