第2回 04.05.08 23:00〜23:54 | (04.05.16up) |
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前回はワインショップだったのが、今回はフラワーショップへと舞台を移しております。まぁ、それでも目の前のテーブルにはもちろん、ワイングラスが置かれているわけですが・・・(苦笑)
それはそれでいいとして、吾郎君に、ヒ、ヒゲがぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(衝撃)。あの髭は正解なんでしょうか?似合ってるといえば似合ってるし、あんまり好きじゃないなぁ、という気持ちが無いわけではなく(いや、"役"の上での髭は大歓迎なのだけど、それ以外での髭なら、個人的にはちょっとダメなのよね…)。とまぁ、今回は"髭"ばかりに注目がいってしまったこのコーナーですが、今回も慎吾君の選んだ5本に対しての吾郎君の薀蓄が語られます。
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これ,選ぶ方はいいですよね.
−楽ですよね.
《香取:髭,はえてる》
「これとこれとこれ」…それで終わりますよね?
−こう…チラシ見て,はい・・・
こっちは10時間以上かかるわけですよ,見るのに.慎吾が旅行に行って,中田に会ってる間に,中田選手に会ってる間に,僕ら見てたわけですよ.
−大変ですよね
大変ですよ!
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さてさて、そういう吾郎君の愚痴は置いておいて、今回、慎吾君が選んだ5つの作品はこちら;
パッション(PASSION)
ビッグフィッシュ(BIG FISSH)
レディーキラーズ
キューティーハニー
21g
これに吾郎君が慎吾君へお勧めする順番にランク付けしていくわけです。
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−まず,第5位は?(あ、今回はいきなり順位付けに入るんだ)
「第5位」はですね.
《香取:何で花の中なんだよ》
もう,行っちゃうんですか?ちょっと何かドキドキします.
−どきどきしますよね?
《香取:花に囲まれて》
−すごい5本だったんで…
そうですよね.第5位はですね,『レディー・キラーズ』です.
《香取:ほぉ〜》
[第5位]レディー・キラーズ 監督=コーエン兄弟
はい.まぁ,正直,トム・ハンクスが何でこういう作品にでてしまったのかなっていう…
《香取:ははは》
最近,すごい大作が続いていたじゃないですか?
−そうですね.
キャストウエイ…まぁグリーンマイルからキャストアウエイからね.キャッチミーイフユーキャン.きっと,何か,こう…,こういうものが逆にやりたくなってきている時期なんじゃないのかなぁ,俳優さんとして,っていう….
《香取:俳優さんの気持ちを語ってますよ》
そういう気もしました.だから,トム・ハンクスがすごく楽しんで,うん,何か,遊び心いっぱいで演じているっていうのが,それはすごく伝わってきましたね.それは,そういった意味では見ている方も気楽に見れるし.多少,オチが読めるところも…
−(笑)
でも,オチが読めることって,見ていて快感だったりだったりするときもあるじゃないですか.それが嫌なときもあれば…
−そうですね.スーっとしますね.
うん,スーっとするから.うん,飛行機の中でやってたら絶対に見るよね?
−それは,大賛成です.
《香取:ああ,分かりやすい.飛行機の中で見たい映画》
ね.うん・・・
「第4位」はですね…
《香取:何だろう》
ビッグフィッシュです.
−はあ〜
[第4位]ビッグフィッシュ 監督=ティム・バートン
はい.
「アメリカ人好み」かなぁ….一つ一つの御伽噺については,まぁ,確かに笑えるところとかあったけれども,まぁ,最終的に,まぁ,この映画を通じて言いたかった事はどうなのかなぁ,って思うと少し疑問も残るところもあったし.今までのティム・バートンの映画とはまた少し違うような感じがしましたね.うん.「ジョニーディップ」だったら,もっと僕は,よかったかもしれない.
−上位にきたかも?
うん,ジョニーディップ・・・好きだから(笑).
−ああ,そうですか?
うん.
−私も大好き!
《香取:好きだからって》
いいよね?
−稲垣さん、ちょっと,ジョニーディップの雰囲気ありますよね?
(髭を触りながら)気づいてくれました?
−(笑)
《香取:・・・(もちろん,スタジオブーイング?(笑))》
−ちょっと遅かったかも.ごめんなさい,どうしたんですか?
いや,何かあの・・慎吾君もはやしてたし…
−そうそう.
ちょっと親睦を深めようという,些細な共通点を見つけようと思って.見出そうと思って…
《香取:深まんないよ》
−あはは(笑)
《香取:16年深まんないんだからさ》
−本当ですか?(笑).後の3つ,また,全然感じの違う3つが残りました.
そうですね.悩みました.もう,ここからは,僕は一時間後には違うことを言ってるかもしれません.
《香取:どういうこと?》
−あはははあは.
《香取:どういうこと,それ?》
−僕の心と,「秋の空」じゃないですけど.結構,変わりやすい・・・
−千路に乱れつつ,では
今の気持ちで言わせてください
−はい.お願いします,では,「第3位」は?
21gです
《香取:おお!ハニー残ってる!》
[第3位]21g 監督=A・G・イニャリトゥ
はい.まぁ,でも,とにかく,心をえぐられるような重さ(「心をえぐる重さ」)がありましたね.
−ありましたね・・・
うーん,僕がやっぱり何よりも一番,評価したいな,と思うことは,やっぱり俳優さんたちですね.
−俳優?
うん.素晴らしかったですね.ショーン・ペン,ベネチオ・ベルトロ.うん,あとはナオミ・ワッツ.
−はい.
ナオミ・ワッツとかも,かなりもう,入り込んじゃってるし.何か出てますよね?
−そうですね.
演技しながらね.うん.そういうものを少し冷ませて,クールダウンさせて,うん…何か過剰さを押さえるものが,何か,映画の中で使われている技法の中で,時間軸をずらすっていうのがあるじゃないですか.回想シーンで.
《香取:ふーん》
ああいうことによって,逆にまた,客観的に映画を観れるんだな,と思って…
−あ〜あ〜,そうっか.
冷めた状態で…うん,何か過剰に入っていかない感じ?
−ああ,なるほど〜
うん,だから,その手法を使った監督もすごいのかな.新しいですよね.
《香取:ハニーが残ってるよ》
(第二位は)キューティーハニーです!
[第2位]キューティーハニー 監督=庵野秀明
−(^^;) 何か力入ってますよ.
「潔い」ですよね.
−はい.
監督のすごい,その,潔さというのを感じましたし…
《香取:あははは》
こういう言っちゃいけないのかもしれないけど,B級っぽさというのを.
『B級っぽさ』
判って,敢えて.
−ああ…
うん,それも計算として,判って最初から潔くやってる感じも,すごい見れましたし.楽な気持ちで見れるし.ストーリーは別にそんなにもう,さて置いてって感じなんですけども.でも,やっぱり,こう・・・み,見ちゃいますよね?(「見ちゃう・・・」)
−どこを?(ちゃんと「見ちゃう」に反応して「どこを」と質問する大下さんは素晴らしい!)
《香取:ん?》
その…,体のラインとか,見ちゃいますよね(^^;).それもねぇ,計算づくで作ってるんですよ.・・・何かこうモノをいじってるときに.
《香取:どうした,どうした?》
(こちらにお尻を見せて立って,前傾姿勢で実演しながら)この下から(アングル)撮っていたりするんですよ.
−(笑).そうですね.ミニスカートでね.
無かった,こういう感じの?
−ありました.もう,ギリギリのところ.あはははは(笑).
結構ね,最後の方は,アニメの王道の泣かせ方じゃないですか,ああいうのって.
−はい.
日本人だったら誰でもちょっとキュンとくるような.ああいうキュンとこさせさも,昔のアニメっぽくて,また子供の頃の気分に戻ってしまう.
−裏切られなかったんですね?
うん.
−うーん.
そう.何かね,子供になれた!
−うん.
童心になれたというか.えっ,女の人...の,身体とかって,お洋服を脱ぐとどうなってるの?
《香取:もう…知ってんじゃん》
…みたいな感じの頃の.
《香取:吾郎ちゃん,いっぱい知ってんでしょ,そんなん》
少年の,もう,こう…そういうことに興味があるときの感じに…(笑)
《香取:吾郎ちゃんがいっぱい知ってるでしょ》
自分がタイムスリップしちゃった.
−戻った?
戻っちゃった.
−脱いだらどうなっちゃうんだろう,みたいな….
そう.
−ああ…
《香取:大下さんへのちょっとセクハラみたいになってるよね》
多少はさ(笑),多少は分かるわけじゃないですか,今は.大人・・・大人なんだから.
−そうでしょうね!(←断定).うん.
でしょ?
−はい.
だけど,子供の頃はほら,アニメの中でも有名な変身シーン.一瞬だけこう,全裸になって.
−アニメのキューティーハニー.
また装着されて….あのときって,あっ!!っていう….
−あははは(笑).
一時停止!じゃないけど…
−あははは(笑).
《香取:顔が集まってるよぉ〜,真中に.中心に顔が集まってる》
ハニーフラッシュ・・・(←エコーつき)
これをですね,花に喩えますと…(あっ、また喩えをやるんだ)
−はい.
ライラックです!
−どうして?
花言葉は,「愛の芽生え」なんですけども.まぁ,これは葉がこう…ハートの形をしてますので…
《香取:ふーん》
−そうですか.
そのまんまだろうって感じ(^^;).
−いえいえいえいえ(笑).稲垣さんはこういう映画に出演してみたいなぁ,って思いますか?
うーん.やるんだったら,やっぱり”ハニー”やりたいですよね.(オイ!)
−ハニーですか?ハニーですか?(笑)
[第1位]パッション 監督=メル・ギブソン
「壮絶」でしたね.もう,映画とか,娯楽とか,何かそういう枠を超えてますよね.いろんなものを乗り越えてでも,ねぇ,それを映画化して,人に伝えたいと言う,メル・ギブソン自体のパッション(=情熱)じゃないですけど,うん,そういったものに心打たれたというかねぇ.生きていますよね(「生きている」).映画がね.ただ,その…そういうシーンがあるからとか,そういうことだけで観に行って欲しくないな,っていう.怖い物見たさとかで.
−はい.
うーん.正々堂々と向き合わないと,そういう事実に対しても見れない映画だなと思いますし.覚悟は必要ですね.あと,色んな人の意見を僕自身も聞いてみたい感じはしましたね.
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というところで、吾郎君のロケ映像は終了。ここから先は、慎吾君とゲストのスタジオでのトーク。
慎吾君は吾郎君の順位に対して、その感想からも、「いい感じ」と。ただ、1位と2位が吾郎君のとは逆だそうで、「ここが僕逆ですね、これ。どうしてかと言うと、稲垣吾郎があそこまで、稲垣吾郎がハニーを2位にする。ここ(他の3作品)が負けたっていうところで、ハニーを俺は1位にしたい!」という理由で慎吾君のランキングは入れ替わりました。でも、順位がほぼ同じというのは、やっぱり二人とも、映画に関しては結構良く似た感性をしてるってことなのかなぁ。
今回は前回と比べると、非常にコンパクトにまとめられてました。嬉しいような、哀しいような。うん、やっぱり哀しいかなぁ。だって、前回のでの私の不満は、吾郎君キャラの番組内での取り扱われ方や演出の仕方であって、時間の長いことに対しては、(もちろんファンゆえに)文句は無かったしなぁ…(なんて)。
それにしても、前回は映画をワインに喩えるということをやってましたが、今回は「花」に喩えてやってましたね。スマステHPを見ると、キューティーハニー以外にも喩えていたみたいですが、見事にカットされたようで…。本人こだわりあるのかもしれないけど、あんまり評判よくないんじゃないか?(笑)
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