Sma Station-4 4月分



04年04月から新しくできた吾郎君の月イチ企画『月イチゴロー』。
毎月公開される映画の中から、慎吾君の興味ある映画5本について、
吾郎君が順位付けをするという内容で、吾郎君はVTRでの登場です。

吾郎君の映画評は、当然ながら吾郎君らしい視線で語られるわけですが、
最近、毒舌部分だけが絶賛されている傾向にちょっと閉口。

 

第13回 05.04.30 23:30〜24:24(05.05.08up)

月イチゴロー。前回がワールドカップ予選真っ只中の放送とすれば、今回は日本人初のNBAプレーヤー・田臥選手が生出演した日の放送で、今回もかなり番組とはミスマッチの月イチゴロー。ならば無理に放送せずとも、放送日、変えるわけには行かなかったんでしょうか?


収録は今回も場所はテレビ朝日の社員食堂テラスから。春らしく、まわりは花に囲まれてます。
NASAからの収録にならないかと僅かばかり期待してみましたが、それはさすがに無理なのね。まぁ、大下さんが一緒じゃなかったので、本当にNASAでの収録が行われてたとしても、困るのですけどね。


  吾郎 「今日はあの…お花にあわせて、僕も白いスーツで」
  大下 「ねぇ!王子様みたい。格好いい!!
  吾郎 「(照)」

そして、吾郎君がテーブルに置かれたシャンパンをあけて;

  大下 「***にも春が来ました」
  吾郎 「島男が働いているところですね」
  大下 「あはは(笑)。そうですね」

そうして、テーブルの上のシャンパンを注ぐ吾郎君に対し、テーブルの料理を説明する大下さん;

  大下 「このキャビア(?)はスタッフのイランのお土産です」
  吾郎 「えっ、何でイランに行ったんですか?」

って、吾郎君、この番組…と言うよりテレビ朝日でその質問は大ヒンシュクだというのに…(大汗)。

  大下 「サッカーの、最終予選の、アウェイ戦の取材のお土産です」
  吾郎 「あぁ〜」

と、その程度のリアクションの吾郎君。すかさず大下さんが;

  大下 「当然、御覧頂いてますよね、サッカーも」

と質問したものの;

  吾郎 「・・・」

吾郎君の返答がないままに、画面は映画紹介のVTRへと切り替わりました(笑)。やっぱりな。


本題。今回、慎吾君が選んだ5本の映画は;

  ■ Shall we Dance?
  ■ インファナル・アフェアIII
  ■ クレヨンしんちゃん伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃
  ■ 阿修羅城の瞳
  ■ コーヒー&シガレッツ

の5作です。


  大下 「では、4月の月イチゴロー、第5位は?」
  吾郎 「第五位は、クレヨンしんちゃん」
           (↑なぜか面白口調で言ってます)
  大下 「しんちゃん?」
  吾郎 「(><)」

   《香取:おお、微妙・・・》

[第5位]クレヨンしんちゃん伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃


  吾郎 「あれ、子供がさぁ、カンチョウしたり、ゾウサンとか言って出したり」
  大下 「はい」
  吾郎 「あれはあまり教育上よろしくないんじゃないですか?」
  大下 「あ、カンチョウって浣腸?」
  吾郎 「うん、浣腸」
  大下 「あははは(笑)」
  吾郎 「(笑)。*****ちゃいました?」(←聞き取れず)
  大下 「すみません(笑)」
  吾郎 「別に子供向けのものだから、僕は5位にしているわけではない
      んですよ。・・・何か、結構、馬鹿にしてませんか、大人を?」

まぁ、「子供に見せたくない番組」の代表作ですからなぁ、しんちゃんは。普段からテレビを見て無いであろう吾郎君には厳しいだろうなぁとは思うものの、PTA的コメントしか出てこなかったのが、残念。

  大下 「(笑)。そこがしんちゃんのしんちゃんたるとこなんですよね」
  吾郎 「それが可愛いんだ?小憎たらしくて、僕。見てて」
  大下 「(笑)」

   《香取:あはははは》

  吾郎 「これさ、僕、罠に引っかかってますよね、慎吾の」



  大下 「第4位は?」
  吾郎 「はい。ええ、第4位は『Shall we Dance?』です」
  大下 「ここできました?」
  吾郎 「はい」

[第4位]Shall we Dance?

  吾郎 「格好いいんだよねぇ
  大下 「・・・格好いいですよ(笑)」
  吾郎 「うん」

   《香取:何なの、その言い方・・・》

  吾郎 「リチャード・ギアはリチャード・ギアでした。うん。はっきし
      言って。プリティ・ウーマンの時から、何にも変わってない」
  大下 「・・・(絶句)」

吾郎君、すっごいこと言っちゃうのね(あたふた、おどおど)。

  吾郎 「設定が違うだけで、そこにリチャード・ギアがいる。それに無
      理があったし、感動させないですよね。『タキシードも、格好
      いいでしょう!』みたいな、もう、赤い薔薇の、斜め45度で
      (斜に構えて登場したり)」
  大下 「『プリティ・ウーマン』で最後、あの…、花持ってよじ登って
      いくところ…」
  吾郎 「そうそうそう」
  大下 「と、同じような感じに、ね。でも、ああいうの好きなんですよ、
      女性は。コテコテでも」
  吾郎 「でもそれは、『Shall we Dance?』に求めないでしょ?『Shall
      we Dance?』の主人公の、あの男には求めないよね?」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「うん。だから、本人もね、その、役所公司さんには敵わないと
      いうかね」

と、吾郎君が言ったところで、突然、バックに飾ってあった花が風で倒れ;

  大下 「おお!」

   《香取:おお!大丈夫?何か、倒れたよ?》

  吾郎 「リチャード・ギアが怒ってるんじゃない?(そしてスタッフに)
      大丈夫ですか?」

リチャード・ギア氏本人が怒らずとも、彼のファンは怒ってるかもね(汗)。



  吾郎 「第3位は・・・ええ、『阿修羅城の瞳』です」

[第3位]阿修羅城の瞳


  吾郎 「染五郎君って、結構、普段、物静かなんですよ」
  大下 「うん、うん」
  吾郎 「だけど、この舞台の中でというか、映画もそうでしたけど、染
      五郎君の結構、熱い部分が出てきますよね」
  大下 「はい」
  吾郎 「普段、見せないからね、絶対に」
  大下 「ああ、そうですか」
  吾郎 「別人ですね。宮沢りえちゃんもすごい、綺麗でしたしね」
  大下 「いやぁ〜、もう、素晴らしい」
  吾郎 「うん」
  大下 「私、お二人の結構、ハードな場面・・・」
  吾郎 「ラブシーンがね」
  大下 「あ、ここまで、されたんだ!と思いました」
  吾郎 「そうだね。何か・・・ドキドキしちゃった!」
  大下 「ドキドキねぇ!」
  吾郎 「やっぱりあの・・・舞台がすごいよかったし、あの・・・舞台
      的じゃないですか」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「うん。やっぱり、映画化するっていうのは、すーごいこれは難
      しいですね」

と言ったと思ったら;

  吾郎 「あのね、ラブストーリーとしても正直言って、今ひとつ・・・
      ですよね?


えっ、そ、そこまで言っちゃっていいのか、本当に(汗)

   《香取:おお・・・》

  吾郎 「ちょっとついていけない感じ…。人と人とのちゃんとしたラブ
      ストーリーになってないよね?」
  大下 「・・・」

大下さんもコメントしようがなく、二人して、赤ワイン(あれっ、始め、シャンパンじゃなかったか?いつの間にワインになってたんだ?)を飲んでます。

  吾郎 「好きになると、鬼になるっつう設定は何?!
  大下 「(笑)・・・わかん・・・そこ・・・(笑)」
  吾郎 「物語は全然、ダメですね」
  大下 「・・・」

   《香取:おーい、大丈夫かよ!?》

  大下 「(口を押さえて笑いながら)出ました!
  吾郎 「そういうことでしょ?」

   《香取:飲みすぎなんじゃないかな?!》

  大下 「ってか、よく分からなかったんです」
  吾郎 「よく分かんないよねぇ?!」
  大下 「うん。で、何かこう、緑の***がうわぁ〜と出たり」
  吾郎 「『好きになると鬼になる』って何で?」
  大下 「(笑)」

   《香取:いやいや、そういう設定なんでしょ、だから》

  吾郎 「(笑)」
  大下 「(笑)」
  吾郎 「いや、そりゃ、鶴の恩返しだっておかしいよ」
  大下 「そ、そ、そう」
  吾郎 「見られたら鶴になる」
  大下 「鶴になっちゃう」
  吾郎 「そうそうそう。それも一つの設定でおかしいけど、そりゃぁ、
      鶴の恩返しとは比べられませんよ!

   《香取:自分で言ってんでしょ?》

  大下 「あははははは(笑)」
  吾郎 「だって・・・」
  大下 「分かりません、私・・・」
  吾郎 「そう。でもね、これ、舞台は必見です、本当に。劇団新感線の
      舞台っていうのは」
  大下 「ああ、そうですか?」
  吾郎 「うん!舞台では成立しましたが、映像では少し、『TOO
      MUCH』かなぁ、っていうね・・・(笑)」

   《香取:笑っちゃってるよ・・・》

  吾郎 「染五郎君には悪いですけどね」
  大下 「いえいえ、仲がいいからこそ」
  吾郎 「まぁ、ワイン飲んで、少し誤魔化します」

   《香取:何か、腹立つなぁ》

  吾郎 「この赤ワイン、おいしいですね」
  大下 「ねぇ!」
  吾郎 「ちょっとオレンジがかってきて・・・」
  大下 「ああ、本当ですね」
  吾郎 「赤ワインでもふちの部分が・・・多少、熟成されてきてますね」

   《香取:映画のコーナーなのにワインなんですよ。
       意味わかんないんじゃないですか!》
   《田臥:でも、詳しいんですか、ワインは?》
   《香取:詳しいフリはしてるんですけど、信用性無いと思うんですよ》

  吾郎 「ボルドーより、メドックのワインです」
  大下 「おお」
  吾郎 「結構、いいですよ、これは」
  大下 「ねぇ、おいしい。女性がこう…、少女から大人になるみたいな
      感じですね」
  吾郎 「ふふふ(笑)。そうですねぇ。大下さんの少女から大人に
      なった時期っていうのはいつぐらい…なんですか?」

うわっ、吾郎君ってば、セクハラおやじ・・・(--;)

  大下 「(手を振って否定しながら)いいですよ、私の話は(笑)」

大下さんも大変ね…。



  吾郎 「第二位は、『インファナル・アフェアIII』」

[第2位]インファナル・アフェアIII


  吾郎 「面白かったねぇ、インファナル・アフェア」
  大下 「ねぇ!私、思ってたよりずっと面白かったです」
  吾郎 「うん。すごく、こう…ねぇ、本の段階から計算されて」
  大下 「なんでしょうね」
  吾郎 「すごく緻密なプロットというか。見て無い人はI,II,IIIと続
      けて見る」
  大下 「そうですね」
  吾郎 「格好いいしね、トニー・レオン」
  大下 「ああ、もう、素敵だったです」
  吾郎 「アンディ・ラウ」
  大下 「二人とも」
  吾郎 「木村君が会ったことがあるのが羨ましい!」
  大下 「あははははは(笑)」
  吾郎 「木村君、だって、トニーって言ってたよ!」
  大下 「そうですか」
  吾郎 「『あっ、トニーがねぇ』『あっ、トニーが』」
  大下 「あ、そっか」
  吾郎 「『あっ、トニー』。トニーって言ってたから、すごいな、って
      ちょっと思った」
  大下 「あ、そっか!」
  吾郎 「男が憧れる世界ですよね。これはオススメしますね」
  大下 「オススメ?」
  吾郎 「はい。スタジオのね、田臥選手にも」
  大下 「はい、いらっしゃってます」
  吾郎 「(カメラ目線で笑顔を作って)頑張って下さい!

   《田臥:(^^;)》

でも、この辺で風が強くなってきて、吾郎君の髪がすごいことに。スタジオでも笑いが起きちゃってますが、VTRの方はそれにもめげずに進行;

  吾郎 「うちのお父さんが、あの…バスケ部で」
  大下 「あっ、そうなんですか?」
  吾郎 「はい。都大会で3位になったぐらいですけどね」
  大下 「へぇ、すごい、すごい」
  吾郎 「うちのお父さんも、実は身長が172cmしかなくて」

   《香取:風が強くなってきて、イライラしてるんですよ》
   《田臥:乱れちゃってるんで?(^^;)》

  大下 「へぇ」
  吾郎 「お父さん・・・うちのお父さん、見てます!」

それじゃぁ単なるミーハーやん!!(笑)


[第1位]コーヒー&シガレッツ


  吾郎 「僕は大好きです!」
  大下 「監督?」
  吾郎 「はい。ジム・ジャームッシュの映画は大好きですね。全部見て
      ます」
  大下 「ああ・・・」
  吾郎 「はい。ちょっとした人と人との機微というかね」
  大下 「うん」
  吾郎 「うん。何か、やり取り。やっぱ面白いですね。音楽もいいです
      し。何かさり気なく聞こえてくるBGMの選択のセンスの良さ、
      ジャームッシュの。お芝居もすーごいリアリティあるよね?」
  大下 「もう、その辺でしてる会話みたい」
  吾郎 「(今の大下さんとの会話を指して)こんな感じですよ」
  大下 「そう、そう、そう」
  吾郎 「カメラアングルもすごくシンプルで、もう…、この二人のツー
      ショットとカットバックだけですからね。あとはこのコーヒー
      とシガレッツを真上から撮ってるっていう。真俯瞰で」
  大下 「うん」
  吾郎 「そこの真俯瞰で撮ってる共通項とかが全部にあって・・・」
  大下 「(吾郎君の話方が)やっぱり1位って感じですね!!
      お顔も」
  吾郎 「本当に?(^^;)」
  大下 「(黙って頷いて)」
  吾郎 「やっぱね、好きな物じゃないとね、語れ
      ない!
  大下 「あははははは(^^;)」
  吾郎 「当たり前じゃん、そんなの!!
  大下 「(^^;)」
  吾郎 「僕に何を言えって言うんですか、『クレヨンしんちゃん』で?!
      『Shall we Dance?』で!!僕に踊れって言うんですか、
      ここで?

えっ、何を自ら素敵な前フリを???

  大下 「だって、吾郎さん、ダンス上手ですもん
  吾郎 「・・・(ーー;」

何とも言えない表情で大下さんに目線をやる吾郎君がとってもラブリーでした。こうなったら、ついでに踊ってくれたらよかったのにぃ(←本気だよっ!)。

最後は開き直って;

  吾郎 「ジム・ジャームッシュ大好き!

と。

  大下 「あはははは(笑)」
  吾郎 「僕が好きだから、慎吾も好きに間違いないっ!」
  大下 「あははははは(笑)。ありがとうございました」
  吾郎 「ありがとうございました」

   《香取:あははははは(大笑い)》



一方、スタジオの慎吾君のランキングは;

  1位:クレヨンしんちゃん伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃
  2位:インファナル・アフェアIII
  3位:阿修羅城の瞳
  4位:Shall we Dance?
  5位:コーヒー&シガレッツ

「僕はね、もっと吾郎ちゃんにしんちゃんを知って欲しい!」ってことのようです。



それにしても吾郎君、今回はいつも以上に辛口というか、毒舌というか。吾郎君自身が毒舌の傾向があるのか、編集がそういう部分だけをピックアップしているだけなのか、理由はどちらか分かりませんけど、個人的に歓迎できるものでは無いんだな。
確かに、あちらこちらの映画評を眺めれば毒舌部分も納得できるもののように思うけど、どうせ語るなら、毒舌の方向で語るより、好きなものを周囲がひくぐらい語ってくれた方が素直に見れる。SmaStationのHPのコメントは真っ当に見えるけど、放送を見終わったときのこの微妙な感じは、私自身は少々後味悪いです。

 


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