ハングリー! 2012.2.21 22:00〜22:54 コックコートをまとい、華子が遺したレシピ本を見ながらフレンチの研究を続ける英介(向井理)。 そこにやってきた賢太(塚本高史)と剛(川畑要)に、英介は2人にもコックコートを着るように言うが、2人は格好悪いと拒否する。それに対して、英介は一流を目指すためには必要だと力説する。 (コックコートを着るように言うなら、同じぐらい髪も何とかしろと言いたい。これまでドラマだしと思って突っ込まなかったけど、帽子被らないのも相当、気になるんですが。だからPVドラマとしか見えないわけで…) そこに、友人でレストランを経営している永谷(←4話の冒頭で登場したレストラン?)が、空間デザイナーと内装屋を連れてやってくる。英介はレストランの雰囲気も変えようと思っていたのだ。(ついこの間まで、給料を払うのでさえ困っていたと思ったら、もう、改装できるぐらいの余裕ができたのねぇ〜。店、流行ってるんじゃない(毒)) 永谷は実際に英介の店を見て飽きれるが、気持ちよく強力はしてくれている様子; 永谷 「もっと清潔感が無いとな。デートに使えて、しかもファミリー 客も安心して楽しめるような」 英介 「おぉ〜、デートとかファミリー客か。なるほどなぁ〜」 その英介達の会話に反感を感じる賢太&剛。 夕方。 表の看板を見ている英介は、悔しさが甦ってくる。その英介の様子をじっと見ている千絵(瀧本美織)。 マシュロン調査員登場。フランス人が2人と日本人1人の組み合わせ。その調査員たちがガステレアにやってくる。 佳奈 「マシュロンの調査員らしきフランス人と日本人の3人が、今、 店に…」 店内では、まず、案内係の佳奈(宮地真緒)が無線機を使ってマシュロン調査員が店にやってきたことを知らせる。 それを受けて、その調査員たちのオーダーを確認する麻生(吾郎君)。 麻生 「ランチ時にもかかわらず、アラカルトできたか。しかも肉と魚 を3種類ずつオーダー・・・。間違いない、彼らはフランスの マシュロン社から出版されるレストランガイド『マシュロン』 の覆面調査員だ!」 (って、何、この説明口調。下手な脚本だわ、今回(も?)) ガステレアの厨房。マシュロン調査員のための料理が次々作られていく。 東 「マシュロンが来るなんて、前の店ではなかったことだ」 杏 「麻生さんのプロデュースしてる店は、マシュロンの常連が3つ もあるんです!この店も、もしかして♪」 そういう店で働けていることがまんざらでもない様子の杏(林丹丹)。(麻生さん、やっぱりすごいんだぁ〜♪) テーブルには次々と料理が運ばれる。彼らが食事をしている様子をじっと見つめる麻生。だが、ふと不安に襲われる。その麻生の態度が柏木(石黒英雄)は気になる。 柏木 「どうしました?何か、料理に不手際が?」 麻生 「いや。言ったろう、自信を持てって。一流のシェフというのは、 みんな本質は傲慢だ」 杏 「失礼します。お客様がお料理の話を聞きたいと」 麻生 「さぁ、君の出番だ。笑顔でいけよ、笑顔で」 柏木 「はい」 手首に付けたオニキスを触りながら、柏木は調査員の元に向かう。 麻生 『最高の食材に、最高に美しい盛り付け。準備は万端だ。自信も ある・・・』 そんな風に思いながらも、左手の指を唇に押し当てる麻生。 麻生 『なぜだ・・・』 麻生 「あの味の記憶が舌を離れない」 (↑このシーン、モノローグで説明しすぎだと思うんだけど。吾郎君の表情だけで十分分かるのに、折角の演技を無駄にしてるような…) 銀行の窓口業務をしている最中のまりあ(国仲涼子)。 そこに、英介から携帯に電話があり、店の名前を取られてもレストランを続けると決意を聞かされる。なので、英介はまりあと約束していた映画デートには行けないと。(何じゃそりゃ。それとこれとは話が別だというか…) まりあは深くため息をつく。 千絵と奈々(山下リオ)とは遊園地に遊びに来て、お茶してます。オープンテラスの寒空でパフェ食べるとは、若いね(笑) 千絵は、英介が大事な店の名前を麻生に取られたことを心配している。そんな千絵に、奈々は、片思いを極めてみればと言われたりしてます。 白山(鈴木砂羽)は仕事で打ち合わせ中。そこに拓(三浦翔平)がお土産に大根を手にやってくる。新しいバンドの話がある模様。 その頃、店では開店前の準備中。もちろん、賢太と剛はコックスーツを着てません。 英介 「よーし食え」 この日のまかないは、英介が作った店に出すような芸術的なフレンチ料理。英介は実験的に作ったものを出しているわけだが、賢太たちにとっては、毎日、芸術的なまかないで飽き飽きしている。 その2人の気持ちを無視して、自分のやりたいことを推し進める英介。だが、現状で満足している賢太と剛は、やはり納得がいかない。 賢太 「今だって少ないけど常連客だっているしさ」 英介 「俺は今度こそ、この店を誰にも文句を言わせねー、一流の店に してーんだよ」 (一流、一流って、↑この英介の口調がダメだと思う…) 千絵はそんなレストラン内の空気を見て、気持ちが落ち着かない。 マシュロン調査員のピエールは、パソコンを開いてガステレアの調査報告書を作成している。 ピエール『ガステレアは閑静な住宅街と調和した現代的な一軒家レスト ランである。シェフは、マスコミでも活躍する有名レストラ ンオーナー・麻生氏がリヨンの名店・ラ・フランチェスカの 厨房から引き抜いた柏木一平氏。伝統を踏まえながらも、時 代を捉えたモダンな料理は実に色鮮やかで眼福』 その横で白山が拓と携帯電話で話をしている。拓が先日警察のお世話になるきっかけとなったバンドは、あれは誤解で捕まっただけだとか、何とかそんな話。 調査員がパソコンを閉じて移動しようとしたとき、白山とぶつかる→メガネが吹っ飛ぶ→そのメガネが通りがかった自転車に踏み潰され・・・みたいな流れで、調査員は太朗と出会う。 店内ではロックが流れ、賢太と剛は仏頂面で料理の下準備中。睦子は気を利かせて、明るく賢太の結婚の話を振ったりするが、英介が店の大事な時期に結婚式はダメだと釘をさす。 そのくせ、英介がこの店で結婚式をやったらどうだと言うと、肝心の賢太は; 賢太 「俺はな、折角結婚するなら、ちゃんとした場所でちゃんとした ロマンチックな式してやりてぇんだよ」 と、「こんな店」で結婚式はやりたくないとまた言い争いに。 (ああ、今回は何の進展も無く、英介VS賢太&剛で言い争いばかりしてたなぁ…。) そこに、太朗が道で困ってた自称「ただの怪しいおっさん」=ピエールを連れてくる。 一方、英介は開店準備を続けているが、野菜が必要になり、千絵を連れて大楠農園に野菜を取りに出ていく。 英介が留守の間、太朗は店の料理でピエールをもてなす。ピエールは店の料理に感動する。 夕刻。 店のオープン時間までに戻れるよう、大楠農園に急ぐ英介と千絵。 ふたりっきりのシチュエーションに、片思いを極めてみようとあれこれ妄想してみるが、逆にむなしくなってみる千絵。と、突然、英介が歩みを止める。 英介の目の前に、麻生がいたのだ。 麻生 「やぁ。店の名前、ちゃんと変えてくれたようだね。ありがとう」 英介 「・・・」 麻生 「残念だよ。フランス料理というのは、伝統を守り、それを発展 させていく芸術。それに対してロックの衝動は反逆・反抗…、 いわば、破壊の芸術だ。君がその手をロックにささげた時点で、 君のシェフとしての腕や感覚も、既に一度、死んでしまったん だ」 英介 「・・・」 麻生 「ハラペコキッチンか・・・はははは(笑)、われながらあの店の 風貌にマッチしたいい名前だ。ふっ」 そう言うだけ言って立ち去ろうとする麻生に; 英介 「ちょどよかった」 と英介。 麻生 「!」 英介 「俺も、礼が言いたかったんだよ、あんたに」 麻生 「?」 その英介の言葉に、麻生は振り返る。 英介 「あなたのおかげで心から思えたんだ、料理こそ、俺の夢なんだ ってね。あぁ、曲作ってた頃のこと思い出したよ。どんな歌詞 がいいか、リズムがいいか、どうやったらもっとソウルが伝わ るか、気持ちを奮わせることができるのか?…変わらねぇなぁ、 料理も音楽も。そういう思いは全然変わらね。シェフって仕事 がそんだけ男のプライドを賭ける価値があるもんだってことを、 あんたの話し聞いてて、改めて気づいたんだ」 (え、麻生さん、そんなにいいセリフ言ったっけ?(汗)) 麻生 「・・・」 英介 「今はさぁ、料理のこと考えんのが楽しくてしかたねぇよ。全部 あんたのおかげだ。ありがとな」 それを聞いて安心する千絵。 麻生 「そうか、自信たっぷりだな」 英介 「ああ。いつかぶっつぶしてやるよ、あんたのあの店」 英介達が行ってしまって; 麻生 「それは面白いジョークだな」 (相変わらず素敵な一言で占める麻生さんでした。このシーン、いいシーンなんですけどね。英介の成長を示す部分でもありますし、更に麻生も英介のことを認めたような、そんなシーン。なのに、セリフだけを見ると微妙に説得力が無いんだなぁ、特に英介のセリフ。) いつの間にか野菜の収穫は終えたみたいで、リヤカーで野菜を運んでいる英介と千絵。千絵は、曲を作っていた頃の英介の思いと、今の料理に対する思いとを聞かされ、今まで以上に英介のことを好きになっていっている自分に気づく。 夜。店がオープンする。英介の姿を見つめ続ける千絵。 千絵 「英介さんの彼女はなんて幸せな人なんだろう・・・」 英介とまりあの関係を知らない千絵は素直にそう思う。 まりあは、英介との映画にいけず、職場の同僚の川和とやってきた。 まりあは、ミュージシャンと結婚する将来はイメージできていたのに、シェフと結婚する将来が全く想像できないと川和にぼやく。 まりあ「大体、なんの根拠があってレストランが成功すると思っている のか、理解できない…」 (何か言ってることがよくわかんないから以下、省略。ミュージシャンなら心から応援できたのに、シェフは応援できないと言うの設定も、未だに説得力が無いような。普通ならまりあポジションが一番、共感が得られそうな役回りなのにねぇ…) 夜。店が終わり、ビール片手に英介のことをぼやく賢太と剛。英介は、誰でも入れる店にすると言ったのに、突然方向性が変わったことがどうしても許せないでいた。 店が終わり、家に戻っても料理の研究をしている英介。 そこに拓が、また新しいバンドに入れるかもしれないと、浮かれて帰ってきた。 翌日。 白山と新しいバンドの話をするために会う拓だったが、結局、バンドの話は断られた模様。 そこに、プロデューサーの鶴見がやってくる。(何のプロデューサーだ?)。以前、英介達が応募したミリオンフェスティバルの審査員をやってる男性だ。 鶴見は、拓に英介達の近況を尋ねるが・・・ 自ら野菜を受け取りにやってきた英介は、拓が英介の知らないときにも農園に手伝いに来ていたと佐助から聞かされる。 英介 「拓が女の子と以外に興味持つなんてなぁ」 と英介は言うが; 佐助 「でもさ、父ちゃん、拓さんって、姉ちゃんのこと好きなんじゃ ない?」 英介たちは準備中。 睦子から昨日の「怪しいおっさん」が英介の料理を褒めていたと聞かされる。 だが、相変わらず英介が気に入らない賢太と剛は、ただで食べていったんだから、当然、料理も褒めるだろう、と突っかかり、売り言葉に買い言葉で、ムードはどんどん険悪に。 店に拓がやってくるが、バンドの結果がだめだったことを告げ; 拓 「あ、明日からバイト戻るからよろしく!」 千絵 「あ、じゃぁ、私は?!」 千絵は焦る。 そして、まだまだ険悪になっていく英介と賢太。 (あ〜あ、本当、険悪な空気のまま、話が進展しないのがイライラする。) 夜。 険悪な空気のまま、それでもこの日も無事に店の閉店時間になる。 賢太が店の外で頭を冷やしていると、そこに千絵がやってきて、英介は店の名前を取られたのがショックだからああなのだと何とか仲を取り持とうとする。賢太もそれはわかっているのだが; 賢太 「今の英介は、何か俺たちにとって遠いというか・・・」 千絵は、一番心を許してる親友だと思っているから英介は我がままを言うのだと告げる。 そこにまりあがやってくる。まりあは千絵のことが気になる。 まりあ「彼女、新しいバイトさん?」 拓 「そうそうそうそうそう。何と、英介に胃袋とハートをがっつり つかまれちゃってる女子大生の千絵ちゃん、20歳。よろしくね!」 そんな風にまりあに紹介されて焦る千絵。裏で拓にクレームを入れるが; 拓 「もっと積極的にいかないと、その恋終わっちゃうよ。それとも、 すっきり終わらせて、俺と故意でもする?」 千絵 「はい?何言ってんですか、冗談ばっかり!」 千絵は全く拓には関心が無い。その様子を英介がじっと見ている。 店の外で千絵は一人になり。 夜? 店の従業員たち一同が会したレストラン。全員が控えて、麻生の前に料理が並びます。 柏木 「春の新メニューはこのラインナップで考えています」 麻生 「今日もマシュロンからの連絡はなかったのか?」 杏 「えっ、あっ、あ、はい、まだ・・・」 麻生 「審査に通っていた場合、3日以内にマシュロンの調査員から直 接連絡が来るのが通例だ。今日で3日目…」 東 「ということはもしかして…」 そのまま黙った状態になる麻生。料理の試食をしようとするが、麻生は手にしたフォークを置いて、店を出て行ってしまった。 柏木 「麻生さん!!!」 (柏木さんがかわいそう〜。柏木には麻生だけが頼りなのにぃ〜) マシュロン調査員のピエールは、行動を共にしている他の2人の調査員に、もう一度、はらぺこキッチンで料理を食べたいと言い出す。 その背後では、白山が鶴見とやってきて、鶴見にフェスティバルのオーディション用に出したときの映像をもう一度見せる。映像を確認した鶴見は、当時、賢太に合格の連絡を入れていたことを白山に告げ、もう一度、英介達に音楽をやらないかと誘うよう依頼する。 (ああ、PVドラマに戻るのか…) 昼。 賢太と剛が店にやってくると、英介が永谷とデザイナーが店の内装について打ち合わせをしていた。 英介との打ち合わせを終え、帰っていく永谷。それとすれ違いに麻生が店にやってくる。店の中からはクラッシック音楽が聞こえてくる。 店の中では、英介が改装のデザイン画を満足そうに眺めているが、賢太は「気にいらねぇな」と言い、店内に流れるクラッシックCDを消す。 賢太は、料理の知識も腕もない自分が英介と一緒にやってきたのは、「面白そうだなと思ったから」と言うが、これ以上はつきあってられないと。 賢太 「一流だとか二流だとか、くだらねぇよ!」 英介と賢太は取っ組み合いの喧嘩になる。そこに悠然と麻生が店の中に入ってきても、誰も気づかないのね…。 麻生は店内で英介と賢太が大喧嘩をしていても、平然と見ているし、まぁ、他の従業員たちも; 拓 「つか、久々に見たな、こいつらの喧嘩」 って感じで案外、冷静ではあるのだけど(汗)、千絵と睦子は喧嘩の様子をハラハラしながら見ている。 なおも喧嘩は続いているが、店にあった生野菜の中から、にんじんを手にしてまるのままかじってみたり。(兎かよ!) 同時に、そのタイミングで、マシュロンの調査員ピエール達が、再び店にやってきた。 が、彼らが店の中に入ってきた途端、英介と賢太の大喧嘩を目の当たりにする。その店の惨状(笑)に、前回食べた料理は夢だったのだと自分自身に言い聞かせて帰っていってしまった。 (え、このまま帰っちゃうの?!だったら、一体、何でマシュロンなんかのネタを持ってきたんだよ。相変わらず意味不明すぎるよ…) 麻生 「そうか…、あははは(笑)。笑えるな。マシュロンがガステレア ではなく、まさかこの店に来るとは」 喧嘩はなおも続き、千絵が仲介に入って、何とか取っ組み合いは収まったが、賢太と剛は店を出て行ってしまった。 拓に「追いかけろよ」と言われて、英介は後を追おうとするが(って、追うんかい!)、その英介に、一部始終を見ていた麻生が声をかける; 麻生 「これで良かったんじゃないのか?離れて正解だと思うよ」 英介 「・・・」 麻生 「もし君が一流のフレンチシェフになりたいと思っているならね」 英介 「どういう意味だ?」 不敵に笑う麻生は、もう一度、ニンジンをかじってますよ(笑) (なぜにニンジン・・・(笑)。だけどそれが絵になるというのは、本当、稀有な存在感があるよねぇ〜) 感想 ブラウザの戻るの機能で戻って下さい |