第80回放送 TBS:'13.03.07 24:50〜25:20
Guest:谷川俊太郎, 課題図書「二十億光年の孤独」他
本日のゲストは谷川俊太郎さん。ゴロウ・デラックスもここまで来たか!と思ってしまったです、はい。
オープニング
吾郎 「こんばんは」
小島 「こんばんは。詩ですよ。詩はお好きですか?」
吾郎 「詩、好きですよ」
小島 「教科書でも色んなところで私たちは、この方の詩は、たくさん
目にし、耳にし」
吾郎 「そうですよ」
小島 「ね、育ってきてますけど」
吾郎 「実在される方とは思ってませんでした」
小島 「何、失礼な!もちろんじゃないですか!!」
吾郎 「お姿のイメージというよりもさ、やっぱりこの…、字の感じが」
小島 「あ、そうですね」
吾郎 「教科書とか、イメージが」
小島 「ついにあの…、自分の愛蔵書を持ってきてしまいました」
吾郎 「そうなんですか」
小島 「大好きなんです」
吾郎 「よかったですね」
ゲスト登場
改めて今夜のゲストは谷川俊太郎さん。課題図書がどれがということではなく、とにかく、これまで約90冊の詩集を出されているということもあり、もちろん、教科書に載っている作品もあるので、番組では作品を1つ1つ朗読していきました。
小島 「今日は、みなさまも良くご存知と思いますが、谷川俊太郎さん
をお招きいたします。早速お入り頂きます。谷川さん、よろし
くお願い致します」
谷川 「こんばんは」
吾郎 「こんばんは」
小島 「よろしくお願い致します」
谷川 「こちらこそ」
谷川さん登場。席に座って開口一番;
谷川 「まだ生きてます」
吾郎 「・・・(汗)」
小島 「吾郎さん!!!(笑)」
谷川 「この間、小学生に会ったらさ、『あ!生きてる!』ってまるで
オバケ見るみたいに言われたの」
吾郎 「歩いたり喋ったりするっていう感じが・・・」
谷川 「教科書に載ってる人って大体、死んでっからね」
小島 「あははは(爆)」
かなりユーモアにあふれた方なんですね。
小島 「稲垣さんのことは、ご存知ですか?」
谷川 「もちろん知ってますよ」
吾郎 「ああ、ありがとうございます。嬉しいです」
小島 「今日ね、このゴロウ・デラックスに谷川さんがいらして下さる」
吾郎 「まさかですよね。はい」
小島 「今日は、ええ、谷川さんが今までにたくさん、たくさん、詩を
お読みでいらっしゃるので、早速谷川さんの自己紹介を」
吾郎 「詩で」
小島 「詩で、お願いしてよろしいでしょうか?」
谷川俊太郎さんの朗読 『自己紹介』
子供の頃は工作が好きで、小学校の頃は模型飛行機を、中学生になって真空管のラジオを組み立てたりという、工学系の子供だったそうです。
小島 「谷川さんの肉声・・・をね、こんなすぐそばで聞けて…」
吾郎 「何か今日、キュンキュンしてません?」
小島 「はい」
吾郎 「何かさ、女の子の顔、してますよ」
小島 「私あの・・・前、ある女性のタレントさんとご一緒したときに、
『谷川俊太郎さんって超セクシー。本当、素敵♪』と絶賛して
らして。そんな絶賛するなら、いつかお会いしたい!と思って
て」
と、そんな風にセクシーだと言われた谷川さんですが、実際、もてる人生を送られているそうで、結婚も3回されてると。
吾郎 「えっ、3回されてるんですか?!」
谷川 「すいません」
吾郎 「へぇ〜」
小島 「あははは(笑)。今はお1人ですか?」
谷川 「はい」
小島 「女の人はお好きですか?」
谷川 「大好きですよ。女の人、いなかったら生きていけませんよ」
小島 「あ、そうですか」
谷川 「僕、詩より絶対、女の方が大事だもん!」
小島 「あははは(笑)」
吾郎 「いいなぁ〜」
谷川 「何でみんな笑うの?」
吾郎 「おかしくないですよ。僕も相ですよ、僕も」
小島 「あ、そうですか?SMAPよりも女の方が大事ですか?」
吾郎 「うん!」
谷川 「(笑)」
吾郎 「そりゃそうですよ」
吾郎君の朗読 『唇』(詩集『女に』より)
小島 「谷川さんは、おしゃべりしながら睦み会うんでうすか?」
吾郎 「睦み会うってさ、ダメだよ」
小島 「じゃぁ、何て言うんですか?まぐわう?なんて言えばいいの?」
谷川 「別におしゃべりしながらってことはないけど、自然にしゃべっ
たりすることもあるでしょ?」
ちなみにこの詩集『女に』は、絵本作家でもある元奥様が挿絵を描かれてます。この佐野さんのことに対して、「最良の批評家」と話されてます。
小島さんの朗読 『さようなら』
これは谷川さんが家族やお子さんのことについて書かれた詩だそうです。
小島 「こんな風にして息子が自立していってくれたら嬉しいな」
吾郎 「あ、そう?」
小島 「はい」
吾郎 「そう思える?」
小島 「そうですね」
谷川 「色んな受け取り方をされてるんですよね。前にやっぱり朗読会
の後で、泣きながら中年女性が現れて、『私、一週間前に子供
を亡くしたところです』と言われたことがあって、そういう人
はそういう風に取るしね」
吾郎 「何か、寂しく感じた。だってこの年でさ、行かなきゃいけない
わけないじゃん、きっと・・・」
小島 「うん・・・・???」
吾郎 「何となく、これは僕は」
谷川 「そう、具体的にはね」
吾郎 「全然そんな、学生とかではないと思うの、もっと10代…1桁の
子だと思うんだけど」
谷川 「うん」
吾郎 「それが、行かなきゃいけないって言うから、少し、悲しい、寂
しいものの方が、僕は(感情が)立っちゃったけど…。でも、
(小島さんは)『こういう風に思って欲しいって、息子に』、
って言ったから、『ああ、そういうもんなんだなぁ』と思って、
捉え方全然違うんだな、って面白いよね、詩って」
小島 「うん・・・」
谷川 「これ、うちの息子が作曲して、歌になってるんだけど、あの…
詩より歌の方がいいっていう例の1つですね」
吾郎 「えっ?」
谷川 「この歌が。まぁ、親バカなんだけど」
谷川さんの息子さんが所属して活動しているグループDiVaで歌われている曲なんだそうです。
吾郎君の朗読 『二十億光年の孤独』
吾郎 「・・・何か、いいね。最後、いいよね」
小島 「僕は思わずくしゃみをしたというのはどこから出て来たんです
か???」
谷川 「全然わかんない」
小島 「・・・(笑)」
吾郎 「(笑)」
谷川 「全然わかんないで書くものが多いんですよ、詩は」
吾郎 「」
小島 「『ネリリしキリリしハララ』」
吾郎 「これは全く、何だかよく分からなかったんですけど(^^;)」
谷川 「あの、『眠り起き 働き』って前にえるでしょ?それを火星語
に翻訳したんですよ」
小島 「なるほど!」
吾郎 「火星語があるんですか!?」
谷川 「火星語です、それは」
吾郎 「ああ、そうですか(^^;)」
そして、それを書いていらっしゃった頃のノートを今回、持参してくださいました。いわゆる大学ノート(昔の)のような、鉛筆書きです。
そして、谷川さんのお父様が、友達である三好達治さんに息子である谷川さんの詩を見せたことがきっかけで、世に作品が出るようになったと。
吾郎 「最近は鉛筆じゃなくて」
谷川 「ワープロ時代からね。字書くの嫌いだったから。今は、だから
Macを2台。旅行のときはこのAir(番組に持参してきて下さっ
てます)、軽いから使ってますけどね」
吾郎 「ええ〜。それも意外ですよね」
小島 「字書くの、お嫌いなんですか?」
谷川 「下手なんですよ、字が」
小島 「いや、さっきの本当にフォントにして・・・」
吾郎 「かわいかった。可愛いっていうのは失礼だな」
谷川 「今どき可愛い字を書いてちゃ困るじゃないですか!80のじいさ
んがさ!」
吾郎 「(^^;)」
小島 「あはははは(笑)」
ここでADの山田君登場。今日も消しゴムはんこのコーナーが!
山田君の朗読&消しゴムはんこ作品『うんこ』
吾郎 「すごい、はんこ、かわいいですよ、これ」
小島 「かわいいですね、うんこハンコ」
山田 「時間が無くて・・・」
なんて会話をしていたら、谷川さんが、「1個くれる?」と。えっ、い、いいんですか?(@o@)
谷川 「1個くれない?うんこハンコ」
山田 「はい。あげます!」
谷川 「あの・・・サインしたときに何かさん、ハンコ押したいから、
小さい方がいい」
吾郎 「えっ、そのサインの横に押されるんですか?」
谷川 「そうですよ」
吾郎 「(笑)」
谷川 「どうかしら?」
山田君、出世したねぇ〜(笑)
吾郎君&小島さん そして谷川さんによる朗読 『生きる』
小島 「いやぁ〜、感激です・・・ありがとうございます。谷川さん、
まだまだ作品はあるんですが、いろんな時期のいろんなタイプ
の作品…」
谷川 「結構、コンビネーションで、ありましたね」
小島 「はい。いかがでしたでしょうか?」
吾郎 「いや、おもしろかったです。自分の作品ながら、よく書けてる
なぁ〜なんて思いながら聞いてました」
一同 「(笑)」
小島 「はい、今日は本当にたくさん朗読をして頂いてありがとうござ
いました」
谷川 「いえいえ、僕の方はしてなくてお二人がして下さって、ありが
とうございました」
小島 「ありがとうございました」
吾郎 「ありがとうございました」
(13.03.17 up)
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