ゴロウデ・ラックス'12年8月放送分

 

'12年8月放送分
放送お休み
12.07.05
放送お休み
12.07.12
第55回放送
12.08.16
第56回放送
12.08.23
第57回放送
12.08.30



♪番組の説明

SMAPで最もおしゃべり大好き!稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!小島慶子の言いたい放題!斬りたい放題!深夜ノンストップトークバラエティ!!今週の課題図書は?


 

第57回放送 TBS:'12.08.30 24:20〜24:50
Guest:赤塚りえ子, 特集「伝説の漫画家」

この日はロケです。

  吾郎 「こんばんは、ゴロウ・デラックスです」
  小島 「ゴロウ・デラックスです」
  吾郎 「・・・」
  小島 「えっ?どうされました?」
  吾郎 「どうですか?」
  小島 「あの・・・よくお似合いです」
  吾郎 「本当ですか?」
  小島 「よくお似合いです」
  吾郎 「何かこう、イマイチさ、吹っ切れないんだよね」
  小島 「多分ね、ここにひげがあれば良かったな、って思うけど」
  吾郎 「そうだよね」
  小島 「それ、譲れなかったんだな、吾郎さん」

正しくはひげじゃなくて、鼻毛・・・かな?(笑)

  吾郎 「小島さんもお似合いですよ」
  小島 「えっ・・・アッコです。40になりました」
  吾郎 「あはは。あれやって下さいよ、アッコちゃんのやつ。あの…、
      おまじない、おまじない」
  小島 「スゴイわよ、これ、本物よ」
  吾郎 「本物なんですか?」
  小島 「そうよ。『ラミパス・ラミパス・ルルルルル。綾瀬はるかにな
      ぁれ♪』」
  吾郎 「あはは(笑)。あれ、ならないですねぇ。逆から言わなきゃいけ
      ないんだよね。綾瀬はるかじゃだめなんだよ」

って、そんな設定ありましたっけ?(何しろ遠い昔の記憶…)。ちなみに変身するときは、“テクマクマヤコ…”の方だと思います。(ラミパス…は変身を解く方)

  吾郎 「もういいですよ、オープニングは。さぁ、今回は」



  今回は「伝説の漫画家」第二弾
  時代を超えて愛される名作を書いた
  漫画家の先生たちを紹介していくシリーズ

として、故・赤塚不二夫さんを取り上げます。そのために、今回やってきたのは『フジオプロ』にやってきました。

ロケは、吾郎君と小島さんで行うのかと思ったら;

  岩下 「パパ!!!」

とほっぺたに鳴門模様をつけ、着物姿で走ってくる岩下尚史さん。前回の楳図先生の特集に引き続きの登場です。それにしても、よくぞこんなコスプレをして下さったものだwww

  小島 「格調高い感じの文章を書く人だったわよね、この人」
  吾郎 「そうですね」

と、コスプレは適当にあしらって;

  吾郎 「さぁ、どんどん進めましょう」
  小島 「きたわよ、また」

今度は、頭に鉢巻をした金ダルマが接近(笑)。その金ダルマを“ウナギイヌ”(着ぐるみ)が押してます。

  吾郎 「ウナギイヌ・・・普通にロケやってますけど、35℃ぐらいあり
      ますよね。この猛暑の中、この格好はすごい大変なんじゃない
      かなと思うんですけど。さぁ、じゃぁ、早速、いきますか?」

『フジオプロ』のビルのインターフォンを押すと、中から出てきて下さったのは赤塚りえ子さん。赤塚不二夫さんの娘さんなんだそうです。

  赤塚 「今日は、あの…、赤塚漫画を取り上げて頂けるということで、
      どうぞ宜しくお願いします」
  吾郎 「宜しくお願い致します」

赤塚さん、レレレのおじさんがデザインされたTシャツを着ての登場でしたが、吾郎君がわがそれ以上のコスプレをしているので、あまりインパクトが無かったかもしれません(笑)

  赤塚 「素晴しい」
  吾郎 「僕らも扮装させて…(頂いて)」
  赤塚 「何かあの、すごい自然な、違和感がない感じが素晴しいです」


早速、お邪魔。
ウナギイヌだけは、体が大きすぎて、扉につかえちゃって中には入れませんでしたwww


さて、改めてこちらのフジオ・プロダクション。1978年に建てられ、赤塚不二夫さんの自宅兼仕事場として使用されたものだそうです。


まずは2階の部屋に。案内されたのは普通に居間。こちらの方で漫画を描かれていたんだそうです。

こちらの部屋には、数多くのアルバムが。りえ子さんが整理されたものだそうですが、「裸」と背表紙に書かれたアルバムを手に取り、吾郎君に渡す小島さん。放送できないようなヌーディーな赤塚不二夫さんの写真が集められていましたwww

他にも赤塚先生が遺した物はあり、『ゲーゲー箱』(笑)。お酒を飲み続けていた際に、この『ゲーゲー箱』に吐いては飲みを繰り返していたそうな。

更に出してきてくださったのは、バカボンのパパの扮装をするときの衣装。随分と使い込んだように見えます。

  吾郎 「本物な感じだよね。(今、着ているのは)テレビ局がちょっと…」
  小島 「ちょっと急ごしらえな感じですよね。(はちまきも)ちょっと
      風呂上りの女優っぽいから」
  吾郎 「・・・」
  岩下 「そこがまたちょっとねぇ」
  小島 「いいの?」
  岩下 「(黙ってうなづく)」

”本物”を付けされて頂きましたが、吾郎君、先ほどのTBSが用意した鉢巻と違って、本物を付けると、キリっとした感じになったかも(←多分、気のせい)。



続いて3階に。こちらはグッズ部屋。これだけグッズが揃っていると、ある意味、美術館です。

この場所で、赤塚作品を実際に朗読。ここで、当時の編集担当だった武居俊樹さんが加わります。この武居さん、漫画『レッツラゴン』の裏表紙にも描かれていたりしてます。そのまま観ると、かなり酷い感じですけどね(笑)



朗読:『天才バカボン』より「イスはクルマなのだ」

  パパ  :吾郎君
  ママ  :小島さん
  バカボン:岩下さん
  バカ田大の後輩:赤塚さん
  店員  :武居さん


  吾郎 「面白〜い」
  武居 「全然古くなってないですよね」
  吾郎 「何が言いたいんだって」
  一同 「(笑)」
  武居 「何も言いたくない。ひたすら下らない漫画を描いてるんですよ」
  吾郎 「1個1個がギャグになってるんですよね」

ここで天才バカボン誕生秘話。

  吾郎 「子供ながらに何でバカボンなのに主役がパパなのかな、って。
      すごく始めに思ったこと」

武居さんが仰るには、それまでの漫画は、主人公が子供だったと。ただ、赤塚先生は大人を主人公にした漫画を描きたかったので、実現するために出版社側が子供を主人公にという要求を「わかった、わかった」と適当に受け入れてスタートさせたものだそうです。
結果的に、バカボンのパパがキャラクターとして人気が出てしまったので、結果オーライみたいですね(笑)

  吾郎 「これでも、子供の頃、不思議な、謎だったよね」
  小島 「どうしてお父さんなんだろうな」
  吾郎 「そうそうそう。あと、演出ですごいんですよね。ほら、真っ白
      なページが続く回とかさ、文字だけで進行したりとか」
  小島 「そうそうそう。何か、頭の体操的な」
  赤塚 「漫画のフォーマットをどんどん崩していく手法が…」

バカボンでは、性教育も行われています(汗)。この回が小島さんのお気に入りみたいで、力説してました(汗汗)


赤塚不二夫さんの特集は、次週にも続きま〜す。


(12.09.09 up)


 

第56回放送 TBS:'12.08.23 23:45〜24:50
Guest:美輪明宏, 課題図書「乙女の教室」「愛と美の法則」「霊ナァンテコワクナイヨー」

今回は、吾郎君とは旧知の仲の美輪明宏さんを迎えての1時間スペシャルです。
まさかゴロウ・デラックスに出てくださるとは思ってませんでした。しかも、(私のカウントが間違えてなければ)第56回目の放送です。

  吾郎 「こんばんは」
  小島 「こんばんは。今日はですね、あの…、非常にビッグなゲストが」
  吾郎 「はい、ちょっとスタジオ、いい匂いがします」
  小島 「いい匂いがします」
  吾郎 「大体、この大物のゲストの方の100mくらい半径、この香りがす
      るんです」



本日のゲストは、美輪明宏さん。なんと車でTBSにやってきたシーンからカメラが回ってます。(最初からそういう演出なのかな?)。

美輪さん、登場はいいけど、吾郎君の隣に着席。ゲスト=小島さんの隣というのが定番ですが、木村君といい、吾郎君に近しい人だとそうなるのだろうか?(謎)

  美輪 「よろしくどうぞ、お願い致します」
  吾郎 「お久しぶりです」
  美輪 「ええ、本当に」
  吾郎 「渋谷の街で車を運転してらしてて」
  美輪 「****のやつ?」
  吾郎 「そう、****のやつ」
  美輪 「ええ」
  吾郎 「ねぇ、すごく目立つ方が車を運転しているなぁ、と思って」
  美輪 「あははは(笑)」
  吾郎 「スモークも全然張られて無くて、このまま美輪さんが車を運転
      …(笑)」
  小島 「目立ちますね」
  吾郎 「白洋社の前を」
  小島 「あの細い道を」
  吾郎 「信号1個分ぐらい、僕、追っかけて。『(車の窓ガラスを叩い
      て)トントントン。美輪さ〜ん!』」
  小島 「へぇ〜」
  吾郎 「一番初めは、もう僕は、二十歳ぐらいのときに」
  小島 「へぇ、じゃぁ、長いですね」
  吾郎 「『毛皮のマリー』、それを初めて観にいかせて頂いて、それか
      らですね、何度か、はい」
  美輪 「そうですね」
  小島 「私、美輪さんと17年ぐらい前に、ご一緒させて頂いたことが何
      度か」
  美輪 「あ、そうだったん…」

そのとき、美輪さんは小島さんのことを『アラレちゃん』と呼んでたらしい。『Dr.アラレちゃん』のこと??



本日の課題図書は3冊ってことになるのかなぁ。まずは『乙女の教室』という著書について。

今は同性愛者と言葉は、社会的には抵抗無く受け入れられるように、少しずつなってきていますが、美輪さんが告白された時代はまだまだそんな時代ではありませんでした。
ただ、歴史的には、一番分かりやすくは戦国時代にも小姓がいたりと、数々の文献にも記録が残っています。近代になり、軍国主義から子供を産むように同性愛者を否定する社会になり、現代に至っていると…。

小島さんの朗読は、この『乙女の教室』から恋愛上手になる方法について記述した部分。全部、自分のことを話しちゃったりしたらダメだと。

  美輪 「開けちゃいけない引き出しは開けない方がいいんですよね」

ここで美輪さんのタイプ(もちろん、男性の)は、容姿ではなく、やはり心だと。

  美輪 「ハートウォームで心が綺麗で、赤ちゃんみたいに純粋な人でね。
      そして色んな才能を持っているのに、一所懸命それでね、努力
      もしてる。だけど、恵まれなくて、それで評価されてないって
      人、いるじゃないですか、世の中で。そういう人を見ると黙っ
      ていられなくなるのね」

ちなみに・・・

  小島 「吾郎さんの男性としての魅力はどうでしょうか?」
  美輪 「男性として見たことがないからね」
  小島 「えっ?」
  美輪 「まぁ、タレントさんとしてね、あの…、どうなのかな、って、
      そういう見方するの、同業者の人は」
  小島 「ああ、そうなんですか」
  美輪 「ええ」
  小島 「どうですか、稲垣吾郎さんという・・・」
  美輪 「はっきり申し上げて悪いけれども、人間はね、人生は、1番に
      ならない方がいいんですよ。いい事があれば悪い事が起きる。
      悪い事があればいい事がある。これが地球の法則なんですよ。
      だから、最高にいい所まで行って、何もかも頂点に立ったら、
      それだけのものすごい事が起きるわけ。エルビス・プレスリー
      そうでしょ?マイケル・ジャクソンもそうでしょ?『風と共に
      去りぬ』のビビアン・リーだって孤独死でしょ?マリリン・モ
      ンローなんか***死でしょ?みんなそういう風にね、一番に
      なるとそういう風になるの。2番手、3番手が一番いいのよ、
      人生は」
  小島 「じゃぁ、吾郎さんは?」
  美輪 「自分が出るようにして出ないでいて、そういった所でずっと立
      っているでしょ?」
  吾郎 「うん、そうですね、どちらかというと、はい」
  美輪 「自分でも意識してるでしょ、それを?ね?」
  吾郎 「そうですね」

そ、そうなんだろうか?(笑) 吾郎君、適当に話を合わせてないよね?(いや、別に吾郎君がガツガツ前に出るタイプだとは思ってないですけど)

  吾郎 「役回りもあったりするので」
  美輪 「うん。まぁ、だから、随分、賢い生き方だな、って思ってる」
  小島 「へぇ」
  吾郎 「へぇ、嬉しいなぁ」
  小島 「ねぇ、吾郎さん、折に触れ、おっしゃってますもんね」

ここで吾郎君による美輪さんとの昔話;

  吾郎 「前、稽古しててね、新宿の稽古場で。僕、お芝居やってて…。
      ちょうど、違う階で美輪さんがお稽古されてて、下で稽古して
      いる僕の声が聞こえたみたいで、上からコンコンコンと歩いて
      きて、稽古場のドアを開けて、美輪さんが『発生が違うわっ!』
      みたいな」

(@o@) それ、吾郎君はまだいいけど、一緒に稽古をしていた役者さんやスタッフさんたち、びっくりだったんじゃないだろうか?

  美輪 「(^^;)」
  小島 「ええ!」
  美輪 「すいません、余計なことで」
  吾郎 「びっくりですよ、稽古場に美輪さん、入ってきて」
  小島 「それは美輪さん、聞いてて、『違うっ!』、我慢できなく?」
  美輪 「(^^;)」
  吾郎 「『あ』は『あ』じゃない。『あ』が違ったって。『あ』も『い』
      も」
  小島 「そのときの吾郎さんはどんな感じだったんですか?」
  美輪 「『』だったんですよ。ちょっと潰れてた。(腹から声を出し
      て)『あいうえお』って言えば大人っぽく聞こえる。今の発音
      はめちゃめちゃでしょ、日本?」


続いては美輪さんの代表曲である『ヨイトマケの唄』の映像が流れました。


改めてトーク;

  小島 「この番組は非常にあつかましい番組なんですけど、美輪さんに
      1つ、お願いがありまして、発声練習…、あれを是非実演して
      頂きたいな、というお願いを。是非」
  吾郎 「はい」

ここで山田新太朗君も交えて発声練習;

  美輪 「丹田に力を入れて。で、あとは力を抜いてて」
  吾郎 「お腹の下、丹田に(と、山田君に説明)」

丹田(たんでん)って言葉、初めて聞いたよ…。何て言ったのか分からなかったですが、あれこれ検索して、多分、意味合い的にはこれで合ってるはず。

ちなみに山田君、かなり苦戦していました。
ちなみに美輪さんは、唄(のジャンル)によって全部発生を変えているとか?!実演もして下さいましたが;

  吾郎 「すごい。そういうの、今の歌手って考えないもんね。だって、
      自分の歌い方、1つあればいいもんね」
  小島 「吾郎さん、割と、自分の出しやすい声とかって、ある程度決め
      て?」
  吾郎 「高い声が出ないから」
  美輪 「高い声出し方も、技術なのよ。あの…ここのね(頭のてっぺん
      に声を)ぶつけるの。なるべくここ(頭のてっぺん)へ」
  吾郎 「はい」
  美輪 「あの…、音をね」
  吾郎 「はい」
  美輪 「全部、ぶつけるようにすればいいの」

歯の裏側に声をぶつけるようなイメージから、頭のてっぺんにぶつけるようなイメージの発声に順番にしていけば、高音になっていくきます。

  美輪 「これで2オクターブになるわけ」

言われて実演。それなりに出てました。

  吾郎 「高い声だと思うと、声って出ないんですよね」
  美輪 「だから、今頃の歌い手さんでも、少々有名な歌い手さんでも、
      高い声になると苦しそうな顔して歌うでしょ?」



課題図書2冊目『愛と美の法則』

ここで美輪さん本人に朗読をお願いしたところ、『愛の賛歌』を朗読して頂くことに。ここでは日本語の歌詞ではなく、シャンソンの歌詞を美輪さん自身が翻訳されたもので朗読。内容は無償の愛を歌ったものだそうです。
朗読というよりも、モノローグの独り舞台という雰囲気でした。

  吾郎 「感動しました」
  美輪 「そう」
  吾郎 「感動しました、本当に。すっごい素人みたいな質問なんですけ
      ど、同じ詩を、もう、何千回,何万回って言ってると、こう…、
      自分の中で新鮮味がなくなってしまって、『真っ青な空』とか、
      『私は死ぬ』とか言っても、イメージが出来上がってこなくな
      ったりとかは無いんですか?僕なんかお芝居やってて、すごく
      そういうことにぶち当たることが多いんですけども」
  美輪 「いや、私ね、その度に新しい発見があるんですよ。そして自分
      じゃない場合もあるのね。だから、私が歌っているときによく
      ね、ある霊能者の人が言うんだけどね、『今日も来てましたよ、
      エディット・ピアフ』がね、降りてきてて、で、私と一緒に歌
      ってた、っていうのね。降りてきたな、っていうときには分か
      りますよ」
  吾郎 「あ、そうですか?」
  美輪 「そうそうそうそう」

立ち姿勢なども、違ってきて、例えばエディット・ピアフの立ち癖が出てきたりするんだそうです。


突然ですが、ここで“霊”のお話です。


課題図書『霊ナァンテコワクナイヨー』
吾郎君が、霊を見ることがどういうことか解説した部分を朗読しました。

半眼で、目のスクリーンの半分でこの世を見て、残りであの世を見ている、そんな見え方をする人が多いとか。その人に霊がついてるかどうか、それは見なきゃいけないときには見えるということで;

  美輪 「それでね、ちゃんとアドバイスを聞いて下されば助かるのよ、
      皆さん」
  小島 「今、例えば、吾郎さん」
  吾郎 「僕は実は、5年くらい前にアドバイスをして頂いたことがあって」
  小島 「えっ、本当?」
  吾郎 「結局、まぁ、僕はそのアドバイスを守れなくて今に至っている
      ので、まぁ、すごい気にはなっていたんですけど」
  小島 「そうだったの?」
  吾郎 「うん。まぁ、人間関係のことで。うん…、だから、すごく後悔
      はしてるんですけど」
  美輪 「言うこと聞いておけばよかったと思ったわけ?」
  吾郎 「思いましたよ。美輪さんが言ったことは、すごく的を射たこと
      だったし、本当、そうだなぁ、と思ったし」
  小島 「今、大丈夫ですか、無いですか、何か?」
  吾郎 「今、まぁ、でも」
  美輪 「私、占い屋さんじゃないんだから、やめて」


美輪さんは、髪を黄色に染めていらっしゃいますが、それは風水がきっかけだったと。風水=統計学なんです。で;

  美輪 「一番いけないのが黒とグレー」
  吾郎 「えっ、本当ですか?!」
  小島 「あ、黒とグレーだ(笑)」
  吾郎 「え、黒とグレーって、僕、結構、黒好きなんですけど、ダメで
      すか?」
  小島 「あ、(今も)着ていらっしゃる」
  吾郎 「服もそうなんですけど、部屋とか、何だろう…」
  美輪 「それ、陰の色なの」
  吾郎 「やっぱりダメですか?」
  美輪 「悲しみの色、不安の色」
  小島 「吾郎さん、部屋、何色にした方がいいんだろう?」
  吾郎 「うちは白い感じに、黒が点々、とある感じ。モノトーン」
  小島 「格好いいじゃない」
  美輪 「だから、モノトーンが一番よくない」
  小島 「ダメダメ、ダメ!!吾郎さん、金!金入れて!」
  美輪 「世のなかに出てるのがおかしいぐらいよね」
  吾郎 「本当ですか?!」
  美輪 「うん。世に出られない色なんだから」

植物の色を参考にすればいいそうです。
黒蜥蜴のように黒の衣装を着る必要がある役もありますが、そのときは中に赤い服を着るんだそうです。赤は生命力の色・・・

  小島 「じゃぁ、吾郎さん、黒いスーツ着ていいから、赤いパンツ履い
      て!」
  吾郎 「赤いパンツにします、これから」
  小島 「うん、赤パンツにして」
  吾郎 「いつも赤パンツはいてると思ってください、僕」
  美輪 「あははは(笑)」

ゴロウデラックスのときは、2人とも赤いパンツで出るようですよーーー!



美輪さんとの収録終了後;

  小島 「どうでした?」
  山田 「僕にはちょっとすごすぎて、ちょっと遠目で見ることしかでき
      ませんでした」
  吾郎 「でもね、山田君、相当、気に入られてて、可愛い可愛い言われ
      て、俺はちょっとやきもち焼いてたよ」
  小島 「あ、可愛いは言われてなかったね」
  吾郎 「あんまり発声練習のとき、僕の触ってなかったし。山田君ばか
      り触ってたし」

最後は山田君に対抗心を燃やす吾郎君でした。


(12.08.26 up)


 

第55回放送 TBS:'12.08.16 24:20〜24:50
Guest:大宮エリー, 課題図書「生きるコント2」


オープニング

  小島 「こんばんは」
  吾郎 「よろしくお願いします。何か、今日、衣装の(色のトーンが)
      お揃いですね」
  小島 「本当だー!(カメラの方に2人で向いて)ちょっといい感じの
      コンビネーションですよ、ほら」
  吾郎 「ねぇ?ちょっと・・・認めたくないけど、セットとも・・・」
  小島 「本当だ!!!(笑)」



ゲストを交えてのトーク

本日のゲストは大宮エリーさん。CMプランナーから映画監督まで、クリエイターとして幅広く活躍されている方です。今回、番組後には番組のためにエッセイを書き下ろしてくださいました。

今回の課題図書は「生きるコント2」

  吾郎 「いや、面白かったですよ、あの…本当にこの、何か、生きてる
      こと自体がきっとコントみたいな」
  小島 「うん。面白いことに出会いやすい星の下に生まれてるんだな、
      っていう(笑)」
  吾郎 「そうですね」
  小島 「感じがしますよね」

というわけで、ここでゲストの大宮エリーさん登場。

  吾郎 「何か、(小島さんと)初めてじゃないんですよね」
  小島 「何か、最近、よくご一緒することが」
  吾郎 「よく?」
  大宮 「一番、会ってますね、仕事で 」
  吾郎 「へぇ〜。何か・・・2人揃うと・・・・濃そうですね」
  大宮 「あはははは(笑)」
  小島 「・・・・」

ここで大宮さんの紹介VTR。元々はCMプランナー出身で、ネスカフェゴールドブレンド(『♪ダバダ〜』ってやつ)なんかも手がけていらっしゃるそうです。

まずは吾郎君が、『生きるコント2』より、大宮さんが、緒形拳さんとこのCMの撮影で仕事をしたときの思い出について書かれた文を朗読。

  吾郎 「すごい緊張したんで、僕も、初めて(会ったとき)。10代の頃
      かなんか。すごく、こんな(大宮さんみたいに必死な)感じだ
      ったのかな、という思いがあったんで」

大宮さん、緒形さんにじっとみられて手を叩かれたときに、とっさに「親にも叩かれたことないのに!」と、とにかく負けないように当時は必死に言い返したと。

緒形さんとの追加のエピソードで、このCMの仕事のときに「大宮、もうちょっと長いものは書かないのか?」と言われたそうですが、緒形さんが大宮さんに長い脚本を書いたら?と言ってくれた初めての人だと語っていらっしゃいます。

もう少しCMプランナーとしての話を。
大宮さんは、“売りたいものをどうやったら魅力的に見えるか考える”という発想で、CMであっても映画であっても、アプローチは同じなのだと言います。

  小島 「吾郎さんはさぁ、もう、みんな、魅力を知り尽くしてるけど。
      でも、ちょっとエリーさんから見たこれからの売るべき魅力っ
      て、どんなところ?」
  吾郎 「そうですよ、ちょっと僕、伸び悩んでるんでね」

ご、吾郎君・・・(汗)
(伸び悩んでるとは全く思わないけど、色々と複雑になる発言だよぉ…(汗))

  小島 「伸び悩んでないじゃない!!!」
  大宮 「めちゃめちゃ売れてるじゃないですか!」
  吾郎 「売り込んでください、僕。この番組で、いろんな方に売り込ん
      でるんですけど」
  一同 「(笑)」
  小島 「どこがしら、今、こう、ねぇ・・・?」
  大宮 「いやでも、結構、話してみないと。ぱっとはできないんですよね」

あ、上手く逃げられた感じ?

  吾郎 「え、やっぱ、話すんですか?」
  大宮 「話します。まずこう…しゃべる。そこで大体のアイディアは既
      にあるんですよ」
  吾郎 「へぇ〜」
  大宮 「それで、すぐに思いついた、って言うとさ、芸が無いでしょ?
      (なので)『ちょっと一週間、考えさせて下さい』」
  小島 「あははは(笑)」

この後、映画『海でのはなし』。元々は2枚同時発売のアルバムのキャンペーン用の映像をWEBで流したもの。元々CM製作のスケジュールで、映画の尺のものを作ったりして、スタッフからも非難されながらの作業だったみたいです。Webで流していたら、ミニシアターの社長さんの目に留まり、上映してもらった・・・というのが長編の映画のジャンルに入ったきっかけだったと言います。


続いては小島さんの朗読。
大宮さんと大宮さんのお母さんとのおもしろい会話。
朗読の後も色んなエピソードが飛び出しましたが、とにかくかなりユニークなお母様みたいです(汗)

そして、突然;

  小島 「エリーさんは、お酒好き・・?」

と小島さん。大宮さんは記憶が無くなくなったりもするようですが、この後、ゴロウデラックスに関してエッセイを書いて頂く為に、食事をしながら取材を行う、ということになりました。

まずはビール(吾郎君&山田君)、チュウハイ?(小島さん)、白ワイン(大宮さん)で乾杯。
乾杯の直後、白ワインのおかわりを頼んで、大宮さん、ハイペースです。一応、今回の設定は大宮さんが取材する側なんですけどね。



大宮エリー大泥酔取材から4週間

先ほどまでの放送内容から、4週間後の収録です。いつものセットをベースに、大宮さんを交えての飲み会について、大宮さんが書いて下さったエッセイの朗読と、そのときのVTRを色々と交えながら展開していきました。

あれ、吾郎君、メガネしてない。

  吾郎 「でもあれ、本当にエッセイ、書いたんですかね」
  小島 「書かれたんですよ、ちゃんとその後」
  吾郎 「本当!?」
  小島 「あんなに酔っ払っちゃったんで、無理かな」
  吾郎 「無理だよ、絶対!」
  小島 「ちゃんとお書きになってですね、スタッフの元に届けて頂きま
      した」
  吾郎 「本当に?!」

山田君が原稿を持って登場。

  小島 「すんごい酔っ払ってたからね」
  吾郎 「いないよね、あんなに酔う人、テレビで」
  小島 「けど、結構な分量、書いて下さった」
  吾郎 「ちょっと読んでみますか?」
  小島 「はい。朗読を吾郎さん、お願い致します」

吾郎君の朗読;

  吾郎 『アフター ザ ゴロウ・デラックス』
     『テーブルの上にCCDカメラがそれぞれの前にセッティングされ
      ている。尋常じゃない』
     『こんな中で自然体でリラックスしてご飯を食べなくてはいけな
      いなんて、なんか私のせいで申し訳ないことになってしまった、
      と私は一人、慌てていた。みんな、大宮エリーのせいでなんか
      めんどくさいことになってる、って思ってないかな?』

  小島 「思ってないよ」

  吾郎 『「とりあえず何か頼もう」吾郎さんがそう言って、メニューを
      山田さんに渡した。みんな決められずにメニューをじっと見て
      いる。「サラダとかにする?」吾郎さんがそう言うと、山田さ
      んは』

  山田 「僕、野菜食べられないんですよ

  吾郎 『それでも何故か、吾郎さんと小島さんは、サラダを頼もうとし
      ていた』

  小島 「(笑)」
  吾郎 「まぁでも、まぁ、とりあえずサラダだよね、やっぱり?」
  山田 「そうですよね・・・(汗)」
  小島 「一人、嫌い、って言っても、やっぱり(^^;)」

  吾郎 『とりあえずビールとワインが到着し、乾杯をした。特に話すこ
      ともないし、1時間と決まっているから私も話題の振り方に焦
      る。だから手っ取り早く、誰でもなんかしら答えられる、お酒
      の話にした。』

  大宮 「記憶なくなったりとかないの?

  吾郎 『吾郎さんは、言った。「僕は酔っても変わらないですね」酔っ
      たなぁと思うとペースダウンしたり自然に調節するのだそう。
      なんか大人な飲み方だなと思ったしお酒の飲み方ってその人を
      表すなぁと思った。それに比べて私は…。吾郎さんの上品な佇
      まいを見ながら私はやっぱ改めないと、とこっそり反省してい
      たのだった。』

  小島 「そうだったの、エリーさん、あのとき!?本当!?(笑)」
  吾郎 「違うよね?」

  吾郎 『「山田くんはどうなの?」小島さんが振った。「俺ですかぁ、
      俺はぁ…」のんびりした口調からは想像できない話が飛び出す
      のである。』

  山田 「僕、お酒飲んで2回ぐらい、連れて帰られたことあるんですよ
  吾郎 「誰に?
  山田 「お姉さんだったんですけど

  吾郎 『これが、なんだか田舎で、農家の人が今年の夏は、たーくさん
      いい野菜が育ったよぉ、というようなのんびりほのぼのした口
      調で言うものだから、一瞬、ふうん、とよかったねぇと相槌を
      打ちながらも、よくよく内容を頭で再度音読しなおしてみて、
      全員がつんのめったのである。』

  吾郎 「いや、そこ、掘り下げていこう
  小島 「あははは(笑)
  山田 「僕が、酔っ払って階段で寝てたんですよ。そしたら危ないから
      って連れて帰ったって言ってました
  大宮 「ああ…
  山田 「いい人です
  一同 「失笑

  吾郎 『そんなことってあるだろうか。普通は起こして住所聞いて、タ
      クシーに乗せたり、一緒に乗って部屋にぶちこんで帰ると思う
      けど。でも住所も言えない状況だったならそうなるんだろうか。
      「お腹減ってたんで昼ご飯食べさせてもらって帰りました」
      野良猫か!と突っ込みたくなったが明らかに山田くんのこの、
      のんびりお持ち帰られてる発言で、場が盛り上がった』

  小島 「あはは(笑)」
  吾郎 「まぁ、確かにね。山田君のおかげだよね、あれは」
  小島 「衝撃でしたもんね」

  吾郎 『そして私は白ワインを頼みすぎていた。何度も店員さんにお代
      わりを頼んでカメラ機材などで狭くなっているところを持って
      来てもらうのが申し訳なくて私は言った。』

  大宮 「デキャ…
  小島 「今、デキャンタって言いました?

  吾郎 『苦笑する吾郎さん。「デキャンタで白ワインお願いします。僕
      も飲みますので」そう店員さんに言ってくれた。優しい。デキ
      ャンタがなくてボトルでやってくる白ワイン』

  小島 「来た。キタキタ、確かに」

  吾郎 『もう残り時間あんまりないのに。頑張って飲まなきゃ。そして
      話も引き出さなきゃ。』

  小島 「ええ、エリーさん、そんな焦ってたんだ」
  吾郎 「1時間っていうのを気にしてたんだね」
  小島 「気にしてたんだね。そうだったんだ…」

  吾郎 『そのとき、ガシャンと音がした』
     『「あわわわ」目の前に置かれた CCDカメラに白いワインが思い
      っきりかかる。吾郎さんは手をたたいて大爆笑している。』
     『なんだか収録が、一気に、居酒屋になった瞬間だった。後日、
      小島さんからメールがくる。「吾郎さんから連絡がきて、1時
      間だけで中途半端だったから続きやりませんか?って。ご飯み
      んなで食べませんかって」「アフター ザ ゴロウ・デラックス」
      が盛り上がったおかげで、私たちは、「アフター ザ ゴロウ・
      デラックス」のそのまたアフターをやることになったのであっ
      た。 』

  吾郎 「うん」
  小島 「エリーさん、こんな詳しく覚えてたんだねぇ…」
  吾郎 「酔っ払ってんのは本当なんじゃない?でも、やっぱりどっかで
      こう…アンテナを張り巡らせて」
  山田 「酔っ払ってると思いましたよ。だって俺、帰るときに、一緒に
      下に行ったらプロデューサーの高宮さんに、『ばいばーい♪』
      って言って帰ってましたから」
  一同 「(笑)」

  吾郎 「あとちょっと本当に『ゴロウ・デラックス アフター』のアフタ
      ーをまた」
  小島 「アフターアフターでまた、ね…。仕切りなおしで。カメラの無
      いところだったらどれだけワイン倒すのか、っていう・・・」
  吾郎 「そう(笑)。ちょっと行きましょうよ、じゃぁ。ねぇ〜」


本当に実現したら、大宮エリーさん、今度はちゃんとしたエッセイに書いて下さるといいのですけどね(♪)。





(12.08.19 up)


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