危険な関係
〜 第1話 運命の出会い〜
[深夜](^^;) シーン0 有季子の部屋
映像的には綺麗だったんだけど、もっと吾郎君、映して欲しかったわ(バカ)
[朝] シーン1 有季子の部屋
二人の男女がベッドの上でお互いの身体を預けあっている(紀香さんゲストのloveloveで出てきた台本より)(笑)
有季子「ねぇ、どっち?」
鷹男 「う〜ん、外」
有季子「外か」
鷹男 「やっぱり中かな」
有季子「中ねぇ」
鷹男 「でも外って言いたい気持ちもあるしな…そっちはどうなんだよ」
有季子「うん〜?前は外だと思ってた」
鷹男 「外?つまり…貧乏だから金を盗むとか?」
有季子「うん。最初から悪い人間なんていないってね。その人の外側に何か
原因ができたから、やむを得ず犯罪を起こしてしまう」
鷹男 「今はそう思えないの?」
有季子「それじゃ説明がつかないヤツがいっぱいいるもの。一生使い切れな
いほどのお金があるのに万引きをしたり、優しい家族に囲まれてい
るのに人を殺したり、どんな人の中にもある日突然何の理由もなく
悪魔が生まれる瞬間があるとしか思えない」
鷹男 「仕事、嫌になった?」
有季子「ご機嫌ってわけにはいかないわね」
鷹男 「そっか…」
鷹男 kun、突然起きあがって、有季子に抱きつき
鷹男 「おはよう」
有季子「鷹男!」
鷹男 kun、キスをしようとするも有季子に見事に避けられる;
鷹男 「あらっ?」
有季子「(笑)おはよう♪」
シーン2 外〜出掛ける有季子と鷹男
颯爽と歩く有季子にまとわりつくように一緒に歩く鷹男 kun(笑)。
鷹男 「なぁ、仕事終わったら電話してよ」
有季子「しない!」
鷹男 「どうして?」
有季子「月に29日は一人で寝たいの」
鷹男 「う〜ん、寂しいことを」
有季子「2回目はお互い燃えないでしょう?」
鷹男 「あのね、俺、結構一人で長続きする方だから」
有季子「どんな男と女でも始めてのときが一番いいの。あとは残り火、だん
だん消えてくだけ」
鷹男 「あのね、広い地球のどこかに会えば会うほど燃え上がる相手がいる
ものだよ!」
有季子「じゃぁ、そういう人探して」
鷹男 kun、冷たく有季子にあしらわれるも、有季子を見送った表情はすっごく優しいんだなぁ(ハート)。
シーン3 新児のアパート
新児のアパート。朝の風景。自転車で外出する新児(かなり生活感ある風景ですね)。
シーン4 警視庁〜有季子の職場
有季子が出勤すると捜査二課の課長から呼び出される(職場の同僚からも煙たがられている雰囲気が漂ってます)。有季子は大手スーパー都屋の不純物入りワインにからむ横領事件について行き過ぎた身勝手な捜査をしていると課長に責められる。
シーン5 街中の証明写真機
新児が自転車でやってきたのは近くにあるインスタントの証明写真機。写真を撮ろうとするが、小銭が無い…
シーン6 警視庁の外
自宅謹慎の処分を受け、警視庁から出てきた有季子。タクシーを停めて乗ろうとするところを鷹男 kunが呼び止める。
鷹男 「有季子!」(おっ、呼び捨てだ〜)
と有季子の方に駆け寄ってくる鷹男 kun。
有季子「何やってるのよ、こんなところで」
鷹男 「ごめん、金!」
有季子「金?」
鷹男 「ギャラまだ入って無くってさ」
有季子「知らないわよ、そんなこと」
鷹男 「すぐ返すよ。病気の妹にさ、て、テディベア買ってやりたいんだ」
有季子「小説家志望ならもっとマシな嘘考えなさいよ」
と言いつつも財布から1万円を取り出す有季子。
鷹男 「すみません」
有季子「そんなんだから万年ゴーストライターなんて言われんの」
鷹男 「あイタ」
そして改めて有季子は別の…運命のタクシーを止めた。受け取った一万円札をヒラヒラさせながら手を振ってそのタクシーを見送る鷹男 kun (なぜにこんなにかわいいんだ鷹男 kunは!(^^;))。
あの朝、僕が呼び止めなかったら、有季子はあいつと出会わずにすんだの
だろうか?
あんな出来事も起こらなかったのだろうか?
それとも…
シーン7 魚住の運転するタクシーの中
有季子「出口がないな」
白銀に向かうタクシーの中で渋滞に巻き込まれ有季子はぼんやり外を眺め呟く。そして、先を急ぐ有季子は渋滞の道を戻るように運転手(新児)に言うが、
新児 「すみませんお客さん、この斜線から引き返すことはできないんです
よ」
一方の鷹男 kun。一万円札をまだヒラヒラさせながら、見上げると空には虹が…
今でも僕は悪い夢を見ていたような気がする。
でも、全ては本当に起こったのだ。
あのまだ蒸し暑い秋の朝、静かに、静かに…
けれど確実に始まっていたのだ…
〜吾郎のナレーションと共にタイトル「危険な関係」の文字が〜!!
(ちょっと感動!! しかもBIRDMANの羽だ〜!!(←違うって…(^^;)))
[夜] シーン8 成田空港
成田空港で新児は一人の男性客を乗せる。
シーン9 都屋スーパー
店のワインをそっとカバンに忍ばせる有季子。それを警備員にみつかり呼び止められる。
シーン10 タクシーの中(成田空港から東京に向かう)
新児が乗せた客は、高校時代の同級生、都築雄一郎だった。
シーン11 都屋スーパー
命令を無視して横領事件の捜査をすることが目的で、わざと警備員室に連れて行かれる有季子。しかし有季子は、そこに現れた同僚の野々村に素直に引き上げるように諭される。
シーン12 ホテルのスイートルーム
雄一郎は、新児と共に宿泊するホテルのスイートルームに入る。雄一郎は、優等生の新児とは違って落ちこぼれで、高校を中退し、香港に移り住んでいた。父の会社を継ぐために香港から19年ぶりに帰国したという。タクシー運転手の新児と親父の店を継ぐために香港から帰国した自分との立場の違いから、残酷な優越感を新児に見せつける雄一郎。
雄一郎「男は、何を持ってるかだ。どんな家に住み、どれだけの金を持ち、
どういう人間が周りにいるかで全てが決まるんだ」
シーン13 ホテル地下の駐車場
タクシーに乗り込んだ新児の後を、雄一郎が忘れ物を届けにやって来る。そして新児は静かにホテルの駐車場を出ようとするが、駐車料金を払おうとするが、小銭がない。そのときバックミラーに雄一郎の姿が映る。その姿を見て、新児の中で何かが弾ける。新児は雄一郎に向かって、車を猛スピードでバックさせた…。
シーン14 回転寿司店
鷹男 「社長が横領?」
有季子「株で大損した社長が個人の負債を会社の金で穴埋めをしたっていう
タレコミがあった」
鷹男 「タレコミ?」
有季子「うん。ま、そこまではよくある話なんだけどね。都屋スーパーは、
去年認可されていない食品添加物を安いワインに混ぜ、高級ワイン
として売り出したの。でもって、折からのワインブームにのって、
3カ月で2万ケース以上を売りさばいた。売上は50億を超えたわけ」
鷹男 「その儲けを社長自分の懐にいれちゃったと」
有季子「そうそうそうそう。で、捜査班を作って内偵始めたら、経理担当の
部長が自殺した」
鷹男 「死人が出たということは、クロか…」
有季子「しかも今のところ起訴に持ち込める物証はなにもないの」
そういいながら、有季子はカバンから書類を取り出し、それを鷹男に渡す。
有季子「はい。手伝って。調べもの、得意でしょ?全部終わったら(小説の)
処女作のネタにしていいから…」(←人を使うのが上手いなぁ(^^;))
鷹男 「捜査外されたんだろう」
有季子「だからやるの。じっとしてたら所轄に飛ばされるもの」
鷹男 「ばれたら所轄どころか、地の果てだぜ」
有季子「出口見つけたいの…」
鷹男 「?」
シーン15 河川の川縁
ホテルからタクシーに積んで運んできた雄一郎を川に捨てる新児。
シーン16 病院
ナースセンターにいる婦長の迫田仁美に新児から電話が入る。元妻の仁美に傷の手当を頼む新児。その怪我の本当の理由を言わずに…。
新児 「俺の顔おかしくないか?」
シーン17 タクシー会社
治療を終え、勤務するタクシー会社に戻る新児。その後、タクシーを洗い、雄一郎が着ていた服を燃やして処分する。
[朝] シーン18 ホテル
昨晩、雄一郎が泊まるはずだったホテルの部屋に自分がいた証拠を消すために戻ってくる。しかし、そこに雄一郎の秘書若林ちひろがやってきて、新児を雄一郎と見間違う。思わず雄一郎を名乗る新児。
シーン19 都築グループの取締役室
故都築勇三の後妻都築綾子や取締役達が集まっている。都築綾子にとって、香港から帰りの新社長 雄一郎は目障りな存在という雰囲気。
シーン20 ホテル
部屋からちひろが出ていく。一人になって勝ち誇ったかのように笑い始める新児(独特の怖さを感じてしまったわ)。
シーン21 有季子の部屋
雑誌を見て、故都築勇三に息子がいることを発見する有季子。
[夕方] シーン22 証明写真機にて
昨夜タクシー会社の上司に督促された乗員証の書き換え用の証明写真を改めて撮りにに来る新児。脳裏を昨晩の出来事がよぎる。その時の新児の顔は昨日とは違う…
[夜] シーン23 ホテル
ホテルのロビーで二人並んで座っている有季子と鷹男 kun。都築グループの雄一郎にの調査結果を有季子に報告する鷹男 kun(なんか良い関係だわ…(*^^*))。
鷹男 「都築雄一郎…36歳。都屋スーパー創業者都築勇三の一人息子で、
5歳の時に両親が離婚した後は母親に育てられ、17歳の時に香港
に渡る。で、今回、勇三所持の株を相続するために19年ぶりに帰国
と。で、ここの2501スイートに泊まってる…」
有季子「さすが鷹男!ありがと」
鷹男 kun、立ち上がる有季子の腕を取って ;
鷹男 「何?いきなり会いに行くの?」
有季子「顔を見てみなきゃ何も始まらないでしょう?(笑)」
乗り込もうとする有季子を見てあきれ顔の鷹男。
有季子がエレベータに乗り込もうとすると新児as雄一郎とちひろが降りてくる。雄一郎が有季子の耳元で「出口は向こうですよ」と囁いて立ち去っていく…
鷹男 「何つったの、あいつ?」
有季子「?」
有季子も僕もまだ知らなかった。
もう一つの人生を盗み取った男がいたことを
悪魔の誕生に僕たちが立ち会っていたことを
そして、やがて有季子がその悪魔にどうしようもなく惹かれ、
決定的に追いつめられていくことを…。
雄一郎の部屋の前までくる有季子と鷹男。中には誰もいない様子。
鷹男 「お出掛け?」
有季子「みたいね」
シーン24 河川敷
新児に川に投げ込まれた雄一郎が発見される。
シーン25 レストラン
ちひろと店にやってくる新児。名前は雄一郎を名乗って…
to be continued
予告
鷹男 「やっぱり、あの男…」
鷹男 kun、自由でいいですね。確かにこんなに自由なキャラクターの吾郎君を見るのは私は初めてのような気がします(普通の人の役できるんだ…というのが素直な感想だったりする。ごめんねこんな言い方をして、吾郎君)。逆にナレーションの声のトーンが暗いのは、これからどんどん鷹男 kunが変わっていく、事件に巻き込まれていくということを示しているんでしょうか?今回は初回なんで、吾郎君の出番、あまりなかったんですけど(^^;)、これから徐々に鷹男 kunのキャラクターも描かれていくのかな?吾郎君の役はフジのHPによると”非常に非常に重要”らしいので、本当にこれからを期待しています。吾郎君ならではの鷹男というキャラクターができあがり、逆に吾郎君が鷹男というキャラクターに選ばれた理由がわかるような、そんな展開になって欲しいなぁと思います。
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