☆ 流 れ 星 ★

第2話 〜 命がけの想い 〜

2010.10.25 21:00〜21:54


  • [契約成立]

      健吾 「結婚して欲しい・・・」
      梨沙 「・・・何言ってんの?」
      健吾 「妹を助けたいんだ・・・肝臓を分けて欲しい」

    「訳わかんない」と立ち去ろうとする梨沙だったが、ふと;

      梨沙 「300万・・・」
      健吾 「・・・え?」
      梨沙 「借金。・・・借金本当に払ってくれんだな?」
      健吾 「・・・ああ」
      梨沙 「じゃぁいいよ」
      健吾 「!」
      梨沙 「・・・肝臓分けてあげる」

    そして、この日、梨沙は健吾の家に泊めてもらう。



    健吾の家にやってきた梨沙。妹は入院中で、今は母親の和子の2人だけだと梨沙に告げる。

    健吾が見知らぬ女性を連れてきたことで、戸惑う和子。梨沙が風呂に入っている間に、美奈子と別れ、梨沙と300万の借金を肩代わりすることを条件に、結婚して肝臓を分けてもらうことにことにしたと伝える。



    風呂上り、梨沙の携帯が鳴る;

      梨沙 「もしもし」
      修一 『梨沙?』

    電話は修一だった。そのまま梨沙は電話を切る。修一兄ちゃんはまだ梨沙の部屋に居る模様。もう、手の怪我は大丈夫なんだろうか?


    風呂上り、梨沙は健吾の部屋にやってくる。健吾の部屋にはクラゲの水槽。
    その水槽を前に、今後について話をする2人。婚姻届を出したら、300万を渡すと話す健吾。次に、医者と面談をし、移植に適合するかどうかの判断を行うと。

      梨沙 「その、適合…、しなかったら、どうすんの、お金?しなくても
          もらうよ」
      修一 「ああ」

    健吾の頼みの綱は、もう梨沙しかいないのだ。

      梨沙 「で?手術成功したらどうすんの?」
      修一 「離婚する」
      梨沙 「わかった」
      修一 「そんなに難しい手術じゃないんだ」
      梨沙 「別に死ぬわけじゃないんでしょ。手術成功したら…成功報酬、
          もう100万」
      修一 「何とかする」

    妹のために貯めていたお金で何とかすると健吾。

      梨沙 「家族は?」
      修一 「いないよ」
      梨沙 「いないって・・・」
      修一 「いないの」

    そして、改めて2人は自己紹介をする。

      梨沙 「商談成立」


    (梨沙、兄ちゃんのことは隠しちゃうのね。まぁ、初対面の相手に言わないか。それがまたみんなを不幸にしていく元凶になりそう。元凶=兄ちゃんなわけだけど…)




  • [それぞれの朝]

    翌朝。

    病院では、神谷がマリアの診察中。相変わらずマリアは神谷にときめいてます。そこに涼太がやってくる。相変わらず愛想の悪いマリアで、半ば言い争いみたいになってるが、傍から見れば;

      神谷 「二人仲いいねぇ」

    となるわけで・・・。



    一方、その頃、梨沙は岡田家で目を覚ます。

    朝、起きてくると、和子が朝食を作ってくれていた。愛想が悪い梨沙だったが、家庭という雰囲気に、あまり悪い気はしていない様子。

      和子 「ありがとう。娘のために、大切な体を・・・」
      梨沙 「別に大切じゃないけど」

    そこに梨沙の携帯に電話が掛かってきて、“仕事”の電話が。和子にはサービス業の仕事をしていると告げる。



    水族館。

    順二が、健吾のいつもとは違う様子に、声をかける。順二は、結婚前のマリッジブルーかと世話を焼いてるのだ。

    そんな話をしている最中に、梨沙が水族館にやってきて、今すぐ300万が欲しいと頼むが、すぐには用意できないので、とりあえず一万円を無心する。梨沙は健吾の連絡先と鍵を受け取り、仕事に・・・




  • [兄ちゃん、フルボコ(汗)]

    仕事先で、移植について携帯で調べている梨沙。ドナーになることを了解したものの、その意味がよく分かっていない様子。

    そこに仕事が入り、客が待つ部屋に行くと・・・

      梨沙 「ご指名、ありがとうござい・・・」
      修一 「よっ、お疲れ様!」
      梨沙 「!」

    ここで兄ちゃん、キターーーーーーーーー!!

      修一 「懐かしいなぁ、セーラー服姿。お前が中学生だった頃を思い出
          すよ。あの頃、梨沙、可愛かったなぁ。ふふ…」
      梨沙 「・・・」

    と相変わらず優しく梨沙と接する修一。

      修一 「何で帰ってこないんだよ?ああ、怪我のことなら気にしなくて
          いいぞ。別に怒っちゃいないから。兄妹だろ?」
      梨沙 「兄妹なんかじゃない」
      修一 「り〜さ」

    修一はなだめる様に梨沙の両肩に手を置くが、一方の梨沙はそれを嫌がり;

      梨沙 「キャーーーーーーーーーーーーっ!」

    と、大声をあげる。

      梨沙 「店長!!店長!!この人が無理やり!!」

    次のシーンでは、路地裏で、2人の男性にフルボコにされてる修一。ある程度、修一が痛めつけられたのを待って、店長が

      店長 「はい、ご苦労さん。死んでませんよね?」
      修一 「俺、客だろ?」
      店長 「ルールは守んなきゃ」
      修一 「だから俺はあいつの…」

    有無を言わさず、蹴りを入れられる修一。

      店長 「またのお越しを、硬くお断りします」

    改めて一蹴り入れられる修一。かなりボロボロです。それを離れたところから見ていた梨沙は、やはり心が痛んでる??

      修一 「あ、梨沙・・・」

    だが、梨沙はそのままその場を立ち去った。

    (兄ちゃん、弱っ。ってことは、これまで大概、悪いことはしてきてるみたいですけど、大物にはなれそうにないよねー(汗))




  • [梨沙の行方は?]

    病院。
    仕事帰りにマリアの病室を訪ねる健吾。同じ病院に入院する涼太のことを話すマリア。彼氏という部分は否定してますが…。


    見舞いの後、健吾は帰宅するが、梨沙は岡田家には戻ってきていない。和子は梨沙の気が変わったのではないかと不安そうにするが、大丈夫だと表向きは言う健吾。

    だが、部屋に篭って梨沙の携帯電話に電話するも繋がらず、不安に襲われる。




  • [順二の気遣い]

    翌日、健吾は順二に今夜、自宅に来て欲しいと頼まれる。順二は妻の千鶴と険悪になったから、その空気を何とかするために、家に来て欲しいと言うのだ。

    だが、健吾が順二の家に行くと、そこには美奈子がいた。順二は健吾と美奈子のマリッジブルーを何とかしようとしてのことだった。 ここで、さりげなく、健吾と美奈子&順二が同じ大学の仲間だというやりとりがありつつ、健吾と美奈子の新婚旅行の話になると、ついに;

      健吾 「・・・先輩、すみません。俺たち、別れたんです」

    と順二&千鶴夫妻に告げる。


    帰り道、健吾と美奈子は、言葉数少なく歩いている;

      美奈子「・・・健吾、式場、キャンセルしておくね」

    健吾は黙って頷く。

      美奈子「・・・じゃあね」



    川本家。2人が帰った後、話をする順二と千鶴。順二は、梨沙のせいだと思っているみたいです。



    帰宅した健吾だったが、この日も梨沙は戻ってこなかった。




  • [マリアが病院を抜け出した]

    翌日、屋上でマリアが落語を聞いていると、瑞希が見舞いにやってくる。そこに涼太がやってきて、今から病院を抜け出して落語家の寄席を見に行く計画が固まる。


    連日、戻ってこない梨沙を探しに、梨沙の名刺を頼りにイメクラにやってくる健吾。だが健吾が客として来たのではないと言うと、店長は今日は梨沙は欠勤していると嘘をつかれる。


    病院では、マリアと涼太がいなくなったと告げられた神谷。涼太のベッドに、雑誌が置いてあり、落語家の寄席の記事にマーキングがしてあるのをみつける。


    寄席の会場。落語を楽しむ3人だったが、突然、涼太が倒れる。そこに神谷が現れ、処置を。救急車で搬送される涼太。


    そのままイメクラの店で梨沙がやってくるのを待つ健吾。梨沙が店から出てきたのを見つけ、そのまま梨沙の後を追う。

    梨沙のアパートまでやってくるが、そこに、マリアが病院を抜け出したと和子から連絡が入り、病院に向かう。



    病院では、神谷のおかげで涼太は大事には至らなかったようだが、病院を抜け出したことを深く反省するマリア。神谷に涼太の病気のことを尋ねるが、「病気のことはね、家族以外には話せないんだ」と、真相は聞けなかった。


    そこに健吾も駆けつけるが、涼太の容態も落ち着いたと神谷から告げられ、またマリアも無事だったことに胸をなでおろす。


    そのまま健吾は別室でドナーについて神谷と話をする。
    脳死ドナーを待つこともできるが、それにはマリアに病状を伝える必要があると言われ、なおも健吾の苦悩は深まる。


    (だから益々、梨沙じゃないといけなくなっていくわけですね)




  • [カニ玉]

    その帰り、健吾は再び梨沙のアパートへとやってくる。部屋のベルを鳴らすと、中から修一が出てくる。兄ちゃんのお凸には、ガーゼで傷の手当がされてました。

      修一 「はい」
      健吾 「あ・・・槙原梨沙さんのお宅ですか?」
      修一 「そうですけど」
      健吾 「あ・・・いらっしゃいませんか?」
      修一 「どちらさまですか?」
      健吾 「岡田と言います」
      修一 「妹とはどういう?」
      健吾 「妹?」

    そこに梨沙が帰ってくる。買い物をして帰ってきたようだが、健吾に対しては荒っぽい態度をとる;

      梨沙 「何してんだよ。帰って。帰れよ!」

    梨沙は健吾の腕を引っ張って、アパートの階段を駆け下りる。

      健吾 「今、妹さんって」
      梨沙 「違うって」
      健吾 「でも、お兄さんじゃないか」
      梨沙 「違うって言ってるだろ」

    その様子を2Fから見ている修一。その修一に聞こえるようになのか、梨沙はわざと声を荒立てて;

      梨沙 「ああ、もう、しつこいなぁ。これ以上しつこくしたら警察呼ぶ
          よ!」

    堅固は仕方なく帰っていく。部屋に戻ってきた梨沙。

      修一 「何あの男?」
      梨沙 「しつこい客」
      修一 「ストーカー?」
      梨沙 「・・・」
      修一 「店長に焼き入れさせろよ、俺みたいに」

    と言いながらも;

      修一 「本当に俺が悪かったよ。これからはさ、本当、真面目に借金返
          すから」

    と言い寄る。

      修一 「おっ?これはカニ玉かな?俺の好物、覚えてくれてたんだぁ。さすが俺の妹だな!」

    と背後から抱きしめて。

      修一 「そっかぁ」
      梨沙 「邪魔」


    (おいおいこの2人、一体、どういう関係だよぉ。ここだけ見たら、(原作どおりの?)元彼設定の方がしっくりくるような…。それにても、今回もヒロインとの密着度が高い兄ちゃんでした。)




  • [婚姻届]

    病院で、マリアは涼太の病室にやってくる。自分と同じ病気の涼太の容態を心配してのことだったが、逆に涼太に励まされる。



    梨沙に追い返され、どうしていいのか分からなくなる健吾。海岸で一人、波の音を聞いている。



    そして朝になり、梨沙は荷造りをして部屋を出て行く。ベッドで眠る修一を残して…って、兄ちゃんが妹のベッドを独占!?(笑)
    梨沙はテーブルの上に部屋の鍵を置いていきました。



    翌朝、水族館。健吾は順二に美奈子とのことをきちんと報告していなかったことを詫びる。そこに梨沙がやってきて、健吾を海岸に連れ出す。

    梨沙は健吾に、自分の名前を書いた婚姻届を渡す。

      健吾 「何で言わなかったの?」
      梨沙 「何が?」
      健吾 「お兄さんのこと」
      梨沙 「どうだっていいだろ。さっさとサインしろよ」
      健吾 「だけど」
      梨沙 「どうだっていいだろ!」
      健吾 「ちゃんとお兄さんには話をした方がいいと」
      梨沙 「ウダウダ言ってねーで、さっさとサインしろよ!」
      健吾 「いいのか、本当に?」
      梨沙 「今更、何言ってんの?今更いいのかなんて聞くなよ!じゃあ、
          何で助けんだよ!もう戻れないんだ。私にはあんたしかいねー
          んだよ!」

    健吾は婚姻届を受け取り自分の名前を書き込んだのだった。







  • 感想

    今回はボコボコにされた兄ちゃんと、ベッドで眠る兄ちゃんと…。悪っぷりは控えめでした(汗)
    それはそれで、私自身は落ち着いて見れたからよかったけど…(笑)

    妹に借金押し付けて、酷い兄ちゃんですが、ドラマの中では、前回、手に怪我をさせられ、今回はボコボコにされと、災難続きです(笑)。言葉遣いも、兄妹なのにまるで違って、兄ちゃんの方が上品だし。それでも、兄ちゃんの方がかわいそうとはならないところは、吾郎君の演技力の賜物なんでしょうか?

    今回で、健吾と梨沙の結婚が成立。ここまでは予定通りの展開ですが、次回からが予想がつかない展開になっていきそうです。まずは健吾に近づいていくみたいで…。兄ちゃん、今後、どのぐらいの悪っぷりを見せてくれるかだな。



    (10.10.31)


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