ゴロウ・デラックス'18年1月放送分

 

'18年1月放送分
第280回放送
18.01.11
第281回放送
18.01.18
第282回放送
18.01.25



♪番組の説明

祝・7年目突入!!『ゴロウ・デラックス』とは…?
SMAPで一番おしゃべり好きの稲垣吾郎がMCを務める業界唯一無二のブックバラエティ
毎週1冊(課題図書)、巷で話題の本からベストセラーまで様々なジャンルの本を深く紹介!!
さらに、
大御所作家先生からまだテレビに出ていないニューキャラまで幅広いゲストをお迎えし、トークする番組。


 

第282回放送 '18.01.25 24:58〜
【ゲスト】樹林 伸 【課題図書】「東京ワイン会ピープル」(後編)

ゴロウ・デラックスワイン会の続きです。先週、戴いたワインを「東京ワイン会ピープル」に出てくるような表現を吾郎さんと外山さんもやってみるという企画を行ってましたが、それが今回も続きます。


ヴーヴ・グリコ イエローラベル(市場価格:4,000〜6,000円程度)
シャンパンです。廉価ながら美味しい、樹林さんおすすめのワインだそうです。



吾郎:うーん、もう本当に正に爽快感ですね。この爽快感は、まぁ、僕があの、20歳から乗ってたというマセラッティで…
外山:あはは(笑)

マセラッティという言葉が出てきた途端に外山さん、爆笑。

吾郎:スポーツカーで、まぁ、こう、朝の海を見たくて首都高速道路をフルスピードで駆け抜けていくときに、ま、ふとこう…窓を開けた瞬間にさわやかな風が全身を駆け抜けていくような、そういう爽快感を感じるワインだなと。
樹林:風を感じるっていうのはシャンパンらしい表現だなと思います。
吾郎:あ、本当ですか?合ってますか?
樹林:あと、海に走っていってるっていう感じじゃないですか。ある種のミネラル感を感じやすいっていうのは、やっぱりシャンパーニュってそういうワインなんで。
吾郎:そういうイメージがね、今、本当に浮かびました。美味しいんだなぁ、ヴーヴ・グリコって。
樹林:うまいですよ、ちゃんと飲めば。

続いて外山さん。

外山:キレッキレなんだけど、すごくあの…、爽快な感じで、キレッキレと言えば、私が学生時代に幼馴染に回し蹴りしてクリーンヒットしたことがあったんですよ。そんな感じ。酒癖が悪い幼馴染で。
吾郎:風が吹く感じですか?
外山:うん。
樹林:そうですね、躍動感ですよね。ワインの持ってるその躍動感。
吾郎:間違ってませんでした?
樹林:もう、大丈夫です。

何を言っても肯定して下さる樹林さん。でも、ワインを飲んだ感想だからそれでいいんですよね。


さて、次は『神の雫』の漫画で取り上げられたワインを開けます。


シャトー・モンペラ(市場価格:2,000円程度)
1本のブドウの木から6房程度と限定し、手作業で収穫するという品質にこだわった製法をとるワイン。



日本では『神の雫』で取り上げられたことから有名になったワインだそうで、主人公がそのワインを飲んだシーンを吾郎さん、外山さん、山田君で朗読。『神の雫』ではこのワインを飲んだ主人公の頭の中に、クイーンの音楽が流れるという、力強いワイン。

今回は2001年のヴィンテージワインを頂きます。

樹林:少しエッチな匂いっていう。
吾郎:わかります。少し、ムスクとか。
樹林:そう、ムスク。
吾郎:麝香の香りです。

ムスクだ麝香だという喩えを出した吾郎さんに対して、またもや外山さんったら大爆笑しちゃってます。

外山:あははは(笑)。どちら様でしたっけ?
樹林:あってます、あってます。
外山:あははは(笑)
吾郎:亜青酸で合ってますか?
樹林:おっしゃる通り!
外山:あははは(笑)
吾郎:するの!

いつまでも笑い転げる外山さんに対して、横で力説する吾郎さんという対比(笑)。

吾郎:舞い降りてきました。神の雫が。
外山:へえ〜。
吾郎:いや、本当力強いですね。すっごい力強い。44マグナムですよ。
外山:出た!(笑)
吾郎:ダーティーハリーですね。クリント・イーストウッド、あの…ハリー刑事。
外山:うん、うん、うん。
吾郎:こう、力強い中にも何かこう…、哀愁漂う。
樹林:これ、今の(喩えは)、意外といいっていうか、懐かしさがあるんですよ。
吾郎:あ、はい♪(←喜んでる)
樹林:力強いワインであることはもちろん間違いないです。だけどこう、その、ヒーローって優しいじゃないですか。優しさも持ってる力づよさ。
吾郎:ありがとうございます。アシスタント(=自分)のことフォローしてくれた。

続いて外山さんがワインを口にします。

吾郎:どんな味がする?
外山:うわ、本当だ!全然違うんだ。でも、最初がすごいグッてくるんだけど、最後がとっても優しい感じになる。私がぱっと浮かんだのはピエール瀧さん。
樹林:(笑)
吾郎:急だね。
外山:すっごく男らしくて力強いんだけど、何か馬鹿みたいなこともするし、すごく優しいっていうところがそういう感じ。
樹林:まぁ、ある種、(クイーンの)フレディ・マーキュリーかな。
外山:ああ、そうですね!
吾郎:(樹林さんが自分たちが喩えたものを)全部フォローしてくれるの。
外山:ねぇ?ありがとうございます。


3本目のワインは、課題図書の「東京ワイン会ピープル」から。


ドン・ペリニヨン ロゼ 2004(市場価格:25,000円以上)
熟成期間が長く、8年以上、ビンの中で寝かせてから出荷するワイン。



このワインは、「東京ワイン会ピープル」では、目の前にまるで仮面舞踏会が繰り広げられているかのような、豪華さと官能的なものと、そして気高さとそんな表現がされてます。

外山:仮面舞踏会だって。
吾郎:いやぁ、すごい表現で。絵に浮かぶ、もう、映画ですよね。映画のワンシーンだよね。
外山:ねぇ?
吾郎:こう、(ドアを)開くとね、舞踏会が行われていて。
樹林:本当にそういうワインです。本当にそういうワインなんですよ。意外性の塊ですね。

そんなワインを何と、今回は開けて頂きます。

樹林:これは吾郎君に開けてもらっちゃおうかな。
吾郎:ありがとうございます。天使のため息。。。

ワインコルクを抜くときの静かにガスが漏れる音。

樹林:おおお!!!(拍手)。素晴らしい!ため息きましたね!
外山:すごーい!
吾郎:天使のため息!

これはシャンパンですがシャンパンでは通常、縦長のフルートグラスで飲むそうですが、今回のワインはどっしりとしたブルゴーニュグラスで、香りを楽しみながら飲むことに。

吾郎:うまい・・・優しい!ねぇ、この何か、発泡した感じというか、泡もピリピリ攻めてこないで、もう、まろやかで本当に絹のような、きめ細かいというのかな。泡がクリーミー。

番組の冒頭はワインを自分の言葉で表現することを課題としてましたが、この辺からは単に味わっているだけになってます。というより、3人とも番組を忘れて普通にワインを楽しんでる?(笑)


・・・と、そこに「俺も飲ませて下さいよ」と山田君登場。まだ番組の放送が終わる時間ではないですが、ハンコが完成したようです。もちろん、樹林さんとワインという構図のハンコ。

樹林:うまいなぁ。
外山:上手なんですよ、本当に。

そして、山田君もワイン会の仲間に。それだけでなく;

樹林:カメラマンさんもよろしかったら飲んでくださいよ。この本の編集者とかいるんですけど、飲んだ方がいいと思う。
吾郎:そうですよね、もう。

って、スタッフさんおよび出版社の方まで交えてのワイン会が始まってしまいました。いやはや、太っ腹!


樹林:とうとう開ける時が来たんですかね、まさかの!
吾郎:まさかの?!
樹林:だんだん酔っぱらってきたんで、やっちゃいましょうか?ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ。取ってきます。

と樹林がいうと、吾郎さんや外山さんからではなく、スタッフさんから驚きの声があがってました(笑)

樹林:この本で、主人公がワインにはまったワインですね。
外山:はい。
吾郎:あのロマネコンティ、世界一のワインですよ!

そのワインをなぜか吾郎さんがワインセラーから運び出してきました。そのまま吾郎さんがみなさんのグラスにワインを注ぎます。

吾郎:これ、緊張するから。
樹林:もうね、これはね、いや、楽しみだなぁ、実は。ワインっていうのはいつか飲むんですから。
外山:2009年、エシェゾー。
樹林:これは主人公がはまったワインです。2009年。
吾郎:(ワインに向かって)生まれてきてくれてありがとう。
樹林:(笑)
外山:(笑)


DRC エシェゾー 2009(市場価格:10〜20万円程度)
ロマネコンティを作る会社が作ったワイン。年間生産数は1〜2万本。



吾郎:あと50年置いたって、ね、100年置いたってそれに耐えられるんだけど。だから早く開けちゃってごめんね、っていう。そういうことですよね、先生?
樹林:そういうことです。
吾郎:だから、開けさせていただいているんだよ。わかる?この人、まだ100年生きられるんだよ!(←興奮)

いや、もう、吾郎さんが語る語る(笑)。そんな吾郎さんに外山さんが冷静に;

外山:あの、落ち着いて頂いて、座っていただいていいですか?(笑)

となだめてますが、興奮が止まるわけないですよね。

吾郎:(笑)
樹林:めっちゃ弾けてませんか?
吾郎:そうですよね。だって、こんな早くお披露目ですよ!そこにはちゃんと感謝しなきゃいけない。
外山:そうですね、感謝して頂く。
樹林:勢いで開けて、さぁ、どうだ?!

そして、一口頂きます。

樹林:うわぁ〜!!!
吾郎:舌から離れてくれないですね。
樹林:そうなんですよ。
吾郎:くっついて離れてくれない。
樹林:ずーーーっと、まだ余韻が残っている。
吾郎:はいはいはい。すごいですね。そんなに気難しいとかさ、その、何か、偉そうじゃないでしょ?実際飲むと、すごく優しくて、寄り添ってくれるから、ホッとしますね。
樹林:そうなんです。
吾郎:何か、ありがとう、寄り添ってくれて。ここのレベルに降りてきてくれてるんだよ、この人が。寄り添ってくれてるんだよ。すごくないですか?
樹林:これ、素晴らしい。

そんな流れで番組エンディング。

吾郎:・・・・あ、まだ回ってたの、カメラ?!
外山:ありがとうございました。
吾郎:いやぁ〜、幸せでした。
樹林:楽しかったなぁ、何かなぁ。
吾郎:またアシスタント、いつでも活躍しますので。
外山:あははは(笑)。本当ですよね?
外山:今週のゲスト、樹林伸さんでした、ありがとうございました。


(18.01.28 up)



 

第281回放送 '18.01.18 24:58〜
【ゲスト】樹林 伸 【課題図書】「東京ワイン会ピープル」(前編)

オープニング。

吾郎:こんばんは。
外山:こんばんは。さぁ、今夜のゲストですが、ワインの世界では知る人ぞ知る方なんですね。
吾郎:はい。
外山:吾郎さん、今日ちょっと話が弾みそうですね。
吾郎:そうですねぇ。ちょっとお話いろいろ伺いたいですね。僕もワインが好きなので。
外山:そうですねぇ。

今回の課題図書は「東京ワイン会ピープル」。そのタイトル通り“ワイン会”なるものを舞台にした小説です。

吾郎:何か、ちょっぴり何か、懐かしいバブリーな香りもして。
外山:うん。
吾郎:何よりもワインが飲みたくなる。
外山:ねぇ。
吾郎:このワイン会行きたいです、僕も、東京ワイン会。

ということで、今回のゲスト機林伸さんが登場。今回は小説家としての出演ですが、元々は漫画原作者がご職業。有名なワイン漫画『神の雫』も樹林さんの原作なんだそうです。

樹林さんが今回、小説でワイン会の話を書こうと思ったのは、実際に自分たちが良いワインを飲むのはワイン会なのだと。自分の経済力・経験値ではなかなか飲めないようなワインを持ってきてくれる人もいるらしいです、そういう世界では。(ヘェーヘェーヘェー( ・∀・)つ〃∩)

樹林:(小説を読む人にも)そういう体験してほしいなぁ、と思って。だから日本にワイン会を広げたいっていう気持ちで書きました。
吾郎:へぇ。でもね、みんな美味しいものを独り占めじゃなくて、みんなで飲んだら美味しいじゃん、って。そこが何かいいですよね。

樹林さんがワインにはまったきっかけは、”DRCエシェゾー”のワインを飲んでから。体に衝撃が走ったんだそうで、今ではご自宅のワインセラーには4,000本のワインがあるそうです。

小説でも主人公が最初に飲むのがDRCエシェゾー。そのワインを飲んだときの様子を描写した文章を吾郎さんが朗読します。樹林さんの作品はワインを飲んだ時に脳裏に広がる描写が特徴的。ここでは主人公の脳裏には、花畑が広がり、ハーブのにおいが香り、白い帽子をかぶった少女までもが出てきます。

これだけ描写が続くということは、ワインの余韻がそれだけあるということを表現したかったのだと樹林さん。こういう表現は、お姉さまと一緒に打ち合わせをしているときに、ワイン飲みながらそれを何かに喩えるというような会話をしていたのだそうですが;

樹林:(お姉さまが?)ある時、これこのまま漫画にできるんじゃないかな?それ漫画にしようぜって言いだしたんです。

そうして生まれたのが漫画『神の雫』なんですね。こちらは小説と違って漫画なので、イメージがそのまま絵となっているのでまた違った迫力があります。


と、スタジオでの収録はここまで。この後は、何と実際に樹林さんのご自宅にお邪魔することになりました。吾郎さん、大喜び。


実際にお邪魔すると、いきなり広い玄関口に、その向こうにはテラスもあったりして、いやはや、絵にかいたような豪邸。漫画ってやっぱり当たれば儲かるんですねー(←そこかっ!)

玄関ホールすぐに地下に降りていく階段が。その階段を下りていくと広がっていたのはワイン会のスペースでした。バーカウンターやグランドピアノまでありますよ(@o@)。ワイン会スペースのすぐお隣にはワインセラー(蔵ですね)もあり、すぐに飲みたいワインが取り出せるようになっているんですね。
ワインセラーには、とにかく所狭しとワインが並んでるいます。ワインは横に寝かされて収納されているので、並んでいるというよりは、壁から突き出してきてるという表現の方が正しいかもしれません。そこに樹林さんの後に続いて、吾郎さん、外山さんが入っていきます。

吾郎:四方八方からワインに監視されてる緊張感。これは、僕は受け入れてもらえるんだろうかという。
外山:(笑)
樹林:誰?って聞いてるみたいな。
外山:いつもと、ちょっと、嬉しさが伝わってきますよ(笑)。吾郎さん、飲んでみたいなっていうワインとかあるんじゃないですか?
吾郎:いやいやありますよ。(並んだワインを)これ、オー・ブリオンですか?


シャトー・オー・ブリオン(市場価格10〜20万円)
フランスボルドー地区5大シャトーの1つ。ボルドー最古の歴史を誇る名門。



樹林:オーブリオンですねぇ。先で、先でわかっちゃうって!
吾郎:キャップシールでわかっちゃうっていう。
外山:あの、すごく貴重なワインってどれなんでしょう?
樹林:貴重・・・
吾郎:全部貴重ですよ。
樹林:一番?一番・・・あるのかなぁ…

そうして樹林さんが手にしたのは、クロ・パラントゥというワイン。


クロ・パラントゥ(市場価格:10〜25万円)
ブルゴーニュの神様と呼ばれたワイン醸造家アンリ・ジャイエの手がけたワイン。現在は甥のエマニュエル・ルジェが受け継ぐ。



樹林さんが持っていらっしゃるワインは、そのエマニュエル・ルジェのサインが入ったもので、それだけに貴重だそうす。

樹林:僕の中では最も思い入れの強いワインの1つです。
吾郎:これ、先生が流行らせたんじゃない?何か…
樹林:ある意味、そういう・・・
吾郎:ブルゴーニュの伝説的ワインになってますもんね。これ先生が流行らせたんだよ。
外山:そうなんですか。

と、ワインセラー見学はここで終了。でも、吾郎さんがワインセラーの扉に向かって「また後で起こすよー」と叫んでいたので、ワインを飲ませて頂けるんでしょうね。



ここからはゴロウ・デラックスワイン会。樹林さんのお宅のワイン会の会場をそのまま借りて収録です。用意されたワインはシャトー・ラグランジュというワイン。


シャトー・ラグランジュ2009(市場価格:1万円程度)
17世紀以前からの著名なワイン。しかしながら20世紀初頭に経営が行き詰まり、その後、日本のサントリーが経営に参画し復活を遂げています。



このワインを実際に飲みますが、ただしこれは”番組”ですので普通に飲むだけではなく、ワインを飲んだ後に、この小説の主人公のように“ワインを語る”ことが条件となります。まずは外山さんがシャトー・ラグランジュを表現。

外山:さっきサントリーって聞いたからサントリーがワイン作るとこういう感じなんだ。なんか正統派っていう感じで、何かこう…人で言ったら文武両道みたいな感じ。
吾郎:うん、正統派?
外山:そう、小学校の時の初恋のウラ君みたいな感じ。
吾郎:聞いてないよ!
外山:(笑)

外山さんの初恋は小学生の時で、相手はウラ君っと ( ..)φメモメモ


続いては吾郎さんが表現する番。グラスに入ったワインを一口飲んで;

吾郎:あ、ああ!はい、あ、何かね、意外でした。
外山:えっ?
吾郎:香りはすごく軽やかなんですが、飲むとしっかり重厚感というか、はい。その意外性というものが。はい、意外性ですね。
外山:・・・(^^;)
吾郎:・・・この意外性はですね、ま、じゃぁ、僕が、あの…青山あたりのバーで、ま、ちょっと苦手だなぁ、と思うような女性と知り合って、話す機会があって。会話をしているうちに意外にもこう、例えばフランス映画が好きだったり、僕が大好きなレオス・カラックスのポンヌフの恋人が好きだったり。どんどん話が盛り上がってしまう。あ、何かそんな見た目じゃなかったのに、意外と意気投合しちゃったな、みたいな。
外山:何恰好いいこと言ってんですか。
吾郎:いやいや。
外山:『青山のバー』って。『ポンヌフの恋人』とか言って。ははははは(笑)
吾郎:ほっといて下さい。いや、意外性ってあるじゃないですか。
外山:なるほどなるほど。はいはい。
吾郎:その人の見たときのインスピレーションと違ったものが会話をしているうちに。
外山:例えがオシャレ。
吾郎:この香りと本当に飲んだ感じが違いますよね。


最後に樹林さん。

樹林:これを飲むとね、どうしても感じてしまうのがテノール。男性の声なんですけど、高い方の…のような響きですよね。
吾郎:うん。
樹林:それを感じるんですよね。やっぱり作り手が男性だってこともあるんでしょうけど、テワロール(土地)の特徴なんでしょうかね。オペラのテノールが響き渡るような。


本日はここまで。ワインを飲むだけなのに、次週に続くようです。あはは、完全に吾郎さんの趣味に走ってるなぁ。来週は暴走する吾郎さんが観られるかもしれません。


(18.01.21 up)



 

第280回放送 '18.01.11 24:58〜
【ゲスト】林 真理子・壇蜜 【課題図書】「男と女の理不尽な愉しみ」

いつものオープニング。

吾郎:こんばんは。
外山:こんばんは。さぁ、今夜のゲストなんですが、強烈な2人の女性をお迎えします。そして、男女問題を包み隠さず話す30分なので、吾郎さん、準備万端ですか?
吾郎:いや、準備万端じゃないです。
外山:あははは(笑)
吾郎:素っ裸にされそうですね。
外山:そうですよ。
吾郎:心配です。
外山:楽しみですね。
吾郎:はい。楽しみです。・・・・もう、脱いじゃおうかな。
外山:あははは(笑)。今?

おっ、脱ぐ気満々ですね!!!

と、吾郎さんが心配するほどの今夜のゲストは林真理子さんと壇蜜さん。お二人が男女の関係についてトークをした内容を収録した本「男と女の理不尽な愉しみ」が今夜の課題図書です。このお二人がゲストと言われると、確かにギリギリのトークが繰り広げられそうな予感はします。まず、冒頭、元々、林さんは壇蜜さんに対して関心があったようですが、実際に対談をしてみて;

林:もう、おばさん、タジタジ。

だったと言う林さん。

林:(壇蜜さんから)予想を超えた言葉が出てくるので、どう対処していいのか分からないですね。どうしたらこんな言葉が出てくるんだろうと思って。
吾郎:うん。
林:ちょっと作家の私でも思いつかないようなシチュエーションで。
吾郎:僕もさっき、射手座のこと、下半身が獣なんですねって僕のこと言われたとき、ドキッとしました。
林:ああ


実際に、カメラスタンバイ中の普段なら放送されない部分の映像が放送されます。
テーブルに各出演者のために置かれたマグカップを見て、壇蜜さん「これ、星座関係してるんですか?」と。スタッフからの説明で、それぞれの誕生日にちなんで置いてあるのだと。

外山:吾郎さん、射手座?
吾郎:僕、射手座です。
外山:そうですもんね。
壇蜜:私も射手座(12月3日生まれ)。射手座のポテンシャルってヤバイですよね?
吾郎:そうなんですか?!
壇蜜:下半身、獣ですよ。
外山:あははは(笑)
吾郎:本当ですか!?
壇蜜:ほら(マグカップに描かれたイラストを手に持って。)
吾郎:ああ。自分の下半身が獣だってことに気づかなかった。



そんな本来なら未公開のトーク映像を踏まえ;

吾郎:あ、俺、そうだ、下半身、馬なんだ・・・獣?・・・何でこの人、俺のことわかってんだ??
外山:(笑)
林:うわぁ、獣なのね。・・


そんな壇蜜さんと林さんのトークをまとめた今回の課題図書。まずは結婚しない女性についてのトークが収録されいてる部分を林さん部分を外山さんが、壇蜜さん部分を吾郎さんが朗読。壇蜜さん曰く、女性というのは得したいと思いながら生きているので、逆に一度損をしてみてはと提案されてます。絶対ダメだと思った人ともお付き合いしてみてはと。

壇蜜:一応、私のモットーとして、“しなくてもいい苦労をする”。という人生のモットーがございまして。
吾郎:しなくてもいいモットー?
壇蜜:しなくてもいい苦労をすると、自分に若干の余裕みたいな、愛情みたいなものが広がっていくような気がして。恐らく、奉仕活動とかボランティア精神みたいなものを散々叩き込まれて育ってきた環境…学校がそうだったんで、それに大人になってもまだとらわれていたので。だったらしなくてもいい苦労をして敢えて損してみる時間を無理矢理設けて、否定しないで生きてみようかなって、思うようになったんですよね。

お付き合いする男性が、相手側が幸せであればそれは価値が出てくるし、自分自身を高めることができるのではないかと・・・そ、それは凡人には無理よね(汗)

林さんは本の中でそういう壇蜜さんに対して、林さんは本の中で「そういう付き合い方をすると、あなた、いつか男に恨まれるよ、って言ったら、首絞められたって」という会話をしたそうです。

壇蜜:そうですね、大概、首狙ってきますね。

それでも、壇蜜さんには死んだおじいちゃんが衝いてるから大丈夫なんだそうです(滝汗)

吾郎:えっ、でも、もちろん、好きじゃないと付き合わないですよね?やっぱり相手にも少しは引かれるものがあるから、恋愛が成立するわけであって。押しに弱いとかそいうことではないんですよね?
壇蜜:あ、押しには全然弱くないですね。自分から全部押していくんで。
吾郎:おお・・・、面白いですね。押しながらも相手に尽くすというか。
林:すごいね。私、壇蜜さんに、「壇蜜さんに好きとか言われたら、男の人、喜ぶでしょ」って言ったら、「これドッキリでしょ?」って男の人が言う。そしたら「一生ドッキリなんだよ」って。それ言われたら男の人舞い上がる。
吾郎:なるほどぉ!それが壇蜜だ。今わかってきた。

逆にそれが怖くなって「俺はダメになる!」と言ってパーカーと熱帯魚を置いて出て行った人もいるらしい(笑)。

林:何か壇蜜さんのお話って、本当、短編小説だね、1つ1つ。
吾郎:うん。
林:これは私、作家でもうまく表現できない、何か・・・
吾郎:今、浮かびましたもんね、パーカーと熱帯魚のところ。
林:取り合わせがすごいよね。スーツと猫だったら当たり前だよね。パーカーと熱帯魚!
壇蜜:そうです。パーカーと(熱帯魚は)吸いつきナマズを置いて出ていきましたもん。


女性は損をしてでも結婚したいという人が多いということを実感している林さんですが、今、この出演者はおひとり様ばかりなので、ちょっとピンとこない様子。
実際、世の中的には女性が一人でも恥ずかしいと思わない世の中になったのにと。

林:独身楽しいですよ、やっぱり。お金があって仕事があったらね、独身本当に楽しいんだけど。お正月だって自分だったら友達とシャンパンでさ、大晦日、
壇蜜:カンパーイって。
林:やってそれでおしまいだけど、結婚してみ、お節作ってさ、相手のとこ行ってさ、相手の甥や姪みんなにお年玉配って、親戚にも挨拶して、そういうことやって。
吾郎:大変ですね。
外山:大変ですねぇ〜(しみじみ)
吾郎:他人事ですね。
林:他人事。他人事って思ううちは結婚しなくていいんだと思う。

壇蜜さんにも、今、結婚願望があるというわけではない様子ですが、ただ、今の仕事を考えると、ファンのことを考えてしまうようです。「人妻カレンダーとかみんな見たいのかな、とかたまに考えます」そういう言い方をされるとそうかもしれないですね。お仕事が特殊なので、なかなか一般論では議論できないですね。



さて、改めて話を切り替えてここからは『不倫』についてトーク。
最近、芸能ニュースはその割合は多くなってっきてますが、壇蜜さんの分析では「不倫はいけない」という個人がインターネットのおかげで、その個人の意見が繋がりやすくなって集団化するようになったことが原因ではないかと。そもそもがいけないことなので。
不倫が許される/許されないについても;

吾郎:このタイミングで謝ったら大丈夫とかそういうことも最近、言われてません?すぐ謝ったらいいとか。
壇蜜:ああ、対処の早やさがとか言いますよね。
吾郎:相手の奥さんの神対応だといいとか。そういうのよくわかんないんですけど、僕。
林:奥さんの神対応って気持ち悪いよね?(ぼそっ)
吾郎:そもそも?
林:押し殺してるわけでしょ、感情を?

とはいえ、許される/許されないというのもマスコミが許すかどうかみたいな変な風潮もあるような気がしますけどね。『結局は事務所の力次第なんでしょ?』というのが結論だと思いますしっ!!!

林:ま、吾郎さんは独身だからね、不倫、人妻としない限りは不倫じゃないよね。
壇蜜:あはは(笑)
吾郎:そうなんですよね。僕の相手が不倫だったら、僕も不倫ですもんね。もちろんそうですよね。それは無いな、絶対ないですよ。
壇蜜:人妻?
吾郎:えっ、無いとは言い切れないってこと?
壇蜜:もしかしたらパンを加えて道でぶつかるかもしれないじゃないですか。
吾郎:あはは(笑)。まぁ、何があるか分からないですね、でも、男と女は。
林:そうです。基本、そういう風に思ってくれたらいいのにねぇ〜。
壇蜜:そうですね。

まぁ、確かに本来、人間が種を残すための本能としてあるものだもんなぁ。それを言い出したら、結婚という概念を崩壊させちゃうんだけど(汗)


と、ここで、いきなり吾郎さんから結婚に関するある心配事が・・・

吾郎:林さんに、自分がもし結婚したとして、「嫌だ、この相手!」って絶対思われたくないですね。
林:本当?
吾郎:認めて欲しい、相手のことも。
林:分かりました。でも、ちゃんと素晴らしい人と結婚すると思うけど、私も心配、本当に。

って、いつからそんなに親交があったのよ、この二人???(いや、社交辞令なら社交辞令と言って欲しいですが。スマスマなんかでゲストで来られたときは、そんなに吾郎さんと親交があるような印象は無かったのだけどなぁ〜。どっちなの?(汗))

林:ちゃんといい人と結婚して、いい家庭を築いて欲しいと思う母の心境になってしまう。
一同:(笑)

で、なぜかここから吾郎さんの結婚問題について話し合うことに(汗)

林:吾郎さん、本当に結婚する気あんのかな?この頃、色々仰ってるけど。今までの話聞いてると無いみたい。
外山:あはは(笑)
吾郎:そんな、決めつけないで下さいよ。
林:いやいやいや。無い。
吾郎:いや、あります、あります。林さん、だって、いつも僕の紹介するって仰ってくれてるじゃないですか。
林:じゃぁ、今度紹介しますよ、本当に、誰か。
外山:どんな方だったら、逆に?
林:だから自分で凄く仕事持っていて、男の人に頼らない。
吾郎:そういう人がいいです。
林:普通じゃないんだけど、ちょっといてもいい時もあるなぁみたいな。
吾郎:あ、いい、いい。いいです、いいです。それがいいですよ。あんまりこう…貴方だけ、というか依存されたりとか。僕無しに生きていけないとなると。
林:そうそう。30代後半になってきたんで、ちょっと子供も欲しいかなぁ、みたいな。でも、住むところは変えませんよ、みたいな。感じの。
壇蜜:ちょうどいい感じですねぇ。
吾郎:ああ・・・そういう方っているんですか?
林:います!【断言】
吾郎:(^^;)
林:います!ここではちょっと言えない。その方に迷惑がかかる。
吾郎:(笑)
壇蜜:ちょっとレストランの予約を!今、取るようにしましょうか、私?!
林:いやいや、私、前から吾郎さんにこの方いいんじゃないかなぁ、と思って。
吾郎:・・・(^^;) 本当ですか?
林:うん。
壇蜜:赤坂離宮でいいですか?
一同:(笑)
壇蜜:予約してきましょうか?
林:何で赤坂離宮出てくんの?
壇蜜:いや、お見合いの場って言ったら。
吾郎:円卓みたいな。
壇蜜:円卓囲んで、分け合うじゃないですか?あそこで何か私はちょっとでも大皿の物、ちょっとずつ分けて取り分けてると、一種の連帯感を感じるんです。
林:ああ、なるほどねぇ。
壇蜜:あと、(豚の)丸焼きなんか出てきて、切り分ける。
林:ああ。
吾郎:連帯感ね。
林:でも、上海ガニが出てきてしゃぶってるところ見られたくない。
吾郎:あはは(笑)
壇蜜:夢中でしゃぶってたら、可愛いなって思っちゃうかもしれないですよ。

吾郎さんが結婚する気になるかどうかはさておき、本当に紹介してもらっちゃえば?と思う(笑)


最後に、壇蜜さんから吾郎さんに、「これを聞けば理想の女性像がわかる」という質問が。・・・って、課題図書そっちのけで、吾郎さんに関するトークに変わっちゃいましたね。

壇蜜:聞いていいのかどうか分からないんですが、吾郎さんのお母さんってどんな方なんですか?
吾郎:初めてそんな質問されましたよ。気になるんですか、男の人の母って?
壇蜜:お母さん、気になりますね。
吾郎:そっか、やっぱり付き合う女性とか愛する女性っていうのは、母って言うのは比べて…
壇蜜:そうですね。お母さんの特別席は、息子さん、心に絶対あるでしょうから。
吾郎:そっかそっか。

とはいえ、話しづらいのかな、息子としては。吾郎さん、妙にモジモジしてました。

吾郎:僕はあんまり母親のことを話したことはないんですけど、とにかく優しい人で。
壇蜜:優しい人?
吾郎:はい。28ぐらいのときに僕を生んだんで。うん・・・
壇蜜:怒られたことあります?
吾郎:ほとんどないです。甘やかされすぎて育ちすぎました。
林:まぁ。
吾郎:一度も怒られないし、何も否定されないし。こんなんじゃダメだろうって。
壇蜜:我ながら思うんですか、それは?(笑)
吾郎:いやいや、思いますよね。
壇蜜:何かしてもらった思い出とかありますか?
吾郎:うちの母、新聞配達をしてたんで、僕、団地育ちで、で、何かあの…、家で一人で待ってるのが寂しかったから、母のその郵便配達を結構、付き合って。団地なんですごい新聞配達も効率よくできるんですよ。上から降りてくる。うん。
壇蜜:そうか。一回上って。
吾郎:エレベーターのところに新聞置いといて、いっぱい。
壇蜜:それを配って歩くんですね。
吾郎:そう。それを一緒にやってた記憶が。最初1階から11階まで新聞置いて上がっていくんですよ。11階から降りていくんですよ、足りなくなったら足して、足りなくなったら足してって。それを何かずーっと母と一緒にやってた記憶があって。
林:新聞、だから今も好き?
吾郎:いやいや、今も好きってことは・・・(笑)。母も(新聞配達は)何年間かしかやってない。
林:よく読まれる?
吾郎:そ、そうですね。まぁ、意外と紙は好きですよ、本も好きだし。うん・・・(笑)

と、そんな話を聞いていた壇蜜さん;

壇蜜:王子様じゃないですか。タレントであって王子様ですから、王子様にふさわしいのはやっぱりルーティーンを持ってる人だと思うんです。
吾郎:ルーティーン?
壇蜜:王子様は生活が不規則でいらっしゃるんです。あの、(ルーティーンを持ってる人は)私の流れっていうのがちゃんとあるから、(王子様が)いつ帰っても大丈夫ですよ、っていう人がいいと思うんです。コンビニの店員か、お弁当屋の娘をお勧めします。
吾郎:(笑)。ああ・・・


山田君のハンコは、今回の課題図書の表紙にある壇蜜さんと林さんの写真をそのまま模写。だけど林さんから少々膨張しているのではないかとのクレームが入りました(笑)。


(18.01.14 up)


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