第228回放送 '16.11.24
みうらじゅん&宮藤官九郎「みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議」
先週に引き続き、世界会議の続編です。もう、別番組のレギュラー番組化しちゃえばいいのに。深夜番組ならばこのグダグダなトークはぴったりよ(笑)
吾郎:わたくし、議長から続いての議題は・・・『SとMの判断基準って何だろう?』。まぁ、よく言われてますよね。自分がどう思うか聞いていきましょうか?
みうら:これ、ちょっと言いにくいんですけど、SとMってSMAPの中に入ってるんですよね?2つ。
宮藤:あははは(笑)
吾郎:・・・えっ?
みうら:SMAP・・・エス、エム、入ってるんですよねぇ?
吾郎:あの、Sports Musicなんで。
みうら:(笑)。エスとエムがねw
吾郎:全く僕、結びつかなかったです。
宮藤:あはは(笑)。僕、今まで、自分でどうとか思った事なかったんですけど、20代の頃に、女王様をやっている女性とどっか、何かの機会で会った時に、「あなたはMだから」って決め付けられたんですよ。
それで、なぜかMだと決め付けられ、「連絡先を教えなさい」と、ポケベルの番号を教えたんだそう。で、なぜか『イマドコニイルノヨ』といったようなメッセージが入るたびに、公衆電話で電話をかけたりしていたそう。嫌なら無視をすればいいものを、最初にMだと言われたのが尾を引いてたのだろうと自己分析されてます(笑)
逆にみうらさんは、昔、雑誌の仕事で”体験ルポ”で女王様の元を訪れたそうな(って、SとMの話って、そっちの話ばかりになってますが)。その際に、「お前は何の職業をしてんだ」と言われたときに、(当時、少し変った漫画を描いていたこともあり)「すいません!!」みたいな気持ちになってしまったとか。そこはMかもしれないと自己分析されてます。
バカにされたくないというプライドがあったというみうらさん、そういう人がそのプライドを潰されたときにどMに落ちるのではないかと。
外山:議長はどうですか?
吾郎:議長は、Mって昔から言われるんですけど、でも、それは多分、こう…、メンバー間のポジションとかでなってきた。
みうら:SMAPの“M”の担当です。
宮藤:(笑)
吾郎:それはミュージックなんです!結構、Sって言いたがるんですよ。中居さんってそういうところあるじゃないですか。
宮藤:ああ…なるほど。
吾郎:「俺、どSだよ」みたいな。
宮藤:言いたがる?
吾郎:言いたがるし。
宮藤:
みうら:ああいう人こそ、Mっぽい。
吾郎:Mっぽいんです、実は。「ああ、じゃぁ、俺、M演じなきゃいけないのかな」ってっていう感じは、長年、僕はあるんです。
宮藤:バランスを取ってね。
吾郎:だけど、絶対にMではないなぁ、と思うんですよね、プライベートでも生活してると。
宮藤:Sの方が面倒見がいいって言いますよね。ただ攻撃相手に対して、愛情が無いとSができないから。
みうら:Mが望んだことを先に察知してやらなきゃいけないじゃないですか。だから結局、ServiceのSなんですよ。結局、サービス精神がある人がSなんだなって。だから僕、SとMの間のNってやつで。
吾郎:N?
みうら:ノーマルなんですよね。ほとんどの人って、俺、Nだと思うんですよ、実は。で、そん中でも、俺、どNだから。
宮藤:ドN?あははは(笑)
結論としては、ほとんどの人は、どNだということに・・・って議題と結論が合ってないし。
Nキャラといえば、昔、(ブス恋の番宣でバラエティ番組に出たときに)同じようなSかMかという話で、リリーフランキーさんに吾郎君は、やはりSでもMでもなく、Nだといわれてましたが、そのときのNはニュートラルのNだと。当時、いい表現だなと思った記憶があります。
さて、続いてのテーマ。
吾郎:最近、ちょっとこう…歳を重ねてきて、多少、僕、思う事があるんですけれども、はい、次のテーマは「なぜ人はふと寂しくなる瞬間があるのか?」
宮藤:ああ〜
吾郎:何か、年齢と共に・・・あるんですよね、僕なんかはふと。昔はそんなの全然無かったんですけど。
宮藤:あるんですか?寂しいなぁって。
吾郎:ふと何か、夕暮れ時とか一人で外歩いてたりすると。
みうら:元々、犬だったんじゃないですかね?前世が?
吾郎:ええ!
みうら:犬ってじっと見てるじゃないですか?夕焼けとか。僕は完璧に犬だったなっていう。
宮藤:記憶あります?
みうら:あります。
吾郎:夕方、たそがれ時になると少し寂しさを感じたり。
みうら:ありますね。飼い主がいなかったんですよね。
宮藤さんは、夕方の3時〜4時、2時間ドラマの再放送を観ている時に急に、急に寂しくなるんだとか。かといって、この時間帯から出かけることもなく、携帯にも誰からの着信が入っていないような。
吾郎:一人ってさ、朝とかも寂しくない?朝ごはんきちんと作って、わざわざドレッシングまで自家製で作ったりして、サラダ作って、ちゃんと食事して、また一人で食器を洗っている時とか寂しい。
宮藤:
みうら:ああ。でも、結婚していても別に。
宮藤:逆に孤独なときってありますよね?
みうら:皆がワーって学校いったりした後、一人で食べてる方が寂しいですよね?比較対象があるから。
吾郎:タクシーもありますよね。すごい話しかけられて、で、結構気さくに喋ってて、盛り上がるんだけど、降りる瞬間だけ妙に事務的になる人、いますよね?『あの、お忘れ物ありませんように』、急に冷たい言い方になって。それまでの会話は何だったんだろう、と思って。
外山:そこ寂しいですね。
吾郎:次の僕(客)を探すのねって。
一同:(笑)
吾郎:用が無いんですよ、だから。
宮藤:降りちゃったらね。
吾郎:メーター止まった瞬間に。
宮藤:やっぱりギャップですよね。
みうら:ギャップですよね、ギャップが寂しいんですよね。
好きな人がいる方が、別れたときのことを考えると寂しいとか。だから、好きな人ができたら別れた方がいいとか、段々、話が極端に・・・(汗)
さて、残るテーマはまだありますのので、次のテーマに。
吾郎:続いて行きますか?人はなぜ怒るのか?
宮藤:怒りますよね?
みうら:どうですか・
吾郎:人には怒んないけど、バレないようには一人で怒ってます。
宮藤:えっ?
みうら:ばれないように?
吾郎:車乗ってる時とか、『割り込みやがって!』とか、結構…
みうら:口に出てるんですか?
吾郎:ちょっと小声で出てるときもあります。
宮藤:運転してるとき、ちょっと言うかもしれない。今、口動いてたの、見られたなって時々思う。
吾郎:人が見てると怒らないじゃないですか。怒ってる自分って恥ずかしいじゃないですか。一人のときって怒っちゃうときあるよね。ちょっとイライラしたりとか。『何だ、最近の若者は・・・』的なこととか。
宮藤:何だ最近の若者は…って思うんですか?
みうら:もう出ますか?
外山:(笑)
吾郎:ちょっと出るときありますよ。
宮藤:そんな思ってるとは思えない。
みうら:いや、思えない。
吾郎:本当ですか?
宮藤:最近の若者は…って思ってるってバッジ、貼った方がいいですよ。
吾郎:そういう風に思われてないかな。でも、僕、42ですから。
宮藤:あ、そっか。もう、そういう歳か。
もっとも、『最近の若者は・・・』というのは大昔からあることだと。原始時代から・・・ってまた話が極端なんだなw
更に極端に、みうらさんは、自分が正しいと思うから怒るのであって、間違ってると思ったら怒らない。一度、飲み屋に、額に『変態』と書いて飲みにいったりしていたそうですが、それだと説教しても、相手は説教されてる気分にはならないので、不快にならないと(笑)
・・・ということで、このテーマの結論は、額に『変態』と書くでした。
最後のテーマは、『色気って何?』、これは外山さんからの議題提案です。すると、開口一番;
みうら:谷間のことですよ?
と、みうらさん。宮藤さんからは「みうらさん、(議論に)飽きてきてる」とか言われてますが、そのまま谷間談義に。
みうら:大概の人、谷間出してたら、色気出てると思いませんか?
吾郎:いや、嫌な場合あります。
宮藤:えええ?
みうら:嫌な場合ありますか?
吾郎:何か出しすぎて。自分の色気って分かって出してる行為がもう、何もそそられないというか。無防備でやってることだったらいいけど。
宮藤:夏場、お母さんの谷間とか、結構見てましたよね。
みうら:見てましたね。でも、あれは出さなくていいですよね(汗)
色んな女性の谷間を旅するわけだけど、最終的には母親に似た谷間に行き着くもんだと主張するみうらさん。
吾郎:オッパイの話と一緒ですね。
みうら:オッパイのことですね。
宮藤:(笑)
吾郎:要は?
みうら:要はオッパイです。
吾郎:男の色気は?
みうら:いいますよね、あれ。言えないですよね、言葉では。
宮藤:やっぱ、デカイ人は、自分がデカイことを一日何回か思い出すじゃないですか?
みうら:気持ちが表れてると思います。
宮藤:デカそうな人ってデカイですよね?
みうら:デカイです。
外山:そんなにでも、大きいということが自信に繋がるわけなんですね。何でそんなに大きいのがいいのかなって思いますよね。
みうら:だから大きくない人が頑張って、こんな本を出したりしてるわけじゃないですか?
宮藤:大きかったら出さないです。
ちなみに、男同士の下ネタは、女性の固有名詞で語るのではなく、“部位”で語ると、オッパイとか(笑)。
一方、女性は・・・と、外山さんに振られてますが、そりゃぁ、中々言いにくいよねぇ〜。
吾郎:・・・お酒飲んでる親父同士の居酒屋での会話ですよね。
みうら:ばれてしまいましたね。
宮藤:本になるとばれないんですけどねぇ。テレビでやるとダメだな。
・・・と、こんな感じで、今日もまた何処かで世界全体会議は行われているのです。(ちゃんちゃん)
(16.12.04 up)
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