古畑任三郎 VS SMAP

99.1.3 9:03pm〜11:40 フジ系列で「新春ドラマスペシャル」として ON AIR

00.2.13 作成

今更ながら「古畑任三郎 VS SMAP」のレポです。なぜ今頃かというと、たまたまビデオを先日見直したりしていて、こういうお正月気分のスペシャルもいいよねぇ、などと改めて思ったことから、ふと思いつきで書いております。キャラクター設定は(僕僕を想い出させるような)ワンパターンなのが気になるところですが、スペシャルものでそういう事を言っちゃいけないのだろうなぁ、と最近になってようやく思えるようになりました(苦笑)。
今回のレポも相変わらず、まるでごろちゃんが主役のような(そんな訳ないか)偏重レポに仕上がっておりますが、よろしければご一読下さい…(^^;)。
本文中、あえてメンバー名字で呼び捨てしております。あくまでも役名ということを意識したかったので、意図的にこうさせて頂きました。

 

プロローグ

暗闇の中、バックライトを浴びて一人たたずむ古畑。いつもの序章です。

  古畑 「早速ですが『三本の矢』の話をご存じでしょうか?。戦国武将毛利元就はこんな事を
      言いました。『矢は一本一本は非常に折れ易い。しかし、それが三本集まれば決して
      折れる事は無い』と。やってみましょう(3本、4本の矢を順番に折っていく)・・・
      では、五本ではどうでしょうか?


なかなか折れない5本の矢を今泉の足を使って強引に割る。

  古畑 「…問題はですね、矢の数では無いんです。要は、誰が折るかという事で…

オープニングタイトル

  古畑任三郎 VS SMAP

  田村正和/中居正広/木村拓哉/稲垣吾郎/草なぎ剛/香取慎吾/西村雅彦
  脚本 三谷幸喜/音楽 本間勇輔/演出 鈴木雅之/プロデューサー 関口静夫


(ゾクゾクくるオープニングですよねぇ。それに、このオープニングのミステリアスな雰囲気の吾郎君の写真が好きなんです、私)

本編 PART1 計画

[コンサート会場 エレベータ]

木村,香取がエレベータのカゴの上で何やら作業をしている。

[コンサート会場 2Fロビー]

草なぎはロビーのソファーに腰を掛け、男と二人きりで〜決して友好的ではない雰囲気で〜話をしている。

  草なぎ「とにかく俺は出来る事全部したつもりですから。これ以上一銭も払うつもりはありま
      せん


それに対し、納得がいかないという富樫の言葉を聞いて、草なぎの表情にあきらめの表情がよぎる。

[コンサート会場 エレベータ]

エレベータのカゴの中から木村,香取の作業を見上げ、ニヤッと微笑む中居。

[コンサート会場 2Fロビー]

富樫は紙袋から色紙を取り出し、知り合いに頼まれていたとSMAPメンバー5人のサインを頼む。しかし草なぎはその色紙を床に投げ棄てその場を去ろうとする。背後から富樫の言葉が刺さる。

  富樫 「あのオヤジがあんなになったのは俺のせいじゃあねえぞ。俺を恨むならお門違いだよ

[コンサート会場 SMAP控室]

タップの音が室内に響いている。稲垣が一人静かにタップの練習をしていたのだった(な、なぜにタップ(^^;)。でも非常に貴重なものを見せて頂いたわ…)。控室の扉が開いたのに気づき、タップの練習を切り上げる稲垣。部屋に入ってきたのは草なぎだった。

  草なぎ「みんなは?
  稲垣 「まだやってるんじゃないかな(マイペースな回答ねぇ…)

タップシューズを脱ぎ、ソファーに座った草なぎに稲垣が声を掛けようと近づこうとしたとき、作業を終えた他のSMAPのメンバー〜中居,木村,香取が戻ってくる。中居は草なぎに「どうだった?」と尋ねるが草なぎは首を横に振る。一同にあきらめの表情が浮かぶ。
そこに控室のドアが開き、マネージャーの前田が顔を覗かせ、メンバーに声を掛ける「時間よ!

[コンサート会場 ステージ]

コンサートオープニングの"青いイナズマ"のリハーサルが始まる。前田他関係者が見つめる中、SMAP5人は上の空状態のリハーサルが続く。

[コンサート会場 SMAP控室]

  前田 「こんなんじゃ幕開けられないわよ!

リハーサルが終わったあとの控室で前田の怒声が響く。メンバー5人に向かってリハーサルで気持ちが入っていないと指摘する。

  稲垣 「他に何か?
  松阪 「今のところ定刻でいく予定ですので、7時開始でお願いします

その後、前田が部屋を出ていくのを見送ってから、草なぎが「みんな…御免」と自分の問題に他の4人を巻き込んだことを詫びる。それに対し木村が他のメンバーの気持ちを代弁して応える

  木村 「もうこれは、お前だけの問題じゃないんだから
  稲垣 「どうするの、やるの、やらないの?

中居にも声を掛けられ、黙って頷く草なぎ。今の時間は4時31分。それぞれ行動を開始する。

[コンサート会場 スタッフルーム]
準備に追われているスタッフの松阪を木村が捕まえる。

[コンサート会場 客席]

会場の客席に松阪を連れてきた木村は、自分のソロコーナーで紙の雪を降らせて欲しいと頼む。スタッフ全員忙しいこの時間帯での急な申し入れに、松阪は横目で何もしていない富樫を見ながら「何とかしましょう」と承知する。

[コンサート会場 1階ロビー]

中居は会場の1階ロビー付近で忙しく動いている前田を捕まえる。

[コンサート会場 客席]

木村が会場から立ち去るのと入れ換えに稲垣がステージ上に現れ、スタッフの一人に声を掛ける。

  稲垣 「丸山さん…(何か企んでそうなこの稲垣の表情がいいかも…)

[コンサート会場 1階ロビー]

中居はリハーサルでの一件を詫び、前田の機嫌を伺う。そして:

  中居 「それでね前田さん、例の件なんですけど…

[コンサート会場 客席]

稲垣がスタッフの丸山に尋ねる;

  稲垣 「あの、僕のカスタネットあります?

稲垣はカスタネットを見つけると「練習しとかないと…」と白々しく言いながら(^^;)受け取る。

[コンサート会場 SMAP控室]

控室に残っている香取と草なぎ。そこに中居が戻って来たのと入れ替わりに香取が部屋を出る。

[コンサート会場 客席]

  稲垣 「すいません、わざわざ

そういって、カスタネットを鳴らしながらステージを立ち去る稲垣と入れ違いに、今度は香取が客席に姿を現わす。香取は富樫に誰にも見つからないようにコンサートで使うロープを買うように依頼する。ステージでいきなりマジックをやってみんなを驚かしたいと…。渋る富樫だったが香取の差し出した1万円札を見て承知する。

[コンサート会場 1Fロビー]

香取の買い物を済ませ、会場に戻って来た富樫。

[コンサート会場 スタッフルーム]

香取の買い物から戻って来た富樫は丸山に木村が希望した「雪」の製作を依頼される。

[コンサート会場 SMAP控室]

稲垣は、貰ってきたカスタネットの紐を切っている。一方の中居は6時に弁当が届くことを前田に確認したことを報告し、木村は富樫がスタッフルームで作業をしているとの情報を得る。次は香取の出番である。

[コンサート会場 スタッフルーム]

香取がやってきて、富樫を見つける。

  富樫 「買って来たぞ

富樫は香取に紙袋を手渡す。香取は袋を受け取りながら、富樫が何をやっているかを訊ねる。

  富樫 「何か分かんねえけど、雪作れってよ。何で俺がこんなことやんなきゃなんねーんだよ。
      これ(雪)、三角じゃなきゃいけないの?


香取は適当に返事をしながら、富樫をもっと静かな部屋に案内すると持ちかける。

[コンサート会場 4F 空き部屋]

香取が富樫を連れてやってきたのは4階の元々はスタッフルームだった部屋で、ここは今は空き部屋になっていた。香取は富樫をそこに一人残し−指紋が付かないようにドアのノブを回して−部屋を後にした。

[コンサート会場 SMAP控室]

香取が戻ってきて、紙袋を稲垣に手渡す。中からロープを取り出す稲垣。これからがいよいよ正念場というときに中居が富樫ともう一度話をしたいと言い出す。リーダとして他のメンバーの人生に責任があると…。
  稲垣 「俺たちに失って困るものなんてあるのかな…
      (これってどういう意味なんでしょう?この台詞はなんかちょっと寂しかったなぁ…)

一連のやり取りの後、「5分」木村がそう言うと、中居は部屋を出ていった。

[コンサート会場 4F 空き部屋]

最後の話し合いをする中居と富樫。しかし中居の交渉は完全に失敗に終わった。中居は覚悟を決めて部屋を出ていく。

本編 PART2 犯行

[コンサート会場 SMAP控室]

中居が控室に戻って来た。中居の無言の表情を見て、他のメンバーは計画の実行を決意する。ソファーに集まり、全員の腕時計の時間を合わせた。今の時間は5時20分。6時に集合し計画を実行する。

  草なぎ「ねえ、やっぱり俺もやる

横で聞いていた草なぎが、口を挟む。この計画で一番疑われそうな草なぎは自らのアリバイ作りが専らの担当になっていた。中居らの説得に草なぎは仕方なく承知する。

[コンサート会場 スタッフルーム]

中居、木村、香取がスタッフルームにやってきた。申し合わせ通り、木村と香取が殴り合いの喧嘩を始める。怒り心頭の香取はステージ衣装をも引き裂いて暴れ、それを見ていたスタッフは機材室に閉じこめられる香取。その機材室の鍵を受け取った中居は、今度は荒れている木村の説得に当たろうと、前田の仲裁を上手くかわし、映写室を借りて木村と二人きりで閉じこもる。

[コンサート会場 映写室]

部屋の鍵を掛け、カーテンを閉めた二人はすぐに次の行動に移る。

[コンサート会場 SMAP控室]

  草なぎ「へぇ、慎吾がそこまで暴れるなんて信じられないな
  稲垣 「意外だね

稲垣と草なぎの二人きりの控え室に松宮がやってきて、香取が暴れたために草なぎの衣装が使えなくなってしまったことを説明していた。今から応急処置で衣装を作るため、草なぎに衣装の採寸に協力して欲しいというのだ。横で話を聞いている稲垣はニヤリと微笑んだ。(こういう吾郎君のしめしめという表情ってやっぱり好きなんだよなぁ…。)

[コンサート会場 スタッフルーム]

5時55分。草なぎは衣装合わせをしてもらっているが、表情はどこか落ち着かない。

[コンサート会場 SMAP控室]

一人残った稲垣は、時計を見て時間を確認しながら、静かに行動を開始する。テーブルの上の紐を切っておいたカスタネットを手に部屋を出ていく。(ようやく稲垣始動です!)

[コンサート会場 ステージ]

  稲垣 「丸山さん

ステージにやってきた稲垣は丸山を捕まえ、紐の切れたカスタネットを手渡す。

  稲垣 「部屋で練習してたら、壊れちゃいました
  丸山 「ああ…これ、紐ありますか?
  稲垣 「あ、捨てちゃいました
      (この淡々とした言い方って意識してるのかなぁ。妙にツボ(苦笑))
  丸山 「・・・。ああそうですか。新しい物買ってきますか?
  稲垣 「いや、手に馴染んだやつじゃないと…自信ないですね(淡々と語る稲垣でした(苦笑))

[コンサート会場 スタッフルーム]

  松阪 「何だ、今度はごろちゃんか…(ご、ごろちゃんなのね、やっぱり…)

松阪は丸山から今度は稲垣のトラブルの話を聞く。稲垣はソロコーナーでフラメンコから去年コンサートでやったタップに変更したいと言っているというのだ(なぜにタップ?!(爆笑))。横でそのやり取りを聞いている草なぎ。

[コンサート会場 リハーサル室]

松阪と廊下を進む稲垣。肩から大きな黒いカバンを下げている。

  松阪 「なんかすいませんね
  稲垣 「いや、こっちの都合ですから。やっぱり下手なものは見せられないし

稲垣は今、使用していないリハーサル室で、一人で練習をするというのである。

  松阪 「タップの方は大丈夫ですか?
  稲垣 「ええ、あのとりあえず30分だけ下さい。何とか思い出してみます。それでダメだった
      ら、僕のコーナーは無しにして下さい
(控えめだねぇ、稲垣…)

部屋に入った稲垣は、そのまま部屋に鍵を掛けた。一人きりになったその部屋で、稲垣の開けた鞄の中には黒い服に手袋に帽子、そしてロープが入っていた。(それにしても、ごろちゃん、ここでも個人行動なんだねぇ。これで本当にアリバイが成立するのかしら?)

[コンサート会場 廊下]

映写室に流れる中居と木村のカセットテープの声。本人達は、香取のいる部屋に急ぐ。

[コンサート会場 スタッフルーム]

草なぎの衣装合わせをしていた黒部の携帯に、ちゃんとした衣装届いたとの連絡が入る。それを取りに席を外す黒部。

[コンサート会場 機材室]

中居と木村は香取と合流し、次は稲垣の部屋に向かって走り始める。

[コンサート会場 リハーサル室]

ちゃんとタップの練習をしている稲垣(一応、ちゃんと練習してるのね(^^;))。部屋のドアがノックされたのを聞いて、静かにドアを開ける。中居,木村,香取と合流し、いよいよ最終準備に入る。着替えの終わった中居の電話に前田から確認の電話が入る。

  中居 「全て順調です

その電話で弁当が届いたことを確認した中居は他の3人に急いで行動するように伝える。

[コンサート会場 スタッフルーム]

届いた衣装を抱えて黒部が戻ってくるが、そこには草なぎの姿は無かった。

[コンサート会場 リハーサル室]

様子を伺いながらリハーサル室を出ようとする4人。そこに草なぎがやってくる。一人で待っているだけなんてできないという草なぎに対し、中居は一緒に連れていく決意をし、揃って部屋を出ていった。

  稲垣 「大丈夫かな…(という台詞をごろちゃんが言うのがなんか可笑しかったわ…(^^;))

[コンサート会場 廊下]

現場に急ぐ5人。誰にも見つからないように、舞台裏の通路を進む。

[コンサート会場 荷物搬入口]

中居に頼まれた弁当を受け取るために前田がやって来る。かなり嵩高い特性弁当の段ボールの山を見て

  前田 「こんなにあるの?

[コンサート会場 エレベーター]

SMAPの5人は、目的の2階(?)のエレベータまでたどり着く。エレベータの天井を外し、カゴの上に潜む5人。


1階に前田と弁当やがやってきて、いよいよエレベーターが降下し始める。「使え」と言って香取は自分の左手の手袋を草なぎに手渡した。草なぎのアリバイは、駐車場でストレッチをしていて、それを香取が見ていた…ということになった。


エレベータが停止し、天井から中をのぞき込むと、前田がエレベータを使って弁当を上のスタッフルームに運び込もうとしていた。弁当屋が順番に弁当の箱をエレベーターに運び込む。

  稲垣 「2分3秒

それが弁当を積み終わるまでにかかった時間だった。弁当屋がエレベータに乗り込もうとすると重量オーバーのブザーが鳴り響く。

  前田 「悪いけど、階段で上がってくれる?3F


3階にエレベータが到着し、前田は階段で上ってきた弁当屋に部屋まで運ぶように依頼する。


一方のエレベータの上にいる5人は行動を開始する。3Fに止まったエレベータの上から、4Fの富樫のいる部屋に通じる扉を開ける木村。そして中居,木村,草なぎ,香取は4Fの部屋によじ登る。一方の稲垣はエレベータの上で、中の様子と時計を黙って見ている (ここでもごろちゃんは別行動じゃない…。まぁ、それも伏線の一つなのかもしれないけれどさ。その割には活用されてなかったしなぁ…)。そして・・・

  木村 「富樫

木村の発した言葉を合図に、4人が襲いかかった。


一方の3Fでは、弁当屋が苦戦している。エレベータに残った稲垣はなかなか引き返してこない4人を気遣いながら、弁当屋と前田が部屋に移動している間にエレベータに降りてきて、一旦エレベータの外に出した弁当を中に戻し、時間工作をする(う〜ん、なんか健気で可愛い…(*^^*)。この場面、妙にツボだったんですよねぇ)


稲垣が時間を気にしつつ、4Fの部屋に上がってくると、そこには既に息絶えた富樫が天井からぶら下がっていた。誰も言葉を発する者はいない。だが許される時間はほとんどない。

  稲垣 「急がないとエレベータ!

急いで、現場を自殺に見せかける細工をする5人。椅子を倒し、電話の受話器を外す。その最中、香取は富樫の作っていた雪を見て呟く;

  香取 「結局四角く切ってるよ…

木村に急かされて、急いで立ち去ろうとするが、そこに中居の「ちょっと待ってくれ!」という声が。富樫に捕まれたときにネックレスがちぎれ、珠が落ちたと。

  稲垣 「ねぇ急がないとエレベータ!

急いで6つの珠を探す5人。

  草なぎ「あった!
  稲垣 「急がないとエレベータが(こればっかりじゃない、吾郎君…(苦笑))

拾った珠を中居に手渡すと、5人はその現場を後にした。


弁当屋も作業を追え、ゆっくりと降下していくエレベータ。その天井には、SMAPの5人を乗せて…。

[コンサート会場 映写室]

中居と木村が部屋から出てくる。スタッフに心配ないという表情を見せる中居。

[コンサート会場 機材室]

次は中居は香取のいる部屋に向かい、反省している香取を部屋から出す。

[コンサート会場 リハーサル室]

最後にタップの練習を終えた稲垣がリハーサル室から出てくる。

  松阪 「タップの方は、どうですか?
  稲垣 「ええ、なんとかいけそうです。どうも

そう答えて、稲垣も本番に向かった。

[コンサート会場 SMAP控室]

再び集結した5人は次の難題を抱えることになった。富樫の最期の抵抗にあった草なぎが、指の形が残るほど強く右肩を捕まれ、腕が上がらなくなったのだ。問題は青いイナズマの手を高く振り上げる振り付けをどうするか、だった。

  中居 「振り変えるしかないか
  稲垣 「ちょっと待って。ちょっ、い、今から?
  中居 「そうだよそこだけだよ
  木村 「そこだけ変えたら逆に目立つって。やるんだったら全部変えた方が
  中居 「一曲全部?
  稲垣 「それは無理だって、そんな。ちょっと勘弁してよ。だって今からそんな、覚えられないし
      (慌てる稲垣…。単純に喜んで良いのかどうか複雑なファン心理だわ…)
  木村 「他に手ぇねえだろ!ばーか
  稲垣 「いや、だってほら僕タップの練習もあるわけだしさ…
      い、今からそんな新しいこと覚えられないから…


と、がんばって抵抗するも、4人の冷たい視線が…。考え込む稲垣(み、みんな冷たいとマジで思った…。草なぎぐらい申し訳なさそうな顔をしてもいいじゃない…(^^;))

[コンサート会場 ステージ]

コンサート開始直前、雪作り担当の富樫の姿が見つからない。松阪の「もういい!俺達でやろう!」という一言で、スタッフ総掛かりでギリギリの作業をすることになった。

[コンサート会場 ステージ]

振り付けをしているメンバー。他のメンバーの振りを見ながら、微妙な表情で振りを覚えている稲垣。(この表情も一つの前振りかなぁ(^^;))

[コンサート会場 ステージ]

場内に客が入り、いよいよコンサートが始まる。何事も無かったかのように『青いイナズマ』が始まり、コンサートは進行する (振り付けを急に変えても覚えられないと言ってた稲垣でしたが、ちゃんと踊っていたように見えたのは私だけ?少しぐらいあからさまに間違えるぐらいのお茶目なとことをしてくれてもよかったのになぁ、と最後まで見て思いました。だって、そうでもしないと最後のオチがねぇ…(苦笑))。その頃、電話の受話器が外れっぱなし出あることに気づいた警備員が、富樫の死体のある部屋の鍵を開けていた。

本編 PART3 発覚

[コンサート会場 入り口]

多数のパトカーが詰めかけた会場。そこにいつものBGMで自転車で登場の古畑。

[コンサート会場 4F事件現場]

富樫が死んでいる現場の検証に立ち会う、古畑,今泉そして西園寺ら。現場の状態から判断すると自殺の線が有力である。死亡推定時刻は午後6時8分。富樫がこの場で雪を作っていたという報告を聞きながら、遺留品をチェックする古畑。

[コンサート会場 SMAP控室]

10時20分。コンサートを終えたメンバーの元を前田が尋ね、状況を説明する。一方、現場に証拠を残して来てしまったかもしれないと言う香取。草なぎに左手袋を貸したため、素手で押した電気に指紋を残したかもしれないと…。

[コンサート会場 4F事件現場]

木村と香取が検証が続いている現場に証拠隠滅のために、芝居の参考という口実で、やって来た。そこで古畑は、富樫が自殺に使ったロープの領収書を持っていたことに不信感を持っていることを木村に話す。香取が何とか証拠隠滅作業を終え、部屋を出ようとしたときに、小さな珠〜中居のネックレスの珠が二人の目の前に転がる。

[コンサート会場 SMAP控室]

  草なぎ「どういうこと!?全部拾ったじゃん
  稲垣 「もともと7個あったんじゃないの?

全て拾ったはずの珠が富樫殺害現場に一つ残っていた。

  中居 「ポケットに入れた時に一個忘れたんだよ
  稲垣 「特別のやつじゃないから大丈夫でしょう

だが木村の心には引っかかりが残った。

[コンサート会場 1Fロビー]

現場を引き上げようとする古畑と今泉は、最後に気になる会話を耳にする。振り付け師が前田に突然『青いイナズマ』の振りが変わっていたことに抗議していたのだった。

本編 PART4 対決

[翌朝 SMAPの事務所]

古畑は前田を訪ねた。今日の5人のコンサートまでのスケジュールを確認するためだった。そこで古畑は5人が同じ孤児院出身であること (この設定は笑っちゃったわ、正直…(苦笑))、今回の会場は、その孤児院があった場所でいわばホームグラウンドであるということを聞く。

[スタジオ TMC]

古畑が中居,木村に会いにやってきたとき、木村はドラマの撮影中、中居はバラエティの収録中だった。控室で古畑が通り一遍等のアリバイを聞くだけで、話を切り上げた。ただ、最後に二人のサインをもらって…。

[舞台の稽古場]

次に古畑は稲垣の所にやってくる。(この舞台をやる稲垣っていうのは安直だけど妥当な線かな?(^^;)。まぁ、5人のキャラを分けるにはこれが一番やりやすかったんでしょうね…。)

  稲垣 「ボクはリハーサル室でタップの練習をしていました
  古畑 「スタッフの話によりますと突然タップをやることに?
  稲垣 「ああ、本当はフラメンコをやるはずだったんですよ。でも、本番1時間前にカスタネ
      ットが壊れてしまって。で、急遽タップを

  古畑 「稽古はお一人で
  稲垣 「その方が集中出来るでしょう
  古畑 「ああそうですね
  稲垣 「・・・ああ、そういういった意味では僕にはアリバイは無い。まぁ、ただ、1年前の
      振り付けです。そう簡単に思い出せるもんじゃない。時間は30分しかなかった。もし
      殺しに行っていたとしたら、とても思い出せない。これが僕のアリバイですね。以上
      です、外に何か?

      (でも、どう考えてもタップをやったこと自体、説明が苦しいと思うぞ!)
  古畑 「舞台のお稽古を?
  稲垣 「ええ
  古畑 「どんなものをおやりになるんですか?
  稲垣 「言ってもたぶん御存じないと思います
  古畑 「シェイクスピア?
  稲垣 「ハロルド・ピンターの背信
  古畑 「はい?
  稲垣 「(笑)聞かなきゃよかったでしょう?
  古畑 「ピンター?青春家族、拝見してました。確かいしだあゆみさんと親子役で…
      (青春家族、み、見たい…。何で朝ドラって再放送無いのかしら?)
  稲垣 「何も無ければ、僕は…

古畑はそれ以上は追求はしなかった。代わりにサインをねだっただけである。稲垣は何も言わず、頼まれるままサインをした。

[トレーニングジム]

続いて香取を訪ねる古畑。ここでも予定通りの会話が続ける香取。そして草なぎのアリバイを証明することも忘れなかった。納得する古畑だが、ここでも最後にはサインを貰うのを忘れなかった。

[公園]

最後に古畑が会ったのは午前中オフの草なぎだった。富樫との関係を尋ねられた草なぎは、富樫とは単なる以前からの知り合いで今の仕事を紹介したのだと答える。その後、古畑は草なぎにもサインを依頼し、5人揃ったサインと、もう一つ取り出した富樫のカバンの中にあったサインを草なぎの前に並べる…。

  古畑 「       不思議な関係ですね、貴方と富樫さん。一方では仕事の世話してやるほど仲がいいの
      に、一方ではサインを断るほど仲が悪い?


その古畑の指摘に草なぎは何も答えられなかった。

[コンサート会場 客席]

古畑は今泉と西園寺を前にSMAPが怪しいと話す。昨日に限って、たまたま木村と香取の喧嘩をし、たまたまカスタネットが壊れ、たまたま草なぎが柔軟体操をしているのを香取が目撃し、たまたま木村が雪を作らせ、たまたま中居が150人分の弁当を注文し、たまたま草なぎの衣装が破られ、たまたま振り付けが変わった…こうなると全て故意であると疑わざるをえない。


それでもSMAPが犯人では無いと頑に主張する今泉「SMAPを疑うなんておかしいよ。あんないい奴らはいませんって」。古畑は、そこまで言うならSMAPが犯人でないという証拠を持って来いと今泉に告げる。

[コンサート会場 関係者入り口]

証拠探しに奔走している今泉(^^;)は、会場入りする稲垣を見つけて

  今泉 「稲垣君!稲垣君!稲垣君、やっぱりワイン好きなの?
      (やっぱり典型的なネタとしてはソムリエになるんですね(^^;))

と他にも個々に会場入りするSMAPのメンバーを捕まえて記念撮影(爆)。

[コンサート会場 客席]

古畑がやってきて、スタッフが本日のコンサート用の雪を作っているのを眺めている;

  古畑 「これ(紙の雪)は、どうして三角なんですか
  松阪 「この方が落ちた時に奇麗に見えるんですよ。ほら

その後、富樫について話を尋ねるがあまりいい評判は聞かれない。ただ富樫は草なぎとは親しかったと…。

[コンサート会場 SMAP控室]

草なぎ以外のメンバーが揃い、そこで中居はカバンの中から警備員の制服を取り出す。何物か(暴力団)が外部から警備員に変装して侵入した風を装おうとしているのだった。「いいね」と乗り気の香取に対し、「やめといた方がいいんじゃないかな?泥沼にはまりそうな気がする」と否定的な稲垣。それでも香取は「やらないより、やった方がいいんじゃない?でもこの『東京衣装』のタグは外しといた方がいいっしょ」とタグを外す。「えっ?それ『東京衣装』からくすねて来たの?…木村君、どうする?」と稲垣は木村に尋ねる。最終的には木村の判断でしばらく様子を見ることになった。

[コンサート会場 客席]

今泉は集めた証拠である数々のビデオ(爆)を古畑に報告する。

[コンサート会場 入り口]

古畑は会場入りする草なぎを捕まえる。

[コンサート会場 準備室]

古畑は草なぎに肩の打撲についての質問を投げかける。西園寺が草なぎが午前中に病院に行ったという事実を確認している。咄嗟の質問に何も答えられない草なぎ。

[コンサート会場 SMAP控室]

草なぎは控室にやってきて古畑に肩の打撲の質問を受けたと他のメンバーに報告する。

  稲垣 「このままじゃ、時間の問題だね。剛と富樫の関係も今にばれるな

そこで5人は先制攻撃をしかけることを決心する。

[コンサート会場 準備室]

先制攻撃・・・古畑を呼び草なぎと富樫の関係を先に話し始める中居,木村,草なぎ,香取 (あれっ、ごろちゃんは?)。草なぎの叔父が3年前に自動車事故を起こしその相手が富樫だったこと、それを元に叔父は富樫に脅迫され、結果、自殺してしまったこと。自殺する前に、お金に困ってやばい仕事をしていたこと。そのネタを元に富樫は草なぎを脅してきたこと。それで仕方無しに草なぎは富樫に金を渡し、今の仕事を世話したこと…。

  草なぎ「でも信じて下さい。僕は殺してなんかいない

[コンサート会場 2Fロビー]

古畑との対決を終えた中居,草なぎ,香取の3人。

  中居 「大丈夫か、剛?
  草なぎ「うん、緊張したけど、なんかすっきりした

そこに普通に登場の稲垣(^^;)。

  香取 「吾郎ちゃん
  中居 「お前どこ行ってたんだよ
  稲垣 「食事」(^^;)
  香取 「今、古畑さんとこ行って来た
  草なぎ「富樫のこと全部しゃべっちゃった
  稲垣 「そうなんだ
  中居 「お前、全員参加って言ったべ
  稲垣 「忘れてた。御免」(爆)

と答えて通り過ぎていった(苦笑)。「ホント、マイペースだな吾郎ちゃんは…」と呆れ顔の香取。(ごろちゃんのマイペースぶりが、こういうところで表現されるというのもツボのような、笑っちゃうような、複雑な気分。でも、この描写だけでこの後の稲垣が怪しいという展開もちょっと安直だよなぁ、というのがファンとしては正直なところ。もう一つダメ押しがあったら納得もできたのですが…。)

[コンサート会場 喫茶コーナー]

売店でコーヒーを飲もうとする古畑はそこに木村がいることに気づく。木村は古畑に挑戦的な態度を示し、その場を立ち去る。

[コンサート会場 機材室]

香取の閉じこめられていた部屋の検証にやってくる古畑と西園寺。丁度、そのとき、窓の外に一台の車が停車する。

[コンサート会場 ステージ]

古畑は再度、アリバイを検証するためにSMAPメンバー5人を集める。古畑は香取のいた機材室からは弁当屋の車が部屋の窓を遮っており、駐車場にいる草なぎの姿は見えなかったはずであることを告げる。そうなると、草なぎ,香取のアリバイは崩れ、その部屋鍵を持っていた中居、中居と一緒にいた木村のアリバイも怪しくなる。残る稲垣のアリバイも事前にタップの練習をしておけば済む話である。つまり5人ともアリバイは無い。

  古畑 「言いたいことはそれだけです。皆さん、本番頑張って下さい

[コンサート会場 準備室]

男子トイレから発見された警備服が古畑のいる部屋に運び込まれる。

[コンサート会場 SMAP控室]

古畑,今泉,西園寺はSMAPの控室に警備服を持ってやってくる。中居は警備服を着た怪しい人間を、昨日会場内で見たとを報告する。まずは服の出所から当たるべきだと古畑は西園寺に命じる;

  古畑 「君ね、『東京衣装』に電話して
  SMAP 「!?

警備服に『東京衣装』のタグが付いていたのだ。部屋を出る古畑,今泉,西園寺。


香取がゴミ箱を調べると捨てたはずのタグが無い。ということは誰かがタグを衣装に付け直したということになる。

  木村 「ネックレスの時からおかしいと思ってたんだよね

木村は5人の中に裏切り者がいると考えているのだ。「まあ、だいたいの見当は付いてるけどね」と木村が稲垣の方を振り向いて言った。

  木村 「お前さっきどこへ行ってたんだよ
  稲垣 「ん?
  木村 「みんなで古畑に会いに行ってるとき、お前何処に行ってたんだよ!
  稲垣 「何で言わなきゃいけなんだよ
  木村 「どこ行ってたか聞いてるんだろ!
  稲垣 「答えたく無いな
  木村 「最初からお前だけ乗り気じゃなかったもんな
  稲垣 「いや、ちょっと待って。悪いけけど僕じゃないよ
  木村 「お前だろ
  稲垣 「違うよ
  木村 「お前しかいねーだろ!
  稲垣 「何とか言ってよ
  中居 「今はやめとけよ、木村。ステージのことだけを考えろ
  木村 「お前しかいねえんだよ!

と稲垣に跳びかかる木村を他の3人が慌てて止める他の3人。

  稲垣 「…僕だってSMAPの一員なんだからさ…。そんな事するはずないでしょ
      (ようやくここで吾郎君のこのドラマでの存在意義が出てきたような…。この最後の
       吾郎君のつぶやきは結構、好きです。でも、こういう役回りって、微妙だなぁ…)

[コンサート会場 準備室]

本番まであと15分。古畑は状況から一番怪しいと思われる中居を呼び出し尋問する。古畑は中居に向かって告げる。

  古畑 「私はね、誰かが私にメッセージを送っているような、そんな気がしてならないんです
      よ。つまり、あなたを疑え、というメッセージ

[コンサート会場 エレベーターホール]

本番前。古畑はコンサート会場に向かおうとエレベータに乗り込もうとする。今泉が乗り込もうとしたとき、エレベータが重量オーバーのブザーが鳴る。エレベーターの重量制限の表示は420kg。その文字を見たとき、古畑の頭の中のナゾが一気に氷解する。

[コンサート会場 準備室]

部屋に戻って来た古畑はSMAPコンサートパンフを開く:

  古畑 「えー、SMAPの5人は力を合わせて、憎むべき強請屋をこの世から葬りました。確かに
      同情すべき点は多い。しかし犯罪は犯罪です。残念ながら今回は決定的な証拠はあり
      ません。そういう場合は、犯人に自供してもらいましょう。5人全員は無理でも一人
      を落とす事は簡単な事です。実はこれから、ちょっとした罠を仕掛けてみようと思い
      ます。問題はですね、ターゲットを誰にするか。誰ならば一番簡単に口を滑らせてく
      れそうか…(コンサートパンフのページを開きながら)え〜、責任感の強い彼(中居)
      か、悩める青年(草なぎ)か、個人主義の彼(稲垣)か、一見お調子者のムードメーカー
      (香取)か、それとも挑戦的なこの男(木村)か…。私、古畑任三郎でした

本編 PART5 決着

[コンサート会場 準備室]

古畑が中居を尋問したと聞いて前田が乗り込んでくる。

  前田 「彼らの中の誰かが事件に関ってるってそう言いたい訳!?

それに対し、冷静にコメントを返す古畑;

  古畑 「一人が関ってるなんて言っちゃいませんよ・・・。全員が関ってると言ってるんです。
      …建物の構造を知りつくしたこのホールを利用して彼らは完全犯罪を計画したのです

[コンサート会場 舞台裏]
本番10分前、前田がやってきて、コンサート終了後古畑が5人に話があると言っていると告げる。しかし、木村はコンサートに集中できないから今話を聞くと告げる。

古畑,今泉,西園寺がやってくる。いきなり古畑は中居の頼んだ特性弁当の重量500g×150人分,これに段ボールの重さを足して約85kg,前田の体重40kgの合計を準備したホワイトボードに計算するように香取に告げる。答えは125kg。一方のエレベータの420kgであり、まだ「295kg」の余裕がある。今度は稲垣を呼び、順番に足し算をしていくように依頼する。コンサートパンフをめくりながら;

  古畑 「中居正広54kg、稲垣吾郎52kg、香取慎吾71kg、草なぎ剛55kg、木村拓哉57kg

その合計は「289kg」と稲垣が告げる(^^;)(吾郎君がこのドラマで一番活躍したのがこの算数の計算だったなんて…(涙))。さらに古畑は計算を続ける。先程の125kgを足すと414kgであり、前田が昨日弁当を運ぶ際に、弁当屋がエレベータに乗ってブザーが鳴るためには、エレベータにSMAP5人が載っている必要があると。
さらに古畑は次の問いかけをしはじめる。西園寺の持ってきたのは昨日、犯行時間ぎりぎりまで仮縫い作業をしていた草なぎのズボンである。これに富樫が作成していた紙の雪が付着していればそれは決定的な証拠となる。果たしてズボンを調べると三角に切った雪がこぼれ落ちた。それを見た木村はその雪を拾い上げ、逆に自信満々に答える。

  木村 「古畑さん、残念でした

木村は富樫が三角ではなく四角の雪を作っていた知っていた。

  木村 「これは誰かが、剛に罪をなすりつけようとして、あの裾の中に仕込んだんですよ。
      お前どういうつもりだよ


木村が稲垣に向かって問い詰める。

  稲垣 「また…
  木村 「お前知らなかっただろうけどな、教えてやろうか。富樫はこういう風に三角に切って
      ねーんだよ


その言葉を聞いて、古畑が木村に差し出したのは、まさしく富樫の切った四角い雪だった…。三角の雪は古畑が仕込んだものだった。四角い雪は4Fの部屋で富樫を殺害した時以外に見る機会はないはずだった。

  古畑 「まだ続けますか?


全てを認めた上で、中居が言う;

  中居 「富樫を殺したのは、僕らです。古畑さん、全ての責任は僕にあります。こいつらは、
      僕に従っただけです


古畑は中居の心中を代弁して言う、全て自分一人で罪をかぶるために、メンバーが気遣いをしないように、中居自身がネックレスのビーズ,警備服に細工をし、自分に疑いがかかるようにしたのだろうと。

  古畑 「じゃ…ステージ、拝見させて頂きます

すぐに逮捕しないのかと言いたげな西園寺に「この人たちは逃げない」と言う古畑。

  中居 「大丈夫です。僕たちはもう、覚悟は出来てますから

一方の自分のせいだと謝る木村に他のメンバーは「良くやった」と声を掛ける。

  稲垣 「誰のせいでもないよ。君は頑張った…
      (木村の言葉を遮って) 気にしないで、もういいから

  中居 「吾郎、…お前何やってたんだよ
  稲垣 「僕?
  中居 「誤解されるような事してるからだよ
  香取 「何やってたの?
  稲垣 「個人練習。ほら『青いイナズマ』の。振り覚えるのさ、遅いから」(爆)
      (最後の最後でこうくるかぁ〜(^^;))
  香取 「言えばいいのに
  稲垣 「人知れず努力するタイプ
      (ここで、うん、うん、そうなのよ〜、
       ごろちゃんはきっとそういう人なのよ〜、と意味もなく叫んでる私って…)

  木村 「自分で言うなよ
  稲垣 「・・・言ったろ。僕だってSMAPの一員だ

西園寺に連れられ、その場を立ち去る5人。

  前田 「冗談じゃ無いわ。最後まで堂々とね。後悔はして無いんでしょ

[コンサート会場 客席]

客席の後ろから古畑は今泉と共に客席の状況を眺めている。

  古畑 「結局、君の言ったとおりだったね、今泉君。彼らは悪い人じゃ無いよ。そうでなかっ
      たらこれだけ沢山の人の心を掴む事はできません


そして一方の前田は、たった一人で、集まったファンに事情を説明するためにステージに上がって行った。

Fin



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