信長のシェフ 第9話
2013.3.15 23:15〜24:15
超簡単な内容
青字は公式サイトのあらすじから引用させて頂きました。
帝の前で料理対決をすることになったケン(玉森裕太)と瑤子(香椎由宇)。対決の結果によって、織田信長(及川光博)、石山本願寺の顕如(市川猿之助)のどちらか負けた方が相手の提示した条件を飲む、という御前試合の内容に、ケンは「自分が負けたら織田信長はここで死ぬのか?」と戸惑いを見せる。
瑤子と再会してしまったことも重なり、ケンは「自分はこの時代にいるべきじゃない。この時代の人間ではない自分と瑤子が歴史を変えるようなことをしていいのか」と考え始めていた。
そんなケンの様子を察した信長は「負けたときは、この信長がおぬしを斬る!」と宣言する。
思い悩むケン。さらに明智光秀(稲垣吾郎)は、戦国時代と四百年後を結ぶ道だという言い伝えのある『黄泉の祠』についてケンに話す。
光秀 「料理対決をするらしいな」
ケン 「はい」
光秀 「どうした?元気が無いな…。大方、自分はこの時代にいるべき
ではない。早く平成に帰りたい、そう思ってるんじゃろ?」
ケン 「光秀さん、もし、帰りたいといったら、どうにかなるんですか?
どうやったら帰れるんですか?」
光秀 「・・・草木萠動(そうもくめばえいずる)雨水の末候(うすい
のまっこう)。日の光見えず、闇夜の如くなりたし晩、神隠し
の子あり。座敷童の如く現れる子あり。・・・・・京の人見山
にある黄泉の祠の言い伝えじゃ。日食が起きた日の晩、子供が
いなくなったり、現れたりするって事だ。おぬしの言うタイム
スリップとやらと関係しとるんでは、と思ってな。今の時代と
平成を結ぶ道がそこにはあるのかもしれん。宣明暦によると、
日食は7日後、御前試合の日じゃ」
ケン 「・・・」
光秀 「あははははは(笑)。あくまでも言い伝えじゃ。しかし、もし、
それが真実だとしたら、お主と瑤子、お前たちはこの時代に生
きるべき人間ではない。御前試合など放っておいて瑤子という
女と共に平成に帰れ」
そんな会話を夏はこっそり聞いていた。
夏(志田未来)もまた、迷うケンの気持ちに気付き、「『平成』に帰りたいんだろ?」と問うのだった。
やがて、将軍・足利義昭(正名僕蔵)から「御前試合は『菓子勝負』とする」、との通達が。試合に持ち込める材料は3つの竹筒に入るもののみ…。その場に用意された果物を使って料理を行うのだ。木下藤吉郎秀吉(ゴリ)から信長の決意を聞いたケンはこれまでの信長との日々を回顧する。迷いを捨て去ったケンは、夏、秀吉らの協力のもと、信長のために戦うことを決める!
そして迎えた御前試合の日。タルトを準備したケンに思いがけない事態が降りかかる!
ケンは琉球焼酎で風味をつけたグランマニエを使い、フルーツタルトで勝負をかけようとしていた。持ち込んだ材料は、タルト台を作るための小麦粉およびバター、そしてグランマニエ。
一方の瑤子は3種類の材料としてタルトレット(タルト台)を持ち込み、2種類のフィリング(クリーム)を持ち込み、あっという間にタルト菓子を作り上げた。
先に料理を作られ、また料理が重なったことで圧倒的に不利な立場に追い込まれたケンだったが、咄嗟にケンはクレープを作り始めた。更に、その瞬間、日食が起き、グランマニエに火をつけ、フルーツの風味と共にクレープ生地に注ぎ込んだ。その、料理を作る過程での美しさに魅せられた帝。勝負の結果は「引き分け」となり、『停戦』するよう勅令が出されたのだった。
すべてが信長の思い通りになったのだ。
勝負が終わり、夏は、信長にケンが平成の時代に戻れるよう、ケンの暇を請う。その申し出に対し、ケンを快く送り出す信長だった。
だが、結局、夏に未練があったケンはこの時代に残る。
光秀 「なぜまだここにいる?人の好意を無にしおって」
ケン 「ごめんなさい」
光秀 「わしがなぜ、お主を平成に帰らせたかったか分かるか?おぬし
はきっと、わしのたくらみの邪魔になる。そう思ったからじゃ」
ケン 「企み?」
光秀 「…戯言じゃ。本気にするな。わしはお館様の忠実な家来じゃ。
じゃぁな」
光秀 「お館様はあいつばかり可愛がる。気に入らんなぁ〜。あいつも
お館様も」
感想
最終回。らしいドラマでらしい終わり方だったので、よかったかな。光秀さんに関しても、原作が完結していない以上、らしい締め方だと思いました。原作ではもう少し光秀さんの出番はあるようですが、少ない出番でしっかりインパクトも残せたんじゃないかな。楽しませて頂きましたです、はい。
続編やスペシャルドラマができそうな終わり方でしたが、どうも原作者さんとの関係が険悪な雰囲気でもありそうなので、実現するのは余程の内容にしないと無理かな。
(13.03.31)
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