ハングリー!
第6話「存続危機!アイツと遂に一世一代の勝負」

2012.2.14 22:00〜22:54


  • [街中

    麻生の勝負を受けた後、英介(向井理)、賢太(塚本高史)、剛(川畑要)、そして拓(三浦翔平)の4人は一緒に帰宅中?

    英介のアパートの前まで来ると、そこにはまりあ(国仲涼子)が待っていた。英介以外の3人は、気を利かせて帰っていった。




  • [英介のアパート]

    まりあは少し酔っ払っている様子だが、2人はお互いのことをどう思っているかを語り始める。
    しばらく距離を置いていたこの間、お互いがお互いのことを考え続けていたが、やはりまりあにとっても英介は必要で、そして英介にもまりあが必要だと考えていたのであった。

    ただまぁ、いいムードになったところを、太朗(大杉漣)が水を差しちゃうわけですが。




  • [街中]

    太朗に邪魔をされたこともあり、2人はアパートを出てきた。改めて英介もまりあのことが好きだと告げる。

    そして、まりあは英介と出会った当時のことを回想する。

    2人が出会ったのは病院だった。英介はライブ中に怪我をして、そして、まりあは恋人に殴られて怪我をして、目に眼帯をしていた。

    その後、英介は、まりあが病院に忘れていった銀行の店名が入った傘を手に、その銀行の窓口に出向く。英介は銀行に口座も作り、度々銀行に顔を出すようになった。

    まりあは恋人と別れ、そして、英介と付き合い始める。だけど、「私はもっと英介に夢を追って欲しかった・・・」




  • [大楠家]

    夜中。物音で目を覚ました千絵(瀧本美織)の父親義明(橋本じゅん)と、弟の佐助(佐藤勝利)。物音がする台所に行ってみると、千絵が英介に教えてもらった卵焼きの練習をしていた。(まぁ、いくら不器用とはいえ、非常に分かりやすい仕上がりの悪さではあります(笑))

    そこに、千絵の携帯電話に拓から電話が。




  • [le petit chou]

    翌日、英介は、拓から新しいバンドを紹介されたので、店に来れないときは千絵がかわりにバイトとしてやってくると説明を受ける。

    店内に居た太朗が、店のパソコンを触っていると、口コミの情報サイト(モグサーチ)にle petit chouが掲載されているのを見つける。見ると評判もまずまず。
    英介達は、こうして世間に認められていることを単純に喜び、いつものように円陣を組んで気合を入れる。

      英介 「5日後は勝負の日だ。ばんばんいい料理作って、いいサービス
          して、あのイケすかなにオーナーをぶっ潰してやろうぜ!」
      千絵 「えっ、勝負の日?」

    (気合を入れてますが、かといって具体的に何をするという訳でもなさそう、っていうのがねぇ。こういうドラマでよくある作戦とか立てたりもしないし、全員で頑張ろう!っていう空気が相変わらず描けてないよ。)



  • [街中]

    英介とまりあ、2人はデートの帰りか何かか、並んで歩いてます。(こういう前後の展開がよくわからない状況でこの2人が歩いていること多いなぁ、このドラマ。何気に謎な流れではある。)

      まりあ「麻生時男って、あの高級店たくさん持ってる有名なオーナーで
          しょ?そんな人と勝負して大丈夫なの?」
      英介 「・・・勝つよ。店の看板まであいつに奪われたら、俺がロック
          辞めて、レストラン始めた理由がなくなる」

    (麻生さんって、そんなに有名なのねん。これだけイケメン実業家で、テレビにも出てたら、そりゃぁ、有名になるかとは思うけど(笑))

    と、そんな2人が通り過ぎたカフェで、一人、新聞読みながらお茶してる麻生さん。
    (これまた素敵な偶然だな(笑)。麻生もそんなに暇じゃないと思うけどなー(毒))

      英介 「le petit chouは母さんの夢、そのものだからな」
      まりあ「あのレストランはお母さんの夢であって、英介の夢じゃない」
      英介 「・・・」
      まりあ「だから気負わずに頑張ってね。じゃぁ」

    そうしてまりあは去っていく。

    (まりあに「英介の夢じゃない」ってはっきり言わせちゃいました。確かに英介が何をしたいのか、ここまでよく分からずに来ましたが、それっててっきり描いているのだけど、私が理解できてないだけかと思ってたわ(汗)。描いてないという解釈で正解だったんだ(爆))

    一人になった英介に;

      麻生 「ほぉ〜、いい女と付き合っている」

    と、突然声を掛ける麻生さん。(英介を見かけるとスルーできないぐらい関心があるんだね(汗)。)

      英介 「?!」
      麻生 「世の中には居るもんだなぁ、と思ってね、駄目な男が好きな女
          が。君の母親のようにね」

    そんな嫌味を言うもんだから;

      英介 「どういう意味だ、てめー。脳みそ吹っ飛ばすぞ」

    と、また英介に胸倉つかまれちゃう麻生さん。

      麻生 「興奮するのはまだ早い。勝負は明日だろ?」
      英介 「!」
      麻生 「楽しみにしてるよ」

    そうして麻生は去っていきました。

    (いきなり嫌味な麻生さんでしたが、どういう意味も何も、そのままの意味なんじゃないかと…(汗)。麻生が嫌味を言ってるというシーンとして描かれてますが、事実だから!本当に英介も太朗も駄目な男だからっ!社会人としては、麻生の方が何百倍も真っ当な男なんだからっ!!(力説))




  • [le petit chou 店の前]

    英介は店の看板を綺麗に拭いている。
    いよいよ勝負の日。その日、太朗がニースで買ったという画集を売って、黒トリュフを1個、英介のためにと用意してくれていた。

      太朗 「私はね、お前がこうして母さんの店を継いでくれたこと、それ
          なりに嬉しく思ってるんだ。まぁ、頑張んなさい」

    (おまえもなー、と言いたくなる励ましだよなぁ。この親父こそ何やってんだよ・・・。画集売ってというとお涙頂戴的な話になるけど、少しは自分で稼いでこいよと。)



  • [ガステレア]

      柏木 「麻生さんが山手英介の店に?」

    厨房で、柏木(石黒英雄)は杏(林丹丹)からそんな話を聞かされる。

      杏  「そうなんです。何であんな人と勝負なんかするんだろう?」
      佳奈 「ただの興味本位でしょう。気にすることありません、って」
      石黒 「・・・」

    佳奈(宮地真緒)も会話に加わる。そんな彼らの会話を東(田山涼成)も聞いていた。




  • [le petit chou]

    店内。
    le petit chouで、拓に代わってアルバイトを続ける千絵。だが実は、拓から、英介がまりあと仲直りしたと聞かされ、千絵を応援する拓が、le petit chouでバイトをしてはどうかと薦められたのだ。

    だが、いざバイトを始めてみたものの、千絵はどうしていいのか分からない。賢太と剛が準備するおいしそうな料理の匂いに、恋の悩みはどうでもよくなった模様ですが。

    料理の下ごしらえをする賢太は一緒に準備をしている剛に、「あいつ(英介)には感謝してるんだぁ。あいつのおかげで結婚もできそうだし」と語る。ようやく相手の両親にも許しがもらえたと。今夜の勝負、英介のために頑張ろうと誓い合う。


    そこに、英介とまりあが別れたと聞いたと、白山(鈴木砂羽)がやってくる。息子の飛優馬が英介のことを気に入ってしまったと話し、英介が飛優馬のパパになってくれないかと、冗談とも本気とも取れる言い方を。千絵はライバルが増えたと、また恋の悩みに逆戻り。


    続いてそこに英介が戻ってきて、英介は千絵に、不器用ながらも謝罪する。
    更に、拓が野菜を持って帰って来る。佐助も一緒にやってきてて、「どうして英介さんはロックをやめてシェフになろうと思ったの?」と尋ねる。英介は「約束だから」と。

      英介 「母親と約束してたんだ。30までに目が出なかったら店を継ぐ、
          って。でも、母さんが死んで店を取られて、で、この店を始め
          た。名前だけもらってな。だから、この店のle petit chouって
          名前は俺がぜってー守んねーと」

    最後の従業員、睦子もやってきて、全員集合です。




    夜になり店がオープンする。
    やがて、麻生が店にやってくる。

    (ここで一旦、CMで〜す)



  • [le petit chou]

    店に麻生がやってきた。

      拓  「いらっしゃいませ〜」
      麻生 「予約した麻生だが」

    コートを脱ぎ、接客の拓に預ける。

      拓  「麻生様、お待ちしておりました。どうぞ。さぁ、どうぞこちら
          へ」

    宅が麻生をテーブルに案内する。麻生の姿を英介たちは厨房から見ている。店にいた英介のバンド仲間も;

      ノリオ「あいつなんか、見たことね?」
      コウタ「テレビとか出てたやつじゃね?」
      ノリオ「何か、いけすかねぇやつだな」

    と、麻生の様子を眺めている。(バンドマンにも知られてる麻生さん。これは相当有名ですぜ)
      睦子 「いらっしゃいませ」

    睦子がテーブルのコップに水を注ぎ、英介が麻生に挨拶を。

      英介 「いらっしゃいませ。今夜は・・・」
      麻生 「堅苦しい挨拶はいいよ。食事にしよう。ちょうど今、いい感じ
          に腹ペコなんだ」
      英介 「分かりました。じゃぁ、メニューを」
      麻生 「では、今日、お薦めのフルコースを頼む」

    フルコースの一言に、店内が硬直する。

      千絵 「フルコース?」
      ノリオ「この店、そんなのあったのかよ?」

    (おいおい、コースメニューが全く無いって、そういう設定、アリ?とはいえ、わざわざこの店にコースが無いという設定にした意味が果たしてあったのかとうと、やや疑問ではありますが。睦子の出番を出したかっただけ?微妙にその辺を回収しきれてない気がする)

      麻生 「ブリア=サヴァランは、『味覚の生理学』の中で、こんなこと
          を言っている。
           『君がどんなものを食べているのかを言ってみたまえ。
            君がどんな人間であるかを当ててみせよう。』
          私も当ててみせるよ。君が出した料理で、ここがどんな店であ
          るかを」
      英介 「わかったよ。フルコースだな」

    (早くも英介、客の麻生にタメ口。まぁ、英介のキャラクター設定がそうなんだろうけど、レストラン=客商売のサービス業なんだから、そこを何よりまず最初に注意しようよ…)


    英介は厨房に戻り、賢太と剛に料理の指示を出す。そして、睦子にはデザートを作るように指示。

    やがて1品目の料理が出来上がる。

      拓  「お待たせいたしました。こちら『タラフク オアイシー リエッ
          ト メルバトースト添え』でございます」

    最初に出された料理を口に運ぶ麻生。その様子を全員が緊張しながら見つめている。

      麻生 「何だこれは?・・・ふふふ、美味しいじゃないか!」
      一同 「!!!」
      麻生 「滑らかな舌触りと、甘みもたっぷりある。ケッパーとポアブル
          ロゼの香がパンチを効かせていて、鼻から喉に抜ける独特な風
          味が、実に心地がいい」

    と、滑らかな口調で料理の語りをし始める麻生さん。(ああ、きっと、こうやって料理を語っちゃう麻生っていうのも、脚本家の中の吾郎君に対するイメージなんだろうなぁ〜。まぁ、それが麻生らしいからいいけど)

      賢太 「何か、すげぇ表現だな」
      剛  「『美味しんぼ』かよ」

    そうして2品目はスープ『ごぼうのポタージュ 大地の香り』。

      麻生 「うん、ごぼうの豊かな香がいい。大地の恵みを感じる」

    3品目『アジのフリット ハーフ&ハーフ 冬の畑』。

      麻生 「ほぉ、驚いたな。揚げた部分とマリネの部分のコントラストが
          素晴しい」

    続けて食べて;

      麻生 「ジューシーだ。ソースのいい。れんこんのグリエも歯ごたえが
          絶妙だ」

    4品目は黒トリュフを使った肉料理『シューファルジのグリエ トリュフの風』。

      麻生 「うん、豚肉とじゃがいものバランス。ブランシールとチーズの
          焼き加減が面白い。弾力があり肉汁もたっぷりだ。臭みはなく、
          コクに満ち、そこに加わる黒トリュフの魅惑的な香り…、いい
          マリアージュだ!」

    (『マリアージュ』キターーーーーーー!!!!!(笑)
    それにしても、食べる演技と、そして食べてすぐにこれだけの台詞を言わなきゃいけないというのも大変だろうな・・・)


    5品目は睦子が作ったディセール『イチゴのロマノフ風』。これでコース料理は終了です。


      麻生 「悔しいけど・・・・・・・美味かったよ」

    その麻生の言葉に、厨房で英介たちはお互いにハイタッチをする。

      麻生 「エスプーマが1つも無いのも新鮮で、逆に狙いとさえ思える」

      英介 「狙いも何も、うちにはもともとエスプーママシンなんか無い」
      麻生 「やはりそうか。後、折角なら、ソースメインの皿が1つあって
          もよかったかな」
      英介 「なるほどな。参考にするよ」
      麻生 「結論から言おう、ここの料理はおいしい。しかしここは…フレ
          ンチレストランではない!」


    (褒めるだけ褒めて、一気に突き落とすお約束キターーーーー!!!!
    と盛り上がったところで、またもやここで一旦、CMで〜す)



      麻生 「確かに最近はカジュアルでビストロとさえ呼びたくないような
          フレンチも多いよ。しかし、百歩譲っても、ここはプジョン、
          居酒屋だ」

    (いや、そのとおりここは居酒屋レベルでしょ?と思っていたら、英介は)

      英介 「んなことねーだろ」

    (と反論。えっ、ここってフレンチレストランだったの?!(←おい))

      英介 「料理はフレンチの基本を!」
      麻生 「フレンチの基本?ふふ、じゃぁ、君は、ここがシェフ山手華子
          の作ったル・プティシュと何も変わらないと本気で思っている
          のか?」
      英介 「・・・」

    テーブルから立ち上がって店内で自説を繰り広げる麻生。
    (ここから舞台のような麻生の独壇場のシーンが始まりますよー!!)

      麻生 「見ろ、この雑多で、コンセプトの分からない内装。こんなもの
          は、もともと、あの店に来ていた客は、決して好まない。変わ
          らないのは、あの意味不明の絵だけだ」
      太朗 「・・・」
      麻生 「店内にはコート掛けすらない。テーブルの配置は、客の導線が
          全く考えられていないし、また、シートには染みの跡がある」
      睦子 「・・・」
      麻生 「サービスの面も、フレンチレストランにしては頼りなさすぎる。
          皿を下げるのは早いが、出てくるのがやたらと遅い。メインの
          調理に時間がかかるのは仕方が無いにしても、それを感じさせ
          てしまう接客だったということだ」
      拓  「・・・」
      麻生 「客層がいかにもチープなのもそのせいだろう。ジャージを着て
          いる客がいるなんて、信じられないね」
      ノリオ「(自らの服装を見ながら)俺のことかよ」
      麻生 「いや悪いのは君じゃない。この店の雰囲気のせいだ。私は3時
          間弱ここにいるが、席は最高でも5割も埋まらなかった。それ
          も当然、居心地が悪いからだ!」
      賢太 「・・・」
      剛  「・・・」

    (まずは、サービス面での指摘。)

      麻生 「料理自体にも難点がある。それは見た目だ。華が無く心が高揚
          しない。どの皿もどこか雑で、まるで田舎料理のようだった。
          華子さんの作る料理は、果たしてそんな風だったか?」
      英介 「・・・」

    (いや、だけど見た目はそんなに悪いわけではないよね?ここが映像で美味しそうなものを見せなきゃいけないドラマの難しいところかなぁ…。もう少し違うところを指摘できなかったんだろうか?と思う。)

      麻生 「うん?こんな程度の店を出すことを、華子さんが望むと思うか?
          天国で喜んでいると思うかぁ?あははははは(笑)、笑わせる。
          つまりここは山手華子が作ったル・プティシュを引き継ぐ店で
          はない!あり得ない!少しもだ!!」
      英介 「・・・」
      麻生 「同じ名を名乗る資格なんて、とてもない!」
      英介 「・・・」

    その麻生の言葉に全員が沈黙してしまう。
    (麻生さん、相当、華子さんのことを尊敬してたのですかねぇ…。単に英介を叩き潰す道具として使っているのか、どっちなんだろう?)

      麻生 「会計を頼む」
      睦子 「はい」
      麻生 「ああ、ついでに言うならディセールは、友達の誕生会でお菓子
          作りが趣味のお母さんが焼いてくれた、そのぐらいのレベルだ
          ったよ」
      睦子 「・・・」

    ここでようやく賢太が発言をする;

      賢太 「オイあんた、ズルイんじゃないか?そんなあんたの勝手な基準
          で、何勝手に色々決めてんだよ」
      麻生 「熱い友情か?ふふふふ、さすがはロックメンだな」
      賢太 「何だと!」
      太朗 「賢太君(賢太を静止して)。麻生さん、あんた、本当に悲しい
          人間だな。私には見えるよ、英介やここにいるみんなが、毎日
          怒鳴りあいながらもこの店で頑張っていることを、華子はどん
          なに、どんなに喜んでいるか。あんたにはわからにあんだよ。
          人の気持ちが、親の愛情が。私は逆だと思う。そんな人間に料
          理の何が分かるのかってね」

    (ここで親が出てくるって、単に子供を甘やかせてるだけに見えるのは私だけだろうか?)

      麻生 「そうかもしれませんね、私の親は、ネグレクト。育児放棄でし
          たよ」

        『ママ、お腹空いたよ・・・』

      麻生 「こちらのシェフと違って、親の美味しい手料理なんて、一度も
          食べたことがありませんよ。でも、こうして無事、大人になり、
          会社を作り、飲食業界でここまで財を築いてきた。現に先月の
          ガステレアの売り上げは、華子さんのル・プティシュの頃に比
          べて2.8倍だ」
      太朗 「・・・」
      麻生 「では約束どおり、今週中にあの看板を下ろして、店の名前を変
          えてもらおう。新しい名前は…、そうだなぁ、空腹は満たされ
          たから、はらぺこキッチンとか、はらぺこ食堂とか、そんなん
          でいいんじゃないのかな?」

    (案外、麻生さんって、センスがあるんじゃないかと(爆)。さすが実業家だわ)

      千絵 「ちょっと待って下さい、そんな・・・」
      剛  「そうだよ!てめぇ」
      麻生 「愛や友情、いいですねぇ。実に美しい響きだ!しかしそんなも
          んで、実際、お前たちに何ができる!」
      一同 「・・・」
      麻生 「私はシェフじゃない、実業家だ。商売のためだったら何だって
          する」

    そうして、コートを受け取り、店を出て行った。
    (麻生さん、「商売のためだったら何だってする」といかにも悪役らしいセリフを言ったけど、一体、何をしたんだろう?店の名前を取り上げたってこと?だけど、それも一応は英介がOKした話であって、卑劣なことをしたわけじゃないし。あ、だけど、この最後の麻生さんのセリフは、たまらなく冷徹で大好きです!(爆))




    店の外では、ガステレアの従業員、杏と佳奈が待っていた。
    (寒空の中、待ってたんだろうか?(汗) 車で来ていた様子も無いんだけど…)

      杏  「お疲れ様でした。お店にお寄りになりますか?」
      麻生 「ああ」

    そして、1歩、2歩と、足を進めた瞬間、ヒザから崩れ落ちる麻生。

      佳奈 「オーナー、大丈夫ですか?」
      麻生 「ははは・・・。はははははは・・・はははははは・・・」

    麻生はしばし嘲笑し(←すいません、どういう笑いなのかわかんない)、そうして真顔になり、その場を立ち去っていった。



    店内。
    拓たちは、それぞれが自分が悪いと言い、英介も、「お前らは誰も悪くない。全部俺の責任だ・・・」と。麻生のことは無視しようと励ます拓たちだったが、英介は;

      英介 『俺が辛かったのは、母の店の名前がなくなってしまうだけでは
          なく、あの男の言った指摘が、いちいち全部、事実だったこと
          だ』

    と、心の中で自分を責めていた。既に客が居なくなった店内。

      英介 「母さん、ごめんな・・・。俺、守れなかった。何にもできなか
          ったよ・・・」




  • [シチュエーション説明]

    3日後、店の看板『ハラペコキッチン』を掛けなおす賢太&剛&拓。

    名前が変わっても、客は大して気に留める様子も無く、口コミサイトの方も、誰かが勝手に訂正してくれていて、何も、店は何も変わらなかった。




  • [街中]

    まりあは英介に映画にでも行かないかと誘いを掛けるが、英介はずっと、考え事をしていて、そんな気分ではない様子。
    まりあは、まりあの父から、父の会社を手伝わないかと声を掛ける。本当は、英介が30歳になったら話してみようと思っていたのだと。そこで音楽の夢を追いかければいいと思っていたと。レストランじゃなくても、他にも道があると告げるまりあ。

    (まりあの設定が変わってきてる?父親の会社で働く=安定志向と思ったり。)



  • [le petit chou]

    店の外。英介が外に居ると東がやってきて、華子が遺したレシピノートを持ってくる。

      東  「読めば読むほど、華子さんから坊ちゃんへのプレゼントだった
          のかな、って思えてしまって」

    (何の捻りも無く、レシピノートゲット!しかも、今回、勝負に負けたのはレシピの問題ではないというのに。)


    店内。
    華子が遺したレシピノートを店の中で読む英介。華子の料理を思い出しながらページをめくるが、そのレシピノートは途中で途切れ白紙のまま。

    英介は華子を思い出し涙する。




  • [畑]

    英介が新しい野菜が欲しいと畑にやってくる。畑に無い野菜のリクエストもあったが、千絵の父親は新たに苗を仕入れてでも英介に協力しようとする。

    千絵が作った卵焼きを口にする英介を前に、自分の夢は、好きな人と素敵なレストランで食事をすることだったと話をする。本当は華子の店に行きたかったが、なくなっており、同じ店のレストランを訪ねていって、英介の料理に出会えたと。

      千絵 「あのレストランが、英介さんの料理が、私の人生を変えたの。
          だから、私、やっぱり英介さんが好き!」

    友達として、料理のこととか野菜のこととか話すのが楽しいと言う千絵に対して英介は;

      英介 「俺も好きだよ。俺もお前が好きだ。お前はいいやつだ。俺にも
          お前みたいな女友達はいねー」

    と告げる。だが、そう言われて、英介には口では「嬉しい」という千絵だったが、「友達」と言われどうしようもない悲しみが襲ってくる。




  • [le petit chou]

    張り切って賢太たちに指示を出す英介。

      英介 「ようやく腹が決まったんだよ。これが俺の夢だってな。今度こ
          そ俺は本物のフレンチシェフになる。母さんのためじゃねぇ。
          俺自身のためだ。料理の世界でメジャーになって、ここを一流
          のフレンチレストランにして、ぜってーあの男を見返してやる」




  • [銀行]

    まりあは、いつものように銀行で窓口業務をしているが…。




  • [ガステレア]

    ガステレアでは、麻生は一人テーブルに座って、静かに俯く。

    (きゃっ、麻生さんってば、相変わらず美形♪)



  • [千絵の大学]

    大学では、千絵が、親友の奈々(山下リオ)の研究室を訪ね;

      千絵 「嬉しいのに切ないよ・・・(涙)」




  • [le petit chou]

    英介は料理の研究に励む。








  • 感想

    今回は英介と麻生の対決がメイン!

    吾郎ファンだからかもしれませんが、対決シーン、非常に見ごたえありました!!!
    文字通り麻生さんの独壇場。セリフそのものは説得力のかけらもないんですが(えっ?)、吾郎君が言うと、ものすごく説得力を感じさせるから素敵!!!

    麻生のセリフに説得力が無いと↑上述しましたが書きましたが、そもそもが、le petit chouってフレンチレストランだったのか?とか(イケ好かなくないレストランなのだから居酒屋でいいんじゃね?とか)、従って内装に文句言っても…とか、恋だの友情だのなんて、元からこの店には無いし…とか(笑)、台本のバランスの悪さを何度も見返すとものすごーく感じるのですけど、そんなものを全て麻生の威圧感でねじ伏せてました♪

    舞台チックな台詞回し&あえて少し低く抑えた声色、それをドラマで見れるという点では今回の連ドラには感謝です。

    今回の内容で、早くも麻生さん自身の口から母親の愛情を受けずに育ったと語られました。この辺も、両親に溺愛(ですよね?)され、美味しいものを食べさせてもらって英才教育を受けて育った英介とは対照的。普通のドラマだと、その辺は逆じゃないかと思うのですが(汗)、恐らく最後には麻生の考え方も変わっていくハズなので、その辺がどう描かれるか、いや、脚本には期待できないので、その辺を吾郎君がどう表現してくれるかが楽しみです。

    ドラマの内容は相変わらずな部分が多いですが…。しかも、次回はまたle petit chouの中でのいざこざが描かれるみたいですし、ちっとも成長というか、進展というかが無いのがなぁ
    麻生さん、一人で色々背負って大変だけど、ひたすら応援してるので、頑張って下さいっ!(笑)


    (12.02.19)


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