ゴロウデ・ラックス'13年2月放送分

 

'13年2月放送分
第75回放送
13.02.07
第76回放送
13.02.14
第77回放送
13.02.21
第78回放送
13.02.28



♪番組の説明

SMAPで最もおしゃべり大好き!稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!小島慶子の言いたい放題!斬りたい放題!深夜ノンストップトークバラエティ!!今週の課題図書は?


 

第79回放送 TBS:'13.02.28 26:40〜27:20
Guest:小山内美江子, 課題図書「わが人生筋書き無し」

オープニング

学校のチャイムの音。なぜか2人とも学生服で登場です。さすがに小島さんはセーラー服じゃなかったですけど(ブレザーでしたけど)、吾郎君は詰襟。

  吾郎 「こんばんは」
  小島 「こんばんは。あはははは(笑)。うわっ、上履き。どうも、日直
      の小島と」
  吾郎 「生徒会長の稲垣です」
  小島 「よろしくお願いします」
  吾郎 「でも、何か、3週ぐらいしてエロいです」
  小島 「本当?今日は何しろこういう何世代にもわたって学生服の子供
      達を送り出してきた方だそうですよ」
  吾郎 「はい」
  小島 「吾郎さんの先輩も関係ある話ですからね」
  吾郎 「そうですね」

というのも、今回のゲストは「金八先生」などの脚本を書かれている小山内美江子さんがゲスト。課題図書は「わが人生筋書き無し」で、金八先生秘話満載です。

  小島 「(胸のバッジを指して)3B(3年B組み)」
  吾郎 「3B。本当にこれを見て育ちましたからね」
  小島 「吾郎さん、僕も出たいな、とか思ったことはありました?」
  吾郎 「ありますよ、やっぱり。このオーディション、行きましたから
      ね」
  小島 「えっ、あっ!吾郎さん、行ったんだ!!」
  吾郎 「みんな行ったんじゃないかな」
  小島 「へぇ〜」

へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜、へぇ〜。

  吾郎 「みんな行って、みんな落ちて、受かったのが森君だった」
  小島 「吾郎さんが金八先生のオーディションに落ちている!!」
  吾郎 「だって、ジャニーズの子はみんな行きますよ、金八先生のオー
      ディションは」
  小島 「代々、色んなアイドルのみなさんも…」
  吾郎 「そうですよ」


ここでゲストの小山内さん登場です。早速、吾郎君の朗読。

吾郎君の朗読
ドラマの執筆依頼が小山内さんのところに来たときの話です。

  吾郎 「その…息子さんも中学生だったから、何か、自分たちをモデル
      にしたようなドラマを書いて欲しいって(TBSの方が)仰ったん
      ですよね?」
  小山内「やっぱり青春物ってあるわけ。渚をぱ〜っと走ってね、『これ
      が青春だ!』みたいなのがあったんですね。『それはやめてく
      れ!』って。本当の中学生を書いた」
  吾郎 「そっか、リアルな…」
  小山内「例えば、って私もまだ出来上がってはいないんだけど、中学生
      3人がよしってズボンを下ろすト書きにすれば、かわいいお尻
      が3つ並んでた・・・っていうト書きにすればね。何かしたい
      わけね。何かして、ぴょーんって何かが飛んで、そして3人が
      ヘタヘタと力が抜けて座り込む・・・」
  吾郎 「面白いじゃないですか!」
  小山内「で、誰が一番遠くに飛んだか。中学3年だからね、(吾郎君は)
      負けるかもよ」
  吾郎 「いやいやいや、負けないですよ!」
  小島 「そこは譲らないんですね(笑)」

何を張り合ってるのだ?(爆)



この後、金八先生の名シーンと共に、ドラマ秘話を語ります。

最初にたのきんの3人の映像。この3人は、後からジャニーズが押し込んできたみたいです(笑)。

第2シリーズは「卒業式前の暴力A」より。中島美幸さんの曲と共に流れる有名なシーンです。武田鉄矢さんが最後、バスを追いかけたいと言ったほど(実際には母親)入れ込んだシーンだそうです。
※ちなみに、追いかけるシーンは第5シリーズで実現したそうです(笑)

そして、上戸彩さんが出演していた第6シリーズ。これは事実としてあったことを書いたものだそうです。

(すいません、今回はドラマの映像が盛りだくさんで、レポもしにくい)


最後に山田君の消しゴムはんこコーナー(笑)。金八先生そのものの姿をはんこで表現してました。

  小島 「何か山田さん、毎回どんどん上手くなっていく」
  山田 「(笑)」


(13.03.10 up)


 

第78回放送 TBS:'13.02.21 24:20〜24:50
Guest:久保ミツロウ, 課題図書「アゲイン!!」


オープニング

  小島 「こんばんは」
  吾郎 「こんばんは」
  小島 「吾郎さんはどんな高校生でしたか?」
  吾郎 「SMAPな高校生」
  小島 「ですよね」
  吾郎 「高校生のときに、もう、お金貰ってたし」
  小島 「あははは(笑)。小遣いでなくね」
  吾郎 「小島さんは?」
  小島 「いわゆる女子高で男っ気も無く」
  吾郎 「男っ気無く?」
  小島 「男の子興味なかったんで」
  吾郎 「ほお…」
  小島 「処女だったしね」
  吾郎 「あ、高校のときまだ処女?」
  小島 「まだ処女でしたよ。男の子知りませんでしたからね」


本日の課題図書

本日の課題図書は、久保ミツロウさんが描かれた漫画「アゲイン!!」。

  小島 「今日のゲストは久保ミツロウさん」
  吾郎 「お会いしたこと無いんですけど、モテキの」
  小島 「そうです。テレビドラマにも映画にもなった『モテキ』のミツ
      ロウさん」
  吾郎 「ミツロウさんもやっぱりモテナイ男なのかなぁ」
  小島 「意外とイケメンだったりして〜」
  吾郎 「イケメンで、何か、俺よりミツロウばっか見てちゃダメだぜぇ」
  小島 「それではお呼びしますよぉ。久保ミツロウさんです、お入り下さい!」

そうして;

  久保 「ハイ、茶番ありがとうございます」

と、ゲストの久保ミツロウさんが登場。お名前はミツロウさんですが、登場したのは女性の方です。

  久保 「ナイス茶番でした」
  小島 「あははは(笑)」
  吾郎 「ちょっと、ちょっと、おかしいや」
  久保 「いっけな〜い。私、男のフリをしてますけど、実は女なんです
      よぉ〜」
  吾郎 「ええぇ〜」

以上、茶番終わり(笑)。

久保さんの代表作といえば「モテキ」ということで、まずはそちらの話題から。主人公が嫌なヤツという設定になってるのは、自分自身がそうで屈折して嫌なヤツだと久保さん自身はおっしゃいます。

  吾郎 「今日はこの番組出て頂けたというのは、あまりテレビ、出られ
      ないじゃないですか?」
  久保 「今日はあの、稲垣さんとあわよくば結婚できるのを狙った体で
      来ました」
  吾郎 「何で体なんですか、そんな」
  久保 「稲垣さんと結婚できるかどうかを考えたところ、まぁぶっちゃ
      けできないなっていうのは気付いてるんですけど、その気持ち
      を漫画にしてきたんで」

と久保さんが用意して来てくださった漫画は『私が稲垣吾郎に告白するまでの流れ』だと。

  久保 「今日の本番終了後の私のイメージですね」


   男性スタッフ:稲垣さん、久保さんと今度一緒に飲みたいって言って
          ましたよ
   久保:ええ!!

   (一緒にワイン飲みに行こうとかになっちゃうのかなぁ〜。
    オープンカーでどっか海沿いとか走っちゃうの?
    いやいや、そんなことあるわけないよなぁ〜)←と妄想

   数日後・・・

    稲垣吾郎、熱愛発覚


  久保 「これ、仕事中、私は見ちゃうわけですよ」

   久保:ああ!もう、ゴロウ・デラックス出演のとき女と付き合ってた
      んだ…

  久保 「短い夢なんて見てる場合じゃないと思って、それからしばらく
      経ったSMAPのコンサートですよ」
  吾郎 「♪Don't cry baybe 信じてなよ〜」
  久保 「私はウチワで『好きでした』」
  小島 「あはははは(笑)」
  久保 「『♪Don't cry baybe 信じてなよ〜』(涙)」


(爆)(爆)(爆)(爆)(爆)(爆)(爆)(爆)(爆)

普段は身の程を知りながら、今回のように妄想してくださいよと言われたら仕方なしに妄想するのだとか(笑)

  久保 「だからこれもいつの間にかホイホイ描かされてしまったんです
      が、案外、ペンが乗ったなっていう」
  小島 「あははは(笑)」
  吾郎 「でも、もう妄想はしないって、僕のことフッたじゃないですか!」
  久保 「フッてないですよ!フッたのはそっちじゃないですか!」
  吾郎 「そんなこと。もうだって、追いかけないってことでしょ?妄想
      してくんないわけでしょ?」
  小島 「『フッたじゃないですか』って言われると嫌な気しないですよ
      ね」
  久保 「うん・・・」
  小島 「吾郎さん、こういうところあるの。真に受けていいのやら受け
      ていけないのやらわからないっていう時には、もう、彼の罠に
      はまっているぞ、みたいな」
  吾郎 「・・・」
  久保 「男の人は何を考えているんだろう?って思わせることが大事で」
  吾郎 「へぇ〜」
  久保 「でも、それは格好いい人だからいい、やっぱ美人な人がやるか
      らいい。美人じゃない人がそれやったら、ただの『勘違いブス』
      っていうネーミングがあるんですよ」

ああ、そうよ、そうよ。まるっと同意しちゃうわ…。

  小島 「そんな」
  久保 「あるんですよ!この業界、まじね、そういう美人じゃない業界
      はそういうね」
  吾郎 「どの業界ですか!」
  久保 「“美人じゃない業界”ってあるんですよ!まぁ、自分もそこに
      属してるんですけど」

というと、吾郎君、抜け抜けと;

  吾郎 「美人じゃない業界なんて無いでしょ

とか言っちゃって;

  久保 「うわぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜」

と、久保さん、打ちのめされてます。

  吾郎 「初めて聞いたんですけど」
  久保 「あなたの目には映っているけれども、あなたが見えないように
      しているだけで、たくさんこの世にはそういう業界があるんで
      すよ、もっと末端の末端の。コンサート会場のあっちこっちに
      そういう業界人はたくさんいるんですよ!」
  吾郎 「そんなことないですよ」
  久保 「その業界人がウチワ振ってんですよ!」
  吾郎 「え、だってさ…」
  久保 「ファンのみんなに全員美人って言えますか?」

すると間髪入れず;

  吾郎 「美人ですよ!

うわぁ〜、吾郎君、めっちゃ男前!!!!!惚れるぅ。大好き!!(笑)

  久保 「あぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜ぁ〜」
  小島 「あははは(笑)」
  吾郎 「ええ、何で!?」
  久保 「ああ、そっか、そっかそっか。いや、ちょっと今、腕が震えて
      来ました、これがアイドルなんだって」
  小島 「あははは(笑)」
  久保 「私はアイドルの化けの皮を剥がそうと必死に何か誘導してたけ
      ど、私が浅はかだったんだなって」
  吾郎 「でも、何か、(久保さんは)すごい可愛らしいですよね。何か、
      クルクルクルクル部屋ん中歩き回っているペットみたいな感じ」
  久保 「あはははは(笑)」


遅くなりましたが、本日課題図書『アゲイン!!』について。

  吾郎 「女の子、意外とこういう男の子好きなんじゃないかな」
  久保 「そうなんですよ」
  吾郎 「別に昔っからの少女マンガの主人公が理想じゃなくて、"今、
      モテる子"って感じじゃない?うん、脱力系の何か…」
  久保 「あんまり性にガツガツしてるわけでもなく、何考えてるんだろ
      う、って女の子からすると思う男の子っていうのは、やっぱり
      ミステリアスで好きなんです」

一方で、その主人公が恋をしているヒロインは応援団の団長さんで、少年誌にいるような主人公の要素を織り込み、理屈じゃなく応援するというキャラクターを作ったと。

  久保 「そのために絶対必要な説得力が可愛い・美人だったってことで
      すか。これが微妙な顔だったら誰もついてこないですよ」

男は何だかんだ言っても、顔だと(笑)。

小島さんに「SMAPのみなさんっていうのは、どういう男性像?」と聞かれて久保さん;

  久保 「すごく生々しくない歌詞の世界を、ず〜っと歌ってくれてて、
      さすがだな、って思うんですけど」
  吾郎 「何か、リアルな歌詞はあんまり歌ってないんだよね。アイドル
      だからじゃない?」
  久保 「あっ、忘れてたぁ〜」
  小島 「アイドルだ!みんなのものなのよっ!」
  久保 「でも、本当にそこはよくジャニーさん、分かってくれてるなぁ
      と思うんですよ」
  小島 「女の人にとって自分が疎外されてないってすごい大事かも」
  吾郎 「でも、僕が芸能人として結構欠けてる部分はそういうところで
      あって」
  久保 「ああ…」
  吾郎 「背伸びしないと女の子もついて行けないって思っちゃうじゃな
      い。自分で言うのも変だよ」

あはは(笑)。

  小島 「ええ、でも、でも、そうね。貴公子っぽいっていうかね」
  吾郎 「何かね」
  小島 「吾郎さん、この番組だと、そう見えていながら親しみやすいん
      じゃなくて、そう見えていながら親しみやすい体をとりつつ、
      でもやっぱり変人なんじゃないかってところがいいと思います」
  吾郎 「(笑)」
  小島 「私、そこ、大好きです」
  久保 「大事ですよ!!みんなそこをずっと求めてる。それがもし無く
      なってしまったら、今までずっとついてきた稲垣吾郎ファンが
      がっくりしますもん」

ああ、そうそうそうそうそう。

  吾郎 「もちろん、もちろん分かってますよ。僕がじゃぁ、二十歳の頃
      に"アゲイン!!"して、もう1回ジャニーズ事務所に入ったとし
      て、もっと本当のスターになろうと思って考えていたらやり方
      は違うよ」
  小島 「そうなんだ」
  吾郎 「僕が本当に石原裕次郎さんになりたいんだったらとか、やり直
      すことができたら、何かできそうな気はするけど、まぁでも、
      消滅しちゃうと思うの、自分自身が苦しくなって。そんなこと
      をマンガ読みながらちょっと考えてた」


ここで朗読。久保さんはものすごく嫌がってましたが…(笑)

  (キャスト)
   主人公 ネガティブ男子 今村金一郎 吾郎君
   今村に恋する柴田麗緒 小島さん
   今村のおばあちゃん 山田君

主人公・今村の実家で、今村が柴田からアプローチを受けるというシーンを朗読してました。ちょっとエッチな感じで、久保さんは終始顔を覆ってました。

  小島 「『バカ柴田』ってね」
  久保 「ちょっとキムタク風に。心の中にキムタクを飼ってて」
  吾郎 「あははは(笑)。勝手に飼わないで下さいよ。高いですよ、レン
      タル料」
  久保 「こうやってちょっと『待てよ』ってやってくれる」
  吾郎 「心に木村拓哉を飼ってるって面白いね。名言だな」


この後、久保さんの人生を振り返ります。小学校5年で初めてマンガを描いたそうですが、描いた漫画がヒロインが巨乳のエロマンガだと。21歳でマンガ家デビュー。だけど最初に連載を描いた雑誌が次の号で廃刊になったらしいですが…(汗)


最後にモテキの1シーンを吾郎君が朗読。マンガに出てくる;

  吾郎 『まさか別々で寝る気?』

という台詞の朗読に対して久保さん絶叫。

  久保 「うわぁ〜、キタ!!!何か曲を流してもらわないと」



エンディング

  小島 「今日どうでした?」
  久保 「だらだらとルンバ(掃除機の)みたいに走り回ってかき回した
      だけで、ただのもてない女の子の・・・女の子って自分で言っ
      たら、お前37歳だろって言われちゃうんですけど」
  小島 「いちいち…(笑)」
  吾郎 「何ですか、全部悲観的に。2人の自分が居て戦ってる姿がもう、
      たまらなかったですよ。これは面白い。男の人が見てたらすっ
      ごい可愛いと思いますよ」
  久保 「何まとめてるの?(怒)」

とはいえ、時間が来たのでここで終了。未公開があるなら、それで1本、番組を作って欲しかったわ…。

   『ファンはみんな美人ですよ』
        想像以上に王子様でした。


(13.03.03 up)


 

第77回放送 TBS:'13.02.14 24:20〜24:50
Guest:水道橋博士, 課題図書「藝人春秋」


オープニング

いつものように向かって右から吾郎君、左から小島さんが登場。

  小島 「今回ですねぇ〜、私もあの…随分長く存じ上げてる方なんです
      よ、ゲスト」
  吾郎 「そうですか?」
  小島 「そうなんです。吾郎さんもどっかで会っていると思います」
  吾郎 「本当ですか?」
  小島 「はい」
  吾郎 「ゲスト、誰が来るか分からない体、やめません、もう?」
  小島 「そうだね」
  吾郎 「だってもう、タモリさんたちだって”友達紹介”じゃないじゃ
      ん」
  小島 「ああ、そうねぇ・・・」


ゲスト登場

さて、本日のゲストは水道橋博士さん(以下、世間一般の皆様と同じく博士(敬称略)で記載させて頂きます)。先日、とみこはんがゲストのときに、飛び込みでいらして下さいましたが、改めてきちんとしたゲストとしての出演です。課題図書はもちろん『藝人春秋』

  吾郎 「おもしろかったです」
  小島 「おもしろかったでしょ?」
  吾郎 「はい。何かあまりこういうスタイルのものって読んだことない
      というか」
  小島 「熱量がすごくなかったですか?」
  吾郎 「熱量がすごいです」
  小島 「これは絶対に書いて残すんだ!っていう博士の意思というかで
      すね」
  吾郎 「そうですね」
  小島 「元マネージャーのくみこはんがいらしたときに、御自らこれを、
      本をお持ちになってですね」
  吾郎 「そうですよ」
  小島 「そこから(入り口じゃないところから)入ってこようとした。
      このキャスティングは博士が根回ししたものなのか」
  吾郎 「消しゴムはんこもフリだったのかな?」
  小島 「フリだったのかな、実は???」

そんな前フリで水道橋博士登場。

  博士 「こんばんは。ようやくメインのゲストで。僕が根回ししたとし
      たらとみこはんの後には出ないです」
  小島 「そっか(笑)」

博士と小島さんは、3年間、TBSラジオで番組を一緒にやってました。そんな2人が吾郎君の目の間に並んで座っているわけです。

  吾郎 「不思議なコンビですよね、こうやって見ると」
  博士 「あの・・・、テレビで観ると絵面が大きいの(=小島さん)と
      ちっちゃいの(=水道橋博士)になるんで、ラジオだと不思議
      じゃないですよね」
  吾郎 「だってさ、お二人とも、結構…、何だろう、衝突する感じじゃ
      ないですか?」
  小島 「あははは(笑)」
  博士 「そんなことないですよ。僕どちらかというと僕がキャッチャー
      やってましたから」
  吾郎 「本当ですか?!」
  博士 「ええ。(小島さんは)豪速球にもほどがありましたよ。めちゃ
      ぶつけでしたもん」


小島さんの朗読

本の冒頭部分。青春時代の話を書かれた部分で、当時は今で言うひきこもり状態だったと。それがビートたけしさんの元に弟子入りし、芸能界があの世の出来事であるかのような非世界(あの世)に飛び込んだという感覚でかかれた部分らしいです。

そうして、芸能人の観察を行ってきた内容を書いたのが今回のご本。

  博士 「今日僕 『あさイチ』(@NHK)出てましたけど、あの…イノッチ
      にずーーーーっと『稲垣吾郎はどういう人か?』っていうのを
      ずーーっと取材してました」
  小島 「何リサーチしたの?(笑)」
  吾郎 「(^^;)」
  小島 「すごいねぇ〜」
  吾郎 「本当ですか?」
  博士 「付き人やって、一緒に海外行ったことあります?」
  吾郎 「そうなんです」
  小島 「えっ?」
  吾郎 「一回だけ。イノッチ、結構、SMAPの付き人やってたんですよ」
  小島 「ええ!!!そうなんだ」
  博士 「そのときに、イノッチが仮払いとか、イノッチが全部払ったん
      ですって」
  小島 「ええ?」
  博士 「そしたら、『稲垣さんが、自分の服ばっか買うんですよ』」
  吾郎 「あはははは(笑)」
  博士 「こういう話をメモっちゃうんですよ、俺!ああ、面白いなぁ」
  吾郎 「面白いですねぇ」

と、こんな風に、藝人の世界に飛び込んだルポライターの心境でいろいろ観察していらっしゃるんだそうです。

  博士 「それを、忘れないようにブログをずっと17年、15年か、続けて
      るっていうのは、その***を入れとくんです」

と博士。ここでそのブログ中に登場する吾郎君に対しての話。

  博士 「稲垣吾郎をどこで僕が記憶してるかっていうのを振り返ってみ
      たら」
  小島 「ブログで?」
  博士 「そうです」
  小島 「はい」
  博士 「97年にめちゃめちゃ印象的な日記があるんですよ」
  小島 「97年に会ってる?」
  吾郎 「ええええええ?本当ですか?」
  小島 「吾郎さんと?」

ということで、この日のブログ。1997年6月29日の日記より抜粋されたものだそうです。記載しちゃっていいかな…。テレビで紹介されたのはブログ全文では無いようですが;

  19時より、紀伊国屋「サザンシアター」
  「広島に原爆を落とす日」千秋楽。

  吾郎 「ああ・・・」

  タマキストとして、
  緒川たまきを見たいがために行ったつもりなのだが、

  博士 「あははは」
  吾郎 「タマキスト(^^;」

  にっちも、さっちも、どうにも、稲垣吾郎に、驚嘆・感服した。

  俺は原作を読んでるから、ともかく、
  このスピード、この内容で、稲垣目当てのファンが、
  ついてこれるんかい、などと思いつつ、
  稲垣くんも、このペースで喋ってて、大丈夫か!と思ったのが、
  1時間後、その後、淀みなく、ほぼ、出ずっぱりで、
  延々1時間40分続いたのだ。
  終了は9時40分。2時間40分! 字数に直して、2万7千語!
  しかも、あんた、この人、
  あのスマップやりながらの舞台なのだから、
  俺とて、拍手・喝さいしますよ。

  この間、同じサザンシアターで、漫才36分やって、
  悦に入ってる俺たちもな〜と恥ずかしくなったよ。まったく。
  現・トップランナーの自覚をもった、最速の仕事って
  なかなか、見る瞬間に出くわさないものだから
  素直に良かったよ。

  吾郎 「いや、嬉しいですね♪」
  小島 「15年前の舞台、覚えていらっしゃいます?」
  吾郎 「覚えてますよ。もちろん、だって僕はもう、一生忘れない舞台
      ですもん、やっぱり。とにかく台詞の量がすごくて、本当、声
      が全く出なくなったりとかして。でもね、すっごい楽しいなぁ、
      って思ったんですよ、演劇って、こんときに」
  小島 「あ、そうですか」
  吾郎 「うん。舞台やっていこう、って、こんときから思って、昨日も
      やってるわけですよ」
  博士 「へぇ〜」
  小島 「ねぇ?今もずっと」
  吾郎 「いや、何か、がんばろ〜」
  小島 「あはははは(笑)」
  博士 「(笑)」
  吾郎 「(^^;)」
  小島 「見てくれてる人いるんだなっていう」
  吾郎 「そうだよねぇ〜。僕がゲストみたいになってるよ」
  小島 「次の本に載りますから。『藝人春秋2』の中に、稲垣吾郎って
      いう項目が入ってくる」
  吾郎 「すごい、観察してくれてる感じが伝わってきて、何か嬉しい」
  小島 「でも、あのね」
  吾郎 「すごいですね。そういうきっかけでまた全部、思い出していく
      わけですよね?」
  小島 「そうやってブログにもされてるし、記憶にも残っているものが
      今回、1冊になったんですよ」

と、そこで、ADの山田君が登場。

  博士 「おっ、山田君!紳助さんは元気ですか?」

さらりと爆弾質問と思ったら、山田君は山田君で、さらりと;

  山田 「はい、先日会いました」

爆弾回答(笑)

  吾郎 「会ったんだ!!」
  山田 「はい、ロン毛になってました」
  吾郎 「本当に?!(笑)」
  山田 「ムキムキになってました」
  小島 「もういいです」
  博士 「それまた、楽屋で取材するから」

藝人春秋の本に関しては、色んなメディアで取り上げられているようで、ここではゴロウデラックスではお馴染みの(?笑)、西村賢太さんの書評を。「名文で活写される「藝人」たちの人生。これはエンタメと私小説が融合した文学的事件だ」というコメントを寄せていらっしゃってます。

水道橋博士も西村さんの苦役列車を読まれていて、この小説は「オールナイトニッポン」は高田文夫さんとビートたけしさんの影響を受けていると感じられたそうで、番組でたけしさん&西村さんとご一緒したときに、番組終了後、朝7時まで飲んだそう。ただ、たけしさんの目の前で西村さんは眠っちゃったり、

  吾郎 「あははは(笑)。もう、緊張がほぐれちゃったんだね」

吐きかけそうになったり、

  吾郎 「ダメなんですよ。もう、それね、日課なんですよ。駐車場の所
      でね」

なぜか吾郎君が代弁してました(笑)


小島さんの朗読

草野仁さんに関する部分を朗読。肉体派の草野さんについて記述されてます。

  吾郎 「でもさ、確かに目の奥とか鋭いよね?」
  小島 「言われてみると格闘家っぽいな、って」
  吾郎 「ね?」


吾郎君の朗読

甲本ヒロトさんについて。中学のときの同級生だったんだそうで、たけしさんのラジオ番組にゲストできたときに再会したそうな。


「北野武と松本人志を巡る30年」という章については、こんなところまで書いていいのかというところまで書いたんだそうです。内容はここでは語られなかったですが…。


と、ここでVTRでたけしさん登場。なぜか寿司屋の大将のキャラで登場。
・・・これって、「情報7daysニュースキャスター」??と思ってたら、まさしくその番組から出された本「幸せ三面記事新聞」の宣伝でした(爆)


番組を戻して、最初に吾郎君が朗読した「まえがき」の部分、敢えて「読点”、”」を使わずに書かれたそうです。

  吾郎 「ちょっと読みやすかったのよ、逆に?何でですか?」
  博士 「「芸」をやりたいんですよ。「文芸」だから、そういう「芸」
      をやりたいんですよ」

「、」がなくても分かってもらえるように、しかもそれを気付かれないように、そんな風に配慮されたと。他にも漢字の割合とか、ものすごく時間がかかったと。

  吾郎 「これ何か、絶対ほら、舞台上で台詞をしゃべったら、絶対格好
      良く喋れそうじゃない?『タララララララ、タララララララ…』
      って。僕はかなり点を入れて読んじゃったから反省してたんだ
      けど。そう、気付かないで読んじゃったから。おもしろいねぇ」


小島さんの朗読

古館伊知郎に関する部分を。プロレス実況風に表現されてます。

  小島 「こういう書き方っていうのはやっぱり芸人さんならではだなぁ、
      と思いますよね」
  吾郎 「でもこれ、ずっと続くんでしょうね、きっとね」
  小島 「吾郎さん、登場しますよ(笑)」



最後にもう一度、山田君登場。先日ゲストでいらしたとみこはんに弟子入りして、はんこを作ってきたと。真ん中に大きく「藝」というはんこと、その脇に花をモチーフにしたはんこが押されてました。

  小島 「ああ、やっぱり才能があふれ出してる!」
  山田 「さっき作りました。藝人の藝が僕の知ってる芸じゃなかったの
      で、それを」
  吾郎 「これやれば、どんなつまんないこと言っても全部大丈夫だよ」
  博士 「ありがとうございます。じゃぁ、よきところで締めを」
  小島 「今日は本当にありがとうござました。是非、パート2、パート
      3を」
  吾郎 「そうですね。ちょっと僕らも出れるように」
  小島 「そうですね」
  博士 「ここで話が締めに向かってるように見えるでしょう?まだある!」
  小島 「何を(笑)」
  博士 「いや、次の時間が・・・」
  吾郎 「お二人、楽屋でやってもらっていいですか?」

・・・(笑)


(13.02.24 up)


 

第76回放送 TBS:'13.02.07 24:20〜24:50
Guest:三原康博, 課題図書「ザ・ベストテンの作り方」

オープニング

昔懐かしの「ザ・ベストテン」形式の映像で番組スタート。

  吾郎&小島 「ゴロウ・デラックス!」

とはいえ、悲しいかな、番組予算はありますので(笑)、模型セットにゴロデラキャラの二人の紙人形が置かれてます。

  吾郎 「みなさん、こんばんは、稲垣吾郎です」
  小島 「小島慶子です。吾郎さん、何か私たち、いつもちょっとと今日、
      違いませんか?」
  吾郎 「何か、おかしですよね?ちょっと小さい気がするし」
  小島 「ええ」
  吾郎 「小島さんも何か、お姫様みたいになってるし」
  小島 「これもいいかな、って思いますけどね」
  吾郎 「うん。っていうかさ、このセットってもしかして『ベストテン』
      のセットじゃない?」
  小島 「あ」
  吾郎 「テレビで観たことあるよ」

と、白々しい前フリがありましたが、今日はこのテレビの美術セットがテーマです。

  吾郎 「っていうかさ、そろそろ現実の世界に戻らない?」
  小島 「そうしましょうか〜」

すると、リアル吾郎君と小島さんが、当時のザ・ベストテンの歌手登場のセットそのものから登場。あれ、これは本物?まさか、ゴロウ・デラックスの番組予算ではここまで作らないですよね?

  小島 「本物?」
  吾郎 「本物?やってみたかったんだよね、これ、一回」
  小島 「あ、そうか。SMAPのみなさんはもうベストテン、無かった
      んですか?」
  吾郎 「無かったですよ」
  小島 「ああ」
  吾郎 「もちろんバックとしてね、光GENJIさんのバックダンサーとか
      ではあるんですけども」

今日は“ベストテンを作った方”がゲストです。
本日の課題図書は三原康博さんによる『ザ・ベストテンの作り方』。三原さんは、ベストテンの美術を担当されていた方です。


ゲストとトーク

  小島 「テレビ業界の一番、こう…、華やかだった頃というか、今とは
      違う形でセットとかね。今割りと、光線とか、光の具合とかで」
  吾郎 「テレビではね。歌番組のセットね。特に今、もう、明かりで」
  小島 「でしょ?」
  吾郎 「1セット、明かりでっていうか」
  小島 「この頃は」
  吾郎 「すごいですよ」
  小島 「今のテレビ業界は…、あれ(黄金ダルマ)、美術倉庫で拾って
      きたのよっ!」
  スタッフ「あははは(笑)」
  吾郎 「・・・(^^;」
  小島 「元値ゼロよ」

スタッフが大笑いしていたところを見ると、本当に拾ってきたものなのだろうか???(汗)

  吾郎 「って言うかさぁ」
  小島 「これ(ゴロウ・デラックスのセット)も何かの使い回しでしょ?」
  吾郎 「でしょ?僕らもう、ここでずっとやってるんだよ」

という何とも雑な前フリの後、著者の三原さん@美術デザイナー登場。

当時のベストテンのセットは、1組のアーティストに対して1つのセットを作っては捨て、ということをやっていたという、今では信じられないような作業をされてました。

  三原 「今はもう、無いでしょ?」
  吾郎 「無いですよ。普通、使いまわすしさ。だって、『ミュージック
      ステーション』の白いヤシの木なんかずっとあんだよ、あれ」

だけどそう考えると、スマスマの歌コーナーは毎回違うっていうだけでもすごいことなんですよね、きっと。

  小島 「だって、1個1個がすごく高いですからね」
  吾郎 「普通は考えられないことです」


小島さんの朗読
三原さんはデザインや美術というものについて「消費しないといけないものだ」と仰ってます。消費するということは、ものを考えなきゃいけないという、物を生み出すことにつながると主張されてます。

  吾郎 「でも、よくそれは、本当に、許可が下りたというかね。それが
      ちゃんと成り立ってたんですね」
  小島 「ねぇ。勿体無いからダメ、って言われたらお仕舞いじゃないか…」
  三原 「よき時代がそれなんですよ」

三原さんがご自宅に保存している美術セットの模型をスタジオに。スタジオに持ってきていただいただけでも20や30個はある感じ。残していらっしゃるんですね・・・。

「ミ・アモーレ」(1985年)、「星屑のステージ」(1984年)、「CHA・CHA・CHA」(1986年)、「渚のはいから人形」(1984年)のセットを見ながら、吾郎君、小島さんと二人で歌を口ずさんだりしてました。


ここで;

 『ザ・ベストテン美術デザイナーが選ぶザ・ベストテンセット ベストテン』

を発表。当時のベストテンのランキング発表のボード(本物)を使ってます。こういうの、取ってあるんですね。


  10位 燃えろいい女 ツイスト
   〜バックに巨大な女性(胸も巨大)のセット
  9位 3年目の浮気 ひろし&キーボー
   〜アパートの一室。こたつに入って歌ってます。
  8位 セクシャルバイオレットNo.1 桑名正博
   〜セクシーさを表現するために、ネコをモチーフにしたセットを。
  7位 異邦人 久保田早紀
   〜演奏しているグランドピアノの上に砂漠を再現

  三原 「これももう…、くたびれちゃって動かないんじゃないかという
      あれがあったんですけど、無理を言って今日もってきてもらっ
      ている」
  吾郎 「これ本物ぉ〜?」
  三原 「はい」


  6位 ふたりの夏物語 杉山清貴&オメガドライブ
   〜立体的な夏のビーチを表現したセット
  5位 夢想花 円広志
   〜ミラーを向かい合わせてスケール感を出したセット
  4位 雨の慕情 八代亜紀
   〜雨あがりの質感を出すために、床一面にサランラップを張って再現

  吾郎 「何かアイディアとかトリックだよね、本当にね。いかに上手く
      騙すというか」
  小島 「でも、制約が多い中でというのが、かえって功を奏してという
      か」
  三原 「そうですね、勉強させてもらってますよ」


  3位 赤い絆 山口百恵
   〜ランキング順位上、5位の桜田淳子さんを4位の山口百恵さんが
    踏みつけるという差を示したセットにされたという。今じゃ考え
    られないかも。
  2位 星空のディスタンス アルフィー
   〜三原さん入魂の一作で、宇宙空間を表現したもの
  1位 謝肉祭 山口百恵
   〜宮殿をイメージし、三原さん自身が感じたドラマ性を表現しよう
    としたセット。

生放送ゆえのやりっぱなしのいいところもあり、全部に力を入れるのは無理なので、例えば7曲あれば、その中に1つ特に気合入れた作品を作ったりということをされたそうです。

  小島 「ここにね、作品として永遠に残るものっていう芸術の作品とは
      違うのでね。そのこう…儚さみたいなのがテレビ全体にあって」
  吾郎 「そうだねぇ。それがさっきも消費の話をされていたけど、それ
      が芸術なのかもね、取っとかないのもね」
  小島 「テレビならではの、テレビしかできない」

そして、最後はベストテン風に、「ハイポーズ!」

  吾郎&小島「また来週ぅ〜!!!」



(13.02.17 up)


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