ゴロウデ・ラックス'14年11月放送分

 

'14年11月放送分
第140回放送
14.11.06
第141回放送
14.11.13
第142回放送
14.11.20
第143回放送
14.11.27



♪番組の説明

祝・4年目突入!!『ゴロウ・デラックス』とは…?
SMAPで一番おしゃべり好きの稲垣吾郎がMCを務める業界唯一無二のブックバラエティ
毎週1冊(課題図書)、巷で話題の本からベストセラーまで様々なジャンルの本を深く紹介!!
さらに、
大御所作家先生からまだテレビに出ていないニューキャラまで幅広いゲストをお迎えし、トークする番組。


 

第143回放送 TBS:'14.11.27
Guest:角田光代, 課題図「紙の月」

外山
吾郎

  メモ

オープニング

ゲストを迎えてのトーク

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(1*.**.** up)


 

第142回放送 TBS:'14.11.20
Guest:桜庭一樹, 課題図「ほんとうの花を見せにきた」

オープニング。

外山:こんばんは(笑)
吾郎:こんばんは。・・・何ですか?
外山:いやぁ、吾郎さんはね、吸血鬼の役が似合いそうだなと思って。
吾郎:吸血鬼?
外山:今、(テレビの)向うで、『吾郎さんから血を吸われたい!』っていう声が聞こえるもん。
吾郎:・・・聞こえない。
外山:ねぇ?
吾郎:適当に言わないでよ。

と、何でいきなり吸血鬼なんていうキーワードが出てきたかというと、今回の課題図書は吸血鬼のお話なのです。

外山:すっごく面白かったので、他にも沢山読ませて頂きました。今夜の課題図書は「ほんとうの花を見せにきた」。
吾郎:僕もこれ、結構、すっごい好きですよ。
外山:ねぇ。
吾郎:今年読んだ小説の中で一番好きですよ。
外山:あ。本当に?
吾郎:うん。
外山:すごくよかった。最初の話は涙がポロポロ出ちゃうぐらい。
吾郎:趣味合うね!
外山:あ、そうですね。

と、かなりテンション高めな状態で、スタジオに今夜のゲスト・桜庭一樹さんをお呼びします。

外山:桜庭“一樹”さんだから、男性かと思ってたんですよ。でもね、女性ということで。
桜庭:小説を読むときに、男の人とか女の人とかではなく、年齢とか分かってて読むのと、分かんなくて読むのと、ちょっと違うなぁと思って。外国の本とかで、ちょっと誰だか何だか分かんない本を読んでるときの方が自由で楽しいので、あんまり年齢・性別が分かんない状態で読んで欲しいと思って最初に付けたんですけど、段々なし崩しでこのように出てくるようになって(笑)
外山:女性だと…(笑)
桜庭:そうなんです。最初はそうだったんです。
吾郎:へぇ〜。
外山:ちょっと影のあるというか、そういう人が出てくるっていう作品が、沢山・・・読んだ作品の中で多かったんですよね。
桜庭:私、幼稚園がキリスト今日の幼稚園に通っていたので、1回すごい苦労して、苦しんだりとか、何かを失くすとか、誰かのために戦うとか、すごい頑張って最後に光がある場所に行くっていう話しが好きなの・・・たぶんちょっとその当時読んでた絵本の聖書みたいなものから来てるのかなぁとは思ってて。スキーとか行っても、最後滑り降りるところの快感のために1回上がんなきゃいけない(ような感じ)
吾郎:でも何か、この冷たさみたいな、冷気をまとった感じが僕は逆に心地がよくって。うん。
桜庭:本当に日本海側で寂しい町で、海があってすぐ山になっちゃうその間の小さな町みたいなところで育ったので、それで結構、山が出てくる話や海が出てくる話が好きなんですけど。
外山:海は確かに結構出てきますね。
桜庭:箱庭みたいな話を作るのが好きで、大きな話よりは、私のところが紋別なので、小さいところの方が書きやすいのは、自分の育ちもそうだからと思うんですよ。
吾郎:へぇ。面白いね。自分の育ちが。


今回の課題図書について。「ほんとうの花を見せにきた」はファンタジーで吸血鬼が登場する話。ただ、ヨーロッパを舞台にしたドラキュラ伯爵のような話しではなく、舞台をアジアに移し、人間と吸血鬼の禁じられた交流を描いたものなのです。

外山:吸血鬼なんだけど、“竹のお化け”っていうのがね。
桜庭:竹が確か120年の寿命で、120年経つと花が咲いて枯れるっていうのを読んだので、竹のイメージで植物性にするとずっとアジアの姿でも吸血鬼でアリかなと思って。
外山:その、吸血鬼が竹に飛ぶっていうのがすごくないですか?
吾郎:すごい。
外山:その間が(笑)
吾郎:本当にあるのかと思ったもん、中国でそういう(話が)。
外山:ああ、ああ、ああ。
吾郎:自由だよね、やっぱりね、着想が。


ここで、外山さんが桜庭さんの作業場を見せて頂いたVTRが流れます。家=作業場の中は、とにかく本の山。ほとんどが趣味で読んでいるものだそうですが、トイレにまで所狭しと本が山積み状態です。
吾郎君、VTRを観ながら;

吾郎:うちのトランクルーム貸しますよ。

って・・・(笑)
本以外には、トイレで清掃用のブラシがピストルの形をしたものだし、この日の桜庭さんの髪留めも、ハサミの形をしていたりとかして、そういう物に惹かれるものがあるのだそう。そんなところにひょっこりやってきたのが、飼い犬のポンちゃん。このポンちゃんを見ていて、犬から見れば人間は寿命の長い生き物だけど、逆に人間から見て寿命の長い生き物は・・・という風に考えて、「ほんとうの花を見せにきた」の話を思いついたそうです。

VTRは続き、作業部屋に。ちょうど、GOSICKシリーズの作品を書かれているところで、壁一面に、色んな書き込みがされた原稿が貼られてます。こうやってとにかく思いついたことをどんどん紙に書いて、原稿を直していくんだそうです。
とにかく書くという作業は、日常のあちらこちらで行っているようで、思いついたアイデアはその場で、手元にあるコーヒーショップのナプキンであろうと、舞台のパンフレットであろうと、とにかく“紙”に書き記して残していくのだそうです。


そんなVTRが終わり;

吾郎:今日も、なかなか面白い柄の・・・ビーフ柄の(肉の部位の名称が書かれたニット)・・・あの、焼肉屋さんとかに最近、そういう絵見るよね?
外山:見ます。
桜庭:(笑)
吾郎:ネックレス、骨ですから。
外山:ね?
吾郎:骨(のネックレス)の下は肉(ビーフ)だ。
桜庭:これ、豚(ポーク)バージョンもあったんですけど、さすがに何か買えなくて、牛(ビーフ)にしました
外山:何で豚はダメだったんですか?(笑)
桜庭:何か、やりすぎかな、と(笑)
吾郎:ねぇ?あと、指輪はバナナです。
外山:ねぇ?
吾郎:楽しそうだね。で、分析してメモっといてっていう・・・
桜庭:分析するのが好きなんですよ。
吾郎:へぇ。
桜庭:でも、分析して、しきったときに最終的にちょっと分かんないものが、何らかしか残るので、この残るものが小説の核になるので。掃除して最後にこれを見つけるために使うのが分析・理屈かなと思うので。

今回、桜庭さんには番組から、『もし、ゴロウさんが主役なら?』というテーマで小説を考えてきて欲しいと、無茶なお願いをした模様。無茶振りと思ったけど、桜庭さん、生真面目に作品を考えてきて下さったようです。それは・・・

桜庭:自分の好みからするとどうかなと思って考えたのが;

       男装の麗人ゴロウ
       「殺人鬼 山田を追え!」
               桜庭一樹

↑わざわざ手書きでフリップを作ってきて下さいました。

桜庭:ここ(ゴロウ・デラックスの番組)が舞台で吾郎さんが主人公でって聞いたので、理想の稲垣吾郎さんって考えたら、・・・って思ったんですけど、実は女だったんですよ。それで、いきなり(目が)爛々としながら言いますけど(笑)、

そういう世界がお好きなんですね!(♪)

吾郎:女なんですか?
桜庭:あの…、幼稚舎からエスカレーター式のお嬢様学校にずっと通ってたんですよ。中学ぐらいの頃に、放課後に男の子のフリをして(アイドルの)養成所に通うようになり、いつか…すぐバレると思って通ってたら、案外バレないので、そのまま中学,高校,大学と、ずっと女の子としての生活をしながら、一方ではアイドルとして2重生活が始まったんですよ。
吾郎:ほぉ。
桜庭:未だに、高校のときの友達から、『そっくりだよねぇ〜』って遊んだりするときに言われたりするので、『よく言われるんだよねぇ』って言ってるんですよ。それで、絶対に女だってことは・・・こんなにベラベラ喋る…(笑)
外山:すごい!急に何かちょっと、ええ!!(笑)
桜庭:目がギラギラ(笑)。男装の麗人が大好きらしいです(笑)
外山:(笑)
吾郎:(汗)


桜庭:ところが、この番組の中で、殺人事件が起こって、ちょっと理由はわかんないんですけど、男が犯人としか思えない状態で、『犯人は稲垣吾郎さんだ!』ってことになっちゃうんですよ。そこに何か、探偵役の男の子が、まぁADって考えてるんですけど、何かもう、全然普段とか話したことないんだけど、その子だけがなぜか女だと気付いてて、内心ちょっと好きなんですけど。

桜庭:その三重の戦いが始まるってところまで考えて、すっごい一人で夜中に盛り上がって、でも、ちょっとそこまでで終わって(笑)
吾郎:いやいや、でも、面白いよ。
外山:面白い。
吾郎:その子(AD)、悲しいですね。
桜庭:何かでも、そういった片思い的なものが昔から好きなので、男装の麗人に憧れているADの男の子がいて、こっそり助けてあげるとかだと、すっごい今、ベラッベラ喋ってますけど(笑)、こんなに一人でベラベラとおかしな感じ(汗)
外山:いやいや。
吾郎:完パケで放送します!
桜庭:(笑)
吾郎:何か、嬉しいなぁ。
外山:そうですね、こうやってできていくんだな、っていうのが。
吾郎:今、思った。
外山:ねぇ?

ご、吾郎君、大丈夫?
でも、オタも似たような妄想は大なり小なり抱いてるからなぁ。引かないでね(滝汗)


最後に、吸血鬼=バンブーが120年の寿命を終えるシーンを朗読。桜庭さんが“最も自分らしい”と思う一節で、戯曲のような台詞とト書きが入れ替わる表現が混じっているのが自分らしいと思うのだそうです。


最後に棺桶が登場して、中から沖縄の妖怪・チースーアンダギーに扮した山田くん登場。この番組って、こんな小芝居やるんだ(笑)
ハイビスカスの花のハンコ。チースーアンダギーは最期、死んだらハイビスカスになるという解釈なんだそうです。ちょっと分かりにくかったかな・・・(汗)


(17.04.16 up)



 

第141回放送 TBS:'14.11.13
Guest:ヤマザキマリ, 課題図「とらわれない生き方」

外山
吾郎

  メモ

オープニング

ゲストを迎えてのトーク

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第140回放送 TBS:'14.11.06
Guest:コロッケ, 課題図「マネる技術」

外山
吾郎

  メモ

オープニング

ゲストを迎えてのトーク

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