ゴロウデ・ラックス'12年4月放送分

 

'12年4月放送分
第44回放送
12.04.12
第45回放送
12.04.26



♪番組の説明

SMAPで最もおしゃべり大好き!稲垣吾郎と毒舌マシンガントーク!小島慶子の言いたい放題!斬りたい放題!深夜ノンストップトークバラエティ!!今週の課題図書は?


 

第45回放送 TBS:'12.04.26 24:20〜24:50
Guest:なかむらるみ, 課題図書「おじさん図鑑」

今回の課題図書は「おじさん図鑑」。著者のなかむらるみさんが街で観察した”おじさん”をイラストと共に紹介した本。実に味わい深いおじさんの生態が語られてます。


最初からラジオブースのセットに座って番組はスタート。

  吾郎 「笑えた〜、おもしろい!自分がどれに当てはまるのかなぁ〜、
      とかって色々やってみたりしたんですけど」
  小島 「年齢を重ねた男性たちが、様々なライフスタイル送っているん
      だけど、見事にそれをね、描写している、分類している人がい
      るの」
  吾郎 「これ、相当のおじさん好きですよね」
  小島 「好きですよ」
  吾郎 「ちょっと変わり者だと思いますよ」
  小島 「はい。女性なんですけど」
  吾郎 「会ってみたいですね」
  小島 「会ってみたいでしょ?」
  吾郎 「うん」
  小島 「なかむらるみです、お入りください」

ゲストのなかむらるみさんが登場。いらっしゃって早々に:

  吾郎 「消物室(調理場)から来た感じですね」
  小島 「スタジオ出てすぐの所にね(笑)」

そういう、ごくごく自然体の雰囲気の方です。

  なかむら「今日はあの、お土産を持ってきたんですけど」

と、取り出したのは一枚のイラスト。

  吾郎 「何ですか、これは?」
  なかむら「吾郎さんが、20年後におじさんになった時の」
  吾郎 「おお。エロイねぇ。でも、本当、こうなりそうだね」

ちょっと顔が面長になった感じですが、めがね掛けて、少し白髪交じり&しっかり手にはワイングラス持ってます。何となく、ゴロパパに雰囲気似てるような気がしないではない。

小島さんはおじさんにはならないので、小島さんがおじさんだったらというイラストを持参してきて下さいました。“ちょい悪”って雰囲気ですかね。

そもそもなかむらさんが今回の本を書こうと思われたのは、おじさんはよく見ると「魅力的」であることを本を通じて知って欲しかったからとおっしゃいます。

  吾郎 「おじさんの生態図鑑ですよね」
  なかむら「はい」
  吾郎 「おじさんを好きになったのは、いくつぐらいからなの?」
  なかむら「絵が好きで武蔵野美術大学に入ったんですけど、そのときの
      卒業制作を『おじさん』でやったんです」
  吾郎 「ええ!」
  小島 「ええ!」

卒業制作は、題して『山手線おじさん考現学』。山手線のそれぞれの駅で見かけたおじさんを描いています。いろんなタイプのおじさんが描かれてますが;

  小島 「吾郎さんのお父さんは?」
  吾郎 「うちの親は新宿(タイプ)です」
  小島 「新宿系ですか?」
  吾郎 「結構、(先ほどの20年後の吾郎君のイラストを指して)これに
      近いものが、やっぱあります」
  一同 「(笑)」
  吾郎 「こんなお洒落ではないですけど、でも、ちょっと顔とかはそっ
      くりだし」
  小島 「そっくりなんだ。もてそうね」
  吾郎 「小島さんのお父さんは?」
  小島 「今、有楽町(で描かれたおじさん。帽子を被った後姿の男性)
      みたいになってます。有楽町(のおじさん)みたいな格好で、
      あっちこっち出かけてて」
  なかむら「ああ、いいですねぇ」
  吾郎 「僕の家によく遊びに来るひろくんっていうおじさんは、『リュ
      ックおじさん』ですね」
  なかむら「へぇ〜!」
  小島 「ひろくん、リュックに何入れてくるの?」
  吾郎 「リュックに、だから色々、着替えとか。あと、軟骨を形成する
      サプリメントを持ち歩いている」
  小島 「あははは(笑)。コンドロイチンみたいな?」
  吾郎 「コンドロイチン、コンドロイチン。コンドロイチン持ち歩いて
      るよ」


ここで、なかむらさんから印象に残ったおじさんコレクションの紹介を。

  その1:ハイウエストのおじさん
   特徴:腰のくびれがなくなり、ベルトの位置が上がる

  その2:おじさん基本のシャツ
   (1) おじさんはチェックを好む傾向がある
   (2) たっぷりとしたサイズが落ち着く

  吾郎 「西村賢太さんも」
  小島 「着てた」
  吾郎 「着てましたね。あの人なんでいつもチェックなんでしょう」

チェック以外では、縦縞シャツや、説明が付かない変な柄のシャツなどの特徴が見られます。

  吾郎 「ゴルフ場とかで観察したら面白いですよね。おじさんのスイン
      グっていうのもあるし」

と、吾郎君、おじさん談義に乗っかってきてますね。どういうスイングかと小島さんに聞かれて実演。

  吾郎 「分かりやすく言うと、普通のスイングって、まぁ、こうやって
      こう…左(足)に体重を乗せて(移動させて)、こういう風に
      するじゃないですか。おじさんは左に(体重が)乗れなくて、
      こうやって(手だけでスイングして見せる)。」
  小島 「ああ(笑)」
  吾郎 「うまい・・・ちょっとヨロって・・・。でも上手いっていう、
      なぜか」

受けたからか、何度も繰り返して実演して見せてました(爆)。


  その3:酔っ払いおじさん
   特徴:酔っ払うと自力で帰れなくなる

駅で酔いつぶれて駅員さんが何とかしようとしている絵を。

  吾郎 「駅員さんもおじさんなのに、大変だね」
  小島 「おじさんがおじさんを」

他には、壁にもたれて座りこんでいるおじさんの絵。だけど、絶対にお尻は地面につけません。


  その4:おじさん基本の帽子
   特徴:毎日同じ帽子を被り、物持ちが良く地球にも優しい

  吾郎 「うちのお父さんとかそうですよ。ゴルフ一緒に行くと、何か、
      それ、俺が20歳ぐらいに被っていた帽子なんだけど」

他にハンチング帽をかぶるおじさんを見ると、帽子本来の姿が見えてくるとなかむらさんは言います。

  吾郎 「まぁ、おじさんのものだよね、ハンチング」
  なかむら「そうですね」
  吾郎 「ちょっと丸くして欲しいですね。キャップなんかもそうですけ
      ど、おじさんはそのまま、まっすぐなまま被ったりする。形は
      やっぱり自分の顔に合った折り方っていうのをやっぱり何気に」
  小島 「確かに!」
  なかむら「ああ・・」
  吾郎 「全てですよ、それは」


この後は、おじさんコレクションの番外編。
椅子に座り、タバコをふかしてスマホを見ている男性のイラストが登場します。
・・・一体、誰かと思ったら、吾郎ファンの間では有名な“影のオーナー”(古谷P)だったという。

  吾郎 「あのね、おじさんつってもね、年、俺と変わらないんですよ」
  古谷 「あははは」
  小島 「ほぼ同い年なの?古谷さん私と・・」
  古谷 「私が(TBS入社が)一期上でございます」
  なかむら「このとき写真撮らせてもらったんですけど、すごい、全然、
      動じない感じがかっこうよかったです。はい、どんどん撮って
      みたいな」
  古谷 「あははは(笑)」
  小島 「どうですか、古谷さんは愛すべきおじさん?」
  なかむら「ちょっと若いですが、すごく良いおじさんになりそうだな、
      って」
  古谷 「ありがとうございます」

ここで、なかむらさんが実際にどうやって描いているかというのを、スタジオにいた”ふつうのおじさん”をモデルに即興で描いて頂きます。
モデルとなったのは警備業界のおじさん、カナケイ東京の渡辺準さん。スタジオで立ってますが、今、まさしくお仕事中なのです。

まず、写真を何枚か撮影し、その写真を見ながら描きます。ゆっくり描くのがおじさんには合ってると良いながら、着色なしの線だけですが、あっという間に特徴を掴んで描き上げられました。

その絵をご本人にプレゼント;

  なかむら「こちらになります」
  渡辺 「こんなに太ってんですか?」
  なかむら「ごめんなさい(汗)、太ってますか?やっぱり、この立ち方が
      やっぱりすごく格好良かったのと、あとこの、顔の貫禄がある
      感じがすごくいいなと思いました」
  渡辺 「親に感謝します」

タレントさんでもないのに、素敵なコメントでした♪


AD山田新太朗君がなかむらさんのおじさん観察に密着したVTRが流れます。日比谷公園→赤坂(オフィス街)の喫茶店、西川口のオートレース近くの街で取材をしてました。


VTRが終わり;

  吾郎 「のんびりしている街のがいいのかな」
  小島 「そうね、おじさんが、こう…ばりばりしてないところ」
  なかむら「そうですね」
  吾郎 「えっ、そういえばさ、さっきからずっと気になってたんですけ
      ど、指輪してますよね?」
  なかむら「はい」
  吾郎 「ご結婚されてるんですか?」
  なかむら「はい、してます」
  吾郎 「まだお若いのにね」
  なかむら「でも、32なんで」
  吾郎 「そうなんだ。20代に見えません?」
  小島 「25ぐらいに見えましたけど。えっ、おじさんと結婚したんです
      か?」
  なかむら「年下の・・・」
  吾郎 「ええ!!!!!」
  小島 「ええ!!!!!」
  吾郎 「何だったの、今日は今まで」
  なかむら「いや、それ・・・」
  吾郎 「男性も、異性としておじさんが好きなんでしょ?って、ずっと
      言いたかったの。そう思ってたの、おじさんフェチなのかな。
      違うんだ」
  なかむら「違うんです」


(12.4.29 up)


 

第44回放送 TBS:'12.04.12 24:12〜25:17
Guest:伊集院静, 課題図書「続大人の流儀」

ゴロデラ2周年突入すぺしゃるぅ〜!!!!!

都内某所で撮影スタート;

  吾郎 「ゴロウ・デラックス、1時間スペシャルですね」
  小島 「ですよ!!」
  吾郎 「はい」
  小島 「倍よ」
  吾郎 「よろしくお願い致します」
  小島 「小島慶子です、よろしくお願いします」
  吾郎 「稲垣吾郎です。さぁ、今日もまた、スタジオでは無くて」
  小島 「そうよ」
  吾郎 「銀座に」
  小島 「銀座よ!何で銀座で1時間スペシャルなんだ」
  吾郎 「ねぇ?でも、楽しみですよね。いいじゃないですか」
  小島 「誰が来ると思います?」
  吾郎 「えっ?まさか?」
  小島 「ははは」

で、段取りやテレビカメラ無視して、伊集院静さん登場。

  小島 「あはは」
  吾郎 「よろしくお願い致します」
  伊集院「何で俺があんたたちを銀座に案内しなきゃいけないわけ?」
  小島 「何で最初から怒ってるんですか?」
  伊集院「昼間にね、こういうのはちょっと初めてなんで」
  吾郎 「昼間に・・・何か不思議ですね、伊集院さん」
  伊集院「あんま来ないよね。うん…」
  吾郎 「夜がすごく…」
  小島 「大体、夜いらっしゃるんですか?」
  伊集院「もういいよ、店行こうよ」

伊集院さん行きつけの銀座のお店での食事&トーク。

  小島 「この辺りを、大人は何と呼ぶんですか?銀座?」
  伊集院「『ナカ』って言うね」
  吾郎 「『ナカ』ですか?どこが外なんですか?」
  伊集院「銀座以外、外なんだよ」
  吾郎 「銀座以外、外」
  伊集院「僕がまだ若い頃にね、じゃぁ、ナカへ入ろうかって言ったら、
      僕も分かんなくて、『ナカってどこですか?』って聞いたら、
      『銀座に決まってんだろう』」
  小島 「へぇ〜」
  伊集院「『それ以外は?』って聞いたら、『それ以外はみんな外だよ』」

江戸時代、銀貨の鋳造を行っていた『銀座役所』があったことから名づけられたのが銀座の由来。
銀座は東京のほぼ中心=日本の中心だからナカなんだそうです。

目的のビルの前にやってきて;

  小島 「銀座でお鮨屋っていうと、久兵衛が有名じゃないですか?」
  伊集院「いや僕、それは知らない。他にも沢山あるよ、有名なところは。
      行ったことはあるけれどもね、それは銀座はお鮨屋さん、何軒
      もあるし、それぞれの人が、それぞれ好きなお鮨屋さんを選ん
      で、っていうんじゃないの?」

とどこか不機嫌な口調の伊集院さんですが;

  伊集院「私だって、こういう番組で連れて来たくないよ!そりゃ、誰だ
      って…」
  吾郎 「いや、本当によくこの企画にねぇ〜」
  小島 「もうさ、吾郎さんと話すときと、私と話すときと、全然態度が
      違う!」
  伊集院「そんなこと無いって。だって、キー局の番組っていっても深夜
      っていったら、もう、番組じゃないんだから」
  吾郎 「そうですか?」
  伊集院「そうだよ。みんな一緒だもん、だって…」

・・・もう、いきなり厳しいご意見(汗)

改めて;

  吾郎 「こちらですか?」
  伊集院「もう、そういう段取りいいから、入りなさい、早く!」
  小島 「段取りが要るのよ、テレビには!!見て…あ、(伊集院さん)
      いなくなっちゃった」
  吾郎 「いなくなりましたね」

やってきたのは東京・金春通りのとあるビルに入居しているお店。
エレベータに乗り込み;

  伊集院「何だ、(前回)2回分、回したんだって?」
  小島 「そうですよ、酔っ払って、お話長くなっちゃって」
  伊集院「ものすごい怒られちゃったよ、俺(笑)。すごい怒られたよ」
  小島 「どなたにですか?」
  伊集院「10月、彼女月間とか、みんな分かっちゃってさ」

なんて話をしながら、お店にやってきます。カウンターに5〜6人ぐらいしか座れないような、隠れ家的なお店。お店の名前は「くわ野」さん、お店がオープンする前からお店の方とは知り合いで、のれんの文字も伊集院さんが書かれたのだそうです。

そんな大事なお店なのに、しっかりゴロウ・デラックスのゴールドの達磨が(笑)。こんなことをされるとわかっていたら「紹介しなかったのに」などと言われてますが、一度、許可を貰ったもの勝ちですね。

  吾郎 「先生、以前、出演して頂いて、どうでしたか?何か反響とか」
  伊集院「VTRで見たけど、全く意味無かったね」
  吾郎 「えっ、そんなことないですよ」
  小島 「えっ、そんなぁ〜!」
そんなに本が売れたという実感も無いようです(汗)。だけど、あの時、新聞広告に「ゴロウ・デラックス出演!」みたいなコピーも載ってたんだよ(笑)
ただ、酔っ払って色々言い過ぎたという反省はあるようです。

  伊集院「自分も言われてたよ、あの…うちの家内から」
  吾郎 「あ、はい」
  伊集院「前の女房の話ばっかりしていて、あれでいいのかっていうね?」
  吾郎 「(^^;)」
  小島 「篠ひろ子さん?ほら、バランス、バランス・・・」
  伊集院「全然、気遣ってないとか言ってたよ」
  吾郎 「いえいえ。本当に、お世話になって。僕、23歳の頃に、26歳差
      ぐらいの恋愛ドラマ」
  小島 「ああ!素敵」
  吾郎 「奥様と」
  小島 「えっ、チューしたんですか?」
  吾郎 「はい、実は・・・最終回にキスシーン・・・」
  伊集院「全然、そういうのはいいの」
  吾郎 「見て頂けました?僕と・・・」
  伊集院「かみさんの番組は見たこと無いから」
  吾郎 「本当ですか?」
  小島 「へぇ〜」
  伊集院「テレビドラマは、前も言ったけど、普通見ないって、働いてる
      男の人は」
  吾郎 「いやいや」
  伊集院「ニュースとスポーツ番組以外はね」
  吾郎 「奥様は、じゃぁ、見てるんですか、オンエア?」
  伊集院「とりあえず、取り寄せたかして(前回の放送を)見て、『10月、
      新しい彼女月間』っていうので、ものすごくシメられたの。言
      わなきゃよかった。何であれを編集したのかって」
  吾郎 「いや、それは流させて頂きます」
  伊集院「ダメだね、もう、本当に」

何はともあれ、乾杯を。

最初に、小島さんがラジオ番組(キラキラ)を辞めたという話を伊集院さんの方から切り出されてます。

  小島 「先生、色々私のこと、調べてくださってるんですね」

と小島さんが言うと、傍らから小島さんの写真集を取り出すお茶目な伊集院さん。

  伊集院「これ今さ、段取りみたいに見えるけども、本屋行った時にこれ
      を見て、唖然として」
  吾郎 「えっ、何でですか?」
  小島 「えっ、何でですか?吾郎さん、帯よ、吾郎さん、帯書いて下さ
      ってるのよ」
  伊集院「よくこんなモノで帯、書いたな」

   『自然で、心地よい、強さと、愛に満ちあふれた人だと思います』

  小島 「何でよ!失礼な!」

伊集院さんが言うには、こういう本は出しちゃいけないものなんですって(笑)

と、前置きが長くなりましたが、お鮨を握って頂いて、今週の課題本『続・大人の流儀』

  吾郎 「でも、おかしかったですよ、お鮨屋さんに行っちゃいけない。
      子供の食育がっていう会話の下りとか、おかしかったよね?」

本によると、「子供に小さいときから美味しいものを食べさせようと思って連れてきてるんです」という母親に;

  伊集院「子供に味なんか分かんないだろ」

と、一刀両断したんだそうです(笑)
「女・子供が入っちゃいけない世界がある」というのが伊集院さんの持論。まぁ、分からないではないけど、言いようがなぁ〜と、少し腹が立って聞いてみたり。


ここで、著書の中から『若者は指定席・グリーン席に座るな』について記述した部分を小島さんが朗読。

他にも、『高収入のスポーツ選手』について。「高収入のスポーツマンが何でそんなに偉いのか?」という話。(別に“偉い”というわけではないと思いますが、何か個人的に面白くないことがあったんでしょうか・・・(汗))


『若者の特権』について。
伊集院さんの持論では、「何も持ってないっていうのが若者の特権なんだよ。それは何にでもなれる!」と。何かになるために努力していく人が、きちんとした大人になっていくということなんでしょうね。


『結婚』について;

  小島 「吾郎さんはね、今、あの…、独身でいらっしゃるんですよ」
  伊集院「そりゃ変だよ。今、いくつなの?」
  吾郎 「今年、37…8です」
  伊集院「前も話したと思うけども、結婚はね、しなきゃダメだよ」
  小島 「本当?」
  伊集院「それはね、男、みんな苦労したことを、やっぱり君も苦労しな
      いと。本当に辛いんだから、結婚っていうのは」
  吾郎 「えっ、苦労したくないです。気楽でいいですよ」
  小島 「あははは(笑)」
  伊集院「気楽はダメだ。男の人はやっぱりね、苦労したときしか伸びな
      いんだよ。だから結婚を1回しといて、女というのはね、こん
      なに凄まじいものかということを」
  吾郎 「やだやだやだ」
  伊集院「いやそれはね、何人かに一人、同級生と一緒になってちょっと
      幸せな人もいるけど、それは確率としては1%以下なのよ。必
      ず夫婦というものはモメるし、飽きるし、何でコイツと一緒に
      なったって思う」

ここで小島さんが「飽きちゃったんですか、篠さんに?」なんていうものだから、少しご自宅での話に脱線。
地震があったときに先に1人で逃げたら叱られ、最後に逃げたら「もたもたしてる」遅いと叱られ、夫婦生活というのはそういうのを重ねていかないといけないと。まぁ、それぐらいはねぇ〜?


『大人が口にしてはいけない言葉』。 誰も答えることができないようなことは口にしちゃいけないという考え。大人の男は人の悪口は言うものではないと。

・・・この後、トークの雲行きが怪しくなり、伊集院さん、怒って退席してしまいました。えっ、リアル?


          <ロケ中断>


2時間後。お店を変えて『Bar いのうえ』さんで収録スタート。こちらの看板も伊集院さんが書かれてます。

  吾郎 「さぁ、2軒目に」
  伊集院「よく2軒目来たね、お前たち」
  吾郎 「はい。今日はもう」
  小島 「ちょっとあの・・・」
  伊集院「いいよ、もう。俺はそういうこと、かまわない人だから、あと
      はすっきりする人だから」
  小島 「優しい…」
  吾郎 「素敵ですね」
  伊集院「いや、素敵じゃなくてね、家内に言われたんだよ、後処理大変
      だから出なさい、って」
  小島 「(笑)」
  吾郎 「篠さん、ありがとうございま〜す」
  伊集院「じゃぁ、2軒目」
  吾郎 「はい。こちらはよく来られるいきつけの・・・?」

いきつけというよりも、伊集院さんが一番『ツケ』でお酒を飲み続けたお店のバーテンダーさんが独立して出したお店なんだそうです。

こういうお店では、マスターに好みを言えば、後は、値段も格好を見ながら選んでくれるんだそうで、飲み物を選んでもらって、再び乾杯。今回はロケの再開に乾杯、らしい(汗)

まぁ、そんな話からは話題を変えて;

  吾郎 「僕もここ(この店)来ちゃったりしていいですか?」
  伊集院「いいですよ」

ただし、すぐに行っちゃダメで、まずは「もう1回連れて行ってくれませんか?」「(一人で行っていいよと言われた場合も)何日に行きますんで」と断ってから行くといようなことを半年ぐらい繰り返してから、ようやく一人で行っていいというのが流儀らしいです。


<朗読タイム>
『続・大人の流儀』から、とあるホテルの支配人の言葉を吾郎君が朗読。

伊集院さんは7年間、ずっとそのホテルで居候していたんだそうです。

その他にも、伊集院さんの人生に影響を与えた人についてのトーク。立川談志さんの話や、松井秀喜さんとの交遊録の後は、愛犬・ノボル君の話を。愛犬のことはかなり可愛がってるのか、携帯にもしっかり写メが入ってます。

  吾郎 「でも、よくほら、飼い主に似られる、って…」
  小島 「・・・(^^;」
  伊集院「すごいイビキかいたりしてるし、去勢してもまだ腰振ってるん
      だから」
  吾郎 「・・・(^^;」
  伊集院「もうね、私がこれだけ去勢っていうか、こういう(女性)関係
      で悩んだのに、『犬ぐらいは自由にさせてやってくれないか?』
      つったんだよ」


交遊録の話がもう少し続き、前川清さんとの話を。13年ぶりに前川さんの歌の作詞をしたんだそうです。作詞はかなり苦労はされたようですが。


最後は真面目な(?)話を。
伊集院さん、雑誌(よりによって週刊○春ですってっ)で悩み相談をされてるんだそうです。

  小島 「ねぇ、吾郎さん、悩み相談を是非」
  吾郎 「悩みねぇ〜、あんまり無いタイプなんですけどねぇ〜。これは
      直したいなぁと思うのは、すごい僕、めちゃめちゃ“せっかち”
      なんですよね。あんまりそういう風に思われないんですけど」
  小島 「『めちゃめちゃセ』まで聞いて、えっ!!って思っちゃった」
  吾郎 「はぁ?!何ですか?エレベータとか待てないし、何かイライラ
      しちゃうんですよ」
  小島 「かわいい〜」
  吾郎 「何かイライラしちゃうんですよね、最近」
  伊集院「全部せっかちなの?女の子と一緒にいるときも?」
  吾郎 「いや、全部ではないですね。仕事とかになると、意外と…。家
      にいるときはまぁのんびり」
  伊集院「それは、ベッドでせっかちとか、そんなのないだろうね?」
  吾郎 「それは無いですよ」
  伊集院「それを基本に生きていった方がいいぞ。本当にその、ゆとりを
      持ってやる」
  吾郎 「そうですよねぇ…」
  伊集院「うん。いつも、世間はベッドだと思って過ごした方がいいよ」
  吾郎 「世間はベッドだ?!」

横で小島さん、爆笑してます。

  伊集院「うん」
  吾郎 「いいですねぇ。じゃぁ、そういう気分でいればいいんですね」
  伊集院「うん。そうそう。世の中こう…いらいらするな、と思ったら、
      これは前戯だと思えばいい」
  吾郎 「・・・(汗)。なるほどぉ〜。急いじゃいけませんよね」
  小島 「それは乗り切れますか?」
  吾郎 「乗り切れますね」
  小島 「あははははは(笑)」

小島さんは、今、他人のことを触れていいのかどうか、わからず失言をしてしまうことがあると、先ほどの話を暗に示しながら相談を。そしたら;

  伊集院「それはね、だまってりゃいいんだよ」

と一蹴。

そのタイミングで、山田君登場。あ、すっかり忘れてた(汗)

  山田 「すいませ〜ん。どうも、山田です」
  吾郎 「あ、新太朗君、こんなとこまで来たの?」
  山田 「はい」
  吾郎 「ダメだよ、来ちゃ。大人の街なんだから」
  山田 「いやいや」
  小島 「断りも無く入っちゃいけないお店なんだよ」
  吾郎 「そうだよ」
  山田 「一応、ノックはしたんですけど・・・」
  吾郎 「聞こえてない。どうしたの、それはそうと?」

そして、山田君、伊集院さんにご挨拶。伊集院さん、山田君のことを知らないようで、吾郎君が説明をしてます。決して撮影スタッフさんではありません(笑)
それでも機嫌よく、山田君と乾杯をしてました。



最後に、伊集院さんから若者へ;

  伊集院「不安と悩みがあるということは一番充実していることだから。
      王貞治さんだって、あれだけホームラン打ってるときに、もう、
      いつ辞めよう、もう、いつか辞めてやろう、と思ったっていう
      ぐらい不安だったんだから」
  吾郎 「うん・・・」
  伊集院「不安と悩みだけがその人を成長させる唯一のことだから。あと
      はその、克己心で乗り越えればいいから。ただ、それを乗り越
      えるときの方法は自分のことだけを考えてるから中々、あの…
      できない。自分以外の誰かにきちんと俺はしなくちゃいけない
      ぞ、って俺のことでもたもたしてることはないぞ、っていう構
      えで生きていかないから、自分のことでせいいっぱいになっち
      ゃう。だからなぜ、女の人は子供を作ったら強いかって言った
      ら、自分も悩んでる、(でも)この子も育てなきゃいけないか
      ら、っていうのがあるからいいんだよ。以上」


(12.04.22 up)


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