ゴロウデ・ラックス'12年7月放送分

 

'12年7月放送分
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第53回放送
12.07.19
第54回放送
12.07.26



♪番組の説明

SMAPで最もおしゃべり大好き!稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!小島慶子の言いたい放題!斬りたい放題!深夜ノンストップトークバラエティ!!今週の課題図書は?


 

第54回放送 TBS:'12.07.26 24:20〜24:50
Guest:森達也, 課題図書「オカルト」

オープニング

  吾郎 「小島さんは、超能力とか、霊能力とかって信じる人ですか?」
  小島 「えぇ、わかんな〜いなぁ。でも何か、吾郎さんと、前、お墓で
      ロケしたことあったじゃない?」
  吾郎 「あった」
  小島 「あの時に何となく、観客がいっぱいいるな、って感じはしまし
      た」
  吾郎 「結構、僕なんかも、ほら、色々と、番組…」
  小島 「『ほんとにあった怖い話』」
  吾郎 「『はい、吾郎さん!』、やったりとかしてたから。僕自身は、
      そういうの見えないし、体験をしたことも無いけれども、そう
      いうものは絶対に世のなかには間違いなくあるとは思ってるし」

と、冒頭、そんな話をしたのは、今夜の課題図書が森達也さんの『オカルト』。


本番

着席して;

  小島 「森さんは、オカルトジャーナリストではなくて、実際に起きた
      物事の真相を究明したい、とかってドキュメンタリーを撮って
      らっしゃる方であったりとか」
  吾郎 「そうですね、どっちかっていうとリアルを追求する。ちょっと
      お会いしてみたかったです」

ゲストの森さん登場。元々はテレビの世界で、タブーとされる題材を扱ってドキュメンタリーを作ってこられた方だということです。

  吾郎 「結構、普通にね、何かこう…扱わないギリギリなテーマという
      か、考えちゃうよね、きっとね。テレビ局だとね」
  森  「タブーばっかりやってるじゃないかとよく言われるんだけど、
      みんながタブーだと思っているものは意外とタブーじゃないと
      思うんですよ」

確かにそれはそうかも・・・。
スマ関係でも、タブーだと言って、平気で言ってる話がどれだけあって、本当に語られない話がどれだけあるかってことですよね(←同じに議論することじゃないけどさぁ〜)。

  森  「みんなが『あれは出来ない、これは出来ない』って放送業界が
      言ってるもんは、大体、実は『取扱注意』なんですよ。あの…、
      取り扱いさえ間違わなきゃ、別に問題ない」
  小島 「ああ〜」
  森  「でも、それをみんなが、何かもう触れちゃいけないみたいな感
      じになってしまってるから、じゃぁ、つまんないでしょ」
  吾郎 「ええ、でもこういうドキュメンタリーをね、ずっとやられてて、
      今回これですよね、『オカルト』ですよね」
  小島 「何か、オカルトって、ちょっと考えると何となく、胡散臭いと
      か科学的でないとかね」
  森  「みんなが目を背けちゃうと、とても大切なものがあったりとか
      ね、素敵なことがあるのに、みんながそれを知らなくなってし
      まう。それがメディアによってどんどん細(工)…、まぁ、増幅
      されるわけで、うさん臭さみたいなものがね。その結果、折角
      そこにあるのに、誰も気付かない。みんなが見ても見ぬふりを
      してしまう。それは、『こういった物がありますよ』って提示
      するのは、僕はメディアの1つの役割だと思うんですけどね」

森さんが出会った超能力者やオカルト体験について;


  森達也オカルトファイルその1 スプーン曲げ清田益章

森さんと清田さんの会話を記載した部分を吾郎君が朗読。

この方、一度テレビでトリック使ったことで、問い詰められたこともあるようですが;

  吾郎 「やはりトリックなんですか?」
  森  「トリックも時折は使います、彼は。これがややこしいところで、
      まぁ、敢えて弁護すればね、つまりこの…常に曲がるわけじゃ
      ないわけですよ、心の作用ですから、その日によってはできる
      ときもあれば、できないときもあるけれど、テレビのときは、
      ここで、『あ、できません』『スタジオどうすんだよ!』って
      話になっちゃうんですよね。そういうときには色々トリックを
      使ってた。ただそれをバラされてしまったっていうのが本人の
      弁明ですね。まぁ、それを入れてもやっぱり、(トリックを)
      やるべきじゃなかったと僕は思いますけれど」

森さんは実際に清田さんのスプーン曲げを見て、少なくとも今までのトリックのどのパターンにも当てはまらないと。
ただ、トリックを使って森さんを騙しとおしているとは思えないとも。

そしてカメラは実際に清田さんの元を訪ねます。インタビューと、スプーン曲げの実演をお願いします。結果は番組最後に。


  森達也オカルトファイルその2 霊能力者 秋山眞人

霊視・催眠術・宇宙人とのテレパシー能力を持ち、数々のテレビ番組に出演されている方です。

森さんの取材によると、秋山さんは「宇宙人に何百回も会ってる」「UFOにも乗ってる」と語っていると。

  森  「アカデミックに言っちゃうと、まぁ、ユング的なね、『集合的
      無意識論』ってな、みんなこう…、無意識は繋がっているみた
      いな、そういったような、まぁ、見方をすることもできますよ
      ね」

この秋山さん、森さんが「高崎映画祭」に行った際の映画祭のスタッフとの飲み会で、秋山さんがスタッフに頼まれて霊視をすると、そのスタッフが誰にも言ったことが無いおばあさんの名前を秋山さんが口にした、というエピソードがあると。ちょっとあれはすごかったですねと、森さんは語ってます。

その秋山さんに、ゴロウ・デラックスのカメラが。
今も、コンサルの仕事をやりながら、誰もやったことが無い超能力の可能性を探求されているようです。


  森達也オカルトファイルその3 恐山のイタコ

イタコ=東北地方の巫女の一種。
映像は、恐山で7月20〜24日に行われる大祭(たいさい)での様子。亡くした人と話をしたいという人が行列を作ります。

森さんは、イタコに関しては、生きてる人が納得するためにやることだと。ここで吾郎君が山田君に「沖縄にも似たような人がいるんだよね」と。沖縄には“ユタ”と呼ばれる人たちがいるそうです。
ユタというのはいわば”相談役”。神主・坊主・占い師・・・そんな役割を兼ねている人のこと。


  森達也オカルトファイルその4 勝手に開く自動ドア

毎日同じ時間誰も居ないのに開くお寿司屋さんの自動ドアがあると。季節を問わず同じ時間に開閉するらしいです。


<小島さんの朗読>
オカルトに関する森さん考えを記載されたところ。

  森  「白黒はっきりできることって、ほとんど無いと思うんですよ。
      全部、説明しきれないけど、何かこんなグレーの領域や、パー
      センテージが、濃度が、それによって僕たちは包まれているん
      だということの方が僕は正しいと思うし、そういう認識を持っ
      た方がね、豊かですよ、世界が」
  小島 「ふーん」
  森  「メディアは『わかりやすさ』を優先順位が高いところに置いて
      いるわけですよね」
  吾郎 「うん」
  森  「それは視聴者であったり、読者がそれを求めるから。だからメ
      ディアもそれに応えてどんどんこう…簡略化しちゃうんですけ
      ど、簡略化っていうのは要は矮小化でもあるわけだから。つま
      らなくしてるわけですよ。で、僕はドキュメンタリーっていう
      のは、それにあながうジャンルだと思ってるんで、二元化せず
      にね、その、狭間、淡色を表出したいな、と思っています」
  小島 「メディア論にもつながるんですね」
  森  「こっからすると(?)、そうですね。やっぱり、この現象自体が
      ずっとメディアと常に併走してきた現象ですね」



最後に清田さんのスプーン曲げの結果のVTR。この日は調子が悪く、20分が経過してもダメでした・・・

(12.07.29 up)


 

第53回放送 TBS:'12.07.19 24:20〜24:50
Guest:三谷幸喜, 課題図書「清須会議」

東京新宿のブックファーストにお邪魔してのロケです。なぜこんなところまでやってきたかというと;

  小島 「大変なの」
  吾郎 「大変?」
  小島 「大変なの。呼び出しくらってんですよ」
  吾郎 「本当ですか?」
  小島 「すごいオシャレしてますけど、呼び出しですから、今日」
  吾郎 「何?38(歳)にもなって怒られるんですか?」
  小島 「そう。しかも呼び出されてる、ここに」
  吾郎 「そうですよね」
  小島 「三谷さん、怒ってるんですよ」
  吾郎 「三谷さん、怒ってる?」
  小島 「そうなの」

  小島 「呼び出しですからね、指定の場所に行かないと」
  吾郎 「そうです、あれ、何か・・・ああ!まさか!」

エレベータで移動しようとしたら、そのエレベータに、黄金のダルマが。

  小島 「もう、イヤ・・・」
  吾郎 「まさか・・・」

だけど、そのダルマ君、大きすぎてエレベーターから出れません(爆) じゃぁ、どうやって乗っけたんだという話もありますが、そこは突っ込んじゃ野暮なのよ。

  吾郎 「これは何?この部分は触れなきゃいけないところなの?」

と、吾郎君は逡巡してましたが、小島さんはさっさとエレベーターの閉じるのボタンを押して、別の階に追いやってしまいました。

  吾郎 「すぐついてくんだね、我々に」
  小島 「すっごい知恵絞って乗せたらしいわ」

ダルマはさておき、三谷さんのいる場所に。吾郎君&小島さんが近づいていくと、ものすごい形相でにらみつける三谷さんの姿が。

  吾郎 「どうも、三谷さん。何か、怒っていらっしゃる?」
  三谷 「カンカンですよ!」
  吾郎 「・・・」
  三谷 「オンエア、見ましたよ」
  小島 「あ、ご出演、ありがとうございます」
  三谷 「」
  吾郎 「ありがとうございます」
  三谷 「どれだけ僕が、この番組のために時間かけて、収録したと思っ
      てるんですか!2時間ですよ!」
  吾郎 「ああ、そうです…」
  三谷 「あんだけじゃないですか、オンエアされたのはっ!あんなもん
      じゃないですよ。あんなもんじゃ僕の小説の面白さは伝えきっ
      てないですよ」
  吾郎 「じゃぁ、この間の・・・」
  三谷 「今週もやりますよ!今週も」
  吾郎 「あ、今週も?」

なんて流れで、『清須会議』の話を本日も行います。だけど、個人的には、前回収録の未公開だけでも十分、面白そうだけどねー。いや、改めて収録されたものも、こっちも十分、面白かったですが。

さて、一行は『清須会議』の売り場に。入ってすぐのところに、書籍がランキング順で並んでいる棚を発見。

  吾郎 「あ、ランキングですよ、問題の」
  三谷 「ああ!!!」
  吾郎 「5位」
  小島 「すごいじゃないですか」
  三谷 「いやいや、まだ、こんなもんじゃないな」
  吾郎 「清須会議、もう少しきてもいいね」
  小島 「そうですね」
  三谷 「入れ替えますか!」
  吾郎 「(笑) 黙ってやっちゃダメですよ」
  小島 「こういうとこでも鏡、見るんだね」

小島さん、吾郎君が書籍が並んでいる棚のディスプレイの奥側が鏡になっていて、それで自分の顔をチェックしていたのをしっかり目撃してました。

  吾郎 「あ、今・・・バレました?」
  小島 「うん、見たよ!こことここの隙間で見てたでしょ?」
  吾郎 「いや、何か、改めて、僕の三谷さん、似てるなぁ〜と思ったん
      ですよ」
  小島 「あははは」
  三谷 「この間のオンエアもちょっと似てました」

なんて話をしている間に、自分の書籍をランキング1位のところに置いちゃう三谷さん。

  吾郎 「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ。ダメ、ダメです、犯罪
      じゃないですか」
  三谷 「いいじゃないですか!」
  吾郎 「ダメですよ。子供ですよ、それ!」

更に、店内を歩いていくと、そこにはスマスマ本。既に青本が発売されていればよかったんだけどねー。

  吾郎 「これ、あのねぇ、あの…宣伝になっちゃいますけども、Vol.2。
      あの、これ、『5』まであって、メンバー1人、1人がフュー
      チャーされてて、で、スマスマを振り返るみたいな、過去ね」

で、三谷さんが黙ってると思ったら、先ほどのランキングコーナーに戻り、自分の本を持ってきて、スマスマ本の上に置くという、どこまでも大人気なく宣伝していらっしゃいます(笑) まぁ、その後、吾郎君も一緒になてやってましたが。抱き合わせ商法?(笑)

遠回りしちゃいましたが、実際の売り場に行くと、『清須会議』は一番目立つところに、大量に平積みされていて、メチャクチャ扱いいいじゃないですか!

三谷さん、店員さんからも売れ行きがいいと言われてますが、それだけでは物足りず;

  三谷 「これ、何か、オリジナル、作りましょうか?」
  吾郎 「あ、POPを作る?僕らで」
  小島 「応援します、私と吾郎さんで?」

  吾郎 「僕からはですね、一目で僕と分かるように『世界で一つだけの
      会議』 SMAP"稲垣"」

POPを手にしながら、『♪世界に一つだけの会議〜』とか歌っちゃったりまでして、サービス精神、旺盛だよね、今日。

  小島 「本物だぁ〜」
  三谷 「これで買いたいと思う人がいるかどうかですよ」
  吾郎 「ダメですかね?いいと思うんですけどね♪ラーララ ラーララ〜
      ・・・感動的な感じで。小島さんはできました?」

小島さんの手作りPOPは『全米が泣いた!!』(爆)

  三谷 「・・・泣いてないけどね」
  吾郎 「小島さん、ってそういうボケ、するんですよね」
  小島 「・・・」


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書店の外は、駅の地下通路か何かでしょうか?窓ガラス越しに、吾郎君を見つけた一般の人が、手を振ってます。
すかさず、清須会議の本を手にして、テラス越しにPRをする吾郎君。それにあわせて小島さんも;

  小島 「ええ、ただ今よりこちらのテラスで、稲垣吾郎さんと三谷幸喜
      さんが、『清須会議』を販売いたします!」

な、何ですとぉ〜!!!

  小島 「どうぞ、いらっしゃいませー。どうぞ、そちらからいらっしゃ
      いませー。今がチャンスです!」

で、そこにいた一般の人から、「サインは?」と言われ;

  三谷 「サインしますよ!」
  吾郎 「サイン付き、サイン付き」
  三谷 「3人の!」

おーーーーい!三谷さんだけじゃなくて、吾郎君のもかいっ!それは本気で羨ましいじゃねーか!

  吾郎 「僕のサインも?!書く、書く、書く」

そりゃぁ、長蛇の列もできるでしょーよ!売り上げに貢献したのはいいけど、結構、腹立つんですが σ(^^;)
まぁ、事前に事務所の許可は取ってるとは思いつつも、羨ましすぎっ!

  三谷 「本当にありがとうございます、何か・・・」
  吾郎 「いえいえ」
  三谷 「ゴロウデラックスでこんなことまでやって下さるんですね」

普通はやりませんって!!

  吾郎 「いや、もちろん」
  三谷 「ただね、申し訳ないけどね、まだ足りないんですよ」
  吾郎 「えっ、もう、もう・・・」
  小島 「だいぶ・・・」
  三谷 「こんなもんじゃない!まだ足りない!まだできる!まだ君たち
      はできる!」

そう言って三谷さんが連れてきたのは、書店のアナウンスルーム。店内アナウンスを利用して、『清須会議』の宣伝です。

  吾郎 「えっ、僕らもやるんですか?」
  三谷 「もちろんそうですよ。何しに来たの?」

と、戸惑っているのも気にも留めずに、店内アナウンス開始。

  三谷 『ブックファースト新宿店にご来店の皆様、ご案内を申し上げま
      す。私は三谷幸喜、三谷幸喜です。小説『清須会議』が店内で
      絶賛発売中です。今日はスペシャルゲストが来てくれています。
      ご紹介しましょう、この方です』
  吾郎 『皆さん、こんばんは。SMAPの稲垣吾郎です。僕が本物かどうか
      はまだ半信半疑の方が多いと思うので、これを聞いて下さい。
      ♪世界に一つだけの花・・・
      この歌声は正に、本物のSMAPです。三谷幸喜さんの17年ぶりの
      書き下ろし小説『清須会議』、本当に素晴しい、めちゃめちゃ
      面白い小説です。映画化の際には僕も出演を予定しております』
  三谷 『まだ決まってない!まだ決まってないっ!!!』
  吾郎 『みなさん、是非、『清須会議』、お買い求め下さい』
  三谷 『今日はもう一人、スペシャルゲストが来てくれています』
  小島 『TBSテレビ ゴロウ・デラックスで稲垣吾郎さんと共演をしてお
      ります小島慶子と申します。三谷幸喜さんは、何と17年ぶりに
      『清須会議』という小説を出されました。三谷幸喜、清須会議、
      三谷幸喜、清須会議…、幻冬舎より絶賛発売中でございます。
      何卒、何卒、お買い上げの程、お願い申し上げます。では最後
      に本人より、改めてご挨拶申し上げます』
  三谷 『本日この後すぐ、ブックファースト新宿店地下2階、イベント
      スペースにおきまして、『清須会議』をSMAP稲垣吾郎と、元局
      アナ小島慶子が朗読致します。是非とも、みなさん、ふるって
      お越し下さい!ありがとうございました、三谷幸喜でした』

で、マイクのスイッチをオフに。それにしても、横で聞いてる吾郎君の方が汗かいてます(笑)

  三谷 「店内アナウンスっぽくなかったですね」
  吾郎 「(笑)」
  三谷 「というわけで、この後、『朗読会』やりますので」
  吾郎 「朗読会やるねすか?!」
  三谷 「公開朗読会やりますから。公開ダメ出しやりますから」
  吾郎 「それはちょっと聞いてなかったんですけどね」

その後、会場に移動。急遽集まったお客さんが20〜30人ほどでしょうか?もうちょっといるかな?既に所狭しと着席&立ち見で、拍手で迎えて下さりました。ああ、このお客さんが羨ましいぜ、やっぱり。

その客席、一番端っこに山田君。今回も、ゴロウ・デラックスのダルマを運んできてくれたのです。

  吾郎 「ああ、やっぱ山田君だったの?」

と、非常に冷たい言葉をかげかけ(汗)、早速、朗読スタートです。

朗読のキャスティングは前回と同じ。小島さんはお市の方のモノローグ部分を朗読です。 柴田勝家を誘惑し、利用する心の裏側を描いたシーン

  三谷 「う〜ん。違う、違うな」
  小島 「・・・」
  三谷 「あの、最後ちょっと、お姫様っぽくなくなってきてましたね。
      これ、あの・・・お市の方って、信長に対して尊敬はしてるん
      だけども、でも、許せない部分がある、そこのこう…ギャップ
      を出して欲しい。出来るまで行くよ!」

で、やり直し。その結果;

  三谷 「良かったですね。うん、感じた」
  小島 「本当?よかった」
  吾郎 「結構、お市さんのむき出しな、何か、若いころのお市さんが思
      い浮かびました」
  小島 「本当?」
  吾郎 「『信長がいたんだな』とか」
  三谷 「じゃぁ、それを踏まえて、稲垣さん」
  吾郎 「かなりこれ、ハードルが上がってますね」

で、吾郎君の朗読は、やっぱりバカ殿の織田信雄(のぶかつ)のモノローグorz

  三谷 「3回ぐらい笑どころありますから、ちゃんとお客さんをこう…」
  吾郎 「そういうのやっぱり必要ですか?」
  三谷 「大事ですね」

安土城を焼き払った真相を描いた箇所。戦国一のバカ殿っぷりに注目。

  三谷 「はい!素晴しい!(立ち上がって吾郎君と握手)」
  小島 「(笑)」
  吾郎 「ありがとうございます」

お客さん、全員、拍手です。

  三谷 「あのですね、まぁ、あの・・・細かいことはありますよ」
  吾郎 「細かいことありますか?(汗)」
  三谷 「(合戦は)“がっせん”じゃなくて“かっせん”」
  吾郎 「あ、すいません」
  三谷 「『あれよあれよ』(が正しくて)、『あれよとあれよ』」
  吾郎 「・・・あ、言ってました(汗)」
  三谷 「でも、そういうことは関係ないんですよ」
  吾郎 「まぁ、いろいろ噛んでしまいましたしね」
  三谷 「そういうの関係ない、気持ちですよ。気持ちが入ってた」
  吾郎 「お客さんを感じながら、僕はやらせて頂いたんで」
  三谷 「お客さんとのコラボね」
  吾郎 「コラボですか」
  三谷 「お客さんの反応を受けて、またさらにこう・・・」
  吾郎 「そうですね」
  三谷 「いい感じだったですね」
  吾郎 「ちょっと気持ちよかったですね」

と、ここまで大絶賛なんだから;

  吾郎 「実は、オーディションも関わってるんですよ」
  小島 「来年、これがね、映画になるんで」
  吾郎 「バカ殿ですけど、ちょっと何か、乗ってきちゃった!」
  三谷 「本当、やって欲しかったな・・・」

過去形?

  三谷 「ちょっともう、決まっちゃったかもしれない」
  吾郎 「もう、配役決まってるんですか?!」
  三谷 「ちょっと・・・一昨日ぐらいに決まっちゃった」
  吾郎 「えええええええ!!」
  小島 「えええええええ!!」
  三谷 「いや、でもね、スピンオフがあるから」
  一同 「(苦笑)」
  吾郎 「スピンオフですか?」
  三谷 「『織田信雄の生涯』、やりますよ」
  吾郎 「本当ですかぁ〜?」
  三谷 「山田さんもね、よかったら」
  吾郎 「あ、そうだ、山田君」

と、振ってもらったけど、小説をまだ読んでないと山田君(汗)

  吾郎 「まさかバカ殿役?!」
  三谷 「ちょっと、朗読する?」
  吾郎 「ちょっとやってもらいたいですね」

山田君がステージに上がります。さて・・・

  山田 「読めない漢字がありそうなんで」
  吾郎 「本能寺でしょ・・・」
  山田 「これ、何て読む?」
  吾郎 「籠もってる」
  山田 「籠もってる?」
  吾郎 「立て籠もる、ね」

と確認してスタート。だけど非常にカミカミで、ものの1行も読まないうちに;

  三谷 「はい!ありがとうございました!」
  一同 (拍手)

強制終了。

  吾郎 「ありがとう」
  三谷 「バカ殿の感じがね」



そんなこんなで、番組はこれにて終了。最後に三谷さんに今日の出演についての満足度を確認;

  小島 「前回ご出演頂いたときに、私どもの力不足でPRが足りなかった
      ということで、この度はちょっとあの・・・2週にわたっての
      ご出演ということで、納得頂けましたでしょうか?」
  三谷 「いや、本当にあの・・・ここまでねぇ、僕の本のためにやって
      頂いて、本当に感謝してます。ありがとうございます」
  吾郎 「いえいえ」
  三谷 「来週はまたね、違う角度から」
  一同 「(笑)」


(12.07.22 up)


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