危険な関係
〜 第4話 名前のないあなた〜
[夜] 先週の続きシーン0 警視庁
有季子は上司の大沢から謹慎処分中にも関わらず都築雄一郎を探っていることをとがめられる。
シーン1 グランヒルホテルスイート
部屋に戻って来た新児は雄一郎の荷物の中から現金を取り出す。そこにちひろがやって来て、雄一郎as新児に鷹男が雄一郎のことを探っていると伝える。
シーン2 双葉会病院
昏睡状態から雄一郎が目を開ける。
シーン3 警視庁
始末書を書き終えた有季子は警視庁を出る。
シーン4 新児のアパート
一人部屋にいる新児。留守電に入っている仁美からのメッセージを聞く。
シーン5 有季子のマンション
有季子がマンションに帰ってくると鷹男kunが外で待っている。二人マンションの中へ。
人はなぜ、人を好きになるだろう?
さびしいから、毎日がつまらないから、今いる場所から逃げ出したいから…
シーン6 新児のアパート
部屋に帰って来た新児。鏡の中に写るもう一人の自分を見つめる。
それとも、もう一人の自分を見つけたいから…
[朝] シーン7 有季子の部屋
ベッドで目を覚ます有季子 (頭痛い」と言って起き上がったところをみると、鷹男と飲んだのかしら?)。隣のソファーでは鷹男が眠っている (この吾郎君、もらい!←バカ)。ベッドから出て、台所に行き二人分のコーヒーを入れる有季子。
鷹男 「自宅謹慎なんだからさ、もっとダラダラ寝てればいいのに」
有季子「ごめんね」
鷹男 「は?」
有季子「都合いいよね私。愚痴だけ付き合わしてさ」
鷹男 「(笑) やらせもしないで?」
有季子「露骨…」
鷹男 「俺さ、女の子の部屋に行ったときに、やろうかやらないか迷った時
って、とりあえず強引にでもやっちゃうのね。今までの経験上、絶対
その方が上手くいくんだよなぁ」
有季子「ということは、女の子がやろうかやらないでおこうか迷った時って
やらせない事に限るってこと?」
鷹男 「(有季子からコーヒーを受け取りながら) そう。要するに、駆け引き」
有季子「駆け引きが通じそうもない人間もいるわ」
鷹男 「都築雄一郎?」
有季子「うん」
鷹男 「いっそうのこと、やらせちまえよ」
有季子「その駆け引きじゃないの。捜査の駆け引き!」
鷹男 「どうかねぇ…」
有季子「あいつ知ってるわ、私が嘘をついているの」
鷹男 「何で?」
有季子「あいつ言ったの。『もしあなたが金持ちの愛人ではなく、僕も秘書
が迎えに来るような身分じゃなかったら、それでも僕に興味を持ち
ましたか?』って」
鷹男 「それで、何て応えたの?」
有季子「YES」
鷹男 「ははは(笑)、やっぱ惚れたか?」
有季子「やめてよ。あいつは今の私の切り札」
鷹男 「・・・」
有季子「ただそれだけ」
シーン8 MIYAKOYA本社
新児はMIYAKOYAに出社するが、会社の外にいる刑事である有季子の気配が気になる。社長室に入り、ちひろに今日のスケジュールを説明されても、落ち着けない。そしてテーブルに1枚のメモが…「あなたは誰?」
シーン9 双葉会病院
雄一郎は目を開けてはいるが意識が混濁している。担当の刑事は雄一郎のことは口外しないようにと病院関係者に告げる。
シーン10 MIYAKOYA本社 会議室
役員,MIYAKOYAスーパー各支店長が集まっての昼食会に新児は出席する。
シーン11 MIYAKOYA本社前
有季子は引き続き雄一郎を待っている。その様子を社長室から眺める新児。
シーン12 雑誌「ボーダー」編集部
雑誌の編集部に編集者らしい女性と一緒に入ってくる鷹男kun;
編集者「ゴーストライターが締め切り遅れてどーすんのよ!」
鷹男 「いや〜その分、面白いからさ。最高よ、あの初体験のところなんて」(爆)
編集者「最高じゃなくていいの、ゴーストなんだから締め切り守って!」
鷹男 「ああ、傷つくなぁ。ゴーストはゴーストなりに真剣勝負してるんだ
けどなぁ」(と、ちょっといじけモードの鷹男kun)
編集者「だったら何かおもしろいネタでも持ってきなさいね」
鷹男 「! 某高級スーパーが混ぜ物をしたワインを、高級ワインとして偽
って売って、ボロ儲けした、なんていうのはどう?」
いよいよ鷹男kunの本領発揮ですかね!
シーン13 MIYAKOYA本社 社長室
部屋に入ってくるちひろ。雄一郎が何を考えているかわからないと話すちひろだったが、新児にとっては外にいる有季子の方が気になっていた。
シーン14 MIYAKOYA本社 綾子の部屋
結城と密談中の綾子。社長室のメモは結城のしわざだった。綾子は結城に雄一郎の行動をマークするように伝える。
[夜] シーン15 MIYAKOYA本社前
雨の中、夜になってもMIYAKOYA前で雄一郎を待ち続ける有季子。ちひろにもう一度会おうとやってきた鷹男はそこに有季子の姿を見つける。
鷹男 「あいつ…」
(先週の予告のこの台詞って有季子のことだったのね)
やがて新児が玄関に現れ、雨の中を歩きだす。すぐに後を追う有季子、そしてそれを見つめる鷹男 (このときの鷹男kunの表情がすっごく微妙なんだよねぇ。本当に一瞬のカットなんだけど、本日の私のベストショット。鷹男の心中がすっごく伝わってきて、よかったです。今回の吾郎君、明るいだけじゃなく実は色々な表情を見せてくれてるんですよねぇ(*^^*)。)
シーン16 公園
新児as雄一郎が有季子を待ちかまえている。新児as雄一郎に刑事であることがばれた有季子は、どうしようもなく雄一郎にひかれたことを話す一方で、刑事としてMIYAKOYAのワイン疑惑について問いつめる。二人の後を追ってきた鷹男は二人の姿をカメラに収める (それにしても、鷹男kun、傘を置いて写真を撮っているにも関わらずあまり雨に濡れてないような…(苦笑))。有季子が雄一郎に興味をもっていることを知った新児は;
新児 「都築雄一郎は絶対に捕まえられませんよ、誰にも」
と言い残し、新児は立ち去る。その迫力に圧倒され後を追えない有季子。
シーン17 公園
副社長の松宮にワインのことを聞きたいと電話を入れる新児。そのときの一方の松宮は大沢と会っていた。
シーン18 双葉会病院
雄一郎の看護を続ける仁美。朦朧とする意識の中、仁美の励ましの声に涙を流す雄一郎。そこに新児が仁美を訪ねてくる。後を付けてきた鷹男kunはそこで仁美の存在を知る…。
仁美に金を渡し、娘の墓前に何か備えてほしいと伝える新児。しばらく東京を離れ、全く違う人生を送りたいと話す。その新児の様子を心配する仁美。
その一方でがんばって病院の中を探ろうとする我らの鷹男kunでしたが、看護婦の恭子に廊下で見つかってしまい;
恭子 「あの。何か?」
鷹男 「え…。(しどろもどろになって言葉が出ない鷹男kun)
あっ、あぁ、痛い、イタたた。あの、は、腹が痛いんですけど…。
あの…救急診察ってありましたよね?」
恭子 「だったら1階です。ここは病棟ですから」
鷹男 「はは、そうだ、1階だ。すみません。なんか迷っちゃって。痛いっ」
と、相変わらず嘘の下手な鷹男kunでした(^^;)。(でも、この見つかったときのこの鷹男kunの狼狽ぶりって、妙にリアリティがあるような気がしたりして。普通、大げさに驚いてみせたりするんだけど、静かに「え…」としか言えなくて、どうしていいかわからなくて…というちょっと可愛いところを見せてくれたような気がします。できれば顔のアップが欲しかったけど(^^;))
シーン19 有季子のマンション
野々村が有季子のマンションを訪れ、大沢がMIYAKOYAと関係していたことを告げる;
有季子「私、この事件、何だか一番大切な入口で間違っているような気がし
てきたんです」
シーン20 グランヒルホテル
ホテルのスイートでルームサービスを受け、最高級の食事をとる新児。
[朝] シーン21 みどりタクシー
会社を辞めたいと上司に伝える新児。そこにタクシーの予約が新児に入り、すぐに出掛ける。
シーン22 路上
先日乗せた車椅子の女性、夏恵が待っている。夏江の希望に従い海に連れていく新児。
シーン23 MIYAKOYA本社
雄一郎から出社が遅れるとの連絡があったと綾子に伝えるちひろ。
ちひろ「私、奥様には負けませんから」
シーン24 海の見える公園
名前も知らない新児のタクシーに安心して車に乗れたと話す夏江。
シーン25 暗室
昨日撮った写真を現像している鷹男。黙って新児と有季子、二人の移っている写真を眺めている…
全てが終わった今、僕は言える
人は、命に限りがあることを知っているから
誰かと向かい合い、だれかを愛するのだ
人を愛したとき、その時だけは永遠に触れたような気がするから
例えそれが、ひとときの夢であっても…
鷹男の言う「愛する」のは一体誰のことを指してしるんだろう、「愛される」のは誰のことを指しているんだろうと、考えてしまいます。単純には新児と有季子の関係のことを言ってるんでしょうけど、ついつい鷹男をからめて考えちゃうんですよね、私。「全てが終わった今」という言葉と「命が限らる」という言葉がとっても重たいです。
シーン26 MIYAKOYA前
MIYAKOYA前で雄一郎を張り込んでいた有季子だが、携帯に電話が入り立ち去る。
シーン27 路上
夏江乗せた場所に戻って来てタクシーから彼女を下ろす新児。途中まで車椅子を押して送っていく。新児がタクシーに戻ると、一人の女性が後部座席に座っていることに気づく。
綾子 「運転手さん、MIYAKOYAスーパー本社まで」
to be continued
予告
鷹男 「ゆすりだなんて…」
私は今回、鷹男のこの予告の台詞で壊れました。ビジュアル的にもサングラスの鷹男kunも素敵だったのだけど、それ以上にこの台詞の言い方がたまらなく気に入ってしまったんです。ちょっと演技がかった言い方が実にいいのだ。いよいよ来週、新児と対決なんですね (とはいえ、テレビ誌等々既にいろいろ読んじゃってるからだいたいの展開は見えるけど(苦笑)。テレビ誌をあんまり見るのも考えものだわ)。とにかく鷹男kunがんばれ!!
で、今週放送分の話…今回も相変わらず切ない鷹男kunでした。有季子の気持ちをたくさん見てしまってるんですよねぇ。その有季子を見る表情の一つ一つが優しくて、悲しくて、深くて…。鷹男のナレーションから判断すると、有季子はハッピーエンドを迎えられるとは思えないんですけど、それを見続ける鷹男kunが最後どうなってしまうのか、早くもそんなことを考えたりしてしまっています。
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