ゴロウデ・ラックス'12年5月放送分

 

'12年5月放送分
第46回放送
12.05.03
第47回放送
12.05.10
第48回放送
12.05.17
第49回放送
12.05.24
第50回放送
12.05.31



♪番組の説明

SMAPで最もおしゃべり大好き!稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!小島慶子の言いたい放題!斬りたい放題!深夜ノンストップトークバラエティ!!今週の課題図書は?


 

第50回放送 TBS:'12.05.31 24:20〜24:50
Guest:桜井章一, 課題図書「男の器 −常識に囚われない生き方」

オープニング

  2人 「こんばんは」
  吾郎 「ゴロウ・デラックス、始まりました」
  小島 「始まりましたね。今日は、めでたい、めでた〜い!(拍手)」
  吾郎 「???何、何??何、一人で盛り上がってんの?」
  小島 「ゴロウ・デラックス、本日をもちまして、50回です!」
  吾郎 「えっ、あっ、そうだったの?」
  小島 「そうよ、祝50回!いえーい!!(拍手) ありがとうございます。
      50回も。それでスタッフがですね、お祝いグッズを用意致しま
      した。こちらでございます!」

ADの山田君が、くす玉を準備して登場です。ポールに、金色の小さなくす玉がぶら下がってますが、なぜか3つ並んでます。それにしても、くす玉、小さっ!

  吾郎 「えっ、何で3つもあんの?」
  山田 「吾郎さん、中に1つだけ“あがり”があるんですよ」
  吾郎 「当たりね」
  小島 「1個でいいじゃん!!」
  吾郎 「運試し的な?」
  山田 「そうなんですよ」
  吾郎 「大体ね、こういうときはね、真ん中なんですよ」
  小島 「あはは(笑)」
  吾郎 「普通、真ん中にしないでしょ?」
  小島 「そうね」
  吾郎 「いきますよ」
  小島 「せーの!」
  吾郎 「ありがとうございます!」
  小島 「おめでとう!」

と、吾郎君がその真ん中のくす玉を引くと、そのくす玉の中から、ものすごーくちっちゃな垂れ幕が。その垂れ幕には、一応、『祝 ゴロウ・デラックス 放送50回突破!』とは書いてありますが、なめとんかい、スタッフ!!!(爆)

  吾郎 「あれっ?」
  小島 「これが当たりなの?【怒】」
  吾郎 「・・・」
  山田 「ちょっと待ってください。これが当たりですか?」
  小島 「ええ!!!!」

で、吾郎君が、ちゃっちゃと残りの2個のくす玉を引いてみましたが、どちらも空で、やっぱり最初の真ん中が当たりだったと。スタッフ、50回まで続いたご褒美がやっぱりこれかい!!

  吾郎 「これ・・・いくらね、いくらSMAPでもリアクションできないよ、
      これ」



本編

政財界や裏社会の大物が集う真剣勝負の麻雀で、代打ちで20年間無敗という雀鬼こと雀士の桜井章一さんがゲスト。ガチな世界の方なんですよね・・・正直、こういう放送のときは、どう書いていいのか分かりません。

  吾郎 「どんな勝負でも20年間勝ち続けるって、中々・・・」
  小島 「そうよっ。1回も負けたこと無いっていう方なんですけどね。
      その方が書かれたご本がこちらです。ええ…、桜井章一さん、
      『男の器 −常識に囚われない生き方』」
  小島 「どうでした、読んでみて?」
  吾郎 「いやぁ…、何か、男にならなきゃいけないのかな、という」
  小島 「麻雀とか勝負の話、そのものだけじゃなくてね。あっ、生きて
      いく上でこういう考え方って、あっ、なるほどな・・・」
  吾郎 「うん…」
  小島 「麻雀だけじゃなくて、もちろん、人生に勝つ秘訣をじっくり伺
      えればと」
  吾郎 「はい」
  小島 「では、早速お呼び致しましょう。桜井章一さんです、よろしく
      お願い致します」

ゲストの桜井さん、登場です。

  吾郎 「なかなかでもね、テレビとかは出られないんですよね、普段?
      そうですよね」
  小島 「どうして、あ、じゃぁ、出てもいいかな、って思って下さった
      んですか?」

と、伺い、何か答えて下さったようなのですが、どうもオンエアできない内容のようで、しっかりカットされてしまいました。だったら最初からその直前の会話から放送しないでよー。

  小島 「ご本出されてるとね、『テレビ、(出演)如何ですか?』って
      いう風にご依頼があっても、何で断って?」
  桜井 「だって、変体の場じゃん、これ」
  小島 「えっ?」
  桜井 「変態」
  小島 「変態?」
  吾郎 「変態ですか?」
  小島 「変態って言われるの好きって(吾郎君は)言ってましたけど」
  桜井 「変態なんですか、吾郎さん?」
  吾郎 「・・・。まぁ、ちょっとそういうのは、皆、あるのかなという。
      それを出せるんですよ、この場組み、僕、唯一・・・」
  桜井 「ほぉ〜、それはいいね」
  吾郎 「中々、普段、5人で…、5人のグループなんですけど、活動し
      てると、ちょっと抑えてるんですけど」
  桜井 「なるほど」
  吾郎 「ここは、結構、発散できるので」
  桜井 「ほぉ〜。結構、他の方もみんな変態でしょ?」
  吾郎 「変態ですよ!」
  小島 「あははは(笑)」
  桜井 「でしょうねぇ〜」
  吾郎 「はい」
  桜井 「ここにいる人もね」
  小島 「えっ、私も?」
  吾郎 「一番、変態です」
  小島 「えっ、何でぇ〜?」

この本を書かれたきっかけを伺おうとしたところ、「知らない」とか答えられ、結局、闇の中。

  吾郎 「ご職業は、何て紹介させてもらったら?」
  桜井 「雀荘のオヤジだよ」
  吾郎 「(笑) 雀荘のオヤジ?」
  桜井 「うん」
  小島 「本には雀士って書いてますけど」
  桜井 「雀士じゃないもん」
  小島 「じゃぁ、麻雀好きなおじさん?」
  桜井 「好きでもないね」
  吾郎 「へぇ〜」
  桜井 「麻雀、面白くないじゃん。吾郎君と、俺が、仲いいとするじゃ
      ないですか?」
  吾郎 「はい」
  桜井 「吾郎ちゃんと麻雀やったら、吾郎ちゃん、裸で帰るんだよ」
  吾郎 「えっ、そうなんですか?裸NGなんですけど」
  小島 「(笑)」

麻雀で、『代打ち』なるものをされている桜井さん。代打ちとは、言葉の通り、依頼人の代わりに麻雀を打つという行為。依頼人は、芸能界、政治・・・色々といるわけで、そういう世界を20代のときから見てきてしまったと。


吾郎君の朗読タイムは、桜井さんの勝負の心構えについて。
掴もうとするのではなく、「だいたいの感覚」で触ろうとするぐらいがいいのだと書かれた部分。

例として、桜井さん、その場で実演して見せます。吾郎君の手を掴み、引っ張ろうとしても相手が構えていると引っ張れない。だけど、最初から掴まない状態で、掴もうとしないで触れる程度の状態から引っ張ると、引っ張られてしまってます。

  桜井 「変化が出来やすい格好をしている方が、すっと次の動作に行っ
      ちゃう。物事って、全て変化じゃないですか?四季があるよう
      に。変化の中で我々生きてる訳ですから、その変化の中で素直
      に対応していけばいいわけですよ」


また、「苦しい時は、周りへの期待を捨てろ」とも。
ダメなときに何事もダメに見えるのは、それは成功の視点で見るからであって、まず、自分を落として考えることが大事だと。つまり失うものが無い状態。

  吾郎 「あんまり期待しすぎちゃいけないってことですか?」
  桜井 「ああ、期待は最もよくないですね」
  吾郎 「自分自身に?」
  桜井 「人にも社会にも子供にも」

さらに、勝つ秘訣は計算をしないことも大事だそうです。一見、矛盾した話のようですけど、心構えが大事ということでしょうか?


途中、タバコ休憩(ニコチンタイム)。桜井さんが退場している間に小島さんが吾郎君にポツリ;

  小島 「吾郎さんさ、本当に年上の、こう…人生の先輩、特に男性から、
      可愛がられる…のね」
  吾郎 「本当ですか?」
  小島 「私、その、何か、その、血清とか、分けてくれない、何か?(笑)」

小島さんの実感篭ってる言葉だわ…。この日のトークもそういう流れだったのね。


一方、タバコタイムの桜井さんに、カメラさんが追いかけていって、吾郎君の印象を聞いてます;

  桜井 「なんだかんだ言いながらも、結構、男っぽい所もあるんじゃな
      いかな?うん。そういう所、もしかしたら飢えてるのかもしれ
      ないし。そういうものを目指してるだろうし。でも、SMAPの、
      ねぇ、立場だとそうはいかないかなぁ〜っていうのはあるんだ
      けど。もうちょっと違う社会を歩んで、大工の棟梁とか、そう
      いう感じ、しますよ」

「男っぽいところもある」とか、密かに嬉しいお言葉ではありますが、大工の棟梁なんかされちゃうと、ファンとしては困るので勘弁して下さい(汗)

一方、小島さんは;

  桜井 「まぁ、女の子としては、怖い…怖い人なんだろね」

・・・(冷や汗)



カメラはスタジオにいる吾郎君と小島さんの様子に戻り;

  吾郎 「本、読んでるとね、あ、何かやべぇな、こう(背筋を伸ばさな
      きゃ)しなきゃなって、ちょっと」
  小島 「言われてる気がするんですね、こうだよ、こうだよ」
  吾郎 「ピシッとなる感じがあったんだけど、それで実際、お話すると、
      何か、気持ちが楽になったというか」

タバコタイムが終了し、桜井さん、戻ってきました。


小島さんの朗読。
迷惑をかけることを恐れるなということを書いた文章。



CMを挟んで、突然、桜井さんのプライベートの話に。

  吾郎 「テレビとかご覧になったこと、ある?」
  桜井 「無いですね」
  吾郎 「この番組はちなみに?」
  桜井 「無いです」
  吾郎 「今、見て欲しいです、結構、頑張ってるんで、僕ら」
  桜井 「私の家にはテレビ、5つぐらいついてます、毎日、朝から晩まで」
  吾郎 「(ご家族は)僕のこと知ってますよ」
  桜井 「多分、女房が知ってるかもしれない」
  吾郎 「コンサートとか観て下さいよ」
  桜井 「えっ?」
  吾郎 「あんまりないですか、今まで、そういう・・・、ジャニーズ…」
  桜井 「あの・・・吾郎さんたちって、歌、下手じゃない?」
  吾郎 「・・・・」←【Gショック】
  小島 「そ、そんなことないです!!」

あははは(笑)。だから、吾郎君だって、『聞きいて下さい』じゃなくて、『観て下さい』って言ってるわけだし(爆)



最後に、桜井さんから生きる極意を・・・

子供は真面目に育てればいいというものではないという話から;

  桜井 「人間だって、吾郎ちゃんにしたて、俺にしたって、真面目な部
      分もあるかもしれないけどねぇ、ちょっと・・・ちょっと悪い
      ところもあるよねぇ〜?」
  吾郎 「あります。すごく僕、あるんですよ」
  桜井 「そこが楽しみだよ」
  吾郎 「隠しちゃうんですよ」
  桜井 「うん」
  吾郎 「ああ、俺、こんなに性格悪いんだとか、こんなこと頭で思って
      るんだ、酷いなぁ、とか思ってても、出せない、やっぱり」
  桜井 「ああ・・・それはだからさ、何でも出していいっていう仲間が
      必要なの。だから、俺がまず出すんです。俺がこんなミスした、
      こんな悪いことしたとか、どんどん出しちゃうんですよ」
  吾郎 「あ、だから僕も今、言えたのかもしれない。ご自身でそういう
      こと仰ってくれたので。何にも隠したいと思わなくなった。今
      この30分ぐらいで」
  小島 「よかった、速かったねぇ」
  桜井 「フルチン?」
  吾郎 「フルチン?はい?」
  桜井 「フルチン」
  吾郎 「フルチンでいいってことですか?」
  桜井 「うん、やることと、言うことはフルチンでいいと思う」


(12.06.03 up)


 

第49回放送 TBS:'12.05.24 24:20〜24:50
Guest:三浦しをん, 課題図書「舟を編む」

オープニング

  吾郎 「こんばんは」
  小島 「こんばんは」
  吾郎 「さぁ、始まりました」
  小島 「今日はスタジオに、正にあの、王道の作家さんがいらっしゃい
      ます」
  吾郎 「えっ、王道の作家」
  小島 「今、世間で最も注目度の高い作家さんのお一人です。お楽しみ
      に」



ゲストを交えてのトーク

その作家さんとは、三浦しをんさん。著書『舟を編む』が2012年の本屋大賞を受賞しました。2006年には直木賞も受賞されてますが、普段はあまりテレビに出演されないという作家さんのようです。

  吾郎 「読ませて頂いて」
  小島 「いかがでした?」
  吾郎 「もう、感動しましたよ!」
  三浦 「ありがとうございます」
  吾郎 「何か、絵が・・・」
  小島 「そう」
  吾郎 「映像化しやすいんですよね」
  小島 「映像化しやすい。これね、『舟を編む』っていうから、海の話
      かと思われる方もいらっしゃると思うんですけど、実はこれ、
      辞書を作る話なんですよね?」
  三浦 「そうです」
  小島 「あの・・・日本で最初に作られた辞書が言海って言うんでした
      っけ?言葉の海」
  三浦 「はい」
  小島 「そこを、こぎこぎ、言葉の意味を探っていく人達の『舟を編む』、
      まぁ、編纂するってことで」
  三浦 「すいません、私、説明した方がいいのかな?何かごめんなさい、
      黙ってて」
  吾郎 「大丈夫ですよ」

言葉の感覚は鋭いけれど、ちょっと冴えない男・馬締君が、出版社の辞書編集部で、辞書「大渡海」の編纂のお仕事をする、という話。


<吾郎君の朗読>
主人公の馬締君が、憧れの女性に誘われ、「天にも昇る気持ち」になったときの思考を記述した部分を朗読。

小島さんは、童貞喪失シーンが最高と仰ってますが・・・

  吾郎 「すごく好きになた、僕は、彼のことを」
  小島 「ですよねぇ〜」
  吾郎 「馬締くんを誰かが演ってたら、ちょっと嫉妬するかもしれない」
  小島 「馬締くん、演りたい?」
  吾郎 「馬締くん、演りたいです」
  三浦 「(笑)」
  吾郎 「久々に、作家さん目の前にして言うのもなんですけど、『あ、
      自分がもし演じるとしたら、こういう風に演じてみたいな』、
      とか」
  三浦 「ありがとうございます」
  吾郎 「しかも、天然パーマは地毛でいけるな」
  三浦 「あはは(笑)」
  小島 「いける!吾郎さん、いける!」
  吾郎 「あれ、髪の毛セットしなくていいじゃん!」
  小島 「そうだね。そうだね、後半ちょっと白いの混ぜれば」
  吾郎 「そうだね!とか思った」
  三浦 「(笑)」
  小島 「三浦さん、でも、馬締さんはちょっと吾郎さんっぽいとこあり
      ますよね?」
  三浦 「(笑)」

あ、誤魔化された(笑) イメージ違うってことなんか?(T_T)
だけど、本当に、映像化の際にはご一考下さいな。


今回の小説は辞書作りが題材となってますが、岩波書店の辞書編集部にスタッフがお邪魔します。
広辞苑など、何度も改訂されてますが、1つ1つの言葉をチェックし、1つの版を出すのに短くて7年、長くて14年かかるような膨大な作業で、次がいつになるかが分からない作業だとか。


VTR明け、三浦さんの作家人生について。
そもそもは出版社で働きたかったのだが、「入社試験の作文が面白いから何か書いてみろ」と言われたのがきっかけだと。出版社はことごとく落ちたらしいですが、そう言われて小説家さんになられたのなら、何が幸いするか分からないものです。

本屋さんには毎日出かけられて、「雑誌の乱れを直してる」と(笑)。

  吾郎 「息詰まりそうじゃない、作家さん。人とも会わないしさ」
  三浦 「大体は本当、もう、家にいることが。2週間ぐらい誰とも話さ
      ないことなんてざらにありますからね」
  吾郎 「ええ!息抜きとかないんですか?」
  三浦 「漫画を読む、寝る」
  吾郎 「・・・」
  三浦 「・・・(笑) 今、哀れまれた(汗)」
  小島 「いや、すごいな、と思って」

例えばお誘いがあっても、お風呂に入ってないので、すぐに出て行けないと(!)。
特に友達を広げていこうとか思わないタイプで;

  三浦 「今、MAXですよね」
  小島 「今、MAX?」
  三浦 「(笑)」
  小島 「今日、帰ったらお疲れになると思います」
  吾郎 「疲れさせてるんだよ」
  三浦 「いえいえ、疲れてるとかじゃないです、全然」
  吾郎 「本当ですか?」



<小島さんの朗読>
職場で浮いてしまい落ち込む馬締に、大家さんが声を掛けてくれた言葉で、自分の心にある「伝えたい、つながりたい」という感情に気付くシーン。 

  小島 「いっくら難しい言葉を知っていても、いっくら言葉の意味を人
      に説明できても、その…『仲良くなって、いい辞書作りたいん
      だね』って(大家さんに)言われたときに、初めてこの、馬締
      くんにとってはさ、言葉に実感伴ったわけじゃない?」
  吾郎 「そうだねぇ」
  小島 「これが言葉を分かることなんだなって」
  三浦 「はい」
  小島 「じゃぁ、やっぱり言葉じゃないもんじゃん!っていうね」
  三浦 「そうですね」
  吾郎 「でも、言葉は必要だよね」
  三浦 「そうですよね」
  吾郎 「『言葉なんて』とかさ、『気持ちで通じ合ってれば』とかって
      言うけどね。でもなんか、やっぱり基本的にはないとね」

「言葉は大事」というのは、吾郎君の口から何度も聞いてるような気がする。もう少し、話を展開させて欲しいかったところですが、ここで突然、横から「吾郎さん」と新太朗君参戦。

  吾郎 「何?」
  山田 「僕も朗読していいですか?」
  三浦 「(笑)」
  吾郎 「読んでないでしょ、これ、全部?」

確かに全部読むことは無理だったみたいですが(笑)、分からない言葉を辞書で調べながら、メモを取りながら読んできたようです。


<山田君の朗読>
なぜかインスタント麺「ヌッポロ一番」の下り。馬締くんが、この「ヌッポロ一番」の麺の作り方を説明した文章が真剣さが伝わるのが気に入ってるという部分。


新太郎君が朗読した部分はさておき、辞書を使いながら本を読んだという話から、三浦さんの場合は、仕事をされる際に辞書を5冊ぐらい使い分けているという話に。・・・かと思ったら、辞書マニアの話に?!(笑)

例えば「恋愛」という言葉の意味を調べようとした場合、『岩波国語辞典』はシンプル(2行弱)、これに対して『新明解国語辞典』は7行も費やして情熱的に表現してます(笑)。

『新明解国語辞典』の中で三浦さんがお勧めなのが、「いたちごっこ」。説明が 約10行にも及ぶ大作です(笑)。

  吾郎 「(この編集者の)辞書に対する気持ちなんじゃない?どんどん
      新しい言葉が出てきて」
  三浦 「あ、そうでしょうね(笑)。俺たちのことだ!」
  吾郎 「言葉がまた生まれては」
  小島 「解釈しても解釈しても」
  吾郎 「そう!かなりこういう主観が入ってる」

更に、『新明解』は;

  三浦 「『はまぐり』への思い入れも過剰ですよね」

と三浦さん。「最も普通でおいしい」と書いている一方で、あさりは「肉は食用」とかなりシンプル(笑)。

ただ、小島さんが着目したのは「熟女って言葉を載せているのよっ!」と言いながら、その説明文を朗読。続いて隣にある「淑女」の項目も朗読してましたが;

  吾郎 「うん・・・」
  小島 「何、このシーンとした感じ?」
  吾郎 「ちょっと2人、『可愛げ』を引いて下さい」
  小島 「可愛げなんて今更意味を知ったところで、あまり役に立たない」
  三浦 「私たちにの辞書には載ってないということでね」
  吾郎 「なるほどね、辞書はそれぞれの頭の中に…」

以上で辞書についてのトーク終了。


  吾郎 「いや、楽しかった。作家さんと、こうやってお話できるって、
      なかなか機会、無いし」
  小島 「無いし。辞書の後ろに人間がいるっておっしゃってくれた小説
      でしたね」
  吾郎 「うん」


(12.05.27 up)


 

第48回放送 TBS:'12.05.17 24:20〜24:50
Guest:ミッキー・カーチス, 課題図書「おれと戦争と音楽と」

オープニング

  吾郎 「こんばんは」
  小島 「こんばんは」
  吾郎 「ゴロウ・デラックス、稲垣吾郎です」
  小島 「小島慶子です。これから40代っていうぐらいですから、これか
      らいよいよ働き盛りみたいな感じですけど」
  吾郎 「僕ですか?」
  小島 「お互いにね」
  吾郎 「お互いに…」
  小島 「いつかは老後がきますよ」
  吾郎 「まぁ、そりゃ、そうですよ」
  小島 「考えてます?」
  吾郎 「老後のことですか?老後、ワイン造りやりたいです」
  小島 「あ、いいですねぇ」
  吾郎 「長野、山梨あたりで」
  小島 「えっと、あ、いい物件をお持ちの方、今のうちにアプローチを
      して…。土地ねぇ、いい土地を」


と、冒頭にそんな話をしたのは、本日のゲストが、今年74歳になられるというミッキー・カーチスさんがゲストで、その半生(?)を綴った本『おれと戦争と音楽と』が課題図書なのです。このミッキー・カーチスさん、俳優でありミュージシャンであり…と色んな肩書きをもっていらっしゃいます。

  吾郎 「面白かったなぁ〜」
  小島 「ねぇ〜。私、知らないことばっかりで驚いちゃった!」
  吾郎 「そう…。すごい激動の昭和だったんですね」
  小島 「ねぇ〜?ミッキー・カーチスご本人の、その、辿ってきた人生
      もドラマティックだけど、その時代感っていうの?」
  吾郎 「時代感がすごい、芸能界とかもそうだし」
  小島 「そうそう…。何か今と全然違って」
  吾郎 「そうだねぇ〜」
  小島 「ミッキー・カーチスさんです、お入り下さい」

ミッキー・カーチスさん、登場です。


ゲスト登場

  カーチス「こんにちは〜、お邪魔します」
  吾郎 「ねぇ。格好いいですね」
  小島 「ねぇ。ミッキーさん、73歳」
  カーチス「はい、ことし4になります」

今回の著書は、落語の師匠でもある故・立川談志さんが「お前、面白そうな話、いっぱいありそうだから、本にしといた方がいいぞ。死んでから知らないやつにかかれるよか、てめぇで書いといた方がいいよ」と言われたのがきっかけだとか。

  吾郎 「何か、この時代の芸能界のこととか、よく、社長…、ジャニー
      さんとかさ、話は聞いてたんですけど、すごいですね、勢いと
      か」
  小島 「ねぇ」
  吾郎 「めちゃくちゃって言えば、めちゃくちゃですよね」
  カーチス「めちゃくちゃだよ」
  吾郎 「(笑)」
  カーチス「週刊誌ないしさ」
  吾郎 「ワイドショーも無いし」
  カーチス「携帯もないし」
  小島 「取材、されないわけですよね?」
  カーチス「そう」
  小島 「誰かがこっそり(写真)とか無い・・・」
  吾郎 「いいなぁ〜」
  小島 「あははは(笑)」
  吾郎 「そしたらいっぱい遊べんのになぁ〜、俺」
  カーチス「今のタレントさん、本当、かわいそうだよ」
  吾郎 「個室とかで、バラバラの時間差で入っていかないとヤバイんで
      すよ」
  小島 「たいへ〜ん(笑)」
  カーチス「(笑)」
  吾郎 「カムフラージュ要因とか必要」
  小島 「大変。じゃぁ、お店出るときも大変じゃないですか」
  吾郎 「そうなんですよ。家の前で車とかチェックしないといけないし」


<朗読タイム1>
イギリス人と日本人のハーフであるミッキーカーチスさん。ご本名はマイケル・ブライアン・カーチスとおっしゃいますが、色んなことにチャレンジしようとされてきたカーチスさんは、その都度、名前を色んなものに変えてきたりというそんなエピソードを記載した部分を吾郎君が朗読します。


日本の名前にあこがれて、『五十嵐信次郎』なんていう名前に中学のときに考えたりもしたそうな。その名前で、映画『ロボジー』のオーディションも受けられたりしたそうです。えっ、あのキャスティングは、自らの希望だったんですか?!(驚) ・・・と思ったら、まさか自分がロボットにさせられる(の中に入る)話だとは思ってなかったらしいです(爆)



そして、ここから数々の伝説を。

  伝説1 ロカビリー3人男

1958年に山下敬二郎さん,平尾正晃さん,ミッキー・カーチスさんがデビュー。熱狂的なファンが多く、ステージに登場しても歌なんて聴いてない(爆)。なので、それが嫌になって辞めちゃったんだそうです。

  小島 「それ分かるでしょ?」
  吾郎 「まぁ時代は変わらないのかな、そういうところ」
  小島 「そうですよね」

いや、だけど失礼ながら、スマは歌を聞かせるグループじゃないやん(汗)

  小島 「そういう時って、どんな気持ちなんですか?」
  吾郎 「まぁ、お客さんの、そこは見方の自由だしね。今はほら、音響
      システムもいいから」
  小島 「ミッキーさんの頃、なかったですもんね」
  カーチス「無いよ。マイク1本でやったよ」

歌をやめちゃったカーチスさん、だけど、3人で出てないとマズイと言われ、落語に走っちゃったと…(苦笑)

  カーチス「何やったっていいっていうから」
  吾郎 「何で落語だったんですか?」
  カーチス「何だろうね。もう、全く『ギャー』と相反するものをやりた
       かったんだろうね」

そして、本格的に談志さんに弟子入りしちゃいます。


  伝説2 あの矢沢永吉を発掘!?

やがて、1960年代後半、ヨーロッパをまわり、70年に帰国。ヨーロッパで勉強したレコードプロデュースというものを初めて持ち込んだのがカーチスさんなのだそうです。
カーチスさんが手がけたのが、GARO(学生街の喫茶店),CAROLなど。CAROLはテレビで番組を見ていたときに、『リーゼントコンテスト』に彼らが出ていたのを見て、番組中にテレビ局に連絡、すぐにレコーディングまでしちゃったそうです。


  伝説3 日本初のタレントレーサー

第1回日本グランプリ(鈴鹿)を見に行き、ここでもすぐに「これしかねぇな」と思い、すぐに免許→鈴鹿に行っちゃったと…(汗)

自分の好きなことをやってきた結果;

  カーチス「70歳過ぎて過去が追いついてくる」

と。


<朗読タイム2>
続いての朗読は、小島さんが、33歳年下の奥様と結婚されたというエピソードに関する部分。 『ミイラの作り方』で盛り上がったという話をかかれてましたが、そもそもは白金のカフェで“ナンパ”をしたという…(爆)。

  小島 「ナンパします?」
  吾郎 「ナンパ、しないですねぇ。共演者とかでさ、ちょっとアドレス
      を交換したりとか、そういうのがナンパだったらあるかもしれ
      ないけど、街中で全く知らない人にさ、ストリートナンパです
      よ!」

奥様ともラブラブだそうで、メールも絵文字盛りだくさんのものを送られてます。

  小島 「こういうの送る?」
  吾郎 「いや、普通の顔文字ぐらいですね」

と、吾郎君の話はおいておいて、スタジオにはその奥様がいらしてます。

  吾郎 「何か、スタジオにいらっしゃる気がするんですけど」

一般の方なので、顔は“毒リンゴ”で隠されてますが、美人の奥様なのかな?

  吾郎 「こんにちは〜、SMAPです。え、でも何か、僕らよりもね、お若
      く見えますね?」
  小島 「そうですね」
  吾郎 「ミイラの魅力は何ですか?」
  奥様 「ミイラすごいですよ、古いのに残ってて…」
  カーチス「それ、俺の話かい?古いのに、長持ちって」
  一同 「(笑)」



テーマソング!

そして、最後に、ミッキー・カーチスさんが番組のテーマソングを作ってきて下さったとか!?

  吾郎 「本当ですか?!?!嬉しいぃ〜。ちょっとねぇ、それはすごい
      ね。ないじゃないですか、今までそんなの」
  カーチス「じゃぁ、俺やるから、一緒にやろうよ」
  吾郎 「あ、はい・・・一緒に?!」

カーチスさんがギターを弾きながら歌指導。
吾郎君と小島さんは、タンバリンやマラカスを持ちながら、掛け声の『ヘイ!』担当。山田君が歌詞を書いたパネルを持って登場したついでに、トライアングル担当で加わりました。


 ゴロウ・デラックスのテーマ
  ゴロウ・デラクス(ヘイ!)
  ゴロウ・デラクス(ヘイ!)
  おしゃべり大好き 毒舌大好き
  鏡も大好き アラフォー・ビキニ
  ゴロウ・デラクス(ヘイ!)
  ゴロウ・デラクス(ヘイ!)
  ゴロウ・デラクス(ヘイ!)
  ゴロウ・デラクス(ヘイ!)


  小島 「すごく単純だけど、特にこれ以上のこと、この番組に無いかも
      ね」
  吾郎 「確かに、ここに全部集約されている」
  小島 「ねぇ、集約されてます」
  カーチス「抽出したの」
  吾郎 「いやぁ〜」
  小島 「どうでしたか、ちょっと」
  吾郎 「いやぁ〜、すごく面白かったし、本当にミッキーさん、好きに
      なりました」
  カーチス「あ、ありがとうございます」
  吾郎 「うん。自由でいいんだなぁ、って。何か自分が思ったことやっ
      てていいんだな、って思わせてくれるというか」
  小島 「ミッキーさん、格好いいオヤジって何ですかね?」
  カーチス「何だろうね。やっぱり常に色んなものにアンテナ張ってて、
       好きなものに興味を持って、それに脇目も振らず、突き進ん
       でいくってことかな。何でもやってみればいいんだよ。で、
       やってダメなら、ダメで元々じゃん」
  吾郎 「そう、ダメで元々って言ってくれるのがすごく」
  カーチス「ね、元々できなかったんだから。ところが出来るかもしれな
       いんだから、意外とこれが。そしたらヤッタ!って」



(12.05.20 up)


 

第47回放送 TBS:'12.05.10 24:20〜24:50
Guest:楳図かずお, 課題図書「漂流教室」


先週に引き続き、伝説の漫画家として楳図かずおさん登場。なぜか岩下尚史さんと一緒に、楳図さんのお宅にお邪魔してます。先週はお宅探訪という形でしたが、今回はテーブルについてゆっくりトーク。

楳図さんは、中学2年のときにデビュー作『森の兄弟』を描き、既に何年漫画家をやっているかも分からないぐらいのキャリアです。
『へび女』が最初のメジャー作品だとおっしゃいます。うう、嫌だ、こういう怖い漫画(T_T)。だけど、岩下さん曰く、三島由紀夫さんもこの漫画を愛読してたとか?

『恐怖漫画』というジャンルを作り出したのも楳図さん。特にそういう体験をしたというわけではなく、出身地(奈良県宇陀郡曽爾村)に伝わる話から『ヘビ女』は生まれたとか。他に『わたしは真悟』の紹介など。

楳図さんは長年漫画を描いていらっしゃいますが、テーマは様々です。

  楳図 「コツは、今描いたやつの次は 180度反対とかね。逆を行くとか
      ね、そういうまぁ、ちょっとした決めはあるんですけど」
  吾郎 「色んなことを、こう…裏切りながらさ、」
  楳図 「そう、裏切りながら」
  小島 「ちょっと勇気いる」
  吾郎 「楳図先生といえば何、ということじゃなくてさ」
  楳図 「そうそうそう」
  吾郎 「それはすごいよね。勇気いることだよね」
  小島 「でしょ?吾郎さんだって『えっ、吾郎さん、今までのイメージ
      と違うっ!』とか言われること挑戦されてますよ」
  吾郎 「でも、それはすごく大切…に置いてるけどね、僕らも、SMAPと
      かやってるときには」

少なくとも吾郎君に関しては、『えっ、吾郎さん、今までのイメージと違うっ!』を含めて吾郎君だと思ってファンをやってるので、そういう意味ではイメージどおりではあるのだけどね(笑)。

  小島 「ええ、まぁ、『漂流教室』とか並んでますけど、それぞれ何か、
      思い出の強い作品っていうのは、おありですか?」

(関係ないですけど、『漂流教室』と聞くと、スマスマのコントでお蔵入りした『漂流サラリーマン』みたいなそんなタイトルのコントがあったなぁ、と思い出す私。スマ新だけで紹介されて、結局そのまま日の目を見ることがなかったんだな。。。)

  吾郎 「『おろち』のさ、顔見るとさ、もう、ずーーーっと頭の中にさ、
      こう、脳裏に焼きつくよね」
  楳図 「ああ、ありがとうございます」
  吾郎 「やっぱ、誰が見てもさ、かわいいし、美しいじゃないですか」
  楳図 「そうですねぇ〜」
  吾郎 「何だろうね、この顔の感じとかさ。結構、タイプですよ、僕」
  楳図 「ああ・・・」
  小島 「そう?おろちの?」
  吾郎 「うん、一番、タイプですよ」
  小島 「端整で、ちょっとミステリアスで、こう、クールな感じが?」
  吾郎 「うん。結構さ、小島さん顔系だよね?」
  小島 「えっ?」
  吾郎 「楳図ワールドだよね?」
  小島 「マジっすか?!」
  吾郎 「ありますよね?」
  岩下 「あります」
  小島 「本当?じゃぁ、何が足りない?」
  岩下 「見掛け倒しだから」
  小島 「何なのよっ。あんたね、会うたびに見掛け倒しってね」
  岩下 「内容に乏しいから」
  吾郎 「他人様のうちでね、喧嘩しないようにね」

話を戻して;

  吾郎 「結構、ありますよね。(小島さんを)描きたいと思う、先生が」
  楳図 「そうですよね、くっきりしてますよね。どちらかというと、く
      っきりしすぎの所はある」
  小島 「そうなんですよね。もうちょっと愛される顔に。今、一所懸命、
      テレビで好感度、あげようと思ってるんですよ」
  吾郎 「今更?!」

ここで『漂流教室』で、総理大臣を選出するシーンの朗読を。

  高松翔:吾郎君
  女番町:岩下さん,
  我猛:楳図さん
  その他全てのキャラ:小島さん

という分担で演じてました。

『漂流教室』は、楳図さんとしては、勉強の話だと。命を懸けたいわば授業だと。子供向けの漫画は、キャラクターを子供にはするが、内容は本気で子供だと思わずに描くと。

・・・なんていう真面目な話をしていたと思ったら、ゴロウ・デラックスの黄金ダルマが登場。持ってきたのはAD山田君です。

  山田 「吾郎さん」
  吾郎 「あれ?」
  山田 「やってきました」
  吾郎 「何かいつも、テレビの劇空間の中で漂流している・・・」

楳図邸までの道中で、跡をつけていたダルマも、山田君が隠れて押してました。さすがAD(笑)

  吾郎 「でも、山田君、ちょっとあるよね、楳図ワールド」
  山田 「僕ですか?」
  吾郎 「ちょっとほら、すごくピュアだし」
  小島 「何か、一見、脈絡無く見えるところとか」
  吾郎 「すごく計算ができてたりとか」
  山田 「山図ワールド・・・」
  吾郎 「・・・(失笑)」
  小島 「面倒くさい、ああ、面倒くさい」

ここで、吾郎君,小島さん,岩下さんが、楳図漫画のキャラクターのどれに近いと思うか楳図さんの方から;

  岩下さん:まことちゃん(『まことちゃん』)
  山田君 :悟君(『わたしは真悟』)
  吾郎君 :へび女(『へび女』)

    吾郎 「へぇ〜」
  小島 「うわぁ、一番、怖いわ。何か今、私、不思議な瞬間なんですけ
      ど、女として負けた気がした、今。何だろうな」

そして、小島さんは、『まことちゃん』の“ママ”だそうです。

更に、楳図さんから出血大サービスで、上記の配役でイラストを描いて下さるんだそうです。小島さんと岩下さんをモデルに、『まことちゃん』の1シーンをイメージしてイラスト化。 ちょっと伝わりにくいけど、小島さんの服で鼻をかんでるまことちゃん、というイラストでした。

そして、吾郎君はへび女ですね。階段のところから、這って登場という雰囲気のポーズで。

  岩下 「グラビアみたい」
  小島 「あれで服着てなかったら、相当いいですね、上半身」
  岩下 「そうですね」
  小島 「普通に欲情しますね」
  岩下 「そうでしょうね」

と言われて、吾郎君、お尻を動かすんじゃないっ!

  岩下 「あそこまでお見せになったら、着てるもの脱いでも一緒ですね」
  小島 「そうですね」
  吾郎 「イメージ沸きますか?」
  岩下 「沸きます」
  吾郎 「本当ですか?」
  岩下 「孕みそうですね」

いくらなんでも孕みそうって、オイ(汗)。

楳図さんのイラストは、体がヘビの状態で『トイレはどこですか?』何て言いながら這い出してきた吾郎君の絵でした。だから怖いって。

  吾郎 「うわっ、すごいですね」

吾郎君、言葉を失ってる?



この後に流れたのは先週の収録部分での話でしょうか?
昨年、ビクターから楳図さんがアルバムを出したということで、SMAPが先輩だと言う楳図さん。その中の「大阪の女」という曲のダンスを、吾郎君ほか一緒にやることに。楳図さんのオリジナルのダンスも怪しいので(汗)、吾郎君のダンスがちゃんとしてるのかどうかも分かりづらかったですが(更に汗)、みなさん、楽しそうだったから、ま、いっか。



最後に、楳図さんから、漫画とは何か?

  楳図 「やっぱり現実を踏まえてないと。何だってそうだと思うんです
      けどね、踏まえつつ、思い切りどこまで非現実にいけるかな、
      っていう、そういう試み。まぁそれができるのが、一番、漫画、
      手っ取り早いですよね?まぁ、映画でもみんなそうだと思うん
      ですけどね」


(12.05.13 up)


 

第46回放送 TBS:'12.05.03 24:20〜24:50
Guest:楳図かずお, 課題図書「まことちゃん」

新企画として『伝説の漫画家』なるものがスタートです。今回は楳図かずおさんのお宅訪問です。紅白の縞模様のお宅で、物議を呼んだお宅ですけど、そんなに違和感なかったような…。


オープニング

小雨の中、目的のお宅に向かう吾郎君&小島さん。

  吾郎 「こんばんは、ゴロウ・デラックス、稲垣吾郎です」
  小島 「小島慶子です」
  吾郎 「小島さん…」
  小島 「はい」
  吾郎 「今日も外ですか?」
  小島 「外です(笑)。外です」
  吾郎 「雨でしょ?」
  小島 「知ってます。湿気、大敵です、ヘアスタイルの」
  吾郎 「メガネもそうですから」
  小島 「本当、お互いにね。大変ですよ、寒いしさ」


  新企画「伝説の漫画家」
  時代を超えて愛される名作を描いた
  漫画家の先生たちに話を聞いていくシリーズ

  小島 「伝説の漫画家シリーズ第1回ということは、この後もいろいろ
      あるんですけど」
  吾郎 「1回目次第じゃないですか?」
  小島 「そうよ(笑)」
  吾郎 「それより、ちょっと・・・」

と、後ろを振り向く吾郎君。背後には、ゴロウデラックストレードマークの金ダルマがついてきているのです。

  吾郎 「何か、何かいた?」
  小島 「いるよね」
  吾郎 「何かいないか。何かいたような気がするんだけど」

と、ダルマを見なかったことにして再び歩き始めた吾郎君。吾郎君が歩き始めると、ダルマが吾郎君の後をついて動き始めます。何かかわいい(笑)

しばらく前を向いて歩いたと思ったら、ぱっと後ろを振り向いて;

  吾郎 「あ、止まってるか」

と、だるまが止まっていることを確認。再び歩き始めようとしたら、またすぐに振り向いたりして、『だるまさんがころんだ』かい!(笑)

  吾郎 「動いてるよ!」
  小島 「あはははは(笑)」

こんな愛らしいダルマに、スタッフさん、何か名前をつけてあげてください(笑)



楳図邸

ゲストのお宅に到着。赤と白のボーダーがお宅の壁一面に塗られてます。早速、お宅に入ろうとすると;

  吾郎 「あれ?ちょっとちょっと、小島さん?」
  小島 「なに?」
  吾郎 「ちょっと何か・・・雨も滴るいい男が・・・」
  小島 「何か絵になるポーズが・・・」
  小島 「あーあ、流し目だよ」

玄関口に立っていて、こちらに振り向いたのは岩下尚史さん。今日のゲストの大ファンという設定(でもないのかな?)で、ご出演です。幼い頃に楳図さんの漫画を読んでトラウマになったとか。・・・まぁ、実際には舞台の宣伝での出演でしたが(笑)

ドアをノックして元気よく玄関の扉を開けてくださったのは楳図かずおさんご本人。真っ赤なキャップ帽&赤と白のボーダのパーカーを着ての登場です。あ、あと、手には「グワシ」の形をしたパネルを手に、「グワシ」を連発(笑)。

早速お宅にお邪魔したいところですが、その前に、楳図さんからの要望は、中に入るには、楳図カラーに合わせる必要があると。

  吾郎 「何かすごいテレビ向けですね」

と、吾郎君は楳図さんのノリに感心してますが、楳図カラー、つまり赤白ボーダーの服を着てくださいということで、玄関で着替えて、お宅拝見。

玄関口から、既にどこかのアミューズメントパークのような雰囲気で、楳図さんの漫画のキャラクター人形が置かれたり、それ以外のものはスリッパも赤と白のボーダーデザインだったりと、ある意味、統一されています。
ちなみに、玄関の上がり口のデザインは、『名作恐怖漫画「へび女」』をモチーフにしたデザインになってます・・・いや、こういうので迎えられても、個人的にはあまり嬉しくないような(汗)

お宅の中に、まずはキャラクター人形が置かれた一角に着目。一同、岩下さんまでもがいろんなフィギュアを手にしてはしゃいでました。

続いてリビング突入。こちらはおとぎの国のような赤と白のボーダー&市松模様のデザインや、キャラクターのステンドグラスなどが並びます。これらは全てデザインも楳図さんが担当されたそうです。

部屋の階段の踊り場にある姿見を見て;

  小島 「吾郎さん、これ、ちょうどいいじゃない」
  吾郎 「この姿見、良くないですか?」
  楳図 「どうぞ」
  吾郎 「この(鏡の)中ら出てきたい」
  楳図 「それ、本当に中から出れるようになっているんですけど」
  吾郎 「へぇ〜。何か、ドキドキするね」
  小島 「ねぇ。テーマーパークだね、でも、本当に」
  吾郎 「ちゃんと美しいんだよね」
  小島 「これだけの色でね」
  吾郎 「何だろう」
  小島 「不思議な調和が」
  吾郎 「子供っぽさだけじゃないよね」

と話をしちている間に、姿を消しちゃう楳図さん。突然、吾郎君が立ってる姿見から、飛び出してきました。本当に姿見から出てきて;

  楳図 「わっ!」
  吾郎 「ワーーーー!!」
  楳図 「こんな風になってて。鏡の中からは出てこれないんですけど、
      裏から出てこれるっていう」
  吾郎 「中、どうなってるんですか?入口があるだけなんですか?」
  楳図 「ええ。普通に入口があって、こっから出れるってだけなんです
      けど、でも、ちょっと面白いでしょ?」 
  吾郎 「僕も行っていいですか?」

と、興味津々で吾郎君、鏡の中から;

  吾郎 「グワシ!」

と、最初に楳図さんが手にしていたグワシのパネルを持って飛び出してきてました。ウケたので、うれしそうな吾郎…(汗)

部屋の中には、フィギュアだけでなく、実際の作品(漫画本)も並んでます。日本語だけでなく、韓国語のものもあり、それ以外にもアメリカやイギリスでも人気だとか。世界中にファンはいるそうです。

2階に行く前に、ゴロデラ必須の朗読タイム。『まことちゃん』の“グワシ”初登場シーンの朗読してました。



2階。最初に案内されたのが、クローゼット。

  楳図 「全部まるみえっていうのがテーマなんです」

と仰るように、ステージ衣装やらグッズが一目で見れるように綺麗に並んでます。
クローゼットの奥の方では、岩下さんが楳図さんのステージ衣装のマントを勝手に身にまとっていらっしゃいます。というか、こういうのも保有されているのねん(ファンの方が下さったもののようですが)。

と、ここでのマントも赤がベース。楳図さんのこの赤白は、子供の頃に読んでいた漫画に出てくる海賊ファッションだと言います。あと、楳図さん自信が痩せているので、ボーダーなら少しは太って見えるかもという考えもあるようです。

・・・なんていう話を、楳図さんと小島さんがしているのを報知して、クローゼットの奥では引き続き吾郎君と岩下さんがステージ衣装をあさってます。

  吾郎 「完全にステージ衣装ですね」
  小島 「吾郎さんも、何普通に着てるんですか?意外と違和感ないです
      けど」

まぁ、実際、スマスマやライブで、それ以上の衣装を着続けてることを思うと、何だって着こなすよなぁ〜(笑)

2階の散策は続き、別の部屋に。寝室はうってかわって淡い黄色がベースの部屋に。

  小島 「岩下さん、寝てみたら?」
  岩下 「えっ?あたしが?」

ベッドで横になって、「吾郎さん」と誘いをかける岩下さん。吾郎君もしっかり岩下さんに並んで横になってるし・・・こら!!!!

  小島 「いい画だ!」
  岩下 「皆さん、怒らないでね」


2階には渡り廊下があり、先ほどのリビングが見下ろせます。

  吾郎 「セットだよね、舞台のね」

その渡り廊下の先にある部屋には、屋根裏に続く階段が・・・。そこを上ってみると、『赤んぼ少女タマミ』のフィギュアが。もう、怖いですって、やっぱり・・・(>_<)


次回は楳図邸探訪の後編です。



(12.05.06 up)


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