吾郎の細道

04.04.07〜04.04.28 Wed 24:50〜25:20 TBS系列 にて 放送分
 

第1回放送分
04.04.07

(04.04.13)
第2回放送分
04.04.14

(04.05.04)
第3回放送分
04.04.21

(04.05.11)
第4回放送分
04.04.28

(04.05.18)


 

第4回放送 TBS:04.04.28 MBS:04.05.18

吾郎の部屋1


番組専用の留守番電話(人妻駆け込み留守番電話)に吹き込まれた相談を聞きます。

  吾郎 「さぁ」

と言って、電話機の再生ボタンを押すと、そこには、”ホストクラブにはまっていたのだが、旦那にバレたのでもう行けない”という内容 の相談が。そして、最後には、「ああ…、吾郎さんにはまりたい」と言って電話が切れちゃってます。

  吾郎 「ちょっと!ちょっと!!やりっぱなしじゃない、この電話…。
      いやぁ、いやぁ、参りました」




道を歩きながらカメラに近づいてくる吾郎君。カメラに向かって、軽く会釈し;

  吾郎 「今週も始まりました、吾郎の細道。ええ…、何となくこのロケ
      スタイルも慣れてきました」

そうして、写真を見て;

  吾郎 「ええ…、アキコさん、32歳。結婚3年目矢田亜希子似。うん、
      名前だけでなくて、本当に似ているんですかね?」

そうして、やって来たとある一軒家(豪邸だよねぇ〜)。玄関前で、横の駐車スペースに停めてある車の窓ガラスで身だしなみを整える吾 郎君(さすがだ)。そうして、ドアフォンのチャイムを押すと、そのドアフォンの向こうから声が;

  奥様 『はい』
  吾郎 「あ、あの。。。ええ。。。ええ、稲垣と申しますけれども」

そうして、玄関のドアが開き、今回の奥様=亜希子さんが登場。

  亜希子「どうも」
  吾郎 「ああ、おはようございます」
  亜希子「おはようございます」
  吾郎 「どうも、あの・・・」
  亜希子「あははは、はい」
  吾郎 「奥様、僕を呼びましたよね?」
  亜希子「はい、呼びました」
  吾郎 「呼びましたよね?」
  亜希子「はい」
  吾郎 「吾郎です。初めましてはじめまして」
  亜希子「初めまして。ああ、本物ですね?」
  吾郎 「本物です」
  亜希子「はい。あ、ちょっと散らかっているんですけども…」
  吾郎 「いえいえ」
  亜希子「どうぞ」
  吾郎 「お邪魔します」
  亜希子「お掛けになってお待ち下さい」
  吾郎 「ああ、何か素敵な家ですね」
  亜希子「ええ」
  吾郎 「ああ・・・じゃぁ、あの・・・」

と、何か言おうとしたときに、リビングのテーブルの上にあるリモコンに、一枚のプリクラが貼ってあるのが目にとまります;

  吾郎 「あれ、ちょっと待って下さい!」
  亜希子「あ、それは」
  吾郎 「こちらは?」
  亜希子「主人です」
  吾郎 「こんな所で、何か僕にアピールしてませんか?」
  亜希子「そんなことないです」
  吾郎 「すごいな。あ、3階建てなんですね」
  亜希子「はい、そうなんです」
  吾郎 「じゃぁ、(寝室に)失礼します」

って、じゃぁ、って何だよ(笑)。寝室まで入っちゃっていいのか?

  吾郎 「いいですね、こう…アジア風で」
  亜希子「そうです。目指してるんですけど」
  吾郎 「目指してるんですか?」
  亜希子「ええ、まだちょっと」
  吾郎 「あ!こちら写真は?」
  亜希子「それは結婚式のときのものなんです」
  吾郎 「旦那様のモーニングもよくにあってますけど、僕のが多分似合います!」
  亜希子「あははははは(笑)」
  吾郎 「では、あの…、着替えて下さい」

そうして、奥様が着替えている間に、いつものように台所チェック!

  吾郎 「お片づけしないとけませんね」

と言いながら、今回は朝食のプレートを片付けてます。そうして、コンロにお鍋が一つ置いてあるのを見つけた吾郎君;

  吾郎 「あ、何か、これ何だろう?ちゃんとこう…スパゲッティソース
      ですかね、ほら。トマトソース。これ、自分で作ったっぽいで
      すね」

何て言いながら、ちゃっかり勝手に味見。

  吾郎 「うん、ああ、おいしい、おいしい!洗物しちゃいましょうね」

そうして、続いて部屋の中に置いた籠を目にして;

  吾郎 「これ、洗濯物じゃないですか?ねぇ、ほら・・・??」

って、そこは他人が見ちゃいけないものも入ってるんじゃないだろうか?(下着類とかさ)。なのに、吾郎君、今度はベランダのドアを開 けて、そんなことを気にするでもなく、本当に干しちゃってます。まぁ、最初から仕込んであるんだろうけど、これ、どこまでが台本で、 どこまでがアドリブなのか…。


  『ご主人への不満:仕事熱心で遊びに連れて行ってくれない』


続いてはお風呂。なぜか浴槽に腰掛けてますが、正面にいるカメラマンと目が合って、思わず笑ってます。何がしたいんじゃい!

再びリビングに戻ってきて;

  吾郎 「奥様」
  亜希子「はい」
  吾郎 「あ、準備は整いましたか?」
  亜希子「はい、できました」
  吾郎 「あ、大変身で…」
  亜希子「お待たせしました」
  吾郎 「部屋の感じと合ってますね」
  亜希子「そうですか?」
  吾郎 「素敵です」

そうして、お約束の儀式を;

  吾郎 「では、美しく変身されたということで、僕と旅に出るんですけ
      ど、ではあの・・・結婚指輪をされてますよね?」
  亜希子「はい、してます」
  吾郎 「それをちょっと一日、お預かりしてもよろしいでしょうか?」
  亜希子「はい」
  吾郎 「では、お預かりします。この瞬間はいつも、指輪に重みを感じ
      ます」


そうして二人がやってきたのは、神奈川県横須賀市。横には軍艦も泊まってます(これは、どういう船なの??)

  吾郎 「何か、結構、重々しい雰囲気ですね」
  亜希子「ああ」
  吾郎 「何か、天気のせいかな?でも、何かハーバーとかの…、ヨット
      ハーバーとかと違って、横須賀って軍港だったからかな。何か、
      ちょっと重いよね?」
  亜希子「ちょっと感じが違いますよね」
  吾郎 「うん、ちょっと寂しい感じもするし」

そうして、船着場までやってきます。

  吾郎 「あちらの無人島まで、今から行きますので」
  亜希子「分かりました」
  吾郎 「うん。久々ですか、船は?」
  亜希子「はい、いつ乗ったか分からないぐらい」
  吾郎 「いつ乗ったかわからない・・・」
  亜希子「寂しい・・・」
  吾郎 「ちょっと、寂しい?」
  亜希子「はい」
  吾郎 「重々しい雰囲気ですよね」
  亜希子「はい」

他に人も居ないようだけど、ここは一体、どういう航路なんでしょう???よくわかんないけど、とにかく船に乗る二人。

  吾郎 「何か、付き合ってた頃と、結婚してからと変わったことはあり
      ますか?」
  亜希子「やっぱり、出かけなくなったっていうのが、一番ですね」
  吾郎 「ああ、やっぱりそうなんだ」

  『シーフレンド号:猿島航路』

  亜希子「はい。混んでてもディズニーランドに行く元気があったのに」
  吾郎 「ああ、今はやっぱり?」
  亜希子「今、『混んでるかねぇ〜』という感じで」
  吾郎 「それも寂しいですね、ちょっとね」
  亜希子「そうなんですよ」
  吾郎 「じゃぁ、ちょっと今日は特別な日になりそうですね?」
  亜希子「そうですね。楽しみです」



吾郎の部屋2


  吾郎 「悩める人妻の方、お入り下さい」

という声に従い、やってきたのは育代さん、結婚暦10年32歳の女性です。

  吾郎 「大体、悩みがあるように見えないんですけど…」

いくら初対面で話すきっかけが無いとしても、「悩みがあるように見えない」といきなり言うのは失礼だよ(--;)。

奥様の悩みは、そろそろ子供が欲しいのだけど、主人と仲が良すぎて子供に嫉妬してしまいそうなので、子供を産む勇気が無い、という悩 みらしい。

  吾郎 「なるほどね・・・」
  育代 「実は、写真を持ってきたんで、見て頂けますか?」
  吾郎 「ええ。。。のろけ、じゃないですよね?」
  育代 「あ、違います」
  吾郎 「本当ですか?かわいらしいカップルと言うか、夫婦と言うか」

よく兄弟とも言われるそうで、そのぐらいとにかく仲がいいと・・・;

  吾郎 「っかそっか。じゃぁ、子供、要らないんじゃないですか?(^^;)」
  育代 「(^^;)」
  吾郎 「ねぇ、そういうわけにいかないね」

子供に対して、主人を取らないで!という気持ちになるのでは、という奥様に;

  吾郎 「それはないよ!それはないでしょ。うん、そんなこと考えずに
      普通、子供ができちゃうんだろうね、普通はね」
  育代 「そうでしょうね」
  吾郎 「冷静になれちゃってるんですよ。10年たったから、うん」
  育代 「そうでしょうね」
  吾郎 「でも、そこはその…、殻を破っていかないと。うん、女性とし
      てのやっぱり使命というか。うん、それを克服したときにまた、
      大きな幸せが待っていると思うし。もっともっと旦那さんとの、
      子供っていうものの、まぁ、ちょっとくさい言い方をすれば、
      愛の結晶ができることでの絆っていうのも、ねぇ…、深まると
      思うし」
  育代 「そっか」
  吾郎 「僕は、是非、お子さんを産んで、幸せな写真を、また見たいな、
      と思いますしね」

と、今回は珍しく真っ当なアドバイスになってたんだろうか???(苦笑)

  吾郎 「うん、何かとても、うん、朗らかな方で。何か小学校の頃とか、
      ああいう学校の先生とかいたら、何かちょっと好きになったり
      しそうですよね?」

それって、非常に無難なコメントだと思ったのは私だけでしょうか???




そして、奥様とのデートの続き;

  吾郎 「さぁ、無人島に着きました」
  亜希子「誰も本当に居ないんですか?」
  吾郎 「ねぇ。でも、全く二人っきりですからね」

そうして、船が猿島に着きます。桟橋を渡って;

  吾郎 「ああ、何か結構、寒い。渋いねぇ」
  亜希子「ああ、揺れるかも知れない」
  吾郎 「っていうか、格好と合わない」

吾郎君、君は格好を気にしすぎです(笑)。でも、本当に合わないよね。いよいよ猿島上陸;

  吾郎 「なんだろうこの」
  亜希子「塀っていうか…」
  吾郎 「塀は?ちょっと冒険になりそうですね。大丈夫かな、ここ」

ここは、『猿島要塞:明治時代の軍事施設』のようで、独特の雰囲気を漂わせた場所になってます。人が居ないというのもまた、ちょっと 怖いよね。そのままちょっとしたトンネルを通りながら;

  吾郎 「あ、結構、これは」
  亜希子「ああ、何か、肝だめし系ですね」
  吾郎 「うん、何か、何かちょっと薄気味悪いなぁ」
  亜希子「ですねぇ」
  吾郎 「奥様を癒す目的で僕は現れたのに…」
  亜希子「稲垣さんと一緒にいるだけで癒されてますので」
  吾郎 「・・・(照)」
  亜希子「・・・はい(^^)」

今度は、海辺の断崖にそっている階段を降りてます;

  吾郎 「なんか、土曜ワイド劇場っぽいですね」
      注意:それは他局です
  亜希子「はい(^^;)」
  吾郎 「嘘嘘。火サスっぽいですね」
      注意その2:それも他局です
  亜希子「ああ、そうですね」
  吾郎 「何かこう…、事件が起きそうな」

そういう海岸を下りてやってきたのは、『古代住居跡(日蓮洞窟)』。

  吾郎 「あれ、洞窟ですよ。(天井の)石、落ちてこないかな?こうや
      って…、ファッショナブルかな?どうなんだろう?難しいよね?」
  亜希子「はい」

洞窟でファッショナブルかどうかを気にするやつも、珍しいと思うが・・・

そうして、そのまま海岸沿いにある展望台のようなところにやってきました。吾郎君、いきなり手すりの方に向かって駆けて行って、クル リとこっちをむいて、ドラマの1シーンのような爽やかな笑顔を向けてます。ただ、海からの風で、髪はすごいことになってますが・・・ ハハハ。

  亜希子「あはははは、爽やかな笑顔が・・・」
     (奥様も走っていって)
  吾郎 「気持ちいいね!」
  亜希子「本当ですね」



吾郎の部屋3


スタジオの方にやってきた二人目の奥様は、志のぶさん、33歳。結婚暦4年。旦那様とご長男がいます。

  吾郎 「明るいオーラが出てます」
  志のぶ「ああ。素敵なオーラが出てます」
  吾郎 「そうですか?」
  志のぶ「あ、はい」
  吾郎 「いっぱい見て下さい」
  志のぶ「見ていいんですか?あ、見ていいんですか?」
  吾郎 「目つぶっている方が、見やすいんじゃないですか?」
  志のぶ「すごい、こんなに近くで…」

と、突然、吾郎君、目をあけて振向いたりして・・・

  志のぶ「あははは・・・」
  吾郎 「何のお見合いだよ。失礼しました」

と、場の空気を温めておいて・・・奥様のお悩みは、”世の中愛も大切だけど、お金も大切だと思うようになってきた”と。自営業(機械 部品を作ってる)で、子供が生まれてから生活も大変なようです。今は、アパート暮らしで、旦那様は頑張ってるのに、他の奥様の家に行 くと、やっぱり羨ましいなぁ、と思ってしまう自分もちょっと嫌だと思ってしまうそうです。

  吾郎 「そういうことは、別に、主人。ご主人様には、もちろん言えな
      いよね。言ってるんですか?」
  志のぶ「チクって。ちょっと。言っちゃったんですね」
  吾郎 「何て?」
  志のぶ「結婚する前は、そばにいたいから、自営業って分かってるんで、
      『苦労は共にしていきます』って言ったんです」
  吾郎 「まぁ、ね、そういう気持ちだよね」
  志のぶ「で、今は、『ちょっといいなぁ』とか、『あの人いいなぁ…』」
  吾郎 「でも、そのぐらい?『どこどこの奥さんち行ったら、何があっ
      た』ってその程度?」
  志のぶ「そうです」
  吾郎 「それ、可愛いじゃないですか。それはもう絶対に、分かってま
      すよ。分かってて、やっぱり、こう…、心苦しいと言うかね。
      何とかしてあげたいな、という気持ちはいっぱいあると思うか
      ら・・・」

と、今回はさすがにコメントしにくかったのか;

  吾郎 「何かすごい、声が穏やかな方で、僕もお話をしていて心地よく
      なって、自分が癒されてしまいました」

って、吾郎君が癒されてどーすんねん!(笑)




三度デートシーン。同じくその展望台で、夕日を眺めてます。

  亜希子「あの…、ちょっと、お菓子を」
      (って、突然訪問した設定だよね、今回も?(笑))
  吾郎 「あ!」
  亜希子「焼いたので」
  吾郎 「作ったんですか?」
  亜希子「グチャグチャになっちゃったかな?」
  吾郎 「ああ、すごい!ああ、嬉しい!!」
  亜希子「どうぞ」
  吾郎 「ありがとうございます。戴きます」
  亜希子「どうですか、甘いですか?」
  吾郎 「おいしい!」
  亜希子「おいしいですか。ありがとうございます」
  吾郎 「あ、思ったより全然おいしい!」
  亜希子「思ったよりって、見た目が悪かったですか?」
  吾郎 「おいしい!本当においしい!」
  亜希子「おいしいですか。嬉しい!」

と、そうやって食べていると、なぜかとんびが空を舞ってるようで・・・;

  亜希子「何か、近づいてきましたね」
  吾郎 「匂い、わかんのかな。感じ悪いなぁ〜。食べられないように、
      早く食べなきゃ!早くっ!」
  亜希子「無理しないで下さいね」

そうして、日も暮れてきたということで、船で戻ります:

  吾郎 「今度はちょっと、都会で。都会、似合ってますよ」
  亜希子「そうですか?」
  吾郎 「うん」

   『ドブ板通り』

  吾郎 「一人でいる時間って多いですか?やっぱり」
  亜希子「多いですね。長いです」
  吾郎 「長い?」
  亜希子「朝、8時頃、夫が出掛けて、10時ぐらいまで帰って来ないんで」
  吾郎 「そっか。じゃぁ、ずっと一人なんだ」


   『魚藍亭』 カレーのお店で食事してます

  亜希子「食事は九時半ぐらいまでは一応、待ってるんですけど。それよ
      り遅ければ先に食べるって感じですか」
  吾郎 「一人で夜、食べてると、ちょっと寂しいね」
  亜希子「ものすごい寂しいです」
  吾郎 「そうだよね」


   『横須賀中央公園』

  吾郎 「どうでしたか、今日は?」
  亜希子「楽しく」
  吾郎 「楽しく・・・あっという間でしたね」
  亜希子「はい」
  吾郎 「ではですね、これを、預かった指輪を返します。では。はい」
  亜希子「ありがとうございました」
  吾郎 「僕がするのも変なんで」
  亜希子「そうですね、はい(^^;)」

そして・・・;

  吾郎 「まぁ…、結局二人っきりには、今日はずっと、やっぱりカメラ
      回ってたりとか、スタッフの方もいたんでね、なれなかったん
      で。ちょっと、ちょっとだけ二人だけの時間というものを、作
      って頂きましょうか?ちょっとカメラさんには遠慮させて頂い
      て、さようなら!」

と、本当にカメラさんは遠巻きで、二人で話をしているのを映してます。かなりジェラシーはいっちゃったわ・・・(いいなぁ)


  『文化会館前バス停留所』

  亜希子「何か、すごい」
  吾郎 「何か、あっという間だったな」
  亜希子「二度と会えないかもしれませんね」
  吾郎 「(^^;)」
  亜希子「ため息出ちゃいますよ。はい」
  吾郎 「でも、何か、うん、こういうちょっとした時間だから、何かね、
      思い出としては綺麗に色鮮やかに残ることもあるし…。あっ、
      来ちゃった」

と、バスがやってきます。

  亜希子「ああ、嫌だぁ〜。ええ!!」
  吾郎 「あの・・・ケーキ美味しかった。本当にお世辞抜きに」

と、喋っていると、バスがちょっとだけ先の方に停車してしまったようで;

  吾郎 「あっ、行っちゃった」
  亜希子「あ、あ、ええ?」
  吾郎 「ああ、ちょっと追いかけようか?はい」

そうして、バスに乗り込む奥様;

  亜希子「ありがとうございました」
  吾郎 「じゃぁ、また。うん、気をつけて」

ちょっと奥様、泣きそう??でも、そのままドアが閉まって;

  吾郎 「じゃぁ、気をつけて。バイバーイ。バイバーイ」

バスは出発していきました;

  吾郎 「何か、本当、バス、早いよね。結構、何か、本当に喜んでくれ
      てたし。うん、ちょっと僕自身も癒されてしまったって感じだ
      けど」



(04.06.27 up)


 

第3回放送 TBS:04.04.21 MBS:04.05.11


吾郎の部屋1


番組専用の留守番電話(人妻駆け込み留守番電話)に吹き込まれた相談を聞きます。

男性より女性の方が好きだという奥様からの留守電。最近、旦那様にバレそうで冷や冷やしているのだけど、どうすればいいでしょう?と。その留守電を聞いた吾郎君、受話器を置いてから;

  吾郎 「いや・・・。TBSラジオの『ゆうゆうワイド』の方に掛けて
      下さい。別にねぇ〜、僕よりもこういうの答えるの得意な人が
      いると思うので」

『ゆうゆうワイド』がわかんない…(ToT)。




吾郎の部屋2


今度は、変態夫婦ではないかと悩む結婚暦2年の奥様 麻衣子さん25歳。30歳の旦那様と1歳の女のお子さんがいらっしゃいます。いつものようにまずはワインで乾杯。

  麻衣子「もう、すっごい緊張しちゃいました」
  吾郎 「緊張して下さい」
  麻衣子「はい」
  吾郎 「僕、黙ってますから」

それじゃぁ、番組にならないだろうと思いつつ・・・

  麻衣子「(^^;)。何かさっきもお茶、零しちゃって」
  吾郎 「本当ですか?大丈夫ですか?」
  麻衣子「ここ、シミになっちゃったんですけど」
  吾郎 「そうですね」

と、奥様、自分のおなかの辺りを指差してますが、吾郎君、ちょっと視線をずらしたりして。

で、奥様のお悩みは、子供が産まれてから旦那様の愛情が子供に向いてしまっていて、「高い高いとか、飛行機ぶーんとか」体を使ってあやしている様子を見ると;

  麻衣子「で、私も、それをしてもらいたくなっちゃうんですよ。私も。
      高い高いじゃないんですけど」
  吾郎 「やりますか?」

と。おいおい、いきなり何を言い出すんだよ。吾郎君、口先だけかと思ったら、吾郎君、本当に立ち上がって後ろ向きになり(って、それは『おんぶ』だろ〜)、奥様に背中に乗るように促してます。

  麻衣子「え?本当に?」
  吾郎 「ええ、大丈夫です。一瞬でしたら」
  麻衣子「(^^;)!!」
  吾郎 「高い高いですよねぇ?」
  麻衣子「えっ、じゃぁ、失礼します」

  吾郎 「あははははは(^^;)。高い高い!! 高い高い!」
  麻衣子「すみません」
  吾郎 「まぁ、力ないんで・・・」
  麻衣子「すみません、ああ、ありがとうございます」
  吾郎 「どうですか?気分は晴れましたか?」
  麻衣子「もう、最高です!」

本当にやってるよ…(汗)。(関係ないけど、リッキーマーチンにおんぶしてもらってる吾郎君の映像が少しフラッシュバックしたわ)。

って、話はそうじゃなく、奥様のお悩みは、子供が生まれてから肉体的スキンシップがまるで無いということ。

  吾郎 「自分に何か、こういう、心当たりはない?そういうことに関し
      て。旦那の前でガーって着替えたりとか。…分かんないけど。
      何か?」
  麻衣子「ありますかね?」
  吾郎 「うーん」
  麻衣子「あと、うーん」
  吾郎 「退くからね、男ってね。そういうのね。女性が気づいてなくて
      もね」

でも、逆に旦那様の方が退くような事が多いとか。たとえば、匂いに敏感な旦那様は、家に帰ってくると、奥様に体の匂いをかがせらしひ…(これ以上レポしてもいいのだろうか?(不安))

  吾郎 「『やだ』って言わないの、怒んないの?」
  麻衣子「『もう、そんなの本当、止めてよ!!』とか言うんですけど、
      『まぁ、まぁ、いいからって』みたいな。ちょっと嗅いでみろ
      って言うと、ちょっと私、嗅いじゃう」
  吾郎 「嫌いじゃないんだね」

うわっ、すごいストレートなコメント。

  麻衣子「はい」
  吾郎 「その匂い嗅ぐっていうこういは」
  麻衣子「わかんないですよね?ついつい嗅いじゃうでしょ」
  吾郎 「嗅いで、何か、お互い刺激し合って、そういうことが始まると
      いう…そういうフェチ的なことではなくて?性癖ではなくて、
      特殊な?」
  麻衣子「はい」
  吾郎 「どんな匂いしちゃうの、それで?」
  麻衣子「そんときは、ちょっと酸っぱくて、そういう匂いがしたって主
      人には伝えました。そしたら満足そうでした」
  吾郎 「ちょっとS?」
  麻衣子「S、S」
  吾郎 「ああ、じゃぁ、やっぱり性癖じゃないですか」
  麻衣子「性癖ですかね」
  吾郎 「Sの心が満たされて、何でそれが、そっちのセックスの方にい
      かないんだろう?」
  麻衣子「何か、それで終わっちゃう」
  吾郎 「スコンって、何かね。終わっちゃうの?」
  麻衣子「そう、終わっちゃうんです。それって、私たち夫婦はどうなの
      かと」

と、一通り話を聞いて;

  吾郎 「まぁ、それは夫婦間のことだからねぇ。何とも言えない…(^^;)。
      参ったよ・・・」
  麻衣子「はい」

と、どうにもアドバイスできないで困っている吾郎君。唐突に自分の靴を脱いで、匂いを嗅いで;

  吾郎 「僕は大丈夫です」
  麻衣子「(^^;) あ、大丈夫ですか。私チェックしなくて大丈夫ですか?」
  吾郎 「(^^;)…いや、いいです」


奥様が引き上げて;

  吾郎 「うーん、いろんな人がいるねぇ。旦那さんは結構、恥ずかしい
      んじゃないかなぁ、これ言われたら」




吾郎君、どこかの川岸におります。

  吾郎 「どうも。ええ…、また、わたくしに似つかわしくない場所に、
      一人、佇んでいます。今日、僕を呼んだ奥様は…(写真を胸ポ
      ケットから出して)また分かんないじゃん、これじゃぁ」

と、顔の部分だけ鶴光さんに差し替えられた奥様の写真を見て文句を言ってます。写真の裏に書かれた奥様のプロフィールは;

  吾郎 「ええ…、真希さん。27歳。結婚3年目。ええ…、MEGUMI似…。
      MEGUMI似???どこがMEGUMI似なの?!」

どこがって・・・(一瞬、意味が分かりませんでしたσ(^^;))

さてさて、今回訪問するのは、葛飾区の某賃貸マンション。『ご主人への不満:結婚以来 仕事ばかりで遊んでくれない』というお悩みの奥様を訪ねます。ドアのピンポンを鳴らしながら。

  吾郎 「緊張するな…」

とすぐに、今回の奥様が登場。

  真希 「あ」
  吾郎 「こんにちは」
  真希 「こんにちは。始めまして」
  吾郎 「始めまして。確かにあの・・・僕を呼びましたよね」
  真希 「すみません、こんな格好で。すみません、本当に…」
  吾郎 「今、何してたんですか?」
  真希 「アイロンを・・・」
  吾郎 「アイロンをしてたんですか?あの、旦那様は今、いらっしゃら
      ないんですか?」
  真希 「会社です」
  吾郎 「会社ですか?ちょっとお邪魔してもよろしいでしょうか?」
  真希 「はい、どうぞ」

と、家にお邪魔するのは、もう、恒例なのねん。中に入ると、奥様のお子さんも居たりして、その子にもご挨拶;

  吾郎 「こんにちは」
  真希 「こんにちはは?」
  子供 「(^^;)」
  吾郎 「笑った。じゃぁ、お邪魔します。やっぱりお子さんがいらっし
      ゃるって感じですね。綺麗にしていらっしゃいますね」


さて、お出かけ前に奥様は着替えに移り、その間にいつものように吾郎君の家の中チェック!

  吾郎 「おお。写真、飾ってありますねぇ。おっ、だんな様も、こちら
      を睨んでおります(^^;) 。うーん、ちょっと怖そうな旦那さん
      ですね」

居間の次は、台所;

  吾郎 「あ、キッチンはちゃんとしてますね。結構、清潔に。こう…、
      小姑吾郎がツッコム所があまりないですねぇ」

突っ込むために家の中をチェックしてたのか…。

  吾郎 「ええ、キッチンですね。キッチンじゃない、洗面所。うーん、
      うーん、何か、それぞれのお宅にそれぞれの表情っていうのが
      あるよねぇ。(そのまま風呂場を覗き込み)ああ、綺麗にして
      るじゃないですか、うん」

と、小姑としては、納得した様子。再び戻ってきて;

  吾郎 「じゃぁ、アイロンの続きを私が・・・」

とやろうとしたものの;

  吾郎 「スチームどうやって出すんですか?」
  真希 「スチームはそのまま、自然に出ます」
  吾郎 「ああ、なるほどね。あ、あ、あ、こういうね、綿のシャツはね、
      あまりアイロンかけすぎても傷んじゃうの早いからね」

そして、アイロンがけが終わったのかどうかは不明だけど、今度は居間で図々しくテレビをつけて見てます。何かのワイドショーでも見てるのかな?

  吾郎 「ああ、こうやってレポートすればいいんだ。なるほどねぇ〜」

と、本気で勉強してるわけじゃないとは思うので、きっと適当な発言なんだろうな…(としか思えない)。


そして、着替えの終わった奥様が再登場;

  吾郎 「できましたか。じゃぁ、いらしてください!…ああ、どうも、
      あ、大変身しましたねぇ。春らしい装いで」

と、着替えも終わったところでお出かけ前のいつもの儀式を;

  吾郎 「結婚指輪してますか?」
  真希 「はい、してます」
  吾郎 「じゃぁ、あの・・・少しの時間、預からせて頂いてもよろしい
      でしょうか?」
  真希 「はい」
  吾郎 「ではお貸し下さい。はい、何か重みを感じますね。では、出発
      しましょう」
  真希 「はい」



今回、奥様とのデートコースは、『東京湾 水上バス〜お台場ライン〜』。船のデッキに出てきて座ってます。

  吾郎 「寒くないですか?」
  真希 「寒くないです」
  吾郎 「大丈夫ですか?」
  真希 「大丈夫です」
  吾郎 「結構、気持ちいい。ほら、レインボーブリッジが」
  真希 「ああ、本当だ」
  吾郎 「ねぇ、見れて。今日一日ぐらいはお子さんのこと忘れてもバチ
      当たらないんじゃないですか」
  真希 「そうですね」

と、若干、ぎこちなさもあるけど、いい感じでデートしてます。




吾郎の部屋3


人妻駆け込み留守番電話のパート2。

  奥様 『もしもし。え〜と、ナースのカオリです』

と、夜勤中のトイレからこっそり電話をしているという奥様ではありますが、

  奥様 『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(自粛)』

  吾郎 「何やってんの?」

  奥様 『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(自粛)』
  奥様 『聞こえてる?大丈夫?』

  吾郎 「聞こえてる 聞こえてる、うん」

  奥様 『■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(自粛)』

と、延々続いて、ついにガチャっと電話を切る吾郎君。

  吾郎 「いやぁ、結構・・・・う〜ん・・・。僕を何だと思ってるんで
      しょうねぇ?」

でも、むしろそいう台詞は、スタッフに対して言うべきだと思う。いくら深夜でも不快だったし、私には。




そして、奥様とのデートの続き;

  『東京タワー』

案外、東京タワーっていうデートコースって無いよね?(^^;)。

夕暮れの時間帯に、東京タワーに昇ります。もちろん、エレベーターを使って昇るわけですが、そこはシースルーのエレベータになっていて、吾郎君、しっかりと手すりを握ってます。しかも両手で;

  吾郎 「俺、ダメなんだよ!!」
  真希 「うふふふ、しっかり持ってる(^^;)」
  吾郎 「俺ね、本当、ダメなの」
  真希 「(^^;)」
  吾郎 「怖い!」
  真希 「揺れる!!!」
  吾郎 「ちょっと、真希さん、怖くないの?」
  真希 「うーん、下見ると、大丈夫ですよ」

怖がりすぎだって…。でも、そういう吾郎君を傍で見てる奥様、羨ましいわ(苦笑)。


それでも、無事、展望台までやってきまして、いい感じで夕暮れの東京の街が望めます;

  吾郎 「ああ、でも、綺麗になってきたね」
  真希 「うん、綺麗ですね。下がいいですね」
  吾郎 「(^^;)」
  真希 「電気が点いてきれい・・・」

と、景色を眺めてます。そして、それ以外にも、床がガラス張りけになっている所を歩いたり(吾郎君が奥様の手を引っ張ってあげてる風だけど、吾郎君の方が怖そうに見えるのよね)、そのまま『蝋人形館』で、なぜか二人でタイタニックのポーズをやってます。その映像の合間に二人のトーク;

  吾郎 「やっぱり出会いとかないんだ」
  真希 「無いですね。まず、子供を連れて歩くから、無いですね。ママ
      って見られるから、無いですね」
  吾郎 「それってどうなの?」
  真希 「ちょっと寂しいですよね」
  吾郎 「やっぱり?」
  真希 「寂しいです」
  吾郎 「こういうことも無いしね」
  真希 「無いですね」



吾郎の部屋4


仁美さん38歳。結婚暦九年。長身の奥様。悩みは、だんな様が仕事人間だと。仕事が熱心で困ってると;

  吾郎 「いいじゃないですか、仕事しない男より」

でも、尋常じゃない熱心さで、家族が寝ている時間帯に家を出て、夜中の2時3時に帰ってくるので、コミュニケーションが無いと。今だけでなく、昔からそうなのだと。仕事も疲れて返ってくるので、笑顔を見たことが無いぐらいらしいです。そんな話を聞いて、逆に吾郎君;

  吾郎 「どういう所が魅力的ですか、旦那様の?」

と、質問してます。

  仁美 「すっごい困る質問なんですけど」
  吾郎 「困るんだ?」
  仁美 「ええ、彼・・・どこが魅力・・・」
  吾郎 「どこに惹かれて、まぁ、馴れ初めみたいなことを聞くと?」
  仁美 「何か、忘れましたけどねぇ。私、何でこの人と結婚しちゃった
      のか」
  吾郎 「じゃぁ、結婚しなきゃいいじゃないですか、だってね」
  仁美 「そうですよね。何のために二人で一緒にいるのかっていう」
  吾郎 「そうでしょ。そういう人、いっぱいいるよ、世の中!」

と、なぜか、奥様さしおいて、吾郎君が怒ってます。何かそういう人が身近にいるの?!

  吾郎 「・・・ちょっと酔っ払ってきちゃった(照)」
  仁美 「(^^;)」


奥様が帰られて、吾郎君から旦那様へのメッセージ;

  吾郎 「うーん、素敵な奥さんが、離れていっちゃうぞぉ〜」




デート中の奥様とは、今度は、『汐留シティーセンター「マジェスティック」』へと。吾郎君、奥様の手を引いて歩いてますが、奥様には目を閉じてもらっているみたいです。


夜景の見えるラウンジにやってきました。

  吾郎 「ああ、格好いいなぁ〜」
  真希 「ええ、見たい、見たい!」
  吾郎 「いい感じ!俺んちみたい」
  真希 「(^^;)」
  吾郎 「さぁ。では、目を開けて下さい」
  真希 「おお。すごい!」
  吾郎 「すごいねぇ」

目の前には、ライトアップされた東京タワーも見えます。

  真希 「本当、すごい!さっきいた所ですよね」
  吾郎 「さっきいた、東京タワーが」
  真希 「すごい、綺麗・・・」
  吾郎 「綺麗だね」
  真希 「ほんと、綺麗ですね」
  吾郎 「うん」
  真希 「すごい。すごい」
  吾郎 「雰囲気はあるねぇ」
  真希 「あります。感激しました」
  吾郎 「本当に、ちょっとプライベートでも来たくなっちゃうような」
  真希 「そんな感じですよね」
  吾郎 「誰かと来たらどうですか?子供預けて、旦那さんも預けて」
  真希 「旦那さんも預けて?誰と来るんですか、じゃぁ?(^^;)」
  吾郎 「誰か」
  真希 「誰か・・・ふーん」

ちなみに、吾郎君は誰と来るの?(と、聞くのは禁句?)

そうして:

  吾郎 「では、奥様。そろそろお帰りになりますか?」
  真希 「はい」
  吾郎 「本当に帰っちゃうんですか」
  真希 「はい」
  吾郎 「まぁ、でもね、子供もね、ちょっとねぇ、寂しそうだったしね。
      お母さんと別れるのでね」
  真希 「そうですね。泣いてましたね」
  吾郎 「うん、初めてでしょ?」
  真希 「初めてです」
  吾郎 「何て言うの、帰ってきたら」
  真希 「よしよし、みたいな」
  吾郎 「よしよし、って?そっかそっか。まぁ、じゃぁ、とりあえず、
      ご家庭に戻るということで、さっきお預かりしたこの指輪をお
      返しします。やっぱりね、薬指にしているのがお似合いですか
      ら。僕がするのも変ですけど」

と、結婚指輪を返します。

  吾郎 「これでまた、奥様に戻ったわけです」
  真希 「はい。じゃぁ・・・」
  吾郎 「はい。じゃぁ、あの、お子様にも旦那様にも、よろしくお伝え
      下さい」
  真希 「ありがとうございました」
  吾郎 「ありがとうございました」

そして、吾郎君はその場所に残って、奥様は引き上げていきました。こういう帰り方は奥様にしてみればちょっと寂しいんじゃないかなぁ。

残った吾郎君は、一人でシャンパンの残りを飲んでます。

  吾郎 「・・・うん。みんな帰っていっちゃうんだな」



■□■未公開シーン■□■

先程の東京タワー、床がガラス張りの部分を歩く吾郎君;

  吾郎 「おおおおおおお、おおおおおおおおおお、こえーーーーーーー」

恥ずかしいぐらいに絶叫が響いてます・・・(^^;)


(04.06.20 up)


 

第2回放送 TBS:04.04.14 MBS:04.05.04

とある公園のベンチに座る吾郎君。その隣のベンチには、年配の男性1名,女性2名が座ってます。

  吾郎 「ええ、また、妙な場所に居ます。ええ…、公園ですね。おはよ
      うございます」
  女性A「おはようございます」
  男性 「ごくろうさまです」
  女性A「どうも」
  吾郎 「あの、僕知ってます?」
  女性A「知ってます。随分、お顔が小さいんですね」
  吾郎 「お人形さんみたいでしょ?」(オイ!)
  女性A「かわいい、実物の方が」
  男性 「画面しか見たことがないから、実物みるの初めてだ」

と、素人さんにお世辞を言ってもらった吾郎君。ちゃんとお返しも忘れずに;

  吾郎 「いや、でも、奥様方も非常にお綺麗ですよ」
  女性A「いや〜、びっくりしました」
  吾郎 「おばあちゃん、お元気ですか?」
  女性B「はい」

さすが伊達男…(^^;)。と、ご近所様と仲良くなったところで;

  吾郎 「さあ、温まってまいりました」

と、番組的に盛り上げているつもりの吾郎君。でも、そういうところは好きだわ(^^;)

  吾郎 「今日の奥様はですね、未来子さん、36歳。結婚11年目。ピンク
      レディーのケイちゃん似。こちらです。じゃぁ、行ってきます。
      (先ほどの人に)頑張って下さい」

と、声を掛け、いざ出陣。目的の奥様の住むマンション(?)のエレベータを上がっていくと、そのエレベータの扉があいたところが、どうやら玄関になっているようです。専用エレベーターなんだ・・・;

  吾郎 「おっ、えっ?ここが家なんですね。子供の靴がいっぱいある。
      何か、傘とか子供の…」

と、いきなり玄関だったことに戸惑いつつも(って、先にカメラさん入ってるやん!)、ドアフォンを押す吾郎君;

  吾郎 「マジで・・・?大丈夫かな、子供の声がするよ」
  未来子「はい」
  吾郎 「あ、おはようございます」
  未来子「はい」

と、今回の奥様登場。

  吾郎 「あの、僕を呼びませんでしたか?」
  未来子「呼びました」
  吾郎 「初めまして」
  未来子「初めまして」
  吾郎 「稲垣と申します」
  未来子「○○と申します。よろしくお願いします」
  吾郎 「よろしくお願いします。あの…随分、賑やかですね?」
  未来子「はい、子供が」
  吾郎 「あ、お子さんが…。あの…今日は旦那さんはいらっしゃらない?」
  未来子「もう、仕事に出かけました」
  吾郎 「だったら、僕と旅に出ましょう」
  未来子「はい、お願いします」
  吾郎 「じゃぁ、あの・・・何か大勢いらっしゃるようなんですけど」
  未来子「ええ、4人います」
  吾郎 「4人とも奥様の?」
  未来子「はい、そうですが」
  吾郎 「本当ですか?」
  未来子「ちょっと汚れてますけど、どうぞ」
  吾郎 「お邪魔します」

と、家の中に入ってくると、子供達が構えてます;

  吾郎 「こんにちは」
  未来子「こんにちは」
  吾郎 「稲垣です」

一番小さい子に「こんにちは」とか言ってます;

  吾郎 「すごい、子供ですね、みなさんね。普段、中々、このぐらいの
      お子さんと接する機会がないので…。すごい、すごいですね。
      ここでいつもみなさんと遊んでいらっしゃるんですね。これで
      ね、こうやってね」

って、何が言いたいのだ、吾郎君??ほん怖で鍛えたのかと思いきや、相変わらず子供の扱いには不慣れなようで、すぐに番組を進行してます;

  吾郎 「では奥様、着替えて下さい、折角ですからね」
  未来子「はい、失礼します」

リビングに残った子供と吾郎;

  未来子「ちょっと一緒に遊んでもらっていいですか?」
  吾郎 「あ、はい」
  未来子「着替えている間、お願いします」

吾郎君、仕方なく(?)子供に話し掛けてます。

  吾郎 「これは、よく遊んでるの?本当?」

と、目の間にあるのは、ツイスターゲーム。吾郎君、子供と一緒にやってます。でも、相手の方が先にコケちゃって;

  吾郎 「僕、勝ったんだ・・・これ、面白い?」

何を冷静に子供相手に・・・。

そして、子供の相手もそこそこに(オイ!)、今度は子供部屋に侵入;

  吾郎 「子供部屋ですか?」

と言って、二段ベッドの上に上がっていってます。

  吾郎 「ここさ、二段ベッドって、僕、10年ぶりぐらいに見たな。昔、
      あの…合宿所の寮が二段ベッドで、TOKIOの城島君と上と下だ
      ったけど」

で、降りてきます。再びリビング(?);

  吾郎 「喧嘩が始まりましたね」

と、目の前で子供達が喧嘩をしているのに、すぐに子供から離れて、家族の写真を見たりして。再び、ソファーに座ってるけど、子供に囲まれて何も出来ずに固まってます;

  子供 「抱っこします?」
  吾郎 「いや、別に」

と言いながらも一番小さい子を抱っこして;

  子供 「重いですよ」
  吾郎 「軽いよ…」

でも、途端にぐずられます(^^;)。

  吾郎 「すみません、すみませんでした。奥さん、準備ができましたか?」
  未来子「お待たせしました」
  吾郎 「すごい、変身しましたね。・・・すごい、喧嘩してますね」


  吾郎 「あの…、これからお出掛けするので…、しばしの間、結婚指輪
      を預からせて頂いてよろしいでしょうか?」
  未来子「はい」

するとバックに携帯か何かの音楽が流れ;

  吾郎 「BGMが…BGMが・・・(^^;)。はい、受け取りました」

そうして、玄関口。いよいよ出発;

  吾郎 「じゃぁ、行ってくるね」
  未来子「行ってきます。お願いね」
  子供 「いってらっしゃい」
  吾郎 「じゃぁ、どうぞ。ねぇ、お母さん、帰って来なかったらごめんね」
  子供?「許しません」
  吾郎 「もしかしたら、お母さん、返さないかもしれない」

子供相手に何を言ってんだ?



吾郎の部屋1


お悩み相談は、真美子さん、34歳、結婚暦12年。夫の束縛に悩んでる奥様。

  吾郎 「でもね、束縛する気持ちわかる!」

って、いきなり何を言い出すんだ?!!!!!!!

  真美子「そうですか」
  吾郎 「俺…『人によって態度違うなぁ、吾郎ちゃん!』とか上で思わ
      れてるんだろうなぁ。まぁ、いいや」
      (よくないぞ!)
  真美子「あの、本当にこんな男性と二人で話をする機会なんてないので、
      私、そのために来た・・・」
  吾郎 「・・・いや、嬉しいですよ」

  真美子「法律的には一緒に出掛けることっていうのは、不倫ではないん
      ですよね?」
  吾郎 「うん」
  真美子「ですよね?」
  吾郎 「うん。どこ行きましょうか、じゃぁ」
  真美子「連れて行ってくれるんですか?」
  吾郎 「(ワインのみながら)(笑)」

笑って誤魔化すなら、無責任な発言をするのは止めましょう・・・(^^;)。と、ここでトークは終了;

  吾郎 「いやいやいやいや…。自分の隙を見られるみたいで、心外だな
      ぁ〜。普通っぽく最後までしたけど、きっとこの辺(顔の頬の
      辺り)に出るんだろうな、俺」

ふ〜ん、自覚はあるんだぁ〜(←冷ややかな書き方)。



そしてデートの続き;

  吾郎 「あの、お子さん、4人もいて、結構大変ですよね、出産って」
  未来子「はい、大変です」
  吾郎 「どんな感じ?」
  未来子「割と安産なんで、ポロっと産まれちゃう感じです」
  吾郎 「ポロって?」

   『千葉県船橋市三番瀬海浜公園』

ここで、奥様と潮干狩りを行います。潮干狩りスタイル=長靴を装着。

  吾郎 「どうですか?あ、なんか」
  未来子「変ですよね」
  吾郎 「いや、でも、なんか」
  未来子「こういうファッションもアリですか?」
  吾郎 「僕はどうですか?」
  未来子「なんか、乗馬っぽいですよね」
  吾郎 「乗馬っぽいね」
  未来子「上半身は」
  吾郎 「こうやって」
  未来子「そうですね」

お互いの長靴姿を批評(?)しつつ、いざ出陣。

  吾郎 「じゃぁ、この、これ、何て言うんですかね」
  未来子「熊手っていうんですかね?」
  吾郎 「熊手っていうんですかね?じゃぁ、これを持って、行きましょ
      う、とりあえず」

そうして、潮が引いた海の中に入っていきます。熊手で少し掘ってみますが;

  吾郎 「っていうか、何にも出てこないじゃん」
  未来子「結構つらいですね」
  吾郎 「こうやって歩くっていうのはどう?」

と、熊手を刺して引きながら、ずーーーーーと後ずさりして歩いてみます。

  未来子「すごい大変」
  吾郎 「これで引っかかったら・・・」

ついには、自棄になって一気に何度も何度もやってみたりもして。でも、見つからなくて、熊手を投げつける吾郎君(注意:いくら周りに人がいないとはいえ、最低限のマナーは守りましょう)。

  吾郎 「いないじゃん、貝なんて、クルーザーとかの方がいいよ!」

わがままだ・・・

  未来子「綺麗…」
  吾郎 「お、いた、いた、いた!」
  未来子「あ、本当だ!」
  吾郎 「やったぁ〜」
  未来子「すごい!」
  吾郎 「すごい、もうちょっと取りたかったなぁ」

小さなバケツ一杯に貝を見つけることができたようです。そろそろ引き上げる時間です。が;

  吾郎 「うわぁ〜、やめらんないよぉ〜」
  未来子「ええ〜、まだ行くの?すごい…。付いていけない…。吾郎さん
      無邪気ですね」
  吾郎 「(笑)ハイ」

クルーザーの方がいいんじゃなかったのか?(^^;)



吾郎の部屋2

相談者は美智子さん、35歳 結婚暦9年。

旦那様が浮気性という奥様、若い女性が好きらしい。いつまでも若い子が好きだと。それを聞いて、自分の頬をパンパン叩く吾郎君。

  美智子「それはどうなんでしょうか?」
  吾郎 「よくないね!(笑)」
  美智子「よくないっていうか、そういう気持ちは?」
  吾郎 「それは今までバレてるんですよね?」
  美智子「バレてます!」
  吾郎 「バレたから浮気になるんですよね。バレなくても浮気でしょう、
      はい、すいません」(←自分で突っ込み)

です。

  美智子「それ、ちょっと理解不可能ですか、同じ男性として?」
  吾郎 「全然、理解不可能じゃないですけど。そりゃぁ、分かりますよ、
      気持ちは、だって」
  美智子「えっ?」
  吾郎 「いや、奥様がいて、そういうことはしないにしても、男性とし
      て、そういう女性が好きとか、興味があるとか」
  美智子「ああ・・・」(←納得してない感じ)
  吾郎 「いや、だって、あるでしょう、女性から見て男性のタイプって
      いうのはあるでしょう、自分のなかに?」
  美智子「・・・」
  吾郎 「それを実際にね、法を侵してまでねぇ、やるかどうかっていう
      問題であって…。うん、それは男だからね、女性が好きなのは
      当たり前ですし。女性もそうでしょうしね?」
  美智子「…え、ある特定の人が居るときに、他に目がいったりとか???
      でも、ありますね」
  吾郎 「・・・どうだろう?」

結局、奥様のお悩み相談コーナーではなく、吾郎君の尋問コーナーになってしまいました。終わって;

  吾郎 「何か、男を代表して、説教されてるみたいな感じも少しあった
      し。聞いてる男性諸君もねぇ〜、心が痛むこともあったんじゃ
      ないですか!」

と、責任を半分、視聴者に押し付けてるよね。吾郎君、何か心にやましいことでもあるのか?




再び海岸。

  吾郎 「暖かくなってきた」
  未来子「風がやみましたね」

というわけでお弁当を広げます(何で突然の訪問なのに、お弁当が準備してあるんだよ…)

  未来子「吾郎さんのために」
  吾郎 「僕のために?」
  未来子「頑張って作ってきました」
  吾郎 「え、もしやこのシチュエーションからして」
  未来子「お弁当を作ってきました」
  吾郎 「あ!でも、嬉しいな。あ、すごい、かわいい!すごーい」

散らし寿司を食べてます。

  吾郎 「おいしい!なんか、普通においしいですね!」
  未来子「(笑)」
  吾郎 「旦那様と二人っきりでデートすることとかないんですか」
  未来子「これからたまには遊びに行こうかな」
  吾郎 「やっぱちょっと結婚はやかったかも」
  未来子「そうですね」
  吾郎 「結構、おもいっきり(遊んで?)からの方が悔いがなかったかも
      しれませんね」

24才で結婚して、その年に子供が生まれたそうです。

場所は、中山 法華経寺に移動してます。

  吾郎 「じゃぁ、本当にこれからだ!」
  未来子「この年でデビュー?」
  吾郎 「デビューして、こんな昼間の健康てきなところじゃなくて」
  未来子「夜」
  吾郎 「夜・・・でも、旦那さん、心配するだろうな」

お茶屋でお茶してます。

  吾郎 「なんかもっと遊びたかったな」
  未来子「今度、夜、是非」
  吾郎 「よろしくお願いします」
  未来子「よろしくお願いします」
  吾郎 「そうだよね、また夜会うと雰囲気変わるよね?」
  未来子「違いますね」
  吾郎 「人間もね」

お店を出て、お寺の境内;

  吾郎 「では、ちょっと時間も迫ってきたんですが…。何かようやく、
      分かりあえた気もするんですが。正面からこう…、僕も見れる
      ような感じなんですけど、ちゃんと」
  未来子「はい」
  吾郎 「やはり、お帰りになられますよね」
  未来子「はい」
  吾郎 「そうですよね。あの、これ、お預かりした指輪を、ねぇ、お返
      ししますので」

そうして、確かに指輪をお返ししたのでした。

  吾郎 「ねぇ、あの、また街でお見かけしたら、声掛けて下さい」
  未来子「ごろーちゃん、って言ってもいいですか?」
  吾郎 「いいですよ」
  未来子「はい」
  吾郎 「はい、では、お気をつけて」
  未来子「どうもありがとうございました」
  吾郎 「はい、ありがとうございました。楽しかったです。アサリ、ち
      ゃんと持って帰って下さいね」
  未来子「持って帰ります」
  吾郎 「あのアサリのお味噌汁を作りながら、僕のことを思い出して下
      さい」(何をちゃっかり言うんだか…)
  未来子「はい。ありがとうございました」

そうして、奥様は帰っていきました。

  吾郎 「ありがとうございました。また…、何か、あっという間だった
      なぁ。いやぁ〜、何かでも、まぁ、お幸せにと言うか、ちょっ
      と寂しいな」



(04.06.13 up)


 

第1回放送 TBS:04.04.07 MBS:04.04.13

団地の前のベンチに座る日本一の伊達男の吾郎君。見た目、七五三って感じにも見えるのだけど、とにかく伊達男らしく決めてます。

吾郎君がポケットから取り出した一枚の写真は、今回訪問する奥様の写真(顔の部分だけは鶴光さん(^^;))。裏には奥様のプロフィールが書かれているようです。

  吾郎 「ええ、奥様はこちらですね。『篤子。32歳。結婚4年目。ええ、
      内田恭子,三浦理恵子似』。本当かな?」

と、言ってる吾郎君@場所は団地の間の公園に置かれたベンチ。

  吾郎 「そもそも、何かこの場所に、僕、合わないような気がすんです
      けどね。普通に子供とかいますね。こんなロケ場所、僕は初め
      てです。この格好とベンチとか全然、合わないし。大丈夫なの
      かな?まぁ、そんな疑問はさておき、とりあえず、僕は訪ねて
      いきたいと思います」

と不満(?)を覗かせながら、ロケスタート。とはいえ、本当に普通の団地の光景に、「普通の場所ですよね?」とそのままの感想を語ってます。さらに進むと、ゴミ収集車が停まっているという、ごく日常的な光景が目にとまり、なぜかそのゴミ収集車に寄りかかってポーズをキメながら;

  吾郎 「おかしいよね?」

と、やっぱり違和感を感じながら、団地の中へと入っていきます。


そうして、いよいよ奥様の家の玄関前。

  吾郎 「こちらですね。じゃぁ、ちょっとこう…お伺いしましょうか?
      ちょっと緊張するのなぁ、これ」

と言いながら、ドアフォンを押し、それでもスタッフに向かって「本当に?」などと、まだ自分の今の状態が信じられないかのような呟きをしています。吾郎君の心の準備もままならないうちに、ドアが開き、奥様が顔を出しました。

  吾郎 「ああ、どうも。こんにちは、というか、こんばんわと言うか、
      初めまして…」
  篤子 「こんにちは」
  吾郎 「稲垣吾郎です」
  篤子 「あ、初めまして」
  吾郎 「奥様、僕をお呼びになりましたね?」
  篤子 「はい」
  吾郎 「初めまして、篤子さんですよね」
  篤子 「そうです。篤子です」
  吾郎 「びっくりですよね」
  篤子 「びっくりしました」
  吾郎 「まぁ、そんなことなんですが。ええ、あの・・・ちょっと(笑)、
      僕と一緒に旅に出かけましょうか?」
  篤子 「こ、これ、ちょっとこんな格好だから、着替えさせてもらって
      いいですか?」
  吾郎 「いえいえ、そのままでも十分に…」
  篤子 「恥ずかしいんで」
  吾郎 「旦那様はいらっしゃるんですか?」
  篤子 「いやもう、今、出張中でして」
  吾郎 「あ、出張中。でしたらね、今日一日、僕に時間を下さいという
      か、僕もお付き合いしますんで…」
  篤子 「・・・」
  吾郎 「僕をお呼びになりましたよね?」
  篤子 「はい」
  吾郎 「確かに僕を呼びましたよね?」
  篤子 「はい」
  吾郎 「でまぁ、来たんですけども」
  篤子 「はい」
  吾郎 「僕、あのお邪魔してよろしいでしょうか」
  篤子 「待って頂いてよろしいですか?狭い所ですが…」

というわけで、吾郎君、本当に家の中に入っていきます。

  吾郎 「何か、緊張するな…」
  篤子 「すみません、狭いです」
  吾郎 「お邪魔します」

吾郎君がお邪魔した住宅は、家賃が3万円の都営住宅(と、字幕で説明あり)。

  吾郎 「邪魔しまーす。突然なんで、びっくりですよね。ねぇ、まぁ、
      そうですよね。とりあえずですね、じゃぁまぁ、僕は図々しく
      座ります。可笑しいよね、僕、ここにいいるの」

と、吾郎君はリビングのソファーに座り、一方で奥様は、そのリビングとカーテン?(ブラインド?)だけで区切られた空間で着替えてます;

  篤子 「じゃぁ、ここで着替えさせて頂きます」
  吾郎 「その部屋でいつも」
  篤子 「そうです」
  吾郎 「ああ」


  『人妻隣の部屋で着替え中』


  吾郎 「このテレビでいつも、見ているんですね」
  篤子 「そうです」
  吾郎 「あの、お子様は、今日は?」
  篤子 「主人が出張中は、たまに独りの時間が欲しいので、実家の方に
      預けたりするんですが」
  吾郎 「あ、そうですか」
  篤子 「たまにですけど」
  吾郎 「何かほのぼのしていて、温か味があって。先程からあの、奥様
      の足元が(カーテンの隙間から)チラチラチラチラ見える…。
      すごい気になるんですけど…」
  篤子 「見ないで下さい」
  吾郎 「僕も、男性なんで…」(あのなぁ〜)

そうして吾郎君、勝手に部屋の中を物色し始めます。部屋に飾ってある家族の写真を見て;

  吾郎 「女の子のね、娘さんがいらっしゃるんですね。みんなこうやっ
      て結婚するのか、普通に」

なぜか吾郎君が寂しそうに言ってます。

続いては台所に入り、洗い場に置きっぱなしになっているものを見つけます;

  吾郎 「台所、失礼します!ええ…、問題有りですね、これ。これね、
      やっぱりすぐこう…洗わないとね、使ったら。ねぇ」

と言いながら、洗い始めたのは奥様の歯ブラシ(そこまでやっていいのだろうか???)。

  篤子 「置いといて下さい」
  吾郎 「いや、洗ってます」
  篤子 「恥ずかしいんで、置いといて下さい」

  吾郎 「換気扇、掃除してないでしょ?」
  篤子 「見ないで下さい」
  吾郎 「これ、換気扇は定期的に呼んだ方がいいですよ…」
  篤子 「見ないで下さい」
  吾郎 「僕、換気扇の中まではできないなぁ」

そして、吾郎君のチェックは風呂場までにエスカレートし;

  吾郎 「あ、でもなんか、ちゃんと・・・(笑)。あ、でも、何かこう…、
      お子様と旦那様と3人で入られてるんでしょうね、お風呂に」

そうして;

  吾郎 「着替え、終わりましたか?」
  篤子 「終わりました」
  吾郎 「ではこの、カーテンの方を、このベールを開けていいんですか、
      僕は?」
  篤子 「お願いします」
  吾郎 「わかんない、こういうの」

と、ブツブツ言いながら、カーテンを開けて着替えの終わった奥さま登場。

  吾郎 「すばらしい。可愛いですね」
  篤子 「ありがとうございます。よろしくお願いします」
  吾郎 「(お互いの服装を見て)白で、白と黒で。今日、一日僕に時間を
      預けてくれると言うことなので、旦那様のことは…、出張中の
      旦那様のことを忘れたいので、ちょっと指輪の方を…僕は預か
      ってもいいですか?それは結婚指輪というか、旦那様に…」
  篤子 「結婚指輪です」
  吾郎 「ですよね。じゃぁ、預からせて頂きます。何かすごい重み…(^^;)」」

と、失くし物の多い吾郎君に指輪を預けるなどと、何て無謀な事を、と思いつつ(まぁ、スタッフが預かっているんだろうけどさ)、二人で家の鍵をかけて出掛けます。

  吾郎 「(笑)。じゃぁ、篤っちゃん、行こうか?こっち?」
  篤子 「うん」
  吾郎 「本当?僕、ここにいるの、変?」

と、いまだに番組に馴染んでいない吾郎君でしたが、とにかく二人でデートに出発です。



吾郎の部屋1


  吾郎 「悩める人妻の方、お入り下さい」

幸枝さん、相手が「36歳です」というと律儀に「30歳です」という吾郎君。今、3歳の子供が居るが、協力してくれないという話。どうきりだそうかと。

  吾郎 「何か、こう…暗黙のサインというのがさ」
      (それは、熊の置物を立てておくようなことですか?(笑))

とアドバイスしてみる吾郎君ですが、奥様はやってみたけどダメなのだったそうな。旦那様が、立会い出産の際にそれがあまりに神秘的なものに感じてしまったせいだとか。

  吾郎 「そっか、難しいな、だって僕は経験ないわけだしね。へぇ〜、
      って聞くしかないしね」
      (それを言っちゃ、お仕舞いだと思うが…)

仲はいいので、今更のような部分があるそうです、お互いに。

  吾郎 「お互い?あ、じゃぁ、私にも問題があるんじゃない?」

  吾郎 「ちゃんと男としてみて、旦那様のことを。友達ではなく、興味
      がなくなったらおしまいだからね、相手に。そうしていくと、
      少しは解決の糸口にもなるのかなぁ、という感じですけど」

というアドバイス??なのか?

話が終わって奥様を見送った後に、一人になった吾郎君;

  吾郎 「ねぇ…。奥様だったら、僕だったらサインはいらないですけど
      ねぇ〜」

あ、あのなぁ〜。




再びデートシーンに戻って、二人は海岸の砂浜を歩いてます。カメラさんは少し離れての遠くからの引きの映像。

  篤子 「綺麗ですね、本当に」
  吾郎 「綺麗、綺麗。海は、海、好きですか?」
  篤子 「海、好きです。日焼けは嫌いですけど」
  吾郎 「あ、僕と一緒だ!僕も何か、海は好きなんだけど、日焼けは嫌いで」
  篤子 「そうですよね」(奥様、よく分かってる!(^^;))
  吾郎 「寒くないですか?」
  篤子 「大丈夫です」
  吾郎 「大丈夫ですか。指輪も外して頂いたことですし、旦那様のこと
      は忘れて頂いて…」

二人が歩いているこの海岸は、『神奈川県三浦郡葉山町 森戸海岸』。

  篤子 「鳥がすごい。眩しいですね」
  吾郎 「うん、すごい何か、綺麗。絵になってる」
  篤子 「絵になってますね」
  吾郎 「うん、すごい」
  篤子 「すごい量だ」
  吾郎 「たまにでもいいよね、海見るとね」
  篤子 「うん」
  吾郎 「なんか」
  篤子 「心が落ち着きます」

吾郎君、少し会話に困ってるのかな?まぁ、最初だし、奥様の方も緊張してるだろうし、仕方ないよね、お互い。



吾郎の部屋2

二人目は、順子さん、44歳。二人はまずはワインで乾杯してます。

  吾郎 「あの、今日飲んできてますか?」

と思わず言ってしまうぐらい吾郎君に対してよく話す奥様(演出だとしても、ちょっと閉口)。

  吾郎 「いっぱい僕に話しして下さい。全然、受け止めますよ」

と、吾郎君は言ってるけど、この奥様、話していくうちに、断りも無く『ゴローちゃん』呼びしてるし、ああ、もう、何だかなぁ・・・

そういう奥様のお悩みは、旦那様はいい旦那様なのだけど;

  順子 「不倫願望っていうんですか」
  吾郎 「ほぉ」
  順子 「ありますよ、それは」
  吾郎 「・・・。ちょっと飲んでいいですか?」

と、ワインを一口飲んで気持ちを落ち着かせる吾郎君。あとは奥様一人でペラペラペラペラ・・・・よく覚えてないけど、ワイルド系の男性と不倫したいと。

  順子 「分かります、言ってる意味?」
  吾郎 「全部分かりました」(分かるな!)

と言いつつも、吾郎君自身も自棄になってきて;

  吾郎 「僕みたいな人と、知り合ったらどうするんですか、じゃぁ?」
  順子 「えっ」
  吾郎 「僕みたいな人と知り合ったらどうするんですか!!」
      (↑完全自棄)
  順子 「あん!抱きついちゃう♪」
  吾郎 「(笑)」
  順子 「本当」
  吾郎 「いや、いいですよ。抱きついて下さい」(--;)
  順子 「抱きつかれたい?」
  吾郎 「はい」
  順子 「本当?」
  吾郎 「はい。どうぞ」
  順子 「・・・。いや、みんなの吾郎ちゃんだから。もう一杯、飲みま
      しょう」
  吾郎 「すみません。何か、俺、誰だろう…」

と、吾郎君自身、完全にペースを失ったこの奥様、吾郎君の体に、13回目も触れたりしたようです(←吾郎君自身が数えていたらしひ)。

  吾郎 「ああ、あはは。ちょっと休憩していいですか、ああ・・・」

そう言って、ソファーに横になる吾郎君でした。




デート場所は仙元山。奥様と階段を登っていってます。

  吾郎 「何かこう…、鼻から入ってくる空気がさ、冷んやりしていて、
      山の空気っぽいよね」
  篤子 「うん」
  吾郎 「匂いもいいし」
  篤子 「うん」
  吾郎 「さぁ、もうすぐ、もうすぐ頂上」

ちょうど、日も暮れかけて、夕日の綺麗な時間帯です。これ以外にも、船に乗ったり、食事をしたり、そんな光景も挿入されてます。もっと流して欲しい映像がいっぱいありそうだわ。

  吾郎 「(頂上に)着いたねぇ」
  篤子 「綺麗!すごい綺麗ですよ」
  吾郎 「うん、綺麗だ」
  篤子 「綺麗…」
  吾郎 「綺麗だね」
  篤子 「ちょうどいい時間…」
  吾郎 「ずっとこのまま、夕日が落ちるのを見ていても、綺麗だ・・・」

  吾郎 「何か、いい思い出になったかな。ねぇ」
  篤子 「ねえ、本当に…」

  篤子 「どうですか、今は?」
  吾郎 「えっ?」
  奥様 「何か、ときめくような…」
  吾郎 「えっ、逆質問?うーん、まぁ、でもそれはあるよ、常に。大切
      だなぁ、と思うし」
  奥様 「ときめきたいですね」

そうして、日も暮れて、当たりは真っ暗。そろそろ奥様が帰る時間となり、バス停にやってきます。

  吾郎 「まぁ、名残惜しいですけども」
  奥様 「はい」
  吾郎 「やっぱり、まぁ、当然ですが、帰られるわけですよね」
  奥様 「・・・」
  吾郎 「うん。まぁ、とりあえず、この指輪は、ええ…、お返しします
      ので。ねぇ、やっぱりでも、(指輪を)すると、しっくりくるん
      じゃないですか」
  奥様 「そうですね…」
  吾郎 「そんな首、傾げないで」
  奥様 「最後に握手して頂けますか?」
  吾郎 「ありがとうございました」
  奥様 「ありがとうございました」
  吾郎 「何か、結構、気持ちが伝わってきて、僕もジンときちゃう…。
      ああ、バスが来たかな、何か結構…」
  奥様 「何か哀しい」
  吾郎 「まぁ、でも、笑顔で」
  奥様 「ありがとうございました」
  吾郎 「バス、何か速いよね。あの…、頑張って。あの…、旦那様にも
      よろしくお伝え下さい。一日お借りしちゃって、悪いな、って
      いう気持ちもあったんで。じゃぁ、最後にまた」
  奥様 「どうもありがとうございます」
  吾郎 「じゃぁ」
  奥様 「さようなら」
  吾郎 「たまには思い出してください。バイバイ」

丁寧にお辞儀してお見送り;

  吾郎 「あはは、おお。何か取り残されちゃって…。うん、何か寂しい
      な。。。」



(04.06.06 up)


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