ゴロウデ・ラックス'13年7月放送分

 

'13年7月放送分
第92回放送
13.07.18
第93回放送
13.07.25



♪番組の説明

SMAPで最もおしゃべり大好き!稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!小島慶子の言いたい放題!斬りたい放題!深夜ノンストップトークバラエティ!!今週の課題図書は?


 

第93回放送 TBS:'13.07.25 24:20〜24:50
Guest:牧野哲大, 「エプロンおじさん」(高原たま著)

オープニング

  吾郎 「こんばんは」
  小島 「こんばんは」
  吾郎 「あら、今日は、雰囲気違いますね」
  小島 「こちらがオープンキッチンになっておりまして」
  吾郎 「うん!メルヘンチックな食器とか、(アンティークの)お人形
      とか」
  小島 「このあたりは本日のゲストの方の私物でございます」
  吾郎 「可愛い!大好き」
  小島 「(笑)」
  吾郎 「金色の変なヤツ(ゴロデラのダルマです)は違いますよね」
  小島 「ええと・・・(汗)」


今回のゲストは、牧野哲大さん。課題図書の「エプロンおじさん」は高原たまさんと言う方が書かれたものですが、今回はその課題図書に登場する“エプロンおじさん”の方がスタジオゲストになってます。ゴロデラでは珍しいパターンかも。
このゲストの牧野哲大さんですが、日本初の料理研究家。NHKの「きょうの料理」にも、50年にわたり約5000回も出演されてます。

  吾郎 「最近やっぱり、僕が一番興味があるのがテーブルコーディネー
      トとか」
  小島 「あ、そうなんですか?」
  吾郎 「食器とかも大好きです」
  小島 「あらー」
  吾郎 「そういったものの、こう・・・パイオニアの方じゃないですか」
  小島 「男性がエプロンをつけるなんてとんでもない!っていう頃に、
      エプロンをつけて人前に出て、お仕事を始めた方なので」
  吾郎 「うん」
  小島 「そのご苦労も含めてね、今日は伺いたいと思います」

牧野哲大さん、今回の本の拍子に描かれているエプロンをつけての登場です。

  小島 「エプロン、たくさんお持ちなんですか?何枚ぐらい」
  牧野 「300枚ぐらい」
  吾郎 「ええ!」

と、エプロンコレクションを「アド街ック天国」風に紹介してました(笑)

そして、先ほど話をしていた今回のゴロデラのセットに置かれた食器や人形は、全て牧野さんの私物。

  牧野 「こういうのが好きで集めたというか、集まったというか」
  吾郎 「かわいいです、本当に。今、買えないよね。なかなか無いじゃ
      ないですか」
  牧野 「人形は私が作ったんです」
  吾郎 「ええ!」
  牧野 「料理と人形と、2つづりの道を歩いて今日まで来ました」

この後、ご自宅の写真も挿入されましたが、「童話のような」ご自宅で、西洋で買われた食器や手作りの人形が並べられてます。

  小島 「料理を始めて50年以上・・・今年、おいくつに?」
  牧野 「80歳になります」
  小島 「見えない!」
  吾郎 「見えない。すっごいですね」
  牧野 「ありがとうございます」
  吾郎 「肌ツヤとか」
  小島 「NHKの『きょうの料理』の講師も、どれぐらいの間、なさっ
      てたんですか?」
  牧野 「でも、50年近くになります」

1962年から現在に至るまで、50年・5000回以上にわたり講師をされてます。
牧野さんが料理に関心を持たれたのは、日本が戦争に負けて食べ物が無かった時代。そんな時代に食べるということに自分なりの考え方を表現してみたいと思ったのがこの道に入るきっかけとなったそうです。

食卓に『物語のあるテーブル』を作りたいと考えられているようで、童話をモチーフにしたアレンジをされてます。その中の1つを今回、番組で用意して下さいました。
『みにくいアヒルの子』を料理とあひるの置物で表現してあり、アヒルの卵としてマシュマロが置かれて、その下にスティックパイが巣を形作ってます。

  小島 「こういうのはなぜ始めたんですか?」
  牧野 「ただ単にマシュマロを作るよりか、『みにくいアヒルの子』に
      するとか、食べる人もそれを感じてくれないと張り合いが無い
      ですよね。そういう心のやり取りっていうのが、私は欲しいと
      思って…」
  吾郎 「実際に食べれるように作るんですよね?」
  牧野 「もちろん、食べられます。どうぞ」

吾郎君、山田君、小島さんもマシュマロを手にとって食べます。


ここからはエプロンおじさん牧野さんの料理人生80年を振り返ります。実際に山田君がスタジオに運んできてくれました。

  その1:おくもじ(たくあんの油炒め)
  牧野さんのお袋の味だそうです。


  その2:カニクリームコロッケ(一口サイズ)
  栄養学校に入って初めて西洋料理の時間で習ったものだそうで、
  世の中にこんなにおいしいものがあるのかと思ったとか。

そして、栄養士になられた牧野さん、中原淳一さんから声を掛けてもらい、牧野さんによるお弁当が雑誌のグラビアを飾ります。これが男性が行った最初のテーブルコーディネートのお仕事になったそうです。

その後、NHKの『きょうの料理』に出演。ただ、その頃はまだエプロンでは出させてもらえなかったそうですが、1966年に初めてエプロンで登場したときのエプロンの実物をスタジオで披露して下さいました。


  その3:ロールケーキ
  1968年、新婚旅行でヨーロッパ旅行をされたときの思い出の料理。
  まだ日本ではロールケーキが存在しない時代だったそうです。


さて、ここでゴロデラ版の『きょうの料理』。牧野さんが始めてテレビ出演されたときの料理『牧野流 鮭缶のあけぼの丼』(2人前)を披露して下さいます。当時、缶詰を料理に使うのは画期的だったそうです。

  1.鍋に水を入れる
  2.キャベツ(外葉3枚)を入れる
  3.スイートコーン(1/2缶100g)を入れる
  4.鮭缶(1缶180g)を汁ごと入れる
  5.塩・こしょう(少々)を入れる
  6.溶き卵(2個)を入れる

できたての料理を試食。

  吾郎 「おいしい!」
  牧野 「そうですか?」
  吾郎 「おもしろい!」
  山田 「おうちでも簡単にできるから」
  吾郎 「うん。これお子さんとかね、優しい・・・」
  小島 「夜食にもいいかも」


そんなこんなでエンディング。

  小島 「きょうの料理で初めて作られたお料理ということで」
  吾郎 「すごいねぇ。やっぱりだって、びっくりだろうね」
  小島 「そこから50年つとめることになろうとは、その頃には」
  牧野 「(笑)」
  小島 「お考えになってはいなかったでしょうし」
  牧野 「もちろんそうですね」
  吾郎 「そしていま、ようやく男の人も料理をね…」
  小島 「今ね。半世紀って長かったですか?」
  牧野 「自分の年を考えるとあっという間だと思います」


最後の山田君のハンココーナーは、山田君が作った作品をエプロンにプリントしてプレゼントしてました。


(13.07.28 up)


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