ドラマ陰陽師、いよいよ始まります。私が第一報を聞いたのが昨年の11月末でしたから、冬をじっと耐えて、ようやく春が来たという気分。私自身、最初は「陰陽師」と聞いてもピンと来なかったのに、書店に行くとまとめてその関係の本が置いてあったりして、確かにブームになっているんですよね。とはいえ、今更、にわか勉強をしたところで、たかがしれているので、夢枕獏さんの原作本を読むぐらいで、ドラマには望もうかと思っています。それにあまり先入観を持ちすぎるのも良くないし…。
今回のドラマは、とにかく、時代も設定も異質なので、これまでのドラマ以上に無茶苦茶楽しみという気持ちと、無茶苦茶不安という気持ちが入り混じった状態でいます。なにせ「主演」だし「原作もの」だしね。この気持ちは放送開始が近づくほど大きくなっていってます。まぁ、始まってしまえば、あとは突っ走るだけなんだけど(笑)。
今回は、吾郎君のドラマには珍しく、「男の友情」についても描かれるようなので、それは期待したいところかな。それに何と言っても今回は毎回豪華ゲストなんで、いろんな俳優さんとの絡みも楽しみだったりします。
あとは何と言ってもCG。平安の時代がどう再現されるのか?また魑魅魍魎をどう表現するのか?ここは是非、お金をかけて下さい>NHK様〜。と言っても、もう完成しているか今更遅いんですけど、ここが安っぽいと、ドラマまで安っぽく見えちゃいますからね。今回、CGはオムニバス・ジャパンという会社(映画「Avalon」なんかも手掛けたそうです)が担当しているようなのですが、映画版の陰陽師もここが担当するようですし、なかなか期待していいのではないかな?という気分ではおります。
3/24の土曜スタジオパークでちらりと流れた予告映像を見る限り、(CGまではわからなかったけど)映像的には「いい感じ」で出来上がっていたような気がします。テレビドラマでありがちな平べったい画面ではなく、奥行きがあるというのかな?さすがNHKという作りで、嬉しい限りです♪。
と、何だかんだともっともらしいこと(でもないか(笑))を書いていますが、要は吾郎君を毎週見れるというだけで、とびきり贅沢な時間な訳ですから、毎週、心おきなく壊れていきたいと思います(笑)。
このコーナーで、またいつものように、壊れたレポをやっていくつもりです。でも、今回は苦戦しそう。だって、平安時代の言葉(用語)がじぇんじぇん分からない(涙)。というわけで、かなり錯乱気味のレポになると思いますが、間違いがあれば、指摘して頂けるとありがたいです。
また、怒濤の3ヶ月の始まりなのねぇ・・・(嬉し忙し…(汗))。
(01.03.25)
一部の原作絶対主義ファンへの愚痴
こんな所にこっそりと愚痴を書くなんて、私も性格悪いかもしれない…
これから書くのは完全に八つ当たりコメントですので、特に原作ファンという方は読まないで下さい(切にお願い)。
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視聴率の割には書き込みの激しいNHKの掲示板。よくぞあそこまで感情にまかせて書けるものだと、思っちゃいますね。いや、私もここでは感情のままに書いてるんですけど、感情的なコメントはファンサイトだけにしておいて欲しいんですよねぇ…。(ちなみに、私が覗いているのは夢枕獏さんのフリー掲示板だけです。それも結構恐いけど、それ以上は本当に恐いので一切見に行ってませんです)
確かに初回は酷かったからね。演出が酷かったのか、役者さんが酷かったのかわからないけど(いや、本当はわかってるけど)、さすがに酷評されても仕方ないと吾郎ファンの私でも思いましたよ。だからある程度の批判コメントは同意できるし、しかるべき反応だとは思う。でも感情的に公式HPにコメントを書かれると引いちゃうし、あとねぇ、原作とイメージが違うというコメントは、じゃぁ、どんなイメージだったのよ、あなたは!と言いたくなってしまう。
そりゃね、演技がどーだとか、演出,脚本がどーだとか、ドラマの根本にかかわる批判はいいですよ。でも、原作と違うというコメントは微妙だよね。私に言わせりゃ、自分の持っているイメージと違うからって、それを押しつけて批判するのは間違ってると思う。それに加えて最後には「もう観ません」だなんて捨てぜりふ残してさ。自分が原作のイメージを大事にしたいというのなら、最初から見なきゃいいじゃない!
原作はあくまでも原作なんだよ。
原作そのものをそのままおこしたって、ドラマとしては成立しないと私は思う。小説版は表現は悪いかもしれないけど、淡々とさらりと書かれている印象があって(いや、私はそれがむしろ良いと言ってるんですよ)、鬼退治(と書くと怒られそうだけど)のシーンについても、非常にあっさりとしているエピソードもいくつかありますよね。ドラマとしては後半の鬼退治に重きを置いて、ドラマティックに仕上げる必要があるだろうと思うから、そのための変更は有りだと思う。
話はずれるけど、夢枕獏さんの原作にしたって、「安倍晴明」という歴史上の人物にインスパイアされて創り出した世界なのだから、決して歴史に忠実ではないですよね(第一、いくらなんても、鬼が存在したと言う段階でフィクションだもん。時代考証云々を言うのなら、陰陽師がこんな風に本当に鬼退治をしたんかい!(笑))。岡野さんが描かれている漫画も、あくまでも原作に基づいて生まれた1つの世界であって、原作を元に漫画っぽくアレンジもされているという意味では、決して原作の再現漫画ではないわけです。
だから、正直、原作、原作って、原作が絶対的な物のように(まるで原作崇拝者みたいに)あそこまで声高に言わないで欲しい。
それにしても、映画に期待している原作ファン(というより漫画版のファンか?)は多いようだけど、映画もドラマと同じ制作会社(しかも同じプロデューサー)なんだよ?(笑)。まぁ、映画版は2時間の映画に10億の制作費をかけるわけだし、ドラマ版でこれだけ反響があれば、制作会社の方もいろいろと考えるだろうから、当然、良いものはできるだろうけどね(←冷ややかな言い方)。
映画版ってさ、主役が野村万斎さんだから誰も文句を言わないけど、ストーリーは陰陽師バトルだよ、たぶん。ドラマに対して、もっと原作に即したものを期待している人たちって、映画を観たらどういう反応をするんだろう、って考えてしまう。映画は観客を集めるためにテレビ以上にエンターテイメントとして成立させなくちゃいけないから、「陰陽師バトル」を触れ込みにしたり、SF的な内容にしたりするのも当然の成り行きとして私は理解できるのだけど、それって原作ファンはOKなんでしょうか?。まぁ、またそのときは頑張って批判なり、擁護なりして下さい。もっとも、夢枕獏さんが脚本にかかわっているという話だけどね。
・・・と、第2話を観て、急に強気になってきている私であった。第2話は合格ラインだと思うのよ。あれでもまだあーだこーだと言われたら、もうそれは本当に個々のイメージの違いだから、お引き取り下さいとしか言えないんだよねぇ。今、公式HPで攻撃されているのが「時代考証」かな?。でも、原作にしたって漫画版にしたって、当時の言葉を再現しているとは思えないし、大河ドラマのように歴史物ってわけじゃないから構わないと思うんだけど(いや、本当は構わないわけではないんだけど)、何かクレームをつけないと気分が済まない人が多いようで…。
で、最後に個人的に一番引っかかった公式HPのコメントが「ドラマを観るのはアイドルのファンだけ」という主旨のコメントだったりする。何でそうやって、怒りの矛先をファンに向けるかなぁ。アイドル(こういう言い方も嫌なのだけど)が晴明をやるのが自分のイメージとは違うにしろ、もう少し言い方があってもいいんじゃない?。まぁ、これらのコメントをそのまま載せるNHKもNHKかもしれないけど、載せないと「批判コメントは掲載しない」とかって言われるから難しいよね(苦笑)。
アイドルかぁ・・・。吾郎君ファンをやっていると、きちんと俳優とか役者とかいう呼ばれ方が嬉しいのだけど、SMAPだし、ジャニーズだもんね・・・・・・仕方ないかなぁ、と思いつつ、ここはやっぱり反抗してみたくなるんだな。う〜ん、いかん、いかん。
批判が批判を呼ぶものだから、こんな文章を見られたら、それこそ今度は「これだからアイドルのファンは…」って言われるんだろうけど、私自身の中でどーしようもなくて書いてみました。とはいえこれぐらいの記載は(公式HPの一部の無配慮なコメントと比べれば)許容範囲だと思うので、クレームつけてこないでね。
そうはいっても、原作ファンでも吾郎君の晴明に好意的な方も少なからずいて下さるようなので、そういう発言は救いでした。まぁ、「一部の原作絶対主義ファン」といっても、半分以上は製作サイドへの不平不満なんだけどね(でも、文学を愛する原作ファンならば、もう少し表現は慎みましょうぞ)。
結局は、ファンでもお互いに色々ってことなんでしょうけど…。
(01.04.15)