第210回放送 '16.06.30
ジェーン・スー 「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」
まずはいつものオープニング。
外山:こんばんは。
吾郎:こんばんは。
外山:さぁ、今夜のゲストですけども、3回目のご出演ですよ。
吾郎:まぁ、そのぐらい人気のある方で。
外山:そうなんですよ。
吾郎:何か、この番組を盛り上げてくださる。
外山:ええ。
吾郎:この番組っぽいですよね。
外山:そうですよね、古館伊知郎さんもお好きだそうですよ、この方のことを。
吾郎:そうなんですか。
外山:ええ。
そしてテーブルに座ってゲストを迎え入れます。
外山:今夜のゲスト、ジェーン・スーさんです。
もちろん、エッセイストとして有名な方ですが、TBSラジオでお昼に帯番組も持っていらっしゃるんですね。その縁もあって、3度目の出演となったのかな。今回の課題図書は「女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。」。
吾郎:また出してきましたねぇ〜。
外山:面白かったです。
ジェーン・スー:ありがとうございます。
まずはエッセイの冒頭部分を吾郎君が朗読。
アラフォー女性が、日常生活を送る上での葛藤(笑)。心身ともに”甲冑”を身に付けねばならないと。
吾郎:男にもあるもんだし。別に男女問わずね。
ジェーン・スー:そうですね。男性だと例えば腕時計とか、ネクタイとか、スーツとか。
吾郎:ああ、そうか。甲冑だよね。車なんかも。全部そうですよ。
ジェーン・スー:そうそうそうそう。
吾郎:女性だったら、今回一杯出てきますけど、赤い口紅とか。
ジェーン・スー:そうですね。やっぱり自分をどう見せるかっていう時に、何を装具として装着するか。もしくは、「へっ、俺は時計なんて気にしないんだよ」、とか、「私は別に、スカートは履かないわ」っていう、一般的にみなさんが好きと言われているものに対して、どういうスタンスを自分がとるかとかで、どこ軍っていうのがわかってくるわけじゃないですか。
「軍」なんだね(笑)
吾郎:(笑)。所属が変るんですね。
ジェーン・スー:そう、所属が分かってくる。その自分をどう見せたいかとか、世の中にどう見られるかというような事で、いろんな甲冑を付けたり、とったりしているんですけど、どうにも定まらなくて、もうね、断捨離が流行のご時世、クローゼットあけるとガタガタガタガタって。
と、ここまで黙っていた外山さんに;
吾郎:外山さんは女性として、この本はかなり響いた感じですか?
外山:そうだな・・・・・・・
吾郎:(^^;)
ジェーン・スー:外山さんのいいところは、正直なとこだよね。
外山:(笑)。いや。
吾郎:無いでしょ、こういう感覚。
外山:そうですね!!
吾郎:羨ましいよ、逆に。甲冑が無くて生きられるとかさ。
外山:いやいや。
吾郎:そういう興味ない、みたいな。世間にとらわれてないとかさ。
ここからは、『女心をザワつかせる甲冑アイテムをご紹介』と。山田君がなぜか甲冑姿で登場です。
甲冑アイテムその1 赤い口紅
吾郎:みんなするでしょ?
ジェーン・スー:と思うじゃないですか。私もそう思ってたんです。
ジェーン・スーさん曰く、赤い口紅は、大人になったら勝手に似合うようになると思って育ってきたが、いざ、大人になっても似合わないと。女の子が最初に接する化粧品が赤い口紅、そして、ジェーン・スーさんにとって、中学生の頃に見たCMが強く印象に残っているようです。
ジェーン・スー:(当時の今井美樹さんが出てきたCMでは)カジュアルに赤を着こなすなんてことを提案されて。
吾郎:ありました。80年代後半!あの…、ウォッシュデニムとコンバースか何か履いて。
ジェーン・スー:仰るとおり!で、ちょっとメンズサイズの…
吾郎:ソバージュみたいな。
ジェーン・スー:そう!スパイラルソバージュみたいな。
吾郎:あれだ!
ジェーン・スー:あれですよ。今井美樹ショックですよ。
外山さんは、赤い口紅はお祭りで塗った事があると発言し、吾郎君、ジェーン・スーさん、2人が失笑。いや、別にいいじゃない、ねぇ?
外山:お神輿担ぐときに赤い口紅は塗ったことはあるんですけど。似合わない。でも、結構な赤ですよね、今。
吾郎:あのなんか、ちょっと一瞬、お化粧室とかでさ、食事中、女性が立ってさ、帰ってくるとさ、塗りなおしてくるよね。
外山:ああ。
吾郎:あれいいよね?
外山:天ぷら食べた後みたいな?(笑)
ジェーン・スー:そうじゃないよ。
吾郎:想像しちゃうよね、どうやって付けたかなとか。
外山:すごいですよね。あれはね、上手な人は上手なんですよ、グロスって。
そんな中、元ピーチカトファーブの野宮真貴さんがつけていたレンガ色っぽい口紅をつけてみて、ようやく赤い口紅が嵌ったと仰ってます。スタジオで、外山さんもその口紅を試してみることに。
吾郎:ああ、いいじゃないですか!そのぐらい色を付けた方がいいよ、普段から。本当に。
ジェーン・スー:何照れてんの?
外山:え・・・
そりゃ、まぁ、吾郎君からそういわれたら、満更でもないよね〜(笑)
甲冑アイテムその2 オーガニック野菜
オーガニック野菜は、ファッション的なものかと思っていたら、実際食べてみたら美味しかったと。
スタジオに実際に普通のトマトとオーガニックトマトを用意して試食です。いや、だけど、見るからに色も違うんですが。手間隙掛けて美味しいものを目指して農家さんが作ったものを、結果的にオーガニックというネーミングで売り出したというだけではないかい?(←と、こんな風に偏見で見てしまうのがよくないんですね、はい)
吾郎:ああ、全然違う。
ジェーン・スー:味が濃厚ですね。
吾郎:あのね、甘いだけじゃないよね。フルーツトマトとかの糖度が8とかさ、高いだけじゃなくて、酸味もあるけど、昔のトマトみたい。
同じくクレソンも。
吾郎:ああ!
ジェーン・スー:全然違う・・・
吾郎:何かね、アロマの香りとかする。こういうとこ(手首)につけて、アロマにしたい。(普通のクレソンは)辛い事がね、前面にいきすぎてる、クレソンって感じ。
そして、しみじみ食してる外山さん・・・・
外山:ああ、何だ、野菜、美味しい!!
一同:(笑)
ジェーン・スー:ちょっと、お嬢さん、何言ってんの!!
外山:う〜ん♪
吾郎:野菜たべないんだよね?
ジェーン・スー:あ。
外山:そんなに食べないです。
吾郎:基本的にね。
ジェーン・スー:結局、オーガニックとか、興味ありませーんって感じだったじゃないですか。
外山:うん。
ジェーン・スー:食べたら美味しいっていう話しですよ。
吾郎:本当、おいしい。これだけで食べれる。
ジェーン・スー:よー食べるなぁ〜、お嬢さん。
外山:うん♪
ジェーン・スー:自分で、ファッション、ファッションなんて言ってましたけど、そうじゃなくて、本当にね、ちゃんと真面目に作ったのは美味しいんだっていうことで、私が何でもかんでも斜めに見た気になっているのは本当によくないなと、思いました。
吾郎:バツ悪かったですね(笑)
ジェーン・スー:かなりバツ悪かったです。このままだったら私、モデルが薦める事、全部やりかねないですよ!起き抜けに白湯を飲むとかね。
外山:氷水じゃなくて?
吾郎:氷水なんて絶対に飲まない。常温ですよ。
甲冑アイテムその3 前髪パッツン
最近、前髪パッツンが流行ってますが、なかなか素人にはハードルが高いヘアスタイル。ジェーン・スーさんの持論としては、額は裸体と同じで、額を隠すと自分の素も隠せるような、そんな気持ちになれる部分なのだと。
吾郎:わかる。僕もそうだもん。前髪無かったら嫌だもん。
ジェーン・スー:おでこ出せって言われたら、結構、ねぇ?
外山:
吾郎:嫌です、嫌です。髪の毛短くしろって言われたら嫌だし。
ご、吾郎さん、だったら、あの、例えば、『おしん』の映画なんかもいやいやだったんですか?(爆)
十三人の刺客の殿までいっちゃうと、また違うのかもしれないけど・・・。
吾郎:正に甲冑だよね?
ジェーン・スー:ねぇ、そうですよね。
吾郎:あ、僕の甲冑は髪型だ!おでこ出したくないもん。
そんな話の流れで、スタジオに用意されたぱっつんヘアのカツラをかぶってみる外山さん。
吾郎:似合うと思うよ。
外山:どうですか?
吾郎:あはははは(笑)
ジェーン・スー:いなくもない。
確かに雰囲気が大きく変わりますね。ちょっとイケイケギャルっぽくなっちゃうけどww
外山:なんか、かまやつさんみたいになってる。
ジェーン・スー:ぱっつんも似合う。
外山:ちょっとぉ(笑)
吾郎:出しちゃえば写真集。
外山:(笑)。何ちょっと、何かその目が。
ジェーン・スー:何水着、着ます?
外山:着ませんよ、もう。
なんてボケつつ、外山さんのパッツンカツラを見て;
山田:でも、似合ってますよ、結構。
外山:そうですか?
山田:うん、何か、相席屋とかで、もてそう。
最後の山田君のハンコは甲冑姿のジェーン・スーさんでした。
最後に〆のトーク。
吾郎:女子トークみたいになっちゃった。おばちゃんトークみたいになって、僕も楽しくなっちゃって。
ジェーン・スー:あの・・・分かるぅ〜!っていう風に同意してくれるのが、毎回、稲垣さんの方なんですよね。
吾郎:そう(笑)
ジェーン・スー:何か、あれ?!っていう。
外山:・・・(^^;)
吾郎:僕、結構、何度も言うけど、心、おばちゃんだから。
(16.07.17 up)
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