陰 陽 師  o n m y o u j i

 

放送開始前のプレマップより

以下、メインキャスト3人(吾郎君&杉本哲太さん&本上まなみさん)のインタビューのみ記載しますね。

  吾郎 「まぁ表面的には結構、こう、ミステリアスでクールで、うん、結構、
      人間嫌いにも見えるんですけれども。実は、心の中はまぁ、とても
      ホットで、そう、あまり表面的には見せないんですけど、しっかり
      としたやさしさも兼ね備えていて、実はこう、人間好きな、うん、
      男ですね」

  杉本 「博雅という男はすごくキャラクターの濃い。台詞なんかでも、結構、
      ストレートで熱血漢と言うかな?。そういう熱い男。
      まぁ、男っぽいと言えば男っぽいと言う感じの男でして・・・」

  本上 「姿は人間なんですけど、実際はそうじゃないっていう部分を、どう
      やって加減しながら表現していくかと言うのが凄く難しかったです。
      物語のまぁ、最後の方に進むに従って、やっぱり主人公である安倍
      晴明と源博雅の二人の友情を、あの、そばで見守りながら、自分も
      人間というものに憧れて自分も徐々に人間の感情と言うものを持っ
      ていく・・・そういう女性の役を演じてみました」

  吾郎 「時代劇・・・まぁ、時代物なんですけど、現代社会にも通じるメッ
      セージのこもった、うん、重厚感のあるドラマに仕上がっていると
      思うので・・・」
     「そして、また、回を重ねる毎に色々な登場人物も出てきて、まぁ、
      そういったものの、心に思っている・・・情念だとか魂だとか・・・
      そういった物が、もう、本当に、テレビのブラウン管から滲み出る
      ようなドラマに仕上がっていると思うので、え〜、期待していて下
      さい」


第2話放送前のプレマップより

同じく、インタビューのみですが、まずは、それぞれの人物像について;

  吾郎 「まぁその、今から1000年も前の平安時代と言う混沌とした時代
      には、その鬼や死霊や魔物、まぁ、そういった物がとても人々
      に恐れられていて、まぁその為にまぁ、必要とされていたもの
      が、陰陽師であって。
      まぁその、陰陽道を一番究めていた、うん、人間というのが、
      この偉大な(笑)、安倍晴明という男なんですけど・・・」

  杉本 「博雅っていうのはまぁ、そのホットな男で。その、情熱的で…
      といったように、すごく人間が好きなんだと。
      割となんか出てくる女の人に惚れちゃったりするヤツなんです
      けど…」

  蜜虫 「人物と言いますか、実際には式神という名前で呼ばれる、あの
      何か、物とか、あと動物とか、そういう物の精。
      え〜と、精霊とか、そういうものですね」

最後に吾郎君が一番印象に残ったシーンは?

  吾郎 「風間杜夫さんと三田和代さん・・・
      その、二人のやり取りっていうのが結構、迫力があって」

と、挿入されている映像の説明を一切していないので分かりにくいのですが、まぁ、想像してください m(_ _)m。



ドラマ陰陽師完結の感想

さてさて、陰陽師が無事、全話オンエアが終わりました。終わってみれば、あっという間の十話。実際、十話しかないので、あっという間なのだけど、NHKのドラマ故か、静かに晴明が現れて、静かに立ち去っていた…、そんな感じのドラマでした。

毎回のレポの方も、完結しています。う〜ん、今回は(も?)何だか中途半端に終わらせてしまっている気がしないではないですが、その時の勢いがないとなかなか書けない部分もあって、とりあえず加筆修正もせずにこれで完了させるつもりです(←要は根性無し)。

うん、今回は特に難しかった。何せ私自身が全く馴染み無い平安時代の物語。当時の習慣を何一つ知らず書き起こした物なので、多々、変なところがあると思います。ゆえに、ドラマの変なところも知らずに通り過ぎたσ(^^;)。色んな意味で、無知というのは非常に幸せなことだったりします(ははは…)。

レポの中に書いてきたその時々の感想については、もっと色々と書きたいことはあったのだけど、結局、上手く言葉にならなかった部分や、あまりに賛否両論を見過ぎて、書けなくなってしまったものなど、色々とあったりします(^^;)。自らのポリシーが無いというか何というか…。

さてさて、次、何か連ドラをやるなら、原作のないものをお願いします。吾郎君主演ドラマで「原作の無いもの」を見てみたくなりました。誤解されると嫌なのだけど、決して原作ドラマを否定しているわけではないです。原作有りのドラマにキャスティングされるということは、吾郎君がよくインタビューで言ってるように、できると思うからキャスティングされるわけであって、ファンとしてもそれは非常に嬉しいことなのです。特に、今回の陰陽師はそういう意味では幸せなケース。ただ、どうしても原作ファンの反応というのが気になるものなので、そういう心労無しに、お気楽にドラマを観たいなぁ、というのが本音だったりします。

次は、早々に、秋にでも連ドラしてくれないかなぁ・・・。

(01.06.17)


折り返し地点を過ぎての吾郎君ファンの戯言

折り返しを少し過ぎて、ドラマの世界にかなり入り込んで見られるようになりました(ハハハ…(^^;))。

良い部分、悪い部分、色々言われているこのドラマですが、しつこいぐらい公式HPで批判めいたことを書いている人には、「言いたい事は分かったからもういい加減にして下さい」と思える余裕も出てきました(笑)。あれだけ突っ込めば、さすがにもうそろそろネタ切れでしょう(笑)。どーせ突っ込むなら、新ネタでお願いしたいところです。

一方で、撮影が進んでいるらしい「映画版」、ドラマ版は映画版の残りカスだとまで言う人もいるようですが、映画よりドラマの方が見てくれる人は多いんだから、私自身は吾郎君がドラマ版の主役で良かったかなぁ、などと思っています(これって負け惜しみ?)。もちろん、映画版の10億という制作費は魅力ですが、この映画はTBSが関わっているらしいので、「催眠」の時のように中途半端な宣伝の仕方に悲しい思いをするぐらいなら…、と胸を撫で下ろしている自分もいたりします。

と、そういう周辺の話(愚痴)はこれぐらいにして、肝心の吾郎君の話です。

私自身のこれまでの素直な感想は、今回のドラマは吾郎君のドラマとしては『ノーマル』。

これまでの色々と際どい世界の吾郎君を見てしまっているファンとしては、ちょっとやそっとの事では納得出来ない体質になっているようで、そういう意味で今回の陰陽師は『ノーマル』(笑)です。ノーマルじゃぁ満足できない体質・・・これって一種の病気なのかな?(^^;)。でも、もっと変なドラマに仕上がっても面白かったかなぁ、な〜んて。

その一方で、吾郎君のこのドラマに対する思い入れなどを感じると、あまり批判めいたことも言えなくなってしまう私は甘いファンだったりする(笑)。

今回はNHKドラマ故、制作発表の様子もテレビ画面で目にすることは出来なかったし、番組宣伝で周辺番組に登場することも無いので、吾郎君の生の声を聞けたわけではないのだけど、それでも、年に1本のペースでドラマをやっていく吾郎君が、今回のような中途半端な時期であるにも関わらず連ドラに取り組み(現にショパンや時間の迷宮のお仕事を挟んでの撮影のようですし、元々、連ドラをやる予定ではなかったのではないかなぁ、と)、しかもそれが平安物であるというだけでも、なんとなくその意気込みが伝わってくるような、そんな気がしてしまいます。

それを一番感じたのが、「歴史と旅6月号」での番組プロデューサーのコメントで「スケジュールはかなりきつかったが、本人が是非やりたい」と語ったというコメントを読んで(この一文のために私は買ったよ、この雑誌(^^;))。こうやってキャスティングされたことに対して、自ら望んだ今回のドラマは、それなりの考えがあるだろうと想像できるわけで、そういう目でドラマを眺めると、色々考えながら演じている吾郎君を感じ取れて、幸せな気分を貰ったような気になっています。

併せて、この雑誌を読むと、晴明というキャラクターがあって、吾郎君がキャスティングされたということへの幸せを感じます。民法のドラマだと先にキャスティングありきで、その後、キャラが作られていくようですが、今回は最初にキャラがあっての話のようなので、そういう点で(私が言うのもなんだけど)役者冥利につきるというか、ファン冥利につきるドラマなのだろうな、って。

もちろん、いくら意気込みがあろうと、ドラマとして良いか悪いかの結果が大事なので、ドラマそのものに対して甘い評価を人に強要するつもりは無いのですが、とりあえずファンの戯れ言ということで、お許しを・・・。ファンとはこのようにそれなりに愛情を持ってしまうものなのだ(笑)。

(01.05.06)


まもなくオンエア coming soon

ドラマ陰陽師、いよいよ始まります。私が第一報を聞いたのが昨年の11月末でしたから、冬をじっと耐えて、ようやく春が来たという気分。私自身、最初は「陰陽師」と聞いてもピンと来なかったのに、書店に行くとまとめてその関係の本が置いてあったりして、確かにブームになっているんですよね。とはいえ、今更、にわか勉強をしたところで、たかがしれているので、夢枕獏さんの原作本を読むぐらいで、ドラマには望もうかと思っています。それにあまり先入観を持ちすぎるのも良くないし…。

今回のドラマは、とにかく、時代も設定も異質なので、これまでのドラマ以上に無茶苦茶楽しみという気持ちと、無茶苦茶不安という気持ちが入り混じった状態でいます。なにせ「主演」だし「原作もの」だしね。この気持ちは放送開始が近づくほど大きくなっていってます。まぁ、始まってしまえば、あとは突っ走るだけなんだけど(笑)。

今回は、吾郎君のドラマには珍しく、「男の友情」についても描かれるようなので、それは期待したいところかな。それに何と言っても今回は毎回豪華ゲストなんで、いろんな俳優さんとの絡みも楽しみだったりします。

あとは何と言ってもCG。平安の時代がどう再現されるのか?また魑魅魍魎をどう表現するのか?ここは是非、お金をかけて下さい>NHK様〜。と言っても、もう完成しているか今更遅いんですけど、ここが安っぽいと、ドラマまで安っぽく見えちゃいますからね。今回、CGはオムニバス・ジャパンという会社(映画「Avalon」なんかも手掛けたそうです)が担当しているようなのですが、映画版の陰陽師もここが担当するようですし、なかなか期待していいのではないかな?という気分ではおります。

3/24の土曜スタジオパークでちらりと流れた予告映像を見る限り、(CGまではわからなかったけど)映像的には「いい感じ」で出来上がっていたような気がします。テレビドラマでありがちな平べったい画面ではなく、奥行きがあるというのかな?さすがNHKという作りで、嬉しい限りです♪。

と、何だかんだともっともらしいこと(でもないか(笑))を書いていますが、要は吾郎君を毎週見れるというだけで、とびきり贅沢な時間な訳ですから、毎週、心おきなく壊れていきたいと思います(笑)。

このコーナーで、またいつものように、壊れたレポをやっていくつもりです。でも、今回は苦戦しそう。だって、平安時代の言葉(用語)がじぇんじぇん分からない(涙)。というわけで、かなり錯乱気味のレポになると思いますが、間違いがあれば、指摘して頂けるとありがたいです。

また、怒濤の3ヶ月の始まりなのねぇ・・・(嬉し忙し…(汗))。

(01.03.25)


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一部の原作絶対主義ファンへの愚痴

こんな所にこっそりと愚痴を書くなんて、私も性格悪いかもしれない…

これから書くのは完全に八つ当たりコメントですので、特に原作ファンという方は読まないで下さい(切にお願い)。

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視聴率の割には書き込みの激しいNHKの掲示板。よくぞあそこまで感情にまかせて書けるものだと、思っちゃいますね。いや、私もここでは感情のままに書いてるんですけど、感情的なコメントはファンサイトだけにしておいて欲しいんですよねぇ…。(ちなみに、私が覗いているのは夢枕獏さんのフリー掲示板だけです。それも結構恐いけど、それ以上は本当に恐いので一切見に行ってませんです)

確かに初回は酷かったからね。演出が酷かったのか、役者さんが酷かったのかわからないけど(いや、本当はわかってるけど)、さすがに酷評されても仕方ないと吾郎ファンの私でも思いましたよ。だからある程度の批判コメントは同意できるし、しかるべき反応だとは思う。でも感情的に公式HPにコメントを書かれると引いちゃうし、あとねぇ、原作とイメージが違うというコメントは、じゃぁ、どんなイメージだったのよ、あなたは!と言いたくなってしまう。

そりゃね、演技がどーだとか、演出,脚本がどーだとか、ドラマの根本にかかわる批判はいいですよ。でも、原作と違うというコメントは微妙だよね。私に言わせりゃ、自分の持っているイメージと違うからって、それを押しつけて批判するのは間違ってると思う。それに加えて最後には「もう観ません」だなんて捨てぜりふ残してさ。自分が原作のイメージを大事にしたいというのなら、最初から見なきゃいいじゃない!

原作はあくまでも原作なんだよ。

原作そのものをそのままおこしたって、ドラマとしては成立しないと私は思う。小説版は表現は悪いかもしれないけど、淡々とさらりと書かれている印象があって(いや、私はそれがむしろ良いと言ってるんですよ)、鬼退治(と書くと怒られそうだけど)のシーンについても、非常にあっさりとしているエピソードもいくつかありますよね。ドラマとしては後半の鬼退治に重きを置いて、ドラマティックに仕上げる必要があるだろうと思うから、そのための変更は有りだと思う。

話はずれるけど、夢枕獏さんの原作にしたって、「安倍晴明」という歴史上の人物にインスパイアされて創り出した世界なのだから、決して歴史に忠実ではないですよね(第一、いくらなんても、鬼が存在したと言う段階でフィクションだもん。時代考証云々を言うのなら、陰陽師がこんな風に本当に鬼退治をしたんかい!(笑))。岡野さんが描かれている漫画も、あくまでも原作に基づいて生まれた1つの世界であって、原作を元に漫画っぽくアレンジもされているという意味では、決して原作の再現漫画ではないわけです。

だから、正直、原作、原作って、原作が絶対的な物のように(まるで原作崇拝者みたいに)あそこまで声高に言わないで欲しい。

それにしても、映画に期待している原作ファン(というより漫画版のファンか?)は多いようだけど、映画もドラマと同じ制作会社(しかも同じプロデューサー)なんだよ?(笑)。まぁ、映画版は2時間の映画に10億の制作費をかけるわけだし、ドラマ版でこれだけ反響があれば、制作会社の方もいろいろと考えるだろうから、当然、良いものはできるだろうけどね(←冷ややかな言い方)。

映画版ってさ、主役が野村万斎さんだから誰も文句を言わないけど、ストーリーは陰陽師バトルだよ、たぶん。ドラマに対して、もっと原作に即したものを期待している人たちって、映画を観たらどういう反応をするんだろう、って考えてしまう。映画は観客を集めるためにテレビ以上にエンターテイメントとして成立させなくちゃいけないから、「陰陽師バトル」を触れ込みにしたり、SF的な内容にしたりするのも当然の成り行きとして私は理解できるのだけど、それって原作ファンはOKなんでしょうか?。まぁ、またそのときは頑張って批判なり、擁護なりして下さい。もっとも、夢枕獏さんが脚本にかかわっているという話だけどね。

・・・と、第2話を観て、急に強気になってきている私であった。第2話は合格ラインだと思うのよ。あれでもまだあーだこーだと言われたら、もうそれは本当に個々のイメージの違いだから、お引き取り下さいとしか言えないんだよねぇ。今、公式HPで攻撃されているのが「時代考証」かな?。でも、原作にしたって漫画版にしたって、当時の言葉を再現しているとは思えないし、大河ドラマのように歴史物ってわけじゃないから構わないと思うんだけど(いや、本当は構わないわけではないんだけど)、何かクレームをつけないと気分が済まない人が多いようで…。

で、最後に個人的に一番引っかかった公式HPのコメントが「ドラマを観るのはアイドルのファンだけ」という主旨のコメントだったりする。何でそうやって、怒りの矛先をファンに向けるかなぁ。アイドル(こういう言い方も嫌なのだけど)が晴明をやるのが自分のイメージとは違うにしろ、もう少し言い方があってもいいんじゃない?。まぁ、これらのコメントをそのまま載せるNHKもNHKかもしれないけど、載せないと「批判コメントは掲載しない」とかって言われるから難しいよね(苦笑)。

アイドルかぁ・・・。吾郎君ファンをやっていると、きちんと俳優とか役者とかいう呼ばれ方が嬉しいのだけど、SMAPだし、ジャニーズだもんね・・・・・・仕方ないかなぁ、と思いつつ、ここはやっぱり反抗してみたくなるんだな。う〜ん、いかん、いかん。


批判が批判を呼ぶものだから、こんな文章を見られたら、それこそ今度は「これだからアイドルのファンは…」って言われるんだろうけど、私自身の中でどーしようもなくて書いてみました。とはいえこれぐらいの記載は(公式HPの一部の無配慮なコメントと比べれば)許容範囲だと思うので、クレームつけてこないでね。

そうはいっても、原作ファンでも吾郎君の晴明に好意的な方も少なからずいて下さるようなので、そういう発言は救いでした。まぁ、「一部の原作絶対主義ファン」といっても、半分以上は製作サイドへの不平不満なんだけどね(でも、文学を愛する原作ファンならば、もう少し表現は慎みましょうぞ)。

結局は、ファンでもお互いに色々ってことなんでしょうけど…。

(01.04.15)