ゴロウデ・ラックス'12年11月放送分

 

'12年11月放送分
第64回放送
12.11.01



♪番組の説明

SMAPで最もおしゃべり大好き!稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!小島慶子の言いたい放題!斬りたい放題!深夜ノンストップトークバラエティ!!今週の課題図書は?


 

第66回放送 TBS:'12.11.15 24:30〜25:00
Guest:西原理恵子, 課題図書「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」

オープニング

  小島 「こんばんは」
  吾郎 「こんばんは。さぁさぁさぁ」
  小島 「今日は私が大好きな方なんですけど」
  吾郎 「何か、知り合いの方なんですか?」
  小島 「ご本読んで、『あ、じゃぁ、もう会社、辞めちゃおうかな』と
      かって、本当に辞めちゃったりとかね、すごい影響されてる人」
  吾郎 「あ、そうなんだ」

という今日のゲストは西原理恵子さん。様々な漫画を描かれている方ですが、今回は漫画ではなくエッセイ本なのかなぁ・・・。『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』、西原さんなりの処世術を、“斬新な”切り口で書かれた本です。


ラジオブースでトーク

  小島 「ほら、悪知恵っていう言い方をするとさ、何かこう、あの…、
      悪い人みたいな事だけど、そうじゃなくて、まぁちょっとした
      発想の転換とか、モノは考えようとか、まぁ、正攻法じゃない
      けど良い知恵っていうのも含めて“悪知恵”っていうね」
  吾郎 「うん。でも、もしかしたら自然に身についてるかもしれないね」

では、ここで西原さんをお呼びしてのトークです。

  小島 「副題がいいですね」
  西原 「漫画がね、下手なんですよ、私。で、それで今まで27年やって、
      そんなに売れてなかったんですけど、これ売れちゃって、27年
      目で漫画家という職業に向いてなかった事がわかっちゃったん
      ですね」
  小島 「あははは(笑)」
  吾郎 「ええ!そうですか?」
  西原 「漫画辞めます!もう、漫画面倒くさい!」

本の中身は、様々な質問に対して、西原さんが答えていく形になってます。

  小島 「吾郎さん、どの質問すきでした?」
  吾郎 「びっくりするのが多かったですね。この恋愛編とかね」
  西原 「恋愛ってすごく真面目に考える方が多いんで」
  吾郎 「そうですね」
  西原 「あの・・・一生結婚して40年ぐらい一緒にいる家族を選ぶのに、
      多少、卑怯なことをしちゃっても良いと思うんですよ」

・・・(笑)

番組恒例の朗読コーナーは、西原さんのリクエストで;

  西原 「じゃぁ、お願いしていいですか?思いっきりなところを・・・
      ジャニーズで禁止されているとことか」
  吾郎 「いや、全然、大丈夫です!もう、何でも」
  西原 「ああ、そうなんですか。じゃぁ、是非、私、今、何万人の女子
      をこれから敵に回すか、ふふふふ」
  小島 「何を??」
  西原 「106ページをお願い致します」
  吾郎 「・・・・やっぱりここだ!!!(笑)」
  小島 「(笑) やっぱりここだった、吾郎さん!!!」
  吾郎 「まぁ、俺はここかな、って思ったんだよね」
  小島 「うすうす何か…」
  吾郎 「『ソープに行け』か、こっちかと思ったんだけど」

えっと、さて、ここのレポ、この先、ど、どうしましょう(汗)

吾郎君の朗読
付き合って3ヶ月の彼女がいます。初めて彼女が私の部屋にお泊まりに来たとき、重大な問題が発覚しました。彼女のアソコが臭いんです。ワキガのきついやつみたいな感じでかなり厳しいものがあります。それでもその日は頑張ってやり抜きましたが、快感よりも苦痛の方が大きい状態です。それ以外に不満はないし、やっとの思いでゲットした彼女なので、別れたくはありません。何らかのケアをすれば、ある程度のニオイを抑えられるのではないかと思うのですが、それを本人に言うべきかどうか。言うとしてもどう切り出せばいいのかわかりません。いい方法を教えてください!

結論:しっかり治して、しっかり舐めろ。

  小島 「読みきりましたね、吾郎さん」
  吾郎 「はい」
  西原 「ありがとうございます」

色々とナーバスな内容でもありますが、さすが深夜番組(笑)

  吾郎 「優しくねぇ、『ちょっと臭いから一緒に病院行こうよ』」
  小島 「素敵っ!」
  吾郎 「とか?」
  西原 「(笑)」
  小島 「今、素直に『うん!』って言えそうな雰囲気でしたよね」
  西原 「うん、春風みたいでしたね」


続いては小島さんの朗読。「これ言いづらいよねぇ〜」と言いながら小島さんが朗読したのは、付き合っている彼がS○Xに対して淡白だという質問に関する部分。
結論:「カネもかかってるし、やらざるをえん!」状態に
   持っていこう。

海外旅行など、スペシャルなイベントを入れるということみたいです。経験談から来てるみたいで…。


この後、西原さんのこれまでの人生を振り返ります。

1980年 高校在学中、飲酒で退学処分を受けるが、納得がいかず学校
    を訴える。
1981年 美大受験日にギャンブルで膨大な借金を作った父が自殺。
1983年 美大受験のため上京するも予備校のテストで再開。後に武蔵野美術
    大学に合格。
1988年 漫画家デビュー。
2003年 夫のアルコール依存症や多忙によるすれ違い…(以下、略)

とまぁ、波乱万丈な人生を語ります。1996年に戦場カメラマンと結婚し、お子さんも出来たものの、結婚から半年後に夫がアルコール依存症だったことを知り、その頃はあまりいい思い出もなかったようですが、夫がアルコール依存症の病気を治し、にもかかわらずガンを発病し亡くなるまでの半年は、お互い理解しあい、本当に仲の良い夫婦となれたと。

  西原 「本当にあの、良い思い出しか残ってない。人って結構ね、記憶
      の上書きができますうよ。最後に『終わり良ければすべて良し』
      でどうにかなっちゃうんですよ」


ここで、街中でお悩み相談の声を集める、西原さんに答えて頂くために、山田君がロケに行ってきました。

  山田 「丸2日間、昼から夕方まで行ってきまして、街の人の声を聞き
      に」
  吾郎 「すごいね、山田君、本当のADみたいになってるね!」



街の声:どうして男の人は必ず夜のお店の人と連絡先を交換するのか?
西原さんの結論:夫の携帯に希望ナシ。

夫婦でもプライバシーがあり、見なくてもいいものなら、普段の接する態度が良ければそれでいいのではないかというご意見。ごもっともですわ〜。

  吾郎 「見られたことはっても、見たことはないな、僕なんかは」
  小島 「見られたときって、相手に対して人間不信になりますよね」
  吾郎 「まぁねぇ〜」


街の声:会社の上司、仕事熱心な人、仲間を大切にする人、どちらにつけばいいか?
西原さんの結論:二枚舌。

(爆)
そりゃそうだ。目から鱗だわ。

  西原 「自分が幸せになるのに何の遠慮がいるのか」


街の声:ぽっちゃりしてしまった現状をどうすればいいか?
西原さんの結論:私が聞きたいわ、ボケ。

  西原 「もう、だって、テレビの人たちってみんな、(服のサイズが)
      7号とか普通でしょ?それが酒か米の合数なんですね、私にと
      っては」


街の声:好きになった人に、好きすぎて思ったことが言えない。
西原さんの結論:多めにくわえとけ。

一途なのもいいけど、とにかく数打てと・・・(汗)


街の声:二次元(アニメ)の男性が好きなので、三次元(現実)の男性に目を向けられない。
西原さんの結論:ち○こは道におちてません。

またお下品な回答になってるし。

  吾郎 「『ちんこは道におちていません』」

読むなっ!(しかも、西原さんが伏字にしたところを発音したよ、ったく…(汗))


街の声:ツアコンの仕事の際に好きになった客(男性)に対して次に行っていいのかどうか
西原さんの結論:やっとけ

まぁ、ケースバイケースだとは思いますけどね・・・



最後に西原さんからイラストのプレゼント。その場で色紙に小島さんのイラストを描いて添えた言葉が;

   『生き残る』

そして吾郎君のイラスト。西原さん、描きながら;

  西原 「これは似てない!もう似てない!もう失敗!」

と言い続けてますが;

  吾郎 「いやいやいや。でも、結構・・・ふふふ(失笑)」
  小島 「ひどい・・・あはははは(笑)」
  西原 「もう、この…上昇気流乗っちゃってるんで、もう乗っちゃった
      らこのままもう、がーっと向うまで行って逃げちゃうというの
      は」

   『やり逃げ。』

  小島 「あははは(笑)」
  吾郎 「何となく乗っちゃいましたもんね。僕はあの…いろんなお力の
      お陰でね」
  小島 「吾郎さん、それ、寝室飾っといたら?」
  西原 「いや、止めた方がいいですよ」
  吾郎 「違う意味だと思われちゃうでしょ?!」
  小島 「そうね(笑)」

最後に西原さんにとって生きる上で大事な悪知恵とは?

  西原 「何かまぁ、薄めですかね。すべてのことをこう…あんまり深く
      考えこまない。考え込むとあんまり良い事ないでしょ?いつま
      でも現実をみつめないのも大問題ですが、見つめてもあんまり
      いい事無いんで・・・」


(12.11.18 up)


 

第65回放送 TBS:'12.11.08 24:20〜24:50
Guest:水森亜土, 課題図書「水森亜土」

オープニング。いつものように吾郎君と小島さんが登場しますが、衣装が今回はちょっと変わってます。

  吾郎 「(小島さんの格好をじろじろ見ながら)はははははは(笑)」
  小島 「こんばんは」
  吾郎 「こんばんは」
  小島 「こんばんは(^^;)」
  吾郎 「どうしたんですか、その格好?」
  小島 「えっ、ペアルック、ペアルック」
  吾郎 「ええ?!」
  小島 「ちょっといつもと大分・・・ねぇ?違いますよ」
  吾郎 「ねぇ?あまり・・・普段、しない格好ですよね?」
  小島 「後ろ見ると分かる」

いつものスタジオセットには、イラストがたくさん、貼られてます。

  小島 「後ろに今日、いっぱいイラストが、あるじゃないですか」
  吾郎 「はい」
  小島 「水森亜土さんですよ」
  吾郎 「はい」
  小島 「ね」
  吾郎 「それで僕ら今日はこの格好」

2人は水森さんを連想させる、デニムの帽子&オーバーオールの衣装を着てるのです。

  小島 「リスペクトです」
  吾郎 「はい。はりきってますね」
  小島 「あははは(笑)」
  吾郎 「そばかすまで書いて」
  小島 「そうですよ、だって、ほら、ねぇ?どこまでリスペクトを表現
      できるかっていうことですからね」
  吾郎 「本当にぃ〜?」

さてさて、とういうわけで、本日のゲストは水森亜土さん。課題図書は『水森亜土』。水森さんのお宝グッズや作品の原画、お気に入りの品などが散りばめられた一冊です。

  小島 「亜土たん世代でしょ?」
  吾郎 「世代ですよ」
  小島 「お姐さん、持ってなかった、(課題図書を手にして)こういう
      の?」
  吾郎 「うちの姉、まさに、ドンズバ?」
  小島 「ドンズバ…(笑)」
  吾郎 「男の子もね、男の子のやっぱり支持ももちろんあったと思うん
      ですけども」
  小島 「私、今日、この髪型作るときに使ってたヘアスプレーの缶に、
      この絵(課題図書の表紙の絵)がついてましたけど」
  吾郎 「へぇ〜」
  小島 「何か最近、また、色んな商品に亜土さんの絵がついてるのとか
      ね」
  吾郎 「うん」
  小島 「あの…、あったりするんですけどね」

ここで水森さん、「ジャンジャジャンジャーン」と元気に登場。勢いでスタジオセットの飾ってあった作品が落っこちてしまいました(笑)。

  小島 「本物だー」
  吾郎 「本物だー」

水森さんはイラストが有名ですが、舞台女優やジャズ歌手としても活躍されてます。

  吾郎 「僕らあの…、亜土さんのこと、何とお呼びしたらいいですか?」

って、既に下の名前で呼んでおきながら、聞くの?(笑)

  水森 「亜土たんでいいです」
  吾郎 「亜土たんでいいですか?」
  小島 「亜土たん?」
  水森 「うん」
  吾郎 「今日はちょっと、亜土たんで呼ばせてもらいます」
  小島 「親しみをこめて。亜土たんは、この間、吾郎さんと共演…」
  吾郎 「そうですね」

で、12年2月に放送されたスマスマ(アニソン特集)のときの話を持ち出してます。

  水森 「♪来たぞ来たぞ」
  吾郎 「そう、♪アラレちゃん〜」
  小島 「アラレちゃんの歌、歌ったんだ!」
  水森 「とてもね、ツンツンしてて、感じ悪かったっすよぉ〜」

って、吾郎君が裏でツンツンしてるってイメージ、あんまり無かったかも。普段、ゲストとスマの橋渡し役みたいになってるぐらいなのに…。

  吾郎 「(笑)」
  小島 「ええ!!!」
  水森 「ほとんど無視されてましたから」
  小島 「やだもう」
  吾郎 「いやいやいやいや…(汗)」
  小島 「ショック」
  吾郎 「いやいや…。何かね、それをファンの方から聞いたんですよ。
      亜土たんのジャズコンサートに、何か僕らのファンもたまたま
      観に行ったら、そのときにコンサートのMCで『SMAPの人と番組
      で共演したんですけれども、本番まで全然テンションが低くて』」
  水森 「20%!!」
  吾郎 「そう。『(本番前は)20%で、本番になったら急にテンションが
      上がっちゃって、何か、テレビの人って怖いな〜』、みたいな
      感じのことを」
  水森 「あはははは(笑)」
  吾郎 「コンサートで話されたっていうのをファンの方から聞いて」
  水森 「ああ、すいません」
  吾郎 「いえいえ。いや、逆に失礼だったな、って。配慮が無くて、僕らも」
  水森 「本番はすごかったですね」
  吾郎 「本番になったら、急にニコニコしだして」
  水森 「もう」
  吾郎 「♪来たぞ来たぞアラレちゃん〜」
  水森 「ああ、本当ぉ〜?」
  小島 「(スタッフの真似して)『OKでーす』」
  吾郎 「(真顔になって)お疲れ様でした(で、軽く会釈)」
  小島 「そんなスイッチ切れるの?」
  水森 「あははは(笑)」

(笑)。この話がきっかけで、今回、上手く水森さんと打ち解けてよかったんじゃないかしらん?本当に誤解されてなら、吾郎君の印象だって変わるだろうし♪


小島さんの朗読
女の子らしさとは?について書かれた部分を朗読。
美人の人は、実際美人でも、そういう風に思わないのが素敵だな、と思うと。


  吾郎 「みんな、亜土さんを知るようになったのは、やっぱり、あれで
      しょ?NHK教育テレビの『たのしいきょうしつ』」
  小島 「はい、見てました」
  吾郎 「昔を遡れば、1960年代ですか?ねぇ?」
  水森 「(笑)」
  小島 「透明のガラスの向こう側に亜土ちゃんがいて、あのほっぺたの
      ところに、こう…スプレーでシュッシュッってやるのが、あれ
      がやりたくて」

ここでADの山田君が「VTRがあります」とカンペをもって登場。当時のVTRが流れます。ああ、あった、そんな番組っ!!!

  吾郎&小島 「懐かしいぃ〜」
  吾郎 「やっぱ見ると思い出すね」
  小島 「ねぇ?思い出しますねぇ。私、あの、ポスターカラーっていう
      のが流行り始めた時に、『あっ、これ、亜土ちゃんが使ってた
      ペンと似てる!』とか言って、すごく嬉しかったのを覚えてま
      す」

この「たのしいきょうしつ」という番組、水森さんのお絵かきの時間は、1分30秒、その間に歌いながら絵を仕上げることをしなくてはいけないので、両手で描かなくてはいけなかったそうなのですが、この両手で描くというのは、水森さんがオーディションのときに受かりたくて咄嗟についた嘘なんだそうですよ(笑)。


ここで、水森さんによる生実演&実指導。
水森さんと一緒に、吾郎君&小島さんも透明ガラスの向こう側に立ちます。最初は数字から。両手を動かして、左右対称に数字を描きます。水森さんの絵の特徴として、男の子と女の子が向かい合ってる絵を描く場合、顔や絵が向かい合い、左右対称に描くことで早く仕上がるという手法なんだとか。これはすごい技だわ。


続いてイラストに挑戦。丸と四角でネコを2匹描いていきます。水森さんに続いて吾郎君。

  吾郎 「僕ね、本当、絵、ダメなんです」

と自ら認めるとおり、お世辞にも上手いとは言えないかなぁ…(汗)

  吾郎 「怒ってるんです」
  小島 「上手くはないけどね」
  吾郎 「・・・(笑) 強調しますね」

続いて小島さんも挑戦。かなり、「やりたかったんですよー」とノリノリでスプレーで色をつけたりしてました。

  水森 「まん中は(吾郎君が描いたネコは)寝てんのがいい」
  吾郎 「真ん中は怒ってるんですよ、僕の中では」

更にこの後、水森さんのパフォーマンスをアラレちゃんのエンディングに乗せて(♪アレラレアラレちゃん)


絵が完成したところで、亜土さんのイラストのルーツについて。

ハワイ留学していた時代に、お母様に毎日のことを絵日記で送ることが約束だったそうです。 毎日の絵日記を簡略化するために、2頭身で描く様になったんだそうです。

水森さんのイラストには、男の子と女の子がキスしていたり(←但し唇が実際に触れ合ってる絵は無い)、向かい合っている絵が多いのが特徴です。

そしてVTRは水森さんのご自宅兼アトリエの映像。大好きなジャズを聴きながら、1人で作品を仕上げるのだそうです。

最後に、このアトリエから今まで一度も出したことが無いという作品がスタジオに登場。
水森さんが住んでみたいと思って描いたお城から、犬に乗った女の子が月に向かって上っていくという絵です。不思議な作品ですが、水森さんの作品だとそれも自然に感じます。


(12.11.11 up)


 

第64回放送 TBS:'12.11.01 24:20〜24:50
Guest:野々村直通, 課題図書「やくざ監督と呼ばれて」

オープニング

  吾郎 「こんばんは」
  小島 「こんばんは」
  吾郎 「よろしくお願いします」
  小島 「今日は元学校の先生で、うーんとね、とても怖い人みたいです
      よ」
  吾郎 「また怖い人ですか?」
  小島 「(笑) また怖い人です。大丈夫ですか?」
  吾郎 「僕は平気だけど、怖い人に対してヒヤヒヤするような事を・・・」
  一同 「(笑)」
  小島 「そんな、そんなことないですよ(しどろもどろ)」


ゲスト登場

今夜の課題図書は『やくざ監督と呼ばれて』の著者・野々村直通さん。高校野球で物議を醸した監督さんです(元・島根 開星高校野球部の監督さん)。

  吾郎 「そういう方、いるんですね。テレビドラマとかだとね、昔で言
      うとスクール・ウォーズとか今で言うとGTOとかありますけど。
      正にそれを地でやっていらっしゃる方ですよ」
  小島 「そうです。しかも割りとどっちかっていうと仁義なき感じの、
      あの…、ファッションで。野々村監督はですね、今から2年前
      に春の選抜高校野球で、『21世紀枠』という枠がありますよね?」
  吾郎 「うん」
  小島 「で、あそこの21世紀枠という学校に、自分たちのチームが負け
      たときに、問題発言をしてしまって大ニュースになってしまっ
      たという」
  吾郎 「でも、これ、みんな印象に残ってますよね」
  小島 「そうですね」
  吾郎 「すごいマスコミの方に言われてたって印象がありますけれども。
      叩かれてたというか」

ここでゲストの野々村直通さん登場です。やはりサングラス&着物姿での登場です。

  野々村「お招き頂きまして」
  吾郎 「(小島さん)笑ってますよ」
  小島 「いや、ちょっと素敵なファッション…」
  吾郎 「本当にそっちの、やくざの方かと思っちゃうんですけど、本当
      に教員の?元教員の方ですよね?」
  野々村「そうです。3月までね」
  小島 「野球部の監督をされていたと」
  吾郎 「4人のプロ野球選手を育てられたと、ね」
  小島 「すごいですね」
  吾郎 「でも、先程もちょっと話が出てましたけど、2年前のニュース
      で、結構、世間を騒がせたというか、ねぇ?問題発言みたいな
      感じに言われちゃってましたけど」
  野々村「大変でしたね。犯罪者ですよ」
  吾郎 「この本読むと、本当に大変だったなぁ、って」
  野々村「本当に犯罪者ですよね」
  小島 「『腹を切りたいです』、『死にたいです』、『もう野球なんか
      やめたいです』っていうのは、これはもう反射的に?」
  野々村「もう、その(試合で)負けた直後はね、いつもそうなるんです
      よ、私は。もう、狂いますね。もう、人生が一回終わりますか
      ら。だからもう3日4日、寝れないですもんね」
  小島 「あ、悔しくて?」


吾郎君の朗読

その発言の下りが著書の中には詳しく書いてあり、吾郎君がその部分を朗読。

2010年の春・選抜大会で野々村監督率いる開星航行は21世紀枠のチームと対戦。相手が21世紀枠のチームということで、当然、誰しもが勝てるだろうと思っていたということでプレッシャーもあり、更に負けたことが現実になったことでなぜ自分たちのチームに勝たせてやれなかったかという申し訳ないという気持ちが重なっての発言だったようです。

学校に苦情電話も500件以上あったとか。2日後に辞任を決断されたが、保護者会などから多くの署名が集まり、その翌年から復帰となったそうです。21世紀枠の相手チームからも2000件の署名が集まったとか。
また生徒たちも監督のためと、その夏の大会にも、島根県代表として甲子園まで行ったそうです。


ここで山田君が登場。野球のユニフォームを着たりしています。野々村さんには「私にあんまり近づかんように」とか言われてますが…(爆)


  仁義なき強化術:部員15人、弱小野球部を6年で甲子園へ
  プレーより着こなしだ!
  ユニフォームの着こなしがキレイな選手は、試合を読める賢い選手になる

  仁義なき強化術
  ウソを語って、選手をスカウト
  「来年うちによい選手が集まるぞ」とウソを語って選手を集める

  小島 「それ、いいんですか?」
  野々村「詐欺だね」
  吾郎 「ダメですねぇ」
  小島 「ダメですよ」
  野々村「でもね、裏返せば情熱だよね、絶対俺がやるんだっていう」

・・・(汗)

  野々村「いざ来てみたら『監督、約束違うじゃないですか。あいつも、
      あいつもいないじゃないですか!』って言われたなんだけど、
      でもその子達、甲子園に連れて行ったから」
  小島 「ああ・・・」
  野々村「だから、最初にウソをついて、きれいに最後、事実をまとめて、
      『良かったです、この学校へ来て』っていう事実を作ったらね、
      これはウソじゃないんですよ」
  吾郎 「まぁ、でも・・・プロポーズするときに、『絶対幸せにするよ、
      一生』って。そんな保証は無いのにさ」
  小島 「ああ・・・」
  吾郎 「言ったことに対して自分が懸命に、命をかけてっていう、そう
      いうことと近いんじゃない?」
  小島 「いつか言うんだ?『君を絶対幸せにするよ』って」
  吾郎 「いや、もう、いつかって、しょっちゅう言いますよ」
  小島 「しょっちゅう?!(笑)」
  野々村「詐欺だ!」
  吾郎 「詐欺じゃないですよ」
  小島 「なかなか形になってない気もしますけど」
  吾郎 「(笑) 最終的にはなってないですね、ダメですね」
  小島 「ダメじゃないですか」


  仁義なき強化術
  学生寮「野々村荘」
  自宅が学校から遠い部員を実家に住まわせ、送迎までした

実家の離れを寮にして、部員たちを住まわせたんだそうです。

  小島 「なかなか大変ですよ」
  吾郎 「大変だけど、でも、大切。いいかもね、一緒に監督と住むって
      いうのはね」
  小島 「ねぇ?」


  仁義なき強化術
  JR木次線騒擾事件
  社内を不法占拠し警察もお手上げの不良集団を1人で退治

1人で力ずくで押さえつけたんだとか(@o@)

  吾郎 「今では全く考えられないよね、教育論的にはね」

もちろん、真面目にやっている子は絶対叩かないとは断言されてます。

  仁義なき強化術:部員15人、弱小野球部を6年で甲子園へ
  人生を変えた「やくざ」との出会い
  映画「仁義なき戦い」の菅原文太に憧れ、やくざスタイルに

  小島 「角刈りで、派手な服で、屁理屈こねられたら、もう、面倒くさいですよね」

まぁ、小島さんのコメントも真理よねぇ〜(笑)。実際に管理職からは非難されたようですが、生徒たちは逆に寄ってきたりしたとか?(笑)

ちなみに野々村さんは、元々は美術の先生。卒業のときに部員全員の似顔絵を描いて渡すんだそうです。

そこで、吾郎君&小島さん&山田君の似顔絵も描いてきて下さり、その似顔絵には;

  「吾郎ちゃんの唄に酔いしれ夢枕」
  「小島へと誘う妖しき人魚姫」
  「黄金に輝く山田の稲穂かな」

なんていう素敵なメッセージも付け加えて下さってました。

  吾郎 「すごーい!嬉しい♪何か優しい感じで。みんな優しい感じで。
      嬉しいねぇ〜」


(12.11.04 up)


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