危険な関係

〜 第10話 危険すぎるキス 〜


[夜] シーン1 雄一郎の病室

雄一郎のベッドのそばに座り、雄一郎の顔を眺める新児;

  新児 「俺はもう、魚住じゃない。俺が自分で殺したんだ」

そこに通りかかった恭子は新児に気づき、警察に通報する。一方、(焦るわけでもなく(^^;))新児が病室を出るとそこには有季子が立っていた。

シーン2 雄一郎の病室

新児と有季子は病院の外に出てくる。新児は有季子に外に停めてあった車の後部座席をすすめる。車に乗り込む有季子。

シーン3 編集社

例の写真を見ながら「香港」というキーワードを元に思いを巡らせる鷹男。

  鷹男 「香港・・・
      香港か・・・
      都築とコイツは香港で接点があった、ってわけだ・・・
      ・・・待てよ?


有季子に語った台詞『写真に写ってる男と、都築が帰国した日にやられて身元不明になってる男の顔がそっくりなんだよ』を思い出す鷹男kun。改めて写真を見つめ直しながら;

  鷹男 「香港から帰国した日・・・
      帰国したその日に・・・
      都築が香港から帰国した日・・・
      まさか!!?


鷹男の表情が変わり、ようやく最後のカードを手にしたことを確信する。(結局、鷹男の方が有季子より先にカードをめくりましたね)

シーン4 病院前の新児の車の中

車のエンジンをかける新児。そのとき、有季子の携帯の電話が鳴る。電話の相手は編集社にいる鷹男からだった;

  鷹男 「なぁ、ちょっと今から会えないか?。例の最後のカードなんだけど、
      すごい簡単な答が、たった一行だけ書かれてるんじゃないかと…」
  有季子「私、今そのカードを手にしているの…」

と冷たく言い放ち(ToT)、携帯を切ってしまう。発進した新児の車と入れ違いに警察の車が駆けつける。(ここでも有季子さん、冷たいよねぇ。前回(一昨日になるのかな?)、鷹男が「一緒にカードめくろうぜ」と言ったことに対する有季子の応えがこれだなんて…。そりゃ、この状況じゃぁそうするしかないのかもしれないけれど、もう少し言い方あるじゃない。そうやって人の意見を聞かないから、一人勝手に誤解したまま(目の前の人間が新児だと気づかないまま)勝手に暴走しちゃうんだよ〜。)

シーン5 編集社

一人取り残されちゃってる鷹男kun。携帯片手にさきほどの有季子の「今、そのカードを手にしているの」という言葉が気になる。

  鷹男 「カードを手にしてる?」

顔色を変え編集部を急いで飛び出し、エレベータに乗り込む鷹男kun。

   大事なもの…
   大事なものに限って、いつも手の中からこぼれていく
   捕まえようとすればするほど、逃げて行く…

シーン6 双葉会病院

恭子の通報により駆けつけた品川署の刑事は、恭子に仁美を呼び出すよう依頼する。その後、刑事が雄一郎の病室に行くと、そこはもぬけの殻だった(新児が来たことで劇的に目覚めちゃったのね、雄一郎…(^^;))。病院の廊下を手すりに捕まりながらも賢明に進む雄一郎…

   でも、僕たちは強く握り締めずにはいられない
   追わずにはいられない
   この世に命がある限り…

シーン7 路上

有季子を乗せ、車を走らせる新児。(この光景・アングル、第一話のものと同一ですね。やっぱり意味有りなんでしょうね、これって…)

シーン8 河原

有季子の指示に従い、河原の野々村の殺害現場に車を走らせてきた新児。車に乗り込んだまま、有季子は"有季子が思っている真実"を新児にぶつけていく。

シーン9 双葉会病院玄関口

双葉会病院前に多数停車している警察の車。何事かとその様子を伺う鷹男。

シーン10 双葉会病院

呼び出された仁美は、警視庁捜査一課の梅本に身元不明患者の病室にいた人間についての事情徴収を受けるが、完全にシラを切り通す。その部屋の外からその様子をうかがう鷹男。(い、いつの間に病院に侵入したんだ〜。前は病院の警備が甘いと思ってたけど、この状況で易々と鷹男の侵入を許す警察も警察だわ…)

シーン11 街中

病院を抜け出した雄一郎は、フェンスをたどりながら、とにかく前進し続ける。(やっぱり雄一郎さん、怖いっす…(^^;))

シーン12 河原

車を降りた二人。黙っている新児に有季子は問いつめる;

  新児 「僕がついた嘘はひとつだけです」

さらに魚住新児について尋ねる有季子に、新児は「彼に会いますか?」と問いかける。 (この期に及んでも目の前の人間が魚住新児だと気づかないんだもんなぁ、有季子さん)

[夜明け頃] シーン13 路上

有季子を乗せ、再び車を走らせる新児。

シーン14 路上

路上に倒れ込んでいた雄一郎を、通りがかりのタクシー運転手が助けようとする。その運転手の姿に新児の姿を重ねた雄一郎は怯え、逃げ出す。

[朝] シーン15 MIYAKOYA本社 ロビー

都屋に都築を訪ねようとする鷹男は受付でアポイントを取ろうとするが;

  鷹男 「出社されていない。あのー、いつ出て来られるか、わかりませんか
      ね?」
  受付 「申し訳ございません、こちらの方では分かりかねますが」
  鷹男 「そっ」

受付で断られた鷹男。どうしようかと思案しているときに、背後の玄関口で何かが迫ってくる足音が…。振り返ってその足音の主を見た鷹男の顔色が変わる(ってホラーじゃないんだから(^^;))

シーン16 MIYAKOYA本社 社長室

出社しない社長の所在を確認できない松宮,結城ら。そこに秘書が玄関に都屋の社長だと名乗る男が現れたことを告げる。

シーン17 MIYAKOYA本社 ロビー

そのロビーでは、雄一郎が受付に都築雄一郎の名前を繰り返し告げるが誰にも相手にしてもらえない。遠くで見ている結城。雄一郎が警備員に連れて行かれようとしたとき、遠くから眺めていた鷹男はそこに割って入る;

  鷹男 「ああ、ちょちょちょちょちょちょっ、この人、嘘ついてないと思う
      けど…」
  警備員「何ですか、あなたは?」
  鷹男 「警察に届けた方がいいんじゃないですかねぇ?」

と、ちゃんと軌道修正してくれた鷹男kunでした。

シーン18 新児のアパート

新児のアパートの部屋にやってくる新児と有季子(相変わらず感の鈍い有季子はこの段階になっても最後のカードをめくれない(^^;))。新児は「魚住新児」の話を静かに語り始める;

  取り立てて言う事など無い男であるということ、
  過去に子供を亡くた経緯があること、しかもお金さえあれば助かったかもしれないこと、
  徹底的に無力な男だったということ、何も持たない、何も産み出さない男であるということ、
  それゆえ有季子の追い続けている犯罪に関係してないということ…

そこまで聞いてようやく真実を理解した有季子 (遅いんだよ!!結局、有季子は最後のカードを表にすることはできなかったんですよねぇ。新児にしても、最初は有季子に真実を見極めて欲しかったはずなのに、自ら言っちゃうし、それで十分なんでしょうか?)。新児は続けて語る;

  新児 「人を殺してはいけませんか?

そうでもしないと努力しても駄目な人間は一生退屈で無意味な生活を送らなければいけなかったという新児。一方の有季子は;

  有季子「私にはわかる。ただわかるの。ここにいるあなたは誰かと取り替え
      のきくような人間なんかじゃない」
     「私はここまであなたを追いかけて来たの

と言って、新児に自分の気持ちを訴え続ける。その時、外に警察の車がやってきたことに気づいた有季子は新児と共にアパートを抜け出す。(私やっぱりわからないんですけど、"新児が人を殺してさえいなければそれでいい"と思える有季子の気持ちって一体なんなんでしょう?あれだけ野々村さんの死に対して真実を突き止めるとか言っておきながら、その執念はどこへ行ったの?最後のカードが裏返ったらそれで供養になったとでも言うのでしょうか?)

シーン19 双葉会病院 病室

病院に連れ戻された雄一郎は梅本らを前に自らの名前を名乗る。その様子を黙って見ている仁美。そこに大沢もやってくるが、梅本は相手にしない。さらに雄一郎の「魚住を呼んでくれ」という言葉を聞き、驚きの表情を隠しきれず病室を出る仁美。鷹男はその様子を影から見ている。

シーン20 街中

病院を出て呆然と街中を歩く仁美の後を静かに付ける鷹男kun。そのまま赤信号の交差点に入っていく仁美を見て、飛び込む鷹男。車のクラクションが響く中、倒れ込む仁美と鷹男。

  鷹男 「死んじゃうよ、あんた!

      (たまに見せるこういう鷹男の骨太っぽさって好きです。
      このドラマの収穫のひとつですね。)


倒れ込んだときに散らかった仁美の鞄の中味を片づける鷹男は、その中に新児と娘の写った写真を見つける。それをとても大事なもののように取り上げ、抱き締めながら号泣する仁美を見て、言葉が出ない鷹男。

[夕方] シーン21 風車のある海辺

自首するか、このまま逃げるか…どちらにせよ新児についていくと告げる有季子「魚住新児を取り戻して。あなたは人を殺していない」。そのままお互いの引かれる気持ちを抱き合って確かめ合う新児と有季子。(それにしても、仁美と鷹男のことなんて気にせず、この二人は全く…)

   どうしていつも、出会うべき相手と
   出会うべき時に出会えないのだろう?

シーン22 森の中

通りがかった猟師?の連れた猟犬がちひろのバックと靴を発見する。

   例えばもう少し、ほんの少しだけ早く巡り会えれば、
   数々の悲しみが避けられたかも知れないのに…

シーン23 公園

一言も口を開くこと無くベンチに座っている仁美とそれに付き添っている鷹男

   笑顔を、見せ合えたかも知れないのに
   愛を、確かめ合えたかも知れないのに…

鷹男の上空には虹が架かっている。空を見上げる鷹男

   そうだ、時が微笑んでくれさえすれば、
   僕たちはもっと、心静かに、幸せになれるのに…


(ああ、でもこのシーン、複雑ですよねぇ。仁美と鷹男の思っている人、新児と有季子は好き勝手に(おっと暴言か?)愛し合っちゃってるけど、それと対照的な二人。仁美と鷹男の二人には、最後は安らぎを与えて欲しいよ〜)

シーン24 風車のある海辺

そっと有季子の頬を撫でる。有季子が目覚めると、そこに新児の姿は消えていた…(やっぱり最後は、なんであんなに風の強い海で眠ってんだよ〜、と突っ込んでおきましょう…。あと、有季子の頬を撫でたのが新児なら、どんな瞬間移動技で有季子の前から姿を消すことができたんだろう、というのも併記させて下さい(苦笑)。)

                            to be continued

予告

  鷹男 「どうしてもあいつを許せない」


申し訳ないのですが、本日のレポは(鷹男kunが置き去りにされた感が否めない展開になっているように私自身が感じてしまったため)かなりブルー入ってます。暴言、失言が多々ありますが、それはあくまでも本ドラマのキャラに対する暴言であって、役者さんを非難している訳ではないことをご理解下さい m(_ _)m
今回、正直なところ"さらっと"見てしまって、私個人としては引っかかるポイントが無かったんですよねぇ。だからレポの量も久々に少ない…。鷹男kun的には交差点に飛び込んだシーンが一番だったんですけどね。吾郎君の怒鳴り声、普段あまり無いだけに余計に気になっちゃいました。確かに鷹男は少ないし、地味だけど、ポイントをちゃんと押さえて話が崩れていくのを防いでいるのは鷹男なんじゃないかしら…などと思ったのでした(おっと、これもちょっと暴言かな?とにかく来週、最後納得のいく終わり方を期待しています)


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