☆ 流 れ 星 ★ 第4話 〜 衝撃の告白… 〜 朝。 近くの漁港に健吾と順二が車でやってくる。水族館の魚の仕入れかな? 岡田家。その頃、梨沙は和子に起こされる。この日、病院から呼び出しがあり、出かけなければならないのだ。梨沙は和子が作った朝食をとる。 水族館(外)。漁港から水族館に戻ってきて車を下りると、そこで神谷が健吾を待っていた。 神谷は健吾の妻=梨沙が、マリアが言うところの健吾の結婚相手とは違っていたことに言及する。健吾は、マリアが前の婚約者と仲が良かったので、なかなか言い出せなかったと言うが、神谷は; 神谷 「正直に言うと、不安なんです。婚約していた人と別れて、すぐ に別の女性と結婚して、その人がドナーになるなんて、まるで…」 その先の言葉を神谷は口に出せなかった。健吾は「梨沙は、マリアの病気のことも、僕が婚約していたことも全て、受け入れてくれたんです」と言い切って、仕事に戻っていった。(神谷先生、わざわざ来たんだからちゃんと言おうよぉ) 病院にやってきた梨沙。待ち時間の間に屋上で缶コーヒーを飲んでいると、同じく屋上にいたマリアが声をかける。お互いがお互いを知らずに接近するというドラマならではのパターンですが(汗)、マリアは梨沙のネイルに興味を持ち、今度、梨沙が病院に来たときにネイルをしてもらう約束をする。 神谷との面会の時間になり、梨沙は神谷からドナーになることについて、改めて質問を受ける。梨沙は確かに結婚は最近になって決めたのでマリアには会ったことがないが、「大切な人が困っているから助けたい。そう思ってるんです」と梨沙は言い切る。 夜。岡田家・健吾の部屋で、2人はそれぞれこの日、神谷と話をしたことを話す。 梨沙 「まぁ、適当に言って誤魔化しておいたよ。でもさ、いきなり結 婚しましたなんて私のこと連れていったら、ショック受けんだ ろうな、あんたの妹」 (今日のポイントはここですね) 夜。外は雨が降っている。 赤いアロファロメオから降りてくる修一。今日も梨沙の家に居続けているみたいです。梨沙を待ってるのか、それとも行くところが無いのか、どっちの設定なのかがよくわからないのですが…。 修一を、待ち構えていた2人の男。 修一 「・・・どうも」 男A 「いい車乗ってるね」 修一 「ええ」 男B 「返済期日過ぎちゃってますけど」 修一 「あ・・・あ、ちょうど連絡しようと思ってたんですよぉ」 男A 「返せないの?」 修一 「いやいや。来週中には必ず。乱暴はやめましょう。あの、ちゃ んと、アテはありますから」 (そのアテ=梨沙なんでしょうけど、それはそれとして、一体、そもそも何で借金があるような生活をしていて、なのに何でそんな派手な車に乗ってて・・・みたいな部分の描写が全く無いのがイライラするところです。普通の“悪い人”は、借金=ギャンブルだとかそういうので作るものなのに、そういう様子はまるで無い。別にアルコール依存症やギャンブル依存症みたいな気配も無い。恋人がいる気配も無いし。もちろん、妹に執着する理由も分からない。何か、修一の設定だけが、ドラマの都合だけという気がしちゃうのよね…) 翌日、スーパーで買い物中の健吾と梨沙。梨沙は和子の好物を健吾に尋ね、更にネイルストーンを購入する。 夜。岡田家。2人が帰宅すると、和子が健吾に、そろそろマリアに梨沙のことを話をしなくてはいけないと切り出す。 和子 「何て言えばいいのかしら」 健吾 「大丈夫。ちゃんと話す」 病院では、マリアは健吾と美奈子の結婚を楽しみにしながら就寝時間になっても隠れて結婚式のウェルカムボードを作っていた。 一方、神谷は医局で、やはり健吾と結婚したばかりの梨沙がタイミングよくドナーになることを考えていた。同僚の看護婦は「え?でもあるんじゃないんですか?よく聞きません?略奪婚って」と答えるが、神谷には理解できず(汗) 翌日。水族館。 修一が健吾を訪ねてやってくる。クラゲのエリアにやってきて、健吾の所在を尋ねる(つーか、探る)修一。 修一 「すいません」 千鶴 「はい」 男性 「あ、この間の?」 修一 「どうも。今日、岡田さんは?」 男性 「ああ・・・えーと、あ、川本さん、健吾さん、今どこにいるか 分かります?」 と、近くに居た順二が近づいてくる。 順二 「今日は早退して病院行くって」 男性 「あら。だそうです」 修一 「あ、そっか、そっか。今日はそうだ。えっと、何病院でしたっ け、あの、大きいところですよね?」 順二 「あの、失礼ですが岡田とは?」 修一 「ちょっとした知り合いで」 男性 「この間も訪ねてこられて」 順二 「そうなんですか」 修一 「じゃぁ、また来ます」 修一はそれ以上は追及せずにこの日は退散。 千鶴 「イルカに乗った王子様〜って感じの人じゃない?」 男性 「あんなのただの・・モズク頭ですよ」 (イルカに乗った王子様か…。ってことは、一応はドラマ上はイケメン設定なのよね?♪モズクとか言われたけど…(--;)) 病院にやってきた梨沙。廊下でマリアと遭遇し、マリアの病室でネイル。マリアは「海の色」と言ってオレンジ色のマニキュアを手にする。ただ、マリアは海の無い山梨出身のようなので、そのオレンジの海はどこの記憶なのかは不明。そこも今後のポイントなのでしょうか? 更に、それぞれお互いの話をするが、梨沙は「私家族いないから」と言い、マリアはマリアで「私も、同じようなものです」と。ネイルが終わり; マリア「うわ!可愛い!ありがとうございます!早く退院できますよう に。星に願いを。なんつって!」 そこに健吾がマリアの病室にやってくる。2人が一緒にいることに、一瞬、固まる健吾(と、如何にもドラマらしい展開。このドラマ、こういうベタな部分が多いのがちょっと気になる)。梨沙は健吾に「槇原梨沙です」と自己紹介する。 梨沙はすぐに病室を後にするが、下りてきた病院のロビーで、突然、胸騒ぎがする。梨沙はそれ以上は何も感じずに病院を出ようとしたが、そのロビーには修一がいたのだ。(修一兄ちゃん、一体、どうやってこの病院をかぎつけたんだ?まぁ、近所の病院を片っ端から立ち寄ってみたのかもしれないけど、すぐに梨沙に遭遇するなんて、さすが兄妹愛ですね!(違)) 看護師「ああ、岡田さん!今日、面談でしたっけ?」 梨沙 「いえ、今日はちょっと・・・」 修一 「岡田さん?」 梨沙が「岡田」と呼ばれていることに疑問を抱く修一。梨沙が病院を出て行くと、すぐに今、梨沙に声をかけた看護師に話しかける。 修一 「すみません」 看護師「はい」 修一 「あの、こちらに、岡田健吾さんって方が通院されていると思う んですが」 看護師「あの、どちら様でしょうか?」 修一 「ああ。同僚のものです。水族館の。岡田さんはこちらの病院で はどういった?」 看護師「患者さんのことはお答えできないので」 修一 「あ、じゃあ、看護師さんのことなら聞いてもいいですよね?」 看護師「はい?」 修一 「あ、まずは連絡先から?」 看護師「・・・失礼します」 (ああ、折角看護師さんに声かけたのに、スルーされちゃったよ…。だけど、こうやって女性に話しかけるようなシーンを入れられると、ますます、妹に金をせびるより、こうやって女性に声かけて貢がせる方が絶対に早いと思うのにと思ってしまう。修一は女性にトラウマでもあるのだろうか?) 夜。岡田家。家に帰ってきた健吾に、梨沙は昼間のことを謝る。 健吾 「ありがとう。マリア、嬉しそうだった」 梨沙 「あんた、本当いい兄貴だな」 翌日。病院。 マリアが涼太の病室に行くと、瑞希が涼太と楽しそうに話をしていた。だが、マリアがくしゃみをすると、涼太は瑞希をすっ飛ばして、マリアにお姉ちゃんのマフラーをマリアの首に巻く。 医局では、神谷は上司の医師にマリアのドナーが見つかったことに、労いの言葉をかけられる。「いやあ、嬉しいよ。小さいときから診てきたからな」(医師) マリアは病室に戻り、美奈子の携帯に電話を入れる。最近、美奈子が見舞いに来てくれないことが気になっていたのだ。結婚式を楽しみにしていると話をするが、そんなマリアに美奈子も、健吾と別れたとは言えなかった。 水族館では、順二が健吾のことを心配する。梨沙が表れてから、水族館に神谷は来るわ修一は来るわで、急に健吾の周りが慌しくなったのを感じていた。 順二 「昨日もなんか、変な男がお前訪ねてきたぞ」 健吾 「変な男?」 順二 「何かこう・・モズクみたいな頭した30代半ばの」 健吾 「ああ・・・」 順二 「変なことに、巻き込まれてるわけじゃないよな?」 健吾 「大丈夫ですよ」 (モズク呼び、定着ですか?・・・orz だけど、健吾が変なことに巻き込まれているという表現になっちゃってるけど、一番変なことをしているのは、肝臓目当ての健吾本人だというこのドラマの矛盾。そこがこのドラマのミソなんだけど、逆にそこは忘れずにしっかり描くべきだと思うの…) 夜。岡田家の家の前。 健吾がいつものように自転車で帰宅すると、梨沙が家の前で夜空を眺めていた。 健吾 「海に潜ると消えない流れ星が見えるんだよ。沖縄でダイビング した時にね、スカシテンジブダイって、こんな小さな魚がいる んだけどその大群を見てさ。透明な体に太陽の光がキラキラ輝 いててさ。本当に、沢山の星が降ってくるみたいだったなぁ」 梨沙 「いいなー。めちゃくちゃ願い事できんじゃん」 健吾 「そうだよね」 梨沙 「新婚旅行で連れてってくれる?」 健吾 「・・行ってみる?手術が終わったら」 梨沙は、健吾に嘘が下手だと言うが、おかげで人生をやり直せたと健吾に礼を言う。 健吾 「あのさ、お兄さんなんだけど。何があったの?」 梨沙 「うちはさ、あんた達とは真逆の兄妹なんだよ。借金作るわ、嘘 つくわ、どうしようもない兄貴でさ。関わりたくない。て言っ ても、もう会うことないんだけどね。そういえばさ、この間、 マリアが言ってたよ、無駄なイケメンだって、あんたのこと」 健吾 「あいつ…」 梨沙 「隠し事なんかしないでさ、全部話せばいいじゃん。いい家族な んだから」 梨沙はそう言い、家の中に入っていく。 (ようやく梨沙と修一の関係が語られるかと思ったけど、表面的なものだけだったな…。この台詞だけじゃぁ、理解しがたい兄妹なのよね…) 翌日。病院。 神谷にネイルを見せびらかすマリア。 神谷が診察を終えて医局に戻ってくると、健吾が待っていた。 病院の屋上で話す健吾と神谷。健吾はマリアときちんと話をするために、外泊許可を申し出る。 神谷 「1つだけ聞かせて下さい。ドナーになってもらう為に、結婚さ れたわけじゃないんですよね?」 健吾 「はい」 神谷 「そうですか。いやそうですよね。すみません、変なこと聞いて」 (えええーー、それで終わりぃ〜?もう少し神谷がハードルになるかと思ったら、こんなにあっさりでいいのぉ。きちんと作られてるドラマだと思うけど、どうも健吾に都合よく物事が動いていくのがなぁ…) 夜。岡田家。 梨沙が作ったかぼちゃが食卓に並ぶ。3人揃って食事をしていると、病院から電話が掛かってくる。マリアの外泊許可が1日だけ出たのだ。 梨沙 「いよいよご対面か。あの子きっと驚くんだろうな」 健吾 「ごめん。まずは、3人で話をさせてくれないか?」 梨沙は明日は家族の邪魔はしないことを了承する。 退院の日。 マリアは夜勤明けの神谷の車で高校に連れていってもらう。 学校の美術室。 入院前まで製作していたコンクールに出す作品を作り始めるマリア。これだけはどうしても完成させたいようだ。 岡田家。 マリアが戻ってくる前に、家を出る梨沙。しばらく歩いていくと、目の前を赤い車が通り過ぎていったのを目撃する。その車が岡田家の方向に行ったのを確認すると、慌てて引き返した。 その頃、健吾は水族館を早退し、家に向かっていた。 岡田家。 梨沙が戻ってくると、修一が岡田家のインターホンを押したところだった。 梨沙 「おい!」 修一 「おお、梨沙!」 梨沙 「何してんだよ!!」 和子が玄関から出ると、そこには誰もいなかった。 梨沙に引っ張られる修一。 修一 「おい、兄としてきちんと挨拶ぐらいしないとダメだろ」 梨沙 「いいから乗れよ」 梨沙は修一を車に連れ戻し、自分も助手席に乗り込んで、修一に発車させた。 と、走り去る車に梨沙が乗っているのを、帰宅途中の健吾が見つけた。健吾はそれを追いかける。 その頃、マリアが神谷の車で帰宅。 健吾は、自転車を目一杯こいで車を追うが、さすがに途中で見失ってしまう。 すでに夕刻。 車を運転しながら; 修一 「岡田・・・梨沙か。うん。結構、語呂もいいじゃない。妹が嫁 に行くなんて、お兄ちゃん嬉しいなぁ。まぁでもちょっと寂し い気もするけどね」 梨沙 「別に結婚なんてしてねーし」 そして、車はどこかよくわかんないけど、海沿いの駐車場に。車を停めて; 修一 「岡田さんてさ、結構真面目そうだけどやっぱ貯金とかしてんの かな?」 梨沙 「今度はいくらだよ」 修一 「ふふふ、何だよ」 梨沙 「いくらかって聞いてんだよ!」 修一 「・・・う〜ん。ちょっとだけ借りれないかな。100…ああ いや 50万でいいんだよね」 梨沙 「私が働きゃいいんだろ」 修一 「・・・」(←黙ってるのがよくわからん…) 梨沙 「その代わり、あの家族には近づくな!」 修一 「わかった」(←だけどそれで了解しちゃう修一) (やっぱりわかんないんだよなぁ、この兄妹。) そして車を降りていく梨沙。それを追いかけて修一も車を降りる。もちろん、梨沙は冷たい態度で、だけど修一は相変わらずで… 修一 「お〜い、梨沙っ。何怒ってるんだよ」 そこに「おい!」と健吾の声が。自転車で追いかけ、ようやく修一の車を見つけた健吾は、息を切らして2人に近づいてくる。梨沙が、修一の腕を取り歩き出すと、梨沙の腕を健吾が掴んだ。 健吾 「行こう」 梨沙 「放せよ!ほっとけよ!あんたには関係ないだろ!」 修一 「そういうことなんで。岡田さん」 梨沙 「約束は守るから」 行こうとする2人だが、改めて梨沙の腕を掴む。 健吾 「もうこれ以上、彼女に付きまとわないで下さい」 修一 「そう言われても、僕ら二人っきりの兄妹なんで」 健吾 「梨沙は僕の妻です」 梨沙 「!」 健吾 「連れて帰ります」 そして健吾は梨沙を連れてその場を立ち去る。そんなふたりを、修一は無表情に見つめていた。(うーん、だから、無表情なんだよねぇ…。そこが不気味という言い方もあるんだろうけど、無表情だからどっちにも取れるからさ。兄ちゃん、何を思って健吾と梨沙を見送ったんだろうねぇ) 自転車を押しながら梨沙と並んで歩く健吾。一旦は梨沙と別れるが; 健吾 「梨沙!帰ろう、一緒に」 夜。岡田家。 健吾は梨沙とともに帰ってくる。梨沙の姿を見て驚くマリア。 健吾、和子、マリアがテーブルに座り、梨沙は少し離れたところで黙って様子を見ている。健吾はマリアに; 健吾 「結婚したんだ、梨沙と」 と唐突に切り出し、「意味わかんない」というマリアに「大丈夫だから、よく聞いて」と和子。 立て続けに「梨沙が、ドナーになってくれる。マリアの体は、もう、移植しないとね、助からない段階に来てる」と健吾。更に「あとはマリアが、マリアが同意さえしてくれれば、手術が出来る。助かるんだよ」と健吾に言われても、マリアは混乱するばかり。 突然の告白に衝撃を受けたマリアは、部屋に篭ってしまう。 和子 「お父さんとあの人が生きてたらマリアを助けられたのかしら」 健吾 「母さん」 (過去に一体何があったのかは知らないが、健吾といい和子といい、この親子の自己中な所だけはどうにかして欲しいと思っちまうシーンでした。どう考えても普通ならこんな“告白”の仕方をしないと思うんだけど。何だか次の展開(マリアの失踪)につなげるために強引にこうしちゃってるようなところが見えてしまって。そこまで無理な台詞にしなくてもいいと思うんだけど) 翌日、健吾はマリアを病院に送っていくために車を走らせる。2人はずっと無言だったが、病院に到着し、「私手術する」と明るく言うマリア。 岡田家。マリアの部屋を覗いた梨沙は、床に星のネイルストーンが落ちているのを見つけ…。 病室に戻ったはずのマリアだったが、病室にマリアの姿は無く…。ベッドの下には、粉々になったウェルカムボードが残されていた。 感想 ブラウザの戻るの機能で戻って下さい |